ホーチミン市西部にあるベトナム最大の中華街「チョロン」。50万人以上といわれるホーチミン在住の華人の大半が住んでいるチョロンとは、一体どんな街なのだろうか。今回は、1区中心部からの行き方や見どころ、散策のポイントをご紹介!チョロンとは?チョロン(Chợ Lớn)は中華街の通称で、具体的にはホーチミン市西部の5区から6区にかけて広がるエリアを指す。18世紀後半より華僑が集住して形成された街で、大富豪が沼地を開拓して発展したといわれる。 近年、移住してきた「新華僑」と呼ばれる人たちはチョロンの北側に隣接する11区に多く住んでおり、エリア自体が広がりつつある印象だ。中華街といっても、横浜中華街のような派手さや煌びやかさはない。ベトナムのローカル風景に漢字表記の看板が溶け込み、独特の雰囲気を醸し出している雑多な街である。チョロンへの行き方チョロンへの移動手段は、ローカルバス又はタクシーとなる。バスの場合、ベンタイン市場前のバスターミナルから1番のバスに乗り、終点のチョロンバスターミナルで降りよう。1番バス(青色)は他の路線のバス(緑色)より車体が新しく、冷房も効いているので、旅行者でも安心して利用できる。タクシーの場合、1区中心部から約20分でチョロンに到着する。行き先はチョロンバスターミナル又はビンタイ市場と伝えるといいだろう。〇バス情報路線番号:1番路線名称:ベンタイン - チョロンバスターミナル(Bến Thành - Bến xe Chợ Lớn)運賃:一律5,000VND(約54円)所要時間:約30分運行時間:5:00~20:30運行間隔:5~10分に1本見どころチョロンに点在する中国寺院とビンタイ市場、中国文化が溶け込んだローカルな風景が見どころ。また、プラカゴ問屋街、布問屋街、文房具屋街というふうに、1つの通りに専門問屋が集まり、通りごとに違った顔を見せてくれるのも面白いところだ。見どころの多いチョロンだが、次に紹介する3つのスポットはおさえておこう!〇ビンタイ市場(Chợ Bình Tây)ベンタイン市場に次ぐ、ホーチミンで2番目に大きい市場。狭い通路を行き交う人の多さや膨大な商品の数に圧倒される。卸売市場のため、基本はまとめ売りだが、1個から売ってくれる店もあるので交渉してみよう。買い物というより活気ある雰囲気を楽しむ市場。————————————住所:57A Thap Muoi , Dist6 , Ho Chi Minh電話番号:(+84)8-3857-1512営業時間:6:00頃~18:00頃〇ティエンハウ寺(Chùa Bà Thiên Hậu)福建省からベトナムに移り住んだ人々によって1760年に建立されたチョロン最大の中国寺院。航海安全の神様「天后聖母」が祀られている。渦巻き線香に願い事を書いた赤いお札をつけ、約1週間(=線香が燃え尽きるまで)吊るしてもらうことができる。————————————住所:710 Nguyen Trai , Dist5 , Ho Chi Minh開館時間:6:00~17:30入場料:無料〇チャータム教会(Nhà Thờ Cha Tam)フランス統治時代の1900年頃に建てられたカトリック教会(別名フランシスコ・ザビエル教会)。東洋と西洋の建築様式が入り混じったエキゾチックな建物に注目!————————————住所:25 Hoc Lac , Dist5 , Ho Chi Minh電話番号:(+84)8-3856-0274開館時間:6:00~22:00入場料:無料ベトナム語と中国語が併記された看板散策のポイントチョロンはベトナム語で「大きい市場」を意味するだけに、エリアがとても広い。全てを歩いて回るのは大変なので、少し離れたスポットはタクシーを利用して効率よく回ろう。比較的治安の良いホーチミンだが、チョロンは1区に比べてスリやひったくりの発生が多いところなので、貴重品の出し入れやカバンの持ち方には注意を!〇徒歩で回れる!おすすめ散策コースチョロンバスターミナル ⇒ プラカゴ問屋街(Le Quang Sung通り) ⇒ ビンタイ市場 ⇒ チャータム教会 ⇒ 布問屋街(Tran Hung Dao通り) ⇒ ティエンハウ寺中国寺院を見学し、ローカル食堂で中華料理を食べ、ホーチミンで中国を感じてみるのも一興。観光の日程にゆとりのある人はチョロンまで足を伸ばしてみてはいかがだろうか。(text & photo:グッチ)ぐるりホーチミン歩き~美味しいと可愛いを探して~その他の記事を読む>
2015年09月21日リネンなどの天然素材を使ったオリジナルの洋服を中心に、ずっと手元に置いておきたくなるような雑貨や日用品を扱う、人気ショップ「cholon(チョロン)」。札幌でお店をスタートし、3年前には東京の代官山にもお店をオープン。その東京店がこの6月、台東区蔵前に移転し、リニューアルオープンした。場所は、隅田川沿いに建つ小さなビルの3階。同じビルには、セキユリヲさんが主宰する「サルビア」や写真家の大沼ショージさんによる「カワウソ」も事務所を構える。「もともと台東区の辺りにお店をオープンしたかったのですが、そのときは見つからず、縁があって引っ越すことになりました。代官山店よりも商品アイテムは少なくなりましたが、こじんまりとしてちょうどいい広さになりました」と店長の根上笑さん。取材時にはアクセサリーフェアを開催中。レザートートバッグは「REN」とのコラボアイテム。イエロー、シルバー、ブラックの3色。オープン記念のノベルティはリネンのバンダナ。お弁当包みとしても使えそう(数に限りがあります)。大きな窓から隅田川とスカイツリーが見える、広々として気持ちの良い空間は、展示とワークショップのためのスペース。今後もさまざまなイベントも企画されている。お店が次々と増える東東京エリアの巡りに、ぜひ訪れてみては?チョロン東京店東京都台東区駒形2-1-8楠ビル301営業:11:00~18:00定休:火曜、第1・第3月曜お問い合わせ:03-3843-0203 【ギャラリーインフォメーション】■佐藤みちこ 陶の髪どめ展期間:6月22日(金)〜7月1日(日)■露の道草~小野みほこの花と小川麻美の器展期間:7月5日(木)〜8日(日)※ワークショップ「あじさいと木の実のリースづくり」日時:7月8日(日)14:00〜16:00料金:7,000円(材料費、器、キャンドル、オーガニックハーブティ付き)定員:8人(要予約)持ち物:花ばさみ、もしくはクラフトばさみ以下からお申込みください。取材/赤木真弓
2012年06月19日南青山で「食のギャラリー612」を主宰する、フードスタイリストのたなかれいこさんが2001年から11年間綴った、食と暮らしまわりの話100篇を集めたエッセイ『たべるクリニック』を出版した。たなかれいこさんはCMスタイリストとして活動後、1年間滞在したニューヨークで自然食に興味を持ち、帰国後30歳でケータリングサービスを始める。その後、レストランを経て「612食べ物教室」や長野県蓼科にて無農薬、無肥料、不耕起で野菜を育てる「612ファーム」をスタート。あたりまえのおいしく楽しい食を通して、自然に添った心地よい暮らしを提案している。本書は、そんなたなかさんが納得して使い続けている食材や調味料などを通販する「612コレクション」の会員の方に向けて、感じたり、実践していることを綴った“おたより”に加筆、編集をして1冊にまとめたもの。書かれているのは何かを禁じるストイックな生活ではなく、おいしいものをおいしく食べるというシンプルな考えを元に、たなかさんが経験されてきたことばかり。年代別にまとめられたこの本を読むと、11年という長い年月を通して、たなかさんが同じことを言っていることがよく分かる。先日、等々力の「巣巣」で行われた発売記念トークショーでは、本にも書かれている“冷え”をテーマにお話を伺った。冷えは食べ物だけでなく、衣類や感情、環境、薬など、生活すべてに原因があるのだとか。なかには一般的には体にいいとされるものも含まれており、目から鱗の話ばかり(詳しくは本書で)。5月18日には代官山の「チョロン」で、“幸せな甘味とは”をテーマにトークショーを開催。会場では「612コレクション」の食品や商品も販売される。いつでも食べたいものが手に入る、便利な現在、本物の食べ物を見分けるのはなかなか難しいこと。でもその手間さえ惜しまなければ、おいしく食べるだけで健康が手に入ることをたなかさん自身が実証している。この本を読むことは、自分の生活を見直すきっかけにもなりそうだ。『たべるクリニック』著者:たなか れいこ定価:1,365円発行:mille books(ミルブックス)発売:サンクチュアリ出版●トークショー「幸せな甘味とは」日時:5月18日(金) 19:30〜21:00(予定)会場:チョロン代官山 東京都渋谷区恵比寿西1-31-12FLEG代官山1F料金:1,000円お申し込みはこちらから。 取材/赤木真弓
2012年04月20日