佐野瑞樹・佐野大樹の兄弟プロデュースであるWBB Vol.8公演『ネバー×ヒーロー』が6月26日に幕を開けた。みず=WATER、だい=BIG、兄弟=BROTHERSの頭文字を取って名付けられた通り、佐野兄弟が全力でエンタメ舞台をお届けするユニットだ。今回、企画・演出を手がけたのは弟の佐野大樹。彼らが選んだ題材はヒーロー!【チケット情報はこちら】舞台は悪の組織“ヨゴス”に対抗して設立された正義の組織“ヒーロー協会”が正義の中枢と呼ばれていた時代。協会に雇われた彼らは給料制で、活躍によって決まる“ヒーローポイント”が0になるとライセンスを剥奪され、引退しなければならなかった……。しかし、ここにポイントの残りがわずか5点という崖っぷちヒーローがいた。その名もギブアップマン(佐野瑞樹)。「おばあちゃん、荷物重そうだね。このギブアップマンが持ってあげますよ」と、姑息(?)にポイントを集める彼をアシストするのは、優秀すぎるサポートヒーローのシュン(神永圭佑)。この日も、なんとかギブアップマンにポイントを稼いでもらおうと怪人ヨゴレール(小林健一)に立ち向かうが、強すぎて自分が倒してしまう。「スターゲイザーメテオストライク!」とカッコよく、必殺技を決めた後、「しまった!」と慌てるもすでに遅し。リポーターの平岡(稲垣成弥)にマイクを向けられ、逃げ出してしまう。そのシュンを目障りに思う、同じくサポートヒーローのキッド(安川純平)は「キライなんです」と愛らしい笑顔で毒を吐く。そんな彼がいやいやながらもサポートするビリーマン(ヒカリゴケ片山)も努力のわりにポイントは今ひとつ伸び悩み、ギブアップマンに「辞めようかな……」と愚痴る日々。しかし、それを聞いたギブアップマンは「俺はヒーロー以外にできることがないからなあ」と明るく、笑う。そんなある日、やることすべてが裏目に出て落ち込むシュンのもとに最強と謳われるヒーロー、アルティメット・ソリューション(小野健斗)からスカウトが……けれど、シュンには絶対にギブアップマンのサポートでいたい理由があった。一方、負け続けるヨゴレールはついに自分の上司であるドクロマンサー(佐野大樹)に退職を申し出る。しかし、ドクロマンサーは高笑いとともに「退職は契約不履行で違約金だ!」と言い放つ。失意のヨゴレールは謎の男が差し出す薬に手を伸ばし――暗躍する要注意人物(和田雅成)、ポイントを減点し続ける監察官(斉藤コータ)、彼らの記録を語る記者(権藤貴志)、果たしてその正体は?問われるのは辞めない強さと真の正義。これは、うんと笑えて情けなく、けれどとてつもなくカッコイイ伝説のヒーローの物語。今回もいかにもWBBらしい肩の力を抜いて観れるアクションコメディ作品に仕上がっており、照明、音響効果を駆使し、数々のシーンをコミカルに演出。パワーマイムで表現するヒーローバトルも見応え十分だ。公演は6月30日(火)まで東京芸術劇場シアターウエストにて。7月3日(金)~5日(日)にはグランフロント大阪北館4Fナレッジセンターにて上演される。取材・文:おーちようこ
2015年06月29日先週より公開中のニール・ブロムカンプ監督作『チャッピー』より、このほど、本作に出演する「ダイ・アントワード」の場面写真が公開された。本作にて、AIロボット“チャッピー”を育てるストリートギャング役として初の映画出演を果たした「ダイ・アントワード」の二人。本作鑑賞後のコメントでは、彼らに関するものが多く寄せられている。「チャッピーのエンドクレジット見て、ニンジャはニンジャ、ヨーランディはヨーランディって人なのか!ってびっくりして、彼らのこと調べまくってる」、「チャッピーに出てきたニンジャとヨーランディが気になってググッてみたらめっちゃ可愛い」、「チャッピーは色んなロマンが詰まりすぎてた。あと『ダイ・アントワード』のファンになってしまった」など、圧倒的な存在感で、重要な役どころを演じた2人に賞賛の声が多数寄せられている。南アフリカ出身の「ダイ・アントワード」は、リードラッパーのニンジャ、サイドラッパーのヨーランディのペアに、DJのHi-Tekで構成される音楽ユニット。2009年にアルバム「"$O$"」でデビューし、アヴァンギャルドな音楽性、ヴィヴィッドなファッション、ユニークなパフォーマンスで人気を集め、YouTubeで公開されたミュージックビデオも大人気、全世界から注目される存在だ。元々2人は、ニール・ブロムカンプのファンであり、ニンジャは下唇には「D9」と『第9地区』(District 9)を表す刺青を入れているほどだという。本作プロデューサーのサイモン・キンバーグは、彼らについて「ダイ・アントワードは型にはまらない」とコメント。ヨーランディはその“型にはまらない”自分たちのスタイルについて「服装や話し方、ふるまい方のスタイルをZefと呼ぶ」、ニンジャは「周りにどう思われようと気にしない。自分たちの音楽や服装、話し方を貫くこと」と説明している。監督は現実世界での彼らのアートワークや音楽を使い“Zef”スタイルを劇中で多く取り入れている。「彼らを見てるとリアルな作品を作ってる実感がわく」とチャッピーの生みの親でディオンを演じたデーヴ・パテルが語る通り、監督が目指したリアリティの追求は彼らの協力によって実現されたのだ。また、ツイートの中では、「クライマックスからラストに向けての展開、本当にスゴイ……!!何はともあれ“テンション”ですね(笑)!」、「『チャッピー』観た後に脳裏に突き刺さる言葉が“テンション”ですな。あの場面でいきなり出てくる。コレには…」、「あのテンションは絶対に予測不可能」、「ツッコミ不可避の“テンション”パンツは名シーン?」「ニンジャの服、テンション!(笑)」など、“テンション”というワードが入っているものが続出!実は、これらはニンジャの衣装についてのコメントなのだが、一体どんなシーンで出てくるのか…?噂の彼らの魅力がたっぷり詰め込まれている本作。“テンション”の真意を確かめるためにも、ぜひ劇場へ足を運んで欲しい。『チャッピー』は、丸の内ピカデリーほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:チャッピー 2015年5月23日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開(C) Chappie - Photos By STEPHANIE BLOMKAMP
2015年05月29日アイ・オー・データ機器は29日、東芝製NAND Flashダイを採用したUSB 3.0メモリ「EU3-ST」シリーズを発表した。4GB / 8GB / 16GBのモデルを用意。11月下旬より発売する。価格はオープンで、同社の直販サイト「アイオープラザ」での価格は4GBが1,134円、8GBが1,782円、16GBが3,456円。東芝製NAND Flashダイを搭載するUSB 3.0対応の法人向けUSBメモリ。ブルーとブラックの2色に、4GB / 8GB / 16GBのモデルを用意する。ファイル暗号化ソフト「QuickSecureAES」に対応しており、ドラッグ&ドロップ操作でファイルの暗号化/復号化などが行える。提供は無料。読み書き中に点灯するLEDを搭載し、本体にはストラップホールも装備。本体サイズは約W18.4×D58.2×H9.4mm、重量は約9g。対応OSはWindows 7 / 8 / 8.1 / RT、Windows Server 2008 / 2008 R / 2012 / 2012 R、Mac OS X 10.7~10.9。
2014年10月29日長年にわたって世界中で愛されてきた『オペラ座の怪人』。その物語の10年後を描いたミュージカル『ラブ・ネバー・ダイ』がロンドン公演、オーストラリア公演を経て2014年、日本に上陸する。ファントムはなんと市村正親と鹿賀丈史のダブルキャスト。これまで共演はあれど、競演は初となる彼ら。無二の親友でありライバルでもあるふたりに、ファントム役への思いを訊いた。ミュージカル『ラブ・ネバー・ダイ』チケット情報「お芝居の神様は面白いことをするなあと思った。僕がこの歳になって仮面をかぶってファントムを演じるなんて。しかも作曲家は(『オペラ座の怪人』と同様)アンドリュー・ロイド=ウェバーで、相棒である鹿賀とのダブルキャスト。できすぎているよね」と笑う市村。一方の鹿賀は「ファントムに対するイメージをすでに持っている方はたくさんいらっしゃるでしょう。そんな状況で僕が演じるファントムは、自分でもどんなものになるか想像がつかない。ただ、市村とはお互いのことをだいたいわかっているつもり。同じ役でもまったく違うものがでてくるだろうと思います」と語った。クリスティーヌを愛しながらも、その思いゆえ一度は身を引いた怪人が再び彼女の前に現れる――。初演から数十年を経たいま、名作の続きが語られるそのストーリーもさることながら、絢爛な舞台も見どころのひとつ。「オーストラリア公演のビデオを見せてもらったんですけれども、舞台装置や照明、衣装が抜群に美しい。世界のミュージカルはここまで来たのかと思いました。この世界をアンドリュー・ロイド=ウェバーの曲にのせて味わえるのは僕自身楽しみ」と期待に胸を膨らませる鹿賀。一方市村は「もちろん美しい舞台は堪能してほしい。さらにそのうえで、そこで繰り広げられる愛のドラマを見せられたら。ファントムの孤独な、ひたむきなクリスティーヌへの愛。そこを掘りさげて気持ちをつくっていきたいね」と意欲を見せた。鹿賀も「今回のファントムはより人間らしい存在。そこが魅力に映るよう演じたい」と話す。「『オペラ座の怪人』が、若きアンドリュー・ロイド=ウェバーのひらめきをもとにつくった名作だとしたら、『ラブ・ネバー・ダイ』は彼の祈りや魂が込められた作品だと思う」と市村。「それぞれの役が全員ダブルキャストだから、組み合わせによって毎回違うものが観られると思います。キャストによって自然に変化して、構築されていく世界が楽しみ」と鹿賀。彼らが演じる新たなファントムを楽しみに待ちたい。公演は3月12日(水)から4月27日(日)まで東京・日生劇場にて。チケット発売中。取材・文/釣木文恵
2013年12月05日アメリカ西海岸の誇る最高峰パーティ・バンド、コットンマウス・キングスが来日公演を行う事が決定した。【公演情報はこちら】コットンマウス・キングスはアメリカのカリフォルニア州にて結成され、パンク・ロックからヒップ・ホップ、レゲエを自由に行き来するサウンドで人気を高めてきた。これまでに世界中でライブをおこなっており、来日公演も数多く行っている。今月8月22日に11枚目のアルバム「マイル・ハイ」をリリースし、それに伴いJapan Tourを行うことが決定。前作はレイドバックした緩い内容をコンセプトで作られたが、その反動的な今作はハードなパーティ・サウンドで固めているだけに、どんなライブになるか今から期待が高まってくる。来日公演は10月9日(火)にShibuya O-WESTで行われる。チケットは発売中。
2012年08月27日