全世界で大ヒットを記録した人気シリーズの最新作『セックス・アンド・ザ・シティ2』の予告編が解禁され、本作のストーリーの概要が明らかになった。今回も華やかなファッションです!その他写真はこちらから。NYで暮らす独身女性4人の友情と本音、そして恋の行方を古今東西の音楽と、華麗なファッションを交えながら描いてきた本シリーズ。1998年から全6シーズンがTV放映され、2008年には映画版も公開された。約2年ぶりとなる『セックス・アンド・ザ・シティ2』は、昨年9月から撮影を開始するも、その内容は極秘とされ、作品の内容を巡ってマスコミと数々の攻防戦を展開してきた。今回公開された最新予告編では、ジェイ・Z&アリシア・キーズの『Empire State of Mind』に乗せて、映画前作から2年後の主人公4人の日常が描かれる。その後、バーで微笑むペネロペ・クルスが登場したかと思えば、物語の舞台は美しい砂漠の地・アブダビへ。アブダビは、アラブ首長国連邦の首都で、現在はF1グランプリの開催地になっているほか、 7つ星の超高級ホテル「エミレーツ・パレス」が登場するなど、エキゾチックな観光地として知られている街だ。これまでのシリーズでは、4人が遠くへと旅立つ際は、彼女たちの人生に何かしらの“転機”が訪れてきたが、本作では、どんな事件が起こるのかに注目だ。そして、アブダビでキャリーが出会うのは何と、彼女の元恋人のエイダン!TVシリーズから本作を支持してきたファンの間ではエイダンの人気が非常に高く、中には「ビッグではなく、エイダンと一緒になった方がキャリーに幸福が待っているのでは?」との声も。そんな中、映画最新作で彼が再登場したことは大きなサプライズだが、キャリーも遠く離れた異国の地での再会に“運命”を感じている様子。ふたりの揺れ動く関係が、最新作の大きな軸になるかは不明だが、今作でもファンを驚かせる予想外の展開が待っているようだ。本作は5月27日(現地時間)に全米で公開され、6月4日(金)から日本公開される。『セックス・アンド・ザ・シティ2』6月4日(金)より丸の内ピカデリーほか 全国ロードショー(C)2010 New Line Productions Inc. and Home Box Office Inc.
2010年04月16日オスカー俳優ベニチオ・デル・トロが主演するサスペンス・ホラー映画『ウルフマン』の日本公開を記念したイベント「“ウルフマン”は誰だ!? クイズキャンペーン」の応募状況の途中経過が配給側から発表された。“ウルフマン変身後”の写真はこちら!今回のキャンペーンは、公式サイトの特設ページに掲載された“ウルフマン変身後”の有名芸能人の写真・動画を見て、その正体を応募するもの。10日から写真と動画が公開され、多くの応募が寄せられている。プロの特殊メイク・チームが“変身”させただけあり、応募開始時は不正解の割合が多かったが、ヒントや追加動画が公開されるにつれて正解率は少しずつアップしている模様。配給側は「大物俳優の北大路欣也さんからプロレスラー、野球選手、ブサイク芸人のほんこんさん、フットボールアワーの岩尾望さんまで幅広く解答が寄せられています。お笑い芸人さんの名前を挙げる方が多いです」とコメント。他にもバナナマンの日村勇紀や、元格闘家の高田延彦、俳優の阿藤快などの名前も挙がっているという。正解は、19日(月)に開催されるイベント試写会で明かされる。映画『ウルフマン』は、19世紀末の英国を舞台に、兄を殺した犯人を追う過程で、恐るべき怪物ウルフマンの襲撃を受け、自身も満月の夜におぞましい姿に変身する宿命を負ってしまった主人公(デル・トロ)の姿を描いた作品。1941年製作の古典的名作『狼男』を現代によみがえらせるべく、デル・トロは主演だけでなく、製作も担当。先ごろ来日した際には「オリジナルにオマージュをささげつつ現代風にした。若い人にも観てもらいたい」とメッセージを送っている。「“ウルフマン”は誰だ!? クイズキャンペーン」応募期間:4月19日(月)12時まで応募方法:映画『ウルフマン』公式サイト内のキャンペーンページから応募『ウルフマン』4月23日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー
2010年04月16日オスカー俳優ベニチオ・デル・トロが主演するサスペンス・ホラー映画『ウルフマン』の日本公開を記念したイベント「“ウルフマン”は誰だ!? クイズキャンペーン」のヒント画像と特別動画がこのほど公開された。ウルフマン・メイク中の有名芸能人の画像今回のキャンペーンは、公式サイトの特設ページに掲載された“ウルフマン変身後”の有名芸能人の写真・動画を見て、その正体を応募するもの。プロの特殊メイク・アーティストたちが手がけたウルフマン・メイクの完成度は高く、正体を見破るのは困難に思われたが、数日前にヒントが公開されたことから、応募数が上昇。正解率もアップしているという。とはいえ、まだ不正解の人や、「まったく正体がわからない」という人、「コンビのどちらか片方だと思うんだけど…」という人がいることから、配給側はさらなるヒントを公開。今回リリースされた画像は、何とウルフマンに変身する過程をとらえたもの。正解にたどりつくための重要なヒントになっているのはもちろん、特殊メイクの現場が垣間見える貴重な画像となっている。また特別動画では、ウルフマンに扮した有名芸能人が質問に回答。特徴的な声としゃべり方の持ち主だけに、クイズの大きなヒントになりそうだ。映画『ウルフマン』は、19世紀末の英国を舞台に、兄を殺した犯人を追う過程で、恐るべき怪物ウルフマンの襲撃を受け、自身も満月の夜におぞましい姿に変身する宿命を負ってしまった主人公(デル・トロ)の姿を描いた作品。劇中の特殊メイクは、マイケル・ジャクソンのショート・フィルム『スリラー』や、『狼男アメリカン』を手がけた特殊メイク界の伝説的存在リック・ベイカー氏が担当している。「“ウルフマン”は誰だ!? クイズキャンペーン」応募期間:4月19日(月)12時まで応募方法:映画『ウルフマン』公式サイト内のキャンペーンページから応募『ウルフマン』4月23日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー
2010年04月14日前作から2年…“あの”4人の消息がついに明らかに?6月に公開を迎える『セックス・アンド・ザ・シティ2』の特報映像が到着した。ハッピー・エンドのその先にあるものは――?「日本中の女性たちへ――準備はいい?」という挑発的な言葉で始まるこちらの特報。劇中の物語もまた、前作から2年後。それぞれのハッピー・エンドを手に、平穏な日々を過ごしていたキャリー、サマンサ、シャーロット、ミランダだったが、そもそも彼女たちに“平穏”などという言葉が似合うはずもなく…。「絶対ありえない」と思っていた「すごいこと」が勃発?煌びやかなファッションや華やかなパーティ、贅沢なバカンスといった映像に混じって「逃避行は女同士に限る」という気になる言葉と共に砂漠を闊歩する4人の姿が!いったい、“誰”からの“何のため”の逃避行なのか?彼女たちを待ち受ける運命は――。全てが前作よりさらにパワーアップ!『セックス・アンド・ザ・シティ2』は6月4日(金)より全国にて公開。※こちらの特報はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:セックス・アンド・ザ・シティ2 2010年6月4日より全国にて公開© MMIX NEW LINE PRODUCTIONS, INC. セックス・アンド・ザ・シティ 2008年8月23日より日劇3ほか全国東宝洋画系にて公開© MMVlll New Line Productions, Inc. Sex and the City™ is a trademark of Home Box Office, Inc. All Rights Reserved.■関連記事:愛されるN.Y.映画ランキング…1位は不動の『セックス・アンド・ザ・シティ』!あなたのお気に入りのN.Y.映画は?最新N.Y.映画&ドラマグッズセットを5名様プレゼント【ハリウッドより愛をこめて】『SATC2』にペネロペ&マイリー・サイラスが出演!【ハリウッドより愛をこめて】M・キャリー、ノーメイクで挑んだ映画がヒットの予感?『SATC』のミスター・ビッグ、5年越しの恋人とついに婚約
2010年03月16日プエルトリコ出身の俳優ベニチオ・デル・トロが3月3日(水)、東京・有楽町のザ・ペニンシュラ東京で最新主演映画『ウルフマン』(ジョー・ジョンストン監督)の記者会見を行い、ダンディなアラフォーシングル男ぶりを発揮した。古典ホラー『狼男』(’41)を下敷きに、19世紀の英国を舞台に、兄の死を調べるうちに謎の殺人鬼に襲われ、満月の夜に変貌するウルフマンになってしまった舞台俳優・ローレンス(デル・トロ)が、忌わしい運命に立ち向かう物語。実力派俳優として活躍する一方、ラテン系のワイルドな色気と対照的に憂いのある眼差しなどセクシーな容姿の持ち主で独身を貫いているデル・トロ。世界に女性ファンを増殖させているとあってか、司会者から草食系か肉食系か?を問われ、通訳から丁寧に質問の意味をレクチャーされると、「相手の女性によって草食系になることも肉食系になることもあるよ」とオールマイティぶりをPR。取材席最前列の女性記者からの「ワイルドでセクシーなデル・トロさんが考えるセクシーな男性の条件は?」との質問には「セクシーかセクシーでないかは持って生まれたものだと思う。僕はそのトレーニングを何かしているわけではないから、両親に感謝しているだけ」と大照れだった。一方、本作では特殊メイクアップ・アーティストの第一人者、リック・ベイカーの手でウルフマンに変身している。「朝、メイクを付けるのに4時間かかり、撮影後に落とすのには2時間で、しかも接着力が強いから大変。朝はリックを好きになり、一日の終わりには彼を恨んだ。愛憎関係にあった」と軽妙に語り取材陣の笑いを誘った。最後の質問とされた際、指名を受けた記者以外に挙手した記者を見て「最初からずっと手を挙げてくれているこちらの2人の質問には答えるよ」と男気を見せるひと幕もあった。『ウルフマン』は4月23日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:ウルフマン 2010年4月23日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2010 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.■関連記事:ベニチオ・デル・トロ、エミリー・ブラントとマドリッドで新作プレミアに出席
2010年03月03日デンゼル・ワシントンとゲイリー・オールドマンの共演で話題を呼んでいるアクション大作『ザ・ウォーカー』の予告編が到着!あわせて、本作の監督であり、先頃「ニューヨーク・マガジン」WEB版で大友克洋の人気コミック「AKIRA/アキラ」の実写映画化の監督就任の交渉に入っていると報じられたアレン&アルバート・ヒューズ兄弟のインタビューのコメントも届いたが、ここでアルバートは「AKIRA/アキラ」への強い思いに言及。図らずも実写版『AKIRA/アキラ』について交渉中という噂の信憑性を高めることに…。本作は荒廃した近未来の世界を舞台に、世界にたった1冊残された本を“ある目的”のためにひたすら西へと運ぶ男(デンゼル・ワシントン)の旅路が描かれる。その本を探し求める独裁者をゲイリー・オールドマンが演じ、物語とともに本に書かれた秘密やなぜ男は“西”に向かうのか?などといった謎が明らかにされていく。双子のヒューズ兄弟は弱冠20歳にして『ポケットいっぱいの涙』の原作者兼監督としてセンセーショナルなデビューを飾り、その後も彼らの才能にほれ込んだジョニー・デップと組んだ『フロム・ヘル』など話題作を世に送り出してきた。先日行われた本作に関するインタビューの中で、アルバートは「影響を受けた日本のコンテンツは『AKIRA/アキラ』だね。ずっと昔からファンだったし、いまもこの手に持っているよ!」と語っていたことが、このたび明らかに。先述の既報の真実性がより高くなったと言えるだろう。偶然にも本作も「AKIRA/アキラ」も舞台は荒廃した近未来。報道と今回のコメント、そしてこの類似点とあわせて想像と期待が膨らむが…。『AKIRA/アキラ』に関しては正式発表を待つとして、まずは『ザ・ウォーカー』をチェック!なぜ男は西に向かうのか?その本には何が書かれているのか?壮絶な戦いの末に訪れる衝撃のラストとは――?『ザ・ウォーカー』は6月19日(土)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。※こちらの予告編はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:ザ・ウォーカー 2010年6月19日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2009 ALCON FILM FUND, LLC■関連記事:デンゼル&G・オールドマン新作プレミアに揃い踏み!16分連続アクションに自信
2010年02月23日先日公開を迎えた『ボーイズ・オン・ザ・ラン』に主演している峯田和伸(銀杏BOYZ)から、動画メッセージが到着した。花沢健吾による同名人気漫画を原作にした本作。峯田さんは、非イケメンのサエない…でも熱い主人公・田西を熱演している。峯田さん自身、原作の大ファンを公言しており、原作を愛するがゆえ、原作ファンの観客が観ても楽しめる作品にすべく、並々ならぬ決意と熱意を持って本作に臨んだ。こちらの動画の収録に先立って行ったインタビューでは、聞いているこちらがヒヤヒヤしてしまうようなきわどい発言も次々と飛び出したが、こちらの動画コメントでは独特のユーモアあふれる語り口で作品の魅力を熱弁している。曰く「お見苦しい部分も多々あるとは思いますが、リアルな映画になっています」。「胸をえぐられる」、「非日常的な温かい気持ちになれる映画…ではないんですが…」(峯田さん)という『ボーイズ・オン・ザ・ラン』。一体どんなどんな仕上がりになっているのかは映画館で。まずは、熱き男が全身全霊をかけて役に込めた思いを動画でチェック!『ボーイズ・オン・ザ・ラン』はテアトル新宿、シネセゾン渋谷ほか全国にて公開中。※こちらの動画コメントは、MOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY峯田和伸インタビュー■関連作品:ボーイズ・オン・ザ・ラン 2010年1月30日よりテアトル新宿、シネセゾン渋谷ほか全国にて公開© 2009花沢健吾/「ボーイズ・オン・ザ・ラン」製作委員会■関連記事:『ボーイズ・オン・ザ・ラン』峯田和伸インタビューさらけ出す男の矜持!峯田和伸の「押尾学のスピリット」発言にドキッ!イケメンVS非イケメンで大激論松田龍平と峯田和伸のケンカの軍配は…?亡き父・優作を知る小林薫「感慨深い」キャスト、監督舞台挨拶付き『ボーイズ・オン・ザ・ラン』試写会に25組50名様ご招待“ダメ男”峯田和伸VS“ヤリ手”松田龍平美女めぐり熾烈なバトル勃発!
2010年02月03日Wikipediaじゃあるまいし、自分の過去の警察沙汰についてまで包み隠さず自らのブログのプロフィール欄に掲載している人もめったにいない。峯田和伸は、自分を飾ろうともかっこよく見せようともせず、ありのままをさらけ出す。それはインタビュー中も変わらない。だから登場人物への共感を語る際に「僕も中途半端な形で女の子を捨てた経験もあるし…」とか「元カノの名前を曲名にして歌ってたらその親から怒られて…」なんてこちらがヒヤヒヤするエピソードが次々と出てくる。銀杏BOYZの歌手、そしてもはや“俳優”として確固たる地位を築いている彼の最新主演作『ボーイズ・オン・ザ・ラン』。暑苦しくて、かっこ悪くて、一生懸命な主人公・田西を彼はどのような思いで演じたのだろうか?田西への“憧れ”と青山への“共感”原作は「週刊スピリッツ」(小学館刊)に連載された花沢健吾の同名人気漫画。「連載当時から、『ボーイズ・オン・ザ・ラン』の部分は切り取っていた」と言うほどの原作ファンであった峯田さんにこの役のオファーが来たのはやはり運命か?田西という役柄への思いを尋ねると「憧れと共感がある」という答えが返ってきた。「僕には自分の表現したいもの…バンドという存在があったけど、田西はそれを見つけられないまま生きてきた。それが、ちはる(黒川芽衣)という自分にとっての“夢”ができて、それを追いかけるようになる。峯田和伸は、田西よりも小器用で、妥協するところもきっとあると思うんですよ。でも、田西にはそれがなくて、向こう見ずのまま、迷惑を掛けながら突っ走る。そこは憧れですね。僕は、松田龍平くんが演じた(敵役の)青山にも共感できるんです。僕自身、1回きりで女の子捨てた経験もあるし…だから僕は田西になれない。その分、憧れておれの分まで頑張ってくれ、と思うんですよね」。田西を演じる上で、オファーが届いたときから撮影を終えるまで、あえて原作を一度も手に取らず、脚本と監督との話し合いの中で役を作り上げていったという。「原作の中の田西を意識したら、原作は超えられないし映画化する意味はない。監督とは『僕らの“ボーイズ・オン・ザ・ラン”を作ろう』という話をしました。原作ではこのシーンで、田西はこういう表情してた、とかいうことが頭に入ってくると本番で身動きが取れなくなってしまうし、嘘になっちゃうんですよ。セリフは原作からの借り物であっても、峯田和伸が黒川芽衣に向かい合ったときの空気感を大切にして、それが伝わるようにしようと思いました」。名前と顔をさらけ出して語ることによる衝撃それにしても、田西の行動は凄まじい。見ていてどこか、自分の中にある隠しておきたい様々な恥ずかしいことをほじくり返されているかのような気持ちにすらなる…。みっともない部分も含め、自分の全てをさらけ出す――。そんな生き方は、峯田さんのスタイルにそのまま通じるようにも感じるが…。峯田さん自身はなぜ、そこまでさらけ出せるのか?「いや、僕はそこまでムチャはしないですよ、恋愛においては(苦笑)。嫌われたくないんで…。僕自身のそういう生き方は、決して単なる性格というわけではないですね。例えば、ネット上の掲示板とかで名前出さずにいろいろ言ったりする気持ちは僕も分かる。でも、僕は名前も顔も出して汚いことや変なことをガンガン言った方が与える衝撃は大きいだろうと信じてる。だから僕は自分を全て出して言おう、と。そういう意図はありますね。まあ、なんぼ、『隠してない』と言われても、隠してる部分はありますから、そこは計算高いですよ(笑)。でも、僕が憧れる人には、例えばジョン・レノンもそうですが、『かっこつけず、そのままの君を表現できたらこんなにかっこいいことはないんだよ』という部分があるんです。究極的にはそこかな。“誰かのために”ではなくて“目の前の人”に届けばいいと思って歌っているので」。と、ここで冒頭の“元カノ”エピソードが出てくるところが峯田さんらしいのだが…。本作では主題歌「ボーイズ・オン・ザ・ラン」も担当しているが、彼の音楽を少しでも聴けば、峯田さんにとって、音楽という存在がいかに大きなものかが即座にわかる。では、“演じる”ということは峯田さんにとってどういうことなのだろうか?「音楽に関して言うと、大学で始めてから曲作るのもプロデュースも、ライヴもCD制作も全て、自分たちの手でやって来た。それに比べると、演じるというのは他人に預けられる部分なんです。監督の『スタート!』の声に対して動いて、たとえ自分が納得できなくても監督にとってOKならそれはOKなんですよ。そういう意味で音楽とは違うモードでできるんですよね。声も動きも含めて、そうやって人目にさらされるのはある意味、気持ちいいです」。『夢をあきらめないで』を原曲キーで熱唱!そう言われるとついつい、次の俳優としての活動に期待してしまうが…と話を振ると、即座にかぶりを振った。「役者自体、しばらくやりたくないかな…というかいまは考えられないですね。いまはバンドでいっぱいいっぱい」。このはっきりとした部分が魅力だが、とはいえ何とかまた次の作品を早く観たいところ。最後に一点、劇中のあるシーンについて質問。決戦を前にした田西が、カラオケで音を外しながら熱唱する場面があるのだが、さすが峯田和伸!と言うべきか、音を外しつつも妙に心に響く歌声を披露している。へたくそなのにかっこいいこのシーン。どんなことを意識して歌ったのだろうか?「あそこは、『田西だったら?』とか考えずに嘘がないように、という気持ちで思い切り歌ってます。あの状況で岡村孝子さんの『夢をあきらめないで』を原曲のキーで歌ったら、ああなったんです(笑)。あの頃は、撮影も佳境で体力的にもヘロヘロで、にんにく注射を打って歌って…あれが僕の限界です!」■関連作品:ボーイズ・オン・ザ・ラン 2010年1月30日よりテアトル新宿、シネセゾン渋谷ほか全国にて公開© 2009花沢健吾/「ボーイズ・オン・ザ・ラン」製作委員会■関連記事:峯田和伸の「押尾学のスピリット」発言にドキッ!イケメンVS非イケメンで大激論松田龍平と峯田和伸のケンカの軍配は…?亡き父・優作を知る小林薫「感慨深い」キャスト、監督舞台挨拶付き『ボーイズ・オン・ザ・ラン』試写会に25組50名様ご招待“ダメ男”峯田和伸VS“ヤリ手”松田龍平美女めぐり熾烈なバトル勃発!
2010年01月29日花沢健吾による漫画原作を人気バンド「銀杏BOYZ」の峯田和伸を主演に迎えて映画化した『ボーイズ・オン・ザ・ラン』の完成披露試写会がこのほど都内で開催され、キャスト・監督による舞台挨拶が行われた。峯田さんを始め、共演の松田龍平、黒川芽以、小林薫、リリー・フランキー、三浦大輔監督、そして原作者の花沢さんも来場し、会場は大きな盛り上がりを見せた。人気の演劇ユニット「ポツドール」を率いて活躍し、本作で映画界への進出を果たした三浦監督は、主演の峯田さんについて「選んで間違いなかった」と断言。「初めは、互いに人見知りなので全く話せずにお見合いみたいだったんですが…」と照れくさそうに付け加えた。峯田さんは以前から原作の大ファンだったということで主演のオファーが来たときの気持ちを「言葉にならなかったです。実は、心のどこかで映画化してほしくないという気持ちもあり、『これは困ったな』と思いました」とふり返った。松田さんが“悪役”に扮しているというのも見どころのひとつ。峯田さんとは劇中、ケンカのシーンもあるが、松田さんは「僕は殴ってる方でしたので…峯田さんは大変だったんじゃないでしょうか(笑)?」と語ると、峯田さんは「実はあのとき、みぞおちに龍平さんの蹴りが入ってすごく痛かった」と苦笑交じりに告白。さらに「あのシーンは撮影も終わりの方で、いろんな張りつめていたものがきれてしまったというか…気がついたら泣いてました」と強い思い入れを感じさせるエピソードを明かしてくれた。ヒロインのちはる役の黒川さんは、峯田さんの印象について「初めてお会いしたときは『田西がいる!』って思いました。私は人見知りの人をいじるのが好きなので、すごく話しかけたんですが、峯田さんには迷惑だったかも」といたずらっぽく笑った。ベテランの小林さんは、若い俳優、スタッフとの仕事を楽しんだようで「ポツドールの芝居は見てたので、三浦さんが撮ると聞いて何でもいいから出ると言ったんです。龍平くんを見たときは、父親(故・松田優作)を知ってるから感慨深かった。峯田くんは…うまく言えないんですが、尊敬してます。『参ったな』という感じです」と賛辞を贈った。そして、リリーさんは本作では“社長”役。「俺ももう、社長なんかをやる年齢になったんだな」と言いつつ「青春ってのは年齢じゃない。この映画のコピーになっていますが、真剣になったときが青春だというのは本当です。(峯田さん扮する)田西を見てると、自分の青春は始まったのか?それともいままでなかったのか?と考えさせられます」とまだまだ“青春時代”。花沢さんは「キャストが決まって、撮影が始まってもなかなか実感が沸かなかったです」と語るように、自身の作品の映画化が信じられなかったという。ちなみに本作に出演もされているので、ファンは要チェック!三浦監督が「不器用な映画だけど、必死さは伝わると思う」と語る『ボーイズ・オン・ザ・ラン』は2010年1月30日(土)よりテアトル新宿、シネセゾン渋谷ほか全国にて公開。■関連作品:ボーイズ・オン・ザ・ラン 2010年1月30日よりテアトル新宿、シネセゾン渋谷ほか全国にて公開© 2009花沢健吾/「ボーイズ・オン・ザ・ラン」製作委員会■関連記事:キャスト、監督舞台挨拶付き『ボーイズ・オン・ザ・ラン』試写会に25組50名様ご招待“ダメ男”峯田和伸VS“ヤリ手”松田龍平美女めぐり熾烈なバトル勃発!
2009年12月17日29歳、素人童貞、弱小企業で働くダメ男に遅ればせながら到来した“青春”を描き、圧倒的支持を集める花沢健吾の傑作漫画「ボーイズ・オン・ザ・ラン」(ビックスピリッツコミックス刊)が映画化、来年公開される。すでに、主人公・田西役に「銀杏BOYS」のボーカルとしてカリスマ的人気を誇り、『少年メリケンサック』や『色即ぜねれいしょん』など俳優としても活躍する峯田和伸、田西の憧れのヒロインのちはる役に黒川芽以というキャスティングが発表されていたが、このたび、田西の敵役となるヤリ手営業マン・青山を、松田龍平が演じることが明らかとなった。峯田さんが扮する田西は、営業先ではバカにされ、実家暮らしでエロビデオ三昧の毎日。憧れの同僚・ちはるを想う悶々とする日々の中、エリート営業マン・青山の手ほどきで、何とその恋に実りの予感が!だが、その裏には青山の影が…。事態が最悪な方向に転がっていく中で、遂に男・田西の恋心に火がつく!松田さん演じる青山は、表の顔は爽やかでデキる男。だが、裏では、ちはるをお遊びで横取りしようと企む、冷酷非道なヤツ。松田さんの豹変ぶり、さらに新鮮な組み合わせとなる峯田さんとの対決に注目が集まる。本作で初メガホンに挑んだのは、一見低俗で下品な中に人間の本質をえぐり出す表現で、2006年には「愛の渦」が岸田國士戯曲賞を受賞した、劇団「ポツドール」主の宰・脚本・演出の三浦大輔。さらに、田西を応援するソープ嬢にYOU、弱小企業の社長役にリリー・フランキー、飲んだ暮れのダメ中年・鈴木さん役に小林薫と、個性的な面々も集結し、笑いと共感を呼び起こす。映画『ボーイズ・オン・ザ・ラン』は2010年新春、シネセゾン渋谷、テアトル新宿ほか全国にて公開。■関連作品:ボーイズ・オン・ザ・ラン 2010年新春、シネセゾン渋谷、テアトル新宿ほか全国にて公開© 2009花沢健吾/「ボーイズ・オン・ザ・ラン」製作委員会
2009年09月15日昨夏、世界中で大ヒットした『セックス・アンド・ザ・シティ』の続編『セックス・アンド・ザ・シティ2』(原題)が1日にニューヨークでクランクインした。この日はマンハッタンでロケが行われ、ヒロインのキャリー・ブラッドショウを演じるサラ・ジェシカ・パーカーがアッパー・イーストサイドに登場した。撮影されたのは、前作にも登場したニューヨークのアパートからキャリーが出てくるシーン。ハルストンの白いドレスにクリスチャン・ルブタンのゴールドのハイヒール、シャネルのクラッチ、と高級ブランドで揃えたこだわりの装いで決めていた。撮影現場にはキャリーの夫であるミスター・ビッグを演じるクリス・ノースもいたが、キャリーの親友3人を演じるキム・キャトラル、シンシア・ニクソン、クリスティン・デイヴィスらの姿はなかった。前作同様、今回も詳細は極秘扱いだが、モロッコ・ロケの予定もあり、さらにゴージャスなストーリー展開も期待できそう。公開は来年5月28日を予定している。(text:Yuki Tominaga)© Rex Features/AFLO■関連作品:セックス・アンド・ザ・シティ 2008年8月23日より日劇3ほか全国東宝洋画系にて公開© MMVlll New Line Productions, Inc. Sex and the City™ is a trademark of Home Box Office, Inc. All Rights Reserved.セックス・アンド・ザ・シティ2 (原題) 2010年6月、全国にて公開■関連記事:【ハリウッドより愛をこめて】「SATC」にケイティ・ホームズが参戦!?ハリウッドで最も稼ぐ女優が決定!今年はアンジェリーナ・ジョリーサラ・ジェシカ・パーカー夫妻が、双子の赤ちゃんとの家族写真を公開!サラ・ジェシカ・パーカーの代理母が双子の女の子を出産過熱するゴシップ取材に、アラフォー女優たちが怒り心頭
2009年09月03日いま、世界で最も注目を集める映画監督のひとり、トラン・アン・ユンの最新作『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』がついに公開を迎えた。この俊英ベトナム系フランス人監督は、物語の中心に“痛み”と“狂気”をまとった3人の男たちを据えたが、木村拓哉、イ・ビョンホンという日韓のスターと共に、アメリカから監督の招集に応じたのはジョシュ・ハートネット。ハリウッドの大作に背を向け、己の道を突き進む姿は自らが演じた探偵・クラインそのもの。何が彼を突き動かすのか?その柔和な笑顔の奥に迫った。「監督は独特の“声”を持っている」今回の出演の決め手を「何よりトラン・アン・ユン監督の存在」と語るジョシュ。以前から監督の作品を観て、その表現力に心酔していたという。「独特のユーモア、“声”を持っている監督だと感じて、前から一緒に仕事がしてみたいと思ってたんだ。でも、最初の段階では、クラインは45歳という設定。当時27歳の僕には無理だと思っていたよ。初めて監督と会って5分くらい話をしたとき、彼はただ、ニヤニヤしてるだけでほとんど喋らなかった。そのミーティングが終わって車に戻るまでにエージェントから『君に決まったらしい』って電話があったんだ」。何ともこの2人らしいやり取りとも言えるが…。では実際に監督の演出はどうだったかというと?「彼は現場でもすごく優しくて、知的な人間だよ。いつもいろんなことを考えていて、僕の演技を見終わるとこう言うんだ。『うん、少し違うことをやってみようか。もうちょっと面白いことをやってみない?』ってね。演出というよりは、僕にもっと実験することを求めているような感じかな。物腰はすごくソフトで静かなんだけど、鉄の意思を持ってる。アーティストとして確固たる自信を持っていて、何が正しいかということをよく分かっているんだ」。今回演じたクラインは、かつての殺人の記憶に苦悩する元刑事の探偵。木村さん扮する青年・シタオを始め、捜している人物に“同化”するという独特のアプローチ方法をとるが、ジョシュ自身はこの男にどうやってなりきったのだろうか?「監督が現場で物語をどんどん変えていくというタイプだったので、僕としてはまず、どんな変更があっても自分のキャラクターから離れないように心がけたよ。昨年、自分でプロデュースした作品では、徹底的なリサーチを基にキャラクターを自分で作り上げていったけど、今回に関しては“狂気”を秘めた男なんて周りにいないからリサーチのしようもなかった。想像力を武器に作っていったよ」。この世の地獄に舞い降りた堕天使と悪魔と救世主クライン、シタオ、そしてビョンホンが扮したス・ドンポと非常に複雑な内面を抱えた3人を、ジョシュはどのように捉えたのか?その考察は興味深い。「クラインに関して、“狂気”と表現したけど、もちろんそれだけじゃなく、彼は捜している人物にあまりにも共感し、同化してしまうところがある。それは欠点であり、自らを痛めつける原因になってしまうけど、そうせずにはいられないんだ。作品自体、非常に宗教的で、監督が描いているのはこの地球上に存在する地獄だと思う。クラインは、そこで苦悩し、迷う“堕天使”とも言うべき存在なんだ。ドンポはまさにこの世の“悪”を体現している人物だ。でも冷血な彼にも一つだけ弱点があって、それはある女性を愛し過ぎているということ。彼の執着心は、まさに人間が持つ欲望を象徴している。そして、シタオは現世におけるイエス・キリスト、救世主と言える。とはいえ、簡単にカテゴライズできないのがこの映画、キャラクターたちの特徴。観る人に全ての解釈を委ねているんだ」。この説明を聞いただけでも、本作がハリウッドのブロックバスター(莫大な予算で作られた作品)とは一線を画した作品だとお分かりいただけるだろう。ハリウッドでの“成功”に背を向け、こうしたアート志向の作品への出演を続けることについて、彼はこう語る。「確かに、ハリウッドで仕事をしていれば、いろんな監督と仕事をするチャンスがある。もちろん役柄もね…例えばヒーローの役だったり。でも、僕自身は一人のアーティストとして、もう少し実験的なことに挑戦していくのが好きなんだ。エージェントから何か言われないかって?実際、解雇したヤツも数人いるよ(笑)。まあ、僕の存在が忘れられないように、もう少しバランスを取る必要があるとは自分でも思っているんだけどね。でも、こういうことをやってるときの方が楽しいんだ。中でも今回の作品は、もう二度と経験できないだろうっていうぐらい、ユニークなものになったし満足してるよ」。最後にお気に入りのシーンを尋ねると、とびっきりの笑顔を浮かべながら「ドンポが部下をハンマーで殴り殺すところ!」との答えが…。ハリウッドという大きなエネルギーの中心にいながら、常に新たな“実験”に挑み続ける、そんな男の素顔が垣間見えた。■関連作品:アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン 2009年6月6日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開© Lam Duc Hien, Photographerノルウェイの森 2010年秋、全国東宝系にて公開■関連記事:“ホスト”キムタクのもてなしでビョンホン、ジョシュ揃い踏み3,660人が悲鳴!キムタク最新作、日本でワールド・プレミア開催決定前売特典にポスターも!キムタク×イ・ビョンホン競演作6月公開監督が明かす「かつてない拓哉」の姿とは?原作ファンの賛否やいかに?村上春樹の「ノルウェイの森」が遂に映画化!
2009年06月07日