ジバンシィ(GIVENCHY)がアーティスティックディレクターにクレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller)を迎えてから初となるプレコレクションを発表。英国ケントの個⼈邸宅で撮影された2018年秋冬プレコレクションは、クレア・ワイト・ケラーのデビューランウェイショーとなった2018年春夏コレクションと同様に、ウィメンズとメンズで共通する世界観が特徴。シャープなシルエットのアウターやポインテッドブーツを始めとするキーパーツは、ユニセックスなミックス&ミングルスタイルがベースになっており、ワードローブにおける男女の境界を曖昧にしたルックが提案された。目に飛び込んでくるのはレッド、ブルー、アンバー、ブラックによる鮮やかなカラーブロック。ウエアを始め、新作のGVバケットバッグに採用され、シーズンの方向性が打ち出されている。クラシックなウールコートにはミリタリーのディテールが施され、ステートメントコートはモノトーンのヘリンボーンで大胆かつラグジュアリーに。ミドルレングスのドレスやスーツにフィーチャーされたレオパードプリントは“レッド”で蘇り、メゾンらしいエッジーなエッセンスも垣間見える。イブニングウエアでは、メタリックエンブロイダリーやレースに重ねたベルベット、プリーツされたチュールのような凝ったあしらいが披露され、セクシーなエレガンスが強調されている。加えて、フレッシュに生まれ変わったトラディショナルな“4Gエンブレム”やバンドツアースタイルの“GIVENCHY PARIS”Tシャツもシーズンのハイライトといえる注目のポイント。ジュエリーはオーバーサイズのイヤリングを中心に⽤いながら、星座をテーマとしたアルチザンなシリーズが登場。初のプレコレクションは全体を通して都会的でありながら、クチュールの感性がしっかりと感じられ、新生ジバンシィの姿勢を体現するものとなっていた。
2018年01月02日新アーティスティック・ディレクターのクレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller)によるジバンシィ(GIVENCHY)がパリファッションウィークで開催する2018年春夏コレクションショーをライブストリーミングで配信する。日本時間10月1日17時(パリ現地時間1日10時)より。また、SNSのハッシュタグは「#GivenchySS18」、ハンドルネームは「@givenchyofficial」または「@clarewaightkeller」。ショーの様子はこちらから視聴が可能(※会場の都合により遅れる場合あり)。
2017年10月01日ジバンシィ(Givenchy)は、元クロエ(Chloé)のクレア・ワイト・ケラーを新アーティスティック・ディレクターに迎えて初となる2018年春夏ウィメンズコレクションをフランス・パリで発表。今季は初めてメンズウェアとミックスして新作を披露した。彼のジャケット、彼女のシャツーコレクションノートに書かれたこの言葉。クレアが作る新作は、メンズとウィメンズが呼応するように寄り添った、まとまりのある印象。ウィメンズはショルダーラインを大きく広げ、メンズは反対にストレートなラインに。同時に見ると、このショルダーメイクによってどちらもシャープな姿に映る。新しくジバンシィに加わった要素と言うと、英国文化のエッセンスだ。トレンチコート、そしてUKロックのアイデアから、稲妻モチーフが起用され、プリーツスカートの上にプリントされている。また、リカルド・ティッシの時代には見られなかったが「4G ロゴ」が復活。ブランド名のGが4つ並んだこの印象的なマークは、ジャケットやコートのボタンなどに用いられている。ボーダーのロゴ入りTシャツやデニムパンツなど、カジュアルな装いが現れたかと思うと、クラシックなミニドレスが交わる、そんなリズムのある進行。新しいアイコンとなるサブリナドレスは、重なるプリーツの狭間にレースをあしらった、女性らしいディテールが光るものだ。新バッグはGV3。名前には、クチュールが始まったオフィスの番地から「3」を起用したという。ミラー仕上げの’G’型留め具がポイントでウエストポーチタイプも展開される。
2017年09月25日ジバンシィ(Givenchy)の新デザイナー、クレア・ワイト・ケラーが手がけた初のビジュアルが公開された。ミステリアスなオーラに包まれた、モノトーンビジュアルのテーマは「進化と魅惑」。ワイト・ケラーはメゾンのアーカイブを探求するなかで、創設者であるユベール・ド・ジバンシィの動物への深い愛情を再認識。そこから着想を得て、1953年に登場したオレンジの目を持つ猫のシルクプリントにインスパイアされ、今回のビジュアルに猫を登場させた。新人モデルのサフロン・ヴァダー(Saffron Vadher)とミーガン・ロシェ(Meghan Roche)が猫を抱きかかえ、レースのTシャツを身に纏っている姿が切り取られている。さらに、エリアス・ブレマー(Elias Bouremah)とコルトン・ボゥエン(Kolton Bowen)はタキシードパンツとゴールドのジュエリーを身に着け、猫と共にくつろぐ様子が描かれた。ワイト・ケラーは「猫のような空気を纏った女性は美しいと思います。少し人見知りに見えるかもしれませんが、穏やかな物腰に反して力強い真っ直ぐな目を持ち合わせています。非常に魅惑的で、誰もが彼女に会いたくなり近づきたくなり、そしてどんどん魅せられていきます。私はこれこそがジバンシィが進化し続けてきたメタファーであり、このモダンな雰囲気と表現をキャンペーンに表したいと思っていました。」とコメントしている。彼女のデビューコレクションとなる2018年春夏ランウェイショーは、パリファッションウィーク期間中の2017年10月1日(日)に開催を予定しており、メンズ・ウィメンズのウェアが発表される予定だ。【クレジット】クリエイティブ ディレクター:クレア・ワイト・ケラーアートディレクター:クリストファー・シモンズフォトグラファー:スティーブン・マイゼルスタイリスト:ジョー・マッケナヘアスタイリスト:グイド・パラオメイクアップアーティスト:パット・マグラスモデル:サフロン・ヴァダー、ミーガン・ロシェ、エリアス・ブレマー、コルトン・ボゥエン
2017年07月21日クレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller)によるシーバイクロエ(See By Chloe)が、2017年フォールコレクションを発表した。穏やかで素朴なカントリースピリットが漂う今回のコレクションは、ロシアのシベリア地方に広がる大草原や、アメリカのモダニズムを象徴する女性画家ジョージア・オキーフがニューメキシコ砂漠を描いた「冬の太陽」など、さまざまなインスピレーションが混ざり合い、自然を愛する強く自立した女性像を描き出している。カラーパレットは、オークル、マスタード、ブリックレッドといった秋らしい紅葉のような色合いに、ラベンダーやダスティブルー、アプリコットなどを重ねたシーバイクロエらしい柔らかなトーン。シフトドレスは、懐かしさを感じさせるフラワーモチーフに、ハイウエストのシルエットと流れるようなカフタンシェイプ。フロントや袖にはフリルをあしらい可憐なムードを共存させた。バロック調のフローラルクレープ織りのラッフルカフスやヨークのディテールも美しく、メゾンのアイデンティティーであるフェミニティーが細部に渡って表現されている。アウターには、ダブルレイヤーのギャバジントレンチコート、カーマインレザーのペプラムジャケット、 オーバーサイズのツイードコートなど、遊び心のある大胆なフォルムにコッパーの金具が装飾されたユーティリティーウエアが揃った。ウールのセパレートやウエストマークしたバギーボリュームのセーターなど、モダンなニットウエアも健在だ。フットウエアでは、レザーとスエードのチャンキーワークブーツ、ハイキングスニーカーなどのアウトドア風シューズから、対照的なフローラル刺繍のブロックヒールサンダルまで幅広く。サンダルにニットのレッグウォーマーをスタイリングするなど、リアルに落とし込めるアイデアも散りばめた。バッグは、「オルガ(OLGA)」がミニサイズのレザーバックパックに、「ルイス(LOIS)」がチェーン付きのミニクラッチへとアップデートされ、コレクションにフレッシュなムードを添えている。
2017年03月29日クロエ(Chloé)の2017年秋冬コレクションが発表された。クレア・ワイト・ケラーがクリエイティブ・ディレクターとして手掛ける最後のコレクションとなる。クロエガールが迷い込む幻想的な夢の世界が舞台となった今シーズンのワードローブは、クロエ特有の柔らかな温かみを感じさせるブラウンやアースカラーをメインに、ミント、ピーチ、ライラックといったアイシーパステルカラー、また、ケシの花、マッシュルーム、蝶の羽などのモチーフを散らしてサイケデリックなムードが醸し出された。素材には、シアリングのコートやゴールドのフリース、モヘアニットが何度も登場し、暖かい安心感と重量感を与える。それらのアイテムには、レースのトリムが施されたランジェリーの風スリップドレスや、パープルやライトブルーのジオメトリック柄が目立つローライズトラウザーなどが合わせられ、女性らしさをエッジの効いた表現で示している。スエードや光沢のあるグレーズドレザーで仕立てられたエプロン型のピナフォアドレスも、今シーズンの特徴的なアイテムの一つだ。素朴さを感じさせるスモックシルエットのブラウスをレイヤードしたスタイリングで登場したが、ブラウスは、大きなボウタイ付きのデザインや、レース襟のもの、幻想的な蝶の羽柄などのバリエーションによって変化がつけられている。コレクションのラストの方では、より装飾的なショートドレスが登場。透け感のあるオーガンザ素材やパフスリーブといったガーリーなディテールと、流れ星のモチーフや銀河に浮かぶ横顔のイラストで表される幻想的な世界観が、クロエガールの夢見る理想的な幻想世界を描いている。また、毎シーズン楽しみな新作バッグには、ラウンドシェイプの「PIXIE」がお目見え。ゴートスキンとスエードの異素材が組み合わされ、金属のブレスレットハンドルがアクセントとなったモデルだ。
2017年03月17日クリエイティブディレクターのクレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller)にとって最後のコレクションとなったクロエ(Chloe)が、パリのグラン・パレを会場に3月2日、2017-18年秋冬シーズンのショーを開催した。今シーズンはこれまでのクロエらしい女性像を継承しながら、60年代のサイケデリックな要素や、90年代のグランジ、特にニルヴァーナ(Nirvana)のカート・コバーン(Kurt Cobain)とコートニー・ラヴ(Courtney Love)のラフな装いからインスパイアされている。また第二次世界大戦前のギャルソンヌや、工場に徴用されていた40年代の女性工員の服から様々な要素を引用。サイケデリックなペイズリー柄や60年代風の丸襟など、ヴィンテージ感溢れるディテールだが、肩のシルエットやボリューム感をモダンにアレンジしてフレッシュなアイテムに仕上げている。コートやブルゾンは、アイテムによって大きな肩パッドを入れたものと、肩パッドを入れずにオーバーサイズにしたものが見られ、ニットやスウェット類はドロップショルダーが主流。カットアウトレースのミニドレスや、マスキュリン・フェミニンなワークシャツなど、クロエらしいアイテムも健在。中盤のニットスウェットと最終ルックのプリントドレスで、女性の横顔を描いたモチーフ“ギャラクシー・フェイス”が登場したが、これは人と人との繋がりを表し、「一度お別れしても、またどこかで再会できる」とするクロエ・ワイト・ケラーからのメッセージだった。
2017年03月17日クレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller)がクリエイティブディレクターを務めるクロエ(Chloe)が、2017年フォールコレクションを発表した。情熱的で自立した女性のアティチュードを表現した今回のコレクション。70年代後半のニューヨークで絶大な人気を誇ったメリル・ストリープやシェリー・デュヴァルが演じた、自由な精神を持つヒロインたちが、映画の中で身に着けていたワードローブを彷彿させるルックがそろった。テクスチャーが施されたパフスリーブが揺れるトップス、花柄のチュールレースのワンピースなど、彼女たちのノンシャランなワードローブは、ロマンティックなディテールを備えた柔らかく機能的なシルエットへとアップデートされ、バターイエロー、マリーゴールド、ペールミント、カーマイン、シナモンといったクロエらしい特徴的なカラーパレットで表現されている。異素材を組み合わせたテーラードジャケットやコートに、たっぷりとしたワイドパンツを合わせて“ロング&リーン”を強調したスタイルは、かすかなフレアを描くシルエットがフェミニンな表情を覗かせる。袖に大きくボリュームを持たせたバブルウール素材のマルチカラーニットやメランジェウールのセータードレス、ポンポントリムが施されたクルーネックセーターなど、秋らしい素朴な風合いのニットウエアも、色とディテールの妙で抜け感のある空気を纏っている。ダブルリングストラップが施されたアビエイタージャケットやジップボンバージャケット、バイカラーブルゾン、パーカーなど、豊富なアウターのバリエーション。パッチワークのシアリングで構成されたアノラックジャケットは、強さを秘めたサファリエンヌを想わせる。新しく登場したバッグコレクション「OWEN」は、レザーとスエード素材を用いたバレルシェイプにダブルストラップが施され、チャンキーなゴールドのハードウエアとタッセルがアクセントに。シューズは、ブロックヒールにスカラップをあしらったデコラティブなレースアップのアンクルブーツや、メタリックなスタッズが並んだストラップサンダルが、コレクションを彩るステートメントピースとして存在感を放っていた。
2017年02月15日クレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller) によるクロエ(Chloe)が、2016年プレフォールコレクションを発表した。ダンスの流れるような動きとリズムにインスピレーションを受けたという本コレクションでは、クロエらしい“FLOU”な(流れるような)アティテュードと秋らしい暖かみを感じるフェミニンなピースと、スポーティーのエッセンスを加えたピースとのレイヤードスタイルを提案。オークル、テラコッタ、バーガンディー、チョコレートなどの素朴なカラーをベースに、グレーマーレ、インディゴ、スカイブルーを合わせ、変わりゆく季節のたおやかな空気感を表情豊かに表現。また、素材はベルベットやシルクなどが、ウォッシュドデニムやテクニカルパーカーなどのスポーティーな素材と、煌びやかなコントラストを描く。
2016年05月09日映画『奇跡の人』のヘレン・ケラー役で知られるオスカー女優パティ・デュークさんが29日、69歳で死去した。パティさんは、腸の破裂による敗血症で亡くなり、代理人マイケル・スタブス氏は「彼女は妻であり、母親であり、祖母であり、友人であり、精神的健康の主唱者であり、文化のアイコンでもありました。彼女の死はとても惜しまれるでしょう」と伝えている。また、パティさんの家族も「今朝方、妻、母、女家長、素晴らしいアーティスト、メンタルヘルスの擁護者であった私たちの愛するアンナ・パティ・デュークは、その目を閉じ、痛みから解放され、美しい世界へと旅立ちました」と声明を発表。2004年には、パティさんは心臓バイパス手術を受けていた。パティさんは映画『奇跡の人』で子供ながらにヘレン・ケラー役を熱演し、1963年にアカデミー賞を獲得。その約20年後にはヘレン・ケラーの先生役をTV映画の中で演じ、1980年にエミー賞に輝いた。ちなみに、この作品のみならず1970年放送の『マイ・スウィート・チャーリー』、1976年放送の『キャプテンズ・アンド・ザ・キングス』でもエミー賞を受賞した。映画やTV業界だけでなく、ブロードウェイの舞台でも活躍していたパティさんは、30年間の結婚生活を送っていたマイケル・ピアースとの間に3人の子供をもうけている。(C)BANG Media International
2016年03月30日クレア・ワイト=ケラー(Clare Waight Keller)によるクロエ(Chloe)は3月3日、パリのグラン・パレを会場にショーを開催した。コレクションのキーワードは「ROMANTIC VOYAGER」。1970年代に欧州から中東までをバイクで横断したアン=フランス・ドートヴィル(Anne-France Dautheille)にイメージを求めた。バイカースタイル、中東のカフタンドレス、そして70年代の女性達の装いが直接的にコレクションに反映されている。レザーのバイカージャケットとパンツ、あるいはバイカータイプのレザー製ジャンプスーツ、レザーのサファリジャケットなど、スポーティーなユーティリティーウエアをマスキュリンと捉えるとすれば、対照的に繊細なシフォンやレースをあしらったブラウスや、カットシフォンを無数に縫い付けたフェミニンなワンピースなど、マスキュリン・フェミニンのコントラストを出している。しかしフェミニンなアイテムにも、無骨なイメージのブーツを合わせ、あくまでもドートヴィルの男勝りな女性像に忠実だ。チュニックタイプのブランケットポンチョや、Vネックのニットドレスなど、クロエらしいアイテムは健在。様々な文様をジャカードで表現したニットドレスや、スタンププリントのパッチワークドレス、ボタンと色糸を使用した刺繍のカフタンドレスなど、中東的なエスニックアイテムがコレクションに重厚感と華やかさを与えていた。
2016年03月22日クロエ(Chloe)のクリエイティブ・ディレクターであるクレア・ワイト・ケラーが、UK版『ハーパーズ バザー』主催のウーマン・オブ・ザ・イヤー2015でデザイナー・オブ・ザ・イヤーを受賞した。授賞式は11月3日にロンドンメイフェアのクラリッジホテルにて開催された。当日はクレアのプレゼンテーターとして、16SSコレクションを着用したフランスの女優、クレマンス・ポエジーが登場。また、カレン・エルソンは15AWコレクションを着用し授賞式に出席した。
2015年11月13日「クロエ(Chloe)」は9月29日、15SSコレクションを発表した。テーマはモダンフォークロア。クリエーティブディレクターのクレア・ワイト・ケラーはアクティブかつボーイッシュな女性像を描いた。白のレースドレスからスタート。よく見ると孔雀が胸元で向かい合っている。胸の開きのカッティングバリエーションも今季の特徴。デニムのセットアップやインディゴで染めたスウェット地のポンチョやイージーパンツはルーズでボーイッシュな雰囲気。厚めの紡毛生地のジャケットは大きなラペルが珍しい。同素材で作られたノースリーブワンピースはワイドな襟が70年代の雰囲気だ。一方ギャザーを存分に寄せ、ふんだんに布を用いたシルクシフォンのドレスシリーズやポンチョはフェミニンに優美に揺れる。スエードのブルゾン、フォークロアな白と茶のジャカードドレスと相まってヒッピーテイストを醸す。カラーパレットは白、ピンク、ベージュ、ミントなどパウダーカラーにマスタードや茶を差し色に用いて引き締めた。足下の編み上げサンダルがスタイリングにスパイスを利かせている。
2014年10月02日ファッションについて考えるトークセッション「Think of Fashion」。今回は、20世紀を代表するデザイナー、クレア・マッカーデルにフィーチャーした講演を2013年6月23日(日)に開催する。Think of Fashionは、ファッション文化と社会現象について考えるイベントで、若手のファッション研究家やキュレーターが中心となって行なわれている。9回目の開催となる今回は、京都精華大学ポピュラーカルチャー学部専任講師の蘆田裕史を迎え、「クレア・マッカーデル現代ファッションの開拓者」と題し、アメリカを代表する女性デザイナーであるクレア・マッカーデルにフィーチャー。ヨーロッパ至上主義的なファション史が流通しているなかで、アメリカという国の重要性も小さくないはずだという視点から、現代ファッションの源流の一端を担ったクレア・マッカーデルのデザインの特徴について考えていく。またイベント終了後には、講師を交えた懇親会も予定している。【イベント詳細】Think of Fashion 009「クレア・マッカーデル現代ファッションの開拓者」2013年6月23日(日)18:00~19:30※終了後、懇親会開催予定会費:2,000円ワンドリンク付会場:服も作れるコワーキングスペース「coromoza fashion labolatory」〒150-0001渋谷区神宮前6-31-21 オリンピアアネックス201TEL:03-6450-5560申込先:palette.produce@gmail.com<講師プロフィール>蘆田裕史(あしだ ひろし)1978年京都生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程研究指導認定退学。国立国際美術館研究補佐員、京都服飾文化研究財団アソシエイト・キュレーターを経て、現在、京都精華大学ポピュラーカルチャー学部専任講師。ファッションの批評『fashionista』編集委員。共著に『ファッションは語りはじめた』(フィルムアート社2011年)、共編書に『+Future Beauty』(平凡社2012年)、共訳書に『無機的なもののセックス・アピール』(平凡社2012年)など。元の記事を読む
2013年06月01日