朱の会主催、Vol. 7 愛の三重奏朗読シリーズ〜矢代静一『宮城野』が2024年5月30日 (木) 〜 2024年6月2日 (日)に阿佐ヶ谷アートスペースプロット(東京都杉並区阿佐ヶ谷南1-9-10)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ X(旧Twitter) 「無償の愛」をテーマに、三作品の朗読・朗読劇でおくる朱の会 劇的朗読世界。矢代静一の傑作戯曲『宮城野』。江戸天保年間の麻布の色街が舞台、娼婦 宮城野と偽絵師 矢太郎のスリリングな会話ではこぶ二人芝居。矢太郎は師の写楽を殺してきたらしく、宮城野はそれを察している。二人の交わす会話は嘘とほんとが混じりあい、二転三転。そして追い詰められた矢太郎のまえで宮城野のとった行動とは……。朱の会では評判のよい時代小説の群読、今公演では山本周五郎『三年目』。三年ぶりに江戸へ戻った友吉は将来を約束したお菊を探すのだが、町はなが雨により洪水(おおみず)の危険にさらされて...。山本周五郎の描くヒューマニズムに胸打たれる名作。江戸情緒もたっぷりと堪能できます。そして小川未明は数ある作品群から『愛は不思議なもの』。珠玉の三つの愛の物語をお楽しみください。過去公演より過去公演より過去公演より過去公演より過去公演より2017年の設立時から朗読を軸に活動し続けてきた「朱の会」。代表は神 由紀子。今回で12回目の公演をむかえる。神 由紀子プロフィール明治大学文学部演劇学専攻卒。劇団第三エロチカ(川村毅主宰)在籍中『マクベスという名の男』(マクダフ夫人役)で世界演劇祭に多数参加。その後、阿部寿美子氏(俳優座1期生、NHK連続人形劇『新八犬伝』(玉梓の怨霊の声をつとめる)など多方面で活躍)に師事、朗読を中心に教えを受ける。シャンソン歌手の顔も持ち、趣味は謡曲である。公演概要朱の会Vol. 7 愛の三重奏朗読シリーズ〜矢代静一『宮城野』公演期間:2024年5月30日 (木) 〜 2024年6月2日 (日)会場:阿佐ヶ谷アートスペースプロット(東京都杉並区阿佐ヶ谷南1-9-10)■出演者吉田幸矢、平山真理子、玉木文子、高井康行、藤本至、辻田啓一、いまいゆかり、佐藤英征、高橋壮志、木村優希、安藤俊昭、羽生直人、日高悠美、山本祐路、江崎香澄、神 由紀子■スタッフ音楽・音響:余田崇徳照明:由利優樹制作協力:平田愛奈チラシデザイン:古川寛章チラシ絵:丹野和之■公演スケジュール5月30日(木)14:00 / 18:305月31日(金)14:00 / 18:306月1日 (土)14:00 / 18:306月2日 (日)12:00 / 16:00※開場は、開演の30分前です。■チケット料金全席自由:3,500円<カンフェティ会員限定チケット>自由席3,500円 → 2,500円!(税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年04月30日音楽監督の英国人指揮者ジョナサン・ノットが任期7シーズン目を迎える2020年度の東京交響楽団(東響)。すでに9月に発表されていた来季ラインナップについて、ノットも出席して記者会見を開いた(10月8日・ミューザ川崎)。【チケット情報はこちら】「これまでのシーズンを振り返り、そしてこれからの7年間を見据えて、私にとって大事なものをミックスして、ひとつに結晶させたようなプログラムを組んだ」(ノット)そのハイライトは2020年10月のワーグナー《トリスタンとイゾルデ》で決まりだろう。昨年まで3年連続で上演して好評を得たモーツァルトのダ・ポンテ三部作に続く、演奏会形式でのオペラ上演となる。東京定期(サントリーホール)と川崎定期(ミューザ川崎)で、第1幕と第2&3幕に分け、それぞれ中5日で上演する。じつはノットは息子さんに「トリスタン」と名付けたというほど、思い入れの強い作品なのだ。ノットは、この演奏会形式というスタイルが大好きなのだと語る。「オーケストラと歌手がステージ上でやり取りしてひとつの音楽を作り出せるのはとてもエキサイティング。ひとつだけ問題は音量。ピットよりも抑えて演奏しなければならないので、難しい技術が求められる。しかし東響は、深みのあるmfやmpで、見事に歌手と対峙することができる。そこから生まれる、音量ではないパワーをを楽しんでいただけると確信している」題名役のトリスタンにブライアン・レジスター(テノール)、イゾルデにリサ・リンドストローム(ソプラノ)という、ワーグナー歌手として注目を集めるふたりを招聘する。演出がカウンターテナーの彌勒忠史というのも注目ポイント。声楽ファンには、2020年4月のウォルトン《ベルシャザールの饗宴》も見逃せない。合唱はノットが「この合唱に自信がある」と信頼を寄せる東響コーラス。日英交流年(UK in JAPAN 2019?2020)のスペシャル・プログラムで、十八番の英国音楽に、いまや日本を代表する藤倉大を組み合わせた。藤倉は英国在住。ノットとも周知の友人だ。同じ4月には、継続中のベートーヴェン交響曲シリーズが完結する。交響曲第2番にストラヴィンスキー《カルタ遊び》と、酒井健治のヴァイオリン協奏曲(独奏=辻彩奈)を組み合わせたプログラムも、ノットの面目躍如。邦人作曲家でいえば、ノットが矢代秋雄のピアノ協奏曲(独奏=小菅優)を振るのは実にうれしい(2020年11月/ブルックナーの交響曲第6番と)。客演指揮者陣も多彩。イタリア若手三羽烏のひとりミケーレ・マリオッティや、昨年東響で日本デビューのマキシム・エメリャニチェフ、2度目の定期登場のリオネル・ブランギエ、そして今年9月のブザンソン国際指揮者コンクールの覇者・沖澤のどかなど、中堅から新人まで若い力の積極的な起用も、近年の東響の勢いを感じさせる。楽しみなラインナップの全貌は、ぜひ楽団のホームページでご確認を。取材・文:宮本明
2019年10月09日