質問:仕事中に転倒し骨折とむち打ちになってしまいました。完治までどのくらいかかりそうでしょうか?私の主人は土木関係の仕事をしています。先日、仕事中に転倒し、骨折とむち打ちになってしまいました。完治までどのくらいかかりそうでしょうか?今は病院の車いすを使っていますが、退院しても松葉づえはしばらく使用しなければいけないのでしょうか?治療期間があまり長くなると仕事復帰に支障が出るので心配です。愛知県:ジンジャーさん(33)回答:「骨折」と「むち打ち症」についてお答えします。――脚の「骨折」についてご主人が骨折され、むち打ち症になられたということで、大変でしたね。転倒して骨折され、車いすを使用されているということは、脚の骨折でしょうか。もし、脚の骨折ということでしたら、骨のずれなどがあれば、けん引や整復、場合によっては手術をして骨の位置を元に戻す、ということをしますが、今回はそのようなことはなくギプスや添え木などによる固定のみで経過されている、ということでよろしいでしょうか。そうであれば、骨折の部位や状態、受傷されてからの期間などにもよりますが、基本的に骨折している方の脚には荷重をかけず、骨が元通りきちんとくっつくのを待つ、という治療になりますので、脚に負荷をかけないために松葉づえなどは退院後もしばらくの間必要でしょう。<「むち打ち症」について>また、むち打ち症になられたということは、首に負担のかかるような体勢で転倒されたということなのでしょうね。いわゆるむち打ち症は、医学的には「頸椎捻挫(けいついねんざ)」あるいは「外傷性頸(頚)部症候群(がいしょうせいけいぶしょうこうぐん)」と呼ばれるもので、交通事故など外からの衝撃により頭と胴体が逆の方向に動くことで、首に強い負荷がかかり、背中や肩、首筋などに痛みやコリ、頭痛や耳鳴り、吐き気といった症状が出現するものをいいます。軽いむち打ち症の場合は、マッサージやけん引、電気療法といった理学療法により3カ月前後で治ることが多いようですが、それ以上続くようであればほかの方法を考えていくことになります。むち打ち症はなかなか治りにくい場合もあり、症状がこれ以上変わらない、という判断をされた場合は症状が固定したとみなされ、保険ではなく自費の治療に切り替わることもあり得ます。ご相談者さまとしてはとてもご心配だと思いますが、もしご主人が理学療法などをなさっているようでしたら、首の周囲の筋肉が凝り固まってしまわないように適度に体操やストレッチなどを取り入れながら、早期の回復を願って現行の治療を継続されることが一番大切だと思います。どうぞお大事にしてくださいね。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:交通事故に遭い、むち打ちに。いまだに曇りの日や天気が悪い日は首や腰が痛みます。7年前に交通事故に遭い、むち打ちになりました。十分な治療を受けないまま通院を止めてしまったのですが、いまだに曇りの日や天気が悪い日は首や腰が痛みます。ひどいときは頭痛や吐き気もあり寝込んでしまうこともあります。高齢出産でやっとできた子どもはまだ小さく、これから参加行事がますます増えるというのに、このような状態はずっと続くのでしょうか?岐阜県:tomiko99さん(46)回答:「むち打ち」についてお答えします。――「むち打ち」の症状交通事故によりむち打ちになられたということですね。7年間、むち打ちによる後遺症に苦しんでおられ、また、そのなかで小さなお子さんの子育てをしていらっしゃるとのこと、さぞおつらいことと思います。いわゆるむち打ちは、医学的には「外傷性頸(頚)部症候群」(がいしょうせいけいぶしょうこうぐん)または「頚部捻挫」(けいぶねんざ)(あるいは「頸椎捻挫」けいついねんざ)という疾患名になることが多く、車に乗っていて後ろから追突された場合などに、先に押し出された形になる胴体と残された状態になる頭の間にある、首の部分に強い力がかかることで受傷すると考えられています。このことにより、ご相談者さまが経験されているような首や腰、背中の痛み、頭痛や吐き気に加え、耳鳴りやめまい、手足のしびれやふるえ、食欲不振や脱力感などが出ることもあります。<「むち打ち」症状を少しでも楽にするために>むち打ちによる症状がいつまで続くか、ということに関しては個々のケースによって大きく異なるため、目安になる期間といったものは残念ながらありません。しかし、現在の症状を少しでも楽にするために、できることとしては次のようなことが考えられるでしょう。例えば、むち打ちの代表的な症状である首周辺の痛みは、筋肉が委縮してしまう、つまり凝り固まったようになってしまうことが大きな原因と考えられています。こういった場合には、軽いストレッチや、お風呂で血行をよくすること、痛みを伴わない程度のマッサージなどを行うといいですね。また、一般的にいわれる、目の酷使やパソコンの長時間の使用、あるいは痛い部分をかばい過ぎて首・肩をほとんど動かさないといったことは、もともとの痛みを増強してしまう可能性もあるので気をつけましょう。非常につらい症状が続いておられるようですが、時間の経過とともに、軽快していきますようお祈りしております。どうぞお大事にしてください。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日