自宅のバルコニーでキャンプ気分が味わえる「ベランピング」。実際のキャンプほど準備や移動時間が掛からず、遠方まで出かけなくても家で手軽に楽しめることから、いま注目されている休日の過ごし方です。ぽかぽかと暖かい日が増え、春の始まりが感じられるこの頃。天気が良い日には、バルコニーでベランピングに挑戦してみようという方も多いのではないでしょうか。キャンプ気分を盛り上げるおすすめアイテムキャンプというとバーベキューなど火を使う料理が定番ですが、残念ながらマンションのバルコニーではそうした楽しみ方はできません。しかし、せっかくなら大自然の中で楽しむようにテーブルを囲み、ちょっと手間をかけた作りたての料理やお酒などを楽しみたいですよね。そんな方のために今回は、火をつかわないベランピングの楽しみ方や、キャンプ気分を盛り上げるおすすめアイテムをご紹介します。煙の出ない家庭用燻製器で、キャンプの定番料理に挑戦しよう木を細かいチップ状にしたスモークチップの煙で、食材に風味や旨味をつける燻製はキャンプの中でも定番の料理。特にお酒が好きな方にとってお肉やチーズの燻製は、お酒にぴったりな最高のおつまみですよね。ベランピングでも燻製料理を楽しめたら、きっと本格的なキャンプのような気分を味わえるはず。しかし、自宅のバルコニーでは、煙やにおいで近隣のお部屋に迷惑がかからないかちょっと不安ですね。そんな方におすすめなのが、室内でも使える家庭用の燻製器。火を使わない家電製品であれば、バルコニーでも安心して使用できます。最近では、煙やにおいを出さずに美味しい燻製をつくることができる製品もあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。燻製器を用意できたら、最初はチーズやベーコン、サーモンなど王道の燻製に挑戦してみましょう。慣れてきたら旬の野菜や好きなフルーツを燻製にするなど、オリジナルレシピを考えてみるとレパートリーも増えて、ベランピングがもっと充実します。夕暮れからはランタンがあるとキャンプ気分がさらにアップキャンプで夜の楽しみのひとつが焚き火。家族みんなで炎を囲みながら語り合ったり、ときには1人で薪が燃える音に耳を傾けたり、昼間とは違った至福の時間です。もちろんバルコニーのマンションで焚き火はできませんが、ムードあるキャンプ気分を味わいたいときはランタンがおすすめ。床やテーブルの上に置くだけで、いつものバルコニーが違った雰囲気のアウトドア空間に変わります。アウトドアで使用する本格的なランタンは燃料や火を使いますが、バルコニーなら電灯式のものが安心。ハロゲン球や白熱球だと点灯中に発熱して火災の原因になる可能性もあるので、LEDライトのランタンがおすすめです。電灯式といっても本物のろうそくの火のように見えるランタンもあるので、お好みに合わせて選んでみましょう。部屋の明かりを落としてランタンだけで過ごすと、おしゃれで非日常を感じることができます。本物の炎のような美しい揺らめきは、見ているだけで心が癒されそうですね。火を使わないだけじゃない。ベランピングのマナーベランピングで必要な注意は、火を使用しないことだけではありません。気軽にはじめられるベランピングですが、近隣のお部屋とトラブルにならないように、以下のようなマナーを守って楽しむようにしましょう。1.大声や振動音に注意ベランピングでは、楽しくてついつい開放的になってしまいがち。お酒を飲んで話し声が大きくなったり、子どもがはしゃいで走りまわったりすると、音だけでなく振動が下の階のお部屋に響くことがあります。騒音の発生には気を付けましょう。2.煙やにおいの出るものはお部屋で料理を楽しむときは、においの強い料理は避けるようにしましょう。ご近所の方が洗濯物を干している場合、においが風に乗って洗濯物に付着することがあります。においや煙が出そうなものは、お部屋で調理したり食べるようにしましょう。3.長時間行うときはひと声をご近所付き合いがあるかどうかに関わらず、ベランピングを行うときは近隣のお部屋にひと声かけておくと安心です。特に休日の朝や夜に騒いだり、大きな音で音楽を流したりするのはご近所トラブルのもと。なるべくならバルコニーを使うのは昼間の明るい時間だけにして、夕方近くからはお部屋で楽しむなど、時間帯を決めて行うようにしましょう。ベランピングがもっと映える、快適になるバルコニーにベランピングでキャンプ気分を盛り上げるには、空間コーディネートも重要です。こだわりのキャンプグッズも、生活感たっぷりのバルコニーではなんだか映えません。せっかくならバルコニーのコーディネートにもこだわってみると、ベランピングがもっと楽しい時間になります。バルコニーにクレガーレを敷くと、バルコニーに空間らしさが生まれ、アウトドアグッズや植栽のグリーンも映えるようになります。さらに室内と室外の段差が少なくなり、バルコニーが歩行しやすくなるので、チェアやシートを敷いて腰掛けたり、テーブルを置いてお料理を並べたりといった作業もしやすくなります。室内で過ごすような快適さと、外の自然を感じられる特別な空間が生まれるので、一層ベランピングへの熱が高まりそうですね。燻製器やランタンなど火を使わないアイテムを上手に活用すれば、自宅のマンションでもこうした本格的なキャンプ気分を味わうことができます。気軽にアウトドアを楽しみたい方や、自宅での休日の過ごし方を探している方も、これからの暖かな春の休日にベランピングに挑戦してはいかがでしょう。バルコニーの見積もりはこちらから
2022年07月21日withBalcony編集部の女性スタッフが、バルコニーづくりのヒントを求めて街で見かけた気になるバルコニーやテラスを訪問!自宅のバルコニーにも活かせそうなアイデアを発見&ご紹介します。ここ数年、衰えを見せないアウトドアブーム。なかでも人気を集めているのが「グランピング」です。これは「グラマラス(魅力的な)」と「キャンピング」を掛け合わせた造語で、まるでリビングのように凝ったしつらえの中、おしゃれにアウトドアを楽しむキャンプスタイルのこと。グランピングを売りにしたリゾートホテルも人気です。まずは、テント探しから。グランピングに挑戦するなら、もちろん大自然へ足を運びたいところ……ですが、そこはwithBalcony編集部。ベランダにテントを張れば、自宅でも楽しめちゃうのでは??ベランダでキャンピング、略して「ベランピング」なんてアリかも!ベランピングをするなら、やっぱりテントが欠かせません。どこかに素敵なテントを探せる場所はないだろうかと調べたところ、見つけたのが今回おじゃました「ogawaGRANDlodgeCAFE」です。ここは1914年創業のアウトドアブランドogawaが運営する“キャンプの疑似体験ができる”カフェ。1階がテントやアウトドア用品を販売するショップ、2階が直営のカフェになっています。何よりユニークなのは、このカフェのテーブルはすべてテントの中に設けられていること!キャンプ飯を食べながら、本物のテントをお試しすることができるのです。実際に店内に入ると、広々としたスペースに大小さまざまなタイプのテントが。どれも素敵なインテリアが施され、見ているだけでもテンションが上がります。これは、べランピングのヒントがありすぎでは……!?バルコニータイル『クレガーレ』公式サイトはこちら♪おすすめは「トンガリ屋根」。ライティングで雰囲気アップ!一つひとつのテントを見ていくと、ラグとクッション、アウトドアチェアとテーブル、まるで室内のようなソファなど、スタイルは自由!テントの大きさに合わせて、お好みのくつろぎスタイルが作れそうです。肝心のテントも、おなじみドーム型のものや、サーカス小屋のようなトンガリ屋根のもの。「ベランダなどに張るなら、2~3名用の小ぶりなもので。中心にポールを立てて張るモノポールテントなら、風の影響も受けにくいのでおすすめです。見た目も可愛らしく、ライトなどで飾ってもいいと思いますよ」そう教えてくれたのは、店長の小室さん。カフェにあるモノポールテントは少し大きめのものでしたが、まるで遊牧民のテントにおじゃましたような非日常感がとっても素敵。八角錐のフォルムが風を逃がすという耐風性も、ルーフバルコニーをお持ちの方にはうれしい点です。インテリアで気になったのは、小室店長のお話にもあったライト、灯り使いです。小さなLED電球が連なったストリングライトは、テントに合わせると一気にグランピングっぽさがUP!テントの中にも電球を吊るせば、夜も雰囲気たっぷりに過ごせそうです。灯りなら……と小室店長がもう一つおすすめしてくれたのは、ソーラー充電式のLEDライト「CarrytheSun」。太陽光に当てておけば充電される優れもので、火も電気も使わないので屋外での使用にぴったり!防災用品としての備えにもいいですね。こうした照明と合わせてフラッグやドリームキャッチャーを飾ると、ますますキャンプ気分が盛り上がります。お子さまがいらっしゃるなら、テントは大人が張って、飾りは親子で一緒にやると楽しそう!ちなみに、バルコニーのライトアップ術はこちらの記事でもご紹介しているので、参考にしてみてくださいね。バルコニーのライトアップ術はこちらをチェック!機能性の高いアウトドア食器は普段使いにも◎“キャンプの疑似体験ができる”カフェですから、もちろんお料理も要チェックです。メニューを見ると、スキレット料理やバーベキューなどのキャンプ飯が盛りだくさん!「お料理はキャンプ用の器で提供しています。シェラカップやスキレットは最近いろんな雑貨屋やインテリアショップで手に入るので、ご家庭でも試しやすいですよ」実際に火を起こしてベランダでバーベキューをするのはハードルが高くても、キッチンで作ったお料理をアウトドア用食器で頂くだけで十分キャンプの気分が味わえます。ウッドプレートは見た目も華やかになりますし、スキレットはグリルやアヒージョ、パエリヤ、パスタなどさまざまなお料理に使えます。この日はカマンベールチーズをまるごとアヒージョにしたお料理を出してもらいましたが、これとよく冷やしたワインをテントで頂くのも大人な過ごし方。ステンレスのカップにまるでテントのように盛り付けられたアイスクリームも可愛い!そしてこれ、食べるときに気づいたのですが……ん、アイスが溶けていない?ステンレス製だから、保冷性に優れているのですね。屋外での食事にこれはうれしい。バルコニーライフのヒントをもっと見てみる!べランピングは、落ち着きたいときにこそ。今回テントの中で食事を頂きながら感じたのは、「テントってすごく落ち着くな~」ということ。キャンプやアウトドアって、なんとなく元気でわくわくするイメージがありましたが、緩やかに覆われたテント空間は案外落ち着きに満ちた場所。家族や友人とワイワイ過ごすのももちろんおすすめですが、お気に入りのクッションやブランケットを持ち込んで、最高にくつろげる自分だけの隠れ家にするのも贅沢ですね。店内で過ごしているお客さんたちを見渡しても、ごろんと横になっている人や、ゆっくり本を読んでいる人など、みなさんリラックスして過ごされている様子でした。集中力も高まりそうなので、家で仕事をするときにもおすすめ!最近では都市部では、ミーティングなどを行えるオフィススタイルのテントが登場しているとか。うん、それも確かに納得できます。「キャンプに挑戦したいけど、いきなり大自然はハードルが高い」「そういえば、使っていないテントが物置にある」「自宅で特別なくつろぎ時間を過ごしたい」……そんな方は、ぜひ“べランピング”に挑戦してみてください。取材協力ogawaGRANDlodgeCAFE〒187-0002東京都小平市花小金井4-34-62FTel:042-452-5367『GRAND lodge CAFE』公式HPはこちらからバルコニータイル『クレガーレ』でDIYしてみよう!
2020年08月15日