現役銀行員として話題の香西志帆監督と『幕が上がる』や『踊る大捜査線』シリーズの本広克行をプロデューサーに迎えタッグを組んだ『恋とオンチの方程式』。現在「スペシャリスト」にも出演中の夏菜が主演を務める本作が、今月20日(土)より1週間限定で公開することが決定。予告編も解禁された。小さい頃アイドルになりたかった山吹みどりは、香川県にあるほととぎすバスでバスガイドをしていた。そんなみどりの宝物は、母からもらった3つの願い事がかなうというマイク。ある日、世界の音響機器メーカー「ナマズダイナミクス」の御曹司・栗田拓人が亡き父であり元社長の故郷・香川県でコンサートをするためにやってきた。そしてひょんなことから幼なじみだった小川カズユキと再会し、忘れていた悪夢を思い出す。みどりは想像を絶するオンチで、幼い頃に東京で受けたオーディションで、みんなに笑われたことがトラウマとなっていた。数日後、ナマズダイナミクスの現社長で拓人の母である栗田徹子がやってきて、みどりのミスを激しく責めみんなの前で歌わせようとする。思わずみどりは逃げ出すが、気になって追いかけてきた拓人と恋に落ちる。しかし、日本一の絶対音感を誇る栗田徹子の嫁の条件は、「歌って、踊れて、拍手される」こと。ショックを受けるみどりとバスガイドたちに、謎の怪奇事件、そして、リストラの危機が…。2014年「さぬき映画祭」でオープニングとクロージング作品として上映され、香川県では撮影時から話題を集めていた本作。 監督は、現役銀行員ながら『猫と電車-ねことでんしゃ-』で全国の映画祭で高い評価を得、『満月のパレード』が本年度の「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」にて上映が決定している香西監督。またプロデューサーには、『幕が上がる』『踊る大走査線』シリーズ『UDON』を手がけた香川県育ちの本広監督が手がけている。主人公のオンチなワケありバスガイド・みどり役には、連続テレビ小説「純と愛」で国民的ヒロインとなった夏菜さん。共演には、『スウィングガールズ』「プロポーズ大作戦」などドラマにCMに大活躍中の平岡祐太が幼なじみ役を演じ、『仮面ライダーTHE FIRST』の黄川田将也、「HERO」「コウノドリ」などで今大ブレイク中の吉田羊、幅広い年代から圧倒的支持を集める戸田恵子など個性的なキャストたちが脇を固めている。さらに、ヒロインの母役には森昌子が37年ぶりの映画出演を果たしている。「歌うのが大好きだからです」というみどりの幼少期の映像から始まる予告編では、夏菜さんをはじめ、黄川田さん、戸田さん、森さんなどキャスト陣が続々登場。「宇宙一幸せになりたい!」と叫ぶみどりは果たして幸せをつかむことができるのかーー!?夏菜さんらバスガイド達が歌う歌にも話題が集まっている本作。オール香川ロケによる笑いと感動にあふれた本作の雰囲気を、まずはこちらの予告編から感じてみて。『恋とオンチの方程式』は2月20日(土)より新宿バルト9、梅田ブルク7、T・ジョイ博多にて1週間限定公開。(cinemacafe.net)
2016年02月10日海洋研究開発機構(JAMSTEC)と東京大学(東大)は2月1日、日本南岸を流れる黒潮やその東に続く黒潮続流といった中緯度域の強い海流の年々変動に「風の変動と無関係に生じる部分」があり、まったく同じ風の変動のもとで異なる海の循環が生じうることを発見した。これは、大気循環と同様、海洋循環にもいくつもの「並行世界(パラレルワールド)」が存在することを意味しているという。同成果は、JAMSTEC アプリケーションラボ 野中正見グループリーダー代理、東京大学 先端科学技術研究センター 中村尚 教授らの研究グループによるもので、2月1日付けの英科学誌「Scientific Reports」に掲載された。今回、同研究グループは、初期値などにわずかなばらつきを与えて複数の数値実験を行う「アンサンブル実験」という手法を用いて、年々変動する「全く同一の」風を与えながら、風以外の条件をわずかに変え、海洋の循環を現実的に再現するため、JAMSTECのスーパーコンピュータ「地球シミュレータ」によるシミュレーションに着手した。アンサンブル実験は大気循環の研究分野ではよく用いられている手法だが、これを海流の年々変動研究に導入したのは同研究が初めてだという。この結果、「風の変動と関係なく海の中で勝手に起きる」変動が存在することが明らかになった。また詳しい解析から、黒潮続流の年々変動では「風の変動と無関係に生じる」変動量と「風の変動によって生じる」変動量がほぼ等しいことがわかった。これは、現実に観測されるのはひとつの状態でも、同じ条件下で異なる状態が起きていても不思議ではない、つまりパラレルワールドが存在しうることを意味する。いくつものパラレルワールドのどれが実現するかを予測することは不可能なため、黒潮続流には本質的に予測不可能な成分が半分程度含まれていることになる。このように予測不可能な成分を考慮し、できるだけ確からしい予測を実現するには、わずかに条件を変えた予測を多数行う手法「アンサンブル予測」が有効とされ、天気予報など大気循環の分野で用いられている。これまで海洋の年々変動は、基本的に風の年々変動によって生じるものと考えられていたが、海洋循環をより確からしく予測するためには「風の変動と無関係に生じる変動」の存在を加味した予測が不可欠であることが明らかになった。同研究グループは、今回の成果により海流予測の分野でもアンサンブル予測手法が導入され、気候予測や漁獲量予測の高度化に繋がることが期待されると説明している。
2016年02月02日東京大学(東大)は1月28日、自閉スペクトラム症の人は自閉スペクトラム症でない人と比較して不快と感じる対人距離が短いことを明らかにしたと発表した。同成果は、同大学 先端科学技術研究センター 浅田晃佑 特任研究員、熊谷晋一郎 准教授、同大学大学院 総合文化研究科 長谷川寿一 教授、および茨城大学、武蔵野東学園らの研究グループによるもので、1月27日付けの米科学誌「PLOS ONE」オンライン版に掲載された。自閉スペクトラム症は発達障害の一種で、コミュニケーションや対人関係において困難が見られることや同じ行動や興味へのこだわりが見られることにより診断される。自閉症、アスペルガー障害、広汎性発達障害、特定不能の広汎性発達障害と呼ばれていたものを含む診断概念となっている。今回の研究では、12歳から19歳の自閉スペクトラム症の人と自閉スペクトラム症でない人それぞれ16名(男性15名、女性1名)に対し、研究者が参加者に近付いた際にこれ以上近付かれると不快と感じる地点を知らせてもらい、次に参加者が研究者に近付いた際に参加者がこれ以上近付くのは不快だと感じる地点で止まってもらうという調査を行った。この結果、自閉スペクトラム症の人は、どちらの場合も自閉スペクトラム症でない人と比べて、不快であると感じる地点が研究者に近く、他者との対人距離を短く取る傾向にあることがわかった。また、自閉スペクトラム症の度合いが高いことと対人距離が短いことが関係していることから、対人距離には人によって差が見られることも明らかになった。さらに、対人距離を取る際のアイコンタクトの影響を調べたところ、研究者が参加者に近付く場合では、自閉スペクトラム症の人も自閉スペクトラム症でない人も、研究者がアイコンタクトを取ると、アイコンタクトを取っていないときに比べ、対人距離を長く取ったという。このことから、自閉スペクトラム症の人も自閉スペクトラム症でない人も、アイコンタクトの情報を対人距離の調整に利用していることがわかった。短い対人距離は他者への好意や親密性を表すため、今回の結果を踏まえると、自閉スペクトラム症の人は自分がほかの人と比べて対人距離が短すぎないか意識することで、コミュニケーションの相手に好意や親密性を示しているという誤解を与えることを避けられる可能性があるといえる。また、不快に感じる対人距離は人によって差があるという今回の結果から、自閉スペクトラム症の人も、自閉スペクトラム症でない人も、対人距離には人によって差があることを踏まえて社会生活を送ることで、よりよいコミュニケーションを行うことができると同研究グループは説明している。
2016年01月28日東京大学(東大)は1月25日、接触面の静止摩擦係数を検出するマイクロ触覚センサの開発に成功したと発表した。同成果は、同大学 IRT研究機構 下山勲 教授、同大学大学院 情報理工学系研究科 修士課程1年 岡谷泰佑 氏らの研究グループによるもので、1月24日~28日にかけて中国・上海で開催される国際学会「MEMS2016(The 29th IEEE International Conference on Micro Electro Mechanical Systems)にて発表される。これまでに、床面との接触力や滑りを計測するためのさまざまな触覚センサが研究・発表されているが、これらのセンサでは実際に足裏が滑り出さなければ、摩擦係数を計測することは困難だった。今回の研究では、高いピエゾ抵抗効果を持ち、高感度にひずみを検出することが可能なn+型シリコンをゴム材料中の複数点に配置することにより、センサを物体に押し付けただけでその表面の静止摩擦係数を検出することが可能となった。同センサを物体に押し付けると、センサ全体は滑らないにも関わらず、ゴム材料の端部分だけが滑り出し、左右方向に変形する。この左右方向への変形量は、ゴム材料を物体に押し付けた際の押しつけ力の大きさと物体表面の静止摩擦係数に依存するため、ゴム中に配置したn+型シリコン素子を用いて押し付け力と左右方向への滑り量とを検出・比較することで、物体との接触面の静止摩擦係数を計測できるという仕組みになっている。同技術により、靴裏と床との滑りやすさを検出して警告する靴や路面の滑りやすさを警告するタイヤの実現、ロボットの転倒防止などにつながることが期待されると同研究グループは説明している。
2016年01月26日「さんまのまんま」の今回のゲストは、新婚ホヤホヤの上地雄輔。5年ぶりの番組登場となったももの、「言わないでって言ったのに、もう最悪!」と、明石家さんまに対して不満をぶつけまくっている(?)ことが分かった。多くの芸能人の結婚ラッシュに沸いた2015年に、地元の同級生と入籍をした上地さん。その披露宴に出席したさんまさんは、「お前のせいでエライ目に遭うたわ」と、そのときの様子をふり返る。当初は、仕事の都合で披露宴を欠席する予定だったというさんまさん。しかし、仕事が早く終わり、マツコデラックスや島崎和歌子らとともに急きょ出席することに。豪華アーティストたちの熱唱で会場が盛り上がりのピークに達している中、完全アウェーな状況でさんまさんが送ったコメントとは?また、今回のお土産は、横浜中華街の絶品フカヒレと、上地さん自らの欲しいものを書いた“欲しいものリスト”。なかでも、上地さんが7~8年前から欲しいと言い続けているのが、元大リーガーのデレク・ジーターのサインボール。さんまさんは、上地さんのために黒田博樹選手(広島東洋カープ所属)を介して、ジーターにサインをもらう手はずを整えていたのだが、黒田選手の心遣いがあらぬ方向に進んでしまい、実は上地さんに悲劇が…。そして、そのサインボールの話を発端に、上地さんがさんまさんへの不満を次々にぶつけていくことに。「さんまさん、信用していたのに…。もう最悪!」と話し出したのは、自身の結婚報告についての出来事。入籍発表の前夜、さんまさんに「(正式発表までは)心の中に留めておいてほしい」と電話で入籍報告を行ったという上地さん。ところが、続いて恵俊彰に電話をすると、すでに入籍のことを知っていたらしい。さんまさんが「仕方なかったんや!」と弁解する、そのときの状況とはいったい!?そんな2人の言い合いはしだいにエスカレートし、さんまさんが「お前にいろいろプレゼントあげたよね?」というと、上地さんは以前、さんまさんからもらった貴重な名前入りのどんぶりを、不注意で割ってしまっていた事実を告白。すると、さんまさんはショックでソファに倒れ込んでしまう。さんまさんへの不満が止まらない上地さんに、「お前は俺のこと下に見てるわ!」と強烈なひと言を放つが…。最後に、まんまコーナーでは上地さんが得意のトランプマジックを披露すると、さんまさんに大ウケ!言い合いはしても、実はとっても仲良しの2人に注目してみて。「さんまのまんま」(ゲスト:上地雄輔)は1月23日(土)13:56~関西テレビにて、2月7日(日)13:00~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2016年01月23日東京大学(東大)は12月22日、4個の中性子だけでできた原子核の共鳴状態「テトラ中性子共鳴」を発見したと発表した。同成果は、東京大学 原子核科学研究センター 下浦享 教授、理化学研究所仁科加速器研究センター 木佐森慶一 日本学術振興会特別研究員、上坂友洋 主任研究員らの研究グループによるもので、2016年1月29日付けの米科学誌「Physical Review Letters」に掲載される予定。今回同研究グループは、エネルギー1500MeVの8Heのビームを液体ヘリウム4Heに照射し、二重荷電交換反応により生じる8Beから崩壊する2つのα粒子を、SHARAQ磁気分析装置を用いて精密分析。天然に存在する安定核を用いた通常の核反応では、ビームが持つ運動エネルギーを内部エネルギーに転換させる必要があるため、生成核へ大きな衝撃を与えるが、不安定核8Heの大きな内部エネルギーを用いることでほとんど衝撃を加えず、実験室中でほぼ静止した4つの中性子を生成し、共鳴状態「テトラ中性子共鳴」を発見した。発見された共鳴は、3つの中性子に同時に働く「三体力」を無視した従来の手法による理論的解析からは説明が困難なものであり、逆に共鳴のエネルギーはこの三体力の強さに制限を与えるものとなる。さらにこの三体力は中性子物質の状態方程式を決定づけるパラメータであり、今回の発見は、主に中性子から構成される「中性子星」の構造解明への道をひらくものと期待されている。
2015年12月22日ビートたけしが、2007年の1000回SP以来、9年ぶりに「さんまのまんま」新春SPに登場。バラエティー黄金期を駆け抜けたビートたけし&明石家さんまという2トップの、いまだから話せる秘話が続出するとともに、さらに、さんまさんとは10数年ぶりの共演となる宮沢りえが初登場。まさかのオーバーリアクション対決から、真面目に将来の展望を語っていることが分かった。番組30周年のお祝いに今回かけつけたのは、たけしさん、宮沢さんを始め、市川染五郎とその長男・松本金太郎、今田耕司、井上真央ら、お正月にふさわしい豪華なゲストたち。まず、たけしさんは「こんなジジイ2人でなに話すんだよ?」と相変わらず。さんまさんは「そろそろ我々が芸能界を辞めたほうが後輩が伸びるんじゃないか」という話を、以前たけしさんに話そうとしたことがあると告白。それを聞いたたけしさんは、「辞めるわけねえじゃねえか。俺らが若い芽を踏んづけておいて、それでも育ったやつが伸びるんだよ」とバッサリ。さらに、さんまさんには「お前は、芽を踏むんじゃなくて、抜き取ってるだろ」と言い放つ。そこから、お笑い界のトップを走り続けてきた2人だからこその深~い“お笑い談義”に突入。かつて「ドリフターズ」が絶大な人気を誇っていたころに、たけしさんやさんまさんが「オレたちひょうきん族」を裏番組の時間帯にぶつけ、真正面から勝負に挑んだ時代の話題になると、「あのころは、『ドリフターズ』派と『ひょうきん族』派に客が分かれてたよな」とふり返る2人。また、たけしさんが最近、まさに志村けんと2人でその当時のことを語り合った、というエピソードも明かされた。現在のお笑い界に対しても、たけしさんは、「いまの人たちは俺たちよりずっと上手いけど、飛び抜けている人がいない」と苦言(?)。さんまさんも「みんな、ネタが上手いのは認めるけど…」と同調し、真面目なお笑い評や今後のお笑い界を心配する声も飛び出していた。さらに、この日たけしさんのお土産は、行きつけの焼鳥屋のスタッフをスタジオに呼んで焼き鳥を振る舞ったこともあり、お酒が進みに進む。ほろ酔い加減の2人が交わすのは、やっぱりむかし話。約30年前に世間を震撼させた「フライデー」編集部の襲撃や、その後のバイク事故での大怪我などについて、たけしさんは語り始める。「もう芸能界に戻れないと思った。つらいときは、あの事故で死んでたほうが良かったと思ってた」と、当時の心境と衝撃の言葉も語られ、「何で相談してくれなかったんですか?」とさんまさんを驚かせた。一方、意外にも「さんまのまんま」初登場となった宮沢さん。「初めて会ったのは16歳のときやったよなぁ」と、26年前に宮沢と初対面したときの思い出をふり返る。当時、宮沢さんはさんまさんに、大きな話題を呼んだ自身の写真集を渡すべく、車に置いてある写真集を走って取りに行き、息を切らしながら戻ってきて手渡したのだそう。その姿をいまでも鮮明に覚えているというさんまさんは、「ずっと忘れられない。あのとき、抱きしめたかった!」としみじみ…。そんな宮沢さんもいまでは、『紙の月』で日本アカデミー賞「最優秀主演女優賞」に輝き、6歳の女の子の母親でもある。「私よりも大人」という愛娘の話も飛び出し、貴重なプライベートの様子が明かされる。また、美容に気を遣っている宮沢さんが実践している、ちょっと恥ずかしい美容法をさんまさんに紹介。 「(人に)見せられないんですけど…」と恥ずかしがりながらも、その美容法を披露するのだが、そのしぐさを真似したさんまが何故かキスするような顔になってしまい…!?そして、すっかり実力派女優となった宮沢さんに「芝居は一生続けるの?」「バラエティーもやりたいんだ?」と、さんまさんは質問。すると、宮沢さんは「55歳くらいになったら…」と、今後の意外な展望を語り出す。今回、初出演とはいえ、旧知の仲だけにやはりトークは盛り上がった様子。宮沢さんも、「出演したいと思っていたんですけど、『さんまのまんま』に出演するにはトークの水準が達していないと思って。今回やっと出演できて本当にうれしいです」とコメントし、“芸達者”ぶりをアピールしていた。「新春大売り出し!さんまのまんま 30周年スペシャル」は2016年1月2日(金)15:45~関西テレビ・フジテレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年12月12日東京大学(東大)は12月9日、溶媒として水を用いてあえて“溶けない”状態を作り出すことにより、触媒的不斉合成が円滑かつ高立体選択的に進行することを発見したと発表した。同成果は、同大学大学院 理学系研究科 小林修 教授らの研究グループによるもので、12月8日付けの米科学誌「Journal of the American Chemical Society」のオンライン速報版に掲載された。同研究グループは今回、水に溶けないキラル銅触媒を開発し、同触媒と脂溶性の基質を水中で攪拌することで、高い選択性を得る触媒的不斉合成を成功させた。従来、化学反応は、反応基質や触媒を溶解して行うのが常識とされており、多くの有機化学反応においては、反応基質を溶かすために有機溶媒が用いられてきたが、今回の研究では、溶媒として水ではなく有機溶媒を用いると反応は全く進行せず、アルコール中では反応が若干進行したものの立体選択性は発現しなかった。また溶媒を用いない条件でも反応の進行は見られなかった。また、水-テトラヒドロフラン混合溶媒系を用いて水の量がどのように反応に影響するかを調べたところ、溶けている反応では立体選択性がほとんど発現していないのに対し、触媒や基質の不溶性が高まるにつれて鏡像異性体過剰率の増加傾向が確認された。この触媒系はすでに報告されている触媒と比べて基質の適用範囲が広く、またグラムスケールでも問題なく進行する。反応後は遠心分離操作のみで生成物の単離と触媒の回収を達成することができ、触媒の再使用も可能であるという。同大学によると、なぜこのような現象が起こるかについては不明であり、今後は詳細な反応機構の解明が必要であるとしている。
2015年12月09日東京大学(東大)、国際電気通信基礎技術研究所、および北海道大学は12月9日、人間の脳における短期と長期の運動記憶を画像で捉えることに成功したと発表した。同成果は、Northwestern University Feinberg School of Medicine スムシン・キム 研究員、北海道大学大学院文学研究科 小川健二 准教授、University of Southern California Marshall School of Business ジンチ・レヴ 准教授、University of Southern California Division of Biokinesiology and Physical Therapy ニコラ・シュバイゴファー 准教授、東京大学大学院人文社会系研究科 今水寛 教授らの研究グループによるもので、12月9日付けのオンライン科学誌「PLOS Biology」に掲載された。試験前の一夜漬けのように、早く覚えたことはすぐ忘れてしまうが、自転車の乗り方のように時間をかけて練習したことはずっと覚えているといったように、短期と長期の運動記憶が脳内に存在することは、これまで理論的に示されていた。しかし、脳のどのような場所が短期と長期の運動記憶に関係しているのかはこれまで明らかになっていなかった。今回の研究では、21名の実験参加者がfMRI装置の中でジョイスティックを操作するという課題を実施。この行動データを、段階的にさまざまな時間スケールの記憶を備えた数理モデルを利用して解析した。また、モデルから得られたさまざまな記憶の時間変化と同じような変化をしていた脳の場所はどこにあるかを、回帰分析という統計手法を用いて調べた。この結果、数秒で学習して数秒で忘れる非常に短期的な記憶には、前頭前野や頭頂葉の広い場所が関係していること、数分から数十分で学習して忘れる中期的な記憶は、頭頂葉の中でも限られた部分が関係していること、1時間以上かけて学習し、ゆっくり忘れる長期的な記憶は小脳が関係することなどが明らかになった。今回開発された方法は、脳の内部状態を推定してどれくらい長期に残る記憶なのかを予測することができるため、脳の状態をモニターしながら、練習効果が長く残る効率的なトレーニングやリハビリを行うことが期待されるという。
2015年12月09日東京大学(東大)は12月7日、アルマ望遠鏡のデータベースを用いて、非常に希薄な分子ガスの存在を示す「分子吸収線系」を新たに発見し、銀河系の星間ガスの化学組成やおかれている環境を明らかにしたと発表した。同成果は、同大学大学院理学系研究科附属天文学教育研究センター 修士課程1年 安藤亮 氏、河野孝太郎 教授、国立天文台チリ観測所 永井洋 特任准教授らの研究グループによるもので、12月7日付けの日本科学誌「日本天文学会欧文研究報告(Publication of the Astronomical Society of Japan)」オンライン版に掲載された。宇宙空間に存在する星間ガスの中には、非常に希薄なためそれ自身が発する光を直接観測するのは困難なものがある。こうした希薄な分子ガスの性質を探るうえでは、遠方の明るい電波源を背景光として、手前側の分子ガスによる吸収線を影絵のように捉える「分子吸収線系」という手法が有効であることが知られている。同研究グループは、チリ共和国のアンデス山中に建設された巨大電波望遠鏡「アルマ望遠鏡」での観測時において目標天体の“位置合わせ”に用いられる基準光源のデータを調査することで、新たな分子吸収線系の発見を試みた。今回、アルマ望遠鏡が観測した基準光源36天体のデータを調査した結果、3つの新たな分子吸収線系の発見に成功し、計4天体の方向で多様な分子の吸収線を検出。さらに2天体の方向では、非常に珍しいというホルミルラジカル(HCO)を検出し、従来知られていた中で最も希薄な星間分子ガスを捉えたとともに、その希薄なガスが大質量星などからの紫外線にさらされた環境にあることを明らかにした。アルマ望遠鏡のデータベースには、1000天体以上におよぶ基準光源のデータが収められており、全世界に公開されている。この中には新たな分子吸収線系が隠されている可能性があり、今後これらのデータの調査が進むことで、新たな分子吸収線系が発見され、それ自身光らない希薄な星間ガスに関する知見がさらに広がることが期待される。
2015年12月07日11月14日(土)より公開の映画『レインツリーの国』で難聴を抱えるヒロインを演じていることでも話題の西内まりやが、「さんまのまんま」に初登場。10代女性がなりたい顔ナンバーワンの西内さんに明石家さんまもすっかりメロメロ、「結婚した~い」と真剣プロポーズ(!?)までしていることが分かった。女優、モデル、そして歌手としても大活躍中の西内さん。13歳でファッション誌のモデルとしてデビューし、それまで住んでいた福岡から母親と一緒に上京。父親は福岡に残っており、自身もひとり娘を持つ身のさんまさんは「お父さん、かわいそうやなあ」と同情する。西内さんは最近、福岡に帰ったときの父親の様子をさんまさんに報告するが、その九州男児らしいカッコいい対応にさんまさんも思わず感嘆。また、西内さんのお土産は、おすすめの凍らせて食べる“アイス梅”や、自身で作詞作曲をした楽曲を収めたCDを持参。すると、さんまさんは博多弁でお土産を渡して欲しいと要求。「これ私の好きなものっちゃん。よかったら食べてくれん?」と満面の笑みで言われた、さんまさんの反応とは…!?さらに、「さんまさんの苦しむ姿が見たくて」と腹筋ローラーを手渡す西内さん。学生時代はバドミントンと水泳をしていたという“体育会系”の一面を披露。そこで、西内さんにまず腹筋ローラーの使い方を実践してもらうのだが、そのあまりにかわいいしぐさに「久々にキュンとした!」「カワイイ~」と大絶賛のさんまさん。「好きになってしまうから、近づかんといてな」と言いつつも、西内さんの趣味や好みを根掘り葉掘り。それに対する西内さんの答えることすべてがさんまさんのツボにはまってしまい、「俺の人生狂っちゃうから、俺が嫌いになる欠点を言ってくれ」と懇願する!?すると、だんだんと“欠点”の告白がエスカレートしていく西内さん。あるドラマの収録現場で彼女に起こった恥ずかしすぎる大失敗とは、いったい? そして、さんまさんをキュンキュンさせまくり、ついに「俺、恋してしもうたわ」発言が!そんな西内さんが無意識に使っている男をとりこにするモテ技を、さんまさんが見事に言い当てる。最後のまんまコーナーでは、西内さんが得意のバドミントンで的当てに挑戦。 幅広い活躍を見せる西内さんは、今回もさまざま表情を見せてくれそうだ。「さんまのまんま」は11月21日(土)13:56~関西テレビにて、11月22日(日)13:00~からフジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年11月21日今夜11月10日(火)放送の「踊る!さんま御殿!!」は、題して「カラダweekスペシャル!」。“霊長類最強女子”といわれるレスリングの吉田沙保里や、元フィギュアスケート選手の安藤美姫、元ビーチバレー選手の浅尾美和らアスリート女子たちが、近藤春菜(ハリセンボン)やバービーら、ぽっちゃり系女芸人と“禁断の恋バナ”でバトルを繰り広げていることが分かった。厳しい練習に耐えてきた負けず嫌いの女子アスリートたちと、“ぽっちゃり”な体格を売りにする女芸人たちが対決する、今回の「カラダweekスペシャル」。まずは、禁断の恋バナで大盛り上がりを見せるのが、レスリングで五輪3連覇中の吉田さん。秘密の恋愛話を暴露し、「ドキドキする。そんなの?」「もうっ!内緒っ!?」とまさかの女子力全開で大暴走!しかし、そんな吉田さんに明石家さんまが命名した爆笑キャッチフレーズとは!?また、ビーチの妖精と呼ばれた元プロ・ビーチバレーのスター選手、浅尾さんは今回、御殿に初登場。「触られるとすぐ好きになっちゃう」と照れながら告白!実はいまの旦那さまも触られたので好きになっちゃったという。「どういう体質!?」と、これにはゲスト全員が困惑。さんまさんと安藤さんが、浅尾さんを徹底追及する。同じくビーチバレー界からはいま話題の美女、現役大学生・坂口佳穂が意外な天然ぶりを発揮。恋愛でどうしても気になるあることを告白。そして、今夜も安藤さんのぶっちゃけトークが止まらない!?独特の恋愛観を語るも、女子アスリートの中で浮きまくり!?勝手なおしゃべりをさんまさんが思わず厳重注意するひと幕も。先輩・吉田さんの暴走トークに巻き込まれるのは、初登場のレスリング界の新星・登坂絵莉。気になる男性に言われたショックな一言を告白する。そして、初登場のシンクロ美女・青木愛は1人だけ好きな男のタイプが違うと、全員からブーイング。バルセロナ五輪金メダリスト、岩崎恭子も登場する中、“女ジミー大西”の異名を取る(!?)元柔道銀メダリスト・杉本美香は今夜もさんまにイジられまくり!アスリートの中で1人だけ芸人扱いに不満の様子の杉本さんは…。さらに、アマチュアボクシングを引退したばかりのしずちゃんも登場。一人旅で出会ったある男性とのエピソードには一同仰天!いったい、しずちゃんに何が起こったのか!?“自称・恋多き女”バービーは、デート話のエピソードを披露。女子アスリートも思わずキュンキュンしまくり、ウブな女子たちに男の扱いを伝授する!?そして、さんまさんのキャラいじりにキレまくるハリセン・春菜さんは「芸人さんて、スゴーい!」という美女アスリートたちにも噛みつくことに?彼女たちの“恋バナ対決”に注目してみて。「踊る!さんま御殿!!今夜は、カラダweekスペシャル!」は11月10日(火)19:56~日本テレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年11月10日東京大学(東大)は11月9日、グラファイトを添加したアクリル系ポリマーを用いることで、高い感度と速い応答速度を両立したプリント可能なフレキシブル温度センサーの開発に成功したと発表した。同成果は、東大大学院工学系研究科電気系工学専攻 横田知之 特任助教、染谷隆夫 教授らの研究グループによるもので、11月9日付の米科学誌「アメリカ科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America:PNAS)」オンライン版に掲載された。グラファイトなどの導電性物質を添加したポリマー中で、温度の上昇に伴って電気抵抗が増加する材料は「ポリマーPTC(Positive Temperature Coefficient:正温度係数)」と呼ばれ、温度センサーや加熱防止のための保護素子への応用が期待されている。しかしこれまで、ポリマーPTCを使って人の体温付近における感度0.1℃以下の優れた温度応答性や、繰り返し温度を上げ下げすることに対する高い再現性を実現することは困難だったという。また、くにゃくにゃと曲げられる機械的な耐久性、印刷のような簡単なプロセスによる加工のしやすさを同時に実現する材料も報告がなかった。今回の研究では、温度センサーのインクとなるPTCポリマーを合成する際に「オクタデシルアクリレート」と「ブチルアクリレート」という2種類のモノマーの重合割合を変化させる手法を用いることによって、温度センサーの応答温度を25℃~50℃といった人の体温付近に調整することが可能となった。また、従来のポリマーの分子量を変化させることによって応答温度を調整する手法では応答温度の制御性が良くなかったが、今回の手法により0.02℃という精度が達成できたとしている。またこのPTCポリマーを利用して開発された温度センサーは、1000回以上繰り返し温度を上げ下げしても高い再現性を示すうえ、曲率半径700マイクロメートルに曲げても壊れることなく、生理的環境でも動作するという。同センサーは抵抗値の変化が非常に大きいため、複雑な読み出し回路を用いずに精度の高い計測ができる。これを示す例として同研究グループは、ダイナミックに呼吸運動している状態のラットの肺表面に同センサーを貼り付けて計測を行い、外気温25℃と体温37℃の状況下において、呼吸の呼気と吸気における肺の温度差が約0.1℃と非常に小さいことを世界で初めて実測した。このように、今回の研究では皮膚を含む生体組織にセンサーを直接貼り付けて表面温度の分布を大面積で簡単に精度よく計測する技術が実現されたといえる。応用例として、今回開発された温度計を絆創膏にプリントすることによって、皮膚に直接貼り付けて体温を計測したり、赤ちゃんや病院の患者の体温、手術後の患部の発熱の有無をモニタリングするといった利用法も考えられるとしている。またヘルスケア・医療応用以外にも、服の内側の体温計測や体表面の温度分布を計測することにより、機能的なスポーツウェアの開発などへの利用も期待される。
2015年11月10日今夜10月27日(火)放送の「踊る!さんま御殿!!」は、いま何かと話題の芸能人が明石家さんまにお悩み相談。再ブレイク中のヒロミが10年ぶりに参戦し、妻・松本伊代への悩みを打ち明けたり、11年ぶりに芸能界復帰した元「猿岩石」の有吉弘行の相方、森脇和成が壮絶な人生を明かしていることが分かった。話題の最旬芸能人が、日ごろの悩みや不安をぶっちゃける今回。御殿参戦は10年ぶりとなったヒロミさんは、ダメダメな妻として知られる(?)松本さんの驚くべき行動を暴露。老後を心配するヒロミさんに、たまらずさんまさんが同情する場面も。また、コンビ解散からホスト経営やサラリーマンなどをへて、実に11年ぶりに芸能界に復帰した元「猿岩石」の森脇さんは、紆余曲折が過ぎる過去をぶっちゃけ。「復帰が『さんま御殿』っていうのはちょっと…」と緊張MAXながらも、「猿岩石」ブレイク当時から芸能界復帰までの壮絶な人生を赤裸々に明かしていく。さらに、パパママになりたてのビビる大木&虻川美穂子が登場。虻川さんは夫のイタリア料理店のオーナーシェフ・桝谷周一郎の子育てに対する考え方は「間違ってる」と訴えるも賛同者はなし!?そして、ビビるさんは娘にあることをしていたと告白。その驚きの発言に女性陣がドン引きに!?そのほか、角界のレジェンドといわれる元関脇・旭天鵬が引退後の不安を告白するほか、「乃木坂46」生駒里奈&「モーニング娘。’15」飯窪春菜という、人気アイドル2人が、〇〇がコンプレックスと激白。意外なコンプレックスに何故かさんまさんが激怒することに。また、いま注目の青文字系モデル、ベックとイケメンオネエモデル、Jakeがそろって初登場!不思議な発言を連発するベックはさんまさんを困惑させ、Jakeは強烈キャラを発揮、大暴れするという。「踊る!さんま御殿!! 今話題の芸能人がさんまに(秘)お悩み相談SP」は10月27(火)19:56~日本テレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年10月27日10月20日(火)からスタートする新ドラマ「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」で、地上波ゴールデン枠連続ドラマ初主演を果たす松坂桃李が、今週放送の「さんまのまんま」に初登場。デビュー作の戦隊ヒーローの撮影ウラ話を披露したり、明石家さんまの恋のアシスト役(?)を引き受けたりと、男前な松坂さんの魅力がたっぷり詰まった回となったことが分かった。昨年、大河ドラマ「軍師官兵衛」で好演を見せ、今年はドラマのほか、『日本のいちばん長い日』『ピース オブ ケイク』『図書館戦争 -THE LAST MISSION-』など6本の映画に出演、いまや若手実力派俳優となった松坂さん。デビューは7年前の「侍戦隊シンケンジャー」のシンケンレッド役。戦隊モノは1年間の番組が終わると、翌年は全国でヒーローショーをやる仕組みで、「撮影が終わった後もセリフや動きなど、戦隊モノ独特のクセが抜けなくて大変だった」と、松坂さんはふり返る。実は、主演の“殿”こと志葉丈瑠/シンケンレッドを演じていたが、番組が始まって10か月ほどたったころにプロデューサーに呼び出され、ある告白をされたという。松坂さんも「いままでの戦隊モノ史上初」と衝撃を受けた、その告白の内容とは?そのほか、デビュー当時に苦労したことや、戦隊モノの現場ならではのヒエラルキー、同じ特撮でも「仮面ライダー」がうらやましかった理由などを明かしていく。また、今回のお土産は、いまハマッているという本を3冊。それが、「未知生物」「UFOと宇宙人」「ムー的都市伝説」と超常現象ものばかり。「巨人がいたことが証明されたんです。ワクワクしませんか?」「UFO見たことあります」と熱く語りだす松坂さんに、さんまさんがとった反応とはいったい…?さらに、松坂さんは戦争映画の撮影本番中に見たという幽霊の話を持ち出す。本物の防空ごうの中で、松坂さんはほかの役者と一緒に日本兵を演じていたが、いざ本番が始まるとそこにいないはずの人影が。さらに、この話には後日談もあって…。こうした“らしくない”オカルトチックな話で盛り上がる中、「サイレーン」の相手役が木村文乃だと知ったさんまさん。「松坂、(俺のために)どうにか動いてくれへんか」と、なんと木村さんとのお食事会を懇願。それを受けた松坂さんは「僕、動きますよ」とさんまさんの頼みを快く引き受けるものの、「木村さんのタイプは枯れ専らしいですよ」と天然発言、「オレ、枯れてる?」とさんまさんを引かせるひと幕も。そして、ラストのまんまコーナーでは、さんまさんと松坂さん、そして、まんまがフラフープでガチの真剣対決を披露するというから、最後まで要チェック。「さんまのまんま」(ゲスト:松坂桃李)は10月17日(土)13:56~関西テレビにて、10月18日(日)13:00~からフジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年10月17日明石家さんまがTBSの60年の歴史を多くの秘蔵映像と共にふり返る「TBSもさんまも60歳伝説のドラマ&バラエティー全部見せます!夢競演も大連発SP」が10月12日(月・祝)に放送される。TBSとさんまさんの歴史の中でも欠かせない番組となるのが大竹しのぶらとの共演で知られる伝説のドラマ「男女7人夏物語」。この度、そのメンバーが29年ぶりに大集結することが分かった。60年に深く関わったテレビ史上類を見ない超豪華ゲスト陣をスタジオに迎えて、伝説のドラマ&バラエティーの秘蔵映像はもちろん、ほかでは見ることのできない「TBSレジェンズ」のデビュー間もないお宝映像も公開される。そして今回、29年ぶりに「男女7人夏物語」のメンバーが共演。「男女7人夏物語」と言えば、さんまさんと大竹さんの掛け合いが話題にもなり、トレンディドラマの元祖とも言える作品。ほかにも池上季実子、奥田瑛二、片岡鶴太郎、賀来千香子、小川みどりなど当時から個性的なメンバーが出演していることでも話題になった。番組ではドラマの中では欠かすことのできない名シーンのセットを完全再現し「男女7人夏物語 同窓会」と称し、懐かしの映像とトークを繰り広げる。そのほか若手芸人時代のさんまさんを知り尽くした超豪華ゲストが集結。堺正章、泉ピン子、和田アキ子、郷ひろみ、武田鉄矢、草野仁、山下真司ら「TBSレジェンズ」や、桂文枝、笑福亭鶴瓶などが登場し、いまだから話せる大阪若手時代のさんまさんの仰天マル秘エピソードを披露する。プロデューサーの江藤俊久は「TBSテレビ60周年の記念にふさわしい超豪華なバラエティ番組の放送が決まりました!視聴者はもちろん、制作スタッフがテレビにかじりついていた幼少時代にブラウン管を賑わせた懐かしの貴重VTRから昨今の大ヒットドラマ、そして若き日のさんまさんをとらえた爆笑映像までと、60年間の膨大な財産から選りすぐった名場面が続出。ひとつひとつのシーンに大興奮しながらスタンバイを進めております。さらにスタジオには、まさにTBSの60年を彩った超大物ゲストに皆様が集結。前代未聞のゲスト席になることをお約束いたします」と意気込みを語った。「TBSもさんまも60歳伝説のドラマ&バラエティー全部見せます!夢競演も大連発SP」は10月12日(月・祝)、19:00~TBSにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年10月07日脂の乗った新さんまが美味しい季節がやってきました!秋の味覚の代表ともいえるさんまですが、実は美肌成分を豊富に含む食品でもあるようです。まずうれしいのが、各種ビタミンの存在。抵抗力を高め、丈夫でうるおいのある肌をつくるビタミンAは、敏感になりがちな季節の変わり目にとりたい成分のひとつです。皮膚や髪、爪などの細胞の再生を行うビタミンB2は、肌荒れ対策や美肌の維持に欠かせません。くわえて、脂肪の代謝をサポートしてくれるため、ダイエット時にも積極的に補いたいですね。抗酸化作用に優れたビタミンEも豊富なので、エイジングケアにもおすすめです。次に気になるのが、青魚に豊富に含まれるEPAとDHA。これらの成分は、血液をサラサラにし、リンパ液の流れもよくしてくれるため、血液中の老廃物の排出を促したり、肌に必要な栄養素を運んだりするのに役立ちます。新陳代謝がアップするため、肌のターンオーバーが整いやすくなり、健やかな肌の維持にも期待が持てます。そして、忘れてはいけないのが、ハラワタに含まれるレチノール。これは、シワ対策によいことで知られており、コラーゲンをつくる線維芽細胞を活性化させ、肌の弾力を保つ作用があるといわれています。さらに、ターンオーバーを促進したり、肌の水分保持力を高めたりして、乾燥で衰えがちな肌をサポートします。ハラワタはさんまの内臓にあたり、苦味もあることから食べない方も多い部分ですが、新さんまなら苦味も少なく美味しく食べることができます。秋の味覚を堪能しながら、美容成分も一緒にいただきましょう!
2015年09月30日秋を代表する魚のさんま。なんといっても醍醐味は炭火焼きです。でも、家庭のグリルでも煙が気になるという人もいますよね。塩焼きだけでなく、刺身をアレンジしたり、煮物にしたりすることで、さんま料理の幅は広がるのです。そこで、繰り返し作りたくなる「さんまの洋風なめろう」「さんまとカブのしぐれ煮」の作り方をご紹介します。そして、さんまが余った場合には、料理屋さんで活用されている「塩水(えんすい)漬け」でおいしさを長持ちさせましょう。※取材協力(渋谷・並木橋なかむら)さんまの脂が「脳のはたらき」を高めてくれるさんまの旬は9月~10月。栄養面で特徴的なのは、青魚に多く含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)と、DHA(ドコサヘキサエン酸)が多く含まれていること。EPAは血栓を予防し、DHAは脳の働きをよくする栄養素です。ほかにも赤血球の形成を助け、貧血を予防するビタミンB12、カルシウムの吸収を助けるビタミンDが豊富で、女性にうれしい魚といえます。身に厚みがあり、ぷっくりしたさんまを選ぼうさんまは頭から背中にかけて盛り上がり、厚みがありぷっくりしている方が、脂がのっています。内臓から傷むのでお腹が締まっていて、身がピーンとハリのあるものを選びましょう。さんまは鮮度が大事! 渋谷・並木橋「なかむら」を訪ね、料理人の川久保紀夫さんに、魚料理の腕を磨くレシピを2品教わりました。まずは「なめろう」を洋風にアレンジ。包丁で細かく刻んでしまうので、三枚おろしがきれいにできなくても気にしない、気にしない。▼さんまの洋風なめろう味噌にオリーブオイルを加えることでコクが出て、まろやかさもアップします。ビールや白ワインにも合う、お酒との相性のいい一品に。最初にさんまに味噌をなじませ、トマトやバジルを加えることで、味のまとまりがよくなります。ほどよい酸味のトマトで後味スッキリ!<材料> 2人分・さんま(三枚におろし皮を引く) 2枚・トマト 1/4個・フレッシュバジル 4~6枚・味噌 3g・オリーブオイル 小さじ1・あらびき黒こしょう 適量<作り方>1. さんまはキッチンペーパーで水気をふき、1cm角に切り、軽く粘り気を出す。2. トマトは1cm角に、バジル4枚はせん切りにする。3. ボウルにさんまと味噌を入れて手で軽くもみこむようにして和え、トマト、バジルを加え、オリーブオイルを回しかけて混ぜる。4. 器に盛り、黒こしょうをふり、残りのバジルをのせる。次は煮魚です。休日に挑戦し、魚料理の腕を磨いてみましょう!▼さんまとカブのしぐれ煮さんまのうまみを煮汁に出してから煮含めていく「あら炊き」は、骨のある魚を煮るのに向いています。調味料の配合を覚えておくと、いわしを煮るときにも応用できるので便利です。しょうゆは一度に入れると身がかたくなるので、2回に分けて加えるのがワンランク上の味に仕上げるコツです。<材料> 2人分・さんま 2匹・カブ 2個・カブの葉 1個分・しょうが(せん切り)40g・みりん 180ml・酒 180ml・砂糖 大さじ2・しょうゆ 180ml<作り方>1. さんまは長さを半分に切り、キッチンペーパーで水気をふく。2. カブは皮をむき、かために茹でて縦半分に切る。カブの葉も茹でて長さ3cmに切る。3. 鍋に水6合(1080ml)、しょうが、みりん、酒、砂糖を入れて中火にかける。煮立って鍋の表面がポコポコ動くくらいの火加減で5分ほど煮て、しょうゆを半分加える。4. 火を弱め、煮汁が2/3ほど煮詰まったらカブとカブの葉を加え、残りのしょうゆを回しかけて30分ほど煮る。まとめ買いしたさんまが余った場合はどうしたらいいのでしょうか? シンプルな和食の技を川久保さんが教えてくれました。それは「塩水(えんすい)漬け」です。「食べきれなかったさんまは、その日のうちに『塩水(えんすい)漬け』で保存してください。新鮮なものなら『塩水漬け』にすることで4~5日後でも生食できます。多少、身がやわらかくなったさんまでもハリが戻り、くさみも抜けるという作用もあります。ぜひ試していただきたい和食の技です。ちなみに『塩水漬け』にしても、身に塩味はほとんど浸透しません」(川久保さん)では、川久保さんに教えていただいた「塩水(えんすい)漬け」の方法をご紹介します。▼さんまの塩水漬け<材料>・さんま 2~4匹・水 1リットル・天然塩 15g<作り方>1. さんまは頭と内臓を除き、水で洗ってキッチンペーパーで水気と汚れをふきとる。2. 密閉容器に水と塩を入れて混ぜ、さんまを浸し、ふたをして冷蔵庫で保存する。家庭でも生かしたいプロの技です。日本は世界的にみても、さまざまな種類の魚が食べられる国です。四季折々、豊かな「お魚生活」を楽しみましょう!取材協力/並木橋なかむら東京都渋谷区渋谷3‐13-5 イプセ渋谷2階B営業時間 平日18:00~翌1:00(ラストオーダー23:30) 土・日曜、祝日 17:30~23:30(ラストオーダー22:00)定休日 第3日曜(1.5.8.12月を除く)電話 03-6427-9580
2015年09月16日北海道根室市の根室港特設会場で9月19日~20日、「根室さんま祭り」が開催される。○さんまグルメも多数登場同イベントは北の味覚「さんま」を通じて、根室の味覚を全国に発信するとともに消費・販路拡大を図り、根室市の地域振興を目指して行われる。「炭火焼きさんま岸壁炉端コーナー」では、新鮮な炭火焼のさんまを無料で味わえる。ただし、事前に「トレイ・箸セット」(100円)の購入が必要となる。また、「大漁さんまのつかみ取り大会」(500円・各日150名限定)、同地の名物がそろう「物産まつり・さんま箱売り特価提供」のほか、刀汁、さんま節ラーメン、さんま丼、さんまザンギといった、様々なさんまグルメが出品される「浜の母さん さんま料理販売」などが行われる。ステージイベントでは、「根室芸能・音楽祭」やサスケ&KIMIYOによる「歌謡ショー」、亀ひろしさん、市原利香さんの「ものまねショー」、ご当地アイドル「N-ist」のイベントが開催される。開催時間は19日が12時から20時、20日は9時から15時までとなる。
2015年09月15日プレナスが展開する定食レストラン「やよい軒」は15日、「さんまの塩焼定食」を発売する。○旬の新さんまのおいしさを存分に味える定食同商品は、秋の味覚、北海道産の新さんまを味わう定食。旬の新さんまのおいしさを存分に味えるよう、シンプルに塩焼とした。注文を受けてから焼き上げるさんまは、皮はパリッと香ばしく、身はジュワっと脂がしたたる仕上がりとなっているという。大根おろし、レモンと一緒に提供する。また、秋の味覚満載の定食にするために、秋なす、豚バラ肉、ピーマンを特製味噌だれで炒めた、なす味噌を組み合わせている。価格は790円(税込)。
2015年09月11日マナボは9月9日、「ミス東大」「ミスター東大」のファイナリスト10名を、自社が運営する教育サービス「スマホ家庭教師mana.bo」のチューターとして迎え入れた。全国の受験生や学生たちにスマートフォンによる個別学習指導を提供していくという。「スマホ家庭教師mana.bo」は、スマートフォンアプリでどこからでも気軽に講師に質問ができる新感覚の教育サービス。東大・早慶・医学部など難関大学の現役大学生による講師陣から、チャットや通話、ホワイトボードを使用して1対1で個別指導を受けることができるとのこと。
2015年09月09日9月5日(土)に初日を迎えた主演作『アンフェア the end』を引っさげ、女優の篠原涼子が「さんまのまんま」に登場。同作でのハマり役・雪平夏見のトレードマークともいえる黒のロングコート…ではなく白いエプロンに身を包み、明石家さんまに11年ぶりの“リベンジ”となる、手作りのシジミのみそ汁を振る舞っていることが分かった。まずは、毎日飲んでいるというスペシャルドリンクをお土産に登場した篠原さん。野菜と果物を搾った栄養満点のジュースながら、さんまさんは「絶対マズイやん」と飲むのをイヤそうな表情。それでも、「身体にいいですから」と勧められ、気が進まないまま口にするが、はてして、そのお味は…?また、篠原さんの夫・市村正親と親交が深いさんまさん。実は市村さんに対して困っていることがあると言い出し、「おたくの旦那に注意しておいてください!」とある伝言を頼む。さんまさんが「ほんまにやめてほしいわ」とまで言う、ダンディな市村さんの困った行動とは何なのか、気にならずにいられない。さらに、「お前、あまりスマホ知らんやろ?」と、まさかのスマホ初心者バトルが勃発!? さんまさんは長年愛用してきたガラケーが壊れ、つい最近スマホに買い替えたばかり。「ついにLINE始めたわ」と言うさんまさんと、同じく今年4月にスマホに替えたところだという篠原さんで、お気に入りのスタンプの話やスマホならではの失敗談で盛り上がる。そして過去2回、「さんまのまんま」でシジミのみそ汁を作ったものの、いずれも失敗している篠原さん。結婚して主婦になった今回、11年ぶりにリベンジしたいと「さんまさん好みの白いエプロンを持ってきました」と気合い十分でキッチンへ。「さすが篠原、いいねえ~」と喜ぶさんまさんに対し、さらに篠原さんが返したひと言で、もうすっかりメロメロに!!ところが、おにぎりを作っている最中に「塩、入れ過ぎやろ」とツッコミが入り、そこから調理が怪しい雲行きに…。いざ、試食というとき、「ひとつ心配なことがあって…」と、緊張のあまり味見を忘れていたことを告白する篠原さん。果たして、11年ぶりのリベンジはかなうのか!?ラストのまんまコーナーでも、『アンフェア』Tシャツ姿のさんまさんに緊急事態が発生するという今回、映画同様、最後まで目が離せない展開となりそうだ。「さんまのまんま」(ゲスト:篠原涼子)は9月6日(日)13:00~からフジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年09月06日日本IBMは7月30日、東京大学医科学研究所(東大医科研)と日本IBMが「Watson Genomic Analytics」(ワトソン・ジェノミック・アナリティクス)を活用して先進医療を促進するための、新たながん研究を開始すると発表した。「Watson Genomic Analytics」の利用は、北米以外の医療研究機関では初だという。がん細胞のゲノムには数千から数十万の遺伝子変異が蓄積しており、それぞれのがん細胞の性質は変異の組み合わせによって異なっているという。そこで、がん細胞のゲノムに存在する遺伝子変異を網羅的に調べることで、その腫瘍特有の遺伝子変異に適した治療方法を見つけ、効果的な治療法を患者に提供することが可能となるという。インターネット上には、がん細胞のゲノムに存在する遺伝子変異と関連する研究論文や、臨床試験の情報など膨大な情報があり、東大医科研では、「Watson Genomic Analytics」の活用により、特定された遺伝子変異情報を医学論文や遺伝子関連のデータベース等の、構造化・非構造化データとして存在する膨大ながん治療法の知識体系と照らし合わせる。そして「Watson Genomic Analytics」は科学的に裏付けられたエビデンスと共に、有効である可能性を持った治療方法を提示するという。今回のがん研究では東大医科研が有するスーパーコンピュータ「Shirokane3」と、クラウド基盤で稼働する「Watson Genomic Analytics」が連携し 、研究を進めていくためのビッグデータ解析基盤とする。また、 将来的には臨床応用への可能性を検証していくという。
2015年07月30日東京大学医科学研究所(東大医科研)と日本アイ・ビー・エム(日本IBM)は7月30日、「Watson Genomic Analytics」を活用して個別化医療を促進するための新たながん研究を開始すると発表した。北米以外の医療研究機関で「Watson Genomic Analytics」を利用するのは初めて。患者ごとのがんに合った治療を提供する個別化医療を実現するためには、全ゲノム・シークエンシングによって得られる、ゲノム情報を解析する必要がある。また、インターネット上にはがん細胞のゲノムに存在する遺伝子変異と関連する研究論文や、臨床試験の情報など膨大な情報が存在する。こうしたビッグデータを「Watson」によって迅速に収集・分析することで、がんの原因となる遺伝子変異を発見し、有効な治療法の可能性を提示できると考えられており、東大医科研の宮野悟 教授は「私たちの研究チームは、全ゲノム解析に基づいた個別化医療を探求しており、『Watson』は私たちの研究を大幅に進める可能性を提供してくれます。」とコメントしている。
2015年07月30日東京エレクトロン デバイス(TED)と東京大学(東大)は7月29日、8ビット階調のモノクロ映像を最大1000fpsで投影することが可能な高速プロジェクタを開発したと発表した。同成果は、同大 情報理工学系研究科の石川渡辺研究室とTEDが2014年5月より行ってきたプロジェクタのフレームレートの高速化を目的とした共同研究の成果。今回は、その成果の一部として、高速プロジェクタの実用試作機「DynaFlash」を開発したほか、高速移動体へのプロジェクションマッピングシステムの試作も行ったという。そもそも人間が肉眼で1000fpsを見ることはほぼ不可能だ。しかし、今回のシステムは1000fpsをターゲットに開発されており、これについて、同大の石川正俊 教授はいくつかの要因が背景にあるとする。元々、同研究室では、高速ビジョンの研究・開発・事業化を目指した取り組みを行ってきており、これまでビジョンの高速化、アクチュエータの高速化を実現してきており、その流れでディスプレイの高速化が必要という判断が生じ、TEDとの共同開発に至ったという。では、1000fpsの高速表示が実現した場合、どういった恩恵が得られるだろうか。例えば、Kinectなどを使って、ヒトの動きを追随するアプリケーションがあった場合、カメラで動きを認識し、その動きをディスプレイ上に反映するまでにはシステム全体で150~200msの遅延が生じる。実際に、自分の動きと同じタイミングで表示画像が動かずに、とまどった経験を持つ人もいるだろう。また、3次元形状を認識するマシンビジョンの場合、照明を一瞬あてて、その投影パターンとあらかじめ登録された3次元情報を照会し、物体を認識する手法がよく用いられているが、光を照射して、カメラで撮影し、それを処理し、ロボットに把持の指令を出す、といった一連の作業にある程度の時間が必要であり、静止物であればともかく、生き物を捕まえる、といったことは困難であった。1000fpsが実現した場合、例えば、時速60kmで飛行するボールに対し、約1.7cmおきにパターンを投影することが可能となったり(ダイナミック・プロジェクションマッピング)、動き回る生物が何であるのかを3次元情報を使って識別することができるようになったりする。今回開発されたDynaFlashは、Texas Instruments(TI)のDLP DMDチップと高輝度LED光源を組み合わせて、最小遅延3msの1000fps/8ビット モノクロ階調(解像度は1024×768のXGA)の映像を投影することを可能としたもの。新たに画像処理用のFPGA(XilinxのVirtex-7とのこと)向けに開発した高速制御回路を搭載したことで1000fpsのフレームレートでの投影を実現したほか、独自開発の通信インタフェースを採用したことで映像が生成されてから、プロジェクタに投影されるまでの遅延を抑えることにも成功したという。なぜ、8ビット モノクロ階調ならびにXGAなのか、という点について石川教授は、「システムを構築することが第一で、実用的なレベルの最低条件として設定した性能」と説明する。そのため、まだシステム全体としてボトルネックがあるため、改良の余地があるとするが、将来的にはカラー化を進めていく方針とするほか、遅延の低減や高速ビジョンと連動した応用システムの開発も進めていきたいとしている。また、こうした石川教授の取り組みを受けて、TEDでも手ごたえを感じているようで、2016年夏をめどに、今回のシステムをベースに小型化などを図ったプロジェクタを発売する計画であるとする。仕様としては、0.7型XGA DMDを利用した1000fpsの8ビット階調をスクリーンルーメン500lm、投影遅延は最小3msで実現したいとするほか、ホスト側のインタフェースにはPCI Express(PCIe)の採用を予定。距離が離れた場所まで伸ばしたい場合は光ファイバによる通信を検討しているとする。さらに、撮影用カメラについては、プロジェクタ一体型にするか、分離型にするかはユーザーの反応次第としている。なお、価格は未定としているが、市場ニーズとしては、産業機器(FA)やロボットを中心に、リアルタイム3次元形状認識やダイナミック・プロジェクションマッピング、拡張現実(AR)などでの活用を期待するとしている。
2015年07月29日毎週、好評放送中の「踊る!さんま御殿!!」。7月28日(火)は「親子SP」として、藤田紀子と長男の花田虎上を始め、「クマムシ」の“何もしてないほう”の佐藤親子、「ロッチ」中岡親子や、元「テラハ」メンバーの今井華親子ら、賑やかな面々が登場していることが分かった。「親子SP」と題された今回は、何かとお騒がせの藤田紀子&花田虎上が揃って登場。「私の自由にさせてほしい」VS「じゃあ、一緒に来るんじゃねーよ!」と、司会の明石家さんまの前で言い合いとなり、スタジオで一触即発の親子ケンカに発展しそうに!また、「あったかいんだから~」で大人気の「クマムシ」から、歌わないほう・佐藤大樹の母が初登場。「何もしないほうの母です」と挨拶すると、「彼女にも相方にもヒモ」「遅刻はするし、ライブもサボる」など、相方の“歌ってるほう”長谷川俊輔と共に息子にダメ出しを連発。さらに前回、さんまさんから「クッションまもる」名付けられた中岡創一の父も登場。今回もさんまさんからネタふりされ、思わず中岡さんが「俺のお父さんにそこまでふらないで!」と悲鳴をあげる一幕も。「TM NETWORK」の木根尚登は、娘の早織さんが恥ずかしすぎるエピソードを暴露すると、「俺は聞いてないぞ!」と激怒したり、女優の広田レオナは「こうやってナンパするんだよ!」と息子の雅裕さんにナンパを伝授したことを明かされるなど、仰天エピソードや爆笑満載の回となっている。「踊る!さんま御殿!! 親子SP」は7月28日(火)19:56より日本テレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年07月28日東京大学(東大)は7月13日、乳腺手術で摘出した検体に対して、試薬をスプレーすることで、数分で乳腺腫瘍を選択的に光らせる技術を確立したと発表した。同成果は東大大学院薬学系研究科・医学系研究科の浦野泰照 教授らの研究グループと、九州大学病院別府病院の三森功士 教授らの共同研究によるもので、詳細は英科学誌「Scientific Reports」に掲載された。浦野教授らの研究グループは、これまでの研究で、がん細胞で活性が上昇している特定のタンパク質分解酵素によって蛍光性へと変化する試薬を開発し、がんモデル動物でその機能を証明していた。今回、九州大学病院の三森教授らとの共同研究で、乳腺手術において摘出した検体に対して同試薬を散布したところ、1mm以下の微小がんであっても、散布から5分程度で選択的かつ強い蛍光強度で試薬が光ることを確認した。また、同技術は、幅広い種類の乳腺腫瘍に対して有効であることもわかった。同技術を活用することで、乳がん部分切除手術中に切断断端に微小がんが残っているかを正確に知ることができるようになるため、局所再発の劇的な頻度低減につながることが期待される。現在、同スプレー蛍光試薬の臨床医薬品としての市販に向け、より多くの症例での実証試験ならびに、体内使用を目指した安全性試験が進められている。
2015年07月14日7月14日(火)放送の「踊る!さんま御殿!!ママだらけ SP」(日本テレビ)に、15年ぶりの出演となった岡江久美子や出産間近の藤本美貴らママタレントたちとともに、「Miss TGC 2014 特別審査員賞」を受賞した人気モデルでシングルマザーの結子が初登場。司会の明石家さんまにイジラれ倒されていることが分かった。幸せいっぱいのママも、バツありママも、溜まりに溜まった夫への不満や育児への本音をぶっちゃける今回。唯一のパパである、さんまさんが1人で応戦するも、さすが母は強し!果たして、ママたちの本音トークは収拾がつくのか、否か…。15年ぶりに「さんま御殿」に登場したベテラン女優・岡江さんは、娘・大和田美帆の結婚式でウソ泣き!?プレゼントに対してボロクソの感想を述べたことをぶっちゃけ、さんまさんも唖然。次々と明らかになる岡江さんの知られざる裏の顔に、「この女はアカンわ…」とお手上げに!?また、バツイチ女優の菊池麻衣子は、かつて「さんま御殿」で共演した俳優Sに突然のマジ告白。その意外すぎるお相手にスタジオは騒然となるも、「優しいパパになるぞ!」と、さんまさんからは後押しも。菊池さんがラブコールを送る相手とは、いったい誰!?そして、第2子を出産間近の藤本美貴もふっくらしたお腹を抱えて登場。バッグだけで合計1千万超え、朝からメイクは完璧という驚くべき世田谷ママ事情を、田中律子とともに明かしていく。さらに、地上波ゴールデンのバラエティに初出演となった結子さんは、周りに“パーリーピーポー”が多いせいで、娘によからぬ影響が出ていると悩みを打ち明ける。21歳で帰国子女、人気モデルにしてバツイチギャルママという、いろいろ規格外の彼女をさんまさんがイジリ倒すことに!?このほか、青木さやか、黒田知永子、スザンヌ、田丸麻紀、根本美緒、MALIA、村上知子が登場。ママたちの本音だらけトークに、ぜひ注目してみて。「踊る!さんま御殿!! ママだらけSP」は7月14日(火)19:56より日本テレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年07月14日東京大学(東大)は7月10日、食物アレルギーを発症させたマウスを用いて、アレルギー反応の原因となる「マスト細胞」が細胞膜の脂質から産生する「プロスタグランジンD2(PGD2)」と呼ばれる生理活性物質に、マスト細胞自身の数の増加を抑える働きがあることを発見したと発表した。同成果は、同大 大学院農学生命科学研究科応用動物科学専攻の中村達朗 特任助教、同 大学院農学生命科学研究科 獣医学専攻の前田真吾 特任助教(研究当時:応用動物科学専攻)、同 大学院農学生命科学研究科 獣医学専攻 博士課程2年の前原都有子氏、同大 大学院農学生命科学研究科 応用動物科学専攻の村田幸久 准教授らによるもの。詳細は「NatureCommunications」に掲載された。食物アレルギーの患者数は全国で約120万人と言われているが、年々増加傾向にある。これまでの研究から、腸におけるマスト細胞の増加が、食物アレルギーの発症や進行に関与することが示唆されていたが、どのようにしてマスト細胞が増加するのか、そのメカニズムはよくわかっていなかった。そこで研究グループは、マウスに食物アレルギーを発症させ、その際の症状の悪化推移とマスト細胞の数の変化を調査。その結果、マスト細胞が造血器型のPGD2合成酵素(H-PGDS)を発現すること、H-PGDSを欠損させたマウスでは、マスト細胞の数が増加していることを確認。これにより、PGD2が、マスト細胞の増加を抑え、症状の悪化を防ぐ役割であることが示されたという。また、PGD2が産生できないマスト細胞などでは、血球細胞を強力に遊走させる生理活性物質「Stromal Derived Factor-1α(SDF-1α)」ならびに、細胞と細胞の隙間を埋めるコラーゲンなどを分解する酵素の1つで、炎症性生理活性物質を活性化する役割も持っている「Matrix metaroprotease-9(MMP-9)」の発現や活性が上昇していることが判明したほか、SDF-1αの受容体阻害剤や遺伝子欠損、MMP-9の活性阻害剤は、食物抗原に応答した消化管のマスト細胞増加と食物アレルギー症状を改善することが判明したとする。なお、今回の成果について研究グループは、SDF-1αやMMP-9といったマスト細胞の浸潤を促進する分子の発現を抑えることから、PGD2を標的とした食物アレルギーの根本治療への応用が期待されると説明しており、今後は、PGD2がどのようにマスト細胞の細胞内へ情報を伝達し、その浸潤を抑制するのか、その機序のさらなる解析を進めていく予定としている。
2015年07月13日東京大学(東大)は7月10日、超伝導回路を用いた量子ビット素子と強磁性体中の集団的スピン揺らぎの量子(マグノン)をコヒーレントに相互作用させることに成功し、ミリメートルサイズの磁石の揺らぎが量子力学的に振る舞うことを発見したほか、その揺らぎの自由度を制御する方法を開発したと発表した。同成果は、東大 先端科学技術研究センター 量子情報物理工学分野の中村泰信 教授(理化学研究所創発物性科学研究センター チームリーダー)、田渕豊 特任研究員(現 日本学術振興会 特別研究員)および同大 工学系研究科 物理工学専攻 修士学生の石野誠一郎氏らによるもの。詳細は米国科学振興協会(AAAS)発行の学術雑誌「Science」に掲載された。量子コンピュータや量子暗号通信といった量子力学の応用分野の1つに、情報処理と通信を統合した量子情報ネットワーク技術があるが、これを実現するためには、互いの間で量子情報を授受するためのインタフェースが必要となり、マイクロ波と光の活用が期待されている。しかし、量子状態をコヒーレントに転写する方法があり、その手法として、ナノ機械振動子や単独の電子スピン、常磁性電子スピン集団などを用いた研究が進められてきたが、強磁性体中のスピン集団に着目し、スピン波のエネルギー励起運動の量子であるマグノンを用いた研究はこれまでなかったという。研究では、強磁性絶縁体であるイットリウム鉄ガーネット(YIG)単結晶球の中のマグノンと共振器の中のマイクロ波光子の結合について調査を実施。その結果、絶対零度に近い状態において、共鳴スペクトルに反交差が見られ、両者のコヒーレントな結合が示されたという。また、1つのマイクロ波空洞共振器の中にYIG球とミリメートルスケールの超伝導回路上で動作する量子ビットを配置した実験では、超伝導量子ビットとYIG球上のマグノンの間のエネルギー量子のコヒーレントな相互作用の証拠を、真空ラビ分裂と呼ぶエネルギー準位の分裂として観測することに成功したとのことで、これにより量子力学的な基底状態ある強磁性体中のスピン集団と、超伝導量子ビットの間でエネルギー量子をコヒーレントにやりとりできることが示されたとする。今回の成果について研究グループでは、今後、超伝導量子ビットとマグノンの結合を用いて、強磁性体中の集団スピン励起の自由度であるマグノンの量子状態を自在に制御し、観測することができるようになることが期待されるとするほか、並行してマグノンと光通信波長帯光子との相互作用の研究も進めているとのことで、マグノンを介したマイクロ波と光の間の量子インタフェースの実現やそれを用いた量子中継器への応用を目指すとコメントしている。
2015年07月10日