日本から森山未來、カザフスタンからはカンヌ国際映画祭女優賞受賞の経歴を持つサマル・イェスリャーモワが出演する合作映画『オルジャスの白い馬』が1月18日(土)より公開。この度、主人公の少年オルジャスとその亡き父親をつなぐ、愛らしい“子猫”の新場面写真がシネマカフェに到着した。大人の世界に憧れ、馬飼いである父親の仕事を手伝いたいとねだったがまだ早いと許してもらえず、母親の畑仕事を手伝うことになった少年オルジャス。息子を残して仕事先に向かったオルジャスの父親は、仕事仲間から息子へのお土産にと1匹の捨て猫を譲り受ける。しかし、父親は仕事中にマフィアに殺害され、帰らぬ人となってしまう。子猫は“飼い主”から離れる術も知らず、父親の遺体のそばでか弱く泣いていたところを偶然発見され、父の死をまだ知らないオルジャスの元に届けられる。ついにオルジャスは父親が亡くなったことを知り、子猫は父親から息子への“最後の贈り物”となるが、妹たちに子猫のことについて聞かれて「外で拾った」ととっさにうそをついてしまう――。カザフ側のエルラン・ヌルムハンベトフ監督によると、子猫を映画に登場させるというアイディアは現場での感覚的なものであったという。その理由について、「猫に限らず馬や色んな動物が出てきて、その中で人間がどう生きていくかを描くのがこの映画のテーマでもありました」という。撮影した後の編集で必要ないと感じた時はカットすればいいという軽い気持ちでいたことも明かすが、完成した映画では、父親の死により境遇が一変するオルジャスの心模様をもの言わぬ子猫という存在が見事に代弁する役割を果たすことになった。また、ヌルムハンベトフ監督は知られざるカザフスタンの“猫事情”について、「カザフスタンにおける猫というのは、日本とそれほど変わらないと思います。猫が好きな人がいれば犬が好きな人もいるし、Instagramに猫の画像を上げ続けている人も沢山います。私もかつて沢山の猫と暮らしていました」とも教えてくれた。やがて、父親を失ったオルジャスと子猫の前に“本当の”父親であるカイラート(森山さん)が現れるが、オルジャスの心境はどのように変わっていくのか注目だ。『オルジャスの白い馬』は1月18日(土)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:オルジャスの白い馬 2020年1月18日より新宿シネマカリテほか全国にて公開©『オルジャスの白い馬』製作委員会
2020年01月12日森山未來が初めて海外作品の主演に挑み、全編カザフスタンロケを敢行した日本・カザフスタン合作映画『オルジャスの白い馬』が、2020年1月18日(土)より公開されることになった。本作はカザフスタンの大草原を舞台に、突然父を亡くしてしまった少年オルジャスと、彼の前に突然現れた不器用だが正義感の強い男カイラートとのふれあいを描くヒューマンドラマ。早く大人になりたい年頃のオルジャスは、果てしない空に抱かれながらも、どこか行き場のない想いを抱えている。そこへある日、現れた男カイラートは、無口ながらもオルジャスに乗馬の仕方を教え、一緒に草原を走り、仕事も手伝わせてくれる。オルジャスの世界に疾風のように現れた男は、世界を鮮明に塗り替えていく――。主演を務めるのは、大河ドラマ「いだてん」の美濃部孝蔵役をはじめ常に新しい挑戦をし続ける森山未來と、『Ayka(アイカ)』(原題)で2018年カンヌ国際映画祭主演女優賞に輝いたサマル・イェスリャーモワ。アジアを代表する若手国際派俳優ふたりがW主演。森山さんは初の海外主演作となる本作で、全編カザフ語で演じ乗馬もこなして熱演を披露、愛する人に真実を語れない不器用な男カイラートを演じている。監督・脚本は、日本人監督とカザフスタン人監督が共同で担当。日本側からは『シグナル100』の竹葉リサ監督、カザフスタン側からは『春、一番最初に降る雨』のエルラン・ヌルムハンベトフが参加した。撮影監督はベルリン国際映画祭で受賞歴もある若き名手アジズ・ジャンバキエフがつとめ、雄大な自然とそこで起こる人々のドラマを詩情豊かに捉えている。2018年10月から約1か月、全編カザフスタンロケで行われた撮影において、森山さんと竹葉監督はほかの日本人技術スタッフを伴わず現地に入り、製作スタイルはもちろん映画産業のシステム自体が日本とは全く異なるカザフスタン人スタッフたちとの共同作業に臨んだ。公開決定に併せ本邦初公開となった場面写真は、森山さん演じるカイラートと少年オルジャスがカラフルなペイントが施された待合所でささやかな交流を繰り広げるシーン、カイラートが短銃を片手に勇ましく馬で駆ける姿、カイラートとオルジャスの母アイグリ(サマル・イェスリャーモワ)が笑顔を見せる姿などを切り取ったものとなっている。『オルジャスの白い馬』は2020年1月18日(土)より新宿シネマカリテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年08月30日経済産業省は23日、カザフスタンとの間の投資協定に署名したと発表した。同協定では、投資保護や投資環境整備に関するルールを約束。カザフスタンにおける投資環境の法的安定性が高まることで、日本企業の投資活動の円滑化が期待できる。投資環境の法的安定性を高めるため、以下の規定を盛り込む。内国民待遇(投資後の段階のみ)自国投資家とその投資財産に劣後しない待遇を相手国投資家とその投資財産に付与する。最恵国待遇(投資後の段階に加え、投資の許可段階を含む)第3国の投資家とその投資財産に劣後しない待遇を相手国投資家との投資財産に付与する(国際協定等に基づく待遇を除外する規定あり)。特定措置履行要求の広範な禁止投資受入国が投資参入段階に課した措置を除き、投資参入後の相手国企業に、輸出制限、現地調達要求、役員雇用要求、自国民雇用要求、事業本部要求等を課してはならない旨を規定する。締約国による投資家との契約遵守義務(通称:アンブレラ条項)例えば、資源開発やインフラ事業等に関連する投資契約が正当な理由なく取り消された場合、協定義務違反として、投資家は国際仲裁機関に付託することができる。収用時の補償、争乱からの保護、送金の自由といった投資保護規定締約国と投資家との間の投資紛争解決投資受入国の協定義務違反により投資家が損害を被った場合に、その投資家が相手国との紛争を国際仲裁機関に付託して処理することができる。
2014年10月24日