『LOST』シリーズや『SUPER 8/スーパーエイト』など謎に満ちた作品を多く手がけてきたJ.J.エイブラムスが製作を務める映画『10 クローバーフィールド・レーン』の特報映像が公開になった。『10 クローバーフィールド・レーン』特報映像タイトルだけが発表されだけで、謎に満ちていた本作。このほど公開になった映像は、自動車がクラッシュする衝撃的なシーンではじまる。車に乗っていた女性ミシェルが目をさますと、そこはシェルターのような閉鎖された空間で、見知らぬ男が「人類は滅亡した」という。しかし、ミシェルは男に抵抗し、建物を脱出。そこで彼女を待っていたのは、人類の想像を絶する“何か”だった。エイブラムスと彼が率いるバッド・ロボット・プロダクションズ(建物の前の通りの名前が“クローバーフィールド”なのは有名なエピソード)は、謎に満ちたドラマで観客の興味をひきつけ、数多くのヒット作をおくりだしてきたが、本作でも映像の後半に登場する“何か”の正体はいまだに明らかになっていない。しかし、公開された映像にはその姿がほんの少しだけ映っており、“少しだけ見てしまったことで、さらに想像と期待がふくらむ”内容になっている。『10 クローバーフィールド・レーン』6月17日(金) 全国公開
2016年04月28日実写版のシンデレラ役などで知られる英女優のリリー・ジェームズがバーバリーのフレグランス「マイ・バーバリー」の広告塔に起用された。今夏のキャンペーンに登場することになったリリーは、このコラボについて「バーバリーのチームに正式に参加することになって興奮しています。英国人であることをとても誇りに思っていますから、これは大きな意味を持っています」と話す。リリーはソーシャルメディアでも、「マイ・バーバリーの新しい顔になったことを喜んで発表するわ。2016年8月にお披露目になるキャンペーンを楽しみにしていてね!」とこのニュースを発表した。リリーのキャンペーンは、ファッション写真家のマリオ・テスティーノが手掛ける広告ヴィジュアルのほかに、映像も公開されることになるという。ケイト・モスとカーラ・デルヴィーニュがモデルを務めてきた「マイ・バーバリー」の新キャンペーンの内容についてはあまり明かす気がない様子のリリーだが、「キャンペーンの一番最初の撮影はとても特別だったわ。あまり詳細を言いたくないけど、自分のまた違う面を見せられたのはとても楽しかったわ」と撮影の感想を語った。(C)BANG Media International
2016年04月21日ジェームズ・キャメロン監督は、新作『アバター』4作品を同時に製作していく予定だという。2009年作『アバター』でメガホンを取ったキャメロン監督が『ゴッドファーザー』3部作を同時に製作するようなものと表現する新作4部作は、第2弾が2018年クリスマスまでに公開予定となっており、その後3作は2020年、2022年、2023年に順次公開予定だ。そんな期待高まる新作4本を同時に撮影していくというキャメロン監督は、「一つ一つの作品がバラバラではなくて、一つの大きな作品なんだよ。一つのミニシリーズを撮影するようなそんな感じかな。だから僕たちはすべての作品を同時に撮影していくつもりなんだ。例えば月曜日には第4弾のあるシーンを撮影して、火曜日にはほかのものから別のシーンを撮影するみたいな感じさ」と語る。『タイタニック』、『エイリアン』シリーズ、『ターミネーター』シリーズなどを手掛けてきたキャメロン監督だが、同時に4本の作品を撮影するのはこれまでのキャリアの中でも最大の挑戦であるとフェイマス・モンスターズ・オブ・フィルムランド誌のインタビューに続けた。「8時間にわたるストーリーを制作しているわけだよ。頭の中で正確に今どのストーリーの部分に取り掛かっているのか整理しながら進めていくのはとても大きな挑戦になるだろうね。僕が経験した中でも一番難しい挑戦かもしれないね」と話す。さらに、「出演陣にとっても挑戦であることは間違いないだろうね。『違う、違う。この登場人物はまだ死んでないよ。君はまだ人生のこの段階にいるんだよ』みたいな感じだよ。これは一つの大きな物語なんだ。なんだか『ゴッドファーザー』の3作品を同時に作っているような気分だよ」と語った。(C)BANG Media International
2016年04月20日株式会社ポケモンとNianticは3月4日、Android・iOS端末向けゲーム「Pokémon GO」のフィールドテスト参加者を募集開始した。Nianticは「Ingress」の開発・運営会社。Pokémon GOは、現実の世界を舞台にポケモンの捕獲、交換、バトルなどを体験できるゲームアプリで、2016年のリリースを予定している。フィールドテストの実施期間は3月下旬。フィールドテストは、機能やゲームバランスの改善を図る目的で行われる。参加者は自身のスマートフォンに開発中のアプリをダウンロードし、実際に遊んで機能をテストする。なお、フィールドテストで作成したデータを、サービスの正式スタート後に引き継ぐことはできない。応募要件は、日本在住でiOS端末(iPhone 5以降)かAndroid端末(Version 4.3以降)を持っている人。参加登録画面には、Ingressのレベルを任意で入力する欄がある。募集期間は未定で、応募は予告なく締め切る場合があるとのこと。なお、技術的な理由により、iOS版の募集数は大幅に限定するとしている。詳細はNianticのWebサイトを参照いただきたい。
2016年03月04日俳優のダニエル・クレイグが、米新ドラマ『ピュリティ』出演のために、『007』シリーズのジェームズ・ボンド役を降板したと伝えられている。10年近くに渡ってイギリスのスパイ・007を演じてきているダニエルだが、同ドラマへの出演に向けて契約を終了する方向だと見られているという。人気作家ジョナサン・フランゼンの小説のドラマ化となる同作は複数シーズンの放送が見込まれており、ダニエルがボンド役を演じる時間はなくなる模様だとザ・サン紙は報じている。しかしダニエルは、前作『007 スペクター』が昨年公開された際には、もうボンド役を演じるのはこりごりだと発言していたため、今回の話の流れは当然と言えば当然のこととも言えそうだ。当時ダニエルは、また『007』の主役を演じたいかという質問に対して「そんなのやるくらいならこのコップを割って手首を切ったほうがマシだね。今は全くやりたくないよ。今はこりごりなんだ。もう終わったから、今はとにかく前に進みたいんだよ」と答えていた。その一方で、2012年作『007 スカイフォール』で得たとされる1,070万ドル(約12億円)のギャラでボンド史上最高額の俳優となったとされているダニエルは、シリーズ出演の契約があと1本残っていると先日明かしていたところでもある。(C)BANG Media International
2016年02月16日『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で北米興行収入歴代最高を記録し、映画史を塗り替えたJ.J.エイブラムス製作の最新作『10 クローバーフィールド・レーン』の日本公開が2016年上半期に決定し、あわせてオリジナルトレーラーが解禁となった。ある日、目を覚ましたら、自分がシェルターの中にいることに気付いた若い女性。その日から「きみを救うためにここへ連れてきた」と話す見知らぬ男との共同生活が始まる。果たして見知らぬ男は信用できるのか?それとも彼女の知らない目的があるのか?トレーラーのクライマックスではシェルターから抜け出そうとする女性の表情で終わる。シェルターのドア越し、彼女の眼に見えていた世界とは――?現在、明らかにされているキャスト陣はたった3名。主人公を演じるのは、『ダイ・ハード』シリーズでブルース・ウィリス演じるジョン・マクレーン刑事の娘、ルーシー役を演じ人気急上昇中のメアリー・エリザベス・ウィンステッド。謎の男に、『ビッグ・リボウスキ』『ミケランジェロ・プロジェクト』など幅広いジャンルで活躍する演技派俳優ジョン・グッドマン、もうひとりの男をトニー賞受賞歴もあるなど、舞台でも活躍するジョン・ギャラガー・Jr.が好演する。詳しいことは何も明かされていない本作。突如発表されたタイトルは『10 クローバーフィールド・レーン』だが、『クローバーフィールド/HAKAISHA』との関係は謎である。本作の続報を楽しみに待ちたい。『10 クローバーフィールド・レーン』は2016年上半期、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月15日2009年の大ヒット作『アバター』の続編の公開予定日が、2017年冬に決定した。ジェームズ・キャメロン監督が「クリスマス時期の12月17日公開を目標にしているよ。とにかく、これが今僕らがお知らせしたことだよ。まあその事実よりも僕らが3つの映画を完結させてそれを1年ごとに公開していくことの方が重要だね。僕はその3つの映画作品をメタ・ナラティブと呼ぶね。一つ一つの作品は単体なんだけど、3つで大きな一つの物語を作り上げているんだ」とモントリオール・ガゼットに明かした。さらに、キャメロン監督は撮影に向けての準備について「デザインの準備はほとんど終わったかな。これはとてつもなく大きなタスクだよ。約2年間かかるからね。登場するキャラクター、景色、パンドラの中にできた新しい世界の部分が終わったかな。脚本は現在も進行中だけど、もうほとんど終わっているね。技術的な面、ステージセットや基盤も完了。だからあと1年以内には撮影がスタートできる準備が整っているんだ」と続けた。(C)BANG Media International
2015年12月25日ジェームズ・キャメロンは、『アバター』続編の脚本を仕上げているところのようだ。2017年に公開予定となっている待望の同作で監督を務めるキャメロンは、2009年公開の大ヒット作の続編に向けて脚本とデザインにおける仕上げ段階にいることを明かしており、第1弾がまぐれのヒットでなかったことを証明しようと意気込んでいる様子だ。エンターテイメント・ウィークリー誌にキャメロンは「今は3冊の脚本にまた新たな角度を取り込んでいる過程なんだ。デザインの行程と並行してね」「デザインの過程はかなり出来上がってきているよ。1年半もデザインを手がけているからね。全キャラクターや舞台、生物とか全てがほぼ出来上がっているんだ」と話した。一方で、以前にはシガニー・ウィーバーが、自身のキャラクターは前作で重傷を負っていたにも関わらず「SFの世界では絶対に誰かが死ぬことはない」として続編にも登場することをほのめかしていた。「私はとにかくすごくクールなキャラクターを演じることが分かっているから、知っている範囲内で役作りに取り掛かっているわ。まだ撮影は始まっていないけど、始まったら1年半くらい地球から姿を消すことになるんじゃないかしら」とシガニーは話していた。(C)BANG Media International
2015年12月21日演じることに身を捧げた役者であっても、誰もが知る実在の人物を演じるのは恐ろしいことだという。ましてや、それが世紀のハリウッドスター、ジェームズ・ディーンであれば尚更だ。『ディーン、君がいた瞬間』でジェームズ・ディーン役のオファーを受けたデイン・デハーンも、「あまりに怖くて、断る理由がいくつも浮かんだ」と振り返る。だが、完成した映画には、ジェームズ・ディーンがいた。外見的な特徴や話し方だけでなく、そこにあったのは彼の心。一体、デインはどのようにしてジェームズ・ディーンの魂に近づいていったのだろうか。「なるべく多くの資料を読んだんだ。でも、そのどれにも違うことが書いてあったから、何が正しくて何が間違いかを取捨選択する必要があった。ある本には『彼はマルボロの煙草しか吸わなかった』と書いてあったけど、別の本には『キャメルしか吸わなかった』とある。また別の銘柄だと書いてある本もあったしね。だから、僕は『わかったぞ。要するに彼は煙草が好きだったんだな』って(笑)。彼が何をし、それが彼のどんな面を表していたのか。自分なりに分析し、彼の考えや気持ちを見つけ出すようにしていったんだ」。物語は単にジェームズ・ディーンの人生を追うのではなく、若手写真家デニス・ストックと彼の関係に焦点を当てている。どこか鬱屈を抱えたディーンに惹かれるストックと、自分を見失ったストックを翻弄するディーン。人生にもがく青年2人の青春物語にもなっているのが興味深い。「彼らの関係はとてもユニークだと思う。2人はそれぞれ違うタイプのアーティストだけれど、アーティストであることが共通点にもなっているんだ。ある意味、同じ道を歩んでいく2人の姿を追っていく映画だとも言えるよね」。ちなみに、映画の中のディーンは写真を撮られることに居心地の悪さを感じていたが、「僕も撮られるより撮る方が好きかな。最近はもっぱらiPhoneでね。僕にあってジェームズ・ディーンにないものもiPhoneだし(笑)」。お気に入りの1枚もあるそうだ。「ハネムーンで撮った1枚だね。妻が月を背に立っているのだけど、手でハートの形を作っているんだ。そのハートの中に月が写っていて、妻の姿はシルエットになっている。自分で言うのも何だけど、なかなかいい出来だと思うよ」。また、劇中にはジミーが本来の自分に戻れる場所として故郷が登場するが、「僕にとっては、今住んでいる自宅がそれにあたるかな」とのこと。実は、このインタビューも自宅のベッドの上からスカイプで応じてくれた。「こっちは朝の8時だけど、たっぷりと睡眠をとった後だし、リラックスしながらインタビューを受けているよ(笑)。撮影中はずっと家を離れることが多いから、やっぱり早く家に帰りたいなと思ってしまう。だからこそ、オフの時はなるべく家で過ごすようにしているんだ。世界中を飛び回る俳優の仕事は本当にエキサイティングだけど、家を離れなくちゃいけないのがね。ちょっと悩ましいかな」。世界中を飛び回る背景には、「様々なタイプの作品に出たい」という思いがある。尊敬する俳優は、アル・パチーノとフィリップ・シーモア・ホフマン。「作品ごとに異なるチャレンジをし、彼らのような役者になりたい」と力強く語る。「それが、僕にとってはすごく大事なことなんだ。今はSFアドベンチャーに関わっているところなんだけど、その前はホラー映画を撮影していたし、その前は17世紀のロマンス映画に出演した。その前は『ディーン、君がいた瞬間』だしね。そうやって、なるべくいろいろな作品に出会っていければいいなと思っている」。映画は「作るだけでなく、観るのも好き」だそうだ。「ものすごくささやかな映画か、あるいはものすごくスケールの大きい映画が好き。極端なんだ(笑)。映画館に行くのも大好きで、『ジュラシック・ワールド』や『ゼロ・グラビティ』みたいに映像のすごい作品はなるべく映画館で観るようにしている。その一方、ごくごく小規模な映画で俳優たちの演技をじっくり楽しむのも好きだよ」。そんな彼の目に、『ディーン、君がいた瞬間』はどう映ったのだろうか。「すごく誇りに思える作品になった。僕はどの作品に対しても、自分の捧げられる全てを捧げる。心も魂も全て捧げて、その後は、全てを捧げた自分を責めることだけはしないようにしているんだ。そういった意味でも、心から満足しているよ」。『クロニクル』から『アメイジング・スパイダーマン2』まで、デインは順調なキャリアを築いてきた。そして、今後も続々と出演作が待機する中、自宅でのリラックスした時間を楽しみ、映画を愛しながら、彼は地に足のついた姿勢で名声と向き合っている。「ジェームズ・ディーンは俳優として名声を得ることに対し、ある種のパラノイアに陥っていたところがあると思う。その点、僕は問題ないんじゃないかな。役者の仕事が大好きだし、今のレベルで仕事ができているのも嬉しい。酷いこともたくさんある世の中だから、毎日毎日をありがたく思っているんだ。確かに、一旦恐れを感じてしまうと、際限なく恐ろしくなってしまう。だから、なるべくそうならないように自分を保つことも大事だね」。(text:Hikaru Watanabe)
2015年12月17日ジェームズ ダイソン財団が主催する、国際エンジニアリングアワード「ジェームズ ダイソン アワード2015」。今年度、日本からは5作品が第一次審査にあたる国内選考でノミネートされ、国際審査に進出した。11月13日、最終選考の結果報告と、国内審査における受賞作品の表彰式が都内で開催された。ジェームズ ダイソン アワードは、2002年から開催されている、次世代のデザインエンジニアの支援・育成を目的に、毎年開催されているコンペティション。テーマは"日常の問題を解決するプロダクトの提案"で、今年も大学で工業デザインやプロダクトデザイン、エンジニアリングを専攻する学生、および4年以内の卒業生を対象に、2月5日から7月2日の間に作品を募集し、世界20カ国から710の作品が集まった。今年度国際最優秀賞を受賞したのは、カナダのウォータールー大学で電子機械工学を専攻する学生チームの「Voltera V-One」。スマートフォンをはじめ、生物医学装置に至るまでさまざまな電子機器に使用されている電子部品を固定して配線するためのプリント基板(PCB)を作製する3Dプリンターで、ノートPCサイズでありながら、ソフトで設計した回路図から数分程度でPCBのプロトタイプを作製できる。「特に学生や小規模事業者にとって電子機器のプロトタイプ製作が各段に容易で手軽なものになる」(ジェームズ・ダイソン氏)というのが主な受賞の理由だ。最終審査には参加20カ国からノミネートされた各5作品、合計100作品が進出するが、そのうち上位20作品の「TOP20」に今年度日本から選出されたのは2作品。慶応義塾大学院卒の山田泰之さんの「YaCHAIKA」と、宇井吉美さんをはじめとする千葉工業大学工学部の卒業生・在校生のグループによる「Lifilm」だ。一方で、国際最終審査と国内審査の結果は異なり、日本最優秀賞は名古屋市立大学大学院芸術工学研究科の本田光太朗さんと河内貴史さんの「LIGHT STRAP」が受賞。災害時に非常灯にもなるつり革で、利便性はもちろん、大規模災害時の人々の心理的不安を解消するという課題設定と、平常時の車内構造に組み込んだ上で使用時も手間なくそれを解消するという方法や、社会的影響力などが評価された。○非常時に"使える"つり革国内最優秀賞を受賞した「LIGHT STRAP」を開発した本田さんは、「応募した当初は、まだプロトタイプの完成度が高いと言えるものではなかった。それでも受賞できたのは問題解決の定義やコンセプトを評価していただいたからだと思う。一方で、市場に投入するという点については、これまでデザインエンジニアの勉強しかしていないので、今後の課題としていきたい」と語った。○快適なハイヒールを設計国内審査2位に選ばれたのは、全世界から選ばれる「TOP20」にも選出された「YaCHAIKA」。心地よい"ハイヒール"という従来の常識を覆す作品で、ヒール部分を2枚の湾曲した板バネと衝撃性の高いゴム板にすることで衝撃を吸収し、快適で安全な歩行を可能にするというものだ。慶応義塾大学院出身の山田泰之さんは、壇上で「研究者とエンジニアを両方やっていて痛感するのは、製品にすることが本当に難しいということ。コンセプトがよくていけると思っても、製品にする時に問題が出たりしてできないこともよくある話だが、ここからは1年ぐらいの間に製品にしていきたい」と語った。「YaCHAIKA」は来年秋にも今回の受賞作を製品化する予定だという。3位は九州大学芸術工学府卒業の瀧口真一さんの「BICHIKU Faucet」が受賞。災害発生時、蛇口に装着されたレバーを手押しポンプの要領で上下に動かすと、水道管内にたまった水をくみ出して備蓄水として活用できるという仕組みを発案した。その他、もうひとつの国際TOP20選出作品である人工知能(AI)を搭載した排せつ検知シート「Lifilm」は4位。5位には、名古屋大学工学部の学生3名と愛知工業大学の学生1名のチームによる、災害時の応急処置用の水や医療器具を少量の紫外線によって短時間で除菌できる「Fillap」が選ばれている。授賞式には、国内審査委員を務めるデザインエンジニアの田川欣哉氏と、フリージャーナリスト・コンサルタントの林信行氏が出席。それぞれ次のように今年度のアワードの振り返りと講評を語った。「昨年までは介護系やハンディキャップを改善するテーマのものが多かったが、今年は受賞5作品のうち2つが災害時における問題をどうやって緩和できるかということをデザインしたものであることが特徴的。応募作の完成度は世界的にも毎年上がってきていて、今年のグランプリはそのまま起業化できるほどのレベル。どうやって社会の中に入れていくかという視点で、その先のビジネスにもぜひつなげていってほしい」(田川氏)「受賞作に関しては本当にすばらしかったが、残念ながら受賞できなかった作品の中には、これはいったいなにを解決するのだろう?とか、個人的な趣味のものに無理やり課題をくっつけてしまったと思う作品も多かったのも今年の日本の応募作の特徴だった。これからの日本の教育で"課題の発見力"が必要だということを痛感した。中学ぐらいから現場でそういう取り組みをして、日本から社会の問題を解決していくような作品がもっと出てくることを期待したい」(林氏)
2015年11月24日ジェームズ・マカヴォイが、ヴィム・ヴェンダースの次回監督作『Submergence』に主演することがわかった。その他の情報原作は、2011年に出版された同名の小説。遠く離れた恋人たちが、生きるか死ぬかの状況に置かれる、ロマンチックスリラーだ。撮影は、来年3月にヨーロッパとアフリカで始まる。マカヴォイの次回公開作は、ダニエル・ラドクリフと共演する『Victor Frankenstein。』北米公開は今月25日。来年は『X-Men/ Apocalypse』が控える。ヴェンダースの最新作は、ドキュメンタリー映画『セバスチャン・サルガド/地球へのラブレター』。現在撮影中の『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』の続編では、プロデューサーを務めている。文:猿渡由紀
2015年11月04日24歳でこの世を去った20世紀最大のスター、ジェームズ・ディーンと「LIFE誌」の写真家との、“死の直前”の知られざる旅路を描いた『ディーン、君がいた瞬間(とき)』。現在開催中の第28回東京国際映画祭の特別招待作品となった本作の監督で、“ロック”なフォトグラファーとしても知られるアントン・コービンが7年ぶりに来日。舞台挨拶に登壇し、“ディーン”をテーマに選んだ理由や、キャストのデイン・デハーンとロバート・パティンソンの起用について語ってくれた。天才写真家デニス・ストックが映し出した、ジェームズ・ディーンが急死する直前の2週間の旅を映し出す本作。監督を務めたアントン・コービンといえば、自身の伝記映画(『アントン・コービン伝説のロック・フォトグラファーの光と影』)も製作されるほど、「U2」やデヴィッド・ボウイ、「ローリング・ストーンズ」など数々の世界的アーティストを被写体にしてきたことでも知られている。10月24日(土)、発売開始からわずか2時間でチケットが即売したプレミア上映会には、アントン監督の写真集を持参してきた観客もいるなど、7年ぶりの来日を待ちわびていたファンで埋め尽くされ、アントン監督が登場すると、会場は大きな拍手が沸き起こった。監督も、まず「東京国際映画祭で上映できることをとても嬉しく、光栄に思っています」と、その喜びをコメント。さらに、“伝説の俳優”ジェームズ・ディーンに興味を持った理由について、「元々僕は、40年以上カメラマンをやっていることもあり、デニス・ストックのほうに興味があった」という。「なので、この映画はカメラマンとその被写体との関係、その両者のバランスについての話なのです。たまたま、その被写体がジャームズ・ディーンだったということが、この作品を面白くしているのです」と、自身も“伝説”といわれるフォトグラファーらしいきっかけに触れる。「僕はジェームズ・ディーンが亡くなった年に生まれたので、彼とは会ったことがありません。10代後半になって初めて彼を見たのはポスターでした。彼の映画を見たのはもっと後で、この映画を撮ってはじめて人物としてのジェームズ・ディーンを知ることとなりました。彼は、50年代に起こった変化として、とても重要な人物でした」と、時代の象徴ともなった稀代の俳優について語った。本作では、そんな“伝説の俳優”ディーンと、彼を被写体にしたストックの間に次第に友情のようなものが生まれ、旅を通じて、それがさらに深まっていく様子が描かれている。「(被写体との間に)信頼関係があると家族の一員のようになって、ユニークな写真を撮ることができます。実際に私もそういった関係を築くことができました。例えば、『U2』、マイケル・スタイプ、デペッシュ・モードなどです。そして、そのことがこの映画には描かれています。ジェームズ・ディーンとデニス・ストックとの間には特別な友情が生まれ、デニスはディーンの故郷という特別な場所で写真を撮ることができたのです」。また、ディーン役を演じるのは、『アメイジング・スパイダーマン2』などで日本でも人気のデイン・デハーン、そして、デニス・ストック役を演じるのは『トワイライト』シリーズ以降も躍進を続けるロバート・パティンソンという、2人の若手実力派だ。その起用理由について監督は、「ジェームズ・ディーンというのは、有名なアイコンであり、デハーンにとって大好きな俳優だったので、最初はこの役をやりたがらず、僕に会おうともしませんでした。でも共通の友人である、『メタリカ』のドラマーが彼を説得してくれたんです」と明かす。「デハーンはどんな役をやってもその人が実際にいるかのように感じさせてくれる俳優だと思います。外見を似せることも重要ですが、限界がある。そのギャップを埋める才能をもつ俳優だと思います」と絶賛した。また、ロバートについては、「いま彼は役者として自分が成長できるような面白い役を多く演じています。彼から感じられるのは、役者としての実力を証明したいということです。それは、この映画でのデニスの考えにも似ています。ロバートは、直感的な俳優で、心に雲がかかったような悩みを抱えていて、この役にぴったりでした。現場では2人がいることで、すごくいいエネルギーが生まれたし、一緒に仕事をしていてとても楽しかったです」と語り、2人が起こした“化学反応”に手応えを感じていた様子だ。では、自身がコラボしてみたい日本人はというと、アラーキーこと荒木経惟や森山大道といった日本を代表する写真家をあげ、「大好きなのでお会いしてみたい。会えたら嬉しい」と語るアントン監督。「原題は『LIFE』で、このタイトルには雑誌の『LIFE』という意味も含まれますが、誰かとの出会いが自分の人生に大きく影響を及ぼすことがある、“人生”の意味もあります」と語り、「ディーンはこの映画で描かれている旅の半年後に亡くなっているのですが、“LIFE(生きる)”の反対側に“死”というものが漂っているんです。そして、カメラマンと被写体との関係を2人の俳優が素晴らしい演技でみせてくれていたので、つくるのも楽しかったですし、映画としてもそこがどころだと思います」と、日本のファンにメッセージを贈っていた。『ディーン、君がいた瞬間(とき)』は12月よりシネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2015年10月26日デイン・デハーンが“永遠の青春スター”ジェームズ・ディーンを、ロバート・パティンソンが彼の死の直前を切り取った写真家を演じる最新映画『ディーン、君がいた瞬間』。本日9月30日、わずか24歳で夭逝したジェームズ・ディーンの命日に、第28回東京国際映画祭特別招待作品としても上映が決まった本作から待望の予告編映像が解禁となった。1955年、アメリカ。マグナム・フォトに所属する、野心溢れる若手写真家デニス・ストック(ロバート・パティンソン)はもっと世界を驚嘆させる写真を撮らなければと焦っていた。そんなとき、無名の新人俳優ジェームズ・ディーン(デイン・デハーン)とパーティで出会った彼は、ディーンがスターになることを確信し、「LIFE」誌に掲載するための密着撮影を持ち掛ける――。ハリウッドに初めて真の“演技”をもたらし、24歳でこの世を去った20世紀最大のスター、ジェームズ・ディーン。本作は、その死の直前の一番輝いていた瞬間を捉えた、「LIFE」誌の天才写真家デニス・ストックと彼との知られざる2週間の旅路を、デイン・デハーン、ロバート・パティンソンという2人の若手実力派の競演で描く。当初は、憧れのスターを演じることに抵抗があったというデイン。50年代の男性特有のたくましい体つきになるために、3か月で11キロ以上も体重を増やすといった肉体改造や、毎日約2時間かけておこなうメイクで、目の色、髪型、眉毛の1本1本、そして耳たぶにいたるまで、再現を試みた。また、ディーンの仕草や、話し方、考え方などについて、あらゆる著書やインタビューに触れ、内面的な部分に関しても徹底的に調べあげたという。予告編映像では、そんなデインのこだわり抜いた役作りで完成された、デイン版ともいうべきジェームズ・ディーンの姿が映し出されている。50年代のムードを映し出す音楽を担当するのは、『her/世界でひとつの彼女』のオーウェン・パレットだ。パティンソン演じるデニス・ストックと共に出かけた撮影旅行で、互いの才能に刺激されながら、次第に心の内を露呈していく2人。映像のラストには、「LIFE」誌に掲載され、ジェームズ・ディーンの名を一躍世に知らしめた写真が誕生する瞬間が切り取られている。なお、本作は第28回東京国際映画祭の特別招待作品となっており、10月23日(金)、24日(土)には本作のアントン・コービン監督が来日、映画祭に登壇する。いま、明らかになるディーン最後の旅と、現代の伝説的フォトグラファーが描く、2人の天才の魂のぶつかり合いを、まずはこちらから確かめてみて。『ディーン、君がいた瞬間』は12月より、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年09月30日『バイオハザード』シリーズのアリスVS『007』のジェームズボンドの夢の対決が実現したことで話題沸騰の映画『サバイバー』。そんな本作から、ミラ・ジョヴォヴィッチとピアース・ブロスナンの緊張感たっぷりの新場面写真がシネマカフェに到着した。ロンドン、ニューヨーク、史上最悪のテロ計画が動き出す。その計画に気がついたアメリカ大使館の外交官ケイトは伝説のテロリスト“時計屋”から狙われロンドン市街の爆破テロのターゲットに。既のところで生き延びたケイトだったが、今度は爆破テロの犯人の汚名を着せられ、国家や警察から追われることに。そんな中下された命令は見つけ次第射殺。大晦日のNYタイムズスクエアにテロの脅威が迫ったことを知ったケイトは迫り来る追っ手をかいくぐり、アメリカ最大の危機にたった一人で立ち向かう――。『バイオハザード』シリーズでハリウッドNo.1アクション女優の名を確固たるものにしているミラが挑むのは、国務省のエリート外交官・ケイト。そして最強で最悪のテロリスト“時計屋”には、『007』シリーズの5代目ジェームズ・ボンドに就任し、低迷していた『007』シリーズの人気に再び火をつけたピアースだ。英国紳士のイメージが強い彼が日本の銀幕で初披露となる悪役を怪演する。本作の監督には『推理作家ポー最後の5日間』のジェームズ・マクディーグが務め、ほかにもアメリカ大使にアカデミーノミネート経験を持つアンジェラ・バセットやロバート・フォスターなど実力派俳優が脇を固めている。今回解禁となった場面写真では、渋い表情で銃を構えるピアースの“時計屋”や、本作の重要なキーマンであるディラン・マグダーモット演じるケイトの上司サムも険しい表情で携帯を片手に壮絶な爆破テロの現場に佇む姿が確認できる。さらにはロンドンの地下鉄駅で逃げ戸惑うケイトにそれを追う“時計屋”。またノンストップ・アクションだけでないケイトとサムのラブロマンスを感じさせるまでも…!たった一人で100万人の命を救うために奔走するケイト。果たしてサムは味方なのか?圧倒的な身体能力・存在感を見せるミラとピアース。息もつかせぬアクションシーンとなることは間違いなさそうだ。『サバイバー』は10月17日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2015年09月03日『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』『ウルヴァリン:SAMURAI』のジェームズ・マンゴールドが、『Seducing Ingrid Bergman』を監督することになった。原作は、イングリッド・バーグマンと写真家ロバート・キャパの恋愛に焦点を当てるもので、マンゴールド監督は映画のタイトルを『Blood and Champagne』に変更しようとしたものの、許可が下りなかったらしい。物語の舞台は第二次大戦後のパリ。その少し前に、バーグマンとロベルト・ロッセリーニ監督の不倫が発覚し、バーグマンは大きなイメージダウンを受けている。マンゴールドは、『ウルヴァリン』3作目の監督にも決まっており、現在、製作準備に入っている。『ウルヴァリン』最新作は、2017年北米公開予定。文:猿渡由紀
2015年06月23日カジュアルフットウェアブランドのクロックス・ジャパンは7月中旬より、Patricia Field(パトリシア・フィールド)とのコラボレーションモデルを、全国のクロックス直営店、クロックスオンラインショップ、一部のクロックス取扱店にて順次発売を開始する。○『セックス・アンド・ザ・シティ』のパトリシア・フィールドがデザインパトリシア・フィールドは、『セックス・アンド・ザ・シティ』のTVシリーズや『プラダを着た悪魔』の衣装を手がけ、ファッション業界に強い影響力を持つ、ニューヨーク出身の衣装デザイナー兼スタイリスト。今回のコラボレーションモデルでは、パトリシア・フィールドがデザインしたグラフィックを、人気の定番モデル「クラシック」、女性らしいカジュアルフラットシューズ「キャップトゥ フラット」、より気軽に履けるフリップスタイルの「リアリーセクシィ フリップ」の3モデルにあしらった。パトリシアらしい、原色を多用したビビッドな色使いと大胆なグラフィックが、足元を個性的に彩る仕上がりとなっているという。「classic House of Field clog(クラシック ハウスオブフィールド クロッグ)」は、クロックスを代表するファーストモデルに、パトリシアがデザインした大胆なグラフィックをプリント。ピンクのバックストラップがアクセントになっている。「クロスライト」素材を全面採用し、軽い履き心地と快適なクッション性を実現した。サイズは20cm~25cm。カラーは、black/white。価格は5,900円(税別)。「cap toe House of Field flat w(キャップトゥ ハウスオブフィールド フラット ウィメン)」は、鮮やかなカラーのボディにパトリシアがデザインした大胆なグラフィックをプリント。キャップデザインがエレガントな、どんなシーンにも合わせやすいフラットスタイルとなっている。「クロスライト」素材を採用し、軽い履き心地と快適なクッション性を実現したほか、アウトソールはラバー付きで歩きやすさと耐久性が向上した。サイズは20cm~25cm。カラーは、pool/white。価格は6,900円(税別)。「really sexi House of Field flip w(リアリーセクシィ ハウスオブフィールド フリップ ウィメン)」は、シンプルなフリップスタイルに、パトリシアがデザインした大胆なグラフィックをプリント。「クロスライト」素材を採用し、軽い履き心地と快適なクッション性を実現した。サイズは20cm~25cm。カラーは、black/black。価格は4,900円(税別)。(C)House of Field,Inc. Licensed by Artestar, New York
2015年06月21日『シンデレラ』でヒロインを演じて、大ブレイクを果たしたリリー・ジェームズに結婚のうわさが浮上した。先週、ロサンゼルスでショッピング中だったリリーの左手薬指にゴールドの指輪がはめられているのが目撃されたのが発端だ。リリーは1年ほど前からイギリスの俳優、マット・スミスと交際中。マットはイギリスの人気TVシリーズ「ドクター・フー」に主演し、現在日本公開中のライアン・ゴズリング監督デビュー作『ロスト・リバー』にも出演している。リリーもマットも、これまで結婚に言及したことはないが、一緒に新居を探し始めていて、ロンドンの高級住宅地、プリムローズ・ヒルにある物件の購入を検討しているという。リリーは26歳でマットは32歳。共にキャリアが上昇気流に乗り、これからますます忙しくなるのは間違いないが、交際は順調のようだ。双方の代理人は婚約、結婚についてはコメントをしていない。(text:Yuki Tominaga)
2015年06月11日クロックス・ジャパンが、『セックス・アンド・ザ・シティ』の衣装を手掛けたファッション界のカリスマ、パトリシア・フィールドとのコラボレーションモデルを7月中旬より順次発売する。ニューヨーク出身のパトリシア・フィールドは、衣装デザイナーでスタイリスト。『セックス・アンド・ザ・シティ』のTVシリーズで衣装を担当し、02年にエミー賞を受賞。07年のアカデミー賞では、映画『プラダを着た悪魔』で衣装デザイン賞にノミネートされた。同コラボレーションでは、パトリシア・フィールドらしい原色を多用したビビッドな色使いの大胆なグラフィックを制作。その個性的なデザインが、ファーストモデルの「クラシック」(5,900円)、カジュアルフラットシューズ「キャップトゥ フラット」(6,900円)、フリップスタイルの「リアリーセクシィ フリップ」(4,900円)の3モデルにあしらわれた。7月中旬よりクロックスの直営店、公式オンラインショップ、一部のクロックス取り扱い店舗にて順次販売される。
2015年06月11日『ワイルド・スピード SKY MISSION』を爆発的ヒットに導いたジェームズ・ワン監督の次回作が、コミック作品の映画化『Aquaman』に決まった。主演には、ジェイソン・モモアが決まっている。製作には『マン・オブ・スティール』のザック・スナイダーも名を連ねる。公開は2018年の予定。その他の情報ワンはソニーの『Robotech』を監督することも検討していたが、結局、ワーナー・ブラザースの『Aquaman』を選んだ形だ。ワーナーは、DCコミックのキャラクターを一同に集める『Justice League』の実現に向けて、着々とDCコミックの映画のラインナップを広げている。『Batman v Superman: Dawn of Justice』は来年3月、『Wonder Woman』は2017年6月に北米公開される。文:猿渡由紀
2015年06月04日愛知県は5月15日、5月臨時県議会提出予定議案等について記者会見を開き、県営名古屋空港見学者受入拠点施設整備事業として「航空のフィールドミュージアム」を構築することを発表した。中部地域は現在、米国シアトル(ボーイング社)や仏国トゥールーズ(エアバス社)に匹敵する航空機産業の拠点を目指し、県営名古屋空港周辺地域ではその中核プロジェクトとして、日本初の国産ジェット旅客機であるMRJ(Mitsubishi RegionalJet)の開発・生産が進められている。MRJは全国さらには世界中から注目をされており、量産機引き渡しの頃にはMRJ見学者が増加することを見越し、受入体制を整えることが必要になる。先行例として、航空機産業の聖地であるボーイング社のあるシアトルには、現在も旅客機の工場があり、キングカウンティー空港には完成機が並び、ハイウェイからも見ることができる。また、空港の敷地内には、The Museum of Flight(航空博物館)があり、150機を超える航空機やヘリコプターを展示しており、エバレットの工場では、ボーイング機の製造ラインを見ることができる。また、エアバス社のあるトゥールーズは、本社および最終組立工場があるヨーロッパの航空機産業の重要拠点であり、最終組立工場はトゥールーズ・ブラニャック空港に隣接し、見学ツアーではエアバス機の製造ラインを見ることができる。また、空港の北端にはアエロスコピア博物館が1月14日にオープンし、エアバス社が製造してきた航空機などを展示している。県営名古屋空港周辺の特性として、MRJ量産工場や名古屋航空宇宙システム製作所史料室、空港施設、JAXA、自衛隊基地、エアポートウォーク名古屋等など、航空機産業の集積・航空機の観光資源が点在している。こうした施設を学校等が実施する社会見学はもとより、国内外からの来訪者を広く受け入れるため、県営名古屋空港周辺地域を航空機分野における産業観光の拠点としていく必要があるとしている。こうした考えの下で「航空のフィールドミュージアム」を構築し、周辺航空機産業関連施設等と協力・連携しながら、シアトル(ボーイング社)やツールーズ(エアバス社)に並ぶ航空機産業の拠点としてさらなる飛躍を目指すという。見学者を受け入れる新設拠点では、MRJ試験機やYS-11、零戦等の実機を展示する「実機展示ゾーン」を設置する。また、見本市や研修会等が開催できるメッセイベント会場の「メッセゾーン」、名機百選の1/25の超精密模型を日本の航空技術史を物語るギャラリーとして展示する「展示ゾーン(名機百選)」を予定している。憩いの場としては、ものづくりの体験学習の場も兼ねた「オリエンテーションゾーン」などを設ける。2017年第3四半期のオープンを予定しており、年間約35万人(オープン当初は65万人程度)を目指すという。そのほか、各施設と連携を深めることにより、県営名古屋空港全体をフィールドミュージアムとして活用するという。具体例として、「MRJ量産工場見学ツアー」や空港施設で「バックグランド・ツアー」、三菱重工名古屋航空宇宙システム製作所史料室で「MHI史料室探訪ツアー」を予定。また、JAXA名古屋空港飛行研究拠点で「JAXA訪問ツアー」、航空館boonで「航空館boonで遊ぼうツアー」、自衛隊基地で「自衛隊基地見学ツアー」、また、エアフロントオアシスやターミナルビル展望デッキ、神明公園展望台など航空機の写真が撮れるベストスポットを巡る「撮影スポット・ツアー」などを構想している。こうした構想と並行して、三菱重工業はMRJ量産初号機の納入を予定している2017年4月~6月をめどに、MRJ最終組立工場内に見学コースをオープンすることを予定している。(c)2015 MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved.
2015年05月18日『シンデレラ』のリリー・ジェームズが、スパイスリラー『The Kaiser’s Last Kiss(原題)』に主演することになった。その他の情報舞台は第二次大戦中のヨーロッパ。オランダのレジスタンス組織は、カイザーの家にスパイ(ジェームズ)を送り込む。カイザーを演じるのはクリストファー・プラマー。監督は、ブロードウェイの舞台劇の演出で知られるデビッド・ルヴォー。原作は、アラン・ジャッドによる小説だ。ジェームズが主演する『シンデレラ』は、現在までに全世界で5億1300万ドルを売り上げている。次回作は、10月北米公開予定のコメディ『Adam Jones(原題)』。共演は、ブラッドリー・クーパー、シエナ・ミラー、ユマ・サーマン、エマ・トンプソンら。監督は『8月の家族たち』のジョン・ウェルズ。『シンデレラ』公開中文:猿渡由紀
2015年05月12日『007』シリーズ最新作『007 スペクター』では主役のジェームズ・ボンドがトレードマークのスーツ姿ではなくカシミアのセーター姿で登場するようだ。先日には同作のプロデューサーであるバーバラ・ブロッコリが先日、同作が製品広告に対してかなりオープンになってきていることから劇中に登場する全ての商品に「追加広告料金」を導入したいと明かしていたばかりだった。「The Daily Mirror」紙によれば、その結果、ボンド役を演じるダニエル・クレイグが200ポンド(約3万6,000円)で通常販売されているN.ピールのカシミアセーターを着ることになったという。ダニエルは昨年に行われた同作の製作発表でもそのセーターを着ており、当時N.ピールは「『007 スペクター』に向けてボンドがN.ピールの定番カシミア製品を自然に選んでくださってことに感激しています」とコメントを発表していた。『007 スペクター』には同ブランドのほか、数ブランドが登場する見込みとなっており、車両も愛車アストンマーチンDB10 だけでなく、レンジローバースポーツSVRやジャガーC-X75、ランドローバー・ディフェンダー・ビッグ・フットなどもボンドが乗り回すことになっているほか、ベルヴェデール ウォッカを使用したマティーニやボランジェのシャンパンを口にする姿が見られるようだ。一方で武器もアーセナル・ファイアーアームズ社製のAF2011デュエラー・プリズマティックになっており、同社は「弊社の新製品がジェームズ・ボンド最新作『007 スペクター』での主要な武器として数か月前に選ばれていたことを遂に正式に喜んで発表することができてとても喜ばしいです」とコメントを発表していた。『007 スペクター』は12月4日(金)より公開予定だ。(C) BANG Media International(text:cinemacafe.net)
2015年05月07日世界一有名なプリンセスを演じたことでリリー・ジェームズも世界から注目される存在に──。リリーの演じる新しいシンデレラは何を伝えたいのか?今の時代にどうして『シンデレラ』を映像化するのか?その答えは女性の生き方の変化にあった。優しい両親から大きな愛情を注がれて育ったシンデレラ。両親の亡きあとも、母が遺した「勇気と優しさを忘れないで」という言葉を信じて行動するとても気立てのいい女性、どんなに継母にイジメられても耐えるとても我慢強い女性だ。そこまでは、これまで描かれてきた『シンデレラ』と同じ。新たな『シンデレラ』が異なるのは、自ら「舞踏会に行きたい」と願う意志とその理由がより強く描かれていること、王子と単に恋に落ちるのではなく相手の内面に惹かれて好きになること。優しさはそのままに活発で力強い女性像がプラスされている。そんなパーフェクトなヒロインに大抜擢されたリリー。主演決定の通知を受け取った時、「あまりに驚いて叫んじゃったのよ!」と瞳を輝かせる。「ちょうど『ダウントン・アビー ~貴族とメイドと相続人~』(TVシリーズ)の撮影中にケネス・ブラナー監督から電話があったの。いつもはエージェントから“次はこの役が決まったよ”って連絡がくるから、なんで監督が私に電話を?ああ、きっと選ばれなかったから慰めの電話なのかも…って出たら、その逆だったの。傍にいたドラマのキャスト&スタッフが、いったい何ごとだ!?って驚くほど大きな声で叫んじゃって。ただ、その時はまだシンデレラを演じることを公言できなくて…。黙っているのは拷問のようだったけど、もちろんうまく嘘の演技をしたわ(笑)」。夢のような役を手にした喜びと興奮がいったん落ち着くと「やっぱり私には荷が大きすぎるのでは?」という大きなプレッシャーも生まれ、「プリンセスを演じることは恐いことでもあるんだって気づいたの」と静かに語る。けれど、そう言いつつもしっかりとプレッシャーと向き合い、乗り越えてしまうのが“選ばれし者”。どう乗り越えたのだろうか?「私はどこか完璧主義なところがあって、何でも自分でコントロールしたいって思うタイプだったの。シンデレラを演じるプレッシャーもコントロールしようとしたけれど、撮影中、もしかして私はプリンセスとかけ離れているんじゃないかって、落ち込んだことがあったの…」。そんなリリーに手を差し伸べたのは、映画の中でシンデレラに魔法をかけるフェアリー・ゴッドマザー役のヘレナ・ボナム=カーターだった。「彼女は、そういう日が一週間に一日くらいあってもいいのよ、落ち込むから人間らしいのよ、自分を許してもいい、自分に優しくしてもいいのよって。彼女の言葉に救われたわ。ケネスもとても優しくて心が広い監督。私が自信を失いそうになるといつだって温かく接してくれた。自分で抱え込まずに監督にすべてを委ねようって思えたの。本当に温かい現場だったわ」。このエピソードからもリリーがどれだけ強い女性なのか、どれだけ人に愛されている女性なのかが伝わってくる。彼女がシンデレラ役に選ばれたのはこういうことなのだろう。そして、心も美しければドレスも美しい!リリーが纏うブルーの魔法のドレスは、アカデミー賞に3度輝く衣裳デザイナー、サンディ・パウエルによるもの。「このブルーの色、大好きなの!」と、ドレスについて説明するリリーの声が弾む。「あのブルーの色はまるで海を象徴していると思わない?ドレスは薄いシルクが何層にもなっていて、ブルーだけじゃなく紫がかったブルー、ターコイズや緑やシルバーがかったブルー、いろんなタイプのブルーが重なっていて、動きにあわせて色が変わる。まるで水彩画のようなの。ただ、ものすごく美しいドレスだけど、難点はかなり重たいことね(苦笑)。一度あのドレスを着てしまうと座ることはできないし、エクササイズをしているような感じだったわ」。王子(リチャード・マッデン)とダンスを踊るシーンは見とれてしまうほど華麗だが、ドレスの裾をうっかり踏んでしまわないようにマッデンとの呼吸を合わせてのダンスは想像以上に大変だったそう。また、忘れてはならないのは“ガラスの靴”。「素敵な靴は素敵な場所に連れて行ってくれる」という言い伝えがあるように、ガラスの靴によってシンデレラは王子と再会を果たす、特別な存在だ。もちろんガラスの靴も美しい。ちなみにこの日、リリーが身につけていたのは「ジミー・チュウ(JIMMY CHOO)」の靴だった。「このデザインはどんな服にも合うから大好きなの!実は、ガラスの靴にちなんでジミー・チュウをはじめサルヴァトーレ・フェラガモ、ポール・アンドリュー、総勢9人のデザイナーがそれぞれガラスの靴を作ってくれたの。私もその9足をプレゼントしてもらったんだけど、ものすごく感動したわ!」。このあどけなさ、この天真爛漫さがリリー・ジェームズの魅力であって、彼女がそんな風にいられるのは「家族のおかげ」だと言う。「私の両親も、シンデレラの両親と同じくらい愛を注いで育ててくれた。何をやってもどんなことがあっても、もちろん今だってサポートしてくれる。帰る場所があるという安心感はとても大きいわ。私には兄と弟がいて、両親はもちろんだけど、彼らがいてくれることでたとえ世界一有名なシンデレラを演じてもふつうの女の子でいられるの」。一瞬でリリーをふつうの女の子に戻す家族の愛は、ある意味、最強の魔法かもしれない。(text:Rie Shintani/photo:Nahoko Suzuki)■関連作品:シンデレラ 2015年4月25より全国にて公開(C) 2015 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2015年04月23日ディズニーの実写版『シンデレラ』のジャパンプレミアが4月8日(水)に開催され、来日中のシンデレラ役のリリー・ジェームズ、日本語吹き替え版でシンデレラの声を担当した女優・高畑充希という日米のプリンセスがドレス姿で揃って登場した。この日は、都心で5年ぶりとなる4月の雪が降るなど、真冬並みの寒さとなったが、リリーも高畑さんもプリンセスのような可憐なドレス姿で登場し、レッドカーペット脇に陣取ったファンからは「かわいい!」という歓声が飛ぶ。息が真っ白になるほどの異例の寒さとあって、さすがにレッドカーペット上での取材中は上着を羽織っていたが、ステージに登場する際にはリリーも高畑さんも共に薄手のドレス1枚で、それぞれケネス・ブラナー監督、日本語版の王子役の声を担当した城田優にエスコートされて、壇上の大階段を降りて、笑顔でファンの歓声に応えた。高畑さんは“シンデレラ”リリーとようやく対面を果たし「感激です!」と興奮気味。「(アフレコで)声を入れているとき、ずっと彼女を見つめていて、いまこうして横に並べて幸せです」と語る。リリーは「充希は美しいし、城田さんはとてもチャーミングです」と2人を称賛。ブラナー監督は、日本語版の2人の演技、そして2人による日本語版主題歌が世界中で唯一のデュエットとなっていることについて「アリガトウゴザイマス」と日本語で感謝を口にした。高畑さんはこれから映画を観るファンに「みなさんの想像を超える『シンデレラ』になっていることを私が保証します!それは監督の力とリリーのチャーミングさを早く見てほしいです」と語り、リリーは覚えたての日本語で「ミテネ!」と呼びかけ、喝采を浴びていた。『シンデレラ』は4月25日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:シンデレラ 2015年4月25より全国にて公開(C) 2015 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2015年04月08日実写映画『シンデレラ』(4月25日公開)のジャパンプレミアが7日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われ、シンデレラ役を演じた女優リリー・ジェームズ、ケネス・ブラナー監督、日本語吹き替え版声優を務めたシンデレラ役の高畑充希、王子役の城田優が登場した。会場は、お城をイメージしたステージとレッドカーペットで舞踏会を再現。雨が降り寒さ厳しい悪天候となったが、4人のスペシャルゲストの登場に、会場からは歓声が沸き起こった。初来日のリリー・ジェームズはピンクのドレスで魅了。大きな拍手と「リリー!」という声に笑顔を見せながらカーペットを歩き、「ハッピーバースデー!」と4月5日の誕生日を祝福する声にも手を振って応えた。その後、4人はステージに登壇。日英のWシンデレラに「かわいい!」と声が上がる中、高畑は「夢みたい。映画の中に入ったような気分。声を入れる時にずっと彼女(リリー)を見つめていたし、そんな彼女と横に並べていることが幸せです」と感激しきりで、城田も「彼女(高畑)の声を聞きながらリリーの顔を見ていたので、2人の合わせ技! この2人=僕にとってのシンデレラなので幸せです」と興奮ぎみに語った。そしてリリーは「日本に来られて興奮しています。美しいけど寒いという感じ(笑)」と日本の印象を感想を語り、「お会いできて光栄です」と高畑と城田との対面に感激。「イングランドの天気を持って来てしまって申し訳ありません」と寒さをネタにして笑いをとった監督も、日本だけというデュエットソングに生まれ変わった「夢はひそかに」を歌う高畑と城田を「本当に素晴らしかった」と絶賛し、「才能ある2人に恵まれて、幸運に感じています。アリガトウゴザイマス!」と感謝の言葉を伝えた。最後に、4人はそれぞれ作品をアピールし、高畑は「みなさんの想像を超える『シンデレラ』になっています。私が保証します」と太鼓判。リリーは「ミテネ!」と日本語で呼びかけ、「シンデレラは強く、勇気があって、優しい心を持っています。その心をみなさんに見ていただきたい」と語った。(C) 2015 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2015年04月08日実写映画『シンデレラ』(4月25日公開)の来日記者会見が7日、都内で行われ、シンデレラ役を演じた女優リリー・ジェームズとケネス・ブラナー監督、ゲストとしてタレントの木下優樹菜が出席した。リリー・ジェームズは、オーディションでシンデレラ役を射止めた、まさにシンデレラガール。今回が初来日のリリーは「昨日の夜はお寿司とお酒で、すてきな夜を過ごしました」と笑顔で語った。そして、「最初に監督から電話がかかってきた時は、あまりのうれしさに叫び声をあげました」とシンデレラ役に決定した瞬間を振り返り、「シンデレラをやるということ、ディズニーの映画であること、また、脚本が美しく、ケネスに監督されるということは、夢のような出来事でした」とコメント。「映画に参加できたことを誇りに思っています」と達成感をにじませた。また、監督から「彼女はパーフェクトなコラボレーターだった。彼女のシンデレラは、豊かで複雑で誠実で、誇りを持っている素晴らしい演技だった。彼女と出会えたこと、彼女とコラボレーションできたことがこの映画にとってラッキーだった」と絶賛されると、「うれしい言葉をいただきました」と笑顔全開で喜んだ。役作りで未経験だった乗馬や、ダンスにも挑戦したリリー。「シンデレラの開放感や、自分で手綱を持っているというところを説明するのに、馬に乗るというのは重要でした。くらを付けずに乗ることも覚えて、キャラクター作りには役だったと思います」と語り、「ダンスも何カ月も訓練を受けました」と明かした。会見では、ゲストの木下優樹菜から4月5日に誕生日を迎えたリリーに、シンデレラのドレスをイメージした誕生日ケーキをプレゼント。リリーは「泣きそうです」と感激していた。(C) 2015 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2015年04月07日ディズニー最新作『シンデレラ』で主演を務める新星女優リリー・ジェームズが4月7日(火)、都内で来日会見を行った。去る4月5日に26歳の誕生日を迎えたばかり。サプライズの誕生日祝いとして、青いドレスのケーキが贈られると、リリーは感激で瞳を潤ませた。ディズニーが総力を結集し、「原点にして頂点」と言われる永遠のクラシックを実写化した本作。2014年の『アナと雪の女王』『マレフィセント』など、古典的なラブ・ロマンスを超えた新しい愛の物語を世に送り出す同スタジオが、さらなる進化を遂げたプリンセス像を提示する。来日会見には、初来日のリリーに加えて、名優であり世界的演出家でもあるケネス・ブラナー監督が出席。「昨晩はおいしいお寿司とお酒をいただいた」(リリー)、「初めて来日してから25年。日本の皆さんはずっと僕と僕の作品を応援し続けてくれた。本当に感謝している」(ブラナー監督)と日本の地を満喫している様子だ。「主演が決まったときは、思わず叫んだわ!」といまも興奮気味にふり返るリリーは、「だって、ディズニーが実写化する『シンデレラ』で、監督はケネスでしょ。脚本も素晴らしかったし、作品の一員になれたことは本当の光栄だわ」と誇らしげ。もちろん「プレッシャーもあった」と言うが、「とにかく、シンデレラという女性の内面を演じることに集中した」と語った。ちなみに「理想の男性像は?」と言うド直球な質問には、「この映画の王子様が、理想そのものよ。優しくて繊細で、もちろん、力強い。シンデレラが王子を頼るのはなく、お互いに高め合える関係性って、とても素敵だと思うわ」とパーフェクトに返答していた。一方、リリーに文字通りの“シンデレラ・ストーリー”をもたらしたブラナー監督は、「彼女の魅力は、常に“ありのまま”でいようとする点。それはこの映画が描く、自由で自立したシンデレラ像そのものだった。一緒に仕事をするコラボレーターとしても、最高の女優。出会えて、とてもラッキーだった」とご満悦。誰もが知る物語の実写化に、「おなじみのシーンを忠実に再現するのはもちろん、優しさとユーモアを持ち、セクシーでたくましいというシンデレラの人間像を中心に、物語に深みを与えていった」と語った。監督が一番力を注いだのは、舞踏会のシーンだと言い「観客の皆さんを、夢の世界にお連れするのはもちろん、『誰もがあこがれや希望を実現させることができるんだ』という映画のメッセージを、最も実感してもらえるシーンだからね」と胸を張った。記者会見には『シンデレラ』ファンのタレント・木下優樹菜が、青いドレスに身を包み駆けつけた。リリーとブラナー監督は、明日4月8日(水)に行われるプレミアイベントに出席する予定。六本木で行われるという豪華絢爛なジャパン・プレミアイベントでは、シンデレラがガラスの靴を落としてしまう“階段”や、シンデレラと王子が出会うこととなる“舞踏会”のシーンをイメージした会場が出現する予定だ。『シンデレラ』は4月25日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:シンデレラ 2015年4月25より全国にて公開(C) 2015 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2015年04月07日ディズニーが総力を結集し実写化した『シンデレラ』。本日4月6日(月)、主人公・シンデレラ役の新星女優リリー・ジェームズが本作を引っさげ初来日。ケネス・ブラナー監督と共に笑顔でファン・サービスを行った。2014年の『アナと雪の女王』、『マレフィセント』など、古典的なラブ・ロマンスを超えた新しい愛の物語を世に送り出し、さらなる進化を遂げたディズニーが新たなプリンセス像として満を持して実写映画化した本作。リリーはゆったりとしたシルエットの黒のパンツスーツ姿でブラナー監督とともに登場。スーツとインナーのニットは「ジョセフ(JOSEPH)」、靴は「コーチ(COACH)」、そしてバッグは「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」というハイブランドながらもシンプルに魅せるスタイルでゲートに現れると、集まったファンから「リリー!」「Welcome to Japan!」と大歓声が。長旅の疲れも見せず、待っていたファンたちに対してサインや写真撮影に気さくに応じた。そんな中、ファンから「リリー!ハッピーバースデイ!!」という声も。実は、昨日・4月5日はリリーの誕生日。日本のファンからのサプライズに大感激の様子で、ファンに手を振っていた。初来日となるリリーは、「楽しみにしているのは、お寿司を食べることと、時間があれば伝統的な古い建物を見てみたいです」と語り、今回プロモーション期間に行われるジャパン・プレミアイベントについては「日本のファンに会えることを楽しみにしています。舞踏会風のプレミアについては、日本のみなさんに楽しんでもらえると思います」と語った。リリーとブラナー監督は、明日4月7日(火)、8日(水)に行われる記者会見とプレミアイベントに出席する予定。六本木で行われるという豪華絢爛なジャパン・プレミアイベントでは、シンデレラがガラスの靴を落としてしまう“階段”や、シンデレラと王子が出会うこととなる“舞踏会”のシーンをイメージした会場が出現するという。『シンデレラ』は4月25日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:シンデレラ 2015年4月25より全国にて公開(C) 2015 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2015年04月06日これまで多くの名女優を輩出してきたディズニーの実写映画。4月25日に公開が迫った『シンデレラ』で主演を務めるリリー・ジェームズも、監督や共演者からその実力を絶賛されており、早くも今後の活躍に期待が集まっている。ディズニーの実写映画に出演したことをきっかけに、世界を代表する実力派へ変貌を遂げた女優といえば、『プリティ・ウーマン』のジュリア・ロバーツや『プリティ・プリンセス』のアン・ハサウェイ。さらに、『魔法にかけられて』のエイミー・アダムス、『パイレーツ』シリーズのキーラ・ナイトレイ、『アリス・イン・ワンダーランド』のミア・ワシコウスカも、大作はもちろん、実力が試される難しい役柄もこなし、映画の賞レースをにぎわすまでに成長している。今回公開される『シンデレラ』でシンデレラを演じるリリー・ジェームズは、オーディションで主演を射止めたまさに"シンデレラガール"。「シンデレラのことを、誰もが応援し、好きになり、味方につくように描かなければならない」と考えていたケネス・ブラナー監督は、オーディションで役柄のセリフを発したリリーは、「機知があり、賢く鋭敏でありながらも冷たくはなく、目がキラキラしていて、心が美しく、見た目も美しい」という、生来的に人から好かれるための全ての要素を持っていたと振り返る。彼女を絶賛するのは監督だけではない。シンデレラの継母役を演じるアカデミー賞女優ケイト・ブランシェットは「素晴らしい自制心、集中力、奥深さがあるとともに、非常に陽気な面も持ち合わせています」と"心の広さ"を評価し、その上でシンデレラ役は「彼女にとってぴったり」と語る。また、魔法使い役のヘレナ・ボナム=カーターは「愛情を感じなければ、夢をかなえてあげようなどと思わないわけだけれど、あれほどかわいらしいリリーを好きになれない理由などないといった感じだったわ」と、リリーの魅力によって素直に役に入ることができたという。そして、王子役のリチャード・マッデンは、シンデレラの役柄について、困難に耐えながらほほ笑みを絶やさず、自分を憎む人々にも優しく接するという難しい演技が要求されると分析し、「リリーは実に優雅に美しく淡々と、あらゆるプレッシャーを気にかけることなくやってのけた」と称賛。「あの見事な舞踏会用ドレスさえも、やすやすと快適そうに着こなしていたよ」と、いかに彼女にとってシンデレラが当たり役であるかを象徴するエピソードも明かした。リリーは、今月7・8日に来日予定。スクリーンの中からはもちろん、東京・六本木で行われる舞踏会を再現したジャパン・プレミアでも、魅力を振りまいてくれるに違いない。(C)2014 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2015年04月02日ジェームズ・フランコが監督と主演を兼任する『In Dubious Battle』に、若手からベテランまで、豪華なキャストが集まった。その他の情報共演は、ロバート・デュヴァル、エド・ハリス、ジョシュ・ハッチャーソン、セレナ・ゴメス、ブライアン・クランストン、アシュレイ・グリーン、ザック・ブラフら。原作はジョン・スタインベックが1936年に出版した『疑わしき戦い』で、撮影は来週からジョージア州でスタートする。文:猿渡由紀
2015年03月20日