オンキヨー&パイオニアイノベーションズは10月14日、パイオニアブランドの密閉型ヘッドホン新製品として「SE-MX8」「SE-CX7」「SE-MJ771BT」「SE-CL712T」の4モデルを発表した。発売はいずれも10月下旬で、価格はオープンとなっている。○SE-MX8SE-MX8はクラブミュージック向け「Superior Club Sound」シリーズの最新モデル。ハイレゾ音源に対応し、5Hz~4kHzまでのワイドレンジ再生が可能だ。CCAW(銅被膜アルミニウム線)ボイスコイルと、大型の強磁力希土類マグネットを採用したφ40mmのドライバーによって、透き通った中高域、豊かで迫力ある低域を実現している。振動板は振幅対称性を向上させたことで、低歪化、低域感度の向上、広帯域再生が可能となった。ハウジング外部にはチャンバー(空気室)を備え、レスポンスに優れた低域再生、外部騒音に対する遮音性能を高めた。ハウジングのフロント容積を増やすことで重低音と空気感を出し、クラブフロアにいるような臨場感あるサウンドを目指している。再生周波数帯域は5Hz~40kHzで、インピーダンスは45Ω。出力音圧レベルは100dBで、最大入力は1,000mWとなっている。質量はコードを除いた状態で233g。推定市場価格は税別19,800円前後だ。○SE-CX7SE-CX7もクラブミュージック向け「Superior Club Sound」シリーズのインナーイヤーヘッドホン。新開発の「BASS EXCITER 2」を搭載し、強い低音を体感できるよう設計されている。BASS EXCITER 2がイヤホンチップ先端から低周波数振動を発生させ、迫力のある重低音を実現。特殊フィルムを使った振動板と強磁力希土類マグネットを搭載する高性能ダイナミック型ドライバーによって、豊かな低音、クリアな中高音を提供するという。再生周波数帯域は4Hz~30kHzで、インピーダンスは28Ω。出力音圧レベルは103dBで、最大入力は100mWとなっている。質量はコードを除いた状態で11g。推定市場価格は税別14,800円前後だ。○SE-MJ771BTSE-MJ771BTは「BASS HEAD」シリーズで培った迫力ある重低音再生を実現するBluetoothヘッドホン。コーデックはSBCのほか、高音質なaptX、AACにも対応している。NFC(近距離無線通信)をサポートし、対応するスマートフォンなどとワンタッチでペアリング可能だ。再生周波数帯域はBluetooth接続時で9Hz~22kHzで、インピーダンスは32Ω。出力音圧レベルは105dBで、最大入力は1,000mWとなっている。電源は内蔵バッテリーで、約5時間でフル充電される。連続で最大32時間の連続通信(音楽再生も含む)が可能だ。質量は215g。推定市場価格は税別9,800円前後だ。○SE-CL712TSE-CL712Tはリーズナブルなインナーイヤーヘッドホン。φ10mmのドライバーを採用する。再生周波数帯域は5Hz~22kHzで、インピーダンスは32Ω。出力音圧レベルは105dBで、最大入力は100mWとなっている。質量はコードを除いた状態で4g。推定市場価格は税別1,980円前後だ。
2015年10月14日パイオニアは10月7日、カロッツェリアブランドからAV機能一体型カーナビゲーション「楽ナビ」シリーズ8製品を発表した。発売は10月下旬。価格はオープンで、推定市場価格(税込)は機種によって異なり、59,800円前後から133,000円前後。2014年10月に発表された楽ナビシリーズの後継機種。いずれも、スマートコマンダーと呼ばるスティックタイプのコントローラーに対応している。スマートコマンダーでは「傾ける」「押す」操作に加えて「回す」アクションも可能だ。メニューの選択やAV機器の操作を直感的に行える。新モデルでは、スマートコマンダーで操作できる機能に、「有料道路/一般道路ルート切り替え」「AVソースのダイレクト切り替え」を追加。さらに、ユーザーが好みの機能を割り当てられる「カスタムダイレクトキー」の項目も増やされ、操作性が向上した。「AVIC-RL99」「AVIC-RW99」「AVIC-RZ99」の3モデルは、スマートコマンダーが標準で付属。他の5モデルではオプション扱いとなる。8製品のうち、AVIC-RL99のみ8V型モデルで、他は7V型。AVIC-RW99とAVIC-RW33は、200mmのワイドコンソールに対応したモデルとなっている。
2015年10月08日パイオニアは10月1日、iOS用音楽再生アプリ「Wireless Hi-Res Player ~Stellanova~」をアップデートし、iPhoneやiPadへの音楽CDリッピングにおいて業界最速を実現したと発表した。Wireless Hi-Res Player ~Stellanova~は、iOS端末と同社Stellanovaシリーズのワイヤレスユニット「APS-DA101J」シリーズを連携させるためのアプリ。iPhoneやiPadのローカルライブラリに保存した音源と、iTunesから同期した音源を管理できる。同アプリでハイレゾ音源を再生するには、動作確認済みのUSB DACと接続してアプリ内課金1,200円を支払う必要がある。ただし、パイオニアのUSB DAC「APS-DA101」と接続した場合は、課金なしでハイレゾ音源を楽しめる。今回のアップデートにより、iPhoneやiPadへの音楽CDリッピング時間が、従来から約25%短縮。約60分の音源をiPhone 6に取り込む場合、従来は6分48秒かかっていたが、5分12秒でできるようになった。このほか、音楽CDの音源をStellanovaシリーズのワイヤレスドックを介してUSBメモリやHDDなどに取り込む機能や、iPhone・iPadのローカルライブラリと外部メモリに同時リッピングする機能を追加した。Wireless Hi-Res Player ~Stellanova~の対応ファイル形式はWAV、IFF、ALAC、AAC、MP3、FLAC、DSD。対応OSはiOS 7.1以降。
2015年10月02日スイス発のオーガニックコスメのパイオニア「ヴェレダ(WELLEDA)」から、今年3月に誕生したプレミアム世代向けのエイジングケアライン「イブニングプリムローズスキンケアシリーズ」に待望の美容液「イブニングプリムローズアファーミングコンセントレート」(30mL、6,696円)が新たにラインナップに加わり、10月1日(木)より新発売となる。オーガニックコスメにそれほど詳しくなくても、このブランドの名は知っているという人は多いはず。「ヴェレダ(WELLEDA)」は、現在世界50か国以上で商品を展開するグローバルブランド。バイオダイナミック有機栽培農法で育てた植物の力を可能な限り取り入れた製品には、良質なボディオイルをはじめ、フェイシャルやバス、ヘアケア、オーラルケアに至るまで、幅広いラインナップと、数々の秀逸なアイテムを生み出してきた。そんなヴェレダが、今年新たにローンチさせた「イブニングプリムローズスキンケアシリーズ」は、ヴェレダのこれまでのラインナップの中でも最もハイステージなエイジングケアシリーズとなり、月見草オイル(保湿成分)をはじめ厳選された植物オイル&エキスを配合し、50代以降のプレミアム世代も満足できる実力と、イブニングプリムローズのアロマ効果を兼ね備えたシリーズで、すでにヴェレダ愛用者の中でも評判が高い。そして今秋新登場となる「イブニングプリムローズ ファーミングコンセントレート」は、ヴェレダ初のオイルインタイプの美容液だ。メインの成分となる月見草オイルは、肌のバリア生成に欠かせない必須脂肪酸が豊富に含まれ、肌本来の保護機能や免疫力を助け、ハリとうるおいを取り戻し、なめらかな肌質へ導いてくれる。特筆すべきはその使い心地。手のひらにオイルを1滴垂らせばたちまちに広がる芳しいグリーンフローラルの香り。夜寝る前の仕様で、一日の疲れを忘れさせ優雅な気分でベッドに入れそう。肌に塗布すると、秀逸なオイル特有のさらりとしたテクスチャーで、そのまますーっと肌の奥へ吸い込まれている浸透の良さを実感。翌朝、目覚めた時のお肌を見るのが楽しみになりそうだ。女性ホルモンが減少し、うるおいや弾力が失われがちなプレミアム世代の肌にぴったりなのはもちろん、お肌の曲がり角に差し掛かる20代後半から使用しても重宝する美容液なので、ぜひチェックしてみてはいかが。「イブニングプリムローズ ファーミングコンセントレート」は、ヴェレダ ナチュラルケア スタジオ、ショップ、及び百貨店やコスメキッチン、一部取扱店などにて10月1日(木)より販売される。(text:Miwa Ogata)
2015年09月29日オンキヨー&パイオニアイノベーションズは17日、パイオニアブランドの「BASS HEAD」シリーズから、スポーツイヤホン「SE-E711T」を発表した。発売は9月下旬。価格はオープンで、推定市場価格は税別2,480円。SE-E711Tは、太さ2.5mmのデュアラブルケーブルを採用したスポーツイヤホン。ケーブルにはマイク付きリモコンを備えており、ハンズフリー通話が可能だ。また、新設計のイヤーハンガーを採用しており、激しい動きをしても外れにくい。ドライバーユニットは10mm径で、強磁力希土類マグネットを備えた低音重視のもの。主な仕様は、周波数特性が8~22,000Hz、インピーダンスが32Ω、出力音圧レベルが106dB、最大入力が100mW、プラグが3.5mmステレオミニ。IPX2相当の防水性能を持つ。ケーブル長は1.2mで、重量は10.5g。カラーはレッド、ホワイト、イエローの3色だ。3サイズ(S/M/L)のイヤーチップが付属する。
2015年09月17日オンキヨー&パイオニアイノベーションズは、ドイツ・ベルリンで開催された家電製品展示会「IFA2015」において、パイオニアブランド初のハイレゾ対応デジタルオーディオプレーヤー「XDP-100R」を欧州など海外向けに発表した。本稿では、パイオニアのIFA2015出展ブースにて取材した内容をレポートする。XDP-100Rは、DACにESSの「ES9018K2M」を搭載したハイレゾ対応のデジタルオーディオプレーヤー(DAP)だ。PCM 384kHz/24bit、DSD 11.2MHzのハイレゾ音源再生をサポート。後日のアップデートにより、MQAロスレス形式のファイルにも対応するという。また、OSにAndroid 5.1.1を採用しており、スマートフォンのように指先を使ったタップやスクロールによる操作が可能。Androidアプリも使用できる。本体カラーはブラックとシルバーの2色。IFA2015のパイオニアブースではカッパーも参考出品していた。現在のところ価格は未定だが、11月の発売を予定している。Android搭載機ということだが、内部の設計はスマホに近いものではなく、オーディオメーカーとしてのこだわりを満載。電源回路とオーディオ回路の物理的な距離を十分にとったり、4コアCPUなどOS制御系の基板とDACやアンプの基板を完全に分離するなど、ノイズが入り込む余地を極力低減している。右側面に電源ボタンや再生/進む/戻るボタンを備えており、液晶画面を触ることなく、カバンやポケットに入れたまま物理的なボタンでも操作できる。さらに、右側面にはmicroSDカードスロットを2基用意。内蔵の32GBメモリと、別途128GBのmicroSDカード2枚を合わせて、最大288GBの容量を持ち運べる。液晶画面のサイズは4.7インチ。再生中の画面を上にスクロールするとプレイリストや曲情報に、下にスクロールするとグラフィックイコライザーにアクセスできる。片手でも操作しやすいよう練りこんだUIだ。面白いところでは、「アニソン好きの設計者が、電車内などで聞くときに恥ずかしくないよう加えた」という、"画面を暗くするモード"も用意している。○オンキヨーの「DP-X1」もパイオニアのXDP-100Rと同時に、オンキヨーブランドからは「DP-X1」が発表された(こちらも海外向け)。オンキヨー&パイオニアイノベーションズ イノベーション事業部の土田秀章本部長によると、今回の2製品は「オンキヨーとパイオニアがこの3月に統合してから始めたプロジェクト」の成果物であるという。DP-X1は、DACの「ES9018K2M」をデュアル搭載し、バランス出力用の端子も備えた、よりハイエンド志向のDAPだ。きょう体の塗装は、XDP-100Rが光沢系であるのに対し、DP-X1はマット系の渋い仕上がりとなっている。UIもお互いのブランド間で競争して生まれた、異なる操作系を採用している。両製品とも「オーディオメーカーのこだわりで開発した。スマホで聴くよりもはるかに良質な音を提供する。ハイレゾだけでなく、手持ちの音源もより気持ちよく聴けるよう、アップスケーリング機能も搭載している」(土田本部長)とのことだ。国内向けにはあらためて発表の機会を設けるという。実に楽しみである。
2015年09月13日オンキヨー&パイオニアは9月10日、パイオニアブランドのAVアンプ「SC-LX89」「SC-LX79」「SC-LX59」を発表した。発売は10月中旬で、希望小売価格は、SC-LX89が395,000円、SC-LX79が295,000円、SC-LX59が210,000円(いずれも税別)。SC-LX89とSC-LX79は2014年8月に発売された「SC-LX88」と「SC-LX78」の後継モデル。SC-LX59は、2014年7月に発売された「SC-LX58」の後継モデルだ。SC-LX89、SC-LX79、SC-LX59は、マルチチャンネル同時ハイパワー出力が可能なClass D「ダイレクト エナジーHDアンプ」を内蔵。同時駆動出力はSC-LX89が810W、SC-LX79は770W、SC-LX59は720Wとなっている。DACにはESSの「ES9016S」を2基搭載する。Dolby Atmosを利用できるほか、今後のファームウェアアップデートでDTS:Xをサポート予定。Dolby AtmosとDTS:Xの7.1.4デコードが可能で、パワーアンプ2chを接続することで多彩なスピーカーシステムに対応する。自動音場補正技術「MCACC Pro」を採用。周波数と音圧レベル、さらに時間軸の要素を加えた補正を行う。低域と高域のズレやチャンネル間の位相をそろえる「フルバンド・フェイズコントロール」、ソースに由来する低域のずれを補正する「オートフェイズコントロールプラス」、2本のサブウーファーを接続した環境で低域表現を向上させる「デュアルサブウーファーEQ」も利用可能だ。HDMI端子は8入力/3出力を装備。HDRコンテンツや4K/60p、4:4:4、24bit映像信号の伝送に対応するほか、BT.2020、HDCP 2.2など、最新の規格にも対応している。このほか、HD画質のコンテンツを4Kへアップスケールする「Super Resolution」を搭載している。ハイレゾ音源の再生にも対応。192kHz/24bitまでのFLAC / WAV / AIFF / Apple losslessに加えて、DSD 5.6MHzを再生可能だ。WAVとFLACは、マルチチャンネルコンテンツにも対応している。このほか、従来モデルではオプションとなっていたWi-Fi機能(IEEE802.11/b/g/n/a)を標準搭載し、Bluetoothも利用できる。
2015年09月10日パイオニアDJは8日、DJヘッドホンのエントリーモデル「HDJ-700」を発表した。発売は10月上旬。価格はオープンで、推定市場価格は税別15,000円前後。HDJ-700は、音響設計やデザインにおいて、2015年3月に発売された「HDJ-2000MK2」などパイオニアDJの上位モデルを踏襲したヘッドホン。40mm径のドーム型ドライバーを搭載している。19μmの振動板とCCAWボイスコイルを採用し、ドラムのキック音やスネア音など中低域の音をクリアに再生する。また、イヤーパッドの内径を縮小することで音圧を高め、豊かな低域を再現する。右耳側のアームを120度の範囲でスライドする「スウィング構造」を採り入れており、ヘッドホン装着中のモニタリングが可能。ハウジング外周には滑り止めのローレット形状を採用しており、グリップ性を高めている。ヘッドバンド内にステンレス素材を組み込むことで、耐久性を向上。イヤーパッドとヘッドクッション表面には、柔軟性が高く肌触りのよいポリウレタンレザーを使用しており、長時間の装着にも向いている。デザイン面では、アーム回転部にスピン加工を施したアルミ製ヒンジを、ハウジングにはIラインパーツを備え、シンプルに仕上げている。主な仕様は、インピーダンスが45Ω、出力音圧レベルが105dB/mW、周波数特性が5Hz~2.8kHz、プラグは3.5mmステレオミニ、重量は285g(コード含まず)。カラーはゴールド、ブラック、レッド、ホワイトの4色。ケーブルは着脱式で、1.2m片出しカールコード(伸長時約3.0m)と1mストレートコードを同梱する。このほか、金メッキネジ式の6.3mmステレオ標準プラグアダプターが付属する。
2015年09月08日パイオニアは9月7日、高精度地図の開発などを手がける独HEREとの協業に向け基本合意したと発表した。同合意は、HEREが保有する自動運転・高度運転支援向け地図の整備や活用において、パイオニアが開発している走行空間センサー「3D-LiDAR」を活用し、自動運転時代に向けた高度化地図の活用について両社の連携を協議していくことを目的とする。パイオニアは、これまで培ってきた光ディスク関連技術を活かし、車載用途に適した高性能で小型・低コストな「3D-LiDAR」の開発を進めている。また、カーナビゲーションで培った技術に加え、プローブ情報を活用した独自のネットワークシステム「スマートループ」を2006年に立ち上げており、地図整備子会社であるインクリメントPの地図制作、更新ノウハウと連携させることで、一般車両からの周辺情報を自動的に収集し、高度化地図データを更新して配信する効率的な整備・運用システムの構築・提案を目指すなど、自動運転・高度運転支援に向けた取り組みを展開している。
2015年09月07日パイオニアは9月2日、レーザーディスク(LD)プレーヤーの3機種が、国立科学博物館の「重要科学技術資料(未来技術遺産)」に登録されたと発表した。未来技術遺産は、科学技術の発展を示す技術的な資料や、国民生活や社会、文化に大きな影響を与えた科学技術資料の保存と次世代への継承を目的に、2008年に制定された制度。昨年度までに184件が登録されている。今回、未来技術遺産として登録されたのは、世界初の業務用LDプレーヤー「PR-7820」、家庭用のLDプレーヤー「LD-7000」、そして世界初のコンパチプレーヤー(LDのほかにCDの再生も可能)「CLD-9000」だ。レーザーディスクは、パイオニアが開発した光学式ディスクの規格。アナログで記録されている映像と音声を、レーザーピックアップで読み取る方式を採用している。1979年に業務用プレーヤーの「PR-7820」を発売した後、1981年に民生用の国内向けモデル第1号として「LD-1000」を発売。映像を再生できるディスク媒体として一時代を築いた。その後、DVDやBDなどの普及に伴い、2009年にプレーヤーの製造から撤退しているが、レーザーディスクプレーヤーの開発によって培われたピックアップ技術やサーボ技術などは、現在でもさまざまな製品に生かされている。
2015年09月02日パイオニアは9月1日、自動運転・高度運転支援向け走行空間センサー「3D-LiDAR」の車載実証実験を開始したと発表した。「3D-LiDAR」には高性能化を実現する同社の独自技術が実装されており、数十メートル先の物体の距離、幅を詳細に検出できることに加え、検出した形状から物体認識まで可能となっている。同社は今後、普及における課題となるサイズおよび価格面において大幅な小型化・低価格化を進め、2016年中に高度化地図の整備車両向けに実用化し、2017年には業務用製品、2018年頃から一般車両向け「3D-LiDAR」の製品化を目指すとしている。
2015年09月01日三菱化学とパイオニアは7月30日、ブルーライトレス塗布型有機EL照明モジュールを開発し、8月1日よりサンプル出荷を開始すると発表した。ブルーライトは波長380~495nmの光で、可視光線の中で最もエネルギーが強く、ほぼ減衰すること無く網膜に達するため、目の疲れなどの原因になる。また、就寝前に大量のブルーライトを浴びる睡眠を司るホルモンの分泌が抑制され、睡眠の質が低下すると考えられている。近年、パソコンやスマートフォンなど、ブルーライト成分を多く含む光源を採用した機器の使用時間が増えていることから、長時間浴びることへの注意喚起がなされている。両社が開発したブルーライトレス塗布型有機EL照明モジュールは、有機ELパネルに青色素子を使用しておらず、光の中にごくわずかなブルーライト成分しか含んでいない。また、色温度1900K、ろうそく色タイプの同モジュールは、寝室などの照明や、医療現場での照明のほか、光による損傷が懸念される文化財や絵画などの保管用照明にも適しているとしている。
2015年07月30日パイオニアDJは29日、プロ向けDJヘッドホン「HDJ-1500-N」を発表した。発売は9月下旬。価格はオープンで、推定市場価格は18,000円。HDJ-1500-Nは、φ50mmドーム型ドライバーユニットを搭載した密閉型ヘッドホン「HDJ-1500」のゴールドモデル。HDJ-1500シリーズは、ブラック、シルバー、ホワイトが既発売となっている。厚さ30μmの高強度振動板を備え、DJミックスに必要なキック音やスネア音などをクリアに再生する。また、ハウジング部に小容積のチャンバー(空気室)を設け、中低域の遮音性を高めている。素材は、可動ハンガーとヒンジ受け部がマグネシウム合金で、イヤーパッドが低反発ポリウレタン。主な仕様は、インピーダンスが32Ω、出力音圧レベルが108dB/mW、周波数特性が5Hz~3kHz、プラグはφ3.5mmステレオミニ、ケーブルは1.2m片出しカールコード、重量は285g(コード含まず)。金メッキネジ式のφ6.3mmステレオ標準プラグアダプターが付属する。
2015年07月30日パイオニアは23日、スロットローディングタイプのポータブルBD/DVD/CDライター「BDR-XS06J」を発表した。7月下旬より発売し、価格はオープン、店頭予想価格(税込)は16,000円前後の見込み。BDXLディスクに対応しているほか、ディスク表面の汚れや傷でデータを読み取れないときに再度読み取りを行う独自技術「PureRead2+(原音再生)」を搭載する。メディアの使用状況を学習して不要な電力を自動的にカットする「インテリジェントエコモード」を備え、消費電力を従来モデルより減らした。ディスクでの映像再生時は低回転、データ保存などは高回転で処理する「アドバンスド静音ファームウェア」とともに、内部シャッター膜による防音効果と合わせて、静音性と防音性を高めている。「ライト&ベリファイモード」ではアルゴリズムを最適化し、従来モデルよりも記録時間を短縮した。バンドルソフトとして、CyberLink製ブルーレイ再生ソフト「PowerDVD12」、ライティングソフト「Power2Go 8 for PURE READ」、パケットライトソフト「InstantBurn 5」、ラベルデザインソフト「LabelPrint 2」、映像編集ソフト「PowerDirector 10 LE」などが付属。「PURE READ2+(原音再生)」や「アドバンスド静音モード」を設定する専用BDドライブユーティリティーも用意し、同社サイトから無料でダウンロードできる。主なメディアの最大書き込み速度は、4層と3層のBD-Rが4倍速、1層と2層のBD-RおよびBD-R LtHが6倍速、3層 / 2層 / 1層のBD-REが2倍速、1層のDVD-R / 1層の+R / +RWが8倍速、2層のDVD-R / 2層の+R / -RWが6倍速、DVD-RAMが5倍速。インタフェースはUSB 3.0で、電源はUSBバスパワー。本体サイズはW135×D135×H18mm、重量は280g。対応OSはWindows Vista / 7 / 8 / 8.1。Windows 10にも対応予定。
2015年07月23日パイオニアは7月21日、体を傷つけることなく、動きながら血流量の測定が可能なウェアラブルタイプの「研究用レーザ血流計」を発売した。同製品は、小型血流センサー素子を内蔵したプローブを、手・脚などに接触させることで血流量の測定ができる。プローブ先端にはクリップが付いており、測定部位に挟み込むことで、指や耳たぶなど突起した部位での測定を容易に行うことが可能。小型なため、持ち運びができ、Bluetoothでのワイヤレス接続またはUSB接続によりデータをPCなどへ転送することができる。また、ケーブルをファイバレスにすることで、測定結果のデータノイズを低減し、動きながらでも安定した血流量計測が可能となっている。計測には本体と専用プローブが必要となり、いずれもオープン価格となっている。なお、同製品は研究用であるため、医療機器として臨床で使用することはできない。
2015年07月21日ロジテックINAソリューションズは16日、パイオニア製のPC内蔵型ブルーレイディスクドライブ「LBD-BDR209LBK」を発表した。同社の通販サイト「ロジテックダイレクト」限定で同日から発売する。価格は税別7,852円。最大16倍速書き込みが可能なPC内蔵型ブルーレイディスクドライブ。インタフェースはSATAで、デスクトップPCなどの5.25インチベイに装着して使用する。パイオニア製ドライブを使用することで高い信頼性と安定性を確保し、コストパフォーマンスに優れる。主なメディアの最大書き込み速度は、BD-RE DL(2層) / BD-RE(1層)が2倍速、BD-R DL(2層)が14倍速、BD-R(1層)が16倍速、BD-R LtHが8倍速、DVD-R(1層) / +R(1層)が16倍速、DVD+RW / DVD-R DL(2層) / +R DL(2層)が8倍速、DVD-RWが6倍速。バッファメモリは4MB。本体サイズはW148×D180×H42.3mm、重量は740g。
2015年07月16日パイオニアは7日、同社のワイヤレスドライブ「BDR-WFS05J」とワイヤレスドック「APS-WF01J」のファームウェアアップデートを行い、iPhone/iPad向けアプリ「Wireless Hi-Res Player ~Stellanova~」との連携を可能にした。「APS-WF01J」は、USB機器をWi-Fi経由で利用可能にするワイヤレスドック。「BDR-WFS05J」は「APS-WF01J」にブルーレイディスクドライブを組み合わせたポータブルディスクドライブ。今回のアップデートで、「BDR-WFS05J」と「APS-WF01J」は、パイオニア提供のiPhone/iPad用アプリ「Wireless Hi-Res Player ~Stellanova~」と連携を開始。音楽CDの楽曲データを、iPhone/iPadに直接取り込めるようになった。また、iPhone/iPad上の楽曲データも、「APS-WF01J」に接続したUSBメモリやHDDに移動できる。対応ファイル形式はWAV、AIFF、ALAC、MP3、FLAC、DSD。アプリの対応OSはiOS 7.1以降。対応端末はiPhone 4s以降、iPad 2以降。加えて、「BDR-WFS05J」「APS-WF01J」をiPhone/iPadで操作し、音楽プレーヤーとして利用することも可能となった。21種類のプリセットイコライザ(DSD非対応)や、Gracenote MusicIDを使用した曲名/アルバム名/アーティスト名/ジャケット画像の取得と編集、音楽に合わせてグラフィックが動く「ビジュアライザー」といった機能を備える。
2015年07月08日パイオニアは、ワイヤレスBDドライブ「BDR-WFS05J」とワイヤレスドック「APS-WF01J」向けにファームウェアアップデートの提供を開始した。iPhone/iPad向け音楽アプリ「Wireless Hi-Res Player ~Stellanova~」に対応し、PCを使わずに音楽CDから端末へデータを取り込むことができる。「BDR-WFS05J」は、Wi-Fiに対応したワイヤレスポータブルBD/DVD/CDドライブ。「APS-WF01J」は、同ドライブのドック部分を製品化したもの。両機種とも、ファームウェアアップデートにより、iPhone/iPad向け音楽アプリ「Wireless Hi-Res Player ~Stellanova~」に対応する。これにより、PC接続なしで音楽CDのデータをiPhone/iPadに直接取り込むことが可能となる。「BDR-WFS05J」では、同社の独自技術「PURE READ2+(原音再生)」により、可能な限りデータの欠落による補間の発生を抑えて読み取りを行う。また、「APS-WF01J」にUSBメモリや外付けHDDを接続すれば、PCを使わずにiPhone/iPad内の楽曲データの書き出し/読み出し/再生ができる。そのほか、「Wireless Hi-Res Player ~Stellanova~」では、「BDR-WFS05J」と「APS-WF01J」を音楽プレイヤーとして利用することも可能。操作はiPhone/iPadから行う。アプリの対応OSは、iOS 7.1以降を搭載したiPhone 4S以降、iPad 2以降。対応ファイル形式は、WAV、AIFF、ALAC、AAC、MP3、FLAC、DSD(dsf/dff)となっている。
2015年07月08日パイオニアは7日、同社のワイヤレスドライブ「BDR-WFS05J」とワイヤレスドック「APS-WF01J」向けに新ファームウェアの提供を開始した。専用音楽アプリケーション「Wireless Hi-Res Player ~Stellanova~」に対応し、PCを使わずに音楽CDからiPhoneやiPad内へ音楽データを直接取り込むことが可能となった。「APS-WF01J」は、USB機器をWi-Fi経由で利用可能にするワイヤレスドックで、「BDR-WFS05J」は「APS-WF01J」にブルーレイディスクドライブを組み合わせたポータブルディスクドライブ。ファームウェアのアップデートにより、パイオニアが提供するiPhone/iPad用の音楽アプリケーション「Wireless Hi-Res Player ~Stellanova~」と連携が可能となり、音楽CDの楽曲データをiPhoneやiPadに直接取り込めるようになったほか、iPhone/iPadから「APS-WF01J」に接続したUSBメモリや外付けHDDに対して、楽曲データを移動させることができる。対応ファイル形式はWAV、AIFF、ALAC、MP3、FLAC、DSD。また、「Wireless Hi-Res Player ~Stellanova~」では、「BDR-WFS05J」と「APS-WF01J」を音楽プレーヤーとしても利用可能で、iPhone/iPadから操作できる。21種類のプリセットイコライザ(DSD非対応)や、Gracenote MusicIDを使用した曲名/アルバム名/アーティスト名/ジャケット画像の取得と編集、音楽に合わせてグラフィックが動く「ビジュアライザー」といった機能を備える。アプリの対応OSはiOS 7.1以降。対応端末はiPhone 4s以降、iPad 2以降。
2015年07月07日オンキヨー&パイオニアは5月14日、パイオニアブランドのAVアンプ「VSA-1130」「VSA-830」を発表した。発売は5月下旬。希望小売価格は、VSA-1130が92,000円で、VSA-830が60,000円(いずれも税別)。VSA-1130は7.1ch、VSA-830は5.1chのAVアンプだ。定格出力は、VSA-1130が各ch100Wで、VSA-830が各ch95W(20Hz~20kHz、0.09%、8Ω負荷、1ch駆動時)。HDMI端子は、VSA-1130が7入力/2出力、VSA-830は6入力/1出力を装備。2系統あるVSA-1130のHDMI出力は、ゾーン出力にも利用できる。HDMI入力のうち1系統はMHL兼用だ。HDMI端子は4K映像信号の伝送に対応し、4K放送で採用されているコンテンツ保護技術HDCP 2.2にも対応した。HD映像を4K画質相当にアップスケールする「Super Resolution」も搭載している。HDMI以外の入出力は、同軸と光のデジタル音声入力を各1系統、アナログAV入力を各2系統、USB入力を1系統、LAN端子を1系統装備。VSA-1130のみアナログ音声入力1系統を装備している。プリアウト出力はモデルによって異なり、VSA-1130は2.2chで、VSA-830はサブウーファー用の0.2chのみ。VSA-1130では、フロントチャンネルを別のパワーアンプでドライブすることも可能だ。ネットワークは有線LANと無線LAN(Wi-Fi)に標準対応し、無線LANはIEEE802.11a/b/g/nに準拠。ネットワーク関連の機能として、DLNA 1.5とAirPlayに対応、インターネットラジオも利用できる。Bluetoothも備え、スマートフォンなどと接続して手軽に音楽を楽しめる。ネットワーク、USB、デジタル音声入力からの、ハイレゾ音源の再生もサポート。FLAC / WAV / AIFF / Apple lossless形式での、192kHz/24bitまでの再生が可能だ。全chに192kHz/24bit対応DACを搭載しており、ハイレゾのマルチチャンネルコンテンツ再生にも対応している。VSA-1130は、最新の多次元サラウンドフォーマット「Dolby Atmos」に対応。Dolby Atmosに適した再生環境を設定可能な、音場設定機能「MCACC Pro」も採用している。MCACC Proでは、これまでのMCACCの補正項目、周波数と音圧レベルに、残響特性(事案軸)やスピーカーシステムの位相特性などの要素を追加。Dolby Atmosの再生時にイネーブルドスピーカーを使う場合の補正にも対応している。本体サイズ/質量は、VSA-1130がW435×D363×H168mm/9.8kg、VSA-830がW435×D331.5×H168mm/8.7kg。
2015年05月14日パイオニアは、ハイビジョン対応モデルなどフリップダウンモニタ3機種を5月下旬より発売する。価格はオープンで、希望小売価格は「TVM-FW1040-B」が70,000円前後、「TVM-FW1030-B」「TVM-FW1030-S」が60,000円前後(いずれも税別)。これらの製品は、車の天井に取り付けて、後部座席でDVDや地上デジタル放送を視聴できるフリップダウンモニタだ。「TVM-FW1040-B」は、高輝度LEDをバックライトに採用したハイビジョン対応10.1V型WXGA液晶パネルを搭載。液晶パネルは、上下左右どの方向でも見やすいワイドアングルや、不要な光の映り込みを抑えるARコーティングを施している。解像度は1,280×800ドット。「TVM-FW1030-B」「TVM-FW1030-S」は、高輝度LEDをバックライトに採用した大画面10.2V型WVGA液晶パネルを搭載したモデル。解像度は800×480ドット。共通の仕様として、RCAビデオ入力2系統に加え、HDMI入力端子も装備(HDMIケーブルは別売)。また、ドアの開閉に連動して点灯/消灯するホワイトLEDルームランプを搭載している。付属のリモコンは、本機器の入力切替、画質調整、ランプの点灯/消灯、リモコン受光部を備えた対応カーナビなどのソース切換、ボリュームアップ/ダウン、曲送り/戻しなどの操作を行える。また、オプションの取付キットを使用することで、ミニバンや軽自動車の天井部分にすっきりと取り付けることができる。いずれも機種も本体サイズはW316×H38.8×D240mm、重さは約1.8kg。パネル開閉角度は0~180度。使用温度範囲は-10度~60度。入出力端子は、RCAビデオ端子が2系統、音声出力端子が1系統、HDMI入力端子が1系統(480i / 480p / 1080i / 720p / 1080p)。
2015年05月12日パイオニアは5月8日、カロッツェリアブランドのカースピーカー「Cシリーズ」の「TS-C1720AII」と「TS-C1620AII」、パワーアンプ「GM-D1400II」を発表した。発売は5月下旬。希望小売価格はTS-C1720AIIとTS-C1620AIIが32,000円で、GM-D1400IIが16,000円(いずれも税別)。○TS-C1720AIIとTS-C1620AIITS-C1720AIIとTS-C1620AIIは、セパレートタイプのカスタムフィットスピーカー。TS-C1720AIIがφ17cm、TS-C1620AIIがφ16cmのウーファーを採用し、ツィーターは共通。いずれも2013年5月に発表された「TS-C1720A」「TS-C1620A」の後継モデルに当たる。中音域を、ウーファーではなく、指向性の優れたツィーターで再生することによって、周波数特性を改善した。明確な音像定位と歪みの低減を実現し、原音に忠実かつ明瞭な再生を行える。同日発表の「サイバーナビ」とのバイアンプ接続にも対応する。ウーファーの振動板には、剛性が高くて軽量な「2層構造アラミドファイバーコーン」を採用。微小信号にもすばやく反応し、広い帯域にわたって躍動感のあるサウンドを実現したとする。ツィーターはバランスドドーム型で、29mmの大口径ユニットを採用。振動板にはピュアアルミニウムを採用している。クロスオーバーを低く設定したことによって、周波数特性の乱れを低減し、中域の定位感を向上させた。再生周波数帯域はTS-C1720AIIが33Hz~46kHzで、TS-C1620AIIが38Hz~48kHz。出力音圧レベルはTS-C1720AIIが90dBで、TS-C1620AIIが89dBだ。定格入力はTS-C1720AIIが40Wで、TS-C1620AIIが30W。○GM-D1400IIGM-D1400IIは、2014年9月に発表された「GM-D1400」の後継モデル。搭載されているパワーアンプはClass Dタイプで、最大出力は100W×4ch。ブリッジャブルアンプのため、4チャンネルのなかから2チャンネル分をまとめることで2倍の出力にすることも可能だ。カットオフ周波数80Hzのローパスフィルターとハイパスフィルターも内蔵している。サイズはW181×D64×H38mm、質量は0.55kgだ。保護回路の強化。従来モデルでは大音量時に過電流を抑える過電流制御回路を搭載していたのに対して、新モデルでは消費電流制御回路PCS(Protection Control System)を採用し、保護回路の強化を図った。大音量時の過電流抑制だけでなく、長時間再生時の発熱からも回路を保護する。
2015年05月08日パイオニアは5月8日、カーナビゲーションシステム「カロッツェリア サイバーナビ」の新モデルとして10機種を発表した。5月下旬から順次発売する。価格はオープンで、推定市場価格は135,000円前後~255,000円前後(いずれも税込)。ラインナップはLS(ラージサイズ)メインユニットタイプの「AVIC-ZH0999LS」と「AVIC-ZH0999L」、1D+1Dメインユニットタイプの「AVIC-VH0999S」と「AVIC-VH0999」、200mmワイドメインユニットタイプの「AVIC-ZH0999WS」と「AVIC-ZH0999W」、「AVIC-ZH0777W」、2Dメインユニットタイプの「AVIC-ZH0999S」と「AVIC-ZH0999」、「AVIC-ZH0777」。このたび発表された新モデルのうち、AVIC-ZH0999LS / VH0999S / ZH0999WS / ZH0999S / ZH0999L / VH0999 / ZH0999W / ZH0999は、レコチョクの音楽ストリーミングサービス「replay」をもとに、独自のレコメンド技術を用いた音楽ストリーミング機能「ミュージッククルーズチャンネル」を搭載している。車内へ楽曲を持ち込まなくても、無料の専用アプリ「ミュージッククルーズチャンネル」をインストールしたスマートフォンなどのネットワークを経由して、多彩なチャンネルの楽曲を楽しめる。パイオニア独自の音楽レコメンドシステム「ダイレクトリンクプレイ」によって、ユーザーの気分や好みに合うチャンネルを「特選チャンネル」「レコメンドチャンネル」「マイチャンネル」から推薦して表示。パイオニアは、ミュージッククルーズチャンネルによって、ユーザーが自分の知らない新しい楽曲に出会えるとしている。ミュージッククルーズチャンネルを利用するには、年額3,000円(税別)のreplayに申し込む必要がある。ただし、対応のサイバーナビ購入者は初回使用時から1年間、無料で使用できる。そのほか、再生中の楽曲の歌詞をスマートフォンなどに表示する「歌詞表示」機能や、再生中のボーカルをカットして再生できる「BGMモード」などを備える。いずれの機種も最大出力は50W×4ch。0999系モデルは新たに「バイアンプモード」を搭載し、ツィーターとウーファーの出力を個別に設定できるようになった。Bluetoothにも対応し、音声コーデックはSBCだけでなくAACも利用可能だ。ナビゲーション機能では、ネットワークと連携した交通情報を蓄積・提供してくれる。日本全国約70万kmのリアルタイムな渋滞情報と、渋滞予測データを用いた案内ルート作成をする「スマートループ渋滞情報」、交通状況や交通規制、天体情報などを実際の画像によってドライバー間で共有できる「スマートループ アイ」などの機能を備える。
2015年05月08日パイオニアVCは22日、インテル製スティック型PC「インテル Compute Stick」に、協働学習に特化したソフトウェア「xSync Standard」を組み込んだ文教向け端末「xSync Stick(バイ シンク スティック)」を発表した。6月下旬より発売開始する。価格はオープン。同社は、複数クライアント端末への同時配信や直感操作できるUIなどによる遠隔教育・協働学習用ソフトウェア「xSync」を、文教向けに展開している。今回発売する「xSync Stick」は、協働学習に特化した「xSync Standard」を搭載したスティック型PC。Windows、Mac、iOS、AndroidなどマルチOSに対応し、シンプルなインタフェースで協働学習を推進できるとする。ラインナップはxSync Stick/スターターキット、xSync Stick/プロジェクタセット、xSync Stick/タッチ機能付きプロジェクタセットの3種類。
2015年04月23日パイオニアは17日、スロットローディングタイプのWindows/Mac用ポータブルBD/DVD/CDライター「BDR-XS06JL」発表した。価格はオープンで、店頭予想価格は税込14,000円前後。発売は4月中旬。スロットローディング方式のポータブルBDドライブ。2015年2月に発表された「BDR-XS06JM」と本体仕様は同等だが、Mac用アプリ「Toast 12 HD/BDプラグイン」を省くことで、BDR-XS06JM」から低価格化した。本体は、従来モデルに続き、不要な電力を自動的にカットする「インテリジェントエコモード」を搭載するほか、ディスク表面の汚れや傷でデータを読み取れないときに再度読み取りを行う「PureRead2+(原音再生)」に対応。また、映像再生時は低回転で、データのコピー時は高回転で動作する「アドバンス静音ファームウェア」も搭載する。主なメディアの最大書き込み速度は、4層と3層のBD-Rが4倍速、1層と2層のBD-RおよびBD-R LtHが6倍速、3層 / 2層 / 1層のBD-REが2倍速、1層のDVD-R / +R、および+RWが8倍速、2層のDVD-R / +RおよびDVD-RWが6倍速、DVD-RAMが5倍速。インタフェースはUSB 3.0。電源はUSBバスパワー。本体サイズはW135×D135×H18mm、重量は280g。対応OSはMac OS X 10。6~10.10。
2015年04月17日パイオニアとブイキューブの合弁会社として設立され、企業や教育機関向けにWeb/ビデオ会議システムや電子黒板システムを展開するパイオニアVC。同社は昨年9月、ビジュアルコラボレーションシステム「xSync Prime」の提供基盤として、IBMのクラウドサービス「SoftLayer」を採用。サービス品質を向上させるとともに、国際間通信に対応した新サービス「xSync Prime Collaboration」としてリニューアルした。パイオニアとブイキューブの合弁会社として設立され、企業や教育機関向けにWeb/ビデオ会議システムや電子黒板システムを展開するパイオニアVC。同社は昨年9月、ビジュアルコラボレーションシステム「xSync Prime」の提供基盤として、IBMのクラウドサービス「SoftLayer」を採用。サービス品質を向上させるとともに、国際間通信に対応した新サービス「xSync Prime Collaboration」としてリニューアルした。IBMがSoftLayerの東京データセンターを設立し、パブリッククラウドの国内展開を本格化させたのは2014年12月のことだが、パイオニアVCはそれに先んじてSoftLayerの採用を決め、新サービス構築の基盤として整備した。○ビジュアルコラボレーションに最適なクラウド基盤競争が激化するパブリッククラウド市場の中でSoftLayerを選択した理由について、VC事業開発部長の佐藤匡弘氏は以下のように話す。「いくつかのクラウドサービスを評価してみて、最終的にビジュアルコラボレーションに最も適したサービスとして選定しました。決め手になったのは、各国間を結ぶデータセンター間の転送速度が圧倒的に速かったこと、専用線を使ったプライベートクラウドとの安全な接続が安定して実現できたことです」xSync Primeは映像、音声、アプリケーションの画面を共有してビジュアルなコラボレーションを実現するシステムだ。製造業で使われる設計図や地図といった緻密なデータを共有することを目的に開発されたこともあり、高画質な画面上で遅延のないスムーズなコラボレーションができることが特徴だ。映像や音声の品質が高いうえ、文字や図面などの情報も効率的に伝えられるため、文教分野や金融業界など、さまざまな業界におけるコラボレーションシステムとして利用されている。「お客さまが機密情報を扱うことが多いシステムですから、品質の高さとセキュリティは必須条件でした。また、製造業を中心に海外拠点とのやりとりが増えているため、安定したネットワーク速度が維持できることもポイントでした」(佐藤氏)パイオニアの"音へのこだわり"を受け継ぐ製品そもそも、xSync Primeというシステムはパイオニアソリューションズが開発した「サイバーカンファレンスシステム・プライム」がベースになっている。これは2008年に発売された自動車メーカーの設計エンジニアリングに対応したシステムで、セキュリティと品質が確保されたオンプレミス環境で提供されていた。佐藤氏は、サイバーカンファレンスシステム・プライムについて、「バイオニアが培ってきた、通信カラオケやタッチパネル型プラズマディスプレイの技術を生かした製品です。"音質へのこだわり"はとても大きく、人の声がまったく途切れずに聞くことができるという点で、一般的なWeb会議システムとは別次元の製品との評価をいただいてきました」と説明する。2012年には、富士キメラ総研の調査で「国内Web会議オンプレ型」でシェアNo.1を獲得している。2010年に、サイバーカンファレンスシステム・プライムのクラウドサービスとして、「xSync Prime」の提供が開始された。遠隔地の拠点をつなぐ会議においても、まったく音が途切れないサービスとして定評があった。「コンシューマ向けのWeb会議システムなどを利用するとわかりますが、音声が少しでも途切れると、会議に集中できなくなってしまいます。xSync Primeではそうしたことは一切ありません。また、特に評価いただくのは、多人数でのディスカッションでのシーンです。声の通り方でどこに座っている誰が話したかまでがはっきりわかるので会議がやりやすいそうです」ディスカッション中に人を特定できるのは、音域を広くとっているからだという。また、英語や日本語、中国語など、言語によって聞き取りやすい音域は異なるが、多言語での会話も問題できるようきめ細かな調整を施しているとのことだ。○SoftLayerの高速かつ高品質ネットワーク回線が好評価2014年にブイキューブと資本業務提携しパイオニアVCとなってからは、こうした技術の伝統を引き継いだうえで、より品質の高い製品に仕上げていく必要があった。課題になったのは、製造業を中心に進展してきた海外拠点との安全でスムーズなビジュアルコラボレーションを実現することだった。そんななかで、SoftLayerの持つ高速で品質のいいネットワーク回線と専用線によるセキュリティが評価されたのだ。「音声に注目した場合、コンピューティングやストレージよりも、ネットワークが重要です。その点ではSoftLayer一択と言ってもよい状況でした」と佐藤氏は振り返る。新会社の発足に合わせて評価に入り、2カ月ほどですんなりと結論が出た。パフォーマンステストの結果がよく、オンプレミスで提供してきたシステムを簡単に移行できたという。顧客に提供するようになってからも、データセンター間の転送速度が速いこともあり、国をまたぐビデオ会議でも音の途切れや遅延はまったく気にならないレベルで提供できている。電話よりも音質がいいという声も多い。佐藤氏は、顧客の声として、こんなエピソードを明かす。「ある外資系企業のCEOが来日したとき、都内の外出先で突然、海外本社とのスマートフォンを使ったビデオ会議がはじまったそうです。時間がなかったため会議を行いながら、車と電車を使って、お台場のホテルまで移動することにしたそうです。その間、会議が続いていましたが、一度も音が途切れることはなく、評価してくださいました」○新基盤を使って新しいサービスの提供も視野にまた、以前にも増して、国内ユーザーから評価されるシーンが増えたという。特にセキュリティ面を評価する声が多い。設計図などの機密情報を扱う製造業では、パブリッククラウドのセキュリティに対する懸念は強い。中でも、インターネット回線を使って、マルチテナント環境で提供するといった仕組みでは、いくら安全性が高いとアピールされても、機密情報を扱うシステムの適用対象になることはまずない。その点で、SoftLayerは専用線や専有領域の提供、物理環境(ベアメタル)環境など、企業ニーズにあったリソースを提供できることが、顧客に対する説得力を持った提案につながった。「ある自動車メーカーでは、海外拠点のある地域ごとに近いデータセンターを選び、そこにxSync Primeサーバを配置してリアルタイム性の高いビデオ会議の環境を構築しています。仮想サーバの配置や管理は当社で行っていますが、顧客のニーズに合わせて、配置を簡単に変えられるため、サービス品質の向上につながっています」(佐藤氏)今後は、xSync Primeに他のサービスを組み合わせて提供していくことも検討している。xSync Primeは、コラボレーションを実現するためのモジュールが組み込まれており、他社製のサービスや製品と連携することができる。そうした機能を活用することで、顧客の新しいニーズに応えていく構えだ。
2015年04月02日オンキヨーとパイオニアは3月2日、2014年11月に発表していたAV事業の統合が完了したと発表した。パイオニアのホームAV事業と電話機事業、ヘッドホン関連事業をオンキヨーに譲渡することで完了。なお、オンキヨーとパイオニアの両ブランドは維持される。このたびの統合に伴い、パイオニアのホームエレクトロニクス製品の開発・製造・販売を手がけていたパイオニアホームエレクトロニクス(PHE)は、「オンキヨー&パイオニア株式会社」に社名を変更した。オンキヨー&パイオニアではパイオニアのホームエレクトロニクス製品とオンキヨーのAV製品を取り扱う。パイオニアの電話機事業とヘッドホン関連事業は、オンキヨーエンターテイメントテクノロジー(OET)に移管され、OETは「オンキヨー&パイオニアイノベーションズ株式会社」に社名を改める。オンキヨー&パイオニアイノベーションズはハイレゾ音源配信サービス「e-onkyo music」も運営する。国内販売はオンキヨーマーケティングジャパンが再編された「オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパン株式会社」へ、設計はデジタル・アコースティックが再編された「オンキヨー&パイオニアテクノロジー株式会社」へ業務移管される。また、パイオニアは同日、DJ機器事業を手がけるPioneer DJの譲渡が完了したことも発表した。Pioneer DJの持株会社であるPDJホールディングスの発行済株式を、コールバーグ・クラビス・ロバーツ・アンド・カンパニー・エルピー(KKR)が85.05%、パイオニアが14.95%保有することになる。Pioneer DJは独立会社として、今後もDJ機器の開発・販売を行う。
2015年03月03日パイオニアは26日、スロットローディングタイプのポータブルBDドライブ「BDR-XS06JM」を発表した。3月上旬より発売し、価格はオープン。スロットローディング方式のポータブルBDドライブ。不要な電力を自動的にカットする「インテリジェントエコモード」を搭載し、消費電力を従来モデルより削減。ディスク表面の汚れや傷でデータを読み取れないときに再度読み取りを行う「PureRead2+(原音再生)」に対応するほか、映像再生時は低回転で、データのコピー時は高回転で動作する「アドバンス静音ファームウェア」も搭載する。バンドルソフトとして、Mac用アプリ「Toast 12 HD/BDプラグイン」を同梱。BD / DVDビデオの作成や映像の編集が行える。また、専用BDドライブユーティリティをダウンロードすることで、独自機能の「PureRead」や「アドバンスド静音モード」などの設定も可能となる。主なメディアの最大書き込み速度は、4層と3層のBD-Rが4倍速、1層と2層のBD-RおよびBD-R LtHが6倍速、3層 / 2層 / 1層のBD-REが2倍速、1層のDVD-R / +R、および+RWが8倍速、2層のDVD-R / +RおよびDVD-RWが6倍速、DVD-RAMが5倍速。インタフェースはUSB 3.0。電源はUSBバスパワー。本体サイズはW135×D135×H18mm、重量は280g。対応OSはMac OS X 10。6~10.10。
2015年02月26日ブイキューブとパイオニアVCは2月16日、ドローン(小型無人飛行機)を活用した新たなコミュニケーションスタイルの実現を目指した実証実験をパートナー企業とともに開始すると発表した。ブイキューブは、ドローンの商用利用に必要な技術を開発するRapyuta Roboticsに出資し、鉄鋼所など高所や煙突があるプラントや設備の保守点検、橋やトンネルなど社会インフラの点検、市区町村における災害対策分野において、年内のサービス提供開始を目指し、共同でのサービス開発に取り組んでいる。ブイキューブは開発中のサービスを利用した実証実験を進めていくため、災害対策分野において国土交通省などをはじめとした官公庁での実績をもつパイオニアVCと連携した。今回、「鉄鋼所やプラントの設備保守点検における活用」「橋やトンネルなど社会インフラ点検における活用」「市区町村の緊急災害対策における活用」を実証実験する。実験を行うにあたり、国内に研究・活動拠点を有する法人、市区町村を対象に、パートナーを募集する。応募は、ブイキューブのWebサイトで行える。
2015年02月16日パイオニアは、人気のPC/MacやiPhone/iPad対応DJコントローラー「DDJ-WeGO3」のニューカラーモデル、レッド(DDJ-WeGO3-R)を1月下旬に発売する。価格はオープンプライス。同製品は、PC/MacやiPhone/iPad など、手持ちのデバイスと接続して簡単にDJプレイを始めることができるDJコントローラー「DDJ-WeGO3」の新色となっており、ボディーカラーにはレッドが採用されている。また、天面にアルミパネルを採用し、ジョグ周りにボタンをラウンド状にレイアウトしたデザインや光のアニメーションにより、初心者でも楽しみながら直感的なDJプレイを行えるとのこと。さらに、さらに、クリアでパワフルなDJサウンドを実現する高音質設計のオーディオインタフェースを内蔵した本体は、軽量かつコンパクトなサイズで、さまざまな場所に持ち運べる。なお、同製品はACアダプター/USBバスパワー/USB電源アダプターによる動作に対応する。
2015年01月19日