2020年1月23日 17:00
バレンシアガ、52年ぶりオートクチュールを再開 - デムナ・ヴァザリア率いる専門チーム結成
バレンシアガ(BALENCIAGA)が、52年ぶりにオートクチュールを再開する。
オートクチュールの師とされ、美しいドレスの数々を世界に送り出してきたクリストバル・バレンシアガ。彼は、1917年にバレンシアガメゾンを創立し、1937年にクリエーションの拠点としてアベニュー・ジョルジュサンク10番地にアトリエを構えた。
そして、40年代から60年代にかけては、無駄をそぎ落としたラインの「サック・ドレス」や、「ベビードール」ドレスなど革新的なスタイルを発表。月日は流れ、1968年に、バレンシアガは、惜しまれつつもクチュールハウスを閉店した。
長い歴史を経て、遂に52年ぶりの復活を果たすバレンシアガのオートクチュール。その為に、アーティスティック・ディレクター デムナ・ヴァザリア率いる専門チームを作り、新たなクリエーションの原点としてアベニュー・ジョルジュサンク10番地に当時のサロンを再現したアトリエを設立する。ファーストシーズンは、2020年7月に発表予定だ。
デムナは、「バレンシアガにクチュールを復活させることは、クリエイティブで夢のような任務です。」と語る。さらには、ドレスメイキングの新たな領域の可能性の提示、そしてバレンシアガの創作の原点に立ち返ることを可能にする意味もあるという。