BSチャンネル、Dlifeで放映中の海外ドラマ『リベンジ』に出演した真田広之が、番組のプロモーションを兼ねて凱旋帰国し、インタビューに答えた。その他の写真『リベンジ』は、愛する父を陥れた人々への復讐を誓って絶望のどん底から這い上がった女性が、様々な手を尽くして犯人を追い詰めていく姿を描いた作品。さながら女性版『巌窟王 モンテ・クリスト伯』といった物語が、放映開始早々話題となっている。本作で真田は、第9話から“謎の日本人投資家”役としてゲスト出演を果たした。「主人公エミリーの復讐を手助けして、心身ともに彼女を鍛える役ですね。彼の過去は映像的には出てこないので、いかにエミリーとの間を空気感としてにじませるかが自分なりのテーマ。どんな展開にも対応できるよう、ミステリアスな余白を残すようにしています」劇中では主演のエミリー・ヴァンキャンプに、武術の手ほどきをするシーンも。撮影中の彼女を「上達しようとする意志が強かった」と評し、そこには役柄そのままの師弟関係が生まれたのだとか。役作りとともにお互いの信頼を得る手段となったことを「一石二鳥のシチュエーションだった」と振り返る。また、すでにシーズン2の製作も噂される本作だが、その結末については真田自身も「どこに着地するのかまったく想像がつかない」という。「仇を討ってしまったら終わりですからね(笑)。実は自分がリベンジされる側だったり?善人であろうが悪役であろうが、役柄にもサプライズがあれば面白いですね」そんな本作を筆頭に、海外作品で精力的な活動を続けている真田。2003年の『ラストサムライ』以降、活動の拠点をアメリカに移している彼が、海外作品に出演する際に最も意識することとは?「誤解に満ちた日本人像をクリアにすることですね。いくら打ち合わせをしていても、現場では驚くようなことが日常茶飯事。日本で生まれ育った俳優として、先輩方に恥ずかしくないよう、そこには目を光らせています」『リベンジ』BSチャンネルDlifeにて放映中毎週土曜21:00~22:00(吹替版)毎週金曜23:00~23:54(字幕版)真田広之登場エピソード9話:5月12日(土)放映10話:5月19日(土)放映取材・文:渡部あきこ(c)ABC Studios(c)Dlife
2012年05月11日キアヌ・リーブスに真田広之、柴咲コウ、浅野忠信、菊地凛子ら日米のスターをキャストに迎え、伝統的な「忠臣蔵」を新たに描き出す『47 RONIN(フォーティーセブン ローニン)』の製作、撮影開始が発表され、2月28日(現地時間)に記者会見が行われた。上記のキャスト陣と本作で監督デビューを飾るカール・リンシュ監督が出席。21世紀の新たな忠臣蔵とは――?キアヌがハリウッド版「忠臣蔵」に出演するということは2008年の段階で報じられていたが、詳細については、これまでほとんど明らかにされていなかった。今回、発表された情報によると、物語はまさに「忠臣蔵」をそのままに、大石内蔵助をはじめとする47人の浪人が、主君を殺した仇(かたき)である吉良上野介を討つ、というもの。ただ、そこはハリウッド作品だけあって、大規模かつ激しい戦闘シーンをはじめ、これまでの「忠臣蔵」にない壮大な世界を築き上げ、名誉を取り戻すべく戦う戦士たちの試練に満ちた旅路を描き出すという。気になる配役だが、大石を真田さんが、吉良を浅野さんが演じ、気になるキアヌは47士に力を貸すはぐれ者のカイという役どころを演じる。女優陣では柴咲さんは、主君・浅野の娘であり、カイが想いを寄せるミカを、菊地さんは究極の権力を追い求める吉良から与えられた任務を遂行する、謎の女・ミヅキを演じる。日本人とイギリス人の血を引くカイを演じ、自身もイングランド、ハワイアン、ポルトガル、中国の血を引くキアヌは「このような作品に主演できることは非常に光栄です。愛や名誉など、求めても手に入らないもの、人生において悩むものなどがスペクタクルと共に楽しめる、ファンタジーでありながらリアリティを感じられる作品になるはずです。ストーリー、3D、日本人キャストたちの共演も楽しみです」と語った。真田さんは「日本人の誰もが知っているこのような題材が、ハリウッド超大作としてどのように世界の人々に届いていくのかとても期待しています。(監督の)カールはものすごい映像センスを持っている監督です。誰も見たことのない歴史を刻むすごい作品になるのではないかと思っています」と撮影を前に高揚した様子を見せる。リンシュ監督から「オーディションの際に、“ジャパニーズ オードリー・ヘプバーン”のようなスターの輝きを持っていた」と太鼓判を押された柴咲さんは、本作でハリウッドデビューを飾る。「リハーサルが始まっていて、監督は私の感情を引き出してくれる信頼できる監督だと思っています。正直に、しっかりと役を演じていければと思います」と意気込みを語る。浅野さんは『マイティ・ソー』に続くハリウッド大作への出演となる。「僕は浅野ですが、今回は浅野家の敵・吉良上野介を演じます。浅野家の先祖がやれと言ったような気がします(笑)。自分が子供の頃にわくわくして見た『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のユニバーサルの作品に出られて本当に嬉しい。自分の子供たちにもこの作品で僕が感じたようなワクワク感を持ってもらえたら嬉しいです」と興奮した面持ちで語った。「私の役は特殊でいままで演じたことがないような役でとても楽しみです」と期待を口にするのは菊地さん。「このような作品に出演することは非常に光栄です」と喜びをあらわにする。リンシュ監督は「愛と憎しみ、そして報復は世界中の人々が共感できるもの。日本で誰もが知っている物語だからこそ、西洋から見た視点で新しいものが引き出せると感じている。『忠臣蔵』はモチーフ、全くのオリジナルストーリーとなる。3Dも非常に重要になってくる。いままで誰も見たことのない3Dファンタジーになるはずだ!」と自信のほどをうかがわせるコメント。リドリー・スコットの後継者と言われ、宮崎駿から北斎まで、様々なアートスタイルからヒントを得たというリンシュ監督が、どのような世界を構築するのか楽しみなところ。総製作費2億ドルとも言われ、3月14日から撮影が開始され、ハンガリー、ロンドン、さらに日本でも撮影を予定しているという。『47 RONIN』は2012年冬、世界公開の予定。公式サイト:■関連作品:47RONIN 2012年冬、公開
2011年03月02日つい先日、全米でファイナル・シーズンの放映が始まった大ヒット海外ドラマ「LOST」。そのファイナル・シーズンに出演する真田広之が凱旋帰国を果たし、2月8日(月)に本シリーズのプロデューサー、カールトン・キューズと共に都内で開催されたトークセッションに参加した。飛行機の墜落事故から生き延びた48名の南の孤島でのサバイバルに始まり、シーズンを重ねる中で様々な展開を見せてきた本作。ファイナル・シーズンからの出演となる真田さんが演じるのは、物語の重要なカギを握る“テンプルマスター”道厳(DOGEN)。果たしてどのような役柄で、物語はどこへ向かうのか?真田さんは「この作品ほどネタバレが許されない番組もないでしょう。ポロっと何か言ったら撃たれるかもしれないので、今日は防弾チョッキを着てきています」とユーモアたっぷりに挨拶。ちなみに全米での盛り上がりは、放送日と重なる日程で予定されていた、オバマ大統領による一般教書演説が、別の日程に延期されたというから凄まじいのひと言…。プロデューサーのキューズ氏は「道厳はパワフルでカリスマ性のあるキャラクター」と語り、真田さんが役にぴったりであったと力説するが、真田さん自身は「出演は想定外でした」と明かす。また参加するにあたって「日本のカルチャーや政治、宗教といったものに触れるとしたら、どのような描き方をするのか心配だったが、理解とリスペクトが根底にあったので、信じて飛び込んだ」とも。参加前にシーズン5まで一気に鑑賞したということで、「初日の現場はディズニーランドに行った子供みたいでした。『ソーヤーだ!』とか『あ、ケイト!』とかね(笑)」と話す真田さん。この日は、真田さんが登場するシーンの映像が公開されたが、真田さんの記念すべき「LOST」における第一声は「誰だ?」。これについて真田さんは「お客さんからしたら、『お前こそ誰だ?』という感じでしょう…」と笑顔。さらに「最初は道厳は日本語のセリフだけという話だった」というが、徐々に英語のセリフが増えていったそうで「だまされた(苦笑)」とも。このトークセッション中、ネタバレしないようにと話しづらそうな真田さんを尻目に、プロデューサーの方がペラペラと内幕を明かす一幕も。キューズ氏があっさり「道厳はテンプルに、ずっと住んでいたわけではなく」と明かすと、真田さんが「それ、言って良かったんだ!?」と驚いた表情を見せ、会場は笑いに包まれた。この日は、ゲストとして元プロテニスプレイヤーの杉山愛も来場し、2人に花束を贈呈。現役時代から「LOST」のファンだったという杉山さんがキューズ氏に質問…と思いきや、キューズ氏の方が唐突に「ケイトはソーヤーとジャック、どちらを選ぶと思う?」と逆質問。杉山さんが「私としてはソーヤーの方が…」と答えると笑顔で「OK!」と謎の快諾。これに真田さんが「選択肢に道厳が入ってないよ!」と怒りを露わにし、再び会場は笑いに包まれた。「LOST」ファイナル・シーズンはAXNにて5月に第1話がプレミア放送されることが決定。DVDも年内に発売の予定。「LOST」放送情報AXNにてシーズン1〜5全103話連続放送【吹き替え版(二か国語)】2月16日(火)放送スタート※月曜〜金曜連日18:55〜19:50放送【字幕版】2月17日(水)放送スタート※月曜〜金曜連日0:55〜1:50放送公式サイト:■関連作品:LOST [海外TVドラマ]© AXN Japan Inc. All Rights Reserved.■関連記事:シネマカフェ的海外ドラマvol.138謎が謎を呼ぶ…新型サスペンス「フリンジ」“LOST”を取り戻せ!いまさら聞けない「LOST」を5分でおさらい!独占映像も到着ラストに向けて目が離せない!『LOST』オリジナル・ボトルを3名様にプレゼントつるの剛士が興奮ナビゲート!ついに脱出なるか!?「LOST」最新動画が到着「LOST シーズン4」DVD発売!海外ドラマシリーズ特製カレンダーを3名様にプレゼント
2010年02月09日