新しいスパイダーマンに決まったばかりのトム・ホランド(19)が、ブラッド・ピットがプロデュースする『Lost City of Z』に出演することが決まった。監督はジェームズ・グレイ。共演は、チャーリー・ハナム、ロバート・パティンソン、シエナ・ミラーら。その他の情報原作は、デビッド・グランが書いたベストセラー小説。アマゾンのジャングルで謎の街を探すうちに行方不明になった探検家の物語で、ピットらはずいぶん前に映画化権を取得していたが、実現が難航していた。撮影はこの秋、北アイルランドとコロンビアで行われる。ホランドは、12月北米公開予定のロン・ハワード監督作『In the Heart of the Sea』にも出演している。共演はクリス・ヘムズワース。文:猿渡由紀
2015年08月20日トム・クルーズが主演を務める人気シリーズの第5弾『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』が早くも動員100万人を突破したのを記念して、クルーズが作品について語る特別映像が公開になった。彼がカメラの前で本シリーズや映画作りにかける想いを語り、観客の度肝を抜いた空中スタントについて振り返っている。その他の画像/特別映像『ミッション:インポッシブル』シリーズは、変装の名人にして圧倒的な身体能力と作戦遂行能力を誇るエージェント、イーサン・ハント(クルーズ)らが毎作、それぞれの得意分野を活かしながら“不可能”としか思えない難題に挑む超人気シリーズだ。本作は日本でもファンが多く、先週末の7日に公開をスタートすると、満席の劇場も出るなど好調な動員を記録。前作『…ゴースト・プロトコル』を2日も上回る日数で動員100万人を突破した。本シリーズでは主演だけでなく製作も手がけているクルーズは映像で「これは単なるアクション映画じゃない。いろんな魅力がある」という。彼は自身で本物のスタントに挑むだけでなく、製作者として腕のあるフィルムメイカーや俳優たちを自身の眼で選んで“チーム”を結成し、前作を超える大作を手がけてきた。映像では「観客が喜ぶ姿を見るのがとても好き」というクルーズが本シリーズについて熱く語っている。また、本作で彼は実際に軍用機にしがみつき、上空1500メートルまで上昇するスタントを行った。圧倒的に危険な状況下で、軍用機が全速力で滑走路を走り、いよいよ離陸する時にクルーズが思ったことは? 映像ではクルーズがその瞬間について笑顔で振り返っている。『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』公開中
2015年08月13日トム・クルーズ演じる伝説のスパイ、イーサン・ハント率いるIMFのメンバーとして、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』のホークアイとしても知られるジェレミー・レナーが、前作に引き続き登場する『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』。いよいよ8月7日(金)に迫った本作の日本公開を前に、ジェレミーの撮影オフショットや本編映像を交えた特別映像とビジュアルが、シネマカフェに到着した。先週末、全米を始め世界各国で公開された『ミッション:インポッシブル』シリーズ最新作となる本作は、世界33か国で初登場No.1を獲得、内32か国でシリーズ最高のオープニング、27か国でトム史上最高のオープニング記録をたたき出すなど、早くも話題沸騰。シリーズを通じて主人公のイーサン・ハントを演じてきたトムは、毎回、信じられないようなアクションをノースタントでこなし、観客を驚かせてきたが、謎のスパイ組織“シンジケート”に立ち向かう本作でも、手に汗握る生身のアクションは顕在だ。ただ、これまで幾多のピンチを乗り越え、数々の不可能なミッションを可能にしてきたトム演じるイーサンの活躍の陰には、極秘諜報機関IMFの強いチームワークがあったことも大きい。そのIMFのメンバーの一人、ブラント役を演じているのが、ジェレミーだ。ブラントは、IMFの切れ者分析官で、前作『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』で初登場。『アベンジャーズ』シリーズでもおなじみのジェレミーだが、本作では交渉担当として手腕を発揮している。到着した映像では、ジェレミー演じるブラントの見せ場シーンのほか、同じくIMFチームでベンジーを演じるサイモン・ペッグと談笑するオフショットもあり、サイモンが「レナーとの仕事は楽しい。彼はいい奴さ」と笑顔で明かしているように、公私にわたるチームワークの良さを感じ取ることができる。また、本作では、トム演じるイーサンが今回の敵となる“シンジケート”の暗躍を阻止すべく動く一方で、IMFを諸悪の根源と非難したCIA長官(アレック・ボールドウィン)からは、IMF解体を宣言されてしまう。CIAとの交渉の矢面に立ち、チームを守ろうと奮闘するブラントは、非常に重要な役どころだ。トムも「今回、IMFはプレッシャーを受けて崩壊しそうになる。そんな状況の中でのジェレミーとサイモン、そして(ルーサー役の)ヴィング(・レイムス)との関係がすごくいいんだ」と語っているだけに、イーサンのみならず、シリーズを通して培ってきたチームの絆も、より強力になっているようだ。『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』は8月7日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション 2015年8月7日(金)より全国にて公開(C) 2015 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2015年08月06日21回目の来日を果たしたトム・クルーズが8月2日に、都内で行われた主演最新作『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』の来日記者会見に、メガホンをとったクリストファー・マッカリー監督とともに出席した。その他の画像すでに大きな話題を集めている上空1500メートルで繰り広げられる“軍用機ぶら下がり”の超絶アクションについて、クルーズが「アイディアを出したのは監督だった」と明かすと、当のマッカリー監督は「ジョークで言ったんだよ」と釈明。これに対し、クルーズは「でも、楽しそうかなと思って」と涼しい顔で、「眼球全体を覆うコンタクトレンズで撮影に臨んだ」「こだわりはスーツ。ヒッチコックの『北北西に進路を取れ』へのオマージュだよ」「ものすごく寒かったし、排気ガスをもろにかぶった」「全部で8回撮ったんだ」など、同シーンの驚くべき誕生秘話を次々と披露した。クルーズ演じる主人公・イーサンらが所属するIMFの解体危機が迫る中、彼らがチームを組んで、訓練された“ならずもの組織”(=ローグ・ネイション)の壊滅というミッションに挑む。先週金曜に全米で封切られ、シリーズ最高のオープニング記録を樹立したばかりだ。すでに第6弾の構想もあると言い、「日本で撮影できたら、楽しいだろうね。交通規制に協力してくれれば、実現の可能性はあると思う。ぜひ、地域全体の協力を得られれば」(クルーズ)、「でも夏は暑いから、撮影は春か秋がいいですね。それともうジョークは言わないよ」(マッカリー監督)。クルーズにとって、大作映画の主演やプロデュース業におけるプレッシャーは「特権」だといい、「人々を楽しませたいという夢に関われることに、感謝しかありません。だから、現場に遅刻したことは1度もないんです」と熱弁した。『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』8月7日(金)公開
2015年08月03日俳優のトム・クルーズ主演『ミッション:インポッシブル』シリーズの最新作『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』(8月7日公開)で、トム自身による超高速バイクアクションのメイキング映像が24日、公開された。公開された映像は、トム演じる主人公イーサン・ハントが謎の女スパイ、イルサを超高速でチェイスするバイクアクションシーンのメイキング映像。標高差300メートルのアトラス山脈の山道を、敵の襲撃を受けながら猛スピードで駆け抜ける。このシーンも、トム自身によるノースタントで、しかもヘルメットなし。山道のカーブには車体を傾け疾走、敵のバイクによる体当たりなど過激なシーンを実際に撮影した。トムは「今回のバイクアクションはCGを使わず、自分で運転した。かなり過激なアクションだった。安全面は度外視し、全開でドリフトした」と振り返る。また、数々のノースタントアクションに挑むトム・クルーズについて、監督のクリストファー・マッカリーは「トムの素晴らしいところは、彼が自分の仕事をものすごく愛していて、すべて観客のためにやっているということだよ。とにかく彼は人を楽しませることが大好きなんだ」とコメント。「自分たちが五里霧中だ、という気持ちになっているときでも、トムは『こんなことは初めてじゃないよ。今までにも何百万回も経験しているよ。だから大丈夫だ。絶対に大丈夫だよ』と言ってくれる。彼はまさに、映画制作マシンだよ」と語る。(c) 2015 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2015年07月24日置いてあるだけで、異空間へトリップさせてくれる――。そんな濃度の高いインテリアがあるとすれば、「トム・ディクソン(TOM DIXON)」のそれだ。パンチのある色彩、ミニマムなのにグラマラスなフォルム、インテリアというよりはもはやアートピース。彼のデザインを形容しようとすると、必然的に挑発的な言葉が出てくる。チュニジア生まれのプロダクトデザイナー、トム・ディクソンが7月17日、東京・青山にブランド2店舗目となるオンリーショップ(東京都渋谷区渋谷2-1-13)をオープンした。フロアには照明やファニチャーだけでなく、フレグランスや器等のホームアクセサリーが並ぶ。代表作である「Wingback Chair」や「Beat Lightシリーズ」の他、約7割以上のプロダクトが日本初販売というからファンにはたまらない。「MoMA STORE」で人気を集めた黄金のティーセットをはじめ、ユニークな紳士靴のドアストッパー、鉄塔のようなボウルなど、ウィットに富んだプロダクトたちが一堂に集まっている。さらに、同店舗デザインもトム・ディクソン自身が携わっているため、店内に足を踏み込めば彼の濃厚な世界へどっぷり浸れるのだ。オープンの2日前に開かれたパーティーにはトム・ディクソンも来日し、今回目玉となる新作照明「Melt」や「Lens」の魅力を語ってくれた。特に、溶けたような形状の「Melt」は創作が困難を極め、1年かけてひとつひとつを手づくりのように作っていったとのこと。また、青山学院大学の隣にショップ展開した理由のひとつに、多くの若者がデザインに触れられる機会を作りたかったと話す。そして「ここから新しい未来を創造していきたい。日本向けプロダクトも展開したいね」と笑顔で語ってくれた。奇抜でユニーク、異世界を覗いた感覚に陥るオンリーショップの魅力をぜひ堪能してほしい。
2015年07月18日トム・クルーズが主演を務める人気シリーズの第5弾『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』の公開に先がけて、クルーズが来日することが決定した。本作でクルーズは上空1500メートルで極めて危険なスタントに挑んでおり、そのメイキング映像も公開になった。『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』メイキング映像『ミッション:インポッシブル』シリーズは、変装の名人にして圧倒的な身体能力と作戦遂行能力を誇るエージェント、イーサン・ハント(クルーズ)らが毎作、それぞれの得意分野を活かしながら“不可能”としか思えない難題に挑む超人気シリーズ。最新作ではイーサンらが所属するIMFの解体危機が迫る中、彼らがチームを組んで、訓練されたならずもの組織(ローグ・ネイション)“シンジケート”の壊滅というミッションに挑む。クルーズは日本に繰り返し来日しており、本作のプロモーションのために21回目の来日をはたす。日程は明らかになっていないが、本作で謎の美女イルサを演じたレベッカ・ファーガソン、クリストファー・マッカリー監督と共に日本にやってくる。このほど公開されたメイキング映像は、クルーズが軍用機に自らしがみついた状態で1500メートルまで上昇。時速400キロの速度で飛行しながら演技する様子をおさめたものだ。これまでもクルーズは世界最高峰のビル“ブルジュハリファ”で難易度の高いスタントを行うなど“不可能”と思えるシーンをいくつも行ってきた。映像ではスタッフが入念に準備を重ねる様子が紹介され、クルーズは瞳孔や網膜を守る特殊なコンタクトレンズを装着して準備をする。メイキングには実際に撮影カメラが記録した映像も登場するが、飛行機は猛烈なスピードで助走し、離陸したかと思うと、地上の景色がどんどん小さくなっていく。映像には記録されていないが、おそらくスタッフたちは滑走路のコンディションを整え、上空の状態を注意深くリサーチし、安全装置を設置したはずだ。それでも撮影は危険を極める。あるスタッフは「一歩間違えば死んでいたと」と語るが、クルーズはこの危険な撮影を8回も行ったという。『ミッション:インポッシブル』はクルーズが主演だけでなくプロデューサーも務め、全身全霊をかけて作り上げてきたシリーズで、その意気込みや想いは相当なものだ。メイキング映像でもトムはこのスタントについて短く語っているが、来日時にはこの場面についてのコメントがさらに聞けるのではないだろうか。『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』8月7日(金)公開
2015年07月17日ロックバンド「ニルヴァーナ」のカート・コバーンや、「レディオヘッド」のトム・ヨーク、俳優のジェームス・ディーン、作家のアーネスト・ヘミングウエイなど名だたるアーティストを魅了した、「コンバース(CONVERSE)」のブランドを代表するシューズ「ジャックパーセル(JACK PURCELL)」。その生誕80周年を記念したメモリアルイベントが、7月11日と12日に東京・青山のスパイラルガーデン1階で開催されることが発表された。「コンバース」のスタンダードモデル「ジャックパーセル」は、1935年当時に14年連続でワールドチャンピオンとなった伝説のバドミントンプレイヤー、ジャック・パーセルが製作に参加し、当時の最高水準のパフォーマンス性を備えたコートシューズとして誕生したもの。そのシンプルで洗練されたフォルムは、今なお多くのアーティストたちを魅了している。そんな「ジャックパーセル」の80年を記念して、劇作家・野田秀樹の舞台衣装や宇多田ヒカルのPV衣装などを手がけてきた、コスチュームアーティスト・ひびのこづえが“新作ジャックパーセル”をモチーフにしたセレモニーウェアを製作。メモリアルイベントでは同衣装が展示される。また、モチーフとなったシューズとともに新作の「タイムライン(TimeLine)」シリーズの「JACK PURCELL 80」も展示され、「ジャックパーセル」の世界観に浸れるメモリアルな空間が演出されるとのこと。セルフショットが可能なフォトブースの設置やオリジナルポストカードの配布なども行われる予定だ。【イベント情報】「80th Anniversary EVENT」会場:スパイラルガーデン1階住所:東京都港区南青山5-6-23会期:7月11日~12日時間:11:00~20:00
2015年07月08日エマ・ワトソンとトム・ハンクスが、『The Circle』で共演することになった。ハンクスはプロデューサーも兼任する。原作は、デイブ・エガーズによるスリラー小説。ワトソンが演じるのは、個人情報やソーシャルメディア、銀行口座などをすべてひとつに集めたインターネットのオペレーションシステムを管理する会社に勤務する女性。ハンクスは、彼女が出会うミステリアスな年上の男性を演じる。監督は『The Spectacular Now』のジェームズ・ポンソールド。撮影はこの秋、カリフォルニアで始まる。ワトソンは現在『美女と野獣』、ハンクスはロン・ハワード監督の『インフェルノ』を撮影中。『インフェルノ』はダン・ブラウンが書いたロバート・ラングドンシリーズの最新作。共演はフェリシティ・ジョーンズ。文:猿渡由紀
2015年06月26日新『スパイダーマン』シリーズの主役に俳優トム・ホランド、監督にジョン・ワッツが決定したことが、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメト(SPE)とマーベル・スタジオによってこのほど、発表された。主人公のピーター・パーカーおよびスパイダーマン役に抜擢された『インポッシブル』のトム・ホランドは、現在19歳。原作の高校生という設定に、過去の俳優たちの中で最も近い実年齢で、まもなく公開予定のロン・ハワード監督、クリス・ヘムズワース共演『白鯨のいた海』にも出演している期待の若手俳優だ。ジョン・ワッツは、「最も優秀な次世代の監督と仕事をする」というマーベルの伝統に従い、マーベル・スタジオを率いるケビン・フェイグ、長年SPEでスパイダーマンに関わってきたエイミー・パスカルらプロデューサー、スタジオとのミーティングを経て、監督の座を勝ち取った。ソニー・ピクチャーズ・モーション・ピクチャー・グループのトム・ロスマン会長は、「共に仕事をした新進気鋭の監督たちがスーパースターになっていくのを幾人も見てきたが、ジョンもそうなれるだけの才能を備えている」とジョン・ワッツを高く評価。スパイダーマン役についても「トムのスクリーン・テストだけは特別だった」と絶賛し、「つまり、私たちは最高のスタートを切ったんだ」と喜びを語った。『アベンジャーズ』シリーズを中心としたマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の世界へ初参加となる新『スパイダーマン』。エイミー・パスカルも「スパイダーマンをMCUの世界へと連れて行くためにこれ以上ないほど若く、生き生きとした、才能にあふれる俳優」とトム・ホランド起用に自信をのぞかせている。新『スパイダーマン』シリーズの全米公開は2017年7月28日、日本公開は2017年夏に決定した。
2015年06月25日トム・フォードの次回監督作に、ジェイク・ギレンホールとエイミー・アダムスが主演することがわかった。タイトルは『Nocturnal Animals』。原作はオースティン・ライトが書いた小説『Tony and Susan』。アートギャラリーのオーナーが、元夫の書いた小説の原稿を読み、復讐を恐れるというスリラーだ。脚色もフォードが手がける。ファッションデザイナーのフォードは2009年の『シングルマン』で監督デビューを果たした。同作品でコリン・ファースはオスカー主演男優部門にノミネートされている。ギレンホールの次回作は7月北米公開予定のボクシングドラマ『Southpaw』。9月には実話にもとづく『Everest』が控える。アダムスの次回作は、来年公開予定の『バットマン v スーパーマン:ドーン・オブ・ジャスティス(原題)』。文:猿渡由紀
2015年05月19日オスカー俳優となったエディ・レッドメインを始め、ベネディクト・カンバーバッチやトム・ヒドルストン、国民的ドラマ「ドクター・フー」の11代目主役から『ターミネーター:新起動/ジェニシス』に抜擢されたマット・スミスなど、舞台に、映画に、ドラマにと活躍し、次々と注目俳優が現れる昨今の英国俳優ブーム。その中でも、とりわけ天才的な演技派俳優として知られるのが、ベン・ウィショーだ。その彼が主演を務め、いよいよ5月23日(土)より公開となる最新作『追憶と、踊りながら』から、ベンの美しすぎるラブシーンの半裸画像がシネマカフェにて解禁。先日、来日したホン・カウ監督も「お気に入り」と明かす、こだわりのラブシーンの詳細が到着した。ベン・ウィショーといえば、映画ファンには、初主演作『パフューム~ある人殺しの物語~』(’06/トム・ティクヴァ監督)の衝撃や、『007 スカイフォール』(’11)でのナイーヴ理系男子ぶりが忘れられないところだが、演劇ファンには、英国王立演劇アカデミー(RADA)卒業間もない2004年、鬼才トレヴァー・ナン演出による「ハムレット」で、英演劇史上最年少23歳にしてタイトルロールを演じたことが一大センセーションとなっている。同作品で、時代を現代に移してウィショーが演じた王子ハムレットは、その華奢な体型の全身からエモーションをたぎらせ、「A crazy prince for our times(我々の時代の狂えるプリンス)」と一般紙の一面を飾るなど、アツい注目を集めた。その舞台を見たティクヴァ監督が『パフューム』の主演に抜擢、それ以降、舞台、テレビ、映画と、インディーズからメジャーまで役の大小も問わず、あらゆる挑戦を続けている。本作のホン・カウ監督も来日の際、「彼の演技には、強さ、弱さ、真摯さ、人物の真実がいつもあり、心から尊敬できる俳優だと思っていたけど、今回一緒に仕事をして、想像以上に彼が素晴らしい俳優で、作品のためにすべてを献身してくれることに感動した。役への向き合い方、役をつくり上げるプロセスがとてもオープンで、自分ひとりの演技だけでなく作品全体をどんどんと磨き上げてくれる真の俳優だ」と語っていた。そして、監督がお気に入りのシーンとして挙げたのは、ベン演じるリチャードとその同性の恋人カイのラブシーン。本作『追憶と、踊りながら』は、リチャードとその恋人カイの母親である中国系女性ジュン(チェン・ペイペイ)とのエモーショナルなドラマだが、物語の鍵になるのが、新人男優アンドリュー・レオンが演じたカイの“不在”だ。監督は、回想で登場するこのラブシーンについて、「カイを恋しく思う感情を観客にも共有してもらいたくて、2人のシーンはたった3シーンに限定した」と明かす。「少ないシーンにも関わらず、2人の愛を真実に感じてもらうためラブシーンはとても重要だった。脚本の段階でも何度も書き直し、また2週間のリハーサル期間には、彼らが自然に親密さを演じられるよう、何度も演技を繰り返してもらった。その中で、アンドリューもベンもアイディアを出してくれて、さらに素晴らしいシーンにすることができた」と監督は言う。そのベンが提案したという演技アイデアには、いち早く本作を鑑賞した放送作家・町山広美も「ベン・ウィショーが、親密さの表現において、事件を起こす。キュートな重罪、逮捕したい」とコメントしており、どうやらファン垂涎のものとなる様子。ぜひスクリーンで、天才ベンと彼に負けず劣らず美しいレオンの「真実の愛」を確かめてみてほしい。『追憶と、踊りながら』は5月23日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:追憶と、踊りながら 2015年5月23日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開(C) LILTING PRODUCTION LIMITED / DOMINIC BUCHANAN PRODUCTIONS / FILM LONDON 2014
2015年05月18日「このミステリーがすごい!」で第1位を獲得した、トム・ロブ・スミス原作のミステリー小説をトム・ハーディ主演で映画化する『チャイルド44森に消えた子供たち』の予告編映像が、このほど解禁となった。1953年、スターリン政権下のソ連で、子どもたちの変死体が次々と発見される。年齢は9歳から14歳、現場は山間の線路沿い、全裸で胃は摘出され、死因は溺死。だが、殺人は“国家が掲げる思想に反する”ため、すべて事故として処理されることに。秘密警察の捜査官レオ(トム・ハーディ)は、親友の息子の死をきっかけに事件解明に乗り出すが、捜査が進むにつれ、元同僚の秘密警察に追われ、さらに愛する妻ライーサ(ノオミ・ラパス)にも不当な容疑がかけられてしまう…。08年英国にて刊行され、同年英国推理作家協会であるCWAのイアン・フレミング・スティール・ダガー賞を受賞しその年の最も優れたスパイ・冒険・スリラー小説に認定されたトム・ロブ・スミスの小説「チャイルド44」。日本でも09年に「このミステリーがすごい!」海外編第一位を獲得した話題の本作を、名匠リドリー・スコットが製作を務め映像化した本作。今年の夏、最注目のミステリー作品だ。今回公開となった予告編冒頭で描かれるのは、線路で一人遊ぶ少年に近づく黒いロングコートの男の影、そして少年の死。家族は殺人と主張するが、スターリン政権下のソ連では殺人はタブーとされているため、事故として処理されてしまう。やがて真実を追い求めていく主人公だが、次第に国家権力の魔の手が家族にも及び、苦悩する姿が描かれている。主人公を演じるトム・ハーディが助けを求める人物である警察署長のネテロフ将軍を演じるのは、『裏切りのサーカス』でもハーディと共演した名優ゲイリー・オールドマン。予告編中盤では、制服に身を包んだオールドマンの姿が登場し、並々ならぬ存在感を発揮している。真犯人を探すミステリーとしてはもちろん、50年代ソ連を舞台にしたクラシカルな衣装や本格的なビジュアルにも注目したい本作。『マッドマックス怒りのデス・ロード』の公開を控え、いま最も勢いのある俳優のひとりであるトム・ハーディから目が離せない。まずは予告編から、緊迫した彼の演技をのぞいてみて。『チャイルド44森に消えた子供たち』は、7月3日(金)よりTOHOシネマズみゆき座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:チャイルド44森に消えた子供たち 2015年7月、TOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開(C) 2015 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
2015年05月01日俳優トム・クルーズ主演の人気シリーズ『ミッション:インポッシブル』第5弾となる最新作の日本公開日が8月7日に決定したことがこのほど、明らかになった。トム・クルーズ演じるスパイ組織・IMFの超敏腕エージェント、イーサン・ハントが、難解なミッションに挑む同シリーズ。過去4作品の全世界興収は約21億ドル(約2,520億円)を超え、前作『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(2011年)では、全世界6億9,400万ドル(約832.8億円)をたたき出し、トム・クルーズ自身最大のヒットとなった。第5弾となる最新作のタイトルやストーリーなど詳細はいまだ明かされていないが、すでにロンドン、ウィーン、モロッコで撮影を実施。地上5,000フィート(1,524m)の高さを飛ぶ軍用飛行機に安全ロープ1本ではりつくというトム・クルーズ本人による体当たりアクションが非公式に報道され、話題となった。監督は『ユージュアル・サスペクツ』でアカデミー賞脚本賞を受賞し、『アウトロー』では監督・脚本を手掛けたクリストファー・マッカリー。脚本は『アイアンマン3』『パシフィック・リム』などを手掛けるドリュー・ピアース、テレビゲーム業界出身のウィル・ステープルとクリストファー・マッカリーが手掛ける。そして、イーサン・ハント役のトム・クルーズのほか、同シリーズ3作目の共演となるベンジー・ダン役のサイモン・ペッグ、前作で初登場したウィリアム・ブラント役のジェレミー・レナーが出演。さらに、新たなCIAのボス役でアレック・ボールドウィンが加わり、新ヒロインにスウェーデン出身の女優レベッカ・ファーガソンも大抜擢されている。(C) 2011 Paramount Pictures. All Rights Reserved. TM, (R) & Copyright (C) 2013 by Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2015年03月05日トム・ハンクスの息子がコカイン中毒を克服するため、リハビリ施設に入っていたことが明らかになった。トムの24歳になる息子・チェスターが自らインスタグラムに投稿した動画で発表した。チェスターはトムと妻のリタ・ウィルソンの間に生まれた最初の子どもで、チェット・ヘイズの名前でラッパーとしても活動中。16歳からドラッグ依存に苦しんできたが、24歳になって治療を受けることを決意、動画では50日間クリーンな状態を続けていると言い、「いままでで最高に幸せだ」と語った。動画のキャプションに「家族や僕の面倒を見てくれたすべての人たち、僕のファンのみなさんにも感謝します。AAとNAのプログラムを受けて、克服できまあした。自分の過ちを認めて、いい人間になるように学んでいるところです。依存に苦しんでいる人たちはどうか救いを求めて。愛とサポートをありがとう!神は存在します」と書き込んだ。実はチェスターが告白を決意したのは、アメリカのタブロイド紙にリハビリについて暴露記事が掲載されることが分かったからだという。チェスターは記事の内容は事実だと認めたうえで「僕は現在、50日間クリーンな状態だ。アルコールも含めてね。人からどう思われようとかまわない。メディアなんて、くそくらえだ」と宣言している。(text:Yuki Tominaga)
2014年11月28日先日、婚約を発表したベネディクト・カンバーバッチを始め、ベン・ウィショーやトム・ヒドルストン、さらに「ダウントン・アビー」『ザ・ゲスト』のダン・スティーブンス、『アバウト・タイム愛おしい時間たち』のドーナル・グリーソンといった“新顔”も登場している、今年も大人気の“英国男子”。話題の新作映画、ドラマに続々と出演し、その勢いは留まるところを知らない彼らは、整ったルックスや紳士的な雰囲気、そして舞台で培った抜群の演技力で、日本中の女子を魅了している。だが実は、現在のブームは“第2次”の英国男子ブーム。かつて“第1次”のブームを盛り上げてきたのは、『ブリジット・ジョーンズの日記』『ラブ・アクチュアリー』などで活躍したヒュー・グラントやコリン・ファースなどだ。そんな彼らも、現在は50歳を超え、名実共に“紳士”と呼ぶにふさわしい風格をまとい、若手に負けず劣らず活躍中!日本でも注目を集めている“渋メン”好き、“枯れ専”女子にもおすすめの“大人の英国男子”も改めてチェックしてみた。まずは、『シンドラーのリスト』でのアカデミー賞「主演男優賞」ノミネートのほか、数々の受賞歴をもつ実力派俳優でありながら、近年はバリバリのアクションもこなしているリーアム・ニーソン。190cmの長身と、優しいつぶらな瞳が魅力的なリーアムは現在62歳。還暦を越えながらも衰えを感じさせない彼が、アクションスターとして新たなポジションを築くきっかけとなったのが、愛する娘や妻を体を張って救出してきた『96時間』シリーズ。その最新作にして、最終章となる『96時間/レクイエム』が2015年1月に公開を控えている。愛する家族を守るためなら、どこまでも冷酷非情に悪党をなぎ倒していく“無敵の父親”の最強っぷりが魅力の本シリーズ。最終章でも、その長身を活かしたダイナミックかつクールなアクションと、娘を溺愛する“親ばかパパ”ぶりで、多面性のあるキャラクターを魅力的に表現しており、日本の観客を再び熱狂させてくれるに違いない。また、12月20日(土)公開のパトリス・ルコント監督最新作『暮れ逢い』に出演しているアラン・リックマンも英国を代表する紳士の一人。『ダイ・ハード』の悪役でデビュー後、『ハリー・ポッター』シリーズのスネイプ先生としてすっかりお馴染みになったが、実際はその素顔は、非常に親切で優しく、チャーミングなことで有名。『暮れ逢い』では、レベッカ・ホール演じるチャーミングな若妻の心優しい夫を演じているアラン。ベテラン俳優ならではの“いぶし銀”の演技を披露。妻と若い男との関係を怪しみながらも、ひたすら彼女を見守る夫の悲哀を、ユーモアも交えつつ、貫禄たっぷりに見せている。さらに、『ハリー・ポッター』にも出演していた英国随一の個性派ゲーリー・オールドマンは、17年ぶりにハリソン・フォードと共演した『パワー・ゲーム』が公開中。IT企業の経営者としてリアム・ヘムズワースやアンバー・ハードら若手を牽引する。そしてオスカー俳優となったコリン・ファースも、『Mud-マッド-』のリース・ウィザースプーンや『アメイジング・スパイダーマン2』のデイン・デハーンらと実在の事件を描いた群像スリラー『デビルズ・ノット』に出演、さらなる新境地を見せている。キャリアと年齢を重ねたからこそ、にじみ出る“渋さ”と“安心感”。これからも、大人の英国紳士たちに目が離せない。『96時間/レクイエム』は2015年1月9日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月20日リンジー・ローハンとの急接近が報じられたばかりのトム・クルーズだが、今度はなんとミランダ・カーとの交際がうわさになっている。トムとミランダは昨年パーティで知り合い、それから何度か会っているという。オーストラリアの「New Idea」誌に関係者が明かしたところによると、昨年11月にロンドンで開かれた私的なディナー・パーティで互いを紹介されて以来、トムはミランダに夢中になっているそうだ。現在トムは『ミッション・インポッシブル』シリーズ第5作をロンドンで撮影中。2人は電話で連絡を取り合い、ミランダがロンドンに行くたびに密会を続けているという。トムは2012年にケイティ・ホームズと離婚、ミランダは昨年10月にオーランド・ブルームと離婚している。ミランダはその後、友人だったジェームズ・パッカーと交際が伝えられていたが、いつの間にか破局を迎えていたようだ。リンジーは代理人を通じて、トムとの交際は事実無根と否定したが、果たしてミランダは、あるいはトムはどう反応するだろうか。(text:Yuki Tominaga)
2014年11月04日舞台でも活躍する歌手のマルシアが、現在大阪で開幕中のミュージカル『ファントム』に出演している。一癖も二癖もあるオペラ座のディーバ、カルロッタを演じる彼女に意気込みを聞いた。ミュージカル「ファントム」チケット情報東京公演は先月に終了。「おかげさまで毎日スタンディングオべーションをしていただき、お客さまが涙で鼻をすすって帰って行かれました。『ファントム』は、すごく日本人の感性に合うようですね。大阪でもぜひ、ハンカチを忘れずにいらして下さい」と、かなりの手ごたえをつかんだようだ。ガストン・ルルーの小説を原作に脚本家アーサー・コピットと、作曲家モーリー・イェストンが91年に制作した舞台は、異形の姿に生まれたファントムと歌姫クリスティーヌの悲恋を描く。マルシアは、若くて歌が抜群に上手なクリスティーヌが登場したため、ディーバの地位があやぶまれ、嫉妬のあまりクリスティーヌをいじめ抜く役柄だ。「皆さんはおそらく、カルロッタを悪役というイメージで見ていらっしゃると思う。彼女はちょっと度が過ぎたところもありますが、ものの善悪が分からない人で、自分のしたいことを本能のままにして、今を生きている。これってすごいことで、演じるのはすごく楽しいんです」。ただし、個性が強いため「使うエネルギーが半端ではなく、気をつけないとかなり肉体的にダウンしちゃう。今やカルロッタのパワーにマルシアも支配されてしまいました(笑)」。演出を手掛けるのは、米国出身の若手演出家ダニエル・カトナー。「ブロードウェイの方だなと思うのは、演出の仕方が派手なところ。また、私が稽古していたら「ウワーッハハハーッ!」と素直に大声で笑ってくれるんです。共演者の吉田栄作さんがあの大笑いに騙されるな、本番でお客さんから同じ反応が起きるとは限らないよと。日本の方はそこまで笑わないから。でも大阪は違うと思っています(笑)」。アンドリュー・ロイド=ウェバー版の『オペラ座の怪人』との違いは、「城田優君のファントムは人間的で素敵。女性は母性本能をくすぐられると思う。カルロッタは、よりスパイシーでユニーク。私はそんなつもりはないんですがコメディ担当(笑)」だそうだ。さらに、「楽曲はどれも美しいですし、時代を越えて通じるものがあります」ともいう。「舞台は私の最高のエネルギーが出せる場所。オペラ座のような梅田芸術劇場に今後ももっと出演できるように頑張りたい」と話すマルシアの魅力的なカルロッタを見てほしい。梅田芸術劇場 メインホールにて10月15日(水)まで上演。チケット発売中。取材・文:米満ゆうこ
2014年10月06日「トム ブラウン ニューヨーク(THOM BROWNE. NEW YORK)」がメンズテーラードの新ライン「トム ブラウン クロージング プログラム(THOM BROWNE. CLOTHING PROGRAM)」が登場。デビューイベントが8月20日より阪急メンズ東京にて行われる。同ラインは、クラシックなグレースーツをメインに、スーツ、シャツ、タイ、コートで構成。これまでの同ブランドのスーツと比べオーソドックスなシルエットで、ジャケットのパターンもクラシックで丈がやや長く、ラペルも広め。トラウザーもくるぶしが見えない丈となっている。素材も含めすべてがメイド・イン・アメリカで、様々な気候に対応しうるステップ・ツイル、ウール、フランネル、梳毛ウールなど伝統的な素材を用いた。デビューに伴い、8月20日から26日までの期間、阪急メンズ東京1階イベントスペースにてスーツやジャケット等をオーダー出来るイベントを開催する。価格はシャツが3万4,000円(予価)、オーダースーツは29万円から。
2014年08月18日クリス・ヘムズワース演じる“雷神”ソーと、トム・ヒドルストン演じるソーの義弟の“邪神”ロキとの壮絶な兄弟関係にも迫る『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』。このほど、本作のMovieNEXの発売に合わせ、公開当時からSNSでもかなり話題に上っていた、トム演じるロキがソーの目の前でキャプテン・アメリカに変身するシーンの貴重な“加工前”映像が到着した。ソー(クリス・ヘムズワース)の恋人・ジェーン(ナタリー・ポートマン)を利用し、宇宙全体を破滅に導こうとする“ダーク・エルフ”のマレキスにより、危機的状況に追い込まれたソーの故郷アズガルド。彼は故郷を守るため、やむを得ず、最後の手段として囚われの身であった宿敵の邪神ロキ(トム・ヒドルストン)に協力を求めるのだが…。今回の映像は、ロキを解放したソーが、マレキスを討つためアズガルドを発つ直前のシーン。だが、ソーの父、オーディン(アンソニー・ホプキンス)の命令を無視した行動のため、誰かに見つかれば出発することができなくなってしまう。そんな中、ロキは得意のまやかしの能力で自身とソーを他人の姿に変えていくのだが、緊迫した状況下とは裏腹に、イタズラ心満々のロキは、ニコニコと楽しそうにソーをからかうのだ。見どころは何といっても、ロキが『アベンジャーズ』の一員、キャプテン・アメリカに扮する1コマ。映画本編では、顔はキャプテン・アメリカを実際に演じているクリス・エヴァンスになっているため、公開時には「『アベンジャーズ』以来のソーとキャプテンの再共演」として話題となったが、今回の映像ではロキ役のトムのまま!キャップのコスチュームに身を包み、「正義感がカラダにみなぎってくる」「アメリカに祝福を!」と高揚しながら話すその姿は(ついにはソーを怒らせることにもなるのだが)、アメコミファンやロキファン、トムファンにとっても垂涎の超貴重なシーンとなっている。『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(価格:4,000円+税)は7月2日(水)よりMovieNEX発売(ブルーレイ、DVD同日レンタル開始)、オンデマンド先行配信中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マイティ・ソー/ダーク・ワールド 2014年2月1日より全国にて2D/3D同時公開(C) 2013 MVLFFLLC. TM & (C) 2013 Marvel. All Rights Reserved.
2014年06月25日ニューヨークを拠点に活躍するアーティスト、トム・クリストファー(Tom Christopher)の個展が、6月19日より大阪のホテルニューオータニ内「ギャルリーためなが」にて開催される。1993年にニューヨークで開催されて以来、パリ、東京、大阪など合わせて18回目となるギャルリーためながでの個展。今回は最新作を含む30点を展示。摩天楼やイエローキャブ、自転車メッセンジャー、行き交う人々など、写実性をベースにわずかなデフォルメを加えたニューヨークの姿を描き出す。クリストファーは1952年カリフォルニア州ハリウッド生まれ。81年よりニューヨークを描きはじめ、作品はニューヨーク市立美術館やCBS社、タイムワーナー社に収蔵される。95年にロックフェラーセンター壁画、98年にタイムズ・スクエアに巨大壁画を制作。2001年にはワールドトレードセンターを描いた作品が話題となった。米国のみならずスイスやドイツなどでも個展を開催している。【イベント情報】トム・クリストファー展―サムシング アバウト ニューヨーク シティ(Something about New York City)―会場:ギャルリー ためなが 大阪住所:大阪市中央区城見1-4-1ホテルニューオータニ大阪1階会期:6月19日から7月13日時間:11:00から20:00入場無料
2014年06月11日ハリウッドの映画業界で、トム・クルーズほどキャリアのアドバイザーにふさわしい人物はいないかもしれない。少なくともザック・エフロンはそう考えているようだ。2010年の『きみがくれた未来』以来、ヒット作に恵まれていない現状をよしとしていないザックは、ハリウッドきっての国際的スターにアドバイスを求めたと米エンタメ情報サイト「eonline」が報じている。「アドバイスの内容を詳しく話すことはできないけれど、それは単刀直入で、常識にあふれたものだったよ」と、TV映画「ハイスクール・ミュージカル」(’06)で大ブレイクし、いまは26歳になったザックは語った。「問題は、自分が誰であり、何をもたらすことができるのか、とりわけ、それらをきちんと自分が理解しているかどうかだと思う。自分がいまいる位置をしっかり自覚して、自分が将来、なりたいと目指すものに向かって、ステップを上っていくことが大切なんだ」。ザックは「ハイスクール・ミュージカル」以降、様々なジャンルの映画に挑戦したが、それがある程度裏目に出てしまったことも分かっており、「次から次へと映画に出演したことで、完全に燃え尽きてしまったんだ」と米エンタメ情報誌「The Hollywood Reporter」のインタビューに答えている。当然、ザックのメンターとなったトムも、ザックと同じような経験をしているだろう。1986年のインタビューで24歳だったトムは「過去何年もの間、僕の持っているものといったら、ベッドと机と椅子だけだったんだ。仕事の間はホテルに缶詰めになり、仕事と仕事の間にアパートに戻る。僕のライフスタイルは、それはみじめなものだった。不思議なもので、(ヒット作が出て)権力を手にすると、やりたいことが出来るようになる。仕事は選び放題になるけれど、一年のうち半年やそれ以上は仕事をしないんだ。次に何をするのが適切かを熟考したいからね。僕のものの考え方と価値観はずっと変わらない。みんな僕のことをあちこちと動かそうとするけれど、ライフスタイルを変えたくないんだ」と語っている。また「誤解しないでほしいんだけれど、僕は自分でありたいからね。でも周りにはあまりに多くの情報があふれている。だからその中から何をすべきか選ぶのに時間を費やすよ。チャリティーや慈善事業、仕事のオファー、要望なんかをね。それから、僕はあまり大勢の人たちと仕事をしたくないんだ。僕と仕事してくれる人たちを本当に信頼しているし、彼らとだけ一緒にいて、アイディアを聞き、連絡を取り合っている。今の僕にとってのチャレンジは、ただ人生をまとめるってことだよ」とも答えている。ちょうど『卒業白書』(’83)『トップガン』(’86)の大ヒットで一躍スターダムに上り詰めたばかりの頃のトムのこれらの言葉を聞けば、ザックが正しいメンターを選んだことが分かるようだ。(text:Mieko Nakaarai)
2014年05月09日2011年公開の前作『マイティ・ソー』を大幅に上回る大ヒットスタートを記録している『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』。なんと本日(2月9日)は、本作の人気を牽引する、ソーの宿敵・ロキ様ことトム・ヒドルストンの33回目のバースデー。これに合わせて、彼のロキに対する思いと『アベンジャーズ』続編について語ったインタビューが到着した。トム・ヒドルストンといえば、昨年、毎年恒例の「Empire」誌による“最もセクシーな男優ベスト10”でも2位に選出された、注目の英国男子。2013年には『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』にて、ヴァンパイアながら知的で我が道をゆく、孤高のロック・ミュージシャンを演じるなど、さまざまな活躍の場を広げているが、なんといっても彼の一番のハマリ役は、本シリーズでのロキ。『マイティ・ソー』『アベンジャーズ』、そして公開中の『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』でのロキ役を通して、高い演技力と、特異な魅力で大ブレイクを果たし、世界中を魅了し続けている。昨年行われたコミコンでは、そのロキに扮して登場し、集まったファンを熱狂させ、ロンドンでの本作ワールドプレミアでも、劇中さながらにソー役のクリス・ヘムズワースと息の合ったところを見せてくれたトム。いったい、観客をそこまで熱くさせるロキの魅力とは、何なのだろうか。「分からないよ(笑)」とトムは苦笑する。「ただ、ソーは雷の神であるように、彼は“イタズラの神”なんだ。だから基本的に、彼の茶目っ気にはどこか魅力的なところがある、ということだと思う」と分析する。「ロキには茶目っ気があり、カリスマティックで、チャーミングで、予想がつかない。これらの要素が、彼を魅力的にしているのかもしれないと思う。イタズラ心は、僕たちみんなが持っているからね」と、人々を魅了するロキについて語る。本作で再びロキを演じたことについては、「自分が一度関わった役柄にもう一度戻れるという光栄は、映画ビジネス、いや、ひとりの演者としてもなかなかあることじゃないんだ」と謙遜しながらも、王立演劇学校出身でもともとは舞台で活躍していたトムらしく、「普通、演劇なら舞台に上がって何度も演じるけれど、映画は一度の撮影だけだから、演者として演じているときだけ、そのキャラクターとの関係を築き、撮影が終われば、衣装を脱いで去ってそれで終わりだよ」と比較する。「今回素晴らしかったのは、これがロキとは3度目の出会いで、それぞれ1年ずつ間があったけれど、3度目となるこの『マイティ・ソー』の続編では、役者として彼の心理や身体や感情に、新たな深みや側面や相互作用をもたらせるチャンスじゃないかと感じたことさ」と、ロキ役への再挑戦は自らの成長にも繋がっていたことを明かした。確かにロキは、甘くセクシーなルックスでありながら、高慢で狡猾、胸には常に義兄・ソーへの愛と嫉妬が渦巻き、冷酷で容赦がなく、激しいまでの王座への執着があり、時に哀れさをも醸し出す…というすさまじく複雑なキャラクターだ。彼が思うロキとは、「神話でも描かれているように、ある種の破壊者だね。でも人間的なレベルで見ると、彼の心理や心象風景はとても興味深いんだ。とても知的なのに、壊れているからさ」という。「この映画は、彼の中にあるヒーローとしての度量と、権謀術数(人々を策略に陥れる)主義的な悪意の両方を探求するチャンスだったんだ」。だが、そんなロキは2015年公開の『The Avengers:Age of Ultron』(原題)には“登場しない”とのうわさも!「そうなんだ。 『アベンジャーズ』は何か新しいことをする必要があるんだと思う。彼らは1作目でロキをやっつけた。もし僕が2作目に出たら、そこにいる必要は何もなくなる。僕がチームに入らない限りはね。でも『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』を観れば分かるように、それは可能じゃないんだ」と意味深な発言。ようやくソーと仲直りするかと思われたのに、本作でロキを待ち受ける衝撃的な運命からすれば、それは仕方のないことなのか?初来日で多くの日本のファンを熱狂させたクリスに続き、来日を熱望されているトム。“ロキ様”としては、本作が見納めとなるのかもしれない!?『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』は全国にて公開中。(上原礼子(cinema名義))■関連作品:マイティ・ソー/ダーク・ワールド 2014年2月1日より全国にて2D/3D同時公開(C) 2013 MVLFFLLC. TM & (C) 2013 Marvel. All Rights Reserved.
2014年02月09日現在公開中のジム・ジャームッシュ監督の新作『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』で、現代に生きる吸血鬼のカップルをティルダ・スウィントンと共に演じるトム・ヒドルストン。日本のファンの間でも“トムヒ”という愛称で親しまれている彼の、程よく鍛え上げられた上半身裸のショットが初公開となった。『マイティ・ソー』シリーズのロキ役で大ブレイクし、いまや世界中で人気を築き上げているトム・ヒドルストン。ジム・ジャームッシュは、彼を迎えて21世紀に生きる吸血鬼アダムを作り上げる際、サングラス・手袋・髪の毛のビジュアルにこだわったという。まず“サングラス”は、光を好まない吸血鬼たちの必須アイテムといえるが、さらに、ジャームッシュ監督は「映画に出てくるヴァンパイアには、いくつもの神話が付け加えられてきた。たとえば、牙も最初からあったわけじゃないし、聖水、にんにくなど、映画がいくつも作られるうちに、どんどん累積していったんだ。そこで、僕らも自分たちのオリジナルな何かを発明しようと思ってね」と、トムやティルダに革の“手袋”をさせることを思いついたそう。「やってみたら、すごくクールだったんだ」と監督自身も語っているように、“手袋”は独自の発想で加えられた現代の吸血鬼の必須アイテムとなった。また、“髪の毛”については、「ワイルドな、どこか動物的なヘアスタイルにしたかった。彼らはその振る舞いも、ワイルドな動物っぽさと、非常に洗練された人間らしさが、半々なんだ」と、妖艶な吸血鬼らしさを表現するヘアスタイルについて触れた。「いろいろなカツラを試してもらって、あのスタイルに落ち着いた。ティルダが『動物っぽくするなら、本当に動物の毛を使ったら』と言って、ヴァンパイア役のカツラには全員、ヤギの毛と、ヤクの毛と、人間の髪の毛が混ぜてあるんだ」と話すほど、こだわりの吸血鬼ヘアがつくられることになった。こうして、現代に生きる世界で一番美しい吸血鬼が誕生した。しかも本編でトムは、ロキ役のときには重厚な“邪神”の衣装に隠されていた見事な肉体を披露しており、青白く憂いを帯びたミステリアスでセクシーな吸血鬼ぶりを存分に見せている。さらに、トム演じるアダムとティルダ演じる恋人イヴとのシーンでは、二人が一糸まとわぬ全裸で横たわるシーンも登場しており、その美しさにも話題沸騰中だ。ファンの間ではすでに、これまでの彼とはまた違った姿に惚れ直す人が続出。また、今まで“ロキ様”や“トムヒ”に馴染みがなかった女性たちの間でも、本作でのセクシーな吸血鬼に魅せられる人が相次いでいるという。再び“ロキ”を演じる『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』の日本公開を前に、本作でいっそう“トムヒ”ファンが増殖することは間違いないだろう。『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』はTOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館、大阪ステーションシティシネマほか全国にて公開中。(上原礼子(cinema名義))■関連作品:オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ 2013年12月20日よりTOHO シネマズ シャンテ、新宿武蔵野館、大阪ステーションシティシネマほか全国にて公開(C) 2013 Wrongway Inc., Recorded Picture Company Ltd., Pandora Film, Le Pacte &Faliro House Productions Ltd. All Rights Reserved.
2013年12月24日先日、英人気映画誌「Empire」の恒例企画「最もセクシーな映画スター」の全世界投票で、1位と2位を獲得したベネディクト・カンバーバッチとトム・ヒドルストン。その2人のダンス・シーンを編集し、ダンス対決にみたてた動画がYouTubeに公開され、話題になっている。ベネディクトは『スタートレックイントゥ・ダークネス』で最強戦士カーンを、トムは『マイティ・ソー』シリーズや『アベンジャーズ』で邪悪な神ロキを演じているため、動画はカーン対ロキのダンス合戦とも呼ばれている。その動画はアメリカのエレクトロ・ポップ・デュオ「LMFAO」のヒット曲「Sexy and I Know It」(「僕ってやっぱりセクシーだな」の意味)に乗せて、ベネディクトとトムがダンスを繰り広げるファンが編集したもの。あまりの2人のセクシーなノリノリぶりが、多くのコメントを呼んでおり、特に「PSY」の「江南スタイル」まで魅せたトムのダンス・キングぶりに、「ロキの圧勝」「ベネディクト、大好きだけれど、この勝負はトムの勝ち」といったコメントが並んでいる。本国イギリスでは、“カンバーベイブス(Cumberbabes)”と呼ばれるベネディクトの熱狂的ファンがいるのと同様に、トムも“ヒドルストナーズ(Hiddlesters)”と呼ばれるファンたちに支えられているという。この動画の登場で、さらにファンが増えるかもしれない。(text:Mieko Nakaarai)
2013年12月24日ジム・ジャームッシュ監督の4年ぶりの最新作『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』で、吸血鬼の恋人“アダムとイヴ”を演じたイギリス人俳優トム・ヒドルストンと、オスカー女優のティルダ・スウィントン。その妖しくも美しいカップルをご紹介。何世紀も愛し合い、生き続けてきた吸血鬼・アダム(トム・ヒドルストン)と恋人・イヴ(ティルダ・スウィントン)。ある日、久々の再会を果たし、愛に満ちた日々を送っていた2人の前に、突然イヴの破天荒な妹・エヴァ(ミア・ワシコウスカ)が現れるのだが…。ジャームッシュ監督は本作のメガホンをとるにあたり、自身が何年も温めていた愛する吸血鬼の物語が、バイロンを始め、イギリスのロマン派詩人から生まれたことに敬意を表し、メインキャストには全てイギリス人俳優を揃えることにこだわったという。アンダーグラウンド・シーンでカリスマ的人気を誇る、伝説のミュージシャンでもあるアダム役に選ばれたのは、先日イギリス「Empire」誌の恒例“最もセクシーな映画スター”投票でジョニー・デップ、ブラッド・ピットら人気ハリウッドスターを抑え、ベネディクト・カンバーバッチに次ぐ第2位を獲得した、1981年生まれ32歳のトム・ヒドルストン。そして、アダムの永遠の恋人・イヴ役を演じたのは、『ブロークン・フラワーズ』『リミッツ・オブ・コントロール』に続き、3度目のジャームッシュ作品となるオスカー女優ティルダ・スウィントン。ティルダは今年52歳を迎えており、何と吸血鬼版“アダムとイヴ”は、20歳の年の差カップルだったのだ。劇中でもイヴに甘えてみたり、逆らえない面があったりと、ちょっぴり尻に敷かれている(?)アダム役のトムは、「イヴはずっとアダムより広く、彼の脆さを包み込むことができます」と2人の関係を表現する。「それはただ、とても美しいストーリーです。お互い愛し合い、認め合った2人の人間の間で、彼らはたまたまヴァンパイアだったのです。永遠の命という文脈の中で愛を探求するというアイデア、もし不死身という挑戦を課されていたら?それは神の恵みか、それとも呪いか?それは互いへの責任(コミットメント)にどう影響を与えるのか?ということだと思います」と、何千年も生き続けた吸血鬼の恋人たちの、かつてない愛の形と世界の魅力を語った。また、常にマイペースで自分の作りたい映画だけを撮り続けてきたジャームッシュ監督も、「人間の愛(恋人同士)と、吸血鬼の愛(恋人同士)の違いを感じる点はありますか?」の問いに対して、本作のこのカップルを「違いなんてないよ。人間だろうが吸血鬼だろうが、ラブはラブだ。ただし吸血鬼たちは超人的存在だけど、こと愛に関しては人間と同様だと言えると思う」と話しており、世が21世紀に移り変わっても、普遍に続く愛について考えを示している。ジャームッシュ監督独特のオフ・ビート感でユーモラスかつ、皮肉たっぷりに描かれる、孤独と闇の世界でひっそりと生きる、永遠の命を持つ吸血鬼たちの日常。これまで、『マイティ・ソー』シリーズや『アベンジャーズ』など、アメコミ作品のイメージが強かったトムの新境地ともいえる本作での憂いを帯びた吸血鬼の姿と、そして中世的な容姿が神秘的なティルダの姿は、人間世界の年齢の差を超えた世界で一番妖しくエレガントで美しい吸血鬼のカップルとして、永遠に映画史に刻まれることになるかもしれない。『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』は12月20日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館、大阪ステーションシティシネマほか全国にて公開。(上原礼子(cinema名義))■関連作品:オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ 2013年12月20日よりTOHO シネマズ シャンテ、新宿武蔵野館、大阪ステーションシティシネマほか全国にて公開(C) 2013 Wrongway Inc., Recorded Picture Company Ltd., Pandora Film, Le Pacte &Faliro House Productions Ltd. All Rights Reserved.
2013年12月16日俳優トム・ハンクスが2009年に起ったソマリア海域人質事件の実話を映画化した『キャプテン・フィリップス』で主演を務めた。「ノンフィクションのエンタテインメントに魅力を感じる」というハンクスは実在の船長を演じている。その他の画像映画でハンクスが演じるのは巨大コンテナ船の船長リチャード・フィリップス。彼と仲間たちは援助物資をケニアに運ぶ途中で、海賊に襲われ、船を占拠される。彼は仲間を守るために奔走するが、身代わりになって海賊の人質となる。トラブルに見舞われた宇宙飛行士たちの活躍を描いた『アポロ13』、天才詐欺師の若者と彼を追う捜査官の攻防を描いた『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』など、ハンクスは実話を基にした作品で素晴らしい演技をみせてきた。「僕はよく新聞や雑誌を読むんだが、本当に起きた出来事を見て、『大半の映画よりもよくできた話じゃないか』と思う。悪者が船や飛行機を乗っ取ろうとしたときに起きる事態を描いたフィクション作品は、これまでにもたくさんあった。でもこれは実際に起きた出来事だ。だから制作者たちは、実際に何が起きたのかを知り、商業娯楽として成り立たせるために実際に起きたことをいかに魅力的に描くか、という最も大きなチャレンジに直面するんだ」。ハンクス演じるフィリップス船長は、海賊たちに銃を突きつけられ、自由を奪われた状態で駆け引きを続け、船員の命を守り、状況を打開しようと奔走する。「非常に難易度の高いソリティアをやっているようなものなんだ。常にもう一枚のカードをめくろうとしているが、ときにそれが何のカードだったか決めるのに時間がかかってしまう。リチャード・フィリップスの場合、彼は4人の海賊にたった一人で立ち向かうことになった」。人質となった彼を乗せた救命船は米国海軍に囲まれながら航行を続ける。武器もない、通信手段もないフィリップス船長は何を頼りに生き延びるのか? ハンクスはフィリップス本人を“実利的な男”と評する。「彼は船員だ。これは彼の仕事だ。趣味じゃない。彼は非凡な経験をして辛うじて生き延びた。今彼が何をしているか知っているかい?彼はいまだに、6週間におよぶ航海に出て行くんだ。自分の仕事に誇りを抱いている、真の商船員だ。すごいことだと思う」。「僕はリーダーじゃなくてリーダーを演じるだけ」とけんそんするハンクスもまた、フィリップス同様に自身の仕事に誇りを持つ“真の俳優”だ。名優ハンクスがどのようにフィリップスを演じ、絶体絶命の状況下で生きようとするのか? 事件の進展だけでなく、ハンクスの迫真の演技にも魅了されるはずだ。『キャプテン・フィリップス』11月29日(金)全国公開
2013年11月28日『ストレンジャー・ザン・パラダイス』、『コーヒー&シガレッツ』、『ブロークン・フラワーズ』など、独特なオフビートの世界を描く鬼才ジム・ジャームッシュ監督。4年ぶりとなる最新作『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』が、日本でも12月に公開が決定し、主演を務めるトム・ヒドルストンの劇中ビジュアルが初お披露目となった。アンダーグラウンドなミュージシャンの吸血鬼・アダム(トム・ヒドルストン)は、自己破滅的な人間たちの行動にうんざりしていた。そんなとき、恋人・イヴが彼の元を訪れる。何世紀も愛し合い、生き続けてきた吸血鬼の2人は、久しぶりの再会を楽しむはずだったが、イヴの破天荒な妹・エヴァが突然姿を現し、3人の運命はゆっくりと思わぬ方向へと動き始めるのだった…。本作は、ジャームッシュ監督が構想に7年もの時間を費やした、自らの集大成ともいえる吸血鬼のラブストーリーだ。本年度カンヌ国際映画祭「コンペティション部門」に出品され、大きな話題を呼んだ。主演は『マイティ・ソー』シリーズ、『アベンジャーズ』のロキ役として一躍スターダムを駆け上がった英国人俳優、トム・ヒドルストン。今回初お披露目された劇中ビジュアルでは、ロキとはまるで別人!アメコミの世界から脱出し、見事にジム・ジャームッシュ・ワールドの住人へと変身を遂げ、妖しい雰囲気をプンプンに醸し出している。このビジュアルだけ見ても、トムが新境地を見せてくれることは間違いなさそうだ。共演には、2007年『フィクサー』でアカデミー賞「助演女優賞」に輝き、『ムーンライズ・キングダム』(ウェス・アンダーソン監督)、『スノーピアサー』(ポン・ジュノ監督)と大活躍が続くティルダ・スウィントン。さらに、『アリス・イン・ワンダーランド』、『イノセント・ガーデン』のミア・ワシコウスカと、実力派が名を連ねている。ベネディクト・カンバーバッチに続いて、いま最も注目されている英国人俳優のトムを迎えて、インディーズ魂あふれるジャームッシュ監督が描く、吸血鬼のラブストーリー。果たして、どんな作品に仕上がっているのだろうか?『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』は、12月よりTOHOシネマズシャンテ、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(江﨑仁美(cinema名義))
2013年09月24日2014年秋に城田優主演ミュージカル『ファントム』の上演が決定した。フランスの小説家ガストン・ルルーの『オペラ座の怪人』を原作に、『NINE』(1982年)を製作した脚本家アーサー・コピットと作曲家モーリー・イェストンの黄金コンビが1991年にミュージカル化。仮面を被り、劇場の地下で生きていかねばならない運命を背負い、自らを”オペラ座の怪人”と名乗る主人公ファントムことエリックの悲劇。本作は、怪人ファントムの人間像に焦点をあてたストーリーと独創的な楽曲で高い評価を得ている。演出はダニエル・カトナー。城田優が世界のミュージカルスターと共演して話題となった『4Stars』を手がけた注目の若手演出家だ。上演決定にあたり、城田は「ファントムという役は、今まで僕が演じてきたどの役ともまったく違う、とても興味深い役です。深い暗い影もあれば美しい光の部分も持っている、ギャップのある人物。舞台では彼の繊細な心を表現できるようにしたいと思っています。作詞&作曲のモーリー・イェストンさんには、ニューヨークで直接お目にかかった時「ありのままの、君らしいファントムを演じてくれればいい」という言葉を頂きました。城田優ならではのファントム像を築けるよう、頑張ります」とコメントを寄せている。公演は2014年秋、東京・赤坂ACTシアター、大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて。
2013年09月10日『ダークナイトライジング』や『欲望のバージニア』のトム・ハーディが、エルトン・ジョンの伝記映画に主演するかもしれない。エルトンの代表曲をそのままタイトルにした『Rocketman』(原題)は、彼の半生をファンタジックなテイストで描くミュージカル映画。エルトン自身がパートナーのデイヴィッド・ファーニッシュと製作総指揮を務める。監督はアメリカのTVコマーシャルのディレクターで、ダンス・シーンの演出に定評のあるマイケル・グレイシー。「マペット・ショー」のクリエイター、ジム・ヘンソンの伝記映画『The Muppet Man』(原題)の監督を務めることも決定している。トムの名前が浮上したことについては「Hit Fix.com」が第一報を報じたが、現時点ではトムのところに打診があったというだけで、「製作側がトムに正式にオファーしたわけではないし、トムが興味を示したということではない」と記事は慎重なトーンだ。ちなみに以前にエルトンが主演に希望していたのは、2001年に発表した「This Train Don’t Stop There Anymore」のPVでエルトンを演じたジャスティン・ティンバーレイクだった。(C) Getty Images(text:Yuki Tominaga)
2013年05月31日