神戸ファッション美術館は二つの展覧会、「衣服にできること-阪神・淡路大震災から20年」「1950-70年代の阪神間スタイル」を同時開催する。期間は1月17日から4月7日。「衣服にできること-阪神・淡路大震災から20年」では、被災者の心身を守ることに重点を置いたファッションの紹介が行われる。家をなくしてしまったとき、人を最後にプロテクトするのは服になる。このコンセプトの元に、デザイナーの津村耕佑が手掛けるブランド「ファイナルホーム(FINAL HOME)」。更に、衣服造形家の眞田岳彦が被災者の心をケアする目的で立ち上げた「Prefab Coat」シリーズから、新作となる「Prefab Coat Rice KOBE」などが出展。阪神・淡路大震災からの復興支援を目的に、95年に東京や神戸で開催されたファッションショーからも、大田記久やカステル・バジャック(CASTELBAJAC)、藤本ハルミらの作品が出品される。また、1月24日には学芸員がリレートーク形式で震災を語り継ぐイベント、「阪神・淡路大震災20年・語り継ぐこと/リレートーク vol.2ファッションとアートの繋がり」が開催される。その他、トークイベントでは2月8日に眞田岳彦をゲストに招き、「心を繋ぐ衣服と伝統文化」を予定。3月15日には、津村耕佑によるワークショップ「繋げてつくろう!わたしだけのスペース」が開かれる。一方、「1950-70年代の阪神間スタイル」では、アイビー、ミニスカート、ヒッピー、フォークロアなど、戦後の大阪や阪神に芽吹いた数々のムーブメントに注目。オートクチュール技術との出会い、「ヴァン(VAN)」をはじめとする男性衣装、帽子や靴といった小物などをテーマに、当時のファッション界やライフスタイルを回顧するような衣類や資料が出展される。田中千代や原田和枝、上田安子、石津謙介、コシノヒロコといった、この地を代表するデザイナーの作品にも注目だ。関連トークイベントは3月28日を予定しており、テーマは「阪神間の洋裁文化の形成」と「大阪から発信したVANの創業期から現在」。ワークショップ「50’s-70’sファッションをシルクスクリーンでプリントしよう!」は、2月22日に開催される。【イベント情報】特集展示「衣服にできること-阪神・淡路大震災から20年」特別展示「1950-70年代の阪神間スタイル」会場:神戸ファッション美術館住所:兵庫県神戸市東灘区向洋町2-9-1会期:1月17日から4月7日時間:10:00から18:00(入館は閉館の30分前まで)入場料:一般500円学生、65歳以上250円休館日:水曜日(2月11日は開館)、2月12日
2014年12月15日日産自動車は24日、ミニバン「セレナ」の特別仕様車「ハイウェイスター エアロモード」を11月13日に発売すると発表した。ハイウェイスター エアロモードは、「ハイウェイスター Vセレクション+Safety」「ハイウェイスター Vセレクション+Safety S-HYBRID」「ハイウェイスターG」をベースとした特別仕様車。透過式LEDイルミネーションを組み込んだフロントプロテクターのほか、人気の高い「LEDヘッドランプ」「ワンタッチオートスライドドア(両側 : 挟み込み防止機構付)」「16インチアルミホイール」を標準装備しながら購入しやすい価格設定としている。セレナ ハイウェイスター エアロモードの価格は、276万1,560円~311万5,800円(いずれも税込)。なお、基準車と同様にS-HYBRID全車が「エコカー減税」による減税措置に適合し、自動車取得税と自動車重量税が免税となる。
2014年10月24日イギリスのバンド、オアシスの歴史に迫る展覧会が10月28日(火)までLAFORET MUSEUM 原宿で開催中。同展覧会は、オアシスがデビューを果たしてから世界的現象となるまでの1993年から1997年までを振り返るプロジェクト、「チェイシング・ザ・サン」の一環として開催。すでに今年の4月にイギリスのロンドンで初開催され、4万人以上を動員。日本はロンドンに続き世界で2か所目の開催。展覧会ではバンド初期の秘蔵写真や、メンバーの楽器や私物などレアグッズの展示、デビューアルバム『Definitely Maybe』のジャケット写真が再現できるコーナーなど、オアシスが世界的バンドに登りつめるまでの足跡を様々な展示物で知る事ができる。また、日本だけのスペシャルコンテンツとして、ジャパンツアーに同行していたMITCH IKEDAによる写真の展示や、1994年に渋谷CLUB QUATTROで行われた初来日公演のライブ映像上映、オアシスの日本限定スペシャルグッズの販売が行なわれる。入場券は発売中。■「CHASING THE SUN: OASIS 1993 ~ 1997 ♯あなたにとってのオアシスとは」開催期間:10月25日(土)~10月28日(火)開館時間:【10月25日(土)~10月27日(月)】11:00~21:00【10月28日(火)】11:00~18:00※最終入館はそれぞれ閉館の30分前まで前売券:一般1,200円(税込) / 学生1,000円(税込)チケットは、期間中1回有効。小学生以下は無料。公演内容に関する詳細は公式サイトまで。
2014年10月22日カルピスは6月23日、「『カルピスオアシス』SPARKLING WATER(スパークリングウォーター)」を発売する。8月末までの期間限定販売となる。同商品は、「カルピス」の味わいを楽しみながら、海洋ミネラル(ナトリウム、カリウム)・沖縄海塩・乳酸菌が手軽に摂(と)れる「カルピスオアシス」の炭酸タイプ。「カルピスオアシス」ならではの味わいを、炭酸の刺激とともに楽しめる。カロリー・脂肪分・糖分はゼロのまま、炭酸飲料としてふさわしい甘さ・酸味・塩味のバランスのとれた味わいに仕上げた。また、ナトリウムを56mg/100ml含んでいるため、熱中症対策にも適している。パッケージデザインは「カルピスオアシス」ブランドの象徴である、渇きをうるおす"しずく"のイラストに気泡を加えるなど、炭酸飲料ならではの爽快感を全体で表現している。価格は140円(税別)。あわせて、「カルピスオアシス」555mlPET増量品を、7月1日~7月末日の期間限定で販売する。価格は140円(税別)。
2014年06月13日淡路島観光協会は、淡路島をPRする観光大使、「第33代クイーン淡路」を募集中だ。応募締切は1月25日(金)必着。「クイーン淡路」は観光キャンペーン、各種イベント、司会などの活動を通じて淡路島のPRを行う。募集人数は2名。応募資格は、淡路島に在住または勤務しているか、淡路島出身者、縁故ある島外在住者に限られる。また、2013年4月1日現在満20歳以上であることが必要。既婚未婚は問わない。さらに、明るく健康で、気品と教養を備えていること、淡路島の観光や各種産業について関心があること、2014年3月まで各種行事に積極的に参加できることなどの条件がある。選考は、書類審査の上、2013年2月11日(月・祝)に面接にて選出するとのこと。選出された2名には、旅行券10万円分並びに記念品が贈呈される。詳細はあわじナビ!で確認を。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年01月11日日産自動車は29日、ミニバン「セレナ」の特別仕様車「ハイウェイスター エアロモード」を発売した。ベース車は3タイプあり、価格はハイウェイスター S-HYBRID(2WD)ベースが269万8,500円、ハイウェイスターG S-HYBRID(2WD)ベースが289万9,050円、ハイウェイスター(4WD)ベースが293万2,650円。今回発売した特別仕様車は、スタイリッシュで魅力的な装備を採用しながら、手頃な価格設定を行ったモデル。人気の高いキセノンヘッドランプやフロントプロテクターを標準装備とし、専用装備としてダーククロムグリルとパワーウインドウスイッチフィニッシャー(グロスブラック)を採用している。また、ベース車と同様に「平成27年度燃費基準+20%」の達成と「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」認定によって「エコカー減税」による減税措置に適合し、2WD車は自動車取得税と自動車重量税が免税、4WD車は75%減税となる。エンジンは、2.0LのMR20DD(DOHC筒内直接燃料噴射直列4気筒)、ハイブリッド車のモーターは1.8(2.4)kW(PS)のSM23を搭載し、トランスミッションはエクストロニックCVTを採用。乗車定員は8名。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月29日兵庫県淡路市の飲食施設「のじまスコーラ」は23日~24日、”世界の料理人1,000人”に選ばれた奥田政行シェフを招いて、料理教室と試食会、手作りパン教室を開催する。同イベントは、閉校となった淡路市立野島小学校をレストランやホールなどを擁する総合施設として生まれ変わらせた、のじまスコーラに著名シェフを招き、淡路島の食材を使った料理教室を開催するというもの。今回登場するシェフは、”世界の料理人1,000人”に選定され、TV番組等にも多数出演するとともに数々の著書を持つ、山形県鶴岡市のイタリアンレストラン”アル・ケッチァーノ”オーナーシェフ、奥田政行氏。料理教室では、淡路野菜を使ったパスタや淡路牛の料理、手作りパンなどをシェフが披露するほか、参加者にイタリア料理の秘伝レシピも披露されるという。また、同時にミニコンサートも開催される。開催日程は11月23日と24日の2日間。時間は13時45分~17時頃。先着46名限定受付となり、参加料金は4,000円(子どもも同料金。子どもの見学のみは無料)。詳細は「淡路島観光協会のプレスリリース」へ。参加申し込み、問い合わせは「のじまスコーラ」へ(水曜定休)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月14日交通管理隊の巡回に欠かせない相棒とも呼ぶべき、黄色いボディが特徴のハイウェイパトロールカー。パトロールカーを走行させながら、車内から肉眼で路面をチェックしたり、車上感触(乗り心地やハンドル感覚、衝撃や振動)をもとに高速道路の安全面を日常的に確認しています。巡回に加え、事故が起こった時や障害物の通報があった時などにも緊急出動します。交通管理隊は高速道路を巡回し、安全と円滑な交通の確保を図ることを業務としています。NEXCO東日本によると、パトロールカーが1年間に走行する距離は約1970万kmで、これは地球約493周分、地球と月の間を約26往復する距離になります。交通管理隊員一人あたりでは、年間約2万2千km相当の距離を巡回しているので驚きです。さらにNEXCO中日本によれば、管内での2011年度に巡回した距離を延長すると約1300万km、一日あたり約3万6千kmを巡回していることになります。これは毎日地球を1周しているのとほぼ同じ距離なのです。しかも今年から新東名高速道路が開通したので、距離はさらに伸びることは確実です。普段よく目にするパトロールカーの車内がどうなっているのか、一度は気になったことありませんか?基本的な部分は一般の車両と同じですが、前席部分に、(1)無線装置、(2)拡声装置、(3)車両上部の標識を点灯させる標識操作装置を設置しています。これらはすべてのパトロールカーに設置してあります。後部座席やトランク部分には、高速道路で発生するさまざまな事象に対応するために数十種類の器材を積んでおり、重さは約200kgにもなります。道路の特性によって積載する器材も異なっていて、長大トンネルのあるところでは、万が一のトンネル火災に備えて酸素呼吸器を積んでいる場合もあります。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月03日ウェスティンホテル淡路(兵庫県淡路市)はこのほど、旬の食材と淡路近海を中心に水揚げされた新鮮な海の幸を楽しめる「寿司堪能ステイプラン」を発売した。同プランは、同ホテル内日本料理「あわみ」の寿司カウンターで提供される「寿司会席」と、地元食材を使用したこだわりの朝食バイキング、42平方メートルのデラックスルームの宿泊がセットになっている。寿司会席では、季節の素材を彩り鮮やかな逸品で提供。おすすめ握り五種の後のお好み握りでは、鯛、平目、しまあじ、明石蛸、いくら、穴子などネタ箱の海鮮類を心ゆくまで食べ尽くすことができる。1組2名限定で時間は90分間。料金は1室2名利用で1名あたり1万8,000円~。2013年3月31日まで提供する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月27日今年で開業20年を迎える、新宿エリア最大級のフィットネスクラブ「東急スポーツオアシス新宿店」が、8月20日にリニューアルオープンした。「アテインヨガ」は筋肉、関節の可動域の増強強化だけではなく、呼吸を上手に利用し、内臓や神経も刺激して「気づき」から「覚醒」へと体を導いていく。今回のリニューアルではホットヨガ専用スタジオを新設し、より充実した環境で「アテインヨガ」ができるようになった。有酸素運動マシンエリアをより充実したスペースにするために、ランニングマシンを増設。また、トレーニングからストレッチまでを、専用の場所でゆったり行えるスペースも加わった。エクササイズ後の汗を快適に流せる、バスルーム、シャワーブース、パウダールームも一新。新たにクールミスト(冷温サウナ)を設置した。運動後の火照った体をクールダウンして疲れを癒やすことができる。BFSプログラムとは、米国のBody Training Systemsが開発したスタジオエクササイズシステム。現在は北米の600を超えるクラブで実施されている。シンプルで楽しく科学的根拠に基づいた安全で効果的なプログラムで、今回新しく「Group Ride」をリリース。既存のプログラムも含め、BFSプログラム全8カテゴリーを体感できるようになった。今回のリニューアルでは、最新のファンクショナルトレーニングTRXを導入。TRXとは、米海軍特殊部隊が考案したトレーニング理論のこと。トップアスリートはもちろん、普段運動不足の人も実践できる。年齢や普段のエクササイズ量、健康状態に合わせて使用することで、適切に目標に向けたトレーニングを行える。東急スポーツオアシス新宿店リニューアルオープンを記念し、8月26日の10時30分から、トップクラスのアスリートから指導を受けられる様々なイベントレッスンを行う。講師はスポーツ総合スクール「ゴールドスクール」の講師陣。レッスンは、格闘技フィットネス(小比類巻貴之)、プロレス式ボディメイク/自重トレーニングの極(武藤敬司)、ブロードウェイダンス(デレック)など。参加には事前にオアシス新宿店に申し込みが必要となる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月24日お笑い芸人・たむらけんじが愛してやまない淡路島を舞台に、お笑い、音楽、スポーツ、グルメが融合した一大エンタテインメント「TKF大祭り たむらけんじ芸歴20周年LIVE」を10月20日(土)・21日(日)に開催する。音楽部門からは、misono(両日)、植村花菜(21日)、NMB48(20日)が、お笑い部門では、2丁拳銃、博多華丸・大吉、フットボールアワー、野性爆弾、笑い飯(以上、20日)、COWCOW、サバンナ、品川庄司、ジャルジャル、千鳥(以上、21日)の出演が明らかになった。『TKF大祭り たむらけんじ芸歴20周年LIVE』のチケット情報そしてグルメ部門では、自身の「炭火焼肉たむら」をはじめ、村上ショージの「からあげふぅ~ふぅ~」、木村祐一の「きむら庵」、ランディーズ・中川の「かしみん焼きはこ」、シャンプーハット・てつじの「宮田麺児」、かまいたち・濱家の「めしざかやはまいえ」、そしてオモロー山下のうどん店「山下本気うどん」と、芸人プロデュース店の出店が発表された。中でも「山下本気うどん」は関西初上陸、「すごくおいしいので、ぜひ関西の皆さんにも味わっていただきたい」とたむら。飲食ブースは約20店舗が軒を連ねる予定だ。また、スポーツ選手によるスポーツ教室や、大道芸ステージ、キッズ向け遊具の設置など、家族で一日中遊べる企画を用意しているという。チケットの一般発売は9月1日(土)から。なお、チケットぴあでは一般発売に先駆けて、先行先着「プリセール」を7月24日(火)11:00から7月31日(火)23:59まで実施。■TKF大祭り たむらけんじ芸歴20周年LIVE10月20日(土)・21日(日)会場:淡路島国営明石海峡公園特設ステージ料金:1日券[大人]-6800円(中学生以上)1日券[子ども]-1000円(小学生<1名無料・2名からチケット必要>)2日通し券[大人]-12000円(中学生以上)2日通し券[子ども]-2000円(小学生<1名無料・2名からチケット必要>)出演:misono/NMB48/2丁拳銃/博多華丸・大吉/フットボールアワー/野性爆弾/笑い飯/植村花菜/COWCOW/サバンナ/品川庄司/ジャルジャル/千鳥/他
2012年07月24日1983年に放送が開始されたハイウェイラジオは、高速道路の事故や渋滞をはじめ、通行止め、工事情報などの最新情報を聞くことができます。AMラジオの周波数は1620kHzで全国統一です。走行中の道路状況をリアルタイムにキャッチできるので役に立ちます。放送内容は、道路管制センターへ集約された情報をもとに、あらかじめ録音された単語を、プログラムでつなぎ合わせて自動的に作成しています。基本的な放送時間は60秒ですが、事故などが発生し知らせる内容が多くなると、120秒に延長され、内容は5分おきに更新されます。何も事象がないときや放送時間に余裕がある場合は、通行止めの予告やマナーに関する案内を放送します。コンピュータに登録されている単語は約5,000語に上り、8GBの特殊な記憶媒体約100台で管理されています。ハイウェイラジオの声の主は音声合成です。道路状況の情報を自動処理して、パターン化されたプログラムに従って自動で音声による案内を流しています。通行止めなどの広報を行う際の吹き込みは、担当のNEXCOの社員が行うケースもあります。また、過去にはNEXCO東日本では、テレビの企画で芸人による雪道の注意喚起を吹き込んだことがあります。実際にラジオに流す予定でしたが、実現しなかったようです。ハイウェイラジオは、中央分離帯や路肩にある「空中線」と呼ばれる電線のようなものから電波を配信しています。道路上で見かける「ハイウェイラジオここから」と、「ここまで」の標識の間に空中線が張ってあり、その区間は約3キロです。ちなみに、携帯電話からはハイウェイラジオテレホン(♯8162)でも情報を聞くことができます。ハイウェイラジオのない場所からの情報確認に便利です。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月20日岐阜県営公園世界淡水魚園(オアシスパーク)は、夏期限定イベント「川遊びの楽園オアシスパーク」をオープンした。「川遊びの楽園オアシスパーク」は、8月31日までの夏休み期間中限定で開催される自然体験型イベント。「ミナモウォーターゲームラリー」「真夏の雪遊び」「触れ合い動物園~恐竜の子孫ワニ展」「バンジートランポリン」等のアトラクションを用意。入園料金と真夏の雪遊びは無料。他イベント利用料金は300円~1,000円。世界淡水魚園(オアシスパーク)は、一般道からも高速道(東海北陸自動車道川島PA)からも入園でき、入園料はもちろん駐車料金も無料の複合型テーマパーク。園内には、世界最大級の淡水魚水族館をはじめ、観覧車やご当地グルメを堪能できる飲食店、岐阜県内の土産がそろったギフベストなど商業施設を設置。木曽川の上流部から河口域を模して整備された散策エリアの木曽川水園も人気。昨年の入園者数は367万人で、岐阜県内では第2位(1位は土岐プレミアム・アウトレット)の集客を誇る。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月19日岐阜県営公園世界淡水魚園は、7月14日から8月31日までの期間中、夏期限定イベント「川遊びの楽園オアシスパーク」をオープンする。世界淡水魚園(オアシスパーク)は、世界最大級の淡水魚水族館をはじめ、観覧車やご当地グルメを堪能できる飲食店、商業施設、木曽川の上流部から河口域を模して整備された散策エリアの木曽川水園などが楽しめる複合型テーマパーク。2011年度の入園者数は367万人で、岐阜県内では第2位の集客を誇る人気のレジャー施設となっている。このほど同園に期間限定イベント「川遊びの楽園オアシスパーク」がオープン。本物の雪を使って楽しむ「真夏の雪遊び!」や「ミナモウォーターゲームラリー」、「ふれあい動物園~恐竜の子孫ワニ展~」、「バンジートランポリン」などのアトラクションが楽しめる。料金は300円~1,000円(1名料金。アトラクションによって異なる。真夏の雪遊び!は無料)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月19日車のコーティング剤専門会社のオアシスはこのほど、新型ガラスコーティング剤「スーパーピカピカレイン」を通信販売限定で発売した。価格は8,800円。専用のスポンジとクロスが付属する。従来のガラスコーティング施工に比べ、10分の1程度の費用で済むという。同製品はいわゆるガラス系コーティングとは異なり、塗装面を実際のガラス質に変えるのが特長。焼き付けをせずに常温で無機質のガラス皮膜を形成し、車の塗装を保護すると同時に光沢も向上させることができるという。ガラスコート保護膜は約3年間持続し、小さな傷程度であれば、ガラス成分が塗装面に入り込んで目立たなくなるそうだ。効果については大阪市立工業研究所でのバックテストで立証済みとのこと。さらに、水アカが付きにくい、ひび割れ等の酸化・劣化現象が起こりにくい、誰でも簡単に塗布できるなどの特長がある。専用スポンジに同製品を少量染み込ませて薄く塗れば、後は専用クロスでから拭きするだけでいいとのこと。女性にも簡単に施工できるという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月18日淡路島の「淡路インターナショナルホテルザ・サンプラザ」では24日、天然温泉の貸切風呂「木もれび」が完成。淡路島でも数少ない、車椅子のまま浴室まで入れる展望風呂で、年配者、妊婦、乳児連れにも配慮した造りになっているという。2007年12月にオープンした海の見える展望貸切り風呂「晴雨」「東雲」につづいて3棟目となるこの「木もれび」は、平屋造りで動きやすさを重視したやさしい設計。車椅子の人や年配者、妊婦、乳児連れが利用しやすいように脱衣室から浴室への段差を無くしたという。浴槽の床は備長炭を使用。泉質は単純弱ラドン泉。定員は4名まで。料金は45分で2,000円。同ホテルでは「木もれび」オープンにあわせ、これまでの夫婦プラン・還暦ご長寿プランに加え、新たに赤ちゃんプラン・マタニティプランも企画。より「人に優しい宿」を目指していくという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月30日あおぞら銀行は7日、広島支店が「都会のオアシス」を連想させる革新的な店舗デザインを用いて、リニューアルオープンすると発表した。新しい店舗デザインは、既存店舗のリニューアルとしては、第1号の店舗となる。新店舗のデザインコンセプトは、「都会のオアシス」。資産運用相談のスペースは、木目調のブース、ドライグラスによる仕切りなどを用いており、明るさと、落ち着いた雰囲気を兼ね備えたユニークなものとなっている。この新しいデザインは顧客の快適さと、プライバシーの確保を追求したもの。天井には同行のコーポレートカラーに通ずるあおぞらブルーを配色し、受付の壁に設置された「窓」は、モニターになっていて、移り変わる空のイメージとあおぞらのロゴが30分おきに入れ替わるのを閲覧できる。同行は、「今後も顧客が満足できる金融サービスを提供し、より多くの顧客に利用してもらえるよう、職員一同、日々努力していく」としている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月10日日本ユニシスはこのほど、新東名高速道路に設置される「電気自動車用急速充電システム」に充電インフラシステムサービス「smart oasis」(スマートオアシス)を提供すると発表した。同社の電気自動車(EV)、プラグイン ハイブリッド車(PHV)向け充電インフラシステムサービス「smart oasis」は、すでに東名高速道路の海老名サービスエリアなどに設置された電気自動車用急速充電システムに提供されている。これは国内初の事例となる課金、決済を含む運用サービスだ。4月14日に開通した新東名高速道路では、浜松、静岡、駿河沼津の各サービスエリアに電気自動車用急速充電システムが設置されたが、ここでも「smart oasis」が提供された。同システムは東名高速道路のほか、名神高速道路の多賀サービスエリアなど、これまでに15カ所で運用されている。新東名高速道路では前述のサービスエリアの上り、下りそれぞれに設置されているため、全国の設置数は21カ所まで拡充された。同システムを利用するには「利用者カード」の事前申込みか、「おサイフケータイ」「FeliCaカード」の事前要録が必要。「smart oasis」によって利用者認証や充電サービス管理、充電サービス利用料の課金、決済、ユーザーサポートサービスが可能となる。日本ユニシスでは全国の充電インフラの構築拡大をめざすとしている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月22日日産自動車は5日、ミニバン「ラフェスタ ハイウェイスター」の特別仕様車「ハイウェイスターG スプレモ」を26日に発売すると発表した。価格は239万9,250円。同特別仕様車は、2WDの「ハイウェイスターG」をベースに、インテリアに専用本革 / ジャカードシートや、ピアノブラック調の専用センタークラスターフィニッシャーを装備。エクステリアにも、光輝仕様の17インチアルミホイールやサイドターンランプ内蔵のドアミラー、クロームメッキのアウトサイドドアハンドルなどの専用装備を追加し、高級感を演出したとのこと。乗車定員は7名。今回の特別仕様車の発売にあわせて、「ハイウェイスター」「ハイウェイスターG」の2WD車に、運転席・助手席SRSサイドエアバッグシステム&SRSカーテンエアバッグシステムや、リヤスタビライザーを標準化するなどの仕様向上が行われている。なお、「ラフェスタ ハイウェイスター」は、グレードや設定するオプションによって「平成27年度燃費基準」を達成し、国土交通省の「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」認定とあわせて、「環境対応車普及促進税制」による減税措置で、自動車取得税及び自動車重量税が減税される。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月05日『かもめ食堂』チームの新作『東京オアシス』が遂に公開。こちらの主演・小林聡美のインタビューをお届けする。『東京オアシス』というタイトルの通り、今回は東京が舞台です。小林さんにとって東京という街の印象、魅力に感じるところはどこですか?全国各地からいろいろな人が集まってくる、すごくエネルギーのある街だと思います。殺伐とした大都会というイメージとはまた違った場所もちゃんとあって、そこでは人と人とが助け合いながら暮らしていたり、知らない人同士のちょっとした触れあいがあったりと、いろんな表情のある魅力的な街だと思います。『かもめ食堂』からのこのプロジェクト作品で、東京が舞台ということに驚きを感じました。東京での撮影はいかがでしたか?これまでフィンランド、与論島、タイ、京都と撮影を行ってきたなかで、今回の舞台が東京と聞いたときには、すごく新鮮に感じました。日常と切り離された場所での撮影ではなく、普段暮らしてる場所から現場に通って、しかも見慣れた景色の中で撮影するというのが、すごく自然な感覚でいられてリラックスしてのぞむことができたと思います。今回は、2人の監督、3人の脚本によって、3つのエピソードからなるアンソロジーということで、これまでの作品とは少し違った雰囲気になるのでしょうか?今までの作品もすごくシンプルな雰囲気でしたけれど、今回はさらにシンプルな構成になっているので、きっと物語には入りやすいんじゃないかなと思っています。3つのエピソードでは、加瀬亮さん、原田知世さん、黒木華さん、それぞれの方と2人だけの会話のシーンがほとんどで、人生の迷子になってしまった人たちが、小さな出会いを通じて人生の“オアシス”を見つけていく物語です。いつもと違う場所に行き、そこで人と出会うことによって、自分が一歩進むことができたり、自然とその人の背中を押してあげることができたりする、そういうことって誰にでも起こり得ると思うんです。日常生活において人と関わることで世界が広がっていく、そんな偶然の面白さがこの映画では描かれていると思います。小林さんにとっての“オアシス”はなんですか?私にとってのオアシスとは、ちょっとほっとできる場所、時間のことなのかなって思います。そういう意味では、自分で運転しているときが一番リラックスできますね。音楽もかけずにただ運転している、そんな時間が好きです。もうひとつ、みんなの機嫌が良くてのんびりと穏やかに流れる時間が好きです。そういう意味では、『かもめ食堂』から一緒にやっているこのチームの作品には、力まずにリラックスして参加できるので、私にとってはオアシスなのかもしれません。作品情報『東京オアシス』監督:松本佳奈/中村佳代出演:小林聡美/加瀬亮/黒木華/原田知世配給:スールキートス2011年10月22日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開(C)2011オアシス計画
2011年10月21日『かもめ食堂』、『めがね』のチームによる最新作『東京オアシス』の予告編が解禁!大貫妙子の歌声に乗せて綴られる、都会の中のやさしい物語の一端が見えてきた――。『かもめ食堂』を皮切りに、『めがね』、『プール』、『マザーウォーター』と不思議な魅力で多くのファンの支持を集めてきたチームが東京の街を舞台に送り出す本作。女優としてフィクションの世界を生きる中で、現実の人生の迷子になってしまったトウコが、それぞれ別の場所と状況での3人の男女との出会いを経て、少しずつ変化していくさまを描きだす。先述の一連の作品全てに主演してきた小林聡美に常連の加瀬亮、そして原田知世、黒木華といったニューフェイスも加わり、2人の監督と3人の脚本家によって東京の物語が静かに紡がれていく。今回到着した予告編で、最初に映し出されるのは、少し離れた椅子に座る小林さんと加瀬さん。深夜の高速を車で走るナガノ(加瀬さん)に、トウコ(小林さん)は海辺で告げる。「私が来たかったのはここです」。ナガノは静かにトウコの言葉を受け止める。次に綴られるのは、映画館のロビーでの物語。「どうしてなの?」というトウコの問いに、かつては脚本家として活躍し、いまは映画館で働くキクチ(原田さん)は、自らの過去をふり返りながら胸の内を明かす。「もしかしたら私は、本当は何も分かってないまま書き続けていたんじゃないかって気づいたのかな…」。「逃げてみた」――。動物園のベンチで、アルバイトの面接に来たヤスコ(黒木さん)にはトウコは明かす。「気分良かったですか?」と思わずヤスコは尋ねるが、トウコの答えは「昔とは違ったかな」。予告編を通して流れているのは、『めがね』、『マザーウォーター』でも主題歌を手がけた大貫妙子によるエンディングテーマ「東京オアシス」。この澄んだやさしい歌声と共に、静かに、でも確実に想いのこもったトウコたちの言葉が胸の中に染み込んでくる――。会うべくして会った彼らとのやり取りの中で、トウコがつかんだものは?まずはこちらの予告編から涼やかな風を感じてほしい。『東京オアシス』は10月22日(土)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。※こちらの予告編映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:東京オアシス 2011年10月22日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開© 2011オアシス計画■関連記事:『東京オアシス』撮影クランクアップ3つのエピソードが生み出す、3つの空気感『めがね』チーム新作『東京オアシス』飼育係の物語を公式サイトで展開『かもめ食堂』チームの新作が始動!小林聡美、加瀬亮らが撮影を前に心境を告白
2011年08月04日ヘルシンキ、与論島、チェンマイ、京都――。そこに暮らす人と街の関係を描いてきたプロジェクトの最新作『東京オアシス』の撮影がクランクアップした。今作の舞台はタイトルからも分かるように、東京だ。たくさんの人が働き暮らす大都市東京の片隅で起きる、小さな3つのエピソードが描かれている。撮影現場を衣装のまま飛び出してきた女優のトウコ(小林聡美)は、車の後部にレタスを積んだ青年・ナガノ(加瀬亮)に出会い、不思議な一夜を過ごす。深夜のコンビニ前で、猛スピードで走るトラックに向かっていく小林さんをとっさに助ける加瀬さんのシーンの撮影は、都内近郊の高速沿いで行なわれた。深夜ということと、走る加瀬さんと小林さんの姿は、いままでの共演作にはない特殊な緊張感。おそらくそれは、CMやPVなどの作品で活躍してきた中村佳代監督の演出によるものなのだろう。クランクイン前に加瀬さんが語っていたように、「いままでとはちょっと違う作品」になりそうな雰囲気が漂っていた。原田知世と小林さんのシーンは小さな映画館で行なわれた。映画館で働くキクチ(原田さん)が、終映後に眠りこけてしまったトウコを起こすと、かつての知り合いだった2人が再会を果たすという場面。原田さんと小林さんは初共演とは思えない息の合った掛け合いを見ることができた。セリフの掛け合いというより、間の取り方、息づかい、近づいたり離れたりする距離感といったものが目に見えるようだ。昔の知り合いと再会すると、過ぎ去った時間に思いを馳せ、いまの自分の立ち位置をもう一度見直すことになる。原田さんが放つセリフの一つ一つから、キクチの過去を思わせるような含みが生まれる。受け取る小林さんの一挙手一投足からトウコという女性が真剣に人生を歩んできたことが伺える。脚本に書かれた人物がこうやって実物になっていくのだと感じさせる瞬間だった。動物園のアルバイトに応募したものの自信喪失しているヤスコを演じる黒木華は、映画初出演。彼女自身も昨年末に東京に移り住んできたばかりで、ヤスコが感じる気持ちを体で感じている最中なのだろう。撮影が行なわれた動物園は遠足シーズン真最中で、数百人の幼稚園児たちが楽しそうに園内を駆け回るなか行なわれた。動物たちを覗き込むヤスコにトウコが話しかけるシーンは、あたたかな空気に満ちており、新しくプロジェクトに参加した黒木さんをチーム全体が優しく迎え入れているかのようだった。原田さんの映画館のストーリーと、黒木さんの動物園のストーリーの演出は『マザーウォーター』の松本佳奈監督。息の合ったキャストとスタッフと共に、芝居をじっくりと見せる演出にこだわっているようだった。約2週間、集中して行なわれた撮影も無事全てのシーンを撮り終え、10月の公開に向けて編集作業が行われている。撮影レポートに登場する小林さん、加瀬さん、原田さん、黒木さんのほか、もたいまさこ、市川実日子、光石研らおなじみの顔も。なじみ深い東京の街とそこに暮らす人々がどんなふうにスクリーンに映し出されるのか、楽しみだ。『東京オアシス』は10月22日(土)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。(text:Itsuko Hirai)■関連作品:東京オアシス 2011年10月22日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開© 2011オアシス計画■関連記事:『めがね』チーム新作『東京オアシス』飼育係の物語を公式サイトで展開『かもめ食堂』チームの新作が始動!小林聡美、加瀬亮らが撮影を前に心境を告白
2011年07月04日『かもめ食堂』、『めがね』のスタッフ、キャスト陣による最新作として注目を集める『東京オアシス』。本作の動物園でのパートにほんの一瞬だけ登場する、飼育係のコクハラを主人公にしたショートストーリー「飼育係の日誌」が本日6月15日(水)より月2回のペース(全11話)で文章とイラストと写真によって綴られ、公式サイト上に連載されることが明らかになった。『かもめ食堂』、『めがね』、『プール』、『マザーウォーター』と、それぞれ人々の暮らし、そこで流れるゆったりとした時間を切り取り、多くの人々に愛される作品を世に送り出してきたプロジェクトチームの最新作として製作が発表され、当初より話題を呼んできた本作。小林聡美が演じる主人公の女優・トウコが、深夜のコンビニや映画館といった、東京の何気ない場所で小さな出会いを果たす、という物語で、小林さんに加瀬亮など“常連”に加え、原田知世、新鋭の黒木華(はる)といった新たな顔ぶれも参加している。今回、ショートストーリー「飼育係の日誌」の舞台となる動物園は、映画本編でトウコと黒木さん演じるヤスコが言葉を交わす場所として登場する。若いながらに人生に行き詰ったヤスコは、動物園の面接のアルバイトの面接の帰りにツチブタの柵の前でトウコと出会うのだが、このパートにごく一瞬だけ姿を見せるのが、飼育係のコクハラ。「飼育係の日誌」では、のっぽで無口な彼が、生きものたちについて綴る日々の記録となっている。『マザーウォーター』に続いて『東京オアシス』でも脚本を手がけた白木朋子が、このショートストーリーでも脚本を担当。同じく『マザーウォーター』でメガホンを握り、本作でも監督を務める松本佳奈が、最初のページの何ともゆるいイラストを手がけている。いろいろな動物たちが描かれた動物園のMAPが目次となっており、コクハラが園に来て最初に世話を担当したキリンの話に始まり、様々な動物たちとの思い出や彼の思いが淡々と、“日誌”という形式で記録されていく。本編とは別物だが、このチーム特有のゆるく、そして温かい空気感がたっぷりと感じられ、いち映画公式サイト内のコンテンツの域を超えた凝った内容となっている。映画公開までの間にこちらをチェックしておけば、本編ではほんのわずかしか登場しないコクハラが愛おしくなること間違いなし!今後、どんな動物たちにまつわる物語が展開するのか、コクハラのチョイスも気になるところ。こちらの「飼育係の日誌」は本日6月15日(水)より、月2回のペースで全11話で連載。『東京オアシス』は10月22日(土)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。公式サイト:■関連作品:東京オアシス 2011年10月22日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開© 2011オアシス計画■関連記事:『かもめ食堂』チームの新作が始動!小林聡美、加瀬亮らが撮影を前に心境を告白
2011年06月15日地震後、避難をしてふと気がゆるんだときに、めがねがないことに気づく、携帯電話を落とす、足にケガをする……。阪神・淡路大震災の経験者の皆さんに聞いた、「地震直後~約3カ月後に注意すべきことや役立つ方法」についてご紹介します。■めがね、足元……身の回りの注意事項・めがねがなくて困った「なんとか家から逃げ出すことはできましたが、視界がぼーっとしているんです。『あ、めがねがない』と気づきました。めがね店は閉まっているし、人の顔が判別できないので、避難所生活でとても困りました」(39歳・女性・教師)「視力がかなり低い方ですが、めがねを持ち出すのを忘れ、コンタクトレンズをつけたまま避難所に入りました。水がなくて洗えないので、『はずすと見えない』と思ってレンズを入れたままにしていたら、目に張り付いて病院送りに。『目の絶対安静1週間』の宣告をされて大変でした」(42歳・男性・ホテル勤務)『週刊ポスト2011年4月22日号』には、「東日本大震災以降、よく売れているものはめがね」だと書かれています。「ソフトコンタクトレンズは、定期的な交換に加え、専用液剤を用いての洗浄が必要となるため、災害時においてはどうしても不便を感じてしまう。震災で、めがねの有用性を感じた人は多いようだ」とあります。可能であれば、就寝時は枕元に置いておく、防災袋に予備のめがねを入れておくなどしましょう。・足元に注意「がれきを歩く場合は革靴か厚底タイプ、できれば安全靴のほうがいい。靴の底がくぎや突起物で破られてケガをした人が多かったので」(48歳・男性・薬品メーカー社員)「がれきの現場を歩くときは、ひざから下、ふくらはぎをよくケガをするので、厚いハイソックスを履く、ハンカチやタオルを足に巻いてストッキングを切ったものでしばる、ズボンのすそを靴下に入れ込むなどしていました。ひじから手にかけてもカバーしてください」(43歳・男性・建設会社社員)・携帯電話の扱いに注意「せっかく避難時には携帯電話を持ち出すことができたのに、トイレに落として使えなくなりました。絶望的な気分になりましたよ」(45歳・女性・自営業)「携帯電話があっても、停電だから充電ができずにただの箱だった。だから僕はいつもカバンに電池式充電池を持っています。心の安心用でもあります」(45歳・男性・銀行員)「余震が続くときは、携帯電話は首からぶらさげるネックホルダー式ストラップとか、クリップ式ストラップで服に留めておくなど工夫したほうがいい。落とす人がたくさんいましたから」(36歳・女性・公務員)・二次災害の可能性もある「地震の影響で近所が火災になりました。それで命を落とした方もいらっしゃいました。火災のときは、透明のビニール袋を頭からかぶって少しでも煙を吸わないようにしてください。目が見えるために透明の袋を、非常用持ち出しバッグに入れておくべきですね」(37歳・男性・建築士)「大きな余震では、地鳴りのような音が聞こえました。それでまた、倒壊した建物やがれきの山が崩れるんです。これには気をつけないといけません」(47歳・男性・写真家)■ライフラインの代わりの知恵「暖をとるなら、発泡スチロールが貴重です。氷の上でも冷たさを遮断できるぐらいですから、ダンボールより温かい。その上にダンボール、ブルーシート、新聞、布団、毛布を敷くと寒さはしのげます」(47歳・男性・写真家)「とにかく寒かったのですが、隣の人に教えてもらった『ラップ下着』は役に立ちました。手、足、おなかなどの素肌にラップを巻いてから洋服を着るんです。少し温かくなりますよ。あまり強く巻くと血行によくないと思うので、ふんわりぴたっと巻きます」(42歳・女性・翻訳家)「避難所には毎日、新聞が配られていましたから、みんな、古新聞でうまく足元カバーをつくって足を温め、毛布の間に新聞紙を入れ込んだりもして利用していました。ほうきの代わりとしてホコリ除去にもなるし、トイレの処理にもゴミ収集にも役に立ちました。新聞って何かと使えますねえ」(35歳・女性・郵便局勤務)「新聞紙をくしゃくしゃと丸めて、ビニール袋やポリ袋に入れて、足を入れます。けっこう温かくなります。新聞紙が足のにおいも吸収してくれますし。同じ要領で、くしゃくしゃにした新聞をセーターの下につっこむと体温で温まって即席のカイロ代わりになります」(44歳・男性・公務員)「ビニール袋、ゴミ袋の底の部分に人間の頭が通るぐらいの穴を開けて、逆さにして頭からかぶります。新聞紙をくしゃくしゃにして入れ込むと温かくなる、洋服が汚れない、レインコート代わりもなります」(42歳・男性・建設会社社員)「懐中電灯にコンビニやスーパーの乳白色系のビニール袋をふんわりとかぶせて、床に置きます。袋に光が拡散して明るくなります。避難所で、深夜の非常灯の代わりに使っていました」(38歳・男性・自動車メーカー社員)「炊飯器でご飯を炊くときに、アルミホイルで包んだにんじんやジャガイモ、卵などを一緒に入れておきます。省エネで料理ができますね。ご飯と野菜の料理が炊きあがるころには十分火が通っています。にんじんはゆでるよりも甘くておいしいですよ」(44歳・男性・繊維会社社員)「わりと知られている方法ですが、豆類は、魔法瓶に入れて熱湯を注いで数時間放置すると煮えるんです。お湯を吸ってけっこう大きくなるので、最初は少量から試してください」(37歳・女性・出版)「湯が沸かせなければ、カップめんは水でもできますよ。水を入れて30~40分待つだけで、はいできあがり」(38歳・男性・携帯電話会社社員)「消防庁によると、一人1日3リットルの水が必要だそう。断水のときの工夫として、基本ですが、食器にラップを巻きます。片付けるときに、ラップをはがすだけでお皿を洗わなくて済み、何度でも同じ食器を使うことができます。それに、ケガをしたとき、ガーゼで傷口をおおってからラップを巻くと包帯やばんそうこうの代用にもなるんです。非常時にはラップは何かと役に立ちましたね」(36歳・女性・看護師)「古ストッキングやタイツは、荷物をしばる、包帯の代わり、掃除グッズになるなど、なにかと重宝します。捨てないでおいておきましょう」(36歳・女性・看護師)■何よりもヒューマンラインが重要「神戸市東灘区の避難所にいましたが、電気、ガス、水道と全部が回復するまで3カ月ほどかかりました。明かりがともったとき、ガスが通って湯に触れたとき、蛇口から水が出てきたときは、それはそれはうれしかったですねえ。歓声をあげたものです。天災で家はぼろぼろになりましたが、人知の豊かさを思い知ることにもなりました」(49歳・男性・自営業)「ライフラインが途絶えたとき、いちばん重要だったのは『ヒューマンライン』、人のつながりでしたね。避難所でも、在宅避難でも、震災から1カ月ほどは店が開いていなくて現金はあまり役に立ちませんから、ご近所の人と必要なモノを交換しあっていました」(53歳・男性・旅行代理店勤務)「電気、ガス、水道、道路、電車は時間とともに復旧していきました。長くかかりましたが、なんとか。だからといって生活は元に戻らないし、復興というにはほど遠い状態。なんとかしのげたのは、誰かが声をかけてくれたからです。本当の非常事態には地域のコミュニティが命綱なんです」(48歳・女性・電鉄会社社員)「いかに今あるものを有効に使うか。いざとなれば、けっこう知恵がわくものだなと、みんなで感心しあっていました。主婦、年配の人、アウトドアが趣味の人、自衛隊の人、ご近所の人たちに多くのことを教わりました。生きるということがどういうことかも」(49歳・男性・自営業)経験者の生の声、証言、知恵の数々は、実に頼りになります。皆さんのアドバイスを念頭に置き、有事に備えたいと思います。(海野愛子/ユンブル)【関連リンク】【テンプレート】いざというとき「人事・労務で役立つ書類」【アプリ】日常生活で役立つちょっとした知恵を“ワイフちゃん”が教えてくれる【コラム】石井ゆかりさんのブログで紹介された地震に役立つ情報
2011年04月21日阪神・淡路大震災で被災された皆さんに、当時、「言われて元気が出たことば」、「うれしかったことば」についてお話をうかがいました。大震災と向き合った人たちが、そのとき、前を向いて歩こうと思う機会となったことば、16年たった今も記憶に刻まれていることばをご紹介します。■人間は心で生きているね震災で家族を亡くした親友が、2カ月後に自殺をしました。何もできなかった自分が情けなくていらだたしくて、もうろうとした日々を送っていましたが、彼の四十九日でその親友のお父さんに、「人間は心で生きているね。心を大事にして、何としても生きていってほしい」と言われたんです。このとき、僕のなかで何かが変わりました。この経験から、僕は医者になりました。病気とは、心のありように直結するとつくづく思います。医療も復興も、そのあり方について僕は、この友の父のことばを核に考えています。(兵庫県尼崎市 O・Tさん44歳男性医師)■明けない夜はない4カ月あまりも避難所で生活をしました。2月初旬、暖房がない避難所はあまりに寒くて、インフルエンザにかかって病院へ搬送されたんです。これでやっと暖まれると思ったら、病院も同じで、寒い寒い。熱のせいかぶるぶる震えていたそうですが、目が覚めたとき、看護師さんに、「よかったー。明けない夜はないのよねぇ」と言われたことを覚えています。「ああ、そうかもしれない」と、そのことばがすーっと心にしみいりました。その後、仮設住宅を経て3年かかって家族で新しい家に移りました。つらいことがあるたびにこのことばを思い出しています。(神戸市 E・Kさん39歳女性銀行員)■わたし、がんばるしいろいろあって、一人きりで避難所暮らしになりました。惨めで不安で仕方がなかった。周りの人は心配してくれましたが、どうしても力が出せず、ダンボールを敷居に立てて寝たきりになってしまったんです。ある日、腰が痛いとぼやいていると、8歳の女の子が背中をさすってくれて、「わたし、がんばるし~」と独り言のように何度も言うんですよ。急に泣けてきました。その夜はひと晩中、頭からバスタオルをかぶって泣き続けました。すると、次の日から、起き上がって炊き出しを手伝えるようになったんです。あの子は今、どうしているかなあ。会ってお礼が言いたいです。(兵庫県西宮市 M・Uさん37歳女性自動車メーカー勤務)■今日もこんにちは~家が倒壊して、3カ月ほど学校などの避難所を転々としながら過ごしました。そのころまで、お金より何よりありがたかったのは、避難所の人たちとのあいさつです。「今日もこんにちは~。調子はどうですか?」と声をかけあっていました。ワンパターンのあいさつですが、声のニュアンスなどから日々の健康確認、安否確認も含んでいて、普通のあいさつとは違いました。毎日、このあいさつには助けられましたねぇ。「今日もなんとか生きていかなければ」と思うことができましたから。(神戸市 K・Rさん39歳女性飲食店経営)■「つらいーっ」て叫んでええねんで僕は被災地へボランティアに行ったのですが、情けないことにあまりに凄惨な現実を見て、よく泣いてしまいました。そのとき、被災者の人に言われたのが、「つらいーって叫んでええねんで」ということば。ハッとしました。実際に、人のいない場所へ行って、タオルで口を押さえながら、「つらいーっ」と叫んでみると、気持ちが落ち着きました。被災した人に助けてもらうとは。大きな体験でした。災害のときとか本当につらいときは、「困っています」、「しんどい」と口に出して言うほうがいいと思います。周囲の人が、そう言いやすい雰囲気をつくることも大切なのではないでしょうか。(大阪府吹田市Y・Mさん39歳男性デザイナー)■しんどないか~僕がいた避難所には、お医者さんと看護師さんがわりと巡回してくれていて、特に高齢者には、「しんどないか~、どないや~」と声をかけていました。祖母もいっしょでしたが、あれだけ人がいると、なかなか自分だけがしんどい、とは言えないんですよ。みんなしんどいのはわかっているから、がまんするしかない。だからこそ、ひと声かけられると、「実はおなかが……」とか言うこともできるんです。高齢者には、若い人からそういう声をかけることが大事だと思います。(兵庫県芦屋市 N・Fさん42歳男性電鉄会社勤務)■地球がちょっと背中をかいたことおじいちゃんが亡くなり、おばあちゃんは下半身不随の重傷を負ったアウトドア活動の仲間が、「地球にしたら、ちょっと背中をかいたぐらいのこと」と言ったんです。本人は家が全壊したので、アウトドア用のテントで暮らしていました。つらい思いをおさえ、泣きごとをいわずに淡々と炊き出しの手伝いをする彼の姿には、被害が小さかった僕らのほうが励まされました。自然災害のなんたるかを、自然の一員として生きるとはどういうことかを考える機会となったことばです。(兵庫県洲本市 Y・Hさん43歳男性公務員)■風呂入っていき、風呂あるで!当時は中学生で、2カ月間避難所で過ごしましたが、離婚したばかりで家もなくしてしまった母がふさぎこむのを心配していました。1カ月ほどたったころだったと思いますが、自衛隊がお風呂の設営をしてくれたんです。迷彩服を着たお兄ちゃんが、「風呂入っていき、風呂あるで!」と声をかけてくれて、なんかうれしかったなあ。母も避難所の人たちも、お風呂に入ってから急に生気を取り戻した感じがありました。すこーし、生きる希望がわいたような。お風呂ぐらいでたいそうと思われるかもしれませんが、あのときはそれぐらい、温かいお湯がありがたかったです。女性にとってお風呂は大事ですが、それよりも、見知らぬ私たちのために必死でがれきを片付けてお風呂を用意して、毎日、陽気に声をかけてくれた自衛隊の人の温かさのこと、今でも母とよく話をします。(大阪市 N・Mさん33歳女性教師)■おまえ、合格するわ震災のときは、浪人生で大学受験直前でした。家は半壊して兄は足のけがで入院、母は兄に付き添い、僕と父は避難所生活。「さんざんやなあ」と自暴自棄になりかけていました。そんなとき、偶然、僕の志望校の大学生がボランティアで避難所にやってきて、3人の先輩たちに勉強を教えてもらうことができたんです。正直、予備校よりずっと勉強になりました(笑)そもそも、その志望校に合格するには成績が足らなくて無理があったのですが、ある日、一人の大学生が、「おまえ、この調子やったら合格するわ」と言ってくれたんです。それから、がぜんその気になって、夜はその人たちの家や下宿を渡り歩いて、ずっと勉強を教えてもらいました。泊めてもらったり食事を出してもらったりも。2カ月後に、本当に受かりました。これで家族や親せきも明るくなってくれました。避難所の人たちも、笑顔で「おめでとう」と言ってくれて思いっきりうれしかった。僕はあさってから会社を休んで、東北の被災地へボランティアに出かけます。(神戸市 K・Oさん35歳男性製薬会社勤務)胸がつまるような出来事を明るく語ってくださるみなさん。近所の人、ボランティアの人、自衛隊の人、医療関係の人、学校の先生たち、友達……に声をかけてもらって救われたというエピソードは数多くありました。皆さんの証言に共通するのは、「あいさつだけでもいいから、たとえひとことでも、周囲の人たちと声をかけ合おう」、「人は、助け合ってこそ生きていける」、「本当は災害時だけでなく、いつも助け合うべきなんだと気づいた」ということ。今、自分は何をどう思い、どう行動するべきか。皆さんのことばの力をお借りして考えたいと思います。(阪河朝美、品川緑/ユンブル)【関連リンク】【コラム】今こそ叫ぼう! 元気が出る30の「ほめ言葉」【コラム】「頑張れ」は言っちゃいけないって言うけど……理想の励ます方法は?【コラム】病気の方を励ますための方法
2011年04月08日1995年1月17日に起こった阪神・淡路大震災のとき、約100名の被災者の皆さんに、避難時の知恵などについてアンケートをとりました。あれから16年たつ今も、教訓として役に立つこの声。「いちばん困ったこと」、「いちばん怖かったこと」から見える備えをご紹介します。■「いちばん困ったことは?」1.眼鏡・コンタクトレンズ圧倒的多数の意見が「眼鏡」でした。「就寝中のことなので、飛び起きたときにはどこに置いたのか記憶がすっ飛んでいた」、など、多くの方が「眼鏡、眼鏡……」と暗闇のなかで手探りをしていたと証言しています。コンタクトレンズも同様でした。阪神・淡路大震災は暗闇の時間帯に起こったため、「避難時に、よく見えないことが原因で負傷した」という人も多くいらっしゃいました。また、めがね店の多くは商品を破損していてなかなか再開せず、その後の生活にもとても困ったとのことでした。2.靴一瞬で家具やモノが散乱したため、玄関まで歩くにも足の裏をケガする人が続出。「枕元には、靴やスリッパを置いて寝ること」、「余震が続くときは、最低、靴下を履いて寝る! はだしではとても逃げられないですよ」という声が多数あがりました。3.電気大災害のときは一瞬で停電になることがあるため、寝室やベッドのすぐそばに懐中電灯を常備しておきましょう。ホテルなど宿泊施設のベッドサイドには必ず設置してありますね。「懐中電灯の電池の間に紙片をはさんでおくと、いざというときの電池切れを防げます」、「懐中電灯はあっても、点灯しない人が多かった。電池は季節ごとに点検をすべきです!」という教えも重要です。4.通信1995年当時は、現在ほど通信網が発達しておらず、地域によっては1週間以上も固定電話がつながらないケースが続出しました。「電話が命綱と思っていたが、あてにならない。過信しないように」、「電話が通じないので、倒れた家に張り紙をしておいたら家族と会えた」など、通信手段が途絶えたときの心の混乱ぶりを訴える人が多くいました。そして、「災害のときには電話はつながらないものだ、とあらかじめ思っておくほうが精神的にいいよ」という考え方に行き着きました。このほか、中高年の方では「入れ歯」も目立ちました。「入れ歯をなくすと食べ物を飲み込まないといけなくなる。内臓にも支障をきたす」との声が相次ぎました。余震が続くときは、「ケースに入れた眼鏡、入れ歯、靴やスリッパ、携帯電話と電池式充電器、懐中電灯を一つの箱に入れて枕元に置いておく。これらはすぐに取り出せるようにしておくことが重要」とのこと。精神的にも安心です。■いちばん怖かったことは?「いちばん怖かったのは、部屋のモノが自分に襲いかかっているように見えたこと」と口々に言う体験者のみなさん。なかでも、切実なアドバイスは、「照明が落ちた場合は建物が倒壊する可能性があるので一目散に逃げて」ということです。本棚や食器棚、ピアノなど大きな家具のそばで寝てはいけないのは当然ですが、照明については気づいていない人が多いのではないでしょうか。地震が起こったときは、揺れが収まってから、照明のねじを締める、電球の破損のチェックなど、安定性の確認とメンテナンスを行ってください! 何より、「照明の下で寝たらアカンで!」という被災者の声を心に刻んでおきたいものです。■いちばん役立ったことは?1.目の前の見知らぬ人との声の掛け合い「誰もが不安と孤独のなかにいる。ちょっと声をかけてもらうだけでも気分が前向きになるものです」との証言を多数得ました。今回の東北地方太平洋沖地震は日中の出来事であり、家族は各自の職場、学校、自宅、外出先とばらばらに過ごしていることが多かったと思います。そんなとき、頼りになるのは目の前にいる人。知らない人であっても、気後れすることなく、「大丈夫ですか?」とか「すみません、助けてください」と声をかけあいましょう。災害の現場でありがたいのは、人の温かさ、誰かの声なのです。「声をかける」、「訪問する」、「メールする」。未曾有の大災害時、誰かとつながっている感覚こそが気力の礎となるのでしょう。2.笛笛は、小中学生の防犯グッズとしても使用されており、危険が迫ったときに生存を知らせる道具として重宝されます。防犯ブザーは電池がなくなる、いざというときに鳴らなかったなどというトラブルもあるので、笛のほうがよいのです。余震が続くときにはぜひ、携帯してください。官公庁発表の「地震緊急時マニュアル」などにも、笛の携帯がすすめられています。また、鈴も役に立ちます。「キーホルダーや携帯のストラップについていた鈴が役に立った」という声も複数ありました。いかがでしょうか?まとめると、「眼鏡、靴やスリッパ、入れ歯、携帯電話と電池式充電器、懐中電灯はそばにおく」「照明の下で寝たらアカン」「笛、鈴はいざというときに持っておく」どれも大切な教訓ですが、買い占めなどが報道される今、「目の前の見知らぬ人との声の掛け合い」こそがもっとも必要なのではないでしょうか。(朝日奈ゆか/ユンブル)【関連リンク】【コラム】スイミーは実在した。地震の影響か海外で『スイミー現象』【コラム】東北地方太平洋沖地震まとめ【コラム】東北地方太平洋沖地震による不正行為や便乗行為にご注意下さい。
2011年03月20日