Hondaの航空エンジン事業子会社であるホンダ エアロ インク(以下HAI)は米国時間の3月17日に、米国ノースカロライナ州バーリントンの自社工場が米国連邦航空局(Federal Aviation Administration、以下FAA)による連邦航空規則のPart 21が定める製造認定(Production Certificate、PC)を取得したことを発表した。HAIはターボファンエンジン「HF120」の生産を担当。「HF120」そのものは、Hondaとゼネラル・エレクトリック社(以下GE)の合弁会社であるGE Honda エアロ エンジンズ(GE Honda Aero Engines, LLC、以下GE Honda)が2013年12月にFAA型式認定(Type Certificate、TC)を取得したターボファンエンジンとなっている。「HF120」は、初期の生産をマサチューセッツ州リンにあるGEの工場で開始し、2014年11月からGE Hondaの型式認定に基づいて、HAIバーリントン工場においてFAAの監督下で生産を行ってきた。今回の製造認定取得により、HAIバーリントン工場がエンジンを継続的に製造する能力を持つことが承認され、HAIの製造認定に基づき「HF120」の生産を行うようになる。なお、FAAがジェットエンジン用に製造認定を授与するのは23年ぶりとなる。HAIの泉征彦社長は、「今回のFAA製造認定取得は、HF120におけるお客様のニーズにお応えするために、我々が取り組んできたことの大きな成果です。我々はこれからもGE Hondaをサポートし続け、お客様の満足を高めるために努力していきます」とコメントした。HF120について2013年12月13日に米国連邦航空局(FAA)より連邦航空規則のPart 33が定める型式認定を取得。クラストップの低燃費と耐久性、世界最高レベルの環境性を兼ね備え、新たなスタンダードとなるべく開発された定格推力2,095ポンドのエンジン。先進空力設計技術を盛り込んだ一体型ファンローターとカーボンコンポジット製の軽量ガイドベーン、世界最高レベルの効率・圧力比と操作性を両立する耐熱チタン製の遠心圧縮機ローター、コンパクトで低エミッションの燃焼器とシンプルな単段エアブラスト式燃料噴射ノズル、そして、最先端耐熱材料を使用した高圧・低圧タービンと空力性能を向上させるカウンターローテーティング2軸システムを備えている。
2015年03月18日ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンは3月4日、ゲームエンジンUnityの最新バージョンであるUnity 5の正式版を公開した。ゲームビジネスを支援するサービスや機能が付属する有料の「Unity 5 Professional Edition」と、無料バージョンの「Unity 5 Personal Edition」の2つのライセンスモデルによって展開される。Unity 5は、物理ベースシェーダー、EnlightenによるリアルタイムGI、リフレクションプローブ等の最新機能を備えたグラフィックエンジンに、さまざまな機能を備えた高性能64ビットUnityエディタを搭載。スマートフォン、パソコン、コンシューマ機、WebブラウザやOculus Riftなどのプラットフォーム向けにUnity 5上で作られたゲームを展開できる。また、Webブラウザ向けにWebGLへ対応、iOS向けに新しいグラフィックスAPI「Metal」へ完全対応する。無償バージョンの「Unity 5 Personal Edition」は、これまで「Unity Free」として提供されてきたバージョンに従来のPro向け専用機能の大部分が加えられたもの。有料の「Unity 5 Professional Edition」は、Unity 5の全機能に加え、大規模開発に必要となるUnity Cloud Build Pro、Team Licenseなど、さまざまな開発支援のための機能やサービスが追加されたバージョンとなる。通常ライセンスは税込162,000円(2015年5月1日より税込194,400円)、もしくは月額75ドルのサブスクリプションでの提供となる。企業向けサブスクリプションプランは要問い合わせ。
2015年03月04日富士重工業は17日、水平対向エンジンの生産累計1,500万台(OEM車等を含む)を達成したと発表した。これは、1966年に水冷水平対向4気筒アルミエンジンを新開発し、同年5月に小型乗用車「スバル1000」に初搭載してから49年目での達成となる。水平対向エンジンは、ピストンが左右に向き合う形で配置され、対向するピストンが互いに慣性力を打ち消し合うため、低振動で回転バランスに優れ、高回転域まで滑らかに吹き上がるフィーリングを得ることができる。また、エンジン全高が低く、車体の低重心化にも貢献し、高い走行安定性やハンドリング性能にも寄与している。スバルでは、この水平対向エンジンの特性にこだわり、長年に渡り独自に提案し続け、現在に至るまで改良を重ねて様々な車種への展開を図ってきた。また、シンメトリカルAWD(All Wheel Drive)の生産累計台数が、1972年9月に発売した「スバル レオーネ4WDエステートバン」に初搭載してから、2015年1月に1,400万台を達成したことも発表。シンメトリカルAWDは、AWDが本来持つ優れた走行安定性や走破性に加え、縦置きに配置した水平対向エンジンを核とした左右対称のパワートレーンがもたらす重量バランスの良さとの相乗効果によって、安定した高速走行と俊敏なコーナリングを実現。スバルの安全思想と走る愉しさを支える中核の技術となっている。
2015年02月17日AZAPAと戸田レーシングは1月15日、エンジン性能計測ECUの共同開発に向けて協業すると発表した。今回の協業により、AZAPAはエンジン高効率化および新制御理論の開発、代替エンジンの最適制御を進めていく。将来的には、自動車メーカーへエンジンを中心としたモデルベース開発、計測、制御の提案が可能になるだけでなく、エンジンの再利用による新たなビジネス構築も視野に、エンジンを制御できる技術を確立できると考えているという。また、開発するECUは、直噴の単気筒エンジンから4気筒エンジンまでを対象とするのに加え、代替エネルギー・バイオ燃料向けディーゼルエンジンにも利用する方針としている。なお、SoCには、ARM Cortex-A9を搭載したXilinxのAll Programmable SoC「Zynq-7000」を採用する。一方、戸田レーシングの開発用単気筒エンジンには、40年以上にわたるレース活動で培ったエンジン開発、および部品開発のノウハウが反映されている。ユーザーの高い要求とさらなる内燃焼関の進化に応えるために開発エンジン用の制御、計測システムの強化を図っていくとしている。
2015年01月15日2014年4月~9月に放送されたボンズ制作のTVアニメ『キャプテン・アース』に登場するロボット「アースエンジン・インパクター」がプラモデル化され、2015年5月にコトブキヤより発売される。価格は7,344円(税込)。「アースエンジン・インパクター」は、地球側のキルトガング迎撃用兵器の有人インパクター。アースエンジン・オーディナリーをコアとして、脚部になる「EEE01」、腹部と腕部になる「EEE02」、頭部と胸部になる「EEE03」が合体し、全高約50mのインパクターとなる。主人公の真夏ダイチが登場し、キルトガングと戦った。今回はデザイナー・コヤマシゲト氏が完全監修し、造形・可動において高い次元で立体化される。実際のキットでは、特徴的な表情平手が両手分、腕部キャノン砲展開パーツ、胸部バルカン砲展開パーツが2個ずつ付属。「アースエンジン・インパクター」の中枢ユニット「アースエンジン・オーディナリー」も付属し、四肢は軸可動する。また、最終話ラストバトルで使用した頭部砲を差し替えで再現できるほか、劇中には登場しなかった特殊ギミック腕部ビームブレード・パーツも同梱。専用ベースもあり、劇中のさまざまなアクションポーズを楽しむことができる。商品サイズはノンスケールで、約180mm。商品価格は7,344円(税込)で、現在「コトブキヤオンラインショップ」にて予約受付中。商品の発売および発送は、2015年5月を予定している。また「コトブキヤオンラインショップ」の限定特典として「オープニングイメージ メッキパーツ」が付属する。(C)BONES/キャプテン・アース製作委員会・MBS
2015年01月12日三菱自動車は、コンパクトカー「ミラージュ」に1.2Lエンジン搭載車を新たに設定したほか、従来の1.0Lエンジン搭載車も、内外装の質感向上や機能装備の充実などの一部改良を施して25日に発売した。1.2Lエンジン搭載車「1.2G」は、従来の1.0Lエンジン搭載の上級グレード「G」をベースに、1.2L 3気筒MIVECエンジン(アイドリングストップ機能付)を搭載。燃費は、JC08モード燃料消費率で25.0km/Lとなっており、エコカー減税により購入時の自動車取得税と自動車重量税が免税となる。外観では、フロントフォグランプ、サイドターンランプ付ドアミラー、15インチタイヤ&アルミホイール、可倒式ショートアンテナを採用。内装では、本革巻ステアリングホイールおよびシフトノブを採用したほか、ピアノブラック調のパワーウインドウスイッチパネルとシフトパネルを装備し、質感を高めている。「ミラージュ 1.2G」の価格は。144万5,040円(税込)。1.0Lエンジン搭載車の主な改良内容は、外観では、可倒式ショートアンテナを全車に採用したほか、サイドターンランプ付ドアミラーを「1.0G」に標準装備、「M」「S」に寒冷地仕様とのセットでメーカーオプション設定とした。また、ボディカラーに「チタニウムグレーメタリック」を追加している。内装では、「1.0G」に本革巻ステアリングホイールおよびシフトノブを採用したほか、「1.0G」「M」はエアコンパネル加飾をクロームメッキ化するとともに、ピアノブラック調のパワーウインドウスイッチパネルとシフトパネルを装備するなどして、全車で質感を高めている。ミラージュの1.0Lエンジン搭載車の価格は、118万8,000円~138万240円(いずれも税込)。
2014年12月26日○ソ連製ロケットエンジンNK-33この原稿を執筆している11月18日現在、まだ失敗の原因は断定されていない。しかし、アンタレスの第1段に使われているAJ26というロケットエンジンが原因ではないか、と疑われている。AJ26は、ソヴィエト連邦で開発、製造されたNK-33というエンジンを輸入し、アンタレス用に改修したものだ。アンタレスの第1段には、AJ26が2基装備されている。NK-33が製造されたのは今から約40年ほども前のことだ。設計が、ではない。今回のアンタレスに使われていたNK-33が、40年前に製造されたものなのだ。1960年代、ソ連は米国のアポロ計画に対抗し、人間を月に送り込むためにN1(エヌ・アジーン)と呼ばれる超巨大ロケットを開発したが、NK-33はその過程で生み出された。N1開発の先頭にいたのは、ソ連宇宙開発の父とも呼ばれる人物のセルゲーイ・コロリョーフであった。N1開発がフルシチョーフ首相から許可されたのは1964年のことだったが、コロリョーフは1958年ごろから、すでに構想を暖めていたとされる。N1は全長105m、最大直径17.0mと巨大で、打ち上げ時の質量は274tもあり、打ち上げには強力なロケットエンジンが必要であった。そこでコロリョーフは、ニコラーイ・クズネツォーフという技術者にN1用エンジンの開発を打診する。しかし、クズネツォーフと彼の設計局は航空機用エンジンの開発を専門としており、ロケットエンジンを手がけるのは初めてのことだった。なぜコロリョーフは、ロケットに関しては門外漢だったクズネツォーフを頼らねばならなかったのだろうか。それは当時のソ連の宇宙開発の内情に原因がある。当時、コロリョーフの他に3人のキーパーソンがいた。天才的なロケット技術者のヴラジーミル・チェロメーイ、宇宙ロケットよりミサイルに強い関心を持つミハイール・ヤーンゲリ、そしてロケットエンジンの専門家ヴァレンティーン・グルシュコーだ。彼らの間では多かれ少なかれ派閥争いが起こっており、特にコロリョーフとグルシュコーとの間には個人的な遺恨もあったことから、エンジンに関して協力を得ることができなかったのだ。クズネツォーフらによるエンジンの開発は1959年ごろから始まり、約10年の苦難の末、NK-15というエンジンを完成させる。N1は第1段に実に30基ものNK-15を使い、第2段にも大気の薄い環境に合わせて改造したNK-15Vを8基使う。ちなみに、アポロ計画で使われたサターンVロケットは、N1と大きさや質量もよく似ているが、第1段にはエンジンを5基しか装備していない。この差は純粋のエンジンの能力の差であり、NK-15エンジンの推力が1.5MNであるのに対して、サターンVに使われたF-1エンジンの推力は6.8MNと、4倍以上もの違いがある。NK-15は航空機エンジン屋が試行錯誤の末に完成させたエンジンであったが、F-1エンジンは予算も人材も、そして時間も十分に与えられた状態で造られたエンジンであった。N1計画が進む中で、クズネツォーフはNK-33とNK-43という、NK-15の改良型エンジンを開発した。NK-33とNK-43は、N1Fという改良型のN1で使用することを計画していたが、N1が4回打ち上げのすべてに失敗したことから、N1Fは結局造られることなく、計画はすべて中止されることになる。N1の部品は解体されるか、公園の屋根などに転用されるなどしたが、一方ですでに製造されていたNK-33とNK-43は、価値があると判断されたためか、倉庫に保管されることになった。その後、たびたび新しいロケットに使おうとする動きはあったようだが、実現することなく、約30年もの間眠り続けた。冷戦の終結やソ連崩壊、ロシア連邦の誕生を経て、1990年代中ごろに米国の技術者がこの倉庫にやってきた。NK-33とNK-43の総生産数は200基ほどとされるが、この時点で倉庫に眠っていた数は、正確には不明だ。ただ100基以上は残っていたとされる。米国ではそのうちの1基を米国に持ち帰り、試験を行った。その結果、極めて高い性能を持つエンジンであることが明らかになる。前述のようにエンジンの推力自体はF-1エンジンには遠く及ばないものの、ロケットエンジンにとっての燃費のような数値である比推力と、エンジンの推力と質量との比率が高く、その数値は世界最高で、米国でさえこれに匹敵するエンジンは開発できていない。クズネツォーフは、大推力の大型エンジンを造ることはできなかったが、小型ながら高い効率を持つエンジンを造ることには成功したのだ。そして1990年代中ごろ、米国のロケットエンジン・メーカーであるエアロジェット社は、ロシアから34基のNK-33を購入した。当時、ロシアは資金難に喘いでおり、少しでも外貨が欲しかったのだ。購入価格は1基あたり110万ドルと伝えられており、これはロケットエンジンとしては、何よりこれほどの性能を持つエンジンとしては、破格の値段だった。余談だが、当時は日本にもロシアから購入の打診が来ており、中止されたGXロケットの第1段に使うという構想もあったという。事故後の報道では、AJ26はNK-33を「改良」したエンジンだとするものもあったが、実際のところNK-33には、アンタレスに装着するために電気系統などに手を入れ、またエンジンを振って推力の方向を変えるためのジンバル機構を装着するなどの改修が行われただけで、「改良」という言葉から連想されるような、例えば米国の技術でエンジンの性能を向上させる、といったようなことは行われていない。つまりNK-33をそのまま使っているといってよい。40年来のエンジンをそのまま使うということに対しては、その間に部品が腐食するなど、劣化しているのではないかという懸念がなされてきた。40年の間の保管状態がどの程度のものであったかは明らかにはなっていないが、おそらく万全ではなかったはずである。また、今回の事故との関連は不明だが、2011年6月9日にはAJ26の燃焼試験中に、燃料漏れによる火災事故が起きている。さらに今年5月22日には試験中に爆発し、エンジンが全損する事故も起きている。後者の事故に関する詳細は発表されていないが、やはりエンジンに問題があったとされる。今回の失敗では、おそらくはエンジンのターボポンプが原因ではないかとする説が濃厚となっている。ターボポンプはその名のとおりポンプ、つまりロケットの推進剤をロケットエンジンの燃焼室に送り込む役割を持つ。燃焼室は高い圧力になるため、そこに推進剤を送り込むためには、燃焼室よりもさらに高い圧力で押し込んでやらなければならない。そのためにポンプを駆動させるタービンは猛烈な勢いで回転する。少しでも欠陥があれば、そこから爆発的に破壊が始まる。ただ、仮に部品の腐食や劣化が原因であったとしても、アンタレスに搭載される前に試験や検査を受けており、なぜそこで見抜けなかったのか、という問題もある。(次回は11月22日に掲載します)参考・・・・・
2014年11月21日米Mozillaは19日(現地時間)、米国におけるFirefoxのデフォルト検索エンジンを、GoogleからYahoo!に変更すると発表した。今後5年間、米国ではYahoo!がFirefoxのデフォルト検索エンジンとなる。Mozillaは、2004年よりグローバルのFirefoxのデフォルト検索エンジンをGoogleと契約していた。同契約は2014年で更新する必要があり、同社はこれを機に、Firefoxの検索パートナー戦略を変更。地域ごとに柔軟なアプローチを採択するとして、Firefoxのデフォルト検索エンジンをグローバルで共通化せず、国や地域ごとに新規のパートナーシップを締結した。米国では、12月以降にYahoo!の検索エンジンをデフォルトで提供。ただし、Google、Bing、DuckDuckGo、eBay、Amazon、Twitter、Wikipediaも引き続き標準搭載の検索エンジンとして提供される。ロシアではYandexがデフォルトで提供。ただし、Google、DuckDuckGo、OZON.ru、Price.ru、Mail.ru、Wikipediaも引き続き標準搭載の検索エンジンとして提供される。また、中国では従来通りBaidoがデフォルトで提供される。標準搭載の検索エンジンはGoogle、Bing、Youdao、Taobao。Mozilla Blogの該当記事には、日本に関する言及はない。検索エンジンは変更されるが、グローバル共通で、マルウェア感染の恐れがあるサイトの表示を防ぐセーフブラウジング機能、および位置情報機能は、引き続きGoogleを利用する。
2014年11月20日本田技研工業は、同社の航空エンジン事業子会社であるホンダ エアロ インク(HAI)が米国東部時間11月12日に、米国ノースカロライナ州バーリントンの自社工場において、量産型「HondaJet」にも搭載されている小型ジェットエンジン「HF120」の出荷記念式典を開催したと発表した。HF120は、クラストップの低燃費と耐久性、世界最高レベルの環境性を兼ね備え、新たなスタンダードとなるべく、ホンダとゼネラル・エレクトリック(GE)が共同で開発した定格推力2,095ポンドの小型ジェットエンジン。型式認定は、両社の合弁会社であるGE Honda エアロ エンジンズが、2013年12月に米国連邦航空局(FAA)より取得し、生産については、これまで米国マサチューセッツ州リンにあるGEの工場で行われてきたが、今後2014年末までにHAIにすべて移管される予定。技術的特長は、先進空力設計技術を盛り込んだ一体型ファンローターとカーボンコンポジット製の軽量ガイドベーン、世界最高レベルの効率・圧力比と操作性を両立する耐熱チタン製の遠心圧縮機ローター、コンパクトで低エミッションの燃焼器とシンプルな単段エアブラスト式燃料噴射ノズル、最先端耐熱材料を使用した高圧・低圧タービンと空力性能を向上させるカウンターローテーティング2軸システムとなっている。
2014年11月13日ホンダの航空エンジン事業子会社であるホンダ エアロは11月12日(米国時間)、ホンダとゼネラル・エレクトリック(GE)が共同開発した小型ジェットエンジン「HF120」の出荷開始を発表した。ホンダ エアロは同日、ノースカロライナ州バーリントンの自社工場において、地元関係者らを招待し、「HF120」の出荷記念式典を開催したというHF120は2013年12月、ホンダとGEの合弁会社であるGE Honda エアロ エンジンズが米国連邦航空局より型式認定を取得している。エンジン生産は、これまで米国マサチューセッツ州リンにあるGEの工場で行われてきたが、2014年末までにホンダ エアロにすべて移管される予定。営業やカスタマーサポートは、引き続きGE Hondaで行う。ホンダ エアロのバーリントン工場は、HF120の生産に加え、エンジン修理およびオーバーホール拠点としての機能も担うことになるため、テスト設備や建屋は、今後、生産・修理において有効活用される。
2014年11月13日ハミングヘッズは10月24日、検索エンジン「Justy Finder」の最新ニュース検索機能を強化したと発表した。「Justy Finder」は、300以上のメディアから情報検索ができる検索エンジン。追加された機能は、最新の記事の中から頻出ワードを抜き出して使用された回数が多い順に300位までランキング化するというもの。通常の検索サイトランキングは、検索窓に入力されたキーワードのランキングが多いものの、Justy Finderでは「記事内で使われた言葉」でランキング化しているため、「今の日本をカンタンに知ることができる」としている。
2014年10月30日ゼロスタートは10月27日、ブックオフオンラインが運営する公式通販・買取サイト「ブックオフオンライン」のサービスにおいて、EC向け商品検索エンジン「ZERO ZONE SEARCH」を納入したと発表した。同検索エンジンは、ECサイト内の検索で重要となる「絞り込み」と「並び替え」の設定の自由度・柔軟性を追求したもので、大規模・高負荷に対応があり、パッケージとして導入が可能となる。ブックオフオンラインでは、中古品だけでなく、新刊本や新品ソフトも取扱っており、新刊・中古を組み合わせたコミックや書籍の全巻セットを一度に購入できる「オトナ買い」機能など利便性を意識したサービスを展開。今回、同検索エンジンを導入することで、ユーザの購買体験の向上を目指す考えだ。
2014年10月28日サイバネットシステム(サイバネット)は10月15日、toorが開発したビッグデータ見える化する解析エンジン「toorPIA(トピア)」の販売開始を発表した。toorPIAは、データサイエンティストなどの専門家でなくても、データをさまざまな属性で分析し、類似性をマップ化するミドルウェアツール。解析可能なデータは、Twitter、Wikipedia、社内文章、特許などの英文・和文情報、POSデータ、各種ログ情報のほか、センサーが出力する数値データなどの非テキスト情報も含む。分析に使用する属性数に制限がないため、分析軸や仮定が定まらない段階であっても、ビッグデータの全体を俯瞰することが可能となる。これにより、膨大なデータの中から分析対象とするデータ層を発見して切り出し、他のBIツールなどでそれらのデータをより詳細に分析することもできる。また、同ツールで得ることができるマップや時刻、位置、ユーザーなどの情報の属性データを組み合わせることで、時間的な傾向や将来予測、局所性・地域性、顧客ごとの傾向などをさまざまな角度で分析することを可能にする。同ツールでは、MapReduce&KVS エンジン「maguna」を採用し、少ないサーバ台数でも高速なビッグデータ処理を可能としたほか、独自のアーキテクチャにより、従来の限界を超えたクラスタリング処理ができるという。なお、ミドルウェアであるため、データを読み込むためのプログラムや、可視化した結果を表示するためのプログラムの作成が別途必要。同社は、2~3日のトレーニングと実習でマップ化を習得し、さまざまなAPIを含む開発キットも提供する。同ツールの価格は、1サーバあたり、サポートを含む年間利用ライセンスが初年度310万円、次年度からは180万円(いずれも税別)。オプションとして提供する開発キットは、初年度が510万円で、次年度は300万円(いずれも税別)となる。
2014年10月17日日立製作所は10月14日、強い外光下においても、高い視認性を実現する小型ヘッドマウントディスプレイ(HMD)用光学エンジンを開発したと発表した。これまでは、光学エンジン内にある光源のLEDから発した赤・青・緑の光を拡散板で拡散させ、混ぜ合わせることで、画面の色合いや明るさを均一にしていたが、目以外の方向にも光が逃げてしまうため、画面が暗くなるという課題があった。そこで今回、LEDが発した光を閉じ込めながら混ぜ合わせる、視認性の高い光学エンジン技術を開発した。これにより、従来の拡散板を使用した技術に対して、約8倍の光利用効率となる輝度8000cd/m2を低消費電力で実現し、外光下でも高い視認性を確保したとしている。具体的には、光の通り道となる導光路自体をトンネル形状にすることで、全反射による光の閉じ込めを行うとともに、多数の粒子状のレンズを入れ、光を屈折・拡散させて混ぜ合わせた。これにより、光の損失を抑えつつ、色合いや明るさを均一にした。また、画面を明るくするためには、より多くの光を目に届ける必要があるため、導光路から出射した光を平行なビーム状にする、特殊な形状をした非球面型の専用レンズを開発し、光の損失を抑えたという。今後は、同技術による光学エンジンを搭載したヘッドマウントディスプレイの開発を行っている日立エルジーデータストレージ(HLDS)と協力し、ユーザーと実証実験を重ね、製品化に向けた技術開発を行っていくとしている。
2014年10月15日川崎重工は10月14日、米プラット・アンド・ホイットニーと、次期リージョナルジェット機用エンジンPurePower「PW1500G」および「PW1900G」の開発・生産に「リスク&レベニューシェアリングパートナー(RRSP)」方式で参画することを決定し、契約を締結したと発表した。「PW1500G」および「PW1900G」はギアード・ターボファンエンジンで、先進ギアシステムの採用により、高バイパス比を実現し、従来機に対し16%の燃費改善、50%の騒音低減、加えて大幅なCO2・NOx削減を実現する。「PW1500G」は、プラット・アンド・ホイットニーのギアード・ターボファンエンジンシリーズ最初のエンジンとして2013年に型式証明を取得しており、加・ボンバルディアの次期リージョナルジェット機「C Series」へ独占的に搭載されることが決定している。また、「PW1900G」は「PW1500G」の派生型エンジンで、伯・エンブラエルの次期リージョナルジェット機「E190E2」「E195E2」へ独占的に搭載されることとなるという。「C Series」および「E190E2」「E195E2」は、合計500機以上の確定受注が公表されており、機体に搭載されるエンジンも既に1000台以上の受注が確定している。川崎重工は、両エンジンの開発・生産プログラムにおいて、ギアード・ターボファンエンジンの主要部位であるファンドライブギアシステム(メインギア)および燃焼器の製造をプラット・アンド・ホイットニーとともに担当する予定。同社は「エンジン開発技術力の高度化、生産基盤の強化を進めるとともに、共同開発・生産プログラムへ積極的に参加することによって、民間航空機用エンジン事業の発展に注力していく」とコメントしている。
2014年10月14日※画像は、株式会社三城プレスリリースよりメガネ同様キレイに輝く人を応援メガネのパリミキを運営する株式会社三城から、トータルエンジンケアの新ブランド『麗美人(レイビジン)』が発売された。2013年11月3日から、全国のパリミキ・メガネの三城、パリミキオンラインショップで販売を開始している。株式会社三城は、メガネ販売のイメージが強いが、今までにもスキンケアブランドの「夢美草」やスペシャルケアブランドの「麗人花」などを手掛けている。メガネだけではなく、美と健康の商品を手掛けるようになり、既に13年が経つ。ハリや乾燥など悩みの多い大人肌に新ブランド『麗美人(レイビジン)』は、「みずから輝く肌へと導く」ケアを目指す。年齢を重ねるごとに失われがちな美容成分を、「補う」「守る」「取り戻す」の3つのアプローチをすることで、うるおいとハリ・ツヤを実感できるようになる。『麗美人(レイビジン)』のラインナップは、スキンローション、美容液、クリームの3種類。効率よくビタミンCを角質層まで届けるビタミンC誘導体の「FUNCOS(ファンコス)C-IS」を配合。トラブルの多い大人肌でも、自ら輝くことが出来る肌になる事で、イキイキと輝く人生を送りたい。【参考リンク】▼パリミキコスメ▼株式会社三城プレスリリース
2013年11月11日ビー・エム・ダブリューはこのほど、「BMW 550iグランツーリスモ」に新開発の4.4リットルV型8気筒エンジンを搭載したと発表した。アイドリングストップ機能なども採用し、環境性能を大幅に向上させている。「550iグランツーリスモ」は、快適性の高いラグジュアリーセダン、機能性に優れたツアラー、多様性に富んだSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)の長所をあわせ持った新しいジャンルのモデルだ。新開発のエンジンはツインターボ、高精度ダイレクトインジェクション、バルブトロニックなどの最新技術を採用する。とくにターボは、2基のターボチャージャーをバンクの間に配置する画期的なレイアウトを採用し、コンパクト化を図っている。性能については従来のV型8気筒エンジンより約10%向上しており、最高出力は450PSとなっている。環境性能に関しては、アイドリングストップを新たに採用。効率的なドライブをサポートするECO PROモード付きのドライビング・パフォーマンス・コントロール、電動パワーステアリングなども採用した。これにより、JC08モードでの燃費は12.2km/リットルと、従来モデルより27%も向上している。なお、これら環境技術については、直列6気筒エンジンを搭載する「535iグランツーリスモ」も同様の改良を受けている。価格は「550iグランツーリスモ」が1,140万円、「535iグランツーリスモ」が884万円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月13日ビー・エム・ダブリューはこのほど、「BMW 650iクーペ」および「BMW 650iカブリオレ」に新開発のV型8気筒エンジンを搭載して発売した。最高出力は従来のV型8気筒エンジンより10%向上しながら、同時に燃費も25%向上している。この新型エンジンは排気量が4.4リットルで、ツインターボチャージャー、高精度ダイレクトイグニッション、バルブトロニックを新たに採用する。2基のターボチャージャーをシリンダーバンク間に配置する独創的なレイアウトで、非常にコンパクトなのも特徴だ。最高出力は450PSで従来のV型8気筒よりも10%向上。「650iクーペ」は0-100km/h加速が4.6秒で、これは従来モデルより0.3秒も速い(ヨーロッパ仕様車値)。同時に、数々の省燃費技術も採用。アイドリングストップをはじめ、効率的なドライブをサポートするECO PROモード付きのドライビング・パフォーマンス・コントロールを搭載。燃費は従来モデルより最大25%向上すると共に、「平成17年排出ガス基準50%低減レベル(★★★低排出ガス車)」を達成。「650iカブリオレ」においては、「平成27年度燃費基準」も達成している。このエンジンを搭載した「650iクーペ」の価格は1,235万円。「650iカブリオレ」は1,330万円。ハイパワーと低燃費を達成しながら、一部の装備を見直すことにより価格は従来モデルの据え置きとなっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月25日メルセデス・ベンツ日本はこのほど、Gクラスをマイナーチェンジして発売した。内外装やエンジンのリファインを行うと同時に、6リットルV12エンジン搭載の最上級グレード「G65 AMG」を追加した。Gクラスはクロスカントリービーグルの原点ともいえるスクエアなボディデザインを、1979年の登場時から守っている伝統あるモデル。流行に左右されず、オフロード走行の性能や信頼性を33年にわたって追求し続けている。今回のマイナーチェンジでは、外観はボディの基本形状を不変のまま、LEDドライビングライトや新設計ドアミラーなどを取り入れ、新しさを表現している。最小の変更にとどまる外観とは対照的に、インテリアは大幅に刷新。ダッシュボードやメーターパネル、センターコンソールなどのデザインを一新し、現代的な雰囲気となった。エンジンは、387PSを発揮する従来の5.5リットルV8エンジンを継承。上級グレードの「G63 AMG」に搭載されていた5.5リットルV8スーパーチャージャーは5.5リットルV8直噴ツインターボに変更された。このエンジンは544PSを発揮する。さらにその上の最上級グレードとして「G65 AMG」を追加。612PSを発揮する6リットルV12ツインターボエンジンを搭載し、ベンツでは量産オフロード車として最高のパフォーマンスだとしている。価格は「G 550」が1,340万円、「G63 AMG」が1,780万円、「G65 AMG」が3,250万円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月07日ジャガー・ランドローバー・ジャパンはこのほど、「XF」「XJ」の2013年モデルを発表した。ともに環境性能を向上させた新開発エンジンを搭載するなど大幅な改良が施された。注目のエンジンについては、従来のエンジンラインナップに2種類の新開発ガソリンエンジンが追加される。2.0リットルi4ターボエンジンは、240PSの最高出力ながら138kgと軽量なのが大きな特徴。「XF」「XJ」それぞれに搭載され、0-60mph加速はそれぞれ7.5秒、7.0秒と十分なパフォーマンスを発揮する。3.0リットルV型6気筒スーパーチャージドエンジンは340PSを発揮。デュアルインディペンデント可変カムタイミング(DIVCT)やスプレーガイド式直噴システム(SGDI)といった最新技術を採用する。このエンジンを搭載する「XFスポーツサルーン」「XJリムジン」ともに、0-60mph加速5.7秒となっている。トランスミッションは従来のエンジン搭載車も含め、「XF」「XJ」全車が8速ATに。従来の6速ATよりスムーズな加速を可能にし、同時に燃費向上にも貢献する。アイドリングストップもすべてのディーゼルエンジン、V6、V8ガソリンエンジン車に採用された(市場により異なる)。停車の0.3秒後にエンジンを停止することにより、燃費を5%向上させるという。なお、これらはイギリス本国での発表で、日本市場に導入されるモデルや価格は未定。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月08日ビー・エム・ダブリューはこのほど、「BMW X3」のX3 xDrive28iに新世代BMWツインパワー・ターボ・エンジンを搭載して発売した。エンジン・オート・スタート / ストップ機能を搭載するなど、燃費性能を大幅に向上させている。同車はこれまで直列6気筒エンジンを搭載していたが、新世代の2.0リットル直列4気筒エンジンに変更した。このエンジンはダイレクトインジェクションとターボ、インテークバルブのリフト量を無段階に調整するバルブトロニック、吸気と排気のバルブタイミングを最適に調整するダブルVANOSなどの最新技術を搭載。最高出力は245PSと非常にパワフルながら、優れた燃費性能を発揮する。エンジン・オート・スタート / ストップ機能も搭載することで、新しいX3 xDrive28iは従来モデルより36%も燃費が向上、13.6km / リットル(JC08モード)となった。これにより、エコカー減税で自動車取得税および重量税が100%減税、自動車グリーン税制により登録翌年度の自動車税が約50%減税され、エコカー補助金の対象モデルにもなった。「BMW X3 xDrive28i」の価格は599万円。また、同車以外のX3シリーズにも、効率的なドライブをサポートするECO PROモード付きのドライビング・パフォーマンス・コントロールが追加された。価格は「BMW X3 xDrive20i」が541万円、「BMW X3 xDrive35i」が695万円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月24日日産自動車は15日、エンジンやCVTの効率化などにより燃費が向上した軽自動車「モコ」を発売。また、オーテックジャパンが発売する同車ベースの特別仕様車「モコ エアロスタイル」も、同様の燃費向上を果たして発売した。価格は、モコが108万9,900円から152万1,450円、エアロスタイルが128万9,400円から171万450円今回の改良では、エンジンとCVTの効率を高めるなどして、「X」と「S」グレードの燃費を23.2km/Lに向上。「Xアイドリングストップ」グレードでは、停車中だけでなく、ブレーキを踏んで時速9km以下まで減速するとエンジンをストップする機能を追加して、燃費をクラストップレベルの27.2km/Lに向上している。また、アイドリングストップシステム搭載グレードを拡大し、Xアイドリングストップに加えて「Sアイドリングストップ」を新たに設定。両グレードには専用ボディカラーとして「ホワイトミント」を新採用している。オーテックジャパンが発売する同車ベースの特別仕様車エアロスタイルでは、ベース車と同様に燃費性能を向上させ、あわせてS アイドリングストップをベース車とした「S アイドリングストップ エアロスタイル」を新設定した。モコとエアロスタイルともに、エンジンはR06A(DOHC水冷4サイクル直列3気筒)、もしくはR06A+インタークーラーターボを搭載し、トランスミッションはCVTを採用。駆動方式は2WD(FF)と4WDが用意され、乗車定員は4名。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月16日本田技研工業は17日、新設計の水冷・4ストローク・OHC・直列2気筒700ccエンジンに、有段式自動変速機のデュアル・クラッチ・トランスミッションを組み合わせた大型モデルのコミューター「インテグラ」を24日に発売すると発表した。価格は80万8,500円同車は、市街地走行やツーリングなどの常用域で扱いやすく、快適で味わい深く燃費性能に優れたミドルクラス(500cc~750cc程度)を購入しやすい価格で提供するという「ニューミッドコンセプト」シリーズとして開発した3モデルの1台。モーターサイクルの走りの楽しさと、コミューターの快適性・利便性を高次元で融合させたモデルとのこと。エンジンは、低・中回転域での力強い出力特性に加え、燃焼効率の追求による低燃費化を目指し、理想的な燃焼室形状や低フリクション技術などを採用。燃費は38.0km/L(60km/h定地走行テスト値)を達成している。簡単な操作で変速が可能なデュアル・クラッチ・トランスミッションは、軽量・コンパクト化を図った第二世代へと進化させ、ATモードとMTモードを設定。優れた伝達効率によって、ダイレクト感のある走行フィーリングが味わえるという。車体は、しなやかさと剛性を両立したダイヤモンドフレームのほか、高い路面追従性を発揮するという前・後サスペンションや、大径17インチの高圧ダイキャスト製アルミホイール(前・後)を採用する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月17日アウディ・ジャパンは3日、ベストセラーモデル「Audi A4 / S4」シリーズをモデルチェンジして発売した。スタイリングを一部変更したほか、搭載されるエンジンに全て過給付きの直噴方式を採用し、環境性能をアップさせた。エンジンは「A4」に直列4気筒、シリーズのトップモデル「S4」にV型6気筒を搭載。直列4気筒はターボ、V型6気筒はスーパーチャージャーを搭載し、直噴方式を採用することでエンジン自体の効率化を推し進めた。さらにスタートストップシステム、エネルギー回収システム、電動パワーステアリングなど低燃費技術を組み合わせ、「A4 2.0 TFSI」では13.8km / リットル(JC08モード)となり、これまでにない低燃費を達成している。エクステリアはフロント周りを中心にリファインし、現代的な高級感あふれるものとなった。ヘッドライトはより複雑な内部構造を持ち、アウディグリルも立体的でバンパーやボンネットと一体感のある造形となっている。インテリアはハイグロス仕上げ、クロームトリムにより華やかさを増した。さらに、カメラとレーダーで車線を認識し、車線逸脱時にステアリングの自動修正を行うアウディアクティブレーンアシストを全車にオプション設定している。価格は180馬力の直列4気筒エンジンを搭載するエントリーモデル「A4 2.0 TFSI」が440万円、333馬力のV型6気筒エンジンを搭載する「S4 Avant」が817万円など。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月04日ビー・エム・ダブリューは21日より、X3に新グレードとなる「X3 xDrive20i」を追加設定し、販売開始した。新開発のツインパワー・ターボ・エンジンを搭載し、ハイパワーながら燃料消費率14km / リットルを達成。価格も抑え、エントリーモデルと位置づけてX3のラインアップ拡充を図る。X3は従来のSUVとは一線を画すSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)として登場した新しいカテゴリーのモデルで、オフロードスタイルながらオンロードでも高いスポーツ性を発揮するのが特徴。昨年3月にフルモデルチェンジして現在は2代目となるモデルが販売されている。新たに登場した「X3 xDrive20i」は、2リットルの4気筒DOHC直噴ターボエンジンを搭載。従来のグレードが6気筒を搭載しているのに対して4気筒とすることで、経済性、環境性能を向上させたエントリーモデルとしている。ただし、最高出力は184PSと十分にパワフルで、8速ATとの組み合わせによりX3らしいスポーティさは失っていない。新開発のエンジンは直噴であるだけでなく、バルブリフト量を無段階に調整するバルブトロニック、バルブタイミングを調整するダブルVANOSなど最新技術を駆使。アイドリングストップなどの燃費対策も組み合わせ、10・15モード燃費は14km / リットル。2010年度燃費基準+25%および2005年排出ガス基準75%低減レベルを達成しており、エコカー補助金、減税対象車に。価格は541万円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月22日