NXP Semiconductorsは9月30日、セキュアコネクテッドカー向けにC2Xチップセットの供給を開始すると発表した。今回、NXPはDelphi Automotive Systemsに対し、車車間(C2C)や車とインフラ間(C2I)通信用のRoadLINKチップセットを供給する。同無線技術は、緊急の交通情報をドライバーに伝達することで、道路交通の安全性を大幅に向上させる。RoadLINKチップセットを用いるDelphiのプラットフォームはグローバルな有力自動車メーカーとの提携により、2年以内に自動車への搭載が開始される予定という。Delphiのプラットフォームは、NXPの技術とCohda Wirelessのアプリケーションソフトを組み合わせており、車から車へ、あるいは交通信号や交通表示板などの周辺インフラから車へと、ドライバーの視界外にある潜在的で危険な交通状況に関する警告を伝達し、レーダなどの先進運転支援システム(ADAS)の最適な補完となる。さらに、交差点の死角による衝突事故、危険な道路状況、道路工事、緊急車両の存在、停止車両や低速走行車両、交通渋滞、事故の警告、交通信号や交通表示板に関する情報などの伝達が可能になる。また、同ソリューションでは通信速度や信頼性が低下する可能性のあるセルラーや他のネットワークを利用せずに、自動車業界のニーズを満たすために制定されたIEEE 802.11p無線通信技術を採用している。車とインフラ間や車車間を直接接続し、迅速な伝送と信頼性の高い道路安全通信を実現する。このC2X通信はNXPのC2Xハードウェアセキュリティモジュールにより、違法な攻撃やデータの盗難から保護されているとしている。
2014年10月02日飛騨高山にある木工房【オークヴィレッジ】とMOTTAINAIキャンペーンが共同開発した『MOTTAINAIの森 カッティングボード』(全4種)を、2011年10月8日(土)「木の日」に発売する。 この商品は、国産木材製品を日常生活の中で使い、日本の森を元気にすることをコンセプトにした『MOTTAINAIの森』シリーズの第一弾となる。MOTTAINAIキャンペーンでは2005年から、オリジナル商品の販売などを通してケニアの植林活動「グリーンベルト運動」を支援してきた。国連の定める「国際森林年」の2011年、日本国内の森林環境に目を向けたところ、木材資源の豊かな日本では手入れの行き届かない森林が増えていること、また、急峻な地形で曲がって育った木や繁殖力旺盛ながら樹齢が短く直径が25センチ以下の小丸太が、チップ材として粉々に砕かれてパルプとして使われる「もったいない」現状があることを知り、そうした「もったいない」木材で日本の森を元気にする商品を造ることができないかと、飛騨高山の木工房オークヴィレッジに共同開発を依頼したものだ。「カッティングボード」は、テキスタイルデザイナーのセキユリヲさんのデザイン。 通常は布に施す「パターングラフィック」を、オークヴィレッジの先端技術と職人の手仕事による焼印を組み合わせて木に表現するという、木工業界では初めての試みに成功し、フリーハンドで描いた自然なラインで温かみのある仕上がりを再現している。四季をテーマに、春は桜、夏は朴(ホオ)、秋は胡桃(クルミ)、冬は白樺と、それぞれの季節のイメージに合った木材を使用し、色合いや質感の違いを楽しめる4種類。カッティングボードとしてだけではなく、インテリアとしてもオススメだ。
2011年09月14日