チョコレート菓子専門店「ザ・テイラー(THE TAILOR)」から、季節限定スイーツ「ザ・ショコラクチュール ピスタチオ&ラズベリー」が発売。ザ・テイラー、季節限定ピスタチオクッキーのショコラサンド文字通り“テイラー=服の仕立屋”を思わせる落ち着いた雰囲気の店構えで、濃厚な大人のチョコレート菓子を提案している「ザ・テイラー」。今回は2021年1月に期間限定で発売された「ザ・ショコラクチュール ピスタチオ&ラズベリー」が復刻、再び期間限定でラインナップに加わる。ミルクチョコでコーティングしたラズベリーソースをサンドしっとりとした食感に焼き上げたピスタチオクッキーにサンドするのは、ミルクチョコレートでコーティングしたラズベリーソース。濃厚な旨味を閉じ込めたピスタチオクッキーと爽やかな酸味が効いたラズベリーソース、その絶妙なハーモニーが楽しめる一品となっている。商品情報「ザ・ショコラクチュール ピスタチオ&ラズベリー」発売日:2021年11月28日(日) ※期間限定価格:1,728円内容:8個入り販売店舗:「ザ・テイラー」阪急うめだ店、渋谷東急フードショー店【店舗情報】■ザ・テイラー 阪急うめだ店住所:大阪府大阪市北区角田町8-7阪急うめだ本店B1FTEL:06-6313-0146■ザ・テイラー 渋谷東急フードショー店住所:東京都渋谷区道玄坂1-12-1渋谷 東急フードショー① 1階TEL:03-3477-4673
2021年12月02日いま最も新作を待たれる監督のひとり、エドガー・ライトが60年代ロンドンとホラー映画への愛を込めて贈るタイムリープ・サイコ・ホラー『ラストナイト・イン・ソーホー』が12月10日(金)より公開。この度、アニャ・テイラー=ジョイがいっそうシックでセクシーに映る、モノクロのメイキングカットがシネマカフェに到着した。この度到着したのは、映画の舞台裏、60年代シーンのメイキングの一幕。モノクロのスチルは、エドガー・ライト監督が愛する60年代ロンドンへの並々ならぬ思いとあわせて「光だけではなく、(あの時代の)影の部分もしっかりと描きたかった」と後に語るように、その陰影に想像力がかき立てられるものばかり。赤や青のネオンがきらめく眩い夜に包まれる魅惑的な本編とは、また違う味わいが感じられる仕上がりになっている。夢の中で出会ったサンディ(アニャ・テイラー=ジョイ)に髪型を似せていく、現代ロンドンに暮らすエロイーズ(トーマシン・マッケンジー)。サンディがジャック(マット・スミス)との出会いを経て、ジャズ・クラブでスポットライトを一身に浴び、その歌声を披露する姿も。本編では観ることのできないアニャとマットの2ショット、彼らとともにカメラチェックをするライト監督の姿が捉えられている。アニャとマットは「エドガーと一緒に仕事をするのが本当に楽しみだった、仕事をしたかった」と口を揃える。アニャは、本作でもとりわけ重要なシーンのひとつペトゥラ・クラークの「恋のダウンタウン」の歌唱シーンについて「一緒に演じたマットも楽しんでいたし、やさしく支えになってくれた。尊敬し憧れてきた人達のまえでステージに立つことはとても緊張すること。(ステージに)立って歌ったけれど、本当に最高の経験で無我夢中になった」とふり返っている。ライト監督によれば「ソーホーは近年急速に変わっている」という。「にもかかわらず60年代のソーホーをスクリーンで再現できたのはうれしい。今でも心臓部のいくつかの場所がそのまま残っている。ディーン・ストリート、フリス・ストリート、他にはグリーク・ストリートなど実際の場所で撮影したシーンは多いので、CGではないと知ったら多くの人は驚くと思う。当時の服装をしたエキストラや車など使用していて、セットのシーンもあるけど当時を知っていた(キャストの)ダイアナ・リグも驚いていたよ!」と明かしている。忠実に再現された60年代と現代を行き来する、魅惑的な覚めない“夢”の世界。2人の女性に誘われるまま、強烈で忘れられない体験に身を任せることになる本作。ホラーの帝王スティーヴン・キングは「捻りの効いたタイムトラベル。この作品は特別だ」とTwitterで投稿。『ジョジョ・ラビット』監督のタイカ・ワイティティは「とても素晴らしくてスリリング」と語り、『ザ・スーサイド・スクワッド』監督のジェームズ・ガンは「エドガー・ライトの手腕、経歴、キャスティング含め、最高の一作」、『クワイエット・プレイス』監督のジョン・クラシンスキーは「この美しくメロディアスな悪夢は、大好きなジャンルへのダブレターだ」と大絶賛。批評家たちの熱狂的支持も集め、日本公開へ向けても期待が寄せられている。『ラストナイト・イン・ソーホー』は12月10日(金)よりTOHOシネマズ日比谷、渋谷シネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ラストナイト・イン・ソーホー 2021年12月10日よりTOHOシネマズ日比谷、渋谷シネクイントほか全国にて公開© 2021 FOCUS FEATURES LLC. ALL RIGHTS RESERVED
2021年11月26日テイラー・スウィフトが、過去にリリースした「Red」の再録アルバム「Red(Taylor’s Version)」を12日にリリースした。今作には、オリジナル版には収録されていなかった曲も新たに追加されており、「I Bet You Think About Me」はそのうちの1曲。ブレイク・ライヴリーがMVのメガホンを取ったという。テイラーはMVをお披露目する前日に、「素敵で勇敢、お茶目でおもしろいブレイク・ライヴリーとついに一緒に仕事をすることができました。ブレイクの監督デビュー作です。みんなも一緒に乾杯&大騒ぎしましょう」と呼びかけ、ティザー動画を公開していた。テイラーといえば、元カレとの恋愛模様を歌にしてしまうことで有名で、この「I Bet You Think About Me」については「ジェイク・ギレンホールのことを歌っている」と話題になっている。MVは、新郎(マイルズ・テラー)が結婚式当日にもかかわらず、過去に付き合っていた女性(テイラー・スウィフト)のことを鮮明に思い出すという内容。数日前には、オリジナル版に収録されたときからジェイクのことを歌っているとうわさされていた「All Too Well」のショートフィルム風MVも公開された。そこで「私はあなたのお姉さん(ジェイクの姉のマギー・ギレンホールとみられる)の家にマフラーを忘れてしまった。あなたはいまだにそれを引き出しの中にしまっている」という歌詞に沿って印象的に使われた「赤いマフラー」が、「I Bet You Think About Me」の中でもあるシーンで使われている。つまり、2曲にわたってジェイクのことを歌っているようなのだ。ジェイクと思われる男性について、「I Bet You Think About Me」で存分に歌いつくしているテイラー。それをしっかりと美しく映像化したブレイクに「他の作品も観てみたい」「2人のコラボは最高!」などの称賛の声が上がっている。(Hiromi Kaku)
2021年11月16日最旬女優アニャ・テイラー=ジョイとトーマシン・ マッケンジー共演で贈る、エドガー・ライト監督最新作『ラストナイト・イン・ソーホー』。アニャが艶やかに歌い上げる「恋のダウンタウン」ミュージックビデオとイラストポスターが解禁となった。先週末、ついに全米公開を迎えた本作。ホラーの帝王スティーヴン・キングは「この作品は特別」「捻りの効いたタイムトラベル」とTwitterに投稿。そのほか、『ジョジョ・ラビット』タイカ・ワイティティ監督、『アバウト・タイム』リチャード・カーティス監督ほか、グラミー賞歌手のベックなどもL.A.プレミアに参加し、絶賛。批評家たちの熱狂的支持を集めており、今後の動きにも期待が寄せられている。そんな本作から解禁されたのは、NETFLIXオリジナルシリーズ「クイーンズ・ギャンビット」が高い評価を集め、「ディオール(Dior)」グローバルアンバサダー就任、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』 の前日譚映画『Furiosa』(原題)への出演など話題に事欠かない活躍をみせるアニャ本人が歌うミュージックビデオ映像。劇中で印象的な60年代の楽曲のひとつペトゥラ・クラークの「恋のダウンタウン」をゆっくりと歌い上げる。スタンドマイクの前に立つアニャと共に映し出されるのは、劇中のエロイーズ(トーマシン・マ ッケンジー)とサンディ(アニャ・テイラー=ジョイ)。決して言葉を交わすことのない2人だが、エロイーズは見つめる先にいるサンディをひたすらに追いかけている…。あわせてイラストポスターもお披露目。2人の相反する女性たちのテーマカラーはそのままに、水彩画のようなタッチでネオンサインとはまた異なる味わい深い仕上がりになっている。『ラストナイト・イン・ソーホー』は12月10日(金)よりTOHOシネマズ日比谷、渋谷シネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ラストナイト・イン・ソーホー 2021年12月10日よりTOHOシネマズ日比谷、渋谷シネクイントほか全国にて公開© 2021 FOCUS FEATURES LLC. ALL RIGHTS RESERVED
2021年11月04日アニャ・テイラー=ジョイが「ディオール(Dior)」とパートナーシップを締結、グローバル アンバサダーに就任した。アニャは、「ディオール」が継承してきたアイコニックなヘリテージをたたえ、ウイメンズコレクションのアーティスティック ディレクターであるマリア・グラツィア・キウリ、メイクアップのクリエイティブ&イメージディレクターであるピーター・フィリップスによるデザインやクリエイションを紹介していく。エドガー・ライト監督によるサイコスリラー映画『ラストナイト・イン・ソーホー』の日本公開を控えるアニャといえば、ロバート・エガースが監督・脚本を務めた『ウィッチ』の演技でスクリーンデビューを果たした。Netflixオリジナルシリーズ「クイーンズ・ギャンビット」で世界中の視聴者を魅了したことも記憶に新しく、ベス・ハーモン役を演じてエミー賞にノミネートされ、ゴールデン・グローブ賞、放送映画批評家協会賞、全米映画俳優組合賞を受賞した。そのほかゴールデン・グローブ賞にノミネートされた、オータム・デ・ワイルド監督の『EMMA エマ』や、M.ナイト・シャマラン監督の『スプリット』『ミスター・ガラス』など幅広い作品に出演。最近は「サタデーナイトライブ」のシーズンフィナーレでホストも務めた。今後は『ラストナイト・イン・ソーホー』ほか、フォーカス フィーチャーズの『ザ・ノースマン』(原題)、ニュー・リージェンシープロダクションによるデヴィッド・O・ラッセル監督との新作などが予定。さらに、レイフ・ファインズと共演するサーチライト社の『ザ メニュー』(原題)、ジョージ・ミラー監督によるアカデミー賞6部門受賞の大ヒット作品『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のスピンオフ映画『フュリオサ』(原題)で主演を務め、若き日のフュリオサを演じることが発表されている。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ラストナイト・イン・ソーホー 2021年冬、全国にて公開© 2021 FOCUS FEATURES LLC. ALL RIGHTS RESERVED
2021年10月26日トーマシン・マッケンジー×アニャ・テイラー=ジョイ競演のエドガー・ライト監督最新作『ラストナイト・イン・ソーホー』の公開日が12月10日(金)に決定し、ポスタービジュアルと予告編が解禁となった。本作は、トーマシン・マッケンジーとアニャ・テイラー=ジョイといういまをときめく二大注目女優が共演し、エドガー・ライト監督が60年代ロンドンとホラー映画への愛を込めて贈るタイムリープ・サイコ・ホラー。すでにヴェネチア、トロントの国際映画祭で上映され、「今年最高の音楽映画」「エドガー・ライトらしさを残しながらも全く新しい」「今後10年間で最高のロンドン映画」など絶賛の声が上がっている。この度解禁されたのは、トーマシン・マッケンジー、アニャ・テイラー=ジョイの2人のほか、それぞれの時代で出会う男たちも写し出されているポスタービジュアル。「魅惑的で恐ろしい。60年代ロンドンへようこそ」のコピーと、ネオンがあやしく光り輝くロンドン・ソーホーの街に溶け込み、まっすぐこちらを見つめる2人の姿も印象的だ。 また、併せて予告編も解禁となった。ファッション・デザイナーになることを夢見るエロイーズ(トーマシン)は、新生活の期待を胸に大都会ロンドンのソーホーへやってくる。しかし、デザイン学校に入学するも、60年代に憧れを持つ彼女は同世代の周囲とはうまく馴染めずにいた。寮を飛び出し、一人暮らしをスタートさせ、お気に入りのレコードをかけ、ひとり眠りにつくと、エロイーズは夢の中へ…。通りを抜けて辿りついた先には、60年代のソーホーの街に佇むクラブ「カフェ・ド・パリ」。足を踏み入れると、鏡越しに魅惑的な雰囲気をまとうひとりの女性、サンディ(アニャ)を見つけるのだった。サンディと出会ってから、エロイーズの生活は一転。夜毎、彼女を追いかけ覗き込むうちに、「これは夢じゃない」と思い始める…。60年代を代表する名曲に彩られ、めくるめく展開に目が離せない映像となっている。『ラストナイト・イン・ソーホー』は12月10日(金)より TOHOシネマズ日比谷、渋谷シネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ラストナイト・イン・ソーホー 2021年冬、全国にて公開© 2021 FOCUS FEATURES LLC. ALL RIGHTS RESERVED
2021年10月15日モンブラン(MONTBLANC)から女優 エリザベス・テイラーをイメージした新作万年筆やボールペンが登場。2021年10月に発売される。女優エリザベス・テイラー着想の万年筆&ボールペン世界的に有名な女性たちをイメージした筆記具を展開するコレクション「モンブラン ミューズ」。今回発売する万年筆・ローラーボール、ボールペンでは、女優として映画『クレオパトラ』や『熱いトタン屋根の猫』で主演を務める傍ら、活動家としても活躍した20世紀を代表する女性の1人エリザベス・テイラーにフォーカスした。ダークヴァイオレットのマーブル模様全体のデザインは、エリザベスがハリウッドで女優として活躍していた1950年と1960年代の美から着想を得て、同時代のモンブランのオリジナル筆記具を彷彿とさせる形状に。キャップとボディは、エリザベスのお気に入りの色であり、彼女の魅力的な瞳にオマージュを捧げたダークヴァイオレットのマーブル模様で覆った。リング状のクリップまた、ダイヤモンドなど希少な宝石を好んだというエリザベスの宝石への情熱からインスピレーションを得て、リング状のクリップをデザイン。プラチナ仕上げの尻軸には、1950年代のジュエリーデザインをイメージさせる幾何学模様のエングレービングを施した。「LONG LIVE LOVE」を刻印さらに万年筆のペン先には、2000年のGLAADメディア賞で披露された、スピーチの締めくくりの言葉を思い起こさせる「LONG LIVE LOVE」の3つの単語を彫刻。随所に至るまでこだわりを詰め込み、特別な1本に仕上げた。【詳細】「モンブラン ミューズ エリザベス・テイラー スペシャルエディション」発売時期:2021年10月アイテム:・ボールペン 112,200円・ローラーボール 121,000円・万年筆 135,300円【問い合わせ先】モンブランコンタクトセンターTEL:0800-333-0102
2021年09月24日世界的な人気を誇る日本のゲーム「スーパーマリオブラザーズ」の新しいアニメ映画に出演する声優や公開日が決定した。任天堂のYouTube公式チャンネルが発表した。声優陣は実に豪華な顔ぶれで、主人公のマリオをクリス・プラット、弟のルイージをチャーリー・デイ、ピーチ姫をアニャ・テイラー=ジョイ、クッパ(英語名はバウザー)をジャック・ブラックが演じる。ほかにも多数のキャラが登場。ドンキーコングをセス・ローゲン、キノピオ(英語名はトード)をキーガン=マイケル・キー、クランキーコングをフレッド・アーミセン、カメックをケヴィン・マイケル・リチャードソン、ブラッキー(英語名はスパイク)をセバスチャン・マニスカルコが演じる。ゲーム版でマリオやほかのキャラクターを演じてきたチャールズ・マーティネーもカメオ出演する。監督は「ティーン・タイタンズGO!」のアーロン・ホーヴァス&マイケル・ジェレニック、脚本は『ミニオンズ フィーバー』のマシュー・フォーゲルが務める。製作は『ミニオンズ』『SING/シング』シリーズを手掛けた「イルミネーションズ」と任天堂の宮本茂氏が担当。ユニバーサル・ピクチャーズと任天堂が共同出資し、ユニバーサルが配給を行う。2022年12月21日北米公開予定。(Hiromi Kaku)
2021年09月24日チョコレート菓子専門店「ザ・テイラー」阪急うめだ店から、新作スイーツ「ザ・ショコラクチュール フレ」が発売。大人のチョコレートスイーツ専門店「ザ・テイラー」「ザ・テイラー」は、「バターバトラー」や「ザ・メープルマニア」など、関東を中心に人気のスイーツブランドを展開している株式会社シュクレイと阪急うめだ本店のコラボレーションによって誕生した新たな洋菓子ブランド。文字通り“テイラー=服の仕立屋”を連想させる落ち着いた雰囲気を漂わせる店構えで、濃厚な大人のチョコレート菓子を提案している。渋谷店で人気の濃厚バターサンドが阪急うめだ店にも登場今回新たにメニューラインナップに加わる「ザ・ショコラクチュール フレ」は、渋谷店では連日完売が続いているチョコレートの人気バターサンド。チョコレートとヘーゼルナッツを織り込んだラムレーズンバターを、人気No.1の「ザ・ショコラクチュール」でサンドした、バターとチョコレートの濃厚なマリアージュが楽しめる一品となっている。商品情報「ザ・ショコラクチュール フレ」発売日:2021年9月5日(日)〜 なくなり次第終了※渋谷店では6月より発売中。価格:3個入り 1,944円販売店舗:「ザ・テイラー」阪急うめだ店・渋谷東急フードショー店【店舗情報】■ザ・テイラー 阪急うめだ店住所:大阪府大阪市北区角田町8-7阪急うめだ本店B1FTEL:06-6313-0146■ザ・テイラー 渋谷 東急フードショー店住所:東京都渋谷区道玄坂1-12-1渋谷 東急フードショー① 1階TEL:03-3477-4673
2021年09月19日『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の前日譚映画『Furiosa』(原題)の公開日が、1年延期されることがわかった。当初は2023年6月23日に公開予定だったが、2024年5月24日に変更されたという。ワーナー・ブラザースは延期の理由を明らかにしていない。『Furiosa』は『マッドマックス 怒りのデス・ロード』に登場したフュリオサ大隊長の若き頃を描く作品。『怒りのデス・ロード』ではシャーリーズ・セロンが演じたが、『Furiosa』では「クイーンズ・ギャンビット」のアニャ・テイラー=ジョイが役を引き継ぐ。『マイティ・ソー』シリーズのクリス・ヘムズワース、『アクアマン』のヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世の出演も決まっている。監督・脚本はこれまでと同じくジョージ・ミラー。ジョージ・ミラー監督『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は、ミラー監督がアイデアを思いついた1998年から様々な困難を乗り越え、2015年にやっと公開に漕ぎつけた。前作の『マッドマックス/サンダードーム』の公開から30年ぶりである。そのため、「1年程度の延期なんて、どうってことない」「待つ価値がある」と落ち着いた反応を見せる声がある一方で、「ここから3年先?」「残念」と悲しむ声も。ワーナー・ブラザースは同作の公開延期のほか、スティーヴン・キングの「呪われた町」を映画化した『Salem’s Lot』(原題)を2022年9月9日に公開すると発表した。(Hiromi Kaku)■関連作品:マッドマックス 怒りのデス・ロード 2015年6月20日より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2015 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED
2021年09月13日第78回ベネチア国際映画祭<アウト・オブ・コンペティション>部門に出品されているエドガー・ライト監督4年ぶりの最新作『ラストナイト・イン・ソーホー』のワールドプレミアが行われ、ライト監督、アニャ・テイラー=ジョイ、マット・スミス、マイケル・アジャオ、クリスティ・ウィルソン=ケアンズ(脚本)が登場。初お披露目された本作は、上映後5分間のスタンディングオベーションが沸き起こった。9月4日の公式上映にあわせて行われた記者会見では、ライト監督が本作のテーマは「過去を理想化するのは危険」だと明かす。「時が経つに連れ、その時代を知らない人々が当時の良い面ばかりに目を向けるような傾向があると思います。例えば、60年代はファッションやカーナビー・ストリートの時代と言われるようになり、それがオースティン・パワーズの華美な衣装のようなものへと落ちていくわけです。でもよく考えてみると、今現在に起きている悪いことというのは、すべて当時にも起きていたことなのです」とコメント。また、ワールドプレミア世界で最も早く本作をみた海外メディアからは、「今年最高の音楽映画」(DEADLINE)と絶賛のレビューが寄せられているが、 音楽へのこだわりについて「私が子どもの頃に聴いていた音楽といえば、両親が持っていたレコードでした。60年代のものばかりでしたが、本当に夢中になって聴いていました。私にとっては、過去に連れて行ってくれるタイムマシンのようなものです。まさにこの映画と同じようにね。これらの曲は私にとってはとても大きな意味を持つものですが、この映画では特に、哀愁のあるエモーショナルな曲を使いました。一気にその頃に戻った気分になれるから」と監督。一方、いま注目の若手女優アニャは、演じた60年代ロンドンで歌手を夢見るサンディ役について「居場所を見つけるための(仲間に入るための)苦労というのは、学校に通い始める時や新しい職場に就く時など、誰もがいつか経験する普遍的なことだと思います。私も最初は映画業界に知り合いがいなかったので、サンディの“この世界の一部になりたい”という気持ちには特に共感できました」と話し、すぐに仲良くなれたというトーマシン・マッケンジーとの共演については「私たちは互いのことをとても大切にする最高のパートナー同士となりましたし、そんな相手とずっと一緒に仕事ができたのは素晴らしいことでした。この映画では彼女が動かないと、私も動けません。そのおかげで、お互いにとても優しい気持ちで接することができたのだと思います。彼女は本当に素晴らしくて、どんなに褒めても褒め足りません」とふり返っている。『ラストナイト・イン・ソーホー』は12月、TOHOシネマズ日比谷、渋谷シネクイントほか全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:ラストナイト・イン・ソーホー 2021年冬、全国にて公開© 2021 FOCUS FEATURES LLC. ALL RIGHTS RESERVED
2021年09月06日エドガー・ライト監督の4年ぶりの最新作となるタイムリープ・サイコ・ホラー『ラストナイト・イン・ソーホー』が12月より公開決定、ポスタービジュアルと特報映像が解禁となった。キャストに、『ジョジョ・ラビット』で脚光を集め、M・ナイト・シャマラン監督最新作『オールド』にも出演する新鋭トーマシン・マッケンジー、NETFLIXオリジナルシリーズ「クイーンズ・ギャンビット」でゴールデン・グローブ賞ミニシリーズ/テレビムービー部門の主演女優賞を受賞したアニャ・テイラー=ジョイが名を連ねる本作。この2大最旬俳優が演じるのは、ロンドンの異なる時代に存在する2人の若い女性。彼女たちはある恐ろしい出来事によって、それぞれが抱く“夢”と“恐怖”がシンクロしていく。同じ場所で異なる時代を生きる2人が出会ったとき、果たして、彼女たちに何が起きるのかー。ライト監督が60年代ロンドンとホラー映画への愛を込めて贈るタイムリープ・サイコ・ホラーだ。エドガー・ライト監督この度解禁となった魅惑的な特報映像では、ファッションデザイナーを夢見て、田舎町からロンドン・ソーホー地区の専門学校に入学するも、周りに馴染めず慣れない新生活を送るエロイーズ(トーマシン・マッケンジー)の姿が。エロイーズが夢の中で辿り着いたのは、クラシックできらびやかな60年代のソーホー。夢の中で出会う美しいサンディ(アニャ・テイラー=ジョイ)の姿に魅了され、夜毎、彼女の姿を追いかけるようになる。エロイーズは、夢か現実かこの奇妙なタイムリープを繰り返すうちに、次第に感覚も身体も彼女とシンクロしていき――。アニャ演じるサンディの魅惑的な歌声に誘われながら、彼女たちを待ち受ける運命とは何なのか、好奇心を掻き立てるソーホーの幻想的な夜から目の離すことのできない特報となっている。また、ティザービジュアルには、目を見開き真っすぐにこちらを見つめる2人の姿があり、“夢と恐怖が、シンクロする”というコピーとともに合わせ鏡のように重なり合う。『ラストナイト・イン・ソーホー』は12月、TOHOシネマズ日比谷、渋谷シネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ラストナイト・イン・ソーホー 2021年冬、全国にて公開© 2021 FOCUS FEATURES LLC. ALL RIGHTS RESERVED
2021年08月25日アニャ・テイラー=ジョイが『The Menu』に主演することになった。グルメ界を舞台にしたスリラーで、『マネー・ショート華麗なる大逆転』『バイス』のアダム・マッケイがプロデューサーを務める。監督は『ゲーム・オブ・スローンズ』などを手がけたマーク・マイロッド。テイラー=ジョイが演じるのは、世界的に有名なレストランを訪れた若い客。その店のシェフをレイフ・ファインズが演じる。ほかに、ニコラス・ホルト、ホン・チャウ、ジョン・レグイザモが出演する。製作はサーチライト。テイラー=ジョイの次回作は、エドガー・ライト監督の『ラストナイト・イン・ソーホー』。文=猿渡由紀
2021年08月20日「クイーンズ・ギャンビット」で今年ゴールデングローブ主演女優賞を受賞したアニャ・テイラー=ジョイが、ダークなコメディ・スリラー『The Menu』(原題)に出演する模様。「Deadline」が報じた。本作は2年前にアレクサンダー・ペインが監督し、エマ・ストーンが出演すると報じられたが、監督はマーク・マイロッド、女優もエマからアニャに変更になった。アニャの役どころは、離島の高級レストランを訪れるカップルのうちの1人。レイフ・ファインズがそのレストランで豪華な食事を提供する有名シェフを演じる。また、製作陣はレイフと『ハリー・ポッター』シリーズで共演したダニエル・ラドクリフに、“本人役”で出演してほしいとラブコールを送っているという。このニュースを聞いた映画ファンは、「アニャの勢いは『ハリポタ』出身の全員と共演するまで止まらない」と『ハリポタ』俳優たちとの共演が続いていることをジョークを交えて指摘。これまでにアニャは「クイーンズ・ギャンビット」で『ハリポタ』ダドリー役のハリー・メリング、公開を控える『Last Night in Soho』(原題)で『ハリポタ』フレッド&ジョージ役のオリヴァー&ジェームズ・フェルプスと共演している。そして、今回は“ハリー・ポッター”と“ヴォルデモート”と共演を果たす。(Hiromi Kaku)
2021年06月08日チョコレートブランド「ザ・テイラー(THE TAILOR)」が、2021年6月1日(火)より渋谷 東急フードショーにオープンする。“ご褒美感”を味わう贅沢チョコレートスイーツ専門店「ザ・テイラー」渋谷マークシティ1階に誕生する新たなスイーツゾーン「渋谷 東急フードショー」。注目&人気のスイーツショップが集結するその一画に展開される「ザ・テイラー」は、“貴女をエレガントに仕立てるチョコレート”をコンセプトに“ご褒美感”を味わえるチョコレートスイーツを展開する専門店だ。今回、都内初出店となる。「渋谷 東急フードショー」限定の“濃厚”ショコラサンド中でも注目は、チョコレートとヘーゼルナッツを織り込んだラムレーズンバターを、ココアクッキーでサンドした「ザ・ショコラクチュール フレ」。うっとりするほど濃厚な味わいを堪能できる。本商品は、「渋谷 東急フードショー」のみの取り扱いとなり、各日数量限定での登場となる。風味豊かな2つのフレーバーのアソート人気のチョコレートスイーツとして「ザ・ショコラクチュール」もおすすめ。「ザ・ショコラクチュール」は、ミルクチョコレートでコーティングした風味豊かな2種類のソースをココアクッキーでサンドしたショコラサンド。ヘーゼルナッツクリームとストロベリーソースの2つのフレーバーがアソートされる。ガトーショコラのように濃厚なフィナンシェコーヒーや紅茶だけでなく、ワイン・ウイスキーといったお酒との相性を楽しめるフィナンシェも登場。スペイン産チョコレートのガナッシュを生地に詰めて焼き上げた、「ザ・フォンダンショコラフィナンシェ」は、ガトーショコラのように濃厚な味わいだ。そのまま食すのはもちろんのこと、 冷やしても温めてもおいしく味わえる。お土産&贈り物にしたくなるエレガントなパッケージまた、この“エレガント”なスイーツを引き立てるパッケージにも注目だ。イギリスの老舗パティスリーを思わせるレトロでエレガントなデザインとなっており、お土産やちょっとした贈り物にもおすすめしたい。【詳細】ザ・テイラー 渋谷 東急フードショー店住所:東京都渋谷区道玄坂1-12-1 渋谷 東急フードショー1.(渋谷マークシティ) 1階TEL:03-3477-4673営業時間:10:00~21:00(当面の間11:00~20:00)定休日:不定休■限定メニュー価格ザ・ショコラクチュール フレ 3個入 1,944円(税込)※各日数量限定、無くなり次第終了■価格例ザ・ショコラクチュール 6個入 1,296円、8個入 1,728円、10個入 2,160円、16個入 3,456円ザ・フォンダンショコラフィナンシェ 6個入 1,620円※各日数量限定、無くなり次第終了ザ・テイラーセレクション 16個入 3,996円(税込)※価格はすべて税込
2021年06月03日テイラー・スウィフトが、『キャッツ』以来2年ぶりに再び女優業に挑戦する。「Variety」誌などによると、今回テイラーは、『アメリカン・ハッスル』『世界にひとつのプレイブック』『ザ・ファイター』でアカデミー賞にノミネート経験があるデヴィッド・O・ラッセルの映画に出演。キャストはロバート・デ・ニーロ、マイク・マイヤーズ、クリス・ロック、アニャ・テイラー=ジョイ、クリスチャン・ベール、マーゴット・ロビー、ジョン・デヴィッド・ワシントン、ラミ・マレック、ゾーイ・サルダナらと大物ぞろいだ。ラッセル監督が長編作品を手がけるのは、ジェニファー・ローレンス主演の『ジョイ』以来5年ぶり。ラッセル監督の作品のほとんどがそうであるよう、今作も脚本は自身が執筆したという。すでに製作は完了しているとのことだが、タイトル、ジャンル、どんなストーリーか、すべてが謎に包まれたままだ。ファンの反応は、「1つの作品にテイラー、アニャ、マーゴットが出演するなんて、観ないわけにはいかない」「出演時間がたとえ10秒であろうと、絶対に観に行く!」などの期待の声が多数。これまでにエミー賞とグラミー賞を受賞しているテイラーに、「EGOTもまもなくだね!」と今作でオスカーを獲得し、最強のエンターテイナーの証「EGOT」達成を願う声も寄せられている。(Hiromi Kaku)
2021年06月02日ソニー・ピクチャーズが『Kraven the Hunter』(原題)の主演に、アーロン・テイラー=ジョンソンを起用したことを発表した。クレイヴン・ザ・ハンターとはスパイダーマンの宿敵の1人で、マーベルコミックスでは1964年の「アメイジング・スパイダーマン」に初登場。追跡や狩りの天才的な才能を持つ。「People」誌などによると、『Kraven the Hunter』の監督はJ・C・チャンダー(『オール・イズ・ロスト~最後の手紙~』)、脚本はアート・マーカム(『アイアンマン』)、マット・ホロウェイ(『アイアンマン』)、リチャード・ウェンク(『イコライザー』)に決定。プロデューサーは『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』で製作総指揮を務めたアヴィ・アラッドとマット・ホロウェイ。全米公開日は2023年1月23日に設定されている。コミックスで描かれているクレイヴンは大柄な筋肉質の男性のため、ファンは細身で『キック・アス』のイメージが強いアーロンには「合わない」と苦言を呈している。「『アクアマン』に出演していなければジェイソン・モモアに演じてほしかった」「カール・アーバンだったらパーフェクトだった」などの声が上がっているが、アーロンが「すばらしい俳優」であることは認めている。(Hiromi Kaku)
2021年05月27日「クイーンズ・ギャンビット」アニャ・テイラー=ジョイ、「ゲーム・オブ・スローンズ」のメイジー・ウィリアムズなど実力派キャストでマーベル・コミックの人気作品を映画化した『ニュー・ミュータント』が、ブルーレイ+DVDセットで発売。この度、主人公を演じた期待の新星ブルー・ハントの未公開シーンが解禁された。運命に抗う5人の若者たちの闘いをドラマティックに描く、マーベル・コミック原作のSFアクションとなる本作。「X-MEN」「デッドプール」シリーズを大ヒットへ導いたサイモン・キンバーグとローレン・シュラー・ドナーや、実話を基にしたベストセラーの映画化『きっと、星のせいじゃない。』のジョシュ・ブーン監督が手掛けた。今回ブルーレイ+DVDセットの発売を記念し、ボーナス・コンテンツより惜しくも本編からカットされた未公開シーンが解禁。主人公ダニの悪夢が描かれ、5人の“ニュー・ミュータント”たちがそれぞれのトラウマと闘う、ダークな世界観を垣間見ることができる。長いオーディションの末、ダニ役を射止めたブルーの熱演に注目だ。ブルーレイ+DVDセットでは、今回の映像を含む豊富な未公開シーンをはじめ、原作コミックの映画化について迫る「原作と映画」、5名のメインキャストによるインタビュー映像などを収めた「5人のミュータント」など、貴重なボーナス・コンテンツが楽しめる(デジタル配信にも一部収録)。『ニュー・ミュータント』ブルーレイ+DVDセット発売中、デジタル配信中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ニュー・ミュータント
2021年03月31日ゴールデン・グローブ賞2冠!主役のアニャ・テイラー=ジョイの授賞式での美しい姿も話題になった『クイーンズ・ギャンビット』(Netflixドラマ全7話)。全話レビューの第6回目では、ゲーム作家・米光一成が、人間模様の描き方の見事さに着目。最終話直前の緊迫感を解説します。ミュージカル化への期待も高まる主役のベスを演じるアニャ・テイラー=ジョイ。受賞おめでとう!Netflixオリジナルシリーズ『クイーンズ・ギャンビット』独占配信中。【『クイーンズ・ギャンビット』全話レビュー第6話】vol.6『クイーンズ・ギャンビット』が第78回ゴールデン・グローブ賞で作品賞・女優賞(リミテッド・シリーズ部門)に輝いた。アニャ・テイラー=ジョイの深いグリーンのディオールのドレス姿も話題になった。放送映画批評家協会賞も作品賞・女優賞をダブル受賞。アニャは、こちらもディオールのプラム色のギリシャ風チュール姿で登場。さらに、デヴィッド・O・ラッセル監督の次回作に、アニャ・テイラー=ジョイの出演が決定したと報じられた(※1)。ロバート・デ・ニーロ、マイク・マイヤーズ、ティモシー・オリファント、マイケル・シャノン、クリス・ロック、アニャ・テイラー=ジョイ!発表された出演陣だけでも超大作の予感だ。さらにさらに、原作小説の劇場用舞台権をLevel Forward社が取得。ミュージカル化への期待も高まっている。快進撃の『クイーンズ・ギャンビット』各話レビューもついに第6話。最終回直前だ。「男たちはいろいろ教えたがる。賢いわけじゃない。自分を大きく見せたいだけ。指図しても聞き流せばいい。自分の思うままに進めばいいの。強い女にならなくちゃ。妥協が当たり前のこの世の中で。自分を貫くにはね。ほら、あなたはあなたよ」第5話(※2)同様、実母アリスがベスに向かって語る言葉からはじまる。この力強い名台詞が、単純な「良いセリフ」としては機能しないところに『クイーンズ・ギャンビット』の迫力がある。第6話、第7話は、最終ボスであるボルコフとの戦いに向けて盛り上がると同時に、無理心中をしようとした母親の記憶との戦いにも突入する。クレオ=スパイ説を検証第3話のレビュー(※3)でも書いたが、『クイーンズ・ギャンビット』は、チェス対局パートは明快かつ爽快だが、ベスを取り巻く人間ドラマのパートは謎が多い。たとえば、第6話に登場するクレオ。けっこうな謎の女だ。ベニーの地下部屋へ、チェス仲間と一緒にやってきたクレオ。ベスと友達になり、パリに来たら連絡してねと約束する。1967年、パリの国際大会で、ボルコフとの対局の前夜に電話をしてきて、ホテルのバーにいるから飲もうとしつこく誘う。ベスは誘惑に負けて、飲んでしまい、二日酔い。対局に遅刻してあわてて向かうハメに(第1話の冒頭のシーンがようやく!)。結局、コンディションが整わないままにボルコフと対局し、負けてしまう。クレオ(ミリー・ブレイディ)の誘惑に負けて飲酒してしまうベス。クレオは、友人なのになぜ大切な試合の前に飲みに誘ったのだろうか。しかも、しつこく。もちろん、そういう性格なのだということで観ていても全然かまわない。が、「IMDb」(インターネット・ムービー・データベース)では、クレオがソ連のスパイなのではないか説も出ている。ベスが勝つのを妨害するために行ったのだ、と。それを示す明確なシーンやセリフはないが、最終話のタウンズのセリフが、クレオ=スパイ説を傍証している。タウンズが、モスクワでの対局に駆けつける。「すぐにビザが取れたの?」とベスに聞かれ、タウンズは「新聞社の世話でね」と答え、その後に、モスクワ大使館の協力もあったと語る。「君の気をそらすためかも」「失敗ね」と会話する。ベスの想いを知っているのは(ドラマ上では)クレオだけだ。タウンズがそのことを知り、モスクワ大使館の協力もあって駆けつけることができたとあれば、ふたりの会話も気の利いたジョークではないのかもしれない。そうなると、クレオがスパイ説はとても濃厚だ。蛇足。クレオがバーで飲んでいたのはパスティス。パスティスの元の意味はSe pastiser(まがいもの)の意味だ。いよいよあと1話。ベスのチェス人生はどうなる?眼の縁を真っ黒にしたメイクベルディックやベニーたちの仲間に支えられ、酒やドラッグを絶っていたベスだったが、この敗北で、ふたたび自堕落な生活へ逆戻りしてしまう。酒を瓶でラッパ飲み、60年代の大ヒット曲ショッキング・ブルー「ヴィーナス」を聞きながら踊り、飲み、吐く(名シーン)。心配して訪ねて来てくれたハリー・ベルティックをガン無視。会場まで駆けつけてくれるが、「同情はいらない」とあしらい、「スーパーで働いてる人とは違う」と酷いことまで言ってしまう。この時のベスは、眼の縁を真っ黒にしたメイク。「闇落ち」感の演出にしてはやりすぎ!と思った人もいるかもしれないが、これはショッキング・ブルーのボーカルのマリスカ・ヴェレスとそっくり。「ヴィーナス」の映像を観て真似たのだと考えるとオチャメである。文・米光一成(ゲーム作家、代表作に『ぷよぷよ』『はぁって言うゲーム』など)information『クイーンズ・ギャンビット』原作・制作:スコット・フランク、アラン・スコット出演:アニャ・テイラー=ジョイ、ビル・キャンプ、マリエル・ヘラー文・米光一成
2021年03月16日ゴールデングローブ賞、放送映画批評家協会賞など数々の賞を受賞したアニャ・テイラー=ジョイ主演作「クイーンズ・ギャンビット」の勢いがまだまだ止まらない。場所をテレビから舞台に移し、ミュージカル化されることが明らかになった。「Variety」誌などによると、「オクラホマ!」や「Jagged Little Pill」などの舞台を手掛けてきた製作会社の「Level Forward」が、ウォルター・テヴィス著の原作小説「クイーンズ・ギャンビット」の舞台化権を手に入れたという。歌あり、踊りありのミュージカルで、主人公のベス・ハーモンが男性優位のチェス界でどのようにのし上がっていくかに期待が高まる。舞台化も楽しみだが、アニャのシーズン2に関するコメントにも注目が集まっている。放送映画批評家協会賞で主演女優賞を獲得した際に、「私たちにとって思い入れがあり愛情を注いだキャラクターたちと、みなさんにもっと一緒の時間を過ごしたいと言われるのは本当にうれしいこと。でも、私たちは(ワンシーズン限りの)リミテッドシリーズを意図して制作しました。だから、みなさんにシーズン2を求められていることに、すごく驚いています。そうは言っても、『ありえないことなんてない』です」と語った。つまり、シーズン2が制作されることは「完全にないわけではない」というのだ。ファンが熱望の声を上げ続ければ、実現するかもしれない。(Hiromi Kaku)
2021年03月09日Netflixの大人気作『クイーンズ・ギャンビット』の主人公のベス(アニャ・テイラー=ジョイ)はチェスの天才少女。第3話では、ライバルのイケメンプレイヤー、ベニー・ワッツ(トーマス・ブロディ=サングスター)が登場する。『愛の不時着』に比肩する傑作の見どころを、神木隆之介と福山雅治のコラボ動画などで話題の『はぁって言うゲーム』の作者・米光一成が一話ずつ解説していきます。【『クイーンズ・ギャンビット』全話レビュー第3話】vol. 3主人公ベス・ハーモン、チェス大会で連勝好敵手・ベニー・ワッツ(トーマス・ブロディ=サングスター)とベス・ハーモン(アニャ・テイラー=ジョイ)。Netflixオリジナルシリーズ『クイーンズ・ギャンビット』独占配信中。アメリカではチェスセットの売り上げも爆伸びさせた『クイーンズ・ギャンビット』(Netflixドラマ全7話)。全話レビューの第3回目。ベス・ハーモン(アニャ・テイラー=ジョイ)はチェス大会で連勝し、賞金を稼ぎまくる。初めての大会で勝負したタウンズ(ジェイコブ・フォーチューン=ロイド)は、「チェスレビュー」の記者としてやって来ている。美しくなったベスを見て「わお!」と感嘆の声をあげる。ベスも、それに応じてポーズをとる。「君の記事を書きたい」とタウンズはベスを誘う。「部屋にカメラがある」「あなたの部屋?」いぶかしむ表情のベスだが、「チェスボードもあるから指せるよ」で、すぐに部屋に行ってしまう。お笑いコンビ・納言のネタなら「なぜついてくるの?」「チェスボードはセコいってよ」と続く流れだ。チェスボードにつられて部屋に入ってしまったベス。写真を撮りながら、タウンズはベスに近づき、手を伸ばして髪の毛を触る。見つめ合うふたり。急にドアが開いて男が入ってくる。「お邪魔しちゃったかな、ぼく」この男が、短パンにカットしたムチムチのジーンズをはいている。登場人物を紋切り型な人間に描かない『クイーンズ・ギャンビット』はチェスのドラマだ。チェスの試合は勝敗がはっきりする。いっぽうで人間関係は試合のように白黒つかない。ていねいに慎重に、人間関係を描いていく。説明セリフや、あからさまなシーンで関係性にわかりやすい決着をつけることを良しとしない。タウンズと男はおそらくカップルだ。ベスはそう推測したように見える。わかりやすいラブロマンスに堕さず、登場人物を紋切り型な人間に描くことはない。このあたりの匙加減が絶妙だ。ベスと養母アルマ(マリエル・ヘラー)の関係も、多層的だ。チェス大会で賞金が入ることを知った養母アルマは、ステージママとなる。賞金と経費を計算し、スケジュールを仕切り、学校に「風邪だ」とウソをついてベスを休ませ、飛行機に乗り、豪華なホテルに宿泊する。ベスと一緒に、チェス大会に出向く。養母アルマからそれまでの暗い表情が消える。エリック・サティの曲を悲しそうに弾くこともなくなる。「ベス、考えたんだけど、わたしに10%くれない。エージェントの手数料」「それじゃあ、15パーセントにしましょう」ベニー・ワッツにミスを指摘されて、対局を振り返るベス。養母アルマは、ベスをサポートしたいのか、お金を稼いでくれるから利用しているのか、はっきりしない。おそらくその両方だろう。ベスも、アルマをよき養母だと思っているのか、チェス以外の段取りをしてくれる便利なマネージャーと思っているのか、はっきりしない。ベニー・ワッツ(トーマス・ブロディ=サングスター)との対局で、大会で初の敗北を喫したベスを、養母アルマはなぐさめる。「常に完璧とはいかない。それは無理」「チェスのことわからないくせに」ベスは八つ当たりする。「負けたときの気持ちはわかる」「そうでしょうね」と、いじわるなベスの返事。「これであなたもわかった」ついアルマもいじわるに返してしまう。ベスは怒って立ち去ってしまう。その後、空港に向かうタクシーに乗り込むふたり。そっぽを向いている。そっぽを向いたまま、ベスは、アルマの手を握る。「The End of the World」(Herman’s Hermits)が流れる。別れの曲だ。さよならを言ったあと、どうやって生きていけばいいのかわからないと嘆く歌。ふたりは、孤独を通じて、つながっているのだ。文・米光一成information『クイーンズ・ギャンビット』原作・制作:スコット・フランク、アラン・スコット出演:アニャ・テイラー=ジョイ、ビル・キャンプ、マリエル・ヘラー文・米光一成
2021年02月24日Netflixの大人気作『クイーンズ・ギャンビット』の主人公のベス(アニャ・テイラー=ジョイ)はチェスの天才少女。第2話ではいよいよ公式大会に出場。「女だ、子どもだ」と見下してくる男たちを相手取って、最初の勝利を掴みます。『梨泰院クラス』『愛の不時着』の興奮に匹敵する傑作の見どころを、ドラマを愛するゲーム作家・米光一成が一話ずつ解説していきます。【『クイーンズ・ギャンビット』全話レビュー第2話】vol. 2地味なファッションを笑われるベス主人公のベスはチェスの天才少女。Netflixオリジナルシリーズ『クイーンズ・ギャンビット』独占配信中。Netflixのランキング各国で1位を総なめした『クイーンズ・ギャンビット』(Netflixドラマ全7話)。全話レビューの第2回目。主人公ベス・ハーモン(アニャ・テイラー=ジョイ)は、ウィートリー夫婦に引き取られる。養護施設時代のままのまじめな服装で高校へ行くベス。白いブラウスは一番上まできっちりボタンを留め、くすんだ青色のカーディガンを重ねる。白い靴下にプレーン・トゥのシューズ。高校のクラスメートから「茶色の靴に茶色の靴ひも結ぶ?」と笑われる。クラスメートは、明るいピンクやパステルカラーの服を着て、白と茶のおしゃれな靴を履いている。50年代の終わり頃から、上流階級をターゲットにしていたオートクチュールとは別に、一般庶民、若い世代向けの既製服産業が急速に発展した。そういった流行のファッションを身にまとうクラスメートから、ベスは、地味だと笑われる。この後、ベスはチェス大会で勝利し、賞金を得て、自信を持ち、どんどん高級ファッションを着こなし、立場が逆転していく。この学校にチェスクラブはないの?とクラスメートに聞くベス。チェスは男がやるものチェス雑誌で大会があることを知るが、参加費の5ドルがない。用務員のシャイベルさんに手紙を書き、参加費を借りて出場する。第2話の後半は、ベスの初めての大会が描かれる。最初の対戦相手は女の子アネット・パッカー(エロイーズ・ウェッブ)だ。「なぜ女同士にされたの」「よくないことよね」第2戦以降は、すべて男が対戦相手だ。このころのチェスは男がやるものだという雰囲気だった。「やられたよ」対戦相手が女性だとあなどっていた男は、自分が劣勢になって急に不機嫌になる。翌日の第3戦、親切にしてくれていたタウンズ(ジェイコブ・フォーチューン=ロイド)との対局。好敵手で、ふたりとも対局を楽しんでいる表情から、真剣になっていく表情の変化が描かれる。エンドゲームまでもつれこむ。投了したタウンズ。「君、いくつだ。いや、いい。答えないで。落ち込むだけだ」「36歳」とベスは嘘をつく。「ありがとう。君は本当にすごい。自覚してる?」終わってトイレに駆け込むベス。初めての生理がきてとまどう。ベスは、街の雑貨屋のチェス雑誌で大会のことを知る。ベスの実力が偏見を打ち砕く第4戦。クシで髪をなでつけるイヤな感じの男の対局は、盤面を映すこともない(この辺の観せ方のテンポ、最高!)。ベスが大会で勝ち上がるのと対照的に、養母の状況は悪化していく。養父オールストン(パトリック・ケネディ)は家に戻らなくなり、生活は困窮し、養母アルマ(マリエル・ヘラー)はふさぎこみがちになる。大会の最終戦、ハリー・ベルティックとの戦い。遅刻してくるハリー・ベルティックは、あからさまにベスをあなどっている。あくびを繰り返す。だが、強い。ベスは、「すぐにもどる」といってトイレに逃げ込む。精神安定剤を呑み、自らを叱咤する。鏡の奥、天井にチェス盤の幻影が映る。そして、あのふてぶてしい顔になって、チェス盤の前に戻ってくる。驚くベルティック。指した手を見てまた驚く。「ちくしょう」「もう終わりよ」「いや挽回できる」「そうは思わない……できたかも、遅刻しなければ」ベスはベルディックに「ボード上で決着をつける」と言う。負けたベルディックは、あなどっていた最初の態度を捨てて、周囲で観ていたみんなの拍手にまざって、ベスに拍手を贈る。競技(ゲーム)のすばらしいところは、男だろうが女だろうが、年齢も肌の色もどうであろうが、すべての人が平等に、ゲームのルールに従って勝敗が決することだ。だから、最初は偏見を持っていた男たちも、彼女と対局することで、あっという間に態度を変える。頑なに偏見を維持することはない。ただきれいだからではない『クイーンズ・ギャンビット』は、フェミニズムを新しい視点で描いた作品だ。ボード上だけで公平に決着がつくチェスを通じて、男性優遇の社会を女性であるベスがのしあがっていく。養父母の家に初めてベスが来て、ミッドセンチュリーの家具でそろえたきれいな部屋を眺めたとき、養母アルマが動物画を指して「ローザ・ボヌールの絵よ。もちろん複製だけど」と説明する。ローザ・ボヌールは、動物を写実的に描いたフランスの画家だ。十九世紀のヨーロッパでは、まだ女性画家は少なく過小評価されていた。そんな中で、レジオンドヌール勲章を受けた初の女性芸術家であり、フェミニズム初期を代表する人物である。『クイーンズ・ギャンビット』の60年代ファッションや、部屋、家具、セットの美しさが、観る者の心をとらえるのは、ただきれいだからではなく、物語のテーマと深く結びついているからだ。文・米光一成information『クイーンズ・ギャンビット』原作・制作:スコット・フランク、アラン・スコット出演:アニャ・テイラー=ジョイ、ビル・キャンプ、マリエル・ヘラー文・米光一成
2021年02月17日アニャ・テイラー=ジョイ主演の配信ドラマ『クイーンズ・ギャンビット』がすごい。男性優位のチェスの社会で、才能だけを武器にのしあがっていく孤独な少女の物語。同じNetflixの大ヒット作『梨泰院クラス』『愛の不時着』に勝るとも劣らない傑作の見どころを、ドラマを愛するゲーム作家・米光一成が一話ずつ解説していきます【『クイーンズ・ギャンビット』全話レビュー第1話】vol. 1チェスに詳しくなくても楽しめる主人公のベス(アニャ・テイラー=ジョイ)はチェスの天才少女。Netflixオリジナルシリーズ「クイーンズ・ギャンビット」独占配信中。主人公は、天涯孤独の少女ベス。孤児院でチェスを覚え、才能を発揮して、チェスの腕前で世界と戦い抜いていく物語だ。演じるのは、ロバート・エガース監督の『ウィッチ』で魔女だと疑われる少女を演じて強烈な印象を残したアニャ・テイラー=ジョイ。彼女の存在感、特に顔の力がすごい。目が大きく、離れている。豹のような鋭さ。独自の存在であることが一目で伝わってくる。今回もアニャ・テイラー=ジョイの存在感がこのドラマにとてつもない魅力と説得力をもたらした。チェスの対局場面がこのドラマの見どころになっているのだけど、チェスの知識はなくても大丈夫。銀行組織のことを詳しく知らなくても『半沢直樹』が楽しめるように、チェスに詳しくなくても楽しめる。アニャ・テイラー=ジョイの顔面演技に加えて、演出の見事さ、セットの美しさ、対局のバリエーション。ありとあらゆる方法で盛り上げてくる。『半沢直樹』のように大声で叫び合ったり土下座したりはしないけれど、勝ち負けがはっきりする局面を描いて、しかも顔演技炸裂という点で同じベクトル。『半沢直樹』が大技炸裂ドラマだとすれば、『クイーンズ・ギャンビット』は繊細な技の積み重ねで観る者を高いところまで運んでいくドラマだ。母が亡くなり、養護施設にやってきたベス。60年代ファッションも見どころこの超傑作ドラマ『クイーンズ・ギャンビット』全7話を1話ずつ紹介していこう。今回は、第1話。ベスの養護施設時代、チェスと出会うエピソードだ。無理心中で母親だけが即死。奇跡的に生き残った少女ベスは養護施設に入る。9歳。当時の養護施設は、こどもたちを落ち着かせるために精神安定剤を与えていた。ベスは、薬に依存していく。ベスは、地下室で用務員のシャイベルさんと出会う。シャイベルさんはひとりでチェスをプレイしている。ベスも不愛想だが、シャイベルさんもさらに不愛想。「そのゲームは何?」「チェスだ」「教えて」「よそ者とはやらん」シャイベルさんが動かしているのを見て、ベスは駒の動きを覚える。「少し覚えたわ。見てたから」「女がやるものじゃない」教わることになっても、シャイベルさんは寡黙だ。不愛想同志でほとんど言葉も交わさない。チェスを指し合うことで交流を深めていく。ベスが初めて勝った時も「気分がいいか」「別に」とそっけない。わーいって喜んだりしない。ベスとシャイベルさんが写真を撮られることになっても、ふたりは仏頂面だ。「はい、クイーン」カメラマンは笑顔にしようとする。だがシャイベルさんは黙っているし、ベスは「クイーン」と言いはしても口角をあげない。ベスは養護施設で出会った少女・ジョリーンと親しくなる。才能を持っているという噂を聞きつけて、高校のチェス倶楽部の先生が自分たちの生徒とチェスで対決させる。ベスがひとり中央に立つ。12人の男子生徒がぐるっと取り囲んで座る。それぞれにチェス盤が配置されている。多面指しだ。見物人もあつまってくる。ここで勝敗がどうだったかで引っぱらないのが『クイーンズ・ギャンビット』のすごいところ。「だから楽勝」と、後でシャイベルさんに報告するベスの声が対局の映像に重なる。チェス対局は見どころのひとつだが、それだけじゃない。天涯孤独だった少女ベスの波乱万丈の人生、60年代ファッション、男性優位社会のチェス大会でのしあがっていく爽快さ、人間ドラマ、映像美、見どころ満載のドラマだ。第1話は、養護施設が舞台の中心で画面的にはちょっと暗い。第1話をジャンプボードにして第2話からぐいぐいとベスを応援したい気持ちになってくる。画面も派手になってくる。ベスがチェスの賞金で買う60年代ファッションもどんどん豪華に、高級ホテルに滞在して世界を飛び周り対局するようになると映像的にも贅沢になっていく。ワクワクしながら観てください。文・米光一成information原作・制作:スコット・フランク、アラン・スコット出演:アニャ・テイラー=ジョイ、ビル・キャンプ、マリエル・ヘラー文・米光一成
2021年02月10日アニヤ・ハインドマーチ(ANYA HINDMARCH)の“日用品”をモチーフにしたイブニング・バッグ「アニヤ ブランズ(Anya Brands)」を紹介。「アニヤ ブランズ」の主役となるのは、海外のスーパーマーケットで一度は見かけたことがあるであろう、“日用品のパッケージ”。チョコレート菓子から、シリアル、ケチャップに至るまで、有名メーカーのアイコニックなパッケージを、大粒のスパンコールで再現しているのが特徴だ。完成したのは、眩いほどの煌めきを放つイブニング・バッグ。それぞれユニークなモチーフを採用しながらも、職人の高いクラフトマンシップを感じさせる、ラグジュアリーな表情へと昇華させている。またライニングには再生繊維を用いたサテン生地を使用するなど、細部にまでこだわりを詰め込んで。ハッと視線を奪う華やかなバッグは、クリスマスシーズンのパーティシーンでも活躍してくれるはずだ。【詳細】アニヤ ブランズ展開店舗:アニヤ・ハインドマーチ店舗、公式オンラインストア価格:各135,000円+税※店舗により取扱いが異なるため、各店舗に事前確認を推奨。【問い合わせ先】アニヤ・ハインドマーチ ジャパンTEL: 0800−800ー9120
2020年12月14日ディズニー公式動画配信サービス「Disney+」では、テイラー・スウィフトのライブパフォーマンス作品「folklore: ロングポンド・スタジオ・セッション」を日本独占配信することが決定した。同作は、テイラーがリモート期間中に制作した最新アルバム「folklore」に収められた全17曲を、テイラー自身が監督し撮影したライブパフォーマンス作品。全17曲を一挙に披露するほか、それぞれの楽曲に込めた思いやエピソードが明かされる。ニューヨーク州北部の自然豊かな歴史あるロングポンド・スタジオで行われた今回の撮影。アルバムの共同プロデューサー、アーロン・デスナーとジャック・アントノフ、そして収録曲「exlie」でコラボしたボン・イヴェールをゲストに迎え、直接顔を合わせ演奏した楽曲セッションは、まさに貴重な映像。パフォーマンスの合間に、曲に込めた意味などをディスカッションする様子や、リモートで制作した苦労や喜びを語り合うシーンなども必見だ。「folklore: ロングポンド・スタジオ・セッション」 は12月4日(金)よりディズニープラスにて日本独占配信。(cinemacafe.net)■関連作品:folklore:ロングポンド・スタジオ・セッション 2020年12月4日よりディズニー+にて配信© 2020 Disney
2020年12月01日『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の前日譚映画『Furiosa』(原題)のキャストが決定したようだ。今作では『マッドマックス 怒りのデス・ロード』でシャーリーズ・セロンが演じたフュリオサ大隊長の若い頃に焦点を当て、その若きフュリオサ役をアニャ・テイラー=ジョイが演じるという。引き続き監督を務めるジョージ・ミラーは、5月に「ニューヨーク・タイムズ」紙に、シャーリーズからフュリオサ役を引き継ぐ20代の女優を探していると語っていた。容姿を若返らせる技術を駆使し、当時44歳だったシャーリーズに若い頃のフュリオサを演じてもらおうとも考えたようだが、結局24歳のアニャが演じることに。キャストはアニャのほかにも『アベンジャーズ』『マイティ・ソー』シリーズのクリス・ヘムズワース、『アクアマン』でブラックマンタを演じたヤーヤ・アブドゥル・マティーン2世の出演も決まった。脚本はミラー監督とともに『怒りのデス・ロード』を手掛けたニコ・ラサリウスが再びタッグを組み、執筆にあたる。2015年に公開された『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は、第88回アカデミー賞で10部門にノミネートされ、録音賞など最多6部門を受賞。『Furiosa』では早くも監督賞や作品賞への受賞を期待する声が上がっている。(Hiromi Kaku)■関連作品:マッドマックス 怒りのデス・ロード 2015年6月20日より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2015 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED
2020年10月14日先月オーランド・ブルームとの第1子デイジーちゃんを出産したケイティ・ペリーが、テイラー・スウィフトからプレゼントを贈られたことを明かした。「デイジーは、テイラー・スウィフトがくれた手刺しの刺しゅう入りのブランケットをとても気に入っています。これから何年先も引きずり回して、元がなんだったかわからないような布切れになるまで愛用してくれるといいな。ティーンエイジャーになってもポケットの中に入れて手放せないような」とケイティならではの独特な言い回しで報告。ブランケットは薄いピンク色のサテン生地のもので、「Baby Bloom」という文字と花の刺しゅうが施されている。写真にはテイラーからの「5月3日」と書かれた手紙も添えられており、ブランケットが贈られたのはまだデイジーちゃんが誕生する前で性別しか公表されていない時期だったとみられる。ほかにもデイジーちゃんの誕生祝いとして、ビヨンセから白いバラの花束、「アメリカン・アイドル」のケイティの審査員仲間ライオネル・リッチーからユニコーンのガウン、司会者のライアン・シークレストからベビーグッズがぎっしりのおもちゃ箱が贈られたことが明らかになっている。ケイティとテイラーはバックダンサーの取り合いが原因で2014年頃から険悪な関係に陥っていたが、昨年完全に和解。テイラーの「You Need to Calm Down」のMVでは、ケイティがハンバーガー、テイラーがフライドポテトの着ぐるみを着てハグするという仲睦まじい姿も見せた。(Hiromi Kaku)
2020年09月15日オススメ配信作品を紹介する本企画、今回は世界を代表するシンガー、テイラー・スウィフトのNetflixドキュメンタリー「ミス・アメリカーナ」を紹介します。Netflixではこれまで、キース・リチャーズ、ジャスティン・ティンバーレイク、レディ・ガガ、ビヨンセなどトップスターの音楽ドキュメンタリーを配信してきました。テイラー・スウィフトも一昨年の年末ライブ映像作品「テイラー・スウィフト:レピュテーション・スタジアム・ツアー」を配信。今回は、シンガーソングライターとしてのテイラーだけではなく、パフォーマーとして、一人の女性として、そして同世代の若者の代表としての一面に密着しています。これまで視聴者としては、メディアやSNSで語られるテイラー・スウィフトしか知るすべが無かったのですが、今回テイラー自ら語ることで、言葉の重さと想いの強さを1時間25分しっかりと感じることができます。テネシー州ナッシュビルでプロのシンガーを夢見た少女は、全米そして全世界で知られるアーティストに成長。いつしか、テイラー・スウィフト自身と世間が思うテイラー・スウィフトに大きなギャップも起き、苦悩の日々…。日本でも女性芸能人がSNS上で政治について語ることでマンスプレイニングされたり、誹謗中傷の標的にされ問題になったことが記憶に新しいですが、テイラーも同様の経験をしています。その中で、今回密着映像で語られる彼女の決断の行動は多くの勇気を貰えます。自分の言葉で語ることの意義。テイラー・スウィフトの一つの転換点としての作品として必見です。(キャサリン/Catherine)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング
2020年06月26日横浜駅西口開発ビル計画の駅前棟「JR 横浜タワー」内に5月30日(土)、「T・ジョイ横浜」が開業。タワー内には同日、「NEWoMan 横浜」や「CIAL 横浜」がオープンする。横浜駅西口の新たなランドマークとなる駅ビルとして開業予定の「JR 横浜タワー」。地下には「CIAL」、1~10Fは「NEWoMan」、そして8~10Fが「T・ジョイ」となる予定。「T・ジョイ横浜」では、最高の映画鑑賞体験を提供すべくメインシアターには最先端の映像技術と立体音響技術により、スクリーン上の世界にいるような没入感を体験できる「DOLBY CINEMA(ドルビーシネマ)」を導入。シアター4に導入され、座席数は327席(内2席車椅子スペース)となるそう。施設規模としては、全9スクリーン、合計1,230 席(車椅子スペース18席含)。そして、全スクリーンレーザープロジェクター対応(3Dデジタルは全スクリーン対応)予定だ。「T・ジョイ横浜」は5月30日(土)開業。(cinemacafe.net)
2020年01月24日ディズニーと20世紀FOXが統合する以前に製作され、当初の2018年4月から3度も公開延期された「X-MEN」シリーズのスピンオフ『The New Mutants/ニュー・ミュータンツ』(原題)。現地時間1月6日、まさに待望というにふさわしい最新US予告が公開され、ファンからは期待の声が相次いでいる。本作は、20世紀FOX単独製作による“本当に最後”の「X-MEN」。『きっと、星のせいじゃない。』(2014)を大ヒットさせたジョシュ・ブーンが監督・脚本を手掛けた青春ホラーという触れ込みだったが、ホラーテイストについて監督とスタジオ側の意見の相違や、ディズニーとの経営統合にまつわる戦略などの点から約15か月も全米公開が先送りされてきた、ファン待望の1作。解禁された予告編では、5人の若いミュータントたちが、それぞれが持つ特別な能力を初めて解き放ったときの様子を告白し合う姿が映し出される。“新入り”らしい少女に「あなたはひとりじゃない」と優しく諭す医師のもと、秘密の施設にとらわれている彼らは、それぞれの能力を覚醒させていくようだが…。なんといっても注目は、豪華なキャスト陣。中心人物となるマジック/リアナ・ラスプーチンを演じるのは、『ミスター・ガラス』『スプリット』などで新世代のスクリームクイーンといわれ、『サラブレッド』でのお嬢様役も記憶に新しいアニャ・テイラー=ジョイ。映像の最後には、自らの腕に“ソウルソード”を作りだしている。狼に変身するというウルフスベーン/ラーネ・シンクレア役には、「ゲーム・オブ・スローンズ」のアリア・スターク役で知られるメイジー・ウィリアムズ。体から高熱のエネルギーを発するキャノンボール/サム・ガスリー役には、「ストレンジャー・シングス 未知の世界」でジョナサンを演じているチャーリー・ヒートン。さらにサンスポット/ロベルト・ダ・コスタ役は「13の理由」のヘンリー・ザーガ、ミラージュ/ダニエル・ムーンスター役は本作が映画デビューとなるブルー・ハント。医師のセシリア・レイエス役には、新作『スーサイド・スクワッド』にも起用されたアリシー・ブラガ、役柄は不明だが、スペイン出身の名優アントニオ・バンデラスもキャスティングされている。ブーン監督は、『シャイニング』(1980)をはじめとするスティーヴン・キング作品や『カッコーの巣の上で』(1975)などと共に、『ブレックファスト・クラブ』(1985)など青春映画の名匠ジョン・ヒューズ作品を参考にしたといわれ、本映像もホラー+青春ものといった雰囲気がヒシヒシ。PG13指定になるのでは、との声もある。一時は劇場公開されずストリーミングサービスで配信されるという噂もあったが、全米では4月3日公開予定。日本のファンからも「ニューミュータンツ生きてたんか!」「はよ観せてくれ」「ようやく公開か楽しみ」「ミュータントのかっこいいアクション見れそう」といった期待の声が上がっている。(text:Reiko Uehara)
2020年01月08日