渡辺淳弥が手掛けるジュンヤ ワタナベ・コム デ ギャルソン(JUNYA WATANABE COMME des GARCONS)が、16SSコレクションを10月3日パリで発表した。
2015年10月23日川久保玲によるコム デ ギャルソン(COMME des GARCONS)16SSコレクションが10月3日、パリで発表された。
2015年10月23日世界中のファッショニスタから愛されているパリのファッションブランド「イレブン・パリ(ELEVEN PARIS)」が、10月23日(金)から11月6日(金)まで、ラフォーレ原宿1Fのエントランススペースにてオープンする。「イレブン・パリ」は、2003年にパリで創立され、毎シーズン、ロック界のスターや有名な写真家、モデルなどを起用したPRキャンペーンを展開していることなどでも知られており、現在世界40か国以上、1,000を超えるショップで展開されている。今回は国内2度目の期間限定ポップアップストアとなる。大人気の「LIKE IS A JOKE」シリーズをはじめ、スキニーデニムで一世を風靡したパリ発の「APRIL77(エイプリル77)」とのコラボレーションデニム、海外セレブの名前を使ったメッセージプリントがアイコニックな「familyシリーズ」などは、今回のポップアップストアのみでの限定販売となる。また春夏コレクションで人気を博した、“ディズニー”とのコラボレーションシリーズや、今年の最新作が公開となる話題の映画『スターウォーズ』とのコラボレーションもニット、スウェットなど秋冬アイテムとなって再登場する。中心価格帯は15,000円~35,000円程度となる。また今回のポップアップストアでは、税込25,000円以上商品を購入すると、海外のみでしか手に入らない、ELEVEN PARISオリジナルのiPhoneケースがもらえる。(先着順、なくなり次第終了)(text:Miwa Ogata)
2015年10月20日シャネル(CHANEL)が16SSプレタポルテコレクションのショーをパリで開催。同コレクションのコンセプトは、“エアライン”。カール・ラガーフェルドによって空港の出発ゲートに姿を変えたグラン・パレにて披露された。
2015年10月16日ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)は、パリ ファッショウィークの開始に伴い、ニコラ・ジェスキエールによる最新コレクションを祝したウィンドウディスプレイと、スペシャルエキシビションを開催。10月31日まで、パリは7区にある百貨店ル・ボン・マルシェ・リヴ・ゴーシュにて実施中だ。会場となるル・ボン・マルシェ・リヴ・ゴーシュのエキシビションスペースには、近未来を思わせるようなエクスクルーシブプロダクトのディスプレイや、アーカイヴ、映像インスタレーションを配置。メゾンの歴史をも感じられる空間となっている。また、「ニュー クラシック」をテーマにしたリミテッドエディションカラーのアイテムが登場。ブランドの伝統的なスタイルで製作された「プティット・マル(Petit Malle)」は、エピレザーにインディゴカラーで発売される他、「ツイスト(Twist)」は、オリジナルを保ちながらも通常のデザインをよりボリューミーに、機能的に進化させたデザインで展開される。さらに 、襟元にファーがあしらわれたダークブルーのピーコートや、トゥーにポイントのあるインディゴカラーのサイドゴアブーツ、ダークブルーにオレンジが映えるウールのストールも限定で発売。そして、パリ ファッションウィーク初日となる9月29日には、会場となるル・ボン・マルシェ・リヴ・ゴーシュにて、オープニング カクテルパーティーが開催された。フランス人女優のアデル・エグザルホプロスを始め、韓国人女優のぺ・ドゥなど、多くのセレブリティが出席し、ニコラ・ジェスキエールの最新コレクションに華を添えた。
2015年10月12日ステラ マッカートニー(Stella McCartney)が10月5日、16年サマーコレクションをパリのオペラ ガルニエで発表した。コレクションのキーワードは、“溢れるカラー”、“エネルギー”、“ムーブメント”。夏の到来を祝う、明るく開放的なスピリットをコンセプトにしている。
2015年10月07日オランピア ル タン(OLYMPIA LE-TAN)が10月3日、2016春夏コレクションをパリのパレ・ド・トーキョー(Palais de Tokyo)で発表した。テーマは“Sentimental Journey”。ホテルオークラが建て替えのために取り壊しされることをしったデザイナーは、今季、“ジャパン”をテーマにしたコレクションを発表することを決めたという。写真家“アラーキー”こと荒木経惟のポラロイド作品をプリントや刺繍によって表現されたアイテムも見受けられる。
2015年10月06日ケンゾー(KENZO)が現地時間10月4日、16SSコレクションをパリで発表した。同コレクションで描かれた女性像は、“世界中を旅する旅人”。自信に満ち溢れた女性が旅路で様々なもの事に出会い、想像の粋を超えた発見を見出していく様子が表現された。
2015年10月05日クロエ(Chloe)が10月1日、16SSコレクションをパリで発表した。同コレクションでは、鮮やかな色彩によって、“クロエガール”の快活なオプティミズムが表現された。
2015年10月05日アンリアレイジ(ANREALAGE)が現地時間9月29日、16SSコレクションをパリのパレ・ド・トーキョーで発表した。今回で、パリを発表の地に披露するのは3シーズン目となる。コレクションのテーマは「REFLECT」。ロックバンド・サカナクションの山口一郎がショーのサウンドディレクションを手掛けた。
2015年10月01日トリー バーチ(TORY BURCH)が、パリ旗艦店のオープンを記念した限定コレクションを発売する。職人の洗練された技術によるディテールと、クラシックなアメリカンスポーツウェアの融合から生まれた同コレクションは、レディトゥウェア、シューズ、ハンドバッグを含む全20型を展開する。アイテムは、手染めによる抽象的なチェック柄のフェザーを用いたトップスやスカート、ボタンダウンシャツ、クラッチ、スリングバッグサンダルなどのアイテムを始め、グラフィカルな格子柄の裏地が印象的なシルクアノラック、ビンテージデザインからインスピレーションを得てクリスタルやビーズをあしらったチュニックドレスなどが登場。9月にパリの旗艦店で発売後、ロンドン、ミラノ、ドイツ、ロサンゼルス、ニューヨーク、上海、香港、東京、韓国のトリー バーチブティック、公式オンラインストアにて発売される。また同コレクションの発売に合わせ、ジア・コッポラ監督作『パロアルト・ ストーリー』などに出演する女優のマーガレット・クアリー(Margaret Qualley)を起用したショートムービーを製作。1951年のクラシック映画『巴里のアメリカ人(An American in Paris)』からインスピレーションを得た同ムービーは、フランス人男性がアメリカ人女性に恋に落ちたことを友人に話すところから物語は展開。男性の目に焼き付いたアメリカ人女性は、ピンクのプリーツスカートや、シルキーアノラックとフェザーがあしらわれたスカートなど、同コレクションのアイテムを身に纏った、マーガレット・クアリーの自然体な魅力が収められている。
2015年09月18日2016春夏シーズン、パリメンズコレクションでは、遠目から見てそれとわかるような奇抜なシルエットは減少し、素材やディテールで品質の高さをアピールするブランドが多く見受けられた。その顕著な例が、ルカ・オッセントライバーとアルベール・エルバスによる、ランバン(LANVIN)だ。国立高等美術学校で発表された最新コレクションでは、ファッションに興味を持っていなかった人にも手にとってもらい、着てもらいたいという願いを込めて、構築的で大袈裟なシルエットは避け、ファブリックに刺繍を施したり、ストーンウォッシュ加工をするなど、今まで以上に素材やディテールのテクニックにこだわっている。テーマやストーリーを決めてコレクションを構成するのではなく、ミクロの部分からクリエーションをスタートさせるという創作方法はしばらく続きそうだ。ウィメンズ、メンズとも時代の空気感を巧みにとらえ、パリコレクションではトレンドセッターであるエディ・スリマンによるサンローラン(Saint Laurent)も、シルエットは全て控えめにし、その代わりにプリントや刺繍で華やかに彩った。元市場だったカロ・デュ・タンプルを会場に、レディースも含めて70体以上のルックを発表。エディ・スリマンがサンローランで復活を遂げた当初は、シンプルなデザインに物足りなさを感じなくも無かったが、今となってはそれが時代の空気となり、トレンドともなっている。エディ・スリマンは先見の明がある希有な存在だ。最高の素材と仕立てを際だたせるためにデザインを最小限に抑えているのが、ヴェロニク・ニシャニアンによるエルメス(HERMES)だ。コルドゥリエ修道院跡、現パリ医大の建物の中庭と回廊を会場にコレクションを発表。プリントシャツのためだけに版を作り、シェーブルレザーにレーザーカットのシルクをボンディングするなど、時間と労力を厭わない物作りの姿勢は感服の極みだが、ウォータースネークのブルゾンひとつをとっても、パッチワークの縫合部分の凹凸が見えず、まるでプリントのよう。驚異的な技術を駆使している。このブランドは、常にトレンドとは一定の距離を置く姿勢を保ち、現在のトレンドの中で同列に語ることはできないが、結果的に時代の流れに合致しているといえるかもしれない。ジルダ・ロアエックと黒木理也のメゾン キツネ(MAISON KITSUNE)や、チュイルリー公園内の特設テントでショーを発表したアミ アレクサンドル マテュッシ(AMI ALEXANDRE MATTIUSSI)も、デザインの強烈さが表出しないタイプのブランドだ。それゆえに、ファッション業界関係者ではない一般層を取り込みやすく、着実に業績を伸ばしている。そうして、両者は5月、6月に、それぞれ3号店、4号店をパリ区と11区に相次いでオープンさせた。ハイファッションが減速するという厳しい状況の中、ファストファッションは依然として隆盛を続け、現在のメンズファッションはそういった時代の流れに迎合しながら次なる発展の道筋を模索し始めている。各ブランドは、デザインしないわけではないが、デザインという概念を変化させる必要に迫られているようだ。
2015年08月17日2016春夏シーズンのパリメンズコレクションでは、依然としてショーを開催するブランドが趨勢を占めていたが、客席を設けないプレゼンテーション形式でコレクションを発表するブランドが徐々にではあるが増えてきている。ブランド側にとっては、客席を設営する必要が無く、それに伴って大きな会場を借りる必要も無く、それらに掛かる警備費など、様々な経費を抑えることが出来、支出を削減できることが大きな利点だ。今季を見渡してみると、日本の2ブランドがプレゼンテーション形式で見せて強い印象を残した。パリではコレクション発表が2回目となる、相澤陽介が手がける、ホワイトマウンテニアリング(White Mountaineering)は、パリ中心にあるイベントスペース「アトリウム」を使用。ここは多くの若手デザイナーがショーやプレゼンテーションを行い、巣立っていった場所だ。パリでは新人扱いとなり、未来を嘱望される「ホワイトマウンテニアリング」には相応しい場所といえる。所々に植物を配したブロックを積み重ねたランウェイをモデル達が闊歩。色調を抑えたグレーイッシュでグラフィカルなアディダスとのコラボレーションアイテム10体と、ステンドグラスのようなプリントを使用したオリジナルラインのアイテムの対比が興味深かった。森川マサノリのクリスチャン・ダダ(CHRISTIAN DADA)は、マレ地区のガレージを舞台に映画のセットのようなプレゼンテーションを行った。それもそのはず。暴走族を描いてスキャンダルとなった1953年の映画『乱暴者』から着想を得ているのだった。バイクにまたがっているモデル達が、1人ずつ前方に出てポーズを決め、元の場所に戻る、というシンプルな演出。ラメのアーガイルチェックやタイガー、イーグルなどのモチーフをあしらいながら、何となくワルそうな雰囲気を見事に表現。天晴れと思わされた。フランスのイーチ × アザー(EACH × OTHER)とスウェーデンのアクネ ストゥディオズ(Acne Studios)は、それぞれマレ地区のギャラリーを使用してアーティなプレゼンテーションを開催。イラン・ドゥルイとジェニー・マナーハイムによるイーチ × アザーは、サン・クロード通り沿いのギャラリーを借り切り、ブレア・シバース、ロバート・モンゴメリー、ジャン・シャルル・ドゥ・カステルバジャックという3人のアーティスト、デザイナーを招いて、3名の個別の作品を展示しながらコラボレーションアイテムを交えたコレクションを発表。イーチ × アザーが掲げるファッションとアートの融合を見事に表現して見せていた。ジョニー・ジョンソンによるアクネ ストゥディオズはギャラリー街であるトンプル通りのギャラリーを使用。アーティスティックなオブジェの周りを、ハイヒールを履いたフェミニンなルックのモデル達が歩き、その対比が非常にシュールレアリスティックだった。プレゼンテーション形式のコレクション発表では、服を着たモデル達が並び、その周りをジャーナリストやバイヤーが自由に行き交うことができる。あるいは、ほんの数10cm程の距離でモデルが目の前を通り過ぎるため、ディテールまで凝視することが可能。つまりは、後日ショールームを訪れる手間が省け、時間を稼ぐことができるのだ。短い期間で多くのことをこなさなければならないジャーナリストにとってはとても有り難いことである。パリコレクション全てがプレゼンテーション形式の発表になってしまったら無味乾燥なものとなり、ジャーナリストもバイヤーも来なくなってしまうのだろう。しかし、会場選びや演出などで多くのことを表現可能にすることが実証されているのだから、現在のファッションを取り巻く経済状況に鑑みても、もう少し割合が多くなって良いのかもしれない。
2015年08月12日フランス発のフレグランスメゾン・ディプティック(diptyque)が9月1日、限定コレクション「34」の新作を発売する。14年に発表された「34」は、パリのサンジェルマン大通り34番地にあるディプティック第1号店の精神を受け継ぎ、限定店舗のみで展開されているコレクションだ。新作では、収穫年の違う2種類のジャスミンを使用したフレグランス「エッセンス・ アンサンセ(Essences Insensees)」の第2弾(オードパルファン 75ml 1万8,000円、ソリッド パフューム 3.6g 7,400円)が登場。イチゴの香りを含んだ秋のジャスミンと、花びらの香りが特徴的な正統的なジャスミンが用いられ、オードパルファンはフランスにおける最後のセミオートマチックガラス工房「ウォルタースペルガー(Waltersperger)」によって製作された琥珀色のボトルに収められている。また、ディプティックブティックのみで展開される「ル バザール デュ 34(Le Bazar du 34)」からは、3種類のオードパルファン(各100ml 2万2,000円)も登場する。ラインアップは、主原料のターキッシュ・ローズに少量のサフランやクミン、革を感じさせるユソウボクの木などが加えられた「オポネ(Opone)」、流涎香を感じさせる妖艶な香りに、マンダリンピールやバラ、スパイス、麝香を組み合わせた男女兼用の「オー マージュ(Eau Mage)」、ヒメウイキョウの種子やビャクダン、エゴノキなどラオス産の原材料が豊富に用いられた気品ある芳香が特徴の「ベンジョワン ボエーム(Benjoin Boheme)」が新たに加わった。また、キャンドルホルダー(各1万7,980円)では、網模様の入ったケーキ型を想起させる青みがかった黒地のものや、創始者のひとりであるクリスチャンヌ・ゴトロ(Christiane Gautrot)がガラスの真珠を使って自作した首飾りからインスピレーションを得たものなどを展開。さらにパリのブティックのショーウィンドウに置かれていた木製の鳥からインスピレーションを得て、鳥の羽毛とくちばしがデザインされ、蝋燭に火をつけるとその輪郭が浮きあがる仕組みとなっているキャンドルホルダーも登場する。その他、「ラ プロヴレス(La Prouveresse)」、「ル マルシェ オゼピス(Le Marche aux Epices)」、「ル ルドゥテ(Le Redoute)」といったフレグランスキャンドル(各450G 8,900円)や、限定ノートブック(2,500円)も発売される。
2015年08月04日2016春夏シーズンのメンズパリコレクションでも、特にビッグブランドのショーで目に付いたのがアメリカンカジュアルスタイルだった。そして、キーアイテムとなっていたのがスタジアムジャンパーだ。スタジアムジャンパーを祖とする日本のスカジャンからインスパイアされた刺繍入りシルク製ブルゾンを多数発表した「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」、同じくスカジャン風パッチワークレザーブルゾンを提案した「ヴァレンティノ(VALENTINO)」など、フォーマルではない、気軽に着ることのできるアイテムを前面に押し出したブランドが目立つ結果となっていた。多くにマリリン・モンローの写真をあしらった「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」のコレクションでも、スタジアムジャンパーの要素が見られた。そして同時に散見されたのが、ハワイアンやカルフォルニアをイメージさせるアメリカンカジュアルの意匠。ヴァレンティノはパイナップルを、ドリス ヴァン ノッテンはエルヴィス・プレスリーから着想したハワイアンモチーフを、「サンローラン(Saint Laurent)」はカルフォリニアのサーフミュージックからインスパイアされたコレクションの中で、パームツリーモチーフで飾ったスタジアムジャンパーを発表。その他にも、先述のルイ・ヴィトンは鶴や龍などのアジアンモチーフを多用しながらも、アイビー・リーグやバスケットボールのユニフォームの要素を加え、アメリカのイメージを強烈に印象付けた。ウェアラブルなハイファッションを目指し、シンプルなアイテムを追究する結果、イメージを作りやすいアメリカンカジュアルに行き着いた、ということなのだろうか。先進的なデザインというものが出尽くした感のある現在、人々は定番商品や永遠のクラシックを志向し、脱トレンドの流れの中で登場したのがアメリカンカジュアルだった、と言えるのかもしれない。
2015年07月28日シャネルのオートクチュール2015/16秋冬コレクションが7日(現地時間)、パリのグラン・パレで開催され、クリステン・スチュワートやジョニー・デップの娘のリリー・ローズ・デップらがモデルとして登場した。シャネルのミューズの1人であるクリステンはショウのオープニングを飾り、ジュリアン・ムーアや菊地凛子、リリー・コリンズ、リタ・オラ、ケンダル・ジェンナー、ミューズを務めるヴァネッサ・パラディを母に持つリリー・ローズ・デップも出演した。ジュリアンのエスコート役に、ダニエル・デイ・ルイスとイザベル・アジャーニを両親に持つガブリエル・デイ・ルイスが登場したのも話題になった。リリー・コリンズは同じファースト・ネームを持つリリー・ローズとツーショットのセルフィーに「2人のリリー(Les Deux Lily’s)」とキャプションをつけてインスタグラムに投稿。「腕を組んでランウェイをご一緒できて、光栄だったわ」と書き込んでいる。(text:Yuki Tominaga)
2015年07月08日フランス・パリの現代アートミュージアム「フォンダシオン ルイ・ヴィトン」が、6月3日より第3弾となる所蔵コレクションの展示会を開催する。「フォンダシオン ルイ・ヴィトン」の所蔵コレクションは、“主観的表現主義”“静観”“ポップ主義”“音楽/サウンド”という4つのテーマで構成されている。今回はその中から“ポップ主義”と“音楽/サウンド”がテーマの作品を厳選し紹介する。“ポップ主義”のテーマでは、広告やテレビ、映画、インターネットなどのメディアが伝えているオブジェやイメージに対し、アーティストたちが抱いている関心について表現した作品を中心に展開。今回はギルバート・アンド・ジョージ(Gilbert and George)、アンディ・ウォーホル(Andy Warho)、ベルトラン・ラヴィエ(Bertrand Lavier)、ジャン=ミシェル・バスキア(Jean-Michel Basquiat)などの作品を展示する。“音楽/サウンド”のテーマでは、環境アートやサウンドスカルプチャー、映像といった形式の作品を展示。ウラ・フォン・ブランデンブルグ(Ulla von Brandenburg)、マリーナ・アブラモヴィッチ(Marina Abramovic)、ジョン・ケージ(John Cage)、ピラール・アルバラシン(Pilar Albarracin)、ジアッド・アンタール(Ziad Antar)などの作品を取り上げる。その他、ケリス・ウィン・エヴァンス(Cerith Wyn Evans)が手掛けたコミッションワークやトーマス・シュッテ(Thomas Schutte)の作品なども登場。また、ポピュラー音源をベースにした映像作品が、1階展示室にて7月25日より上映される予定だ。なお、同展は所蔵コレクションと同じ4つのテーマをキーワードに、世界の名だたる美術館から著名なモダンアート作品を集めた企画展「Keys to a Passion」展(7月6日まで開催中)に呼応するものとなっている。【イベント情報】「フォンダシオン ルイ・ヴィトン所蔵コレクション展示会第3弾」会場:フォンダシオン ルイ・ヴィトン住所:8 avenue du Mahatma Gandhi - Bois de Boulogne - 75116 Paris会期:6月3日から時間:11:00~20:00まで(金曜は11:00から23:00まで、土曜、日曜は10:00から20:00まで)休館日:火曜日料金:一般14ユーロ、割引10ユーロ、5ユーロ、家族32ユーロ(大人+18歳以下の子ども1~4人)※フォンダシオン ルイ・ヴィトンとアクリマタシオン庭園の全エリアに入場可能。
2015年05月27日無意識のうちに持っている、パリ=素敵の方程式。パリ女性のライフスタイル本も数年おきにベストセラーになります。なぜ惹かれるんだろう? 話題本の紹介とともにその疑問に答えます。 フランス女性のライフスタイルを紹介する“パリ本”は、数年に一度必ずと言っていいほど現れ、日本の女性に憧れを残す。その理由を近著に『専業主婦になりたい女たち』(ポプラ新書)がある作家の白河桃子(しらかわとうこ)さんはこう話します。 「少女漫画黎明期の作家や雑誌編集者がヨーロッパの文化を志向した’70年代の頃から、“パリ好きDNA”が受け継がれていると思います」(白河さん) では、その後何十年も憧れであり続ける、その魅力って? 「女性が女性であることを楽しんでいること。妻や母である前に、まず女だということが前提にある。自分を犠牲にするという選択肢がないんです。その意識をもとに、素敵に暮らすためのエッセンスが蓄積されている。 パリ本の内容を読むと、衣食住に意識を持つことに関しては、日本の考え方からそう遠くはないんです。けど日本の場合、それが“女の仕事だから”という、滅私奉公のような意識から生まれている。そうではない“自立して暮らすにはこういうことも大切だよね”という自主的な発想だからこそパリ本は共感できるんです。本は世界を覗く“窓”。パリ本も、女性としての生き方を考える材料の一つになるはずです」 ◇パリの女性の生き方は、日本人の憧れと重なる部分が多いよう。『フランス人は10着しか服を持たない』ジェニファー・L・スコット大和書房1400円 写真・土佐麻理子 ※『anan』2015年5月13日号より
2015年05月11日中国・広州にて4月8日(現地時間)、「を開催。今年1月にパリにてお披露目されたサルトリアル(縫製・仕立)スタイルをテーマとした同シーズンのリピートショーで、ランウェイではオーケストラメンバーによる生演奏も再現された。今回は、2013年の北京、2014年の上海に続き、3度目となる海外でのランウェイショー。“オープニングナイト&デイドリーミング”をテーマにしたこの日のショーは、「プリツカー賞」も受賞したイギリス人建築家ザハ・ハディドが手掛けたオペラハウスで行われたが、この建物内でファッションショーが行われるのは初めての試みだ。インターナショナルモデルと中国人モデルをミックスしたランウェイでは、40人もの広州シンフォニックオーケストラメンバーによる生演奏で「Koudlam」のオリジナルサウンドトラックが披露された。更に、ミュージシャン本人がサプライズで登場するシーンもあり、VIP、セレブリティを含む約600人のゲストを大いに沸かせた。同ブランドのデザイナーで、クリエイティブ ディレクターを務めるクリス・ヴァン・アッシュは、今回のショーについて「中国で再びランウェイショーを行えたことを光栄に思っている。コレクションはテクノ-サルトリアルのエレガンスさをコードに用いて発表しているが、広州で行うことによりまた新たな視点でコレクションを捉えてもらえたと思う。それは、先行と継承を追求する私の仕事を高めてくれると同時に、多数派と個性に対する探求心をより深いところへ導いてくれる。コンテンポラリーな魅力がどんどん増す中国での様々な経験がそれを裏付けてくれた」とコメントを寄せている。PHOTO by MATHIEU RIDELLE
2015年04月16日パリの高級チョコレート「ラ・メゾン・デュ・ショコラ(La Maison du Chocolat)」がイースターコレクションの新作3品を発売した。このコレクションは毎年、イースターの時期にフランスへと渡ってくるガチョウをモチーフとしたもの。その途上で羽を休めている姿をイメージし、エキゾチックレザーで作られた旅行鞄を付け加えた。精巧な作りの留め金と錠が、中に収められた卵型のプラリネを守っている。なお、今回用意されたプラリネはヘーゼルナッツやクレープ ダンテルの食感が楽しめる全4種類。これに、ミルクとダークのフリチュールを加えた全6種類のショコラが、イースターのカラクリとして詰め込まれた。ラインアップの中でも、一番大きな「エスカル パスカル」(1万6,125円)では、ミルクチョコレートの床の上で、ガチョウがユーモラスな表情を見せている。脇には旅行鞄が置かれ、ミルクチョコのマフラーをはためかせる姿は、今にも空へと飛び立ちそうだ。その他、ミルク、またはダークチョコレートのガチョウが選べる「プティット プルーム」(1万1,000円)、飛行メガネとマフラーでおめかししたイースターエッグ「ウフ アヴィアトゥール」(5,000円)もラインアップ。国内に5店舗ある直販店のみの取り扱いとなり、オンラインブティックでは別途イースター限定品が展開される。
2015年03月27日3月のパリ・コレクションで、「ニナ リッチ(NINA RICCI)」が新クリエイティブディレクターのギョーム・アンリ(Guillaume Henri)による15-16AWコレクションを発表する。そのイントロダクションとしてショートムービーを公開した。同ムービーはアンリによって解釈された新たなブランドのシグネチャー、すなわちシックでありながらシンプルであることに焦点が当てられた。女性の鎖骨や唇、首筋、目などをありのまま映し出すことで、女性の真の美しさを率直に表現している。撮影はディレクターのコーリアー・ショア(Collier Schorr)が、アートディレクターはマーク・アルコーリ(Marc Ascoli)が担当した。ムービーについてアンリは、「一人の女性であるコーリアーが、別の女性アリサを見て、フェミニニティ、感受性、誠実さとは何かを偽りなく正直に教えてくれるこのアイデアがとても気に入ったのです」と話している。ムービーはブランドの公式ページとYouTubeでも公開中。
2015年02月26日コーチ(COACH)とカリフォルニアのアーティスト、ゲイリー・ベースマン(Gary Baseman)がコラボレーションした15年スプリングコレクションを、パリのセレクトショップ「コレット(colette)」で初披露した。ベースマンは、デッサン、絵画を始め、演劇、舞踏、音楽にファッションと幅広い分野で活躍するカリフォルニアのアーティスト。美的な生々しさや子供のようなイメージを用いて、これまでに人間の魂や“甘く切ない人生の美しさ”といった複雑なテーマを扱った作品を生み出してきた。そんなベースマンが今回のコラボでは、可愛らしさとイタズラ心を併せ持った10種類のクリーチャー「ルファーブ」が誕生。彼らはバッグを始め、レザージャケット、Tシャツ、バッグ、チャーム、ジュエリーなどをユーモラスに彩る。コレットでは15種類の限定ハンドバッグを発売。31日までの間、店内にてベースマンの作品展「The Secret Society」を開催している。。展示されるのはオリジナルのアート作品、初公開のデッサン、絵画など。更に期間中は、「ルファーブの祭壇」がショーウィンドウを飾っている。このスプリングコレクションは、日本でも2月中旬よりコーチ銀座、コーチ表参道、コーチ新宿、コーチ梅田ハービスとオンラインショップで取り扱う。
2015年01月28日ヴァレンティノ(VALENTINO)が、パリメンズファッションウィークで開催する2015-16秋冬コレクションショーをライブストリーミングで配信する。1月22日1時30分(現地時間21日17時30分)より。デザイナーはマリア・グラツィア・キウリとピエールパオロ・ピッチョーリ。※会場の状況により開始が遅れる場合あり。
2015年01月21日FASHION HEADLINEを始め、雑誌・新聞などでファッションジャーナリストとして活躍する清水友顕さんは、ブログ『友くんのパリ蚤の市散歩』や書籍『パリのヴィンテージファッション散歩 』などの著者としても知られる、パリのビンテージのスペシャリスト。約20年前、ファッションを学ぶ学生だった時にファッションのネタ探しのために蚤の市に通い始め、今では週5日通うこともあるほど。長年の経験から培われた審美眼と独自の感性でセレクトされたビンテージアイテム達は日本にも届けられ、日本各地で開催されるポップアップショップはいつも大盛況。毎回心待ちにしているファンも多い。今回、そんな清水さんの蚤の市散歩(買い付け)に同行。清水さんのビンテージワールドの舞台裏をレポートする。取材当日は 9時半にパリ8 区のモンソー公園に集合。そこから 5分ほど歩いて、清水さんとの待ち合わせ場所であるトレラール通りに到着した。高級住宅街で開催されるこの蚤の市は、プロが少なく、住民による出店が多いのも特徴。「蚤の市というより、地域住民によるバザーといった方が正しいかも」と清水さん。食品以外は何でも売っていいことになっているという。「お金持ちが多い地区だから良いものが出てくる可能性がある」と清水さん。先祖が撮影したのではと推測される古いスナップ写真から、子供が昔遊んだおもちゃ、家具など、様々な商品が並ぶ。魚屋の店先では、昔店で使っていた魚の形の陶器や皿などが売られていた。インテリアを扱う店先では、 1950年代のデザイナーズランプなどを日本のビンテージショップにも卸しているという。清水さんは、コレクターズアイテムであるキノコのキャニスターを発見。ホーローの水差しやレースを購入。次に向かったのは、シャンピニー・シュール・マルヌのマーケット。 2,000件以上が出店する大規模なもので、月1回の開催。地元の人や、古物業者が芝生の上に軒を連ねる。ここでは、18世紀から20世紀初頭に掛けての食器などを中心に物色。洗剤やスニーカーなど、新品の日用雑貨などの店も多く、うっかり通り過ぎてしまいそうだが、そんな店の片隅にも、お宝もののアンティークアイテムがこっそり隠れていたりするから面白い。そして、次はモントルイユ市へ向かう。パリからメトロでも短時間でアクセスできるモントルイユは、最近クリエーター達にも人気の都市。パリの地価高騰を避けて引っ越す人が増え、ニューヨークで言うブルックリンのような立ち位置なのだそう。クロワ・ドゥ・シャヴォーは、そんなモントルイユの駅のそば、下町にある蚤の市。元々泥棒市のようだったとのことで、がらくた市のような雰囲気。が、清水さんはさすがプロ。おもちゃの山から発見したのは、シュタイフ社製のクマのぬいぐるみ。蚤の市散歩は、本当に宝探しのようだ。モントルイユ駅から少し離れ、住宅街で開催されていた蚤の市へ。ここも住民が多く出店するバザーのような雰囲気。取材で到着したのは夕方近くで店仕舞い直前。こんな時は正に残り物に福ありで、値引きのチャンスタイムでもある。最後は、モントルイユ駅前の広場での、エマウスによる特別開催の蚤の市へ。ホームレスの救済のためピエール神父が創設した慈善団体「エマウス」は、古着や日常品を扱うショップをパリ市内で運営している。郊外では家具なども扱うことがあり、今回のような家具の市も開催されている。シャンデリアやソファなどが日本円にして1 万円からそろう。不定期開催とあってか、このチャンスを逃すまいとお客さん達も真剣勝負だ。五つの蚤の市を回って集められたアイテム達を並べてみると、見事に“友くんワールド”が誕生していた。これらは清水さんの自宅で大切にケアされて、日本へ届く。後編では、清水さんに、蚤の市散歩の魅力や、出掛ける前に知っておきたいルールなどをお聞きします。
2014年12月03日「タカヒロミヤシタザソロイスト.(TAKAHIROMIYASHITATheSoloist.)」が2015年1月、パリで15-16AWコレクションをエキシビション形式で発表する予定だ。デザイナーの宮下貴裕が「ナンバーナイン(NUMBER(N)INE)」のデザインから離れ、2010年に同ブランドを立ち上げて以来、初の海外でのコレクション発表となる。来秋冬シーズンに向けてのプレシーズンとなった15SSコレクション(#0011)はテーマを「チューニング(tuNINg.)」として、チェスターコートやフライトジャケット、シャツなどのアイテムの袖がカットされるなど、細部が“チューニング”されている。シルクコットンのロングポンチョや、シルクデニムなどピンストライプのパジャマジャケットやパジャマパンツもシルク素材を中心に構成され、念入りにラフに加工されたディテールをラグジュアリーなコレクションにまとめている。「ショーを行わないので見せる要素が減り、どんどん自分自身が着る服へと絞りこまれている。ルーツに戻っている気がする」と宮下デザイナー。シーズンごとに“固執”するテーマやアイテムで、海外のメンズモードに影響を与えてきた東京を代表するデザイナーが、今一度チューニングを終え、再びパリで奏でるイントロが楽しみだ。
2014年10月23日「アンリアレイジ(ANREALAGE)」は、パリファッションウィーク中の9月22日から10月2日まで、パリ3区にあるレクレルール・セヴィニ店で展覧会「ANREALAGE EXHIBITION “A REAL UN REAL AGE”」を開催した。店に入ってすぐのスペースと奥の広いスペースに、アンリアレイジのアーカイブコレクションを展示。森永が自ら服を縫っていた、初期の頃に製作されたパッチワークの作品や、13-14AWに発表され話題になった光で色が変わるドレスが並ぶ。店内の壁に無数に設置されたモニターには、過去のコレクションの映像が映し出され、レクレルールがアンリアレイジの世界観に染まった。24日にはレセプションが開かれ、多くの招待客でにぎわった。その中には、前日のショーの評判を聞きつけてやってきたというイエール国際モード・フェスティバルのプレジデントの姿もあった。レクルールのオーナーであり、数々の才能あるクリエーター達を見出してきたアルモン・アデイダ(Armand Hadida)氏は、「ショーは本当に美しくポエティックでもあり、素晴らしかった。彼のクリエーティビティーやオリジナリティーなど、他に類を見ない才能を高く評価している。パリは彼にとってブランドを成長させるのにベストな場所だと思う。一歩一歩、大きく成長する姿を見守って行くのが楽しみだ。レクレルールはロサンゼルスに来月新店をオープンするが、そこでもアンリアレイジを紹介する予定」と話し、新たな才能の今後に期待を寄せている。
2014年10月02日>ショーメ(CHAUMET)は、新作ハイジュエリーコレクション「ルミエール ドー(Lumieres d'Eau)」を、9月11日から21日まで開催のパリ・ビエンナーレで発表する。インスピレーションの源となったのは、小川のせせらぎやきらめく湖面など、様々な水の姿。アトリエで受け継がれる職人技を用い、1点あたり数百時間を要して製作された53ピースは、パリのヴァンドーム広場にあるメゾンの番地と同じ「12」の章で構成される。ブルーとイエローのサファイアが水面に映る月を想起させ、エメラルドを取り囲む水紋のようなダイヤモンドが子供時代の水遊びを表現。深海を思わせるネックレスは、ブラックスピネルとラピスラズリがグラデーションを作り出す。「ナイフ・エッジ」テクニックを用いたダイヤモンドは、シークレットウォッチと1904年製「スタラクタライト」ティアラに再解釈を加えた。ペアシェイプ(雫型)のダイヤモンドはアラベスク模様に連なり、湧水を表現している。
2014年07月17日2月25日から3月5日まで14年秋冬向けパリファッションウィークが開催されている。27日 小雨のなかカルヴェンのショウがゴブラン美術館で開催された。パリらしいマドモアゼルらしさが人気のコレクションだが、この秋冬向けは大人の女性のエレガントさが引き立つラグジュアリーでフェミニンなラインも充実。モダンなシルエットに立体的なディテールを取り入れお嬢さん風だけでは終わらない深味が加わった。詳しくは、 こちら から。
2014年03月11日パリ・凱旋門近く、ビクトル・ユーゴー通りに本店を構える「ギベール・パリ(GUIBERT Paris)」は、馬具のトップブランドの一つ。同店では、乗馬用の鞍からコスチュームまですべてがそろい、中東の王族やラグジュアリーブランドのオーナーが顧客リストに名を連ねている。近年、馬具製造の技術を用いたバッグなどの人気も高まっており、2013年7月のモード・イン・フランス14SS展に出展した。「馬具を作るには、高い技術が必要。なぜなら、乗馬はとても激しいスポーツだが、馬の身体はとても繊細。更に人間の乗り心地も考えると、強いけれどソフト、という相反する条件をクリアした馬具が求められるから」と語るのは、同ブランドの創始者でオーナーのピエール・ギベール(Pierre Guibert)氏。乗馬を愛する一族に生まれ、自身も乗馬選手として活躍。その傍ら、大学では経済学を学び、投資会社に勤めた後にブランドを設立し、店を開いたのが1995年。創業約20年のブランドながらその製品のクオリティーは馬術界でも評判で、しばしば老舗ブランドと間違えられることもあるほどだという。ギベールのバッグや革小物に使用されるのは、フランス・アルザスのバール地方でのみとれる子牛の革(バレニア)。ベジタブルタンニングで長い時間掛けてなめされ、ノルマンディーの同ブランドアトリエで縫製される。そのため100%フランス製だ。「天然なめしの柔らかい革なので、使うほどに体になじみ、自然な光沢が出て色が飴色に変わってくるところも人気の秘密。2本の糸をからめながら縫製しているので、絶対にはずれない、と言いたいぐらい丈夫。親子で使い続けてもらえる」とギベール氏。メンズ・ウィメンズのアイテムがそろい、価格帯はバッグが1,100ユーロ、長財布596ユーロ、iPhoneケース296ユーロなど。馬のくつわと同じパーツをストラップに使用するなど、馬具モチーフのデザインも特徴だ。これらの革製品は、今では馬具と同じくらい売り上げるという。革製品だけでなく、「カーター・マーカー(Quarter Marker)」と呼ばれる柄のシルクジャカードのネクタイも人気。この柄は、フランスの軍馬の身体に施される伝統文様で、数百年の歴史を持ち、現在もフランス騎馬隊のシンボルとして使用されているもの。フランス騎馬隊に馬具を提供するギベールだからこそ使用が許された特別な柄だ。日本では、東京・日本橋三越本店の乗馬サロン「ピアッフェ」他、シップスなどのセレクトショップや百貨店で扱われている。
2014年01月05日パリ発ラグジュアリー子供服ブランド「ボンポワン(Bonpoint)」のポップアップショップが11月13日より伊勢丹新宿店本館6階子供服フロアにオープンする。19日まで。ショップでは、毎年、クリスマスの時期のみ展開される「ノエルコレクション」が11月下旬の一般発売に先駆けて登場。チェリープリントのカットソーと白いロングチュールスカート・スワンマスクがシルバーのスーツケースに入ったスペシャルなセット(5万2,500円)や、パリの街並みを再現できるミニサイズのエッフェル塔や凱旋門・メトロのセット(2万1,000円)、キャンバストラックとミニ恐竜6体セット(1万8,900円)など、クリスマスパーティーの際に身につけるドレスやアクセサリーを始め、ギフトに最適な玩具など、これからのシーズンを盛り上げるアイテムがラインアップされている。また、伊勢丹限定として、18金ゴールドのプレートにカラフルな糸を編んだブレスレット(全7色)を用意。フランス本店の内装を再現した会場に、雪の結晶の形をしたステッカーに自由に色を塗って壁面パネルに貼っていくワークショップも開催される。ボンポワンは、パリのセレクトショップ「メルシー(merci)」のオーナーでもあるベルナール&マリー=フランス・コーエン夫妻が1975年にスタートしたキッズ・ベビーウェアブランド。シックでハイセンスなデザインが特徴で、大人顔負けのコレクションは、世界中のセレブからも愛されている。日本では、梨花やSHIHOらが愛用。フランス国内以外にも、ロンドン、ミラノ、ニューヨーク、ビバリーヒルズ、東京、モスクワ、ドバイ、ブリュッセル、バルセロナなど、世界各国で展開している。
2013年11月12日