イザベル・ユペールとクロエ・グレース・モレッツが初共演にしてW主演を果たす衝撃の狂気スリラー『グレタ GRETA』が、11月8日(金)に日本公開されることが決定。全世界が息をのんだ予告編とともに、日本版ビジュアルが解禁となった。ユペール×クロエ、世代を超えた“至宝”が初共演!アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた『エル ELLE』、第68回ベルリン映画祭コンペティション部門に選出された『エヴァ』など、近年、女優として最高の輝きを放っている“フランスの至宝”イザベル・ユペール。その新たな主演作は、またしても予想の斜め上を行く強烈なインパクトを放つ。都会の片隅にひっそりと孤独に暮らす、どこか薄幸なムードを漂わせる未亡人グレタ。次第に明らかになる彼女の素顔に、だれもが目を疑い、味わったことのない衝撃と興奮を体験することになる…。一方、ユペールとのW主演を任されたのは、ハリウッド若手スターの中で人気・実績ともにトップを走り続けるクロエ・グレース・モレッツ。グレタに忘れ物のバッグを届けたことから出会い、彼女に亡き母への愛情を重ねる純真なフランシス役で、得体の知れないグレタの行動に巻き込まれる恐怖を切ないほどの名演で体現する。そのほか、『イット・フォローズ』『HOT SUMMER NIGHTS/ホット・サマー・ナイツ』のマイカ・モンローがフランシスの親友で彼女とともに事件に巻き込まれるエリカ役、ニール・ジョーダン監督作品ではお馴染みの名優スティーヴン・レイなど、個性的な共演陣がそろった。監督・脚本のニール・ジョーダンは、『クライング・ゲーム』でアカデミー賞脚本賞を受賞し、『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』『ビザンチウム』など数々の野心作を撮り続けてきた異才。本作では『危険な情事』や『ミザリー』など80~90年代の名作スリラーを連想させる、強烈かつ、予想不能のストーリーと大胆な演出で見る者を引き込んでいく。クロエ、“ガムみたいにくっついて離れない”恐怖に震える…予告編では、フランシスが地下鉄に置き忘れられたバッグをたまたま見つけ、持ち主であるグレタの家まで届けたことをきっかけに、お互いの孤独を埋めるかのように親交を深めていくふたりの姿を、爽快感あふれるタッチで描いていく。ところが、フランシスがグレタの家の戸棚を開くと、自分が届けたバッグと全く同じバッグが大量に並べられ、そこには届け主の名前が記されていた――。そして映像の後半は一転、グレタがピアノで奏でるフレデリック・ショパンの「ワルツ第6番(通称:子犬のワルツ)」が恐ろしい調べと化し、日に日にエスカレートしていくグレタによる付きまといや奇行とそれに怯えるフランシスという、全く想像だにしない展開へと発展していく。フランシスは、“ガムみたいにくっついて離れない”グレタから逃げ切ることはできるのか?次第に明らかになるグレタの秘密とは…?日本版ビジュアルは、恐ろしさ極まりない“無表情”で佇むグレタと、恐怖ゆえ目を見開くフランシスを捉えたものとなっている。『グレタ GRETA』は11月8日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年08月16日グレタ・ガーウィグ&ノア・バームバックのカップルコンビが、マーゴット・ロビー主演『Barbie』(原題)の脚本を手掛けることになったという。「The Hollywood Reporter」が伝えた。グレタは監督・脚本を務めて名を知らしめた『レディ・バード』や待機作のリメイク版『若草物語』と同様、『Barbie』でも監督の座に興味を示しているとのこと。バービー人形を実写化する今作は、数年前から企画が始まっていた。当初はソニーのプロデュースの元、エイミー・シューマーが主演するはずだったが、後にアン・ハサウェイが主演、アレシア・ジョーンズが監督を務めるという情報が流れた。しかし結局企画倒れとなり、昨年ワーナー・ブラザースとバービー人形の販売会社「マテル」がパートナーシップを組んで新たに映画化の企画化が進行。主演&プロデューサーにマーゴット・ロビーが決定した。監督には『ワンダーウーマン』のパティ・ジェンキンスの名が挙がっていが具体的な話にはならなかったようだ。グレタとノアは8年間ほど交際しており、今年3月には男児が誕生。ともにオスカーのノミネーションを受けたことがある実力派監督&脚本家だ。『フランシス・ハ』や『ミストレス・アメリカ』ですでにコラボ経験もある。(Hiromi Kaku)
2019年07月16日シアーシャ・ローナンがピンクの髪とガーリーなファッションで、痛々しくも愛すべきティーンエイジャーを熱演し、『20センチュリー・ウーマン』のグレタ・ガーウィグがオリジナル脚本も手掛け念願の単独監督デビューを果たした『レディ・バード』。本作でシアーシャ演じるレディ・バードの“彼氏”を演じた、アカデミー賞ノミネート作品に引っ張りだこの若手実力派ルーカス・ヘッジズの本編シーンがシネマカフェに到着した。ティモシーとは真逆!? 完璧な好青年ダニーを演じたルーカス・ヘッジスこのたび到着したのは、大都会ニューヨークへの大学進学を夢見る主人公クリスティンこと“レディ・バード”の初めてのボーイフレンド、ダニー役を演じるルーカス・ヘッジズが登場するシーン。高校最後の感謝祭の日を彼氏ダニー(ルーカス)の祖母の家で過ごすこととなったレディ・バード(シアーシャ)。“娘が家に連れてきてほしいボーイフレンド”として完璧な好青年のダニーは、レディ・バードの家族から温かく迎えられ幸せムードに溢れるが、話をするうちにレディ・バードが常日頃から自分の住む家をジョークで“スラム”と表現している事実を両親が知り、ショックを受けてしまう…という少々複雑なシーンだ。しかし、そんな両親の気持ちは露知らず、この日のために買ったレトロな古着のドレスに身を包み、精一杯のおめかしをするレディ・バードの愛らしさと無垢なダニーのカップルの可愛いやりとりに癒される映像となっている。「好きな役を選んでいい」グレタ監督念願のキャスティングが実現!ルーカスといえば、ケイシー・アフレック主演『マンチェスター・バイ・ザ・シー』で注目を集め、アカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、若手実力派俳優として一躍その名を馳せた。父は『ギルバート・グレイプ』『アバウト・ア・ボーイ』などで知られる脚本家・監督のピーター・ヘッジズ。本年度アカデミー賞主演女優賞&助演男優賞を受賞した『スリー・ビルボード』では姉を亡くした上、母親も予想外の行動をとることで傷ついていく息子役を演じ、主演フランシス・マクドーマンドに負けず劣らずの堂々とした演技を見せたことでも記憶に新しい。監督のグレタ曰く、「ルーカス・ヘッジズの演技を観たのは、2016年のサンダンス映画祭で上映された『マンチェスター・バイ・ザ・シー』。朝8時の回だったのに、それ以降、涙が止まらず、彼の見事な演技がずっと頭から離れなかった!彼に脚本を送って、ロサンゼルスで会い、“好きな役を選んでいい”と伝えたら、彼はダニー役を選び、私の期待通りだったわ」と、ルーカスに魅了され、念願のキャスティングだったことを明かしている。ルーカス扮するダニーは、一見ピュアで悩みのないお坊ちゃんキャラクターではあるが、実はある大きな秘密を抱えている複雑なキャラクター。ルーカスの演技力だからこそ表現できた役といえ、グレタの目は確かだったといえる完璧なキャスティングとなっている。『レディ・バード』は6月1日(金)全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:レディ・バード 2018年6月、全国にて公開© Universal Pictures
2018年05月20日シアーシャ・ローナンが主演を務める『レディー・バード』。この度、単独監督デビュー&オリジナル脚本も手掛けたグレタ・ガーウィグのおしゃれでキュートな演出姿をとらえたメイキング写真がシネマカフェに到着した。“ネクスト”ソフィア・コッポラとの呼び声も高い次世代クリエイターであるグレタ・ガーウィグ。インディペンデント映画シーンのミューズとして活躍後、単独監督デビュー作にも関わらず、脚本賞を含む本年度アカデミー賞ダブル・ノミネートを果たし、賞レースを盛り上げていた。そして今回、グレタ・ガーウィグの演出姿をとらえた『レディ・バード』のメイキング写真が到着。ダンス・パーティの撮影をする際にはキャストと同じようにかわいいドレスを着用し、ふだんも仲の良い友達のように話す姿が印象的。グレタ・ガーウィグは今後も映画監督としての活動を続けていく予定と宣言。個性派女優としてはもちろん、次世代クリエイターとしても是非注目したい。『レディ・バード』は6月1日(金)全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:レディ・バード 2018年6月、全国にて公開© Universal Pictures
2018年04月29日『フランシス・ハ』で主演を果たしたグレタ・ガーウィグ出演作『ハンナだけど、生きていく!』が、Tokyo Indie第一回配給作品として8月、シアター・イメージフォーラムにて2週間限定で公開される。大学を卒業したばかりの夏、ハンナは幾つかの恋をフラフラと渡り歩く。心の傷と慢性的なフラストレーションを抱えながら、彼女は無職になったボーイフレンドに別れを告げ、二人の職場仲間、マットとポールと恋に落ちる。チャーミングで才能に溢れ誰からも愛されるけど、自分のことが分からない主人公ハンナが、様々な恋や友情を経ながら、ユーモラスでほろ苦い自分探しの旅を続けていく。ノア・バームバック監督作『フランシス・ハ』で日本でもブレイクしたアメリカ・インディペンデント映画界のミューズ、グレタ・ガーウィグ。このほど公開が決定した『ハンナだけど、生きていく!』は、『フランシス・ハ』に先立つ2007年に、グレタが才能溢れる友人たちと一緒に作り上げたインディペンデント映画だ。本作には、2000年代以降のアメリカ・インディペンデント映画界における「マンブルコア派」の映画作家がこぞって参加しており、本作の監督ジョン・スワンバーグを中心とした若き映画作家たちがアパートの小さな部屋に集結し、サマーキャンプのような共同生活を続けながら、伝統的な脚本作りをせず、即興演技によって作られたという。本作の配給を担うIndieTokyoは、「世界のインディペンデント映画シーンにコミットする映画人を日本から生み出す」を目標に掲げ、インディペンデント/アート映画のための活動を行っており、本作が第一回目の配給作品となる。アメリカ新世代のヌーヴェル・バーグと称される「マンブルコア派」の作品として、「今年もっともエキサイティングで完成された映画だ!」(IndieWire誌)、「インディペンデント映画の進化系!これはまさにDIY世代のスーパーバンドだ!」(New York Times誌)と各誌より絶賛を受けた本作。新時代を担う映画作家陣による本作で、アメリカ映画界の”新しい波”を感じてみては。『ハンナだけど、生きていく!』は8月、シアター・イメージフォーラムにて2週間限定で公開。秋より、京都シネマにて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年07月02日