表参道、渋谷、広尾駅の中間に位置する花屋「ル・ベスベ(Le Vesuve)」は、この地に店舗を構えて19年。六本木通りの裏路地にひっそりと佇む“知る人ぞ知る花屋"だ。建物の外壁にはグリーンが生い茂り、出入口には溢れるほど植木が並ぶ。店内に入ると、赤や黄、ピンク、紫など色分けされた花々がぎっしり咲き誇り、店内は丸ごとブーケのよう。奥には、真っ白な花だけを集めたロマンティックな部屋も。今回、取材のために用意いただいたのは、ホワイトのバラを中心に、クレマチス、オレンジのシャクヤクなど、季節の花をふんだんに使用したアレンジメントフラワー(5,000円)。素焼きのポットに優しいグラデーション、何本も束ねたペーパーラフィアはナチュラルでどこかパリシック。生き生きとしたありのままのパワーと春を直に感じられる。「花には四季を伝える情緒的作用があると思う。日々を忙しく過ごしている人にも、花を見て季節の移り変わりを一瞬一瞬感じて気持ちを豊かにしてほしい」と話すのは代表の松岡龍守さん。「ル・ベスベ」では、その時々の旬の花を用いたブーケ、アレンジメント、ウェディングやパーティー、イベントの装花、レストラン、ショップの生け込みなど、暮らしの中のあらゆるシーンにおいての様々な花を提供する。店舗に訪れた人以外に、電話、FAXでのオーダーも受け付け、全国各地から依頼が来るそう。「オーダーする人と、気持ちのリレーションがいかに取れるかが重要」と語る松岡さん。贈る相手、シーン、その背景の物語をイメージし、“贈り手の思いを伝える花屋でありたい”と考えてるという。「例えば、会社の帰り道でもいいけど、花屋に寄り道して1本だけ花を我が子に買って帰る父親がいてもいいよね。特別な日じゃなくても花を贈って気持ちを伝える習慣が当たり前になれば、暮らしの豊かさの本質を今よりもっと見出せると思うよ」と笑顔の松岡さんが印象的だ。【ショップ情報】Le Vesuve東京都港区南青山7-9-3電話:03-5469-5438FAX:03-5469-5439営業時間:11:00から18:00定休日:毎週火曜日
2015年04月24日サンリオのかわいい人気キャラクター・マイメロディが、今年40周年を迎えます。それを記念し、現在「マイメロディの思いやりお花屋さん」が全国をまわっています。「思いやりお花屋さん」とは、日比谷花壇とルノー・ジャポンの協力によるオリジナルの移動式お花屋さんです。マイメロディが持っている「思いやりの心」をテーマに、「思いやりの気持ちで、大切な人の心に花を咲かせる」という意味を込め、お花をお届けしています。オープンしたのは3月3日。そのときは、特別店長に選ばれた広瀬アリスさんも登場しました。それ以来「2015年春、マリーランド(ストーリー上の森の名称)に咲くたくさんの思いやりの花を、マイメロディが届けます。」をコンセプトに、 全国約10ヶ所をまわっているところです。「思いやりお花屋さん」では、マイメロディのラッピングペーパーで包んだブーケを各日数量限定で販売するほか、東日本大震災復興支援の募金箱を設置し、募金をしてくれた人にお花の種をプレゼント。マイメロディも登場して、お花屋さんを盛り上げています。東京・日比谷公園噴水広場を皮切りに、これまで横浜・赤レンガ倉庫「ラーメン女子博15’ -Ramen girls Festival-」 、京都・大丸京都店、愛知・mozoワンダーシティと巡ってきました。それぞれたくさんの方々が足を運び、マイメロディとの触れ合いを楽しみました。次に「思いやりお花屋さん」が訪れるのは、4月4日、宮城・イオンモール名取です。当日は10時~18時までお花屋さんがオープンするほか、マイメロディとフォトセッションできる機会が3回(13:00/14:30/16:00)設けられているので、ぜひ足を運んでみましょう。会場で集められた募金は、日比谷花壇を通じて、宮城県を中心に活動している「ひまわりプロジェクト」へ寄付されるとか。「ひまわりプロジェクト」は、主に首都圏でひまわりの種を無償で配り、希望者から提供された苗を被災地(名取市)に届けているものです。苗をバトンタッチされた名取市では、花を育てる喜びを分かち合い、心を癒やしたり、ひまわりを育てることで震災で失われたコミュニティ形成に役立てられるそうです。「思いやりの心」がテーマのキャンペーンにぴったりですね。4月4日に宮城を訪れた後も、5月17日には山梨・山中湖交流プラザ ルノーカングージャンボリーなど各所へ、「思いやりお花屋さん」が訪れる予定です。マイメロディのお花屋さんをどこかで見つけたら、ぜひ大切な人のことを思い出してみましょう。その人へ、「思いやりの心」としてお花を届けてみるのもよいかもしれません。今後の訪問先は、ぜひサイトでチェックしてみてください! ・マイメロディの思いやりお花屋さん 公式サイト
2015年04月03日駅前や商店街でよく見かけるお花屋さんですが、果たしてお花屋さんというのは、実際もうかる商売なのでしょうか?今回は、業界の裏事情を知る某お花屋の店長さんに、お金の面での実情を伺ってきました。■花屋さんはもうかるの?――いきなりですがお花屋さんはもうかるのでしょうか?正直な話、ピンキリですね。もうかっている所はもうかっていますし、もうかっていない所はもうほんっともうからないです。――そのあたりはどんな業界でも変わらないということなのですね。ちなみに仕入れ値と売値はどうなっているのでしょうか?私がこの仕事を始めたのは10年くらい前なんですが、そのころは3倍の値付けでしたね。いまは30円で仕入れたら60円、という風に、仕入れ値の2倍で販売している所がほとんどだと思います。――3倍と聞くと、かなり高い印象を受けますね。そうなんですけど、この業種は小さな店はもちろん、どんなに大きなところでも仕入れはほかの業者などに任せず、自分たちが市場に行ったり、生産者とお話をして買っています。なのでそういった手間や輸送代などを考慮すると3倍の価格をつけないと利益を出すことができないんですね。またお花は何日も日持ちしないので、そういったロスも考えるとやっぱり3倍は妥当な気がします。――いまは2倍とおっしゃいましたが、その理由はなんですか?流通技術の発達で、ロスがあまり出なくなったのが大きいですね。ロスが出ないというのが一番大事なので。仕入れた分をロスなく全部売る事ができればすごいもうけになります。■もうかっているお花屋さんの売り上げはどれくらい?――ロスを出さない事がもうけに直結するということは、もうかっている花屋さんはロスが出ない花屋、ということなのでしょうか?基本的にはそうですね。もうかっているお花屋さんは顧客を持っている場合が多いです。例えば結婚式場などと提携している場合は、お花の必要な数がわかっているので、仕入れた分ロス無く売れていくわけです。――なるほど!結婚式場なら安定して注文もありますよね!ほかにも、生け花の家元さんと提携している場合もあります。そういった場合は、その家元さんが教える授業で使う花はすべてひとつのお花屋さんから仕入れる訳ですし、生徒さんが使う花はすべて買い取りの場合もあるので、定期的に発注がある上にロスは発生しません。――そのケースももうかりそうですね。そういった大口の顧客を持たない花屋で、もうかっているケースはありますか?私が以前働いていたお店は、東京の中心地や、郊外沿線の各駅に何店舗もお店を構えるチェーン店だったのですが、ここは本当にもうかっていましたね。――具体的にはどれくらいの売り上げがあったのですか?中心地や駅前の人通りの多い所にあるお店の場合で、週末の2日間で約30万円ほどの売り上げでした。――30万円!? それはすごいですね……。単純に毎週末30万円で何店舗もあると計算すれば……年間で数千万規模の売り上げになりますね。もちろん全店舗が30万円という訳ではないですが、それでも10万円を下回ると上から怒られるレベルのお店ばかりだったので、相当売り上げていましたね。平時でも数万円は売り上げていましたし……。――花屋さんでも、チェーン展開する規模になると売り上げもすごくなるんですね……逆に個人で経営されているお店の場合はどうなんですか?ひとりで切り盛りしているお店の場合は、1日で2万円から2万5千円の売り上げがあれば十分というか安心できるラインです。個人的な見解ですが、その金額が"売れている"というボーダーだと思います。■お花屋さんで最ももうかる方法とは?――大口の顧客を持っている花屋さんや、大通りに面したチェーン店など、大きくもうかっているお花屋さんがある訳なんですが、それら以上にもうかる方法はありますか?もうかる方法というか、ある大きなお花屋さんの話ですけど、そこは『お花の認定資格試験』というのを始めてものすごい利益を得ましたね。――資格試験でもうけることができるんですか?試験を受ける費用が3万円とか4万円で、全国の会場で何百人が受験する訳ですから、それだけでもう何千万ですよね。それを年に数回開催すれば何億の規模になります。主催側は会場を押さえたり試験官を雇ったりして資格を提供するだけですからね。当時、そこの講師をしていたんですが、利益は相当なものでしたよ。――それはすごい話ですね……。とんでもなくもうけたいなら後発でもいいから資格を作れ、ということなのですね。そうですね。でもそれ以降次々と資格が作られたという話は聞かないので、なかなか難しいんでしょうね(笑)。■歓楽街にある花屋の秘密――東京・新宿の歌舞伎町などの歓楽街には必ずと言っていいほどお花屋さんがあるんですけど、やはりもうかるのでしょうか?以前、歌舞伎町のスタンド花屋で働いていたことがありますが、もうかりました。金曜・土曜日の2日間で数百万売り上げることもありましたね。――それはすごい……あのお店に飾ってあるようなスタンド花はいくらぐらいするのですか?私のいたお店は安さがウリだったので、ひとつ1万円ほどでした。その価格で、週末にスタンド花が100基とか出たりしたので本当にもうかっていたと思います。――ちなみにスタンド花の原価はいくらぐらいだったんですか?原価はひとつ数千円もかかっていないです。――それがひとつ1万円ほどということは、かなり利益が出ていたのでは?スタンド花は基本的に利益が出るものですが、スタンド花ひとつだけではやはり割高なので、いっぱい作って出すことで大きな利益になる感じでした。――それで週末に100基も出るのなら確実にもうかる商売ですよね。そうですね。なので私のいたお店は、水商売のお店が「花屋にそんな大きなお金を落とすのはイヤだ!」といって立ち上げたお店でした。なので相当もうかっていたんでしょうね。――なるほど……そういう仕組みなら歓楽街にあるお花屋さんはつぶれることはなさそうですね。謎がひとつ解けました(笑)。最近は不景気で水商売も以前ほど儲かってはいないそうですけどね。まぁお花屋さんにもいろいろあるということです(笑)。さて、お花屋さんの生々しいお金の話がいろいろと聞けましたが、いかがだったでしょうか?もうかっているお花屋さんでは本当にものすごい金額が動いているようです。普段のどかな印象を受ける職種だけに、そのインパクトもひとしおでした。(貫井康徳@dcp)
2012年09月29日「贈る人も贈られる人も、一生の思い出に残るサプライズ」をコンセプトとした花屋、「劇的花屋(ドラマティックフラワーズ)」は、5月13日の母の日に一生分の感謝を伝える、花を使ったサプライズサービス「母の日スペシャル」を開始した。「今年じゃなくてもいいか…」と思っていると、感謝の想いは、一生伝えられない可能性がある。同社では、「少しだけ勇気を出し、お母さまへの気持ちを手紙に書くことで、母の日が訪れるたびに、お客さまからの感謝を思い起こすことができます。毎年、無難な物を贈るより、一生に一度のサプライズをプレゼントすることをご提案いたします」と話している。■「マリアのパラディーゾ(聖母の楽園)」- 100万円分の花で家中まるごとデコレーション 内容:家の外装、玄関、庭、リビング、寝室、バスルーム、ペットハウスまで、家中を利用者のアイデアをもとに花でデコレーションし、手紙を贈る。価格:100万円(税込) 申込み締切:5月6日(日)まで 対応地域/人数:全国、1名限定 ■「マリアへルコネッサンス(聖母への感謝)」-大切な手紙を包む、10万円の玉手箱 内容:最高級の重箱に、想いを込めたフラワーアレンジメントを詰め、最後の段に手紙を添えて、さらに、こだわりの風呂敷で包み、利用者の母に直接届ける。サプライズで用意された重箱や風呂敷は、母の日が過ぎてからも、さまざまな場面で活用できる。価格:10万円(税込) 申込み締切:5月10日(木)まで 対応地域/人数:東京・神奈川・千葉・埼玉在住者、10名限定 【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月05日