公開3日間で興収3億7,000万円を記録したディズニーが贈る3D超大作『トロン:レガシー』の公開記念イベント「トロン・ボーイ コンテスト」ファイナルが12月21日(火)、東京・恵比寿ガーデンルームで開催された。「トロン・スーツ(※劇中に登場する近未来スーツ)を誰よりもかっこよく、スタイリッシュに着こなせる」、「冒険心にあふれ、恐れ知らずな主人公・サムのように勇敢なハートを持っている」。この2つの条件をクリアする男子をトロン・ボーイとして全国から大募集したこのコンテスト。なんと全国から「我こそは!」と318名もの男子が名乗りを上げ、書類審査及びオンライン投票(投票数は12,056票!)を通過したファイナリスト6名が駆けつけ、自慢の特技や自己アピールで頂点を競い合った。そんな彼らを厳しく審査するゲスト審査員は、モデルでタレントのJOYと今年、男性として生まれたことをカミングアウトしたモデルの佐藤かよ。共に2010年を代表する人気者の2人は審査前から「厳しくビシビシいきますよ。中途半端な男はダメ!」(JOYさん)、「イケメンに目がトローンとしそう」(佐藤さん)とやる気満々。個性あふれるファイナリストたちに真剣なまなざしを送り、別室で行われた最終選考はJOYさんが「もう大ゲンカでしたよ(笑)」とふり返るほど白熱していたとか。その結果、見事トロン・ボーイに選ばれたのは、現在28歳の大塚寛之さん。JOYさんは「『オレ、不器用ですから』みたいな独特の空気感がある」と選考理由を説明し、佐藤さんは「おとなしい雰囲気と強い目力のギャップが素敵。タイプ?いや、すごく…素敵ですよ」と照れくさそう。当の大塚さんは「いまは役者を目指しているので、いろんなことに挑戦して前に進んでいきたい」。そのゆっくりした口調は、今年ブレイクした戦場カメラマンの渡部陽一さんを彷彿とさせ、大塚さん自身も「戦場の、カメラマンの、方ですよね。よく似ていると、言われます」とすっかりその気?大盛り上がりの「トロン・ボーイ コンテスト」はこうして幕を閉じた。もちろん『トロン:レガシー』は公開が始まったばかり。配給のウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパンによると興収40億円を狙える好スタートを切ったとのこと。20年前に失踪した父親から届いたメッセージに導かれた主人公の青年が、父が創り上げた別世界に足を踏み入れ、そこで人類を救うべく戦いに身を投じる姿が描かれる。『トロン:レガシー』は全国にて3D公開中。■関連作品:トロン:レガシー 2010年12月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.■関連記事:オリヴィア・ワイルド インタビューキュートな笑顔とクールな内面にドキっ!『ナルニア』新作がアンジー&ジョニーを抑え1位発進!『ラプンツェル』は億超えトロン・スーツを着こなすのは誰?精鋭25名への二次審査オンライン投票が開始オードリー春日、トロンスーツにご満悦「春日効果で劇場は連日満員になる!」ギャレット・ヘドランド インタビュー “トロン・スーツ”を着ての撮影で成長?
2010年12月21日革新的な映像世界が人々の注目を集める一方で、その物語に関しては多くの謎を抱えたまま、ついに公開を迎える『トロン:レガシー』。ハリウッドの新鋭ギャレット・ヘドランドが演じる主人公のサムが足を踏み入れた、コンピュータの中の別次元の世界で彼を助け、導く謎の美女・クオラを演じているのがオリヴィア・ワイルド。「The OC」そして「Dr.HOUSE」と海外ドラマで注目を浴び、来年には主演作の公開も控えるなどいま、まさにブレイク寸前のオリヴィア。作品について、自らについて語ってくれた。19世紀の文豪から付けられた名前に込めた意味は?劇中ではミステリアスな印象を放つオリヴィアだが、実際に目の前で話す様子を見ると気さくでキュート!いきなり映画から離れた質問だが、“オリヴィア・ワイルド”という女優名は、彼女のもうひとつの故郷と言えるアイルランドが生んだ19世紀の文豪、オスカー・ワイルドから取られたというのは本当?「ええそうよ。私がオスカー・ワイルドの大ファンだというのが理由なんだけど。私が実際にこれまで演じた芝居の中でも、彼が書いた『真面目が肝心』という戯曲は大好きな作品なの。彼自身、同性愛者ということで迫害され、収監までさせられてすごく過酷な運命を生きるんですが、それでも自分自身の生き方を貫いた。そういうところにもすごく影響を受けたわ」。100年以上前の時代を生きた文豪の名前を取った女優が、近未来を舞台にした作品に出演しているというのも面白いが…。それはさておき、この映画は彼女にとって、これまで参加した作品の中で最も大きな規模の作品となる。「The OC」、「Dr.HOUSE」やほかの映画作品で着実にキャリアを踏んできたが、今回、さらに大きなステップアップとなった。自身でも大きな変化や成長を感じる部分もあるのでは?「そうね、これだけの大役をもらえたということは嬉しくもあり、また責任も感じるものよ。参加していく中で作品に対して“所有権”のようなものを感じるところもあるわね(笑)。その中で、与えられた役柄、演技に集中する、というところにとどまらず、キャラクターを脚本家や監督と一緒に作り上げていく、という感覚はすごく強かったわね。実際、このクオラという役がどのように発展していくか、自分の意見を取り上げてもらったところもあるの。そういった経験は初めてだったけど、この映画の現場に参加したおかげで、これ以降の新たな作品でも、同じようなアプローチで臨めているというのは感じるわ。『Cowboys & Aliens』(原題)という新たな作品でダニエル・クレイグと共演しているんだけど、そういう作品に主要な役柄で参加できることを名誉に思うと同時に、役を作り上げていくところから参加できるというのは興奮することよ」。そう語る彼女の表情からはやはり、自信のようなものが感じられる。『Dr.HOUSE』では手強いハウスを相手に奮闘しているが、今回のクオラはまた違った印象が…。「そうね、(『Dr.HOUSE』)レミーという役に関しては、皮肉屋ではあるけれど、賢明で落ち着いた大人の女性というイメージはがあるわ。一方で今回のクオラは若くあどけない、子供のような魂を持った女性という感じね。実際、『Dr.HOUSE』の撮影をしつつ、『トロン』の準備をするような形になったけど、ここまで全く違う役柄を演じるというのは楽しいものよ。この1年の間で同じような役でなく、かけ離れたキャラクターを演じられたというのは女優としてもすごく良いことだったと思うし」。「あのスーツを着てウィッグを付けた瞬間、違う惑星に来たみたい」物語の詳細はいまだ不明だが、あの“トロンスーツ”を着こなし、あの独特の髪型で人形のような美女のキャラクターを演じる(しかも世界は近未来!)というのはどんな気分なんだろうか?「ウィッグを着けて、メイクを決めてあのスーツを着ると、その瞬間、違う惑星に来たような気分になれるの(笑)。本当に自分という存在から離れて役の人物になりきっているような感覚なのよ。そういう意味で悪くなかったわね(笑)。装着した瞬間からクオラになって、あとは自分の全想像力を駆使して未来の世界を生きたわ」。自分という存在を離れて、と言うが、そもそものオリヴィア自身はどんな人間?見た目のキュートさとは裏腹に、話している姿は26歳という年齢以上の落ち着きを感じさせるが…。「ちょうど、ジャスティン・ティンバーレイクと共演している新しい作品の撮影で、同じようなことを言われたわ。というか、その作品で私はジャスティンの“母親”という設定なの(笑)。彼と同世代の私が60歳という設定なんだけど…。そのとき『きみは、古くて落ち着いた魂を宿しているから、(役を)こなすことができるはず』って褒め言葉として言われたのよ(笑)。まあ賛辞として私も光栄なことと受け止めてるんだけど。実際、私自身そうした落ち着きを持った人間に惹かれるというのはあるわね。ただ、一方でクオラ的な要素やすごく明るくて前向きな一面も持ってると思うわ。私が信念として常に持ってるのはこういうことなの。“自分が生を享けたときよりも、少しでもよりよい世界にして、この世に別れを告げたい――”」。そう言ってニッコリと笑うオリヴィア。まずはクールとホットを併せ持ったクオラから、オリヴィアの魅力を存分に感じてほしい。■関連作品:トロン:レガシー 2010年12月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.■関連記事:『ナルニア』新作がアンジー&ジョニーを抑え1位発進!『ラプンツェル』は億超えトロン・スーツを着こなすのは誰?精鋭25名への二次審査オンライン投票が開始オードリー春日、トロンスーツにご満悦「春日効果で劇場は連日満員になる!」ギャレット・ヘドランド インタビュー “トロン・スーツ”を着ての撮影で成長?『トロン:レガシー』音楽のダフト・パンクがDJ役で出演トロン・スーツ着用写真も
2010年12月17日17日(金)に日本公開される映画『トロン:レガシー』のサウンドトラックを手がけるフランスのエレクトロデュオ、ダフト・パンクの最新トラック“ディレイズド”のミュージック・ビデオが公開された。その他の写真『トロン:レガシー』は、主人公サムが20年前に突如として姿を消した父であり、エンコム社のCEOであるケヴィン・フリンの消息を追って、父が創造した新世界へと足を踏み入れる物語。1982年公開の映画『トロン』をオリジンとしながらも、独立した1本の作品として製作された。本トラックは以前、映画のフッテージを使用した“MOVIEヴァージョン”が製作されたが、このほど公開されたのは、ザ・ストロークスやアリーヤなどの作品を手がけているウォーレン・フー監督が製作したもの。『トロン:レガシー』に登場する“フリンの店”を訪れたダフト・パンクのふたりがコインを投入しゲームを始めると、カメラはグリッドで仕切られたコンピュータの中の世界へ。映画では謎に包まれた美女クオラを演じた女優オリヴィア・ワイルドが、新作撮影を中断して本ビデオに参加している。冒頭の映像や、メカデザインなど随所に1982年版の『トロン』へのオマージュを感じさせる内容になっており、“トロン”ファンにはたまらない、思わずボリュームをあげて爆音で楽しみたくなる映像に仕上がっている。本トラックも収録した彼らの最新アルバム『トロン:レガシーオリジナル・サウンドトラック』は15日(水)にリリースされる。『トロン:レガシー』12月17日(金)全世界同時公開『トロン:レガシーオリジナル・サウンドトラック』MUSIC BY DAFT PUNK全22曲収録12月15日(水)発売2600円(税込)WALT DISNEY RECORDS
2010年12月13日17日(金)に日本公開される映画『トロン:レガシー』の本編映像の一部が紹介され、謎に満ちた物語の一端が明かされた。その他の画像『トロン:レガシー』は、主人公サムが20年前に突如として姿を消した父であり、エンコム社のCEOであるケヴィン・フリンの消息を追って、父が創造した新世界へと足を踏み入れる物語。このほど公開された映像は、主人公サムがコンピュータの中の世界に設置されたクラブを訪れる場面。マイケル・シーン演じるキャスターがオーナーのこのクラブでは、仏のエレクトロ・デュオ、ダフト・パンクが手がけるトラックが鳴り響き、本人たちもDJブースに登場。サムが、キャスターに「ズースに会いたい」というと、キャスターは「君もか?」と返答。この映像では多くの人が会いたがっている“ズース”とは何者なのか、そしてサムはなぜ“ズース”に会う必要があるのかは明かされないが、謎に満ちた本作の一端と、“トロン・ブルー”で彩られた美しい映像を堪能できる。『トロン:レガシー』12月17日(金)全世界同時公開(C) Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2010年12月10日最先端の3D技術と大迫力を誇る、ディズニーのSF超大作『トロン:レガシー』がまもなく公開。これに先立ち、近未来コスチューム“トロン・スーツ”を着こなす男性を募集してきた「トロン・ボーイ コンテスト」の第1ステージが決着!本日12月3日(金)より厳選なる一次審査を通過したイケメン25名に対するオンライン投票がスタートした。“トロン・スーツ”とは、20年前に失踪した父親が創り上げた別次元の世界に足を踏み入れた主人公・サムやそこでサムを助けてくれる謎の女・クオラが着用している近未来型の衣裳。サイバー・スキャンによって身体にピッタリ合うように作られ、暗闇の中で光るランプが縫いこまれている。今回、コンテストの審査基準となるのは、サムのような冒険心と勇敢さを持っていること、そしてこのトロン・スーツをスタイリッシュに着こなせること、という2点。映画サイト「シネマカフェ」をはじめとする参加サイトを通じて「livedoor」にてオンラインで公募が実施されたが、わずか12日間の応募期間で、“勇敢さや強さ”をアピールする熱い自己PRと共に、多数の候補者が集まった。その中から、見事、一次審査を通過したのは25名。ここで、その熱いPRと最終決戦に向けての宣言を一部ご紹介!まず“肉体面”での強さでは、「腕相撲に自信があり体脂肪率は9%。最終審査では会場の方と腕相撲をして全員に勝ちます」、「ブーメラン競技の現役日本代表選手で2010年チームリーダー。日本ランク1位、世界ランク9位。ハイレベルなヨーヨーパフォーマンスもできます」など、実績付きのPRもちらほら。対照的に「高校生のときに所属していた野球部では、朝は誰よりも早く来て部室掃除をし、激しい練習も乗り越え三年間やり通しました」というものや「肉体的な強さは自信がありませんが、誇れるのは相手を許せること。僕の強さだと思います」と“精神面”での強さをアピールする男子も。そのほか、「初めて予告編を見てから『いつかトロン・スーツを着てみたい』ということだけを夢に見てきました。あと自分に足りないものはトロン・スーツだけです!」と、とにかくトロン・スーツ押しで勝負する者も。世界的な超大作であるだけに、「ウイグル自治区からシルクロードの跡を追う旅や、日本列島縦断の旅では、ウクレレを通して地方の人々と交流しました」と国際派な一面を誇る男子まで、まさに十人十色のイケメンが大集結!“トロン・スーツ”への次なるステップに進むのは果たして…?二次審査のオンライン投票の受付は12月14日(火)正午まで。最多得票数となった方には「livedoor賞」を授与、さらにこの二次審査を通過し、最終審査で見事グランプリを獲得された方には、トロン・ボーイの称号と豪華賞品が贈られる。あなたが気になるイケメンは誰?『トロン:レガシー』は12月17日(金)より全国にて公開。特集『トロン:レガシー』公開記念「トロン・ボーイ コンテスト」開催■関連作品:トロン:レガシー 2010年12月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.■関連記事:オードリー春日、トロンスーツにご満悦「春日効果で劇場は連日満員になる!」ギャレット・ヘドランド インタビュー “トロン・スーツ”を着ての撮影で成長?『トロン:レガシー』音楽のダフト・パンクがDJ役で出演トロン・スーツ着用写真も公開前の上映はこの1回のみ!『トロン:レガシー』ジャパン・プレミア試写会に2組4名様ご招待『トロン』近未来スーツを着こなせ「トロン・ボーイ コンテスト」応募開始!
2010年12月03日まもなく公開となるディズニーのSF大作『トロン:レガシー』のジャパン・プレミアが11月30日(火)、明治神宮外苑の聖徳絵画館で開催され、来日中のオリヴィア・ワイルドにジョセフ・コジンスキー監督、本作の宣伝サポーターを務める山田優、オードリー(若林正恭&春日俊彰)らが出席した。20年前に失踪した父親から届いたメッセージに導かれた主人公の青年が、父が創り上げた別世界に足を踏み入れ、そこで人類を救うべく戦いに身を投じる姿を描いたSFアクション。この日は作品のカラーに合わせて、“レッド”ならぬ“ブルーカーペット”が敷きつめられ、300人の観客の大歓声を浴びながらゲスト陣が歩いた。春日さんは、この日のために特注した“トロンスーツ”を着用して登場!「気分はすっかり“トロン”の住人」といつも以上に胸を張ってカーペットを闊歩した。相方の若林さんは「なぜ僕にはスーツがないのか?」と不満顔だったが、3Dで上映される本作にちなんで「最も3Dメガネが似合う男」という称号が送られた。若林さん曰く「春日はトロンスーツを気に入って、控室周りをウロチョロしてました」とのことだが、春日さんはそんな暴露などどこ吹く風で「春日効果で劇場は連日満員になると思う。ひと足先に観た映画は、役者が台詞を噛んでなくて、素晴らしかった」と高飛車な“春日節”を炸裂させ、観客の笑いを誘っていた。物語の鍵を握る謎の美女・クオラを演じるオリヴィアは「クオラという役は、激しいアクションもあって力強い女性。映画はきっと女性にも楽しんでもらえると思う」と自信をのぞかせた。山田さんも「ダフト・パンクの音楽と映像の一体化がすごい。ぜひ、劇場で3Dで観てください」と力強く呼びかけた。なお、この日は“3Dプロジェクションマッピング”と呼ばれる日本初上陸となる最先端のアート技術を駆使して、絵画館の壁に映像を投影する形での3D上映が行われた。春日さんの「絵画館がトロンに飲み込まれる!トロンの世界へ、ナウ!」とういう合図で、絵画館が巨大なスクリーンに“変身”。圧倒的な映像世界に観客は酔いしれた。『トロン:レガシー』は12月17日(金)より全国にて公開。特集『トロン:レガシー』公開記念「トロン・ボーイ コンテスト」開催■関連作品:トロン:レガシー 2010年12月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.■関連記事:ギャレット・ヘドランド インタビュー “トロン・スーツ”を着ての撮影で成長?『トロン:レガシー』音楽のダフト・パンクがDJ役で出演トロン・スーツ着用写真も公開前の上映はこの1回のみ!『トロン:レガシー』ジャパン・プレミア試写会に2組4名様ご招待『トロン』近未来スーツを着こなせ「トロン・ボーイ コンテスト」応募開始!ゲスト来場!『トロン:レガシー』ブルーカーペットイベントに20組40名様ご招待
2010年12月01日“映像革命”という言葉でもって、これまでにない映像の美しさが謳われる一方で、物語やその詳細についてはいまだ謎多きディズニーのSF大作『トロン:レガシー』。20年前に失踪した父親からのメッセージを受け取ったことをきっかけに、父が創り上げた“理想の”世界へと足を踏み入れることになる主人公・サムを演じたのはギャレット・ヘドランド。今後のハリウッドを担う26歳の新鋭は本作で何を感じ、何を掴み、どのような成長を遂げたのか――?「自分が見捨てられたら何を感じるのか?考えることから始めた」物語のほとんどがグリーンバックで撮影されており、映像に関する話題が先行しがちだが、ギャレット自身がこのサムという役を演じる上で大切にしたのは彼の心情やバックボーンの部分だった。「実際に自分が(父親に)に見捨てられてしまったらどういう感情になるのか?自分で考えることから始めました。つまり、人として、自分がそれをどういう風に感じるかというところですね。例えば、お父さんがいなくなっちゃって非常に悲しいと思うのか、寂しいと思うのか?それとも、怒りを感じるのか?そういったところが決まってから、それではそれをどう表現していけばいいのか、その感情をどう表せばいいのかと考えました」。父親が創造した世界に足を踏み入れたサムにとっては全てが想像を絶する光景。映画を観ている観客と同じ目線――何が起こるのか全く分からず、戸惑う彼の様子がありありと見て取れるが、ギャレットはそんな感情をかなりロジカルに突き詰め、表現していったようだ。本作の基となっている『レガシー』が世界で初めてCGを駆使して製作され、劇場公開されたのは1982年。つまりギャレットが生まれる前のこと。そのとき、主演を務めたジェフ・ブリッジスが、そのときと同じ役柄でサムの父親・ケヴィンを演じている。オスカー俳優との共演はやはり刺激的だったよう。「やっぱり、彼と共演したい気持ちが強かったので、毎日がとても楽しみでした。今回、父と息子という役だったわけですが、彼自身も80年代初頭に公開された映画の同じ役をもう一回演じることができるという意味で、非常にいい時間を過ごすことができたと思います。そういう状態の彼と共演できたことで、僕にとっても一生に一度の経験になったなと思います。彼から学んだことは、いつまでも若さを失うなということだと思います。カリスマ性があって常に人生を本当に楽しんで生きてる――そういったところに、影響を受けた」。「どんな映画にも新しい冒険、旅路がある」では、作品を通じて今回、学んだこと、得たものは?「どんな映画でも新しい冒険なり、新しい旅路と言えるものがあると思うんですが、今回も新たな自己発見の旅に出た、という気持ちです。個人的には今回の映画の中で色々なことが初めての経験でした。例えばそのひとつがスーツ(※サムが劇中で着る“トロン・スーツ”)です。今回のスーツは、実は専用のチームがいるくらいメンテナンスの部分に心を配っているんです。3〜4人ほどのチームが常に私の側にやってきて、そこで色々なところを直していってくれました。通常、例えばTシャツとジーンズで演技をするのであれば、自分自身が本当にやりたいと思っていることに全神経を集中できるわけですけど、今回、やはりどうしてもスーツに気を取られるということころがあって、そこはこれまでとは少し違ったと思います。その意味で、今回の映画に出ることによって、自分で忍耐強く、どのように演技を作り上げていくかという部分が新たな経験としてありました。それがメンタルの強さということにも繋がったと思います。スーツにかなりガッチリ固められているので、本当にうまく自分で集中しなくてはいけないときに、集中しづらいという状況があったんです。色んな人が常に自分の周りにやってきて、気持ちがすごく削がれるということもありました。その中で自分がいま演技で何を求められているかということに集中することができたということで、多分、この先はちょっとやそっとのことでは気は削がれないという風に思いますよ」。本作に続いて、アメリカが生んだ偉大なる作家でいまなお多くの人々に影響を与え続けるジャック・ケルアックの代表作で自伝的な小説「路上(On the Road)」の映画化作品への参加も発表されたギャレット。全く毛色の違う作品で本作とはまた違った一面を見せてくれそうだ。こちらも完成が楽しみだが、まずは最新の技術を駆使して作り上げられた『トロン:レガシー』で、理想の世界で揺れ動き、もがき、そして戦う彼の雄姿をしっかりと目に焼き付けてほしい。特集『トロン:レガシー』公開記念「トロン・ボーイ コンテスト」開催■関連作品:トロン:レガシー 2010年12月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.■関連記事:『トロン:レガシー』音楽のダフト・パンクがDJ役で出演トロン・スーツ着用写真も公開前の上映はこの1回のみ!『トロン:レガシー』ジャパン・プレミア試写会に2組4名様ご招待『トロン』近未来スーツを着こなせ「トロン・ボーイ コンテスト」応募開始!ゲスト来場!『トロン:レガシー』ブルーカーペットイベントに20組40名様ご招待『ハリー・ポッター』本編上映前に『トロン:レガシー』8分間の特別映像上映
2010年11月22日12月に全世界同時公開される映画『トロン:レガシー』の音楽を手がけるフランスのエレクトロ・デュオ、ダフト・パンクが手がけた劇中トラック『Derezzed』のミュージック・ビデオがこのほど公開された。その他の写真特殊なマスクとスーツに身を包み、近未来的なエレクトロサウンドと、松本零士やミシェル・ゴンドリーら世界のクリエイターとコラボレーションした映像で世界各地のファンを魅了してきたダフト・パンクの最新作は、ディズニーが3D映像の極限に挑む映画『トロン:レガシー』のオリジナル・サウンドトラックだ。おなじみのエレクトロ・チューンはもちろん、100人超のオーケストラをフィーチャーしたトラックも製作。彼らの新しい一面が堪能できる仕上がりとなっている。そこで、最新アルバム『トロン:レガシーオリジナル・サウンドトラック』が12月15日(水)にリリースされる前に、『Derezzed』のミュージック・ビデオが公開された。本映像は“MOVIEヴァージョン”と題され、映画『トロン:レガシー』の映像と、“トロンスーツ”を着用したふたりが劇中で DJとして出演しているシーンが使用されている。『トロン:レガシー』は、主人公サムが20年前に突如として姿を消した父であり、エンコム社のCEOであるケヴィン・フリンの消息を追って、父が創造した新世界へと足を踏み入れる物語。『トロン:レガシー』12月17日(金)全世界同時公開『トロン:レガシーオリジナル・サウンドトラック』MUSIC BY DAFT PUNK全22曲収録12月15日(水)発売2600円(税込)WALT DISNEY RECORDS
2010年11月22日12月17日(金)に公開となるディズニーのSF大作『トロン:レガシー』の音楽を手がけている「ダフト・パンク」の2人が、DJ役として映画に出演していることが明らかになった。映画は、20年前に失踪した父親が創造した、異次元の世界に足を踏み入れた青年・サムが、人類を救うべくその世界に君臨する独裁者と戦う姿を描いたSFエンターテイメント。映画とダフト・パンクのコラボレーション――“映像革命”を謳う近未来的な映像とクラブシーンの最先端を走るエレクトロ・デュオの組み合わせは大きな話題を呼びそう。すでに、本作の完成前の一部映像が東京国際映画祭などで上映されているが、これを観た人々からも映像の美しさに加え、各シーンで力強く響きわたるサウンドのパワーを称賛する声が上がっている。なお、ダフト・パンクの2人が本作にDJ役で出演していることも明らかに。さらに今回、映画の世界を背景に、おなじみのフルフェイスマスクはそのまま、劇中でサムたちが着用している衣裳“トロン・スーツ”を身にまとった2人の写真も公開された。映画のオリジナル・サウンドトラック(2,600円/税込)は12月15日(水)に発売。彼らにとっては2005年の「Human After All〜原点回帰」以来の新音源となり、サントラの枠を超えたエレクトロ・オーケストラ・アルバムとして注目を集めそうだ。『トロン:レガシー』は12月17日(金)より全国にて公開。特集『トロン:レガシー』公開記念「トロン・ボーイ コンテスト」開催■関連作品:トロン:レガシー 2010年12月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.■関連記事:公開前の上映はこの1回のみ!『トロン:レガシー』ジャパン・プレミア試写会に2組4名様ご招待『トロン』近未来スーツを着こなせ「トロン・ボーイ コンテスト」応募開始!ゲスト来場!『トロン:レガシー』ブルーカーペットイベントに20組40名様ご招待『ハリー・ポッター』本編上映前に『トロン:レガシー』8分間の特別映像上映ディズニーの本格3D映画『トロン:レガシー』山田優に続編オファー?
2010年11月19日ディズニーが送るSF超大作『トロン:レガシー』の公開を記念して、劇中の主人公らが着用している衣裳“トロン・スーツ”の似合う男性を募集するWEB連動キャンペーン「トロン・ボーイ コンテスト」が本日11月15日(月)の15:00よりスタートした。1982年に世界で初めて全面的にCGを取り入れて製作され、映画界に革新をもたらした『トロン』を全く新しく生まれ変わらせた本作。20年前に失踪した父親のメッセージを受け取った青年サムが、訪れた父親のかつてのオフィスで、父が作った“理想郷”への入り口を見つけ、足を踏み入れたことから、宿命とも言える戦いに巻き込まれていく。劇中、この不可思議な世界でサムや謎の美女・クオラが着用しているコスチュームが“トロン・スーツ”。体にぴったりとフィットし、電気で発光するランプが縫いこまれており、男の冒険心をくすぐるデザインに仕上がっている。今回のキャンペーンでは、こちらのトロン・スーツをスタイリッシュに着こなせる男性、そして冒険心にあふれ、劇中のサムのように勇敢なハートを持ったツワモノを大募集!映画サイト「シネマカフェ」をはじめとする、キャンペーンに参加する4サイトを通じて特設ページに応募することができる。二次審査ではオンラインでの投票を実施。これをクリアし、続く最終審査でグランプリに選ばれた方には、トロン・ボーイの称号と豪華商品が与えられる。一次審査の締め切りは11月26日(金)正午。二次審査の投票受付は12月3日(金)から12月14日(火)まで行われる予定で、その後、12月下旬に最終審査および表彰式が実施される。『トロン:レガシー』は12月17日(金)より全国にて公開。特集『トロン:レガシー』■関連作品:トロン:レガシー 2010年12月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.■関連記事:ゲスト来場!『トロン:レガシー』ブルーカーペットイベントに20組40名様ご招待『ハリー・ポッター』本編上映前に『トロン:レガシー』8分間の特別映像上映ディズニーの本格3D映画『トロン:レガシー』山田優に続編オファー?謎が解ける?深まる?『トロン:レガシー』5種類のポスター解禁!W・アレンの撮影現場は出会いを生む?ペネロペ&ハビエルに続くカップル誕生
2010年11月15日ディズニーが贈るSF超大作『トロン:レガシー』の主要登場人物たちのポスタービジュアルが公開された。20年前に失踪した父親からのメッセージを受け取り、彼のオフィスを訪れた主人公が、父親が創造した“理想郷”に足を踏み入れ、人類の存亡を懸けた戦いに巻き込まれていく姿が描かれる。まもなく開幕する第23回東京国際映画祭で、世界初公開となる特別映像が上映されるが、その謎に包まれた物語、世界観の一端が明らかに!今回到着したのは、5人の登場人物のポスタービジュアルで、この“世界”における役割と、それぞれの物語との関わりを示すコピーが掲載されている。ハリウッドの新鋭ギャレッド・ヘドランド演じる主人公サム・フリンは“救世主”。20年ぶりに父親からメッセージを受け取ったことに端を発し、思いもよらぬ世界に足を踏み入れ、戦いに巻き込まれることになるが、彼のキャラクターポスターには「いま、俺は戦う。父が創ったこの世界と――」という言葉が。その父で“創造主”であるケヴィン・フリンを演じるのは、オスカー俳優ジェフ・ブリッジス。彼が作り上げた“理想の世界”はいまや、クルーという独裁者が全てを支配していた。「この世界の誕生が人類の未来を変えるはずだった…」という悔恨の念の詰まった言葉が記されている。「The OC」、「Dr.HOUSE」などの人気ドラマに出演し注目を集めるオリヴィア・ワイルドは、“謎を握る女”クオラを演じる。命を狙われるサムを救うクオラ。「この世界に来た意味をあなたはまだ、わかっていない」という言葉を投げかける。このほか、謎だらけの世界に戸惑うサムに「生き残ること」がすべきことであると告げる“ナビゲーター”のジェム、そしてサムが戦うことになる“戦士”リンズラーのポスターも解禁となった。いまだ謎多き本作。ケヴィンが作り上げたこの世界が抱える、人類の存亡を脅かすという秘密とは?“救世主”サムの運命は――?『トロン:レガシー』は12月17日(金)より全国にて公開。■関連作品:トロン:レガシー 2010年12月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.■関連記事:W・アレンの撮影現場は出会いを生む?ペネロペ&ハビエルに続くカップル誕生キャスト陣来場!東京国際映画祭『トロン:レガシー』フッテージ上映に5組10名様ご招待映画のヒロインに変身!「TIFF」ヘアデザインショーモデル体験に1名様ご招待シネマカフェ的海外ドラマvol.168保存版!美女特集 第2回「Dr.HOUSE」『トロン:レガシー』最新3D映像、サンディエゴのコミコンで初公開で大歓声!
2010年10月21日12月に全世界同時公開される映画『トロン:レガシー』の最新予告編が解禁され、その驚異の映像世界の一部が公開された。『トロン:レガシー』のロゴ写真『トロン:レガシー』は、主人公サムが20年前に突如として姿を消した父であり、エンコム社のCEOであるケヴィン・フリンの消息を追って、父が創造した新世界へと足を踏み入れる物語。デジタル界のカリスマ、ケヴィン・フリンが作り上げたコンピュータの中の世界は、黒を基調としたシンプルなビジュアルに鮮明な色づかいのアクセントを配した独自の世界。解禁となった予告編では、主人公サムが父を追ってコンピュータの中の世界へと飛び込む場面に始まり、ディズニー社が“映像革命”を掲げて作り上げた最新のデジタル映像がお披露目されているほか、コンピュータの中の世界を行き交う様々なマシンや人物、そして強烈なビジュアルで描かれたバトルシーンが登場。また、予告編には全世界にファンを持つエレクトロ・ユニット、ダフト・パンクが手がけたトラックが鳴り響いている。本作は、3Dカメラを用いて撮影が行われており、上映もディズニー・デジタル3D(TM)版とIMAX 3D版で実施される。『トロン:レガシー』12月17日(金)全世界同時公開(C)Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.
2010年08月30日12月17日(金)の全世界同時公開が決まっているディズニーによるSF超大作『トロン:レガシー』の最新3D映像が、7月22日(現地時間)、アメリカ・サンディエゴで開催されている全米最大級の映像イベント“コミック・コンベンション”にて公開された。会場には、ジョー・コシンスキー監督に、主演のギャレット・ヘドランド、ヒロインを演じたオリビア・ワイルド、そして物語の鍵を握る主人公の父親を演じたジェフ・ブリッジスも姿を見せ、ティーチインが行われた。20年前に失踪したデジタル業界のカリスマCEOの息子が、ある日、父のメッセージを受け取り、その消息を追って訪れた彼のオフィスで、彼が創り上げた“理想郷”への入り口を見つける。そこに足を踏み入れたことから巻き起こる事件が描かれる。“レガシー”という言葉が付けられている本作だが、『トロン』は1982年に世界で初めて全面的にCGを取り入れて製作された作品として話題を呼んだ伝説的な映画で、本作は全く新しい物語として生み出された。“トロン”とは劇中に登場する新世界の名前。この日、公開されたのは、主人公のサムがトロンに入り込んだ後の5分間のシーン。上映はコミコンのメイン会場となっている6,500名収容のホールにて3Dで行われた。会場内に用意された4つの巨大スクリーンに映像が映し出されると、満場の客席から大歓声がわき起こった。コシンスキー監督は映画について「最新テクノロジーを駆使した、創造性あふれる作品」と語り、「このような作品を監督するのは名誉なこと。一方でプレッシャーも…」とも。3Dカメラを使用して撮影された本作。“トロン”とは一体どのような世界なのか――?『トロン:レガシー』は12月17日(金)より全国にて公開。■関連作品:トロン:レガシー 2010年12月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.
2010年07月24日