「彼氏、だんなのココが好き!その理由は……」を女性に聞いてみました。まあ自慢話ですね。男性のみなさんには「そうか。女は男のこういうところを好きなのか」と参考になることでしょう。では、のろけ話をどうぞ(笑)!調査期間:2012/4/3~2012/4/7アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数 1000件(ウェブログイン式)●すねたときに尖(とが)る口好きな理由:あひるみたいでかわいい(大阪府/女性/24歳)あひる口は女性だけじゃないのかー。男がやってもウケるんだなあと思わされますね。オッサンがやってもたぶんダメですよ(笑)。●料理や外見を照れずにほめてくれるところ好きな理由:私自身が優柔不断だったり思ったことを口にできないタイプなので、相手から心を開いてくれると安心する(東京都/女性/30歳)思ったことを照れずに言う!これがモテる秘訣でしょうか。●優しいだけでなくユーモアがあるところ好きな理由:ユーモアは人生の潤滑油だと思うから(東京都/女性/34歳)「面白い人」というのは、モテる男の1タイプです。ただずっとそればっかりだとただのヘンなヤツ。●背が高い。好きな理由:背が高いといろんな服が似合ってカッコイイ(神奈川県/女性/26歳)背が高いとそれだけでもポイント高し!●身長が185cmあるところ。好きな理由:背の高い男性が好きだから(東京都/女性/23歳)具体的な高さが出ました(笑)。身長高い男は得ですねー。●2人で寝ながらいろいろ話しするのが楽しい。好きな理由:会社の愚痴をちゃんときいてくれて私は悪くないって言ってくれる(埼玉県/女性/30歳)イチャイチャしてる様子が目に見えるようです。●男女別役割分担意識がない。好きな理由:家事をしなくてもまったく気にしないところが進歩的で好き(東京都/女性/29歳)古風な考えの筆者の意見で大変恐縮ですが……この先、このカップル大丈夫でしょうか。みなさんどう思われますか?●清潔感のある外見と優しさ。好きな理由:一緒にいて心地よいから。不潔は無理です(東京都/女性/27歳)清潔感は大事ですね。「清潔感」をキーワードに上げる人が多いです。●笑った時の八重歯が意外とかわいいこと。好きな理由:自分のツボにはまったみたい(岐阜県/女性/36歳)「かわいい」は重要なワードですよ。「好きなのはかわいいから」という女性が本当に多いのです。●手がきれい。好きな理由:スベスベしていて触ると気持ちいいので(京都府/女性/23歳)手がキレイな男はモテますね。女性の注目部位のひとつです。●手。好きな理由:働き者のごつごつした手(三重県/女性/31歳)宮崎 駿監督の『風の谷のナウシカ』に出てくるセリフのようなご意見。上と同じ手でもこちらは「労働者の手」。好感が持てますねえ。●指。手の指がすごくきれい。その手でいいこいいこしてもらうと本当に癒される。好きな理由:手フェチだから(東京都/女性/25歳)ほらほらほら。手フェチが多いんですよ女の人は。●顔。だんなは今まで付き合った人の中で一番イケメン!!特に笑顔がステキ!!美人は3日でなれるとはいうけど、慣れません。好きな理由:笑顔を見てると癒やされるし毎日目の保養です(大阪府/女性/27歳)大丈夫!あと10年ぐらい見てたら慣れますから(笑)!そんなことないか。●私のことが本当に好きなのだと伝わってくるところ。好きな理由:職場の人や友達に恥ずかしげもなく私のことをドンだけ好きなのかを話しているらしく、普通そういうノロケってなかなか話さないだろうに、惜しげもなく凄いなって(東京都/女性/30歳)これ自体がすごいノロケなんですが(笑)。まあ似合いのカップルってことなんですかね。●紺のポロシャツが似合うさわやかな外見と、ウソをついたり人を傷つけたりしないこと。好きな理由:誠実で人間として尊敬できるから(千葉県/女性/25歳)なぜ紺のポロシャツを評価するのかをつっこんでおきましょう。お幸せに(笑)!●外見:筋肉質の男らしい体格で、顔立ちも整っているところ。要するに男前なところ(笑)。特に目力がある!男の色気を持ち合わせている。内面:男らしさ満載(笑)でも優しさも持ち合わせているところ。しぐさ:「ん?」というしぐさや「どうした?何かあった?」と心配して聞いてくれる顔つき。好きな理由:男らしさの象徴だと思うから(兵庫県/女性/33歳)外見、内面の両方をノロけてくれました。もうなんかバカバカしくなってきましたよ(笑)。●横顔と後ろ姿。好きな理由:キレイだとときめく(東京都/女性/24歳)後ろ姿を挙げる人はほかにもいました。背筋が伸びていて立ち姿が美しいんでしょうね。後ろから蹴ってやろうかしら。●一緒に共通のアニメを鑑賞できるところ。好きな理由:共通に楽しめるものがあるとうれしい(広島県/女性/25歳)共通の趣味があるのはイイですね!●やさしいところ好きな理由:自分のダメなところを受け入れつつも、ダメな部分をきちんと指摘してくれるので(東京都/女性/31歳)本当かなあ(笑)。あんまりあけすけにダメな部分を指摘するとケンカになるような気がするんですが。まあ言い方がうまいんでしょうね。このだんなさんは。●むしゃむしゃとバナナを食べる無邪気なしぐさが好き。好きな理由:ツボです(福岡県/女性/24歳)「ご飯をたくさん食べる姿」が好きという女性はたくさんいますね。かつてお茶漬けのCMでも「ご飯をかっこむ」男も好感度が高ったですし。さて、あなたは彼氏、だんなのどこが好きですか?(高橋モータース@dcp)
2012年08月26日先日、パートナーのアンジェリーナ・ジョリーとの婚約を発表したばかりのブラッド・ピットが「シャネル」のフレグランス「No.5」の新たな“顔”となることが分かった。これまでニコール・キッドマンやオドレイ・トトゥら数多くの美しき女優たちがその“顔”を務めてきたシャネルの看板商品である「No.5」。実力派俳優として活躍するばかりでなく、プライベートでも良き夫・良き父親であるブラッドにこのたび白羽の矢が立った。「E!News」によると、ブラッドは今週中にもこの第1弾となる撮影をロンドンで行うとのこと。そのギャラ数百万ドル(約1億円超)にも及ぶという同広告は、今年の年末にはお目見えする予定。男性が「No.5」の顔となるのは異例のことだが、一体どのような広告が完成するのか。今後、テレンス・マリック監督作『Voyage of Time』(原題)や『World War Z』(原題)といった作品の公開も控えているブラッド。今月16日(現地時間)より開催される第65回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に主演映画『Killing Them Softly』(原題)も出品される。現在48歳、男性としての“渋み”を増したブラッドは、どうやら公私ともに順風満帆のようだ。■関連作品:Killing Them Softly (原題)
2012年05月10日「サブリマージュ」のクリームとクレンジングジェル新発売シャネル(CHANEL)は、気がかりな年齢の印象を美しい存在感へと導く至高のエイジングケア「サブリマージュ」より、クリーム「サブリマージュ ラ クレーム フィン」(50g39,900円)と、クレンジングジェル 「サブリマージュ デマキヤン コンフォート」(150mL10,290円)を、4月27日より発売した。“サテンのように軽やかなテクスチャー”の高機能クリーム「サブリマージュ ラ クレーム フィン」は、“サテンのように軽やかなテクスチャー”で、肌にのせた瞬間に溶けるようになじむ、洗練された輝きのある肌へと導く高機能クリーム。肌をうるおいで満たし、極上の心地よさと、しなやかで弾むような質感をもたらし、目覚めるような手ごたえで、洗練された気品漂う印象に導くという。「サブリマージュ デマキヤン コンフォート」は、上質を極め、洗練された輝きのある肌へと導くメークアップリムーバー。肌になじませると、ジェルが溶けるようになめらかなオイル状へと変化。穏やかにメークアップや肌の汚れを取り除き、しっとりとなめらかな肌に洗いあげる。ふっくらとしたハリのある肌に整え、艶となめらかさをもたらす。コットン クロス付き。元の記事を読む
2012年04月30日春の高揚感を「色」で表現世界のトップブランド・シャネルから春の新作が到着。2012年メイクアップコレクションとして、メイクアップクリエイティブディレクターのピーター・フィリップスが送り出したのは多彩なピンクカラーだ。春の透き通った空気ややわらかさ、生命の息吹あふれる高揚感、そしてどこか移り気な雰囲気を「色」で巧みに表現。同じピンクでも豊かなバリエーションを生み出し、アイテムとしてかたちにしている。「ブラッシュオリゾンドゥシャネル」はその象徴的な多色パレットといえるだろう。ピンクやピーチのグラデーションが美しい春の多色パレットで、頬にのせればみずみずしい可愛らしさから、ふわりと輝く大人の魅力まで幅広く演出してくれる。リップアイテムとの組み合わせも「ルージュココシャイン」からパステルピンクとコーラルの2色が、「ルージュココ」からコーラル、フレッシュコーラルピンク、鮮やかなプラムカラーの3色がそれぞれ追加されて登場するなどリップアイテムにもピンクベースの新色が加わり、ナチュラルなメイクで春らしい組み合わせが楽しめそうだ。ケアアイテムも新しく登場。「ルージュココボーム」はイドゥラタントゥルコンプレックス配合で、しっとりうるおう唇をつくりだしてくれる。ピンクが多彩に花開くシャネルの春アイテム、1月6日から発売開始となるので、それぞれぜひチェックを。元の記事を読む
2012年01月01日ファン必見!スマートフォンにも対応完了その洗練されたエレガンスと、しっかりとしたブランドコンセプトで、世界中に多くのファンを持つトップブランド、シャネル。ファッションはもちろん、フレグランスやスキンケア、メイクアップ部門においても、その先進性、美意識の高さは高く評価され続けている。そんなシャネルの最新情報をいち早く届ける公式モバイルサイトが28日、リニューアルされた。スマートフォンの閲覧にも対応し、これまで以上にスタイリッシュなデザインで、シャネルの世界を楽しむことができる。ファン必見のサイトだ。機能的にも美しく進化!魅力満載現在地から最寄りのシャネルコーナーをスピーディに検索したり、メイクアップ製品の人気ランキング、新製品情報などをスマートに発信。エグゼクティブメイクアップアーティストによる、シャネル製品の使いこなしテクニックの配信もあり、より美しくなれる情報や、シャネルの美の魅力を堪能することのできる充実のコンテンツとなっている。モバイルサイト会員となれば、限定のデジタルアクセサリーとなる待受カレンダーもプレゼントされるとか。随時、製品の世界を美しく楽しめる、好評の特設ミニサイトへも招待があるそうだ。ぜひお気に入りサイトとして、チェックしてみて。元の記事を読む
2011年10月30日2010年が明けました。シネマカフェ読者のみなさま、今年もよろしくお願いいたします。さて、このコラムですが、1月より装いも新たにスタートいたしました。タイトルは「シネマモード」。作品にまつわる話はもちろん、ファッション、インタビュー、パーティの話題なども交えて、より楽しいコラムにしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。リニューアルの第一弾は、昨年から次々と映画化や舞台化されてきた“モードの女王”ガブリエル・ココ・シャネルのお話。ついに、『シャネル&ストラヴィンスキー』が、1月16日(土)に公開となります。昨年公開された2作『ココ・シャネル』、『ココ・アヴァン・シャネル』では、シャネルがどんな人物だったか、ビジネスウーマンとして、女としてどんな人生を歩んだのかが丁寧に描かれた伝記的側面が大きいものでしたが、この作品は、20世紀を代表するロシアの大作曲家、イゴール・ストラヴィンスキーとの恋愛に的を絞り、ココ・シャネルの思想、価値観により肉薄して、人物像をより具体的に浮き彫りにしています。不思議なもので、ひとつのことがらをクローズアップすることで、全てが見えやすくなるような気がすることも。それが、伝説的なパフューム「No.5」と傑作バレエ音楽「春の祭典」(ストラヴィンスキー作)が歴史に刻まれるための必然的な出会いなら、なおのことです。恋多き女と言われるシャネルですが、すべての恋愛をこと細かく解説していくよりも、ひとつの愛に焦点を当てることで、見えてくる魅力、人間性というのもあるのです。恋がどんな風に彼女の創作に影響したのか。男たちがなぜ彼女に惹かれ、なぜ惹かれながらも去って行ったのか。フランス映画らしく、無駄なセリフは少なく、演技も演出もしっとりとポエティック。20世紀初期のクラシカルかつアヴァンギャルドというアンビバレントな魅力をスモーキーカラーの映像に乗せて。監督は『ドーベルマン』、『ブルーベリー』などを撮った鬼才ヤン・クーネン。昨年から続いたシャネル関連映画の中でも、最もヨーロッパ映画らしさを漂わせているのがこの作品なのですが、スタイリッシュな作風が最もシャネルというブランドのイメージに近いとも言えるでしょう。もちろん、登場するきらびやかなファッションそのものにもうっとり。メゾンは、シャネルのコレクションやアーカイヴ、そしてココが実際に暮らしたパリ・カンボン通りのアパルトマンをも使用する許可を出し、多数の衣裳やアクセサリーの貸し出しにも応じたのだとか。前の2作もメゾンからの協力を受けているものの、さらに『シャネル&ストラヴィンスキー』では、現在のデザイナー、カール・ラガーフェルドが特別に制作した衣裳を用いています。最もシャネル社との協力関係が密になっている作品と言えるでしょう。それもそのはず、主演のアナ・ムグラリスは、カールの大のお気に入りで、彼にとってはここ数年創作の女神=ミューズであり続けている女性。『ココ・アヴァン・シャネル』の主演、オドレイ・トトゥも、シャネルNo.5のイメージキャラクターを務めてはいますが、アナとカールの関係は、2002年からとより親密です。親密な関係性ゆえ、ヤン・クーネンは当初、シャネルのミューズであるアナをココとして起用することに躊躇していたようですが、「彼女はココそのものだったから、そのことの方が大切だった」と起用を決めたとか。これ以上ないほど恵まれた環境で、本物に囲まれながら制作された『シャネル&ストラヴィンスキー』。20世を代表する世紀の女の美学にたっぷりと浸れる1作です。(text:June Makiguchi)■関連作品:シャネル&ストラヴィンスキー 2010年1月16日よりシネスイッチ銀座、Bunkamura ル・シネマ、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© EUROWIDE FILM PRODUCTION■関連記事:香りと音楽に込めた恋『シャネル&ストラヴィンスキー』試写会に10組20名様ご招待ファッション小噺vol.109王道の伝記&ピグマリオン精神に見る“シャネル”
2010年01月15日20世紀を代表するファッション・デザイナーであり、現代女性のカリスマ的存在として崇められる、ココ・シャネル。類まれなる才能と反骨精神を糧にして、田舎の仕立て屋のお針子から伝説のデザイナーとなった彼女だが、その成功の裏には、ある一人の男性の存在がいた。彼の名は、アーサー・“ボーイ”・カペル。現在公開中の『ココ・アヴァン・シャネル』で、シャネルが生涯唯一、本当に愛したと言われるイギリス人実業家・カペルを演じた、アレッサンドロ・ニボラに話を聞いた。異国の地・フランスで支えになったオドレイの存在深い教養と先見的な視野を兼ね備え、出会った瞬間にシャネルの心を射止めるカペル。流暢なフランス語でココを口説く紳士に、女性の心は虜に。ニボラは、今回ハリウッドを離れ、異国の地・フランスでこの役に挑んだ。「今回、僕にとっての一番のチャレンジは、やっぱりフランス語で演技をすることだった。とにかくリアリティをもたらすために、言葉に集中しながら、かなり細かく指導を受けながら台詞を覚えました。普段、自分が慣れている仕事のやり方とも違ってとても難しかったよ」。そんな中、主人公・シャネル役のオドレイ・トトゥが、力強い支えになったようだ。「オドレイは何作か英語での役をやったことがあったから、なじみのない言葉で味わう境遇をよく理解してくれたんだ。撮影初日、僕は死にたい気分だったんだけど、彼女が僕を呼んでこう言ってくれたんだ。『最悪なのは最初だけよ、そこからはもう良くなるしかないわ』とね。とても心強いパートナーだった。彼女は、見た目はとても小柄で細くて、脆くてデリケートで純粋な、鳥のような生き物のように見えるけど、実際はタフな女性なんだ。とても野心的だし、知的で強い面を持った女性でした」。フランスでの撮影は3か月にも及んだ。改めてハリウッド映画の撮影との違いを尋ねると、時折いたずらっぽい笑顔を見せながら答えてくれた。「フランスのスタッフとは3か月の撮影の間ずっと一緒にいたから、家族のような気持ちになったよ。アメリカとの違いは、いつも昼にワインとチーズが出ることかな(笑)。そんな贅沢はアメリカでは味わえないからね。あともう一つの贅沢といえば、いつも朝の8時から夜の6時までしか働かないことだね。アメリカのインディペンデント映画では、1日14〜16時間働くのも普通だから。この作品は3か月かかったけど、アメリカだったら1か月で終わってたんじゃないかな(笑)」。また、本作でカギとなるのは、シャネルのスタイルを象徴する衣裳の数々。そのヒントとなったと言われる男性たちの衣裳も然り。目の前で話す、カジュアルルックなニボラと、髭を蓄えスーツを上品に着こなす劇中のカペル、どう見ても同一人には見えないのだが…。「衣裳というのは仮面舞踏会の仮面みたいで、別人のようにちょっと大胆になれますよね。でも今回、撮影の初日に監督に『カウボーイみたいな歩き方をしている。イギリスの貴族に見えないからダメ』と指摘されたんだ。僕としては、労働者階級から出てきた人物だったから、もう少し荒削りのほうがいいと思ったんだけど」。では、お気に入りの劇中のシャネルの衣裳は…?「僕の好きな衣裳は、シャネルとカペルが初めてキスするときに着ている少年っぽい服だね。小さい帽子に、小さなジャケットと短いズボンを合わせて。何でかは分からないけど、すごくセクシーだったよ。実は、(シャネルに言う)『少年の服を脱がせるのは慣れてないんだ』というのが一番のお気に入りの台詞なんだ(笑)」。男性視点での、ココ・シャネルの魅力カペルはシャネルの生涯の恋人であったのと同時に、男性中心の社会の中で、彼女の才能を開花させた立役者の一人でもあった。最後に、カペル役を通して見た、シャネルという女性の魅力を語ってもらった。「シャネルは最初の現代的な女性の一人だったと思います。女性がまだ社会に出て働いていない時代に仕事を持っていたからね。そのためには、多大な勇気と情熱、そしてときには残酷さも必要だったと思うし、それらの要素が彼女の能力と成功を支えていたんだ。現代においても男女関係なく、成功するためにはそんな資質が求められると思うけど、この時代では、常に競争の世界で生きる男性に対して、残酷さに関しては、女性が露骨にそれを出すのは敬遠されていたんだ。もちろん、女性だって残酷さは持ってるけどね(笑)。女性が自分の力を示しつつも女性らしさを保つのは困難なことだけど、シャネルはその両方を持ちあわせていた。そんなうまいバランスをいまの女性は追い求めているんじゃないかな」。■関連作品:ココ・アヴァン・シャネル 2009年9月18日より全国にて公開© Haut et Court - Cine@ - Warnerbros. Ent. France et France 2 Cinema■関連記事:オドレイ・トトゥ、シャネルを熱演!ダンスシーンに「恥ずかしがり屋なので」と照れも“シャネル”オドレイ・トトゥ来日に国民的美少女・工藤綾乃も感激!生まれ変わりたい女優は誰?「MTV」オリジナル携帯ストラップを10名様プレゼントファッション小噺vol.109王道の伝記&ピグマリオン精神に見る“シャネル”ファッション小噺vol.108現役ミューズが演じる“シャネル”伝説
2009年09月21日唯一無二の存在感でファッション界をリード、女性が男性と対等に肩を並べる時代の礎を築くことに多大な貢献をした人物の一人、ガブリエル・“ココ”・シャネル。フランスを代表する女優オドレイ・トトゥをシャネル役に迎え、本国で大ヒットを遂げた伝記映画『ココ・アヴァン・シャネル』がまもなく日本で公開を迎える。9月8日(火)、本作の記者会見が行われ、2年ぶり4回目の来日を果たしたオドレイが作品、そしてシャネルの魅力について語った。駆けつけた多くの報道陣を前にして、感動と緊張で思わず笑いが込み上げてきたというオドレイ。本作で、彼女はお針子として生計を立てながら田舎のキャバレーで歌っていた時代から、人生最大の恋を経験し、パリでデザイナーとしての才能を開花させるまでのシャネルの軌跡を演じきった。伝説のデザイナーを演じてみての新たな発見を聞かれると、「驚いたことは2つあります」と話し始めた。「まずひとつは、彼女が最初はデザイナーを目指していなかったということ。元々は歌手か女優を目指していたことに驚きました。2つ目は、彼女がとても困難な幼少時代を送っていたこと。孤児院で育ち、ほぼ独学で教養を身につけたこと、独自に交流を広げていったことに驚きました」。さらに、同じ女性としてシャネルとの共通点について質問が及ぶと、「生まれた地方が一緒なので、その地独特の容姿は似てますし、同じしし座の女ということで性格的に似ているかもしれない。また、子供の頃から自立心を持っていて、精神の自由をとても大切にしているところは似ていると思います」と共感を示した。キャバレーのシーンでは、もちろんオドレイ本人の生歌&キュートな振り付けの披露もあるが、「私生活でも踊ることは好きですよ、パーティでお酒が入ったときくらいですが。恥ずかしがり屋なので…」と少し照れ気味。加えて「でも、映画の振り付けは簡単だったので、それほど苦労はしなかったです。とても楽しく撮影できましたよ」と笑顔を見せた。この日は白のレースをあしらったフェミニンなブラウスに、黒レザーのタイトスカートと黒のピンヒールで引き締めたコーディネートのオドレイ。自身の好みのファッションを尋ねられ「いろんなものが好き」と答えたが、シャネルの「シンプルでありながらエレガントなところが好きです。彼女の作った服は、時代を先取りしていて、いつの時代も愛されているということがすごいと思う。彼女の並外れた仕事ぶりには敬服します」とも。さらに、お洒落にいそしむ女性に向けて、「私も年齢を重ねるごとにファッションの大切さを痛感しています。女性がデリケートな神経をはらって自分を美しく見せることは素晴らしいですし、洋服は内面の個性を映し出すものなので、常に努力し続けてほしいです」とアドバイスを贈った。最後に、これからの日本公開に向けて、「この映画では、1人の女性を実に見事に描いてます。また、シャネルやファッション以外にも、時代背景がしっかりと描かれているのでいろんな人が楽しめる作品になってると思います」と見どころを語ってくれたオドレイ。数ある出演作の中でも、彼女の代表作となるであろう『ココ・アヴァン・シャネル』は9月18日(金)より全国にて公開。■関連作品:ココ・アヴァン・シャネル 2009年9月18日より全国にて公開© Haut et Court - Cine@ - Warnerbros. Ent. France et France 2 Cinema■関連記事:“シャネル”オドレイ・トトゥ来日に国民的美少女・工藤綾乃も感激!生まれ変わりたい女優は誰?「MTV」オリジナル携帯ストラップを10名様プレゼントファッション小噺vol.109王道の伝記&ピグマリオン精神に見る“シャネル”ファッション小噺vol.108現役ミューズが演じる“シャネル”伝説世紀のデザイナーを熱演オドレイ「知られざるシャネルの喜びや悲しみを伝えたい」
2009年09月09日孤児院での生活から兵士を相手にするナイトクラブでの歌い手、そして田舎の仕立て屋でのお針子としての生活を経て、世界の「シャネル」を一代で立ち上げた天才デザイナー、ココ・シャネル。彼女の知られざる前半生に焦点を当てた『ココ・アヴァン・シャネル』がまもなく公開を迎える。これに先立ち、シャネルを演じたオドレイ・トトゥが来日!9月7日(月)にオドレイが出席してのジャパン・プレミアイベントが開催された。黒いスーツワンピース姿で登場したオドレイ。赤いカーペットが敷きつめられた階段を降りてくる彼女を報道陣はフラッシュの嵐で迎えた。オドレイは集まったファンに「ようこそお越しくださいました。これが4度目の来日となりますが、来るたびに嬉しい気持ちでいっぱいになります。みんなで楽しみながら撮った映画ですので、ぜひ楽しんでください」と呼びかけた。伝説のデザイナーの役を演じたことについては「これまでも何度かシャネル役のオファーはありましたが、この作品ではこれまで明かされることのなかった彼女の若き日の物語が描かれるということで、出演を決めました」と明かした。この日は、スペシャルゲストとして先日、「国民的美少女」グランプリに輝いた工藤綾乃とアナウンサーの内田恭子も登場。工藤さんはオドレイに「シャネルは恋にも仕事にも一生懸命ですが、その点についてどう思いますか?」と質問。するとオドレイは「シャネルは何人分もの人生を歩んでいた人物です。仕事も一生懸命でしたが、恋をすれば彼女は仕事のペースが落ちてしまうんですね。そんなところが人間的な部分だと思いました」と答えた。さらに内田さんが日本人の女性の魅力について尋ねると、オドレイは「日本の女性はとても魅力的。男性につき従うばかりでなく、自立していて美しいと思います」と笑顔で語った。『ココ・アヴァン・シャネル』は9月18日(金)より全国にて公開。■関連作品:ココ・アヴァン・シャネル 2009年9月18日より全国にて公開© Haut et Court - Cine@ - Warnerbros. Ent. France et France 2 Cinema■関連記事:生まれ変わりたい女優は誰?「MTV」オリジナル携帯ストラップを10名様プレゼントファッション小噺vol.109王道の伝記&ピグマリオン精神に見る“シャネル”ファッション小噺vol.108現役ミューズが演じる“シャネル”伝説世紀のデザイナーを熱演オドレイ「知られざるシャネルの喜びや悲しみを伝えたい」オドレイ・トトゥ&シャーリー・マクレーンそれぞれのシャネルが映す女の生きざま
2009年09月08日8月8日(土)の公開が決まった映画『ココ・シャネル』。前回ご紹介した『ココ・アヴァン・シャネル』が、シャネル王国を築くきっかけとなった最初の成功まで、つまりガブリエルの半生を綴ったものでした。対してこちらは、すでに有名となり、第二次世界大戦後、15年の沈黙を破って復帰しようとする70歳のココ・シャネルが、自らの人生をふり返るというスタイルをとっています。子供時代から、成功した後まで一気にふり返るので、やや急ぎ足の印象も。『ココ・アヴァン・シャネル』に比べて、当然ながら濃度は薄め。でも、シャネルについて伝記を読むようにいろいろ知りたいと思ったら、まずはこちらから観るのがおすすめです。公開時期も、シャネル関連映画の中で最も早いことですし。本作の比類ないところは、伝説の女優シャーリー・マクレーンが、伝説のデザイナーを演じるところ。服によって、女性の意識、そして女性自身のあり方を因習から解放した歴史的人物。すでに名声を得て、伝説となっている人物を演じるには、それ相応の迫力というものが必須となりますが、マクレーンなら文句なし。自らの人生をふり返るシャネルが、要所要所で入れるコメントが、解説を加えているようにも感じられ、現代にも強い影響を与えている女性像が見えやすく描かれています。もう一本のシャネル関連の話題作は、去る5月に行われた第62回カンヌ国際映画祭のクロージング作品、ヤン・クーネン監督の『シャネルとストラヴィンスキーシークレット・ストーリー』(原題:Coco Chanel & Igor Stravinsky)です。恋多きココと、彼女が愛し、サポートしたロシアの作曲家イーゴリ・ストラヴィンスキーとの関係を描いています。見どころは、シャネルの現デザイナーであるカール・ラガーフェルドが直々に手がけたという衣裳。彼のお気に入りで、シャネルの顔としても活躍したアナ・ムグラリスが主演しているのも、あまりに出来すぎ。『ココ・アヴァン・シャネル』も、衣裳はシャネルから協力を受けていますから、さすがはフランス作品と唸らされます。さて、『シャネルとストラヴィンスキーシークレット・ストーリー』に描かれているように、ココは多くの芸術家を無名時代から支えています。ストラヴィンスキーはもちろん、パブロ・ピカソ、ルキノ・ヴィスコンティ、ジャン・コクトーら、『ココ・シャネル』でもその名が登場しています。そんな彼女に敬意を表し、“ピグマリオン”と呼ぶ人もいます。ギリシャ神話に語源を持つ“Pygmalion”とは、才能を信じ、支援して、開花させる人という意味。実は、彼女のピグマリオン精神はいまもブランドの核として息づいています。その典型が、「CHANEL PYGMALION DAYS CLASSICAL CONCERTS」。2005年からスタートしたこのプログラムは、若手音楽家たちを育てるために始まったプロジェクトの一環。今後の成長を見守り、応援していくというもので、シャネル銀座ビルディング4階にある「CHANEL NEXUS HALL」にて、無料で聴くことができます(抽選制)。私も何度か通いましたが、有名な演奏家とは、素人が聴いても明らかに違います。でも、演奏が楽しくてしょうがない気持ち、観客に語りかけようとする姿勢、フレッシュな魅力に満ちあふれていて、今後が楽しみ、頑張ってほしいなという気持ちが湧いてきます。資金で援助できなくても、こういった場に足を運び、演奏家に応援の気持ちを向けるだけでも、きっと意味のある援助となるはず。芸術家にとっても、数多くのLIVEを経験して場数を踏むということは大切なことですから。シャネル銀座ビルディングで体験する、ガブリエルのピグマリオン精神。シャネル関連の映画とともに、ぜひ味わってみてください。シャネル銀座ビルディング(text:June Makiguchi)■関連作品:ココ・シャネル 2009年8月8日よりBunkamuraル・シネマ、TOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2009 ALCHEMY/PIX ALL RIGHTS RESERVED.シャネル&ストラヴィンスキーシークレット・ストーリー 2010年、シネスイッチ銀座、Bunkamura ル・シネマほか公開ココ・アヴァン・シャネル 2009年9月18日より全国にて公開© Haut et Court - Cine@ - Warnerbros. Ent. France et France 2 Cinema■関連記事:世界で最も有名なデザイナー、伝説の物語『ココ・シャネル』イベント付き試写会に10組20名様をご招待ファッション小噺vol.108現役ミューズが演じる“シャネル”伝説世紀のデザイナーを熱演オドレイ「知られざるシャネルの喜びや悲しみを伝えたい」オドレイ・トトゥ&シャーリー・マクレーンそれぞれのシャネルが映す女の生きざま
2009年07月10日今年は、エンタメ界に素敵なシンクロニシティが起こりました。ファッションデザイナー、ガブリエル・シャネルの生涯を描いた作品が、2009年だけで3本も誕生。大地真央主演に舞台も上演されるなど、今年はまさにシャネル・イヤーなのです。シネマカフェ読者にも、シャネルのファンは多いはず。女性なら一度はシャネル・スーツに身を包んでみたいという想いがあるのではないでしょうか。数々の功績と伝説に彩られた、ココ(シャネルの愛称)の人生については、ある程度は知られています。でも、まだまだ知らないことはいっぱい。そんなココの生涯を、違った視点で辿ることができるのですから、ファッションに関心のある人にとってはこの上ない喜び。もちろん、ファッションにはそれほど興味がないという人にも、時代を築いた女性の一代記として十分に見応えを感じられるはずです。そんな作品たちの中で、成功するまでのガブリエル・シャネルの軌跡を辿っているのが、『ココ・アヴァン・シャネル』。直訳すると、シャネル以前のココ。つまり、“シャネル”としての名声を得る前の無名時代を中心に描いています。シャネル初心者にとっては、最も親しみやすい作品かもしれませんね。シャネルという魅力的な人物が形成されていった時代性、彼女の成功を後押しした数々の出来事、成功の影で犠牲になった平凡な幸せなど、背景もきちんと描かれているので、シャネルというブランドの精神や、その魅力の必然性などを感じられると思います。もちろん、「シャネルについてはいろいろ知っている」という大ファンが痺れるような仕掛けもいっぱい。ココが実際に所有していたアクセサリーが登場したり、コンセルヴァトワール・シャネルの協力により貸し出されたドレスとジュエリーが登場したり。特にファッションショーのシーンは注目。モデルたちが着用しているのは、衣裳ではなく全てが本物のシャネル。大変な眩さでした。ところで、オドレイがシャネルを演じるのでは「キュート過ぎるのでは?」と思うかもしれませんが、なかなかどうして。ボーイッシュ=中性的な魅力で、女性の社会進出の基礎を築いた芯の強さや、“デコラティブ”の対極にある“シンプル”を体現。意志の強そうな大きな瞳が、ココが秘めていたであろう情熱を、エレガントに魅せてくれました。しかも、彼女はシャネルNo.5の現役ミューズ。広告用フィルムの監督は『アメリ』のジャン=ピエール・ジュネ。以前、ニコール・キッドマンと『ムーラン・ルージュ』のバス・ラーマン監督が組んだ映像も話題となりましたが、今回も映画界のゴールデンコンビならではの、ドラマティックな映像が楽しめます。「CHANEL No.5 THE FILM」はシャネルの公式サイトで鑑賞可能。9月の『ココ・アヴァン・シャネル』公開までちょっと時間がありますから、それまではNo.5の映像を味わってみてください。次回は、シャネルを描いたほか2作をご紹介します!(text:June Makiguchi)『ココ・アヴァン・シャネル』公式サイトシャネル公式サイト■関連作品:ココ・アヴァン・シャネル 2009年9月、全国にて公開© Haut et Court - Cine@ - Warnerbros. Ent. France et France 2 Cinema■関連記事:世紀のデザイナーを熱演オドレイ「知られざるシャネルの喜びや悲しみを伝えたい」オドレイ・トトゥ&シャーリー・マクレーンそれぞれのシャネルが映す女の生きざま
2009年06月12日