デムナによる、バレンシアガ 2022年ウィンターコレクションを発表しました。BALENCIAGA 360° WINTER 22 COLLECTIONCourtesy of Balenciagaクラッシックなルックは抑えて描きなおされ、大胆なシルエットを際立たせています。ハイブリッドストレッチドレスとボディスーツは、グローブやシューズ、パンツ、トレーン、レギンスを組み合わせることで、新たな方法でフィットし、フォールします。タートルネックやパンツ、ジャージフーディなどの不可欠な要素は、部分的にダメージ加工されたり、縮められたり、オーバーサイズになっています。プルオーバーアウターウエアは、レザーやパファー、ボンバー、デニム、トラックなどのジャケットをクローズド・フロントのガーメントとして再考します。高品質のストレッチニットウエアで作られたシンプルなタオルはラップとして着用します。トップはジーンズから作られています。刺繍されたロゴの下側に取り付けられたTシャツは、レイヤーもしくはそのまま垂らすことができます。Courtesy of BalenciagaグラフィックプリントはXXXLフィットや「Be Different」のようなメッセージを発表し、ロゴは黒いテープで遮られています。カスタムBalenciagaガムテープは、ラップコートやバギーパンツのベルトとして機能します。ダブルブレストのスーツとトレンチは、しわ加工され、折り畳み可能で、簡単なパッキングのために丸められるように作られています。Courtesy of Balenciagaアクセサリーは拡大や誇張され、再利用と代替素材が強調されています。フェイクフェザーボアは擦り切れたオーガンザで作られています。The Crush Bagはソフトボックスの形をしており、反対側の端にある1つまたは2つのハンドルで持たれます。The Swing Bagは多数のレイヤーで作られ、輪になったチェーンストラップで持たれています。The Trash Pouchはごみ袋から着想を得ています。ハンドバッグはCagoleやRodeoブーツから作られています。Courtesy of BalenciagaThe HDスニーカーは、柔軟で頑丈な1つのピースで構成されるレースアップです。The Knife Waderは2つのクラッシックなスタイルを、広がったアッパーとポインテッドトゥ、スパイクヒールで組み合わされています。TheGlove Bootは、なめらかで、ラウンドトゥ、複数の高さのヒールがあります。Courtesy of Balenciaga研究と革新は、これから先の予測不可能だと思われる時期に重要です。EPHEA™はBalenciagaのために開発された、最先端の菌糸体ベースの素材で、今までに類を見ないものです。品質や技術的性能を損なうことなくエコロジカル・フットプリントを減らすように設計されており、キノコの栄養体から作られています。具体的には、それは最小限の資源を使用し、低値の農産工業残留物を餌とする際に微量のCO2を排出する、豊富で急速に成長する有機体から織られています。独自のプロセスを使用してバイオ加工されたEPHEA™は、このコレクションでフロアレングスのコートに使用され、サステナブルな処理で仕上げられた、有機的で実行可能なレザーの代替品です。Courtesy of BalenciagaCourtesy of Balenciagaウクライナでの戦争は、私の母国で同じことが起こり、私が永遠の難民になった1993年以来、私が抱えてきた過去のトラウマの痛みを引き起こしました。永遠、なぜならそれはあなたの中にずっといるものだからです。恐怖心、絶望感、だれもあなたを望んでいないという認識。しかし私はまた、人生で本当に重要なこと、人生そのものや人間の愛と思いやりのような最も重要なことにも気づきました。だからこそ、今週このショーに取り組むことは私にとって非常に困難でした。なぜなら、このような時に、ファッションはその妥当性と実際の存在権を失うからです。ファッションウィークはある種の不条理のように感じます。私は、私と私のチームが一生懸命取り組み、心待ちにしていたショーをキャンセルすることも一瞬考えました。しかしその後、このショーをキャンセルすることは、30年近く私にひどく苦痛を与えてきた悪に降参し、屈することを意味するであろうことに気づきました。私は、自分の一部を無意味で無情なエゴの戦争の犠牲にすることはもうできないと決意しました。このショーに説明は必要ありません。それは、恐れないこと、抵抗すること、そして愛と平和の勝利への献身です。ーデムナ(Demna)バレンシアガ クライアントサービスTel: 0120-992-136URL: balenciaga.com
2022年03月11日バレンシアガ(BALENCIAGA)が、52年ぶりにオートクチュールを再開する。オートクチュールの師とされ、美しいドレスの数々を世界に送り出してきたクリストバル・バレンシアガ。彼は、1917年にバレンシアガメゾンを創立し、1937年にクリエーションの拠点としてアベニュー・ジョルジュサンク10番地にアトリエを構えた。そして、40年代から60年代にかけては、無駄をそぎ落としたラインの「サック・ドレス」や、「ベビードール」ドレスなど革新的なスタイルを発表。月日は流れ、1968年に、バレンシアガは、惜しまれつつもクチュールハウスを閉店した。長い歴史を経て、遂に52年ぶりの復活を果たすバレンシアガのオートクチュール。その為に、アーティスティック・ディレクター デムナ・ヴァザリア率いる専門チームを作り、新たなクリエーションの原点としてアベニュー・ジョルジュサンク10番地に当時のサロンを再現したアトリエを設立する。ファーストシーズンは、2020年7月に発表予定だ。デムナは、「バレンシアガにクチュールを復活させることは、クリエイティブで夢のような任務です。」と語る。さらには、ドレスメイキングの新たな領域の可能性の提示、そしてバレンシアガの創作の原点に立ち返ることを可能にする意味もあるという。なお、デムナはすでに自身が立ち上げたブランドであるヴェトモン(VETEMENTS)のデザイナーを退任している。
2020年01月23日バレンシアガ(BALENCIAGA)が、新作スニーカー「BALENCIAGA TRACK」を、9月3日から23日まで開催されるロンドン・セルフリッジズ(the Selfridges)コーナーショップにてローンチ。「BALENCIAGA TRACK」Orange2018年冬ランウェイショーで発表された「BALENCIAGA TRACK」は、マーク・ジェンキンス(Mark Jenkins)による新たなアート作品やユニークなインスタレーションなど、バレンシアガテイクオーバーの⼀環としてローンチ。4色展開される同シューズは、アーティスティック・ディレクター、デムナ・ヴァザリアによるネクスト・ハイテクシューズで、ハイキングシューズの⾼性能な要素とランニング・ギアをレイヤードさせた、⾵貌と機能の両⾯において多⾓的なデザインとなっている。「BALENCIAGA TRACK」Yellow8⽉23⽇から9⽉3⽇まで専⽤サイト(balenciagatrack.com)にて、数量限定のメンズ・ウィメンズの「BALENCIAGA TRACK」コレクションからアイテムを事前に選択し、セルフリッジズコーナーショップでのローンチに参加する時間を予約出来る。予約可能なタイムスロットは定期的に同専用サイトに追加予定。なお、オープン⽇以降はアイテムの事前選択は不可、タイムスロットのみ選択可能となる。なお、日本ではセルフリッジズ展開色にさらに1色を追加した全5色を9月24日より一部直営店から展開される予定となっている。
2018年08月28日バレンシアガ(BALENCIAGA)が、2018年ウィメンズフォールコレクション のルックを公開した。Courtesy of BALENCIAGA今シーズンは、デムナ・ヴァザリア(Demna Gvasalia)によるバレンシアガを象徴するような、洋服の分解と融合、クラシカルで典型的な素材、誇張または収縮させたシルエット、日常の流用といった一連のテーマの進化形を描いた。象徴的なアイテムは、タータンブランケットとキルトジャケットをレイヤリングさせたアウター、モーターサイクルウエアの構造や反射トリミングを反映させたチェックのツイードコート、着物袖のようなシャツ、アウトドア用のパンツに見られる3重にの水平なジッパーを用いたワイドレッグトラウザー、ストーンウォッシュ加工のジーンズなど。それらに、「BALENCIAGA」のロゴバッグや、ゴールドの「BB」ロゴが付いたローヒールのスティレットブーツ、クッキーの型抜きやスーパーヒーローのフィギュアから着想を得たイヤリングといったアクセサリー類が、デムナ式多肢選択型ワードローブを一層アップグレードさせる。
2018年05月17日ヴェトモン(Vetements)の2018-19年秋冬コレクションが、フランス・パリで発表された。自身のこれまでを振り返る今季は、デムナ・ヴァザリアのデザイナーとしてのこれまでの道を振り返ったショーだった。そのなかでも彼の刺激でもあったマルタン・マルジェラの影響を大きく受けている。マルジェラがまだデザイナーを初めて間もない頃、マーケットの古い服の解体と再構築からはじめた創作。それをなぞるように、デムナは、今季のコレクションにヴィンテージ感あるアイテムを豊富に使い、そしてレイヤードのテクニックで見せた。クリーニングされず年月が過ぎ、シワが残ったままのスーツ、大判のビンテージスカーフを巻き付けたようなランダムヘムのスカート、どのアイテムをとってもいくらかの月日の流れを感じられる。もちろん、解体と再構築の要素も織り交ぜていて、デニムにはその足跡を残すようなズレが生じている。シャツにも同じような解体の跡が残り、少し雑多な感じに張り合わせられたそのあとは、ヴィンテージ感あるアイテムたちに違和感なく溶け込んでいる。インサイドアウトの手法へのオマージュを感じさせる場面ももうひとつマルジェラらしさを感じられたのは、表裏を逆に身に着け、裏側を敢えて表にみせた手法。マルジェラが昔から多用していた、物事の本質を露にする「インサイドアウト」からこのスタイリングが導きだされたのではないかと考えさせられる。また、カモフラージュ柄のワークパンツに開けられた、インナーが見えてしまうような無数の穴も、恐らくそれが基となったのではないか。でもやはり、デムナはデムナだただ、これこそがデムナの手腕だと思わせられるのが、絶妙なパターンのテクニックで、見慣れた風なテキスタイルと、ベースとなるオーセンティックなフォルムは、身体への服の寄り添いを立体的に構築した。今季の主なテクニックである解体と再構築、そしてレイヤードによって、それらがより際立ったよう。今季の振り返りはきっと、彼らしさを模索するうえで、そして彼の未来を描く上で、きっと重要なシーズンになったはずだ。
2018年04月25日デムナ・ヴァザリア(Demna Gvasalia)によるバレンシアガ(BALENCIAGA)は、パリ郊外のサン・ドゥニ市にあるスタジオを会場に2018年春夏ウィメンズコレクションショーを開催した。誰にでも認識できる親しみある製品や事象を探求しながら、異なるアイテムを融合させたり、それぞれを交換して着用できるウエアを提案。普段の生活の中に溶け込んでいるものにひねりを加えるというコンセプトは、デムナ・ヴァザリアの元々の作風ではあるが、今シーズンはその大胆さと楽しさという点で一際強い印象を残した。Tシャツとシャツが合体したアイテムは、Tシャツとしてもシャツとしても着用でき、反射板の付いた作業ジャケットとコートが合体したアイテムや、レインコートとGジャンが合体したアイテムなどが登場。合わせられたのが、PCのスクリーンセイバーにありそうなスイスの風景をプリントしたレザーパンツや、モジュールからインスパイアされた脱着可能なパンツ、あるいは足の片方ずつが前と後ろで露わになるパンツスカートなど。ドルやユーロ柄のプリントは、ロングスリーブシャツとショートスリーブシャツの合体したアイテムとして登場し、同モチーフはバッグにも使用されている。そして各バッグにはそれぞれケープがコーディネートされているのが今シーズンの特徴。バッグやシューズ類もバリエーション豊か。定番のショッピングバッグはフリンジがあしらわれ、バイクのケース型の反射板付きバッグや、スーヴェニアのチャームがチェーンについたものなどが登場。シューズはパンク風のスタッズが付いたサンダル、パンストと合体したかのようなパンタシューズ、あるいはクロックスとコラボレーションした厚底サンダルなど。どこを見てもアイデアが満載で、濃密かつハイパーコンテンポラリーなコレクションとなっていた。
2017年10月09日今期のウクライナ・ファッション・ウィークには、現地のエディター、バイヤー以外にも、米国バーニーズ・ニューヨーク(BARNEYS NEW YORK)のバイヤーや、『ヴォーグ・イタリア(VOGUE Italy)』、『CR ファッションブック(CR Fashionbook)』のエディターなど各国からのインターナショナルゲストも駆け付けた。初めてキエフに訪れたという彼らに理由を聞くと、筆者を含むプレス関係者は、ジョージア出身のデザイナー、デムナ・ヴァザリア(Demna Gvasalia)が手がけるヴェトモン(Vêtements)やロシアのゴーシャ・ロブチンスキー(Gosha Rubchinskiy)のマインドがこれまでになく鮮烈で、気鋭ブランドを求めて今期の参加を決めたと口をそろえる。バイヤーの多くは、デパートメントストアやセレクトショップがどこも似通ったセレクションに陥りがちで、スパイスとなるようなパンチの効いたブランドを加えてショップを盛り上げるためだと教えてくれた。東欧はロシアを筆頭に高額なブランドが多かったものの、この数年で市場が成長し、コンテンポラリーブランドが一気に増加。ミレニアルズを中心とした若手デザイナーによるブランドが、ウクライナのファッション業界を華やかに彩っている。現地で知り合った『ヴォーグ・ウクライナ(VOGUE Ukraine)』や『エル・ウクライナ(ELLE Ukraine)』に寄稿するジャーナリストによると、ウクライナのファッションの特徴はガーリーな要素の強いフェミニンなスタイルが多いことだそう。伝統的な民族衣装やバレエ大国としての文化的背景が影響しているのかもしれない。その反面、共産圏だった名残も色濃く、暗黒時代に焦点を当てた、両極端なブランドが存在する。明と暗、どちらの側面も、困難な時代を生きる現代人のムードと上手くマッチしているのかもしれない。ユリア・イエンフィムチュック(YULIA YEFIMTCHUK)2014年にユニセックスブランドとしてスタートしたユリア・イエンフィムチュックは、先シーズンに引き続きソビエト連邦時代のワークウェアから着想を得た。ユティリティというキーワードを主軸に、オーバーサイズで動きやすく、大きなポケットを施した機能性の高いアイテムが揃う。胸に入れられたロシア語のテキストは日本語で“美学”を意味する。コレクションには人を寄せ付けないどこか暗く重々しい雰囲気が漂うが、その魅力に引かれるファンは多い。歴史や文化から影響されて磨かれていくユリア・イエンフィムチュックの美学が、時勢とともにどのように変化していくのか、今後も見続けたい。レイク・スタジオ(Lake Studio)女性デザイナーデュオ、アナスタシア・リアボコン(Anastasia Riabokon)とオレーシャ・コノノヴァ(Olesya Kononova)が手がけるレイク・スタジオは自然界からインスパイアされたコレクションを展開する。上質なシルク素材とシャーベットトーンによって、淡く軽快なリラックスした大人の女性像を描く。今季は海と水にフォーカスし、ゆるやかな波のようなボリュームやシルエットをコレクションピースに与えた。海の宝石、サンゴのプリントがドレスの上で泳ぎ、その場が優しい空気に包まれているようだった。ジーン・グリッツフェルト(Jean Gritsfeldt)ストリートラグジュアリーを提唱するジーン・グリッツフェルトは、メンズ・ウィメンズを展開するブランド。過去にはボクシングリング上やサーカス会場でショーを開催し、そのエンターテイメント性の高さも評価されている。今季はキエフにあるボルィースピリ国際空港の飛行場にて、DHLの航空機からモデルが登場するという演出。“多様性”をテーマに、年齢層の広い一般男女がランウェイを闊歩した。コレクションはイブニングドレスからトラックスーツ、イスラム教徒の女性が纏うドレスやヒジャブのようなルックまで、一貫性はなくバラエティーに富んだ内容。「多様性に理解を」というスローガンを掲げたLGBTパレードが昨年初めてウクライナで行われた事例からも、この国の若者の現状打破への激しい猛りが感じられた。
2017年09月17日デムナ・ヴァザリアによるヴェトモン(Vetements)が、パリのサン・ラザール駅の裏手に位置するガレージを会場に、写真の展示という形でファッション業界関係者に2018年春夏コレクションを披露した。初日はパーティーを催し、デムナ・ヴァザリア本人も姿を見せ、ウィーンから招聘したバンドのライブも手伝って大いに盛り上がりを見せた。ヴァザリア本人による撮影の写真に登場したモデルたちは、今年ヴェトモンの活動拠点を置いたスイスのチューリッヒで生活する人々。アーヴィング・ペン(Irving Penn)の50年代の写真を彷佛とさせるウエストに手を添えたポージングがユーモラスだ。コレクションは2018年春夏のメンズとウィメンズで、現在までのヴェトモンのアーカイブの中から選ばれたアイテムのリエディション(再編成)となっている。アイテムも、ショルダーやヘムにラフルを飾ったドットのワンピースや裏地を表にしたアストラカンのコート、ツイードのスーツなど馴染み深いものばかり。メンズも、様々なフォントのロゴが入ったスウェットやジャージ、ブルゾン類が多く、過去のコレクションを買い逃した人には朗報かもしれない。コラボレーションアイテムとして、イギリスのサッカー・ラグビー用品のアンブロ(umbro)とのTシャツ、運送会社DHLのブルゾン、トミーヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)のフーディーなどが登場。既成の形式にとらわれたくないと宣言したデムナ・ヴァザリアが、今後どのような、そしてどのようにコレクションを発表していくのかを注視していきたい。
2017年06月30日バレンシアガ(BALENCIAGA)の新たなウィメンズブティックが松屋銀座にオープン。新店舗は、アーティスティック・ディレクターにデムナ・ヴァザリアを迎えたブランドの新たなビジョンが集約される関東初のブティックとなり、シューズやバッグ、アイウェアなどを含むウィメンズコレクションが展開される。店内空間は、バレンシアガの多面性をテーマにした。クリーンで幾何学的な内装をベースに、ローズウッドのテーブルや、コンクリートの壁、エメラルドグリーンのガラスが整然と並べられている。クラシックとモダン、過去と現在を融合するというコンセプトが反映されている。取り扱い商品には、2017年春夏コレクションで発表されたバッグコレクション「エアー」のアイテムもラインナップする。モロッコのフットスツールから着想を得たという「エアー」は、円形のユニークなシルエットや極端に大きいサイズ感でランウェイの注目を集めていた。【詳細】バレンシアガ 松屋銀座オープン日:2017年2月20日(月)住所:東京都中央区銀座3-6-1 2F展開アイテム例:・エアー ホーボー S(W30×H14×D30cm) 256,000円+税・エアー ホーボー M(W40×H19×D40cm) 311,000円+税・エアー ホーボー L(W50×H22×D47cm) 394,000円+税【問い合わせ先】バレンシアガ ジャパンTEL:0570-000-601
2017年03月04日バレンシアガ(BALENCIAGA)の新ブティックが松屋銀座にオープンした。同ブティックはデムナ・ヴァザリアのアーティスティックディレクションによるバレンシアガの新時代において、新たなクリエイティブ・ヴィジョンが集約された店舗となっており、シューズ、バッグ、アイウエアを含むウィメンズコレクションを取り扱う。その空間や建築はクラシックとモダン、過去と現在を融合させた結果で、ラグジュアリーリテールにおいてダイナミックな空間となっている。
2017年03月02日バレンシアガ(BALENCIAGA)が2017年春夏メンズコレクションのポップアップストアを2月7日まで阪急メンズ大阪1階イベントスペースにてオープンしている。アーティスティック・ディレクターにデムナ・ヴァザリア(Demna Gvasalia)が就任し初めて手掛けたメンズコレクションであり、メゾンにとってもメンズコレクションにおいて初めてショーを行った2017年春夏シーズン。今回のバレンシアガ ポップアップ ストアでは、同シーズンにて発表され大きな話題となった「キャリー ショッパー(CARRY SHOPPER)」をはじめとする新作バッグコレクションを多数展開するほか、ウエアなどもそろう。
2017年02月02日ヴァンドーム広場に程近いエスパス・ヴァンドームを会場に1月18日、2017-18年秋冬メンズコレクションのショーを行った、デムナ・ヴァザリア(Demna Gvasalia)によるバレンシアガ(BALENCIAGA)。クリストバル・バレンシアガ(Cristobal Balenciaga)のカッティング哲学を巧みに取り入れながら、ユニフォームやワークウエアをモダンにアレンジし、また一つ新しいバレンシアガ像を描いて見せた。オーソドックスに見えるテーラドコートも、クリストバル・バレンシアガのバスクシルエットを引用したカッティングを施し、新しいスタイルを提案している。ラグビーコーチを思わせるテクノ素材のコートや、ジャケット、コートなどはオーバーサイズに仕立て、履き慣らしたような加工を施したトリプルソールのスニーカーをコーディネート。レイヤーの手法も斬新で、中綿入りのフラネルのシャツの上から、企業ロゴ風のバレンシアガの文字がプリントされたポロシャツやTシャツをアウターとして重ね、ストリート的な解釈を見せた。ウィメンズコレクションで登場したショッピングバッグからインスパイアされたバザール ショッパーがメンズコレクションで初めて登場した他、バレンシアガのブティックで使用しているペーパーバッグ風のレザーバッグも登場し、コレクションを彩るアクセントに。親会社、ケリング(KERING)のロゴが入ったスウェットやコートも大きな話題を呼んだ。
2017年01月26日デムナ・ヴァザリアによるバレンシアガ(BALENCIAGA)が、17SSリゾートコレクションを発表した。創設者のクリストバル・バレンシアガに敬意を表した16-17AWコレクションで確立されたアティチュードやシルエットの反映と、ハウスのクチュールヘリテージを想起させるディテールを組み合わせた同コレクション。容易さやユーティリティ、流動性などを基本理念としており、コットンポプリンのメンズシャツをオーバーサイズに引き延ばしたかのようなカフタン型ドレスや、バスローブのように簡潔に裁断され、“容易さ”という概念を極限まで推し進めたコートなどのアイテムが展開される。また、唯一のグラフィックモチーフとしてストライプを採用。素材は、クチュールハウスの慣例にとらわれず、コットンポプリン、ツイル、テクニカルジャージー、タオル地などが用いられた。アクセサリーでは、実用的なショッピングトートバッグをベースにした「バザール」バッグや、伝統的なパリのカフェにある椅子の座席の格子細工デザインを再現したクラッチバッグの他、ボールチェーンを拡大したジュエリーなどが展開される。
2016年10月31日バレンシアガ(BALENCIAGA)の2017年春夏ウィメンズコレクション。デムナ・ヴァザリアを迎えて2シーズン目となるランウェイショーをパリ・ファッション・ウィーク6日目の2016年10月2日(日)に行った。デムナのデビューは、多くの人々に衝撃とチャレンジスピリットを与えるものだった。原型から離れたフォルムの作り方、ストリートからモードへの転身。自身の長所を活かした、メゾンの内側からの改革は斬新な形の造形へと繋げた。2度目となる今季も、デムナのスピリットは変わっていない。「クチュールとフェティシズム」これがシーズンキーワードである。フェティシズム、これが何を指しているかは定かではないが、少なくとも‟スパンデックス”という素材に着目していることは確かである。伸縮性に富んだ素材の特性を生かして、シューズと一体になったパンツを提案している。また‟肩を抜く”オリジナルの着こなしを提案していた昨シーズン同様、今季もコーディネートにはこだわりがあるようだ。ランウェイでは一方向のアプローチしか見せていないが、実際ウェアは様々な着こなしを楽しめるようになっている。例えば、ストライプ柄のコートはそのまま纏えば綺麗なライン。ただ内側にもう一枚かませていて、スカートとセットになっている。そのため、ボタンを留めればコートに、ボタンを空ければアシンメトリーに、はたまたスカート部分もオープンにして着ることも可能だ。また、終盤にかけて差し込まれたダウン風ベスト。実はこれは空気で膨らむ構造で、空気量に応じて変形させることもできるギミックなウェアだ。また、買った人にしかわからない仕掛けが施されているのもポイント。真っ赤なフード付きトップスの袖元にあしらわれたURLにアクセスすると、メッセージが受信できる。これはコマーシャルピースにも応用され、それぞれに違うナンバーが配され、アクセスすると異なるメッセージが流れるという。昨シーズンは‟バザールバッグ”で話題をさらったメゾン。今季は街中で布団が売られているときに着想を得たのだろうが、毛布のような懐かしい刺繍が施された‟ブランケット バッグ”がデビュー。さらに、クッション着想の円形型‟クッション”もバッグラインに仲間入りしている。
2016年10月09日バレンシアガ(BALENCIAGA)は、新アーティスティック・ディレクターのデムナ・ヴァザリアによるファーストコレクションの展開をスタートする。これを記念し、2016年8月31日(水)から9月6日(火)までの間、2016-17年秋冬新作ウェアを揃えた期間限定ストアを伊勢丹新宿店本館にオープン。クチュールとリアリティを融合したシルエットで話題を呼んだ、デムナのデビューコレクション。テーラードジャケットは、ボディラインを強調するかのように凹凸を持ち、スカートは歩行の軌道を描くようなシルエットに広がっている。メゾンで受け継がれたオペラコートは、コーディネートのエッセンスへと形を変え、襟を抜いた独特の着こなしへとつなげた。伊勢丹新宿店では、ファーストルックを飾ったスーツスタイルから、ランウェイに彩りを添えたフラワードレスまで、バリエーション豊かなラインナップで、シーズンウェアを展開。さらにここでしか手に入らないアイテムとして、チェック柄ジャケット&スカートのセットアップのように見える、トロンプルイユ効果のあるコートのルックが提案される予定だ。【詳細】BALENCIAGA FALL WINTER 16 LIMITED STORE ’TRANSLATION’期間:2016年8月31日(水)~9月6日(火)場所:伊勢丹新宿店本館3階 センターパーク/ザ・ステージ#3住所:東京都新宿区新宿3−14−1【問い合わせ先】バレンシアガ ジャパンTEL:0570-000-601
2016年09月02日ファッション業界で脚光を浴びるデザイナーのデムナ・ヴァザリアが手掛けるヴェトモン(VETEMENTS)と、2014年のローンチより現地パリをはじめ各国のファッション界から熱い注目を集めるコシェ(KOCHE)が、伊勢丹新宿店本館3階のウエストパーク/プロモーションにて8月29日までポップアップショップ「STREET COUTURE」をオープンしている。同ポップアップショップでは、両ブランドが最新の16-17AWコレクションを展開。ブランドのアイコン的存在でもあるフーディーをはじめ、パープルの色使いやグラフィカルな文字が不良っぽさを匂わせるヴェトモンからは、袖の長いスウェットパーカーやオーバーサイズのボンバージャケット、特徴的なカットオフデニムなど、シルエットやディティールで差を付けたアイテムが登場する。一方、コシェはカジュアルなのにラグジュアリーさを兼ね備えた新しいオートクチュールの形を提案。メッシュのプリントとフロントに配したパッチワークがアクセントの1点ずつデザインが異なる同店限定Tシャツも発売されている。
2016年08月25日バレンシアガ(BALENCIAGA)が7月20日、新アクセサリーライン「バザール」を発売する。アーティスティック・ディレクターのデムナ・ヴァザリアによる初のアクセサリーラインは、16AWコレクションショーにて発表されたもの。機能的なマーケットバッグの形や美しいモチーフを参照しつつ、ブランドを象徴するオートクチュールの専門知識を掛け合わせることにより製作された。バレンシアガのシグネチャーであるアリーナレザー、テクスチャード加工されたカルングやパイソンなど、それぞれがストライプとなり彩っている。バッグは「バザール ショッパー XL」(31万円)の他、「バザール ショッパー M」、「バザール ショッパー S」の全3サイズと、直営店限定として、ブルー×ブラック×ホワイトカラーを展開。その他、ウォレットやポーチなどのアイテムも登場する。
2016年07月18日デムナ・ヴァザリア(Demna Gvasalia)によるバレンシアガ(BALENCIAGA)は6月22日、99年の歴史における初めてのメンズランウェイショーを開催。私立中・高校サン・ルイ・ドゥ・ゴンザグを会場に、オートクチュールメゾンならではのテーラリングの美しさを強調した17SSメンズコレクションを見せた。大きな肩を特徴とするボックスシルエットと、タイトなシルエットでコントラストを付けながら、クリストバル・バレンシアガ(Cristobal Balanciaga)本人の時代から引き継ぐ造形の独自性と素材感の美しさでコレクションをまとめた。今シーズンのために特別に開発したという大きな肩パッドを入れたジャケットには、タイトなパンツを合わせてトップとボトムの違いを強調。一方で、極限にまで身体にフィットさせたジャケットは、肩パッドが内側に入るような構造で肩の狭さを前面に出している。それぞれが極端ではあるものの、新鮮なシルエットを見せていた。ビッグショルダーはMA-1やブルゾンにも展開し、ロングチェーンをアクセントにしたバギーパンツをコーディネート。終盤のフォーマルルックには、ヴァチカン市国の聖職者の袈裟に使われるパープル、レッド、ブラックの各素材を使用し、一種独特の世界観を演出。カマーバンドやショールも効果的なアクセントとなっていた。また、ショッピングバッグ風レザーバッグ「キャリー(CARRY)」も登場して注目の的となった。
2016年07月04日アーティスティック・ディレクターにヴェトモン(Vetements)のデザイナー、デムナ・ヴァザリア(Demna Gvasalia)が就任して初となるバレンシアガ(BALENCIAGA)16-17AWウィメンズコレクション。ショーはパリ15区に位置する元テレビ局を会場に開催された。デムナ・ヴァザリアは、アーカイブを丹念に閲覧してクリストバル・バレンシアガ(Cristobal Balanciaga)の作り出してきた独特のシルエットを研究。クチュールメゾンの技術をユーティリティーウェアに応用し、新しいカッティング術を編み出した。ハウンドトゥースやチェックなどのメンズファブリックを使用したテーラードのシリーズでは、ウエストラインを立体的に仕立て、肩を前に出すことで今までにないシルエットを描き、新鮮さを演出。ブルゾンやライダースなどのユーティリティーウェアは、上半分を閉じると裾が広がるシルエットになり、下半分を閉じると肩にボリュームが移動してデコルテになるという、2ウェイの着方を楽しむことができる。フローラルモチーフのドレスのスカート部分には、ボリュームあるラッフルを配して絶妙なアンバランスさを見せる。最後に、ヴィンテージ風のコートをシリーズで登場させたが、レザー製のショッピングバッグをコーディネートし、バレンシアガのシリアスな局面にデムナ・ヴァザリアのユーモラスなエッセンスが見事に融合。コンセプト偏重になり過ぎない、絶妙なバランス感覚を携えた新生バレンシアガの誕生だ。
2016年04月06日