クライヴ・オーウェンが、宇多田ヒカルの元夫である紀里谷和明監督の最新作『The Last Knights』(原題)でモーガン・フリーマンと共演することが決まった。『キング・アーサー』、『エリザベス:ゴールデン・エイジ』などでも騎士役を演じてきたクライヴだが、マイケル・コニーヴェスが脚本を執筆する本作でもナイトの役柄を演じることになるという。『GOEMON』などの日本映画界で映像美を追求してきた紀里谷監督がメガホンを取る本作は、腐敗した皇帝とその一味を捕らえて殺された師の敵討ちをする騎士団の物語で、製作が難航しているキアヌ・リーブス主演のハリウッド版忠臣蔵『47RONIN』と同様のストーリーラインになると見られている。ルカ・プロダクション・インターナショナル社が製作を担当する同作は、今月からチェコ共和国でクランクイン予定。クライヴは今後も『Blood Ties』(原題)などの新作が控えており、一方のモーガンは現在、マイケル・ダグラス、ケビン・クライン、ロバート・デ・ニーロらと共演するコメディー作品『Last Vegas』(原題)を撮影中だ。■関連作品:GOEMON 2009年5月1日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2009「GOEMON」パートナーズ
2012年11月05日台湾発のアクションエンターテイメント『ハーバー・クライシス<湾岸危機> Black&White Episode1』の主演コンビの日本語吹替を中尾明慶と寺脇康文が担当することが決定。7月10日(火)、都内スタジオでアフレコの模様がこうかいされた。熱血新米刑事・インション(マーク・チャオ/中尾さん)と人情に篤いヤクザの幹部・ダーフー(ホァン・ボー/寺脇さん)。正反対の立場にある2人が、ハーバー・シティの爆破計画が秘密裏に進められていることを知り、阻止すべく奔走する。この日は、2人が初めて出会い、車の中で言葉を交わすシーンに、敵の銃弾の嵐をかいくぐって車で逃げるシーンなどを公開。シーンごとに演出から心情や声の大きさやトーンなどについて細かい指示が出され、正義感あふれるインションとヤクザでありながらも弱気なダーフーという対照的な2人のキャラクターが垣間見える。カーアクションのシーンでは、中尾さんは映像に合わせてハンドルを切る動作をしながら声を出すなど熱のこもった演技を見せた。収録を終えて寺脇さんは「自分の芝居じゃないところにセリフを入れる難しさがある。自分でやり過ぎと思うくらいに(オーバーに)やった方がいいんだなとわかりました。あとは役者さんの素晴らしい演技を邪魔しないようにということを心がけました」とふり返る。一方、初挑戦となった中尾さんは「貴重な経験でしたが本当に難しくて…。10時間くらいで収録したんですが覚えてないです」と苦笑い。寺脇さんはそんな中尾さんの様子について「僕が遅れて入っていって『どう?』って聞いたら『はい……分かりません…』って感じだった(笑)」とその憔悴ぶりを証言。先輩から「真っ直ぐな熱血漢な感じが合ってる」とお墨付きをもらったが、中尾さんにとってはよっぽどつらい経験だったのか「サンダルを履いて行ったんですが、最後には裸足になってました。そのうち服も脱ぎ出すんじゃないかという脱力感で…。正直、もう二度とやりたくない」と本音をポツリ。寺脇さんから「だめだめ!また声が掛かるかもしれないから!」とたしなめられていた。あまりのアフレコの過酷さにガードが下がったのか、作品にちなんで「最近、プライベートで体験した危機は?」という問いに中尾さんは「少し前に付き合ってた彼女との別れ話ですかね」と失恋をあっさり告白。映画の主人公のように危機を回避することはできなかったようで、寺脇さんから「恋愛危機(笑)?」と突っ込まれていた。『ハーバー・クライシス<湾岸危機>Black & White Episode1』は9月8日(土)より公開。■関連作品:ハーバー・クライシス<湾岸危機>Black & White Episode1 2012年9月8日より全国にて公開© 2012 Hero Pictures Corporation Limited. ALL RIGHTS RESERVED.
2012年07月10日さわかみ投信を訪れ、同社のやっていることを知り、そして澤上社長(現会長)からいただいた示唆によって、既成概念に縛られていた自らの考え方は根底から覆りました。確かに現在でも公募投資信託約4千本のほとんどすべてが証券・銀行あるいは郵便局のいずれかを通じて販売されています。現実に鑑みれば、投資信託を組成したなら必ず販売会社に卸して売ってもらうことは当然の常識だ、と考えることは決して間違いとは言えないでしょう。なので、業界の常識やしきたりの範疇でビジネスモデルをとらえることも、極めてノーマルな発想です。そして多くの場合、その中に問題意識が生じて阻害要因を特定できたとしても、それが常識の壁にぶち当たると途端に思考停止となり、妥協の産物に甘んじるかあきらめてしまうものです。まさに澤上さんに会うまでの私がそうでした。日本の投資信託業界に長期投資が根付かない理由。それは証券・銀行という販売会社主導で、販売することのみが目的化して、販売側が売り易い商品を指向し、新しいファンドを次々と売り出し乗換え営業によって手数料稼ぎに血道を上げるから、と阻害要因は明白です。それならボトルネックの根本である販売会社経由というフローをビジネスモデルから除去してしまおう! それが直接販売、つまり直販モデルです。そしてさわかみ投信は業界の常識と慣習を打ち破って、確かに直販モデルで長期投資に真っ向挑戦していたのです。澤上さんとの出会いは、私に絶大なる衝撃を与えました。確かに長期投資を実現可能とする方法がある、純粋な驚きであり、闇の中に光を見たような発見でした。私はそれから幾度も澤上さんのもとを訪ねました。澤上さんが考え決断し、実行しているさわかみ投信のモデルを、そして澤上さんが目指す長期投資の理念についても、猛烈に知りたくなったからです。澤上さんも忙しいなか、有り難くも時間を割いてくださいました。後から聞いた話ですが、当時澤上さんのところには同業者や大手の金融関係者など、たくさん訪ねて来ていたそうです。私もそのうちのひとりだったわけですが、みんな澤上さんが誠実に対応すると「良いことを聞いた、素晴らしい!」と言って帰って行くのですが、それっきりだったようで、「中野は何度も話を聞きに来た。だから信用した。」と仰っていました。やがて当時のさわかみ投信の幹部の方々とも交わるようになり、みんなとビールを飲みながら話を聞かせてもらえるようになりました。その時のひとりが、現ユニオン投信社長の田子慶紀さん。当時さわかみ投信のバックオフィスを一手に引き受けていました。もうひとりは、現ありがとう投信社長の岡大さん。さわかみファンドのファンドマネージャーだったのです。澤上さんも、私の長期投資への思いの本気度をちゃんと受け止めて下さって、やがて「中野、お前もさわかみ投信のような直販投信会社をセゾングループで作れ」と言い出しました。そしてもう一言、「お前が本気で取り組むなら俺は何でも協力してやるよ!」この言葉に私は目覚めました。そして澤上さんの大きな人間性にも惚れました。よし! もう一度チャレンジしてみよう! 改めて長期投資への挑戦へと心が定まりました。従前は、投資信託会社のライセンスを既存金融機関以外の資本で得ることには門戸が閉ざされていました。しかしそれから投信免許は認可制に変わり、さわかみ投信が確かに投資信託委託業の認可を受けたのです。今度はセゾン資本で投資信託会社としての認可を得よう、と事業モデルをいちから構築し直しです。当時投資信託委託業の認可を得るには、最低純資産1億円の縛りがありました。これはあくまでミニマムの純資本であって、これを1円でも不足させた段階で営業停止になるため、事実上数億円以上の資本を必要とする、かなりお金がかかる事業でした。私がいた投資顧問会社を投資信託会社に衣替えするプランを描きましたが、まとまった資本を得るには親会社であるクレディセゾンの出資が必須です。クレディセゾンの林野宏社長とはその頃ほとんど面識がなく、それも当然で私は小さな子会社の一社員でしたから、それならと社長宛に手紙を書きました。日本に根付いていない長期投資が、既存金融業界には決してできない新たな価値の提供となること、そのためには直販でダイレクトに顧客と結び付いて同じ価値観のお金を集める必要があること、そして澤上さんという人が既に行動を始めていることまで、とつとつとしたためてこっそり秘書さんに渡しました。数日後、林野社長から私宛に電話がかかってきました。「中野君か、手紙読んだよ。おもしろいじゃないか。やろうよ!」。よく知らない一社員の手紙をちゃんと読んでくださり、直接電話で伝えてくださる。それだけでも感動でした。これで長期投資を実現するための投信会社設立プランがスタートしたのです。暗黒のトンネルから一気に抜け出た気分でした。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月08日仲里依紗、中尾明慶らが3月13日(土)、東京・新宿ピカデリーで映画『時をかける少女』の初日舞台挨拶を行い、劇中同様の“甘酸っぱい”やりとりを披露した。同作は、作家・筒井康隆が1965年に発表した原作および、1983年公開の大林宣彦監督の映画で原田知世が演じた主人公・芳山和子の一人娘・あかり(仲さん)が主人公。昏睡状態に陥った和子(安田成美)との約束を果たすため、和子の初恋の人・深町一夫を探して過去へタイム・リープし、70年代の青年・涼太(中尾さん)に恋をするという物語。2006年公開のアニメ版(細田守監督)での声優に続いての連投で“主演”した仲さんは、「『時かけ』ってすごい大きなブランドなので、1人で背負うのってどうなんだろう?と不安だったんですけど、中尾さんが助けてくれました」と感謝の言葉。隣で中尾さんが嬉しそうな顔をすると「今日は最後なので、持ち上げておきます」と照れ隠しか、いたずらっぽい笑顔。中尾さんは「初めて里依紗ちゃんに褒められて嬉しくなっちゃった」と素直に喜んだ。撮影をふり返って中尾さんが「僕が、『神田川』を歌うシーンがあったので、ずっと里依紗ちゃんに聴いてもらって練習していました」とふり返ると、仲さんは「(中尾さんが)『オンチでやだ』とか言っていたんですけど、大してヘタでもなく、普通じゃん!って思いました」と褒め言葉なしにバッサリ。中尾さんは「ひどいでしょ?『良かった』って言っておけばいいのに、正直なんだから…」と苦笑いで訴え、観客の笑いを誘った。一方、タイム・リープするなら?の話題に、仲さんは「私、恐竜に似ているってよく言われるので、恐竜がいる時代に行きたい。写真で(恐竜に)緑とか赤とか色があるけど、骨しか残っていないのに誰がつけたんだろう?って。私は全部黒だと思うんですよね。それを確認して本にします」と独創的な回答。中尾さんは「歴史的人物…戦国時代の織田信長さんとか豊臣さんに会って話をしてみたい」と願っていた。『時をかける少女』は新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:時をかける少女 (2010) 2010年3月13日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開© 「時をかける少女」製作委員会2010■関連記事:仲里依紗、いきものがかりと再タッグを約束!?『時をかける少女』舞台挨拶仲里依紗版『時をかける少女』を大林監督大絶賛「時かけ映画祭」仲里依紗「目標あれば速く走れる(笑)」バレンタインに200人ファンサービスあの名作が生まれ変わって帰ってきた!『時をかける少女』試写会に15組30名様ご招待いきものがかり、あの名曲「時をかける少女」をカバーインディーズ曲も挿入歌に
2010年03月13日