歌手のさだまさしが、大沢たかお主演の映画『風に立つライオン』(3月14日公開)の主題歌として、そのモデルとなった同名楽曲を28年ぶりに再録音したことが18日、明らかになった。同曲は、1987年7月25日リリースのオリジナルアルバム『夢回帰線』のラストに収録された曲。俳優の大沢たかおが同曲に感銘を受けて映画化を熱望したことから、さだまさし自ら同名小説を書き下ろし、大沢の主演作『風に立つライオン』(3月14日公開)として映画化が決定。アフリカ・ケニアで医療活動に従事する日本人医師・航一郎の姿を描く。石原さとみや真木よう子などのキャストに加え、三池崇史監督がメガホンを取ったことでも話題となっている。レコーディングが行われたのは、昨年12月。オリジナルのイメージを大切にするために、編曲はオリジナル同様、さだの盟友・渡辺俊幸氏が担当。雄大なアフリカの景色を描くため、49人編成のオーケストラが招集された。さだは、「短くするつもりでしたが、オーケストラを使ったより雄大なアレンジになり、逆に40秒も長くなってしまいました。にもかかわらず、三池監督はフルコーラス、エンディングの一番いいところで使ってくださり本当に感激しています」と説明。今回の再録音は、8分51秒の原曲を映画のために短くする目的で行われていたが、28年かけて積み重なったさだの想いがあふれ、結果的に9分37秒の大作に仕上がった。さだが20歳のころ、ケニアで国際医療ボランティア活動に従事した柴田紘一郎医師の話を聞いたことが楽曲誕生のきっかけ。「彼の語るケニアの話を聞き、その言葉の一つ一つに憧れ、いつか歌にしたいとプロの歌い手になってからずっと思っていた。ようやく15年かけて自分なりのケニアが体の中に育ち、『風に立つライオン』という歌ができあがりました」と当時を振り返る。再録された同曲は、「風に立つライオン(シネマ・ヴァージョン)」として18日より音楽配信が決定。公開された配信用ジャケット写真は、映画に主演する大沢のビジュアルが使用されている。音楽配信サイト「レコチョク」で独占先行配信、その後25日から主要音楽配信サイトで一斉配信されることが決定した。音楽配信の売り上げの一部は、ケニアの医療施設などへチャリティーとして寄付される。
2015年02月18日1987年にさだまさしが発表した名曲「風に立つライオン」。この楽曲に惚れこんだ俳優・大沢たかおが小説化・映画化を熱望したことで、2013年にさだまさしが同名小説を発表したが、さらに、このほどアフリカのケニアを舞台に映画化されることが決定。主演を大沢さんが務め、共演として石原さとみ、真木よう子らが出演することも明らかとなった。そもそもこの楽曲「風に立つライオン」は、さださんの父親の友人であり、アフリカ・ケニアの長崎大学熱帯医学研究所に赴任し、国際医療ボランティア活動に従事した実在の医師・柴田紘一郎氏から聞いた話にインスパイアされ、作詞し作曲されたもの。同名小説では主人公の関係者の証言により、アフリカで巡回医療に携わる青年医師の活動や戦闘で傷ついた少年兵士との心の触れ合いが綴られている。今回の映画版で大沢さんが演じるのは、大学病院からケニアの研究施設に派遣される日本人医師・島田航一郎。アフリカへの渡航は、アフリカ医療に生涯をささげたシュバイツアーの自伝に感銘を受け医師を志した航一郎にとって願ってもいないチャンスだったが、女医として父の跡を継ぎ、離島医療に従事する婚約者・秋島貴子(真木よう子)との長い別れでもあった。渡航後ほどなくして、現地の戦傷病院からの派遣要請を受けた航一郎は、その過酷すぎる環境を目の当たりにし、医者としての使命を感じざるをえなかった。戦傷病院への転籍を決意した航一郎は、つらく厳しい現実の中でも、同じ志をもって病院を支える看護師・草野和歌子(石原さとみ)や仲間と共に充実した日々を送っていた。そんなある日、少年兵・ンドゥングが病院に担ぎこまれてきて…。アフリカが主な舞台となる本作。メガホンを三池崇史監督が握り、10月中旬から長崎でクランクインし、11月初旬に長崎パートのロケが終了。そして現在、およそ1か月におよぶのアフリカ・ケニアパートのロケ撮影が行われているとのこと。今回の映画化について、大沢さんは「最初に『風に立つライオン』という曲を聞いたのは10年以上前になります。素晴らしい曲だと思いました。その時に、まさか今、アフリカの大地にさださんと立っているということを全く想像できなかったです。映像化のことはもちろん、プロの俳優として映画製作に携わるひとりとして、物語になったものが出来た場合、それを映像で見てみたいし、もし自分に配役があれば自分が演じてみてその世界を映画館で観たいと思っているので、さださんに原作をお願いした時に映画にしたいと話をしました。その後、できあがった原作を読んで感動しましたし、本当に素晴らしかったので、是非映画にと話をした自分の責任もそこから具体的に発生しました」とコメントを寄せている。さらに「今回のような歌から始まって小説、そして映画に至る流れって、なにかに守られているというか、なにかに後押しされているような、そんな風に感じています。小説の中に命のバトンを繋いていくというメッセージがあるように、今回のプロジェクトには、さだまさしさんの『風に立つライオン』という歌があり、それが小説というバトンとして、僕からプロデューサーの方に引き継がれ、三池監督が引き継ぎ、現場で僕なりがそのバトンをもらって芝居をして、映画として最後にたくさんのお客さんに向けて、そのバトンを渡す。引き継いだ全員の魂がそこに乗って、何かがみんなに届くような作品にしていかなくてはいけないなということを改めて強く感じています」と劇中で演じた航一郎のように使命感が芽生えていると語る。今回の撮影で「ケニアは2度目」という大沢さんだが、1度目の渡航では各地を巡り「一人ロケハン」したというほどの熱の入りよう。撮影はマサイ族の土地でも行われているそうで、大沢さんは「今回、マサイ族の人たちの住む土地をお借りして一緒に映画を作れることは、すごく光栄な事でとても嬉しいです。そして、マサイ族の人たちとの共演は、自分の表情も含めて自然と出て来る空気みたいなものを大切にして、あまり作り込んだ感じにはせずに自然に出来たらいいなと思います」とも。また、石原さんや真木さんに加え、萩原聖人、鈴木亮平、藤谷文子、山崎一、石橋蓮司らも共演として出演するとのことだが、果たして雄大なアフリカの地でどんな作品が完成するのだろうか?『風に立つライオン』は2015年3月14日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月27日さだまさしが自身の楽曲『風に立つライオン』を基に執筆した小説が、大沢たかお主演で映画化されることが発表された。さだが原作の映画化作品に大沢が主演するのは2004年の『解夏』、2007年の『眉山』以来3作目。大沢と『藁の楯わらのたて』で組んだ三池崇史監督がメガホンを執り、来年3月14日(土)に公開される。その他の写真映画化のきっかけは、さだまさしがアフリカ・ケニアで巡回医療に携わった実在の日本人医師をモデルに作った1987年の同名楽曲に大沢がほれ込み、小説化・映画化を熱望したことから始動した。映画は、ケニアで医療に従事していている主人公が、心に傷を負った元少年兵と心をかよわせる様を、アフリカの雄大な風景を交えて描く。大沢が演じるのは、遠く離れて暮らす恋人への想いを胸に、ケニアの戦傷病院に派遣される医師・島田航一郎。そのほか、ケニアの現場で航一郎を支える看護師を石原さとみ、航一郎の恋人役に真木よう子、鈴木亮平、萩原聖人、石橋蓮司らが出演する。大沢は「最初に『風に立つライオン』という曲を聴いたのは10年以上前になります。素晴らしい曲だと思いました。今回のような歌から始まって小説、そして映画に至る流れって、なにかに守られているというか、なにかに後押しされているような、そんな風に感じています」と話し、「小説の中に命のバトンを繋いていくというメッセージがあるように、今回のプロジェクトには、さだまさしさんの『風に立つライオン』という歌があり、それが小説というバトンとして、僕からプロデューサーの方に引き継がれ、三池監督が引き継ぎ、現場で僕なりがそのバトンをもらって芝居をして、映画として最後にたくさんのお客さんに向けて、そのバトン渡す。引き継いだ全員の魂がそこに乗って、何かがみんなに届くような作品にしていかなくてはいけないなという事を改めて強く感じています」と語る。アフリカが主な舞台となる本作は、10月中旬から11月初旬まで長崎で撮影を行い、11月中旬からはアフリカ・ケニアでおよそ1か月間のロケを敢行する。マサイ族の土地での撮影や共演について大沢は「今回、マサイ族の人達の住む土地をお借りして一緒に映画を作れる事は、すごく光栄な事でとても嬉しいです。そして、マサイ族の人達との共演は、自分の表情も含めて自然と出て来る空気みたいなものを大切にして、あまり作り込んだ感じにはせずに自然に出来たらいいなと思います」とコメントを寄せている。『風に立つライオン』2015年3月14日(土)全国東宝系にて公開
2014年11月27日『白ゆき姫殺人事件』で、待望のスクリーン・デビューを果たした菜々緒。タイトルの“白ゆき姫”のような美人OLを演じたと聞けば誰もが納得するだろうが、これはそれだけでない、とんでもなくヘヴィな役。何しろ、彼女が演じた三木典子は何者かに惨殺され、冒頭から死体として登場するのだ。その他の写真「でも、せっかくいただいた機会なので、自分に課せられたことは全力でやらないといけないと思って。犯人に追われて森に逃げ込むシーンでも、睡眠薬を飲まされて朦朧としている設定だったから転ばないわけがないですし、そこが嘘っぽいと観ているお客さんも引いてしまうと思ったので、本気でコケました(笑)。撮影で使われたのは水でしたが、灯油を掛けられたり、死体だから瞬きができないシーンもあって。大変でしたけど、必死にやりましたね」映画は典子と、犯人の容疑をかけられる、彼女とは対照的な地味で目立たない城野美姫を知る人々の証言を次々に視覚化する形で展開していく。「証言ごとに“いい典子”と“普通の典子”“悪い典子”の3パターンを演じ分けるのは難しかったですし、私自身、どれが本当の典子だったのかいまも分からない。でも、私も高校時代は美姫さんと同じように光の当たらない影の側にいたから彼女の気持ちもよく分かるし、逆にいまは華やかな世界にいさせてもらっているので、自分の言動を誤解されて典子のような悲劇に陥る可能性もあるなと思って、ちょっと怖くなったりもしましたね」劇中では、ある人物の想像のシーンとして、美姫役の井上真央にめった刺しにされるというシーンも登場。「ナイフを持って、震えた声で“あなたがいなければ、私は幸せだったのに”って言われた時は本当に恐怖を感じました。その緊迫感が伝わってきて、私もリアルなお芝居で対峙できた時はいいシーンになったんじゃないかなという手応えがあったし、お芝居の面白さを改めて感じましたね」そこで、また映画をやるとしたら今度はどんな役をやりたいですか?と訊くと、「私じゃないとできない役」という、男前な答えが返ってきた。「大物女優さんができない役をやらせてもらっていると思うと、やり甲斐を感じるので、大変な役は進んでやりたいです。容姿の関係で、強めで性格があまりよくない役も多いですが、そういう役が続いても構わない。自分ではアクションも向いていると思います。やったことのないものに対しての興味や向上心もあるし、25歳になってからジムに通い始め、キックボクシングもやっているので、そういったことも活かしていけるといいですね」『白ゆき姫殺人事件』3月29日(土) 全国ロードショー『ぴあ Movie Special 2013 Autumn』(発売中)より文:イソガイマサト
2014年03月28日井上真央を主演に、綾野剛や菜々緒ら豪華俳優が競演を果たした映画『白ゆき姫殺人事件』が3月29日(土)から公開される。このほど本作で、井上さん演じる容疑者・城野美姫や、菜々緒演じる被害者の美人OL・三木典子などが在籍し、事件の舞台となる“日の出化粧品”の美容商品「白ゆき肌石けん」が、劇中に登場するパッケージとコンセプトそのままに、ヱスケー石鹸とのコラボにより限定販売されることが決定した。物語は、大ヒット中の「白ゆき肌石けん」を販売する日の出化粧品のOL・典子が、何者かに惨殺される事件が起きたことから始まる。この事件を巡り、疑惑の目を向けられたのが、典子と同期の地味なOL・美姫。ワイドショーのディレクター・赤星は、美姫がどんな人物だったのかと、関係者に取材を重ねていく。やがて、過熱する報道や、Twitterを始めとするネットでの炎上によって、美姫に関する“噂”が暴走していき…。『告白』や「夜行観覧車」などで知られる人気作家・湊かなえの小説を基に、『アヒルと鴨のコインロッカー』の中村義洋監督がメガホンを取った本作。容疑者・美姫(井上さん)と被害者・典子(菜々緒)だけでなく、美姫の後輩で旧知の赤星に情報を与えるOL・狩野里沙子(蓮佛美沙子)や噂好きのOL・満島栄美(小野恵令奈)も、同じ会社で働いている設定となっている。今回、本作のロケ場所に選ばれたヱスケー石鹸とのコラボで実現した「白ゆき肌石けん」。劇中では、“肌にも環境にもやさしく、老若男女を問わず支持され、爆発的な売上を記録した”という大ヒット商品だ。実物も、日本酒メーカーが化粧品事業を興したというストーリー設定を意識し、日本酒と酒粕エキス、コメ由来原料を配合した純植物性石けん。特に、“酒職人の手は白い”といわれるだけに、酒製造時の副産物である酒粕エキスは、有機酸やアミノ酸など、美肌成分が豊富。洗顔以外に、気になる部分の美肌ケアにも使えそうだ。映画の公開に合わせて3月29日(土)より、一部公開劇場と松竹のオンラインショップ、ヱスケー石鹸オンラインショップで限定販売される「白ゆき肌石けん」。謎に包まれた本作のキーアイテムともなるだけに、要チェック?美人OLに扮した菜々緒さんのような美肌が手に入るかも。『白ゆき姫殺人事件』は3月29日(土)より全国にて公開。(上原礼子(cinema名義))■関連作品:白ゆき姫殺人事件 2014年3月29日より全国公開(C) 2014「白ゆき姫殺人事件」製作委員会(C) 湊かなえ/集英社
2014年03月17日