パリ17SSメンズコレクション初日の6月22日、落合宏理によるファセッタズム(FACETASM)は、パリ11区にあるショールームを会場にショーを開催した。パリでの2シーズンに渡る展示会出展を経て、昨年ジョルジオ・アルマーニの支援によりミラノでヨーロッパデビューを果たしたが、パリでは初のショー発表となる。今年はLVMHプライズのファイナリストにも選出され、多くの関係者から注目されるショーとなった。異素材の身頃を組み合わせた微妙にアシメトリーのジャケット、ニットリブをショールのように巻きつけたかのようなホワイトコットンシャツ、背面にオーストリッチの羽を縫いつけたチェックのTシャツ、自体の異なる数字プリントをずらしながらパッチワークしたバスケットシャツ。それらにはタイ&ダイでモチーフを描いたデニムパンツや、ゆったりしたシルエットのパンツなどが合わせられる。その意外性が不思議と心地良い。カジュアルでスポーティーでありながら、アーティスティックな雰囲気も感じさせ、しかし仕上がりはポップな側面もあり、どの切り口をとっても新鮮に見えた。“FACETASM”は面を意味する“Facet”に由来する造語だが、そのブランド名のごとく、多面的な要素を組み合わせ、そのズレやブレを利用しながら違和感と統一感を行き来する作風は変わらず、ファセッタズムらしさを推し進めたコレクションとなった。
2016年06月30日アン ドゥムルメステール(ANN DEMEULEMEESTER)の2017年春夏メンズコレクションが2016年6月24日(金)、フランス・パリで発表された。アパレルとテキスタイルを重ね合わせるようなあらゆるスタイリングを提案した今シーズン。2ルック目のトレンチコートに見られるような上からシースルーの素材を乗せたようなものもあれば、4ルック目のように帯状のアイテムを巻いたもの、犬のイラストが用いられた布を用いたルックのような、中から外へ飛び出すものなど、幅広い“服”と“布”のコラボレーションが見られた。紐などのように垂れる部分動きと、長い袖や柔らかい布、崩れるようなニットのひらめきを同時に表現。刺繍にも見られる鳥のモチーフは、アン ドゥムルメステールらしい羽のアクセサリーにも現れ、パールを用いたネックレスとともにコーディネートされている。パレットで象徴的に輝いているレッドは、愛や情熱をワードローブに添付。ブラックとレッドが溶け合ったようなブーツは特に圧巻で、流れるようなウェアを力強く支える存在感と、レザーらしい風合いの力強さを持っている。これまでのブランドらしさを呼び起こしながら、セバスチャン・ムーニエらしさも載せた今シーズン。ドレープの美しさやレザーアイテムの魅力を確かにした、新しいアン ドゥムルメステールが完成した。
2016年06月27日ファセッタズム(FACETASM)の2017年春夏メンズコレクションが2016年6月22日(水)、フランス・パリで発表された。ブランドとして初めてのパリコレクション。どんなワードローブを披露するのか、観衆の期待が時間とともに高まった。ファーストルックを飾ったのは、ノースリーブのチェスターコート。サイドのスリット部分は大きく開き、ボタンが施されたことで品のある“間”を生み出している。背中も逆三角形に大きく開き、全体を通してAラインとVラインが交錯するようなシルエットを構築した。アウター使いの遊び心は、単にトップスとして使うことに留まらない。ヴィンテージ感漂うレザーのムートンジャケットは、腰に巻かれているように見えて、スカートとドッキングしたアイテム。レイヤードした分ボトムスにボリュームが生まれ、ビッグシルエットのトップスに負けないボリュームを放っている。また、ニットウェアのネック部分にフォーカスしたディテールも散見。片側だけをシャツから見せ、アクセサリーがちらりと見えるような使い方を用いるなど、ナチュラルなストリートスタイルに、ブランドらしい変化を加えていた。ショーの終盤に多用されていたのは、ハイビスカスのような花を連続で使った迷彩のような柄。同じ柄同士をレイヤードし、立体感をより増強させたものもあれば、一般的なカモ柄と重ねることで、それぞれの個性を引き立てあうものも。全体を通し、大ぶりなアウターを解体し再構築して、新たなシルエットを生み出していた印象。フレンチスリーブのトレンチや、袖口の部分だけをバングルのようにアクセサリー化しているものなど、日本らしい解釈で重層的な世界観を完成させた。
2016年06月25日ジュングループが手がける、ボンジュールガール(Bonjour Girl)とパリ発 JOUR/NÉのコラボレーション・コレクションが登場。2016年8月より、全国のボンジュールレコード、及び一部セレクトショップでの展開を予定している。コレクションは、フランス北岸にある街・ドゥーヴィルでの日曜日をインスピレーションにした。テラスや砂浜の風景を思い起こさせる、スタイリッシュかつ、心地よさを感じさせるウェアを提案する。展開されるのは、クラシックなボーダーを自由自在にデザインしたトップスやパンツ、スカート、そしてスウェットなど。Tシャツは様々な素材のパッチワークで大胆に表現し、他にもネイビーパンツのポケット部分や、ロゴ入りスウェットの襟と袖、そして裾にもボーダーを取り入れた。なお、トップスは背中に入った「bonjour」の赤い刺繍がアクセントに。いずれも、フレンチらしいエスプリが利いたコレクションに仕上がっている。■JOUR/NÉとは2014年にリア、ルー、ジェリーによってパリでスタート。ファッション業界で経験を積んだ3名は、新鮮で楽しい洋服の提案を目指す。なおコレクションは、コレットやル・ボンマルシェ、ウェブスターなどで取り扱われている。2015年には権威ある若手のファッションアワード、「ANDAM FASHION AWARD」のニューブランド部門でファイナリストにノミネートされ、各界で注目を集めている。【商品詳細】ボンジュールガール×JOUR/NÉ発売日:2016年7月20日(水)以降展開店舗:全国のボンジュールレコード、一部セレクトショップ価格:・スウェット 16,200円(税込)・カーディガン 17,280円(税込)・Tシャツ 10,584円(税込)・ショーツ 15,120円(税込)
2016年06月17日バレンシアガ(BALENCIAGA)が、99年の歴史において初めてのメンズランウェイショーを、17SSパリメンズコレクション期間中の6月22日に開催することを発表した。本コレクションは、15年10月にアーティスティック・ディレクターにヴェトモン(Vetements)のデザイナー、デムナ・ヴァザリア(Demna Gvasalia)が就任して初となるメンズコレクションでもある。3月の16-17AWウィメンズコレクションでは、タブレット及びスマートフォン対応のアプリケーションを通じて360°ライブストリームで配信を行うなど革新性を見せた。コンテンポラリーファッションの境界線を再定義するという伝統を継承し続けるバレンシアガにますます注目が高まる。
2016年04月22日H&Mから、パリ装飾芸術美術館とコラボレーションした「コンシャス・エクスクルーシヴ・コレクション」が登場。2016年4月7日(木)より、H&M 渋谷限定で発売される。コレクションのアイテムは全て、オーガニックコットンやマルベリーシルク、テンセルやリサイクルポリエステル等の、環境に配慮したサステイナブル素材より制作。過去3世紀にわたる芸術作品のアーカイブからインスパイアを受け、絵画をウェアにデザインしたカットソーから、ウェディングドレスまでラインナップ。約40ピースが展開される予定だ。注目は、デニムを細かく裁断し、特別な技術で圧縮し押し固めた素材「デニマイト」を使用したアクセサリー。今回初めてファッションの分野で使用され、今後アクセサリーのほかにインテリア分野への応用が期待される素材となっている。【詳細】コンシャス・エクスクルーシヴ・コレクション発売日:2016年4月7日(木)発売場所:H&M 渋谷住所:東京都渋谷区宇田川町33-6
2016年04月09日ラグジュアリーブランドを任されたデザイナーには、伝統を守りつつ時代を切り開く先進性が求められる。2016春夏コレクションでブランドのデザイナー達が出した答えとは。Science & Technologyインターネットは、19世紀の産業革命以上の変化を世界にもたらし、いたるところで新しい価値観を誕生させているが、ファッション界も当然のようにパラダシムシフトの波は押し寄せている。芸術性を極めようとした20世紀から、科学の時代と呼ばれる21世紀が到来し、科学やテクノロジーの中にクリエイティビティーを見出そうとしているのだ。ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)のニコラ・ジェスキエールは、架空空間をコレクション会場に設え、テクノロジーを駆使して開発された素材を用い、クチュールの手法で未来型ファッションを描き出した。デジタルネイティブのジョナサン・アンダーソンは、皮革製品の老舗ロエベ(LOEWE)を、レザーを用いることなく彼のリテラシーでいとも簡単に進化させている。また、芸術とテクノロジーの融合を追求するイッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)は、デザイナーが変わったとしてもプリーズ プリーツの進化版を発表し続けている。デザイナーの宮前義之は、研究室にこもり日夜研究に明け暮れる科学者を感じさせる。3Dスチームストレッチ、ベイクドストレッチと足を止めることはない。21世紀の形が少しづつ見え始めたといわれる今、ファッションは目に見えない、奥深いところで大きな進化を始めているようだ。Arts & Craftsルネッサンス初期には、芸術家という職業は存在せず、後世に名を残す芸術家も職人として仕事をしていたという。ヨーロッパでは芸術と職人技は同じ線上にある。クチュールメゾンにとって職人技を継承することは、最重要課題の一つだ。伝統は人の手と感覚の伝承により生き続けるものだけに、職人のパトロンとなり、仕事を発注することで資金的な援助を行う、パトロネージュの精神は生き続けているのだ。ヴァレンティノ(VALENTINO)は、アフリカの捺染、ウッドビーズ刺繍などのアフリカの部族に伝わる工芸をオートークチュールの域に昇華させ独自の正統派の美学を披露した。片やメゾン マルジェラ(Maison Margiela)のデザイナーに就任したジョン・ガリアーノは、綿密なクチュール技を使いながら、アバンギャルドな表現法でコレクションを構成し、これからの職人によるクチュールへのアプローチをより豊かなものにした。クチュールメゾンだったランバン(LANVIN)には、職人たちの技が今なお伝えられている。アルベール・エルバスは職人たちを讃えて「マニュフェスト」名付けられたコレクションを発表した。テクノロジーの進化は人間の手が担っている。美の追求にも、やはり人間の手と感性は欠かせない、純粋に美しいと感じるものを女性たちは求めて止まないのだ。「ファッションの息遣い」へ進む。「もう一つの視点」へ戻る。
2016年03月30日2016春夏の新作コレクションが店頭を飾り始めた。この春、何を買って着ようかと情報チェックはすでに終了したタイミングに、手に入れる商品の背景や店頭に並ぶ必然性を考察してみた。5ヶ月前の2015年10月に開催された、2016春夏パリコレクション。各メゾンの新作は発表の翌日には「Style.com」(現Vogue.com)で、速報として世界中に配信され、翌月になるとコレクション分析はすっかり終わり、注目の素材はレースで、流行色は白になると頭のどこかにインプットされている。SNSで拡散されたリアルなブロガーの言葉が響いたとなれば、その意見に従い買い物計画を練っているのかもしれない。ブティックには新作の商品が揃い始めたこのタイミングで、改めてコレクションについて語ることにしたのは、同じ服でも視点が変わると違う見え方をすることを提案するためだ。3シーズンほど前からトレンドのキーワードに登場している「ジェンダレス」に注目してみた。この言葉の意味は「性差を超えて」だ。20世紀の女性は、ロングスカートからミニスカートに履き替え活発に、ズボンを履きテーラードジャケットを着て男性と肩を並べた。女性ファッションは「ユニセックス」「アンドロジーナス」などという言葉に置き換えられ、進化していった。21世紀に入ると、今度は男性ファッションに変化が起こり、フリルのついたシャツも、スカートを模したパンツも受け入れる男性が増えている。ジョナサン・アンダーソンのように性差の壁を取り払い、同じ素材、同じデザインを提案するデザイナーも登場している。(その現象は、デザインのアイディアやテクニックで表現可能な事柄で、世相の変化として捉えることができる。)ところが女性と男性デザイナー別にコレクションを並べてみると、ジェンダーの差が見えてくるのだ。女性デザイナーはまず自分が着たい服を提案し、男性デザイナーは妄想をデザインに落とし込んでいるのだ。それは今始まったことではなく、一般市民がファッションを楽しむようになったころから何ら変わっていないことに気がつく。女性デザイナーの出発点は、自分が今着たい服だ。男性デザイナーは、新しい考えを持つ女性にはこんな服を着て欲しいし、求めているに違いないという妄想だ。そこで女性たちは、どのプレゼンテーションに賛同するかによって自分が着る服を選ぶのだ。男性デザイナーの服がセクシーに見えるのは、彼らが造形的な「美」を追求するからだろう。それにひきかえ女性デザイナーは案外現実的で、こんな服があったら「着易い」や「楽」をキーワードにし、さらに古い考えから解放された自分をデザインし、男性の視線は二の次の場合が往々にしてある。今まで、何気なく選んでいた服が、男性または女性デザイナーによるものなのか意識することで、ファッションの視点が変わっていく。伝統と革新、感情と知性、点(モード)と面(スタイル)を対比しながら、もう一つの視点を模索してみた。男性デザイナーという視点からディオール(Dior)19世紀ヴィクトリア朝のランジェリーを現代風にアレンジしたシリーズは、コットンボイルが醸し出す清廉なイメージ。プリーツを施したバージャケットのしなやかなラインは上質のエレガンスが香りたつ。ランバン(LANVIN)人の手が作り出す真実を意味する「マニュフェスト」をテーマに、ランバンを支える職人たちを讃えたコレクション。服が完成する工程をデザインしたり、クチュール的な手法にアルベール・エルバスの繊細さを垣間見た。ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)デジタル化社会が本格化する時代を捉えたニコラ・ジェスキエールは、「ファイナルファンタジー」の世界を、メタリックフィルム素材やピクセルをパターン化しモードに変換。確かなクオリティが未来の創造を生み出す力に。サンローラン(Saint Laurent)ムッシュサンローランの形をなぞることよりマインドを読み込むエディ・スリマン。ロックフェス用のウエリントンブーツとクチュール手法のドレスを組み合わせて究極の贅沢を表現。ムッシュを彷彿させる反骨精神は健在。メゾン マルジェラ(Maison Margiela)ロマンチックで創造的なジョン・ガリアーノならではの文脈で綴った新生マルジェラ。時代も国籍も超越したコレクションは、50’sのクチュールと着物ドレスで構成。メゾンのコードを独自のセンスで読み替えた。シャネル(CHANEL)永遠のパリコレクションはシャネルが開催するグランパレにある。会場を空港のカウンターに仕立て、シャネルエアラインを利用するマダムたちが必要なワードローブを展開。トレンドはシューズで表現する。(c) CHANELロエベ(LOEWE)レザーの老舗ロエベのイメージを刷新するかのような、ビニールやミラーをアップサイクルしたコレクションを披露したジョナサン・アンダーソン。コレクション後一部はすぐにオンラインで購入できるシステムを早くも導入。ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)独特の色彩感覚と異質なパターンの組み合わせ、ドリスしか奏でることができない不協和音を思わせる組み合わせの服たち。ブロケードやチュールを使いフェミニン度が高いコレクションに仕上がっていた。女性デザイナーという視点からクロエ(Chloe)スポーツジャージーとシフォンを組み合わせてみたら新鮮なコーディネートが誕生。上質の素材で70’sの香りがするカジュアルを表現するクロエは、時代を超えたパリシックの基準となり女性を魅了する。ステラ マッカートニー(Stella McCartney)カジュアルを新解釈したポロシャツディテールのチューブドレス、動きによってオプティカルな効果をもたらす2色使いのプリーツドレス、刺繍やレーシーな手法のドレスはこの春夏のマストハブアイテムに。エルメス(HERMES)最高級の素材と職人技が常備されたメゾンで働くことの幸せを感じるナデージュ・ヴァンヘ=シビュルスキーは、自分のやるべき仕事の一つに頭脳プレーを見出した。色や素材選び、スカーフの扱いどれも知的な作業が施されている。アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)17世紀にカトリック教徒に追われ、フランスからイギリスに逃れたユグノー(プロテスタント)がもたらした繊細なシルク素材やロマンチックな花柄をモチーフにして、たおやかな女性像を描き出した。ミュウミュウ(MIU MIU)ミュウミュウのコレクションは、これから昔話やおとぎ話が始まる予感。オーバーサイズのコートやオーガンジーのエプロンドレスやお姫様のティアラには、どれもストーリーが隠されているかのよう。サカイ(sacai)セカンドハンドショップで見つけた宝物とは、スーベニールスカーフ、ゴールドのレース、シフォン製のバンダナ等など。アシメトリーのヘムラインが揺れるたびに見え隠れする乙女心が、女性を虜にする。コム デ ギャルソン(COMME des GARCONS)ベルベット、マラボーなどを多用してたボリューミーな服をまとった「ブルー・ウイッチ(青い魔女)」は、強さを備えたグラマラスな女性を感じさせる。シーズンのメッセージは常に言葉を必要としない。「過去、現在、未来へ」へ進む。「ファッションの息遣い」へ進む。
2016年03月29日「ファッションウィーク」のためにパリを訪れていたセレーナ・ゴメスがちょっと怖いハプニングに遭遇してしまったようだ。ツイッターに「パリでエレベーターに閉じ込められたとき…」というコメント付きの19秒ほどの動画を載せたセレーナ。動画の内容は「話し続けちゃうと酸素が…(なくなるわ)」とみんなを落ち着かせようとするセレーナの姿や恐怖のあまりに泣いている女性の声、なんとかドアを開けようと試みる男性の姿が映っている。最後にはドアが開き、歓喜の声が上がってハッピーエンドとなるが、実にゾッとする体験である。動画は19秒とはいえ、実際にどれくらいの間セレーナたちが閉じ込められていたかは不明だ。パリではエレベーターでのハプニング以外にもセレーナに事件が。一日に2回もパパラッチが喜ぶサービスショットを提供してしまったのだ。まずはデニムのミニスカート姿で車から降りた時。短すぎるスカートがめくれて黒い下着がばっちり丸見え。その日の夜、「Ronald van der Kemp」のコートドレスに着替えて再び姿を現したセレーナ。このコートドレスはボタンがウェストに3つしかないのに加え、もともと脚が丸出しになっているデザイン。セレーナはボタンを2つしか止めていなかったため、さらに露出部分が多くなり、少し動くだけで局部がチラッと見えてしまうことに。その結果、ベージュ色の下着を撮られてしまった。(Hiromi Kaku)
2016年03月10日セントラルセントマーチンズ美術学校を卒業後、ジョン・ガリアーノのデザインアシスタントを経て帰国した山縣良和さん。昨年からはパリでも定期的に展示会を行っており、最近ではパリのコレットなど、海外のショップのウィンドーで作品を披露する機会も増えてきている。一方、Tex. Boxの澤利一さんはルイ・ヴィトン(Luis Vuitton)、ランバン(Lanvin)、ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)など、国内外のブランドのランウェイを飾るファッションのニードルパンチを手掛けている。ファッションにおいて、まさに国境を越えて活躍する2人に、それぞれの視点から見る日本のファッションと世界のファッションについて訊いた。13年春夏のコレクション「七福神」では、前年の東日本大震災以後、山縣さんの心に沸き上がった「日本の古くから使われている素材で造形的なものを作りたい」という思いを日本の素材や文化を咀嚼し大胆にファッションで表現した山縣さん。時が経ち、彼は15年秋冬では、マイケル・ジャクソンの「Heal The World」をバッグに、マイケルやベネトンの広告を手掛けたオリビエロ・トスカーニにオマージュを捧げるようなユニバーサルなコレクションを発表している。どんな心境の変化があったのだろうかと訪ねると…。「ちょうどパリで展示会をはじめたタイミングで泊まったホテルが、その1週間前におきたシャルリー・エブド襲撃事件の目の前だったんです。世界的な事件が、自分にとって身近な存在だと感じたら、ファッションにおいても世界的な視点で表現出来たらという心境の変化に繋がりました」と返ってきた。そして、ファッションの都、パリについてこう語る。「パリ衰退といわれていますが、やはりパリは文化的総合力が高くて強い街だなと思います。ヨーロッパの文化的中心地であり、食、建築、アート、ファッション、音楽、哲学…となんでもある街です。そういった文化に慣れ親しんだ人が住む街は”粋”があると思う」と続ける。「自分たちが日本のいい生地を使って、それを世界に発信出来たらいいなという思いがあります」と山縣さんそして、ここ数年、自身のクリエーションを通じて国内の産地に足を運ぶことが増えたという山縣さんには、一つの目標があるという。伝統的な技法の布地に触れ「この生地を使いたい」と思うことがあっても「値段にたまげてしまうこともある」と山縣さん。訊けば、そういった技術的に優れた生地は着物業界や、シャネルやディオールなどのラグジュアリーメゾンの元に渡るのだという。「せっかく日本にいい生地があるのに、それを自分たちが使えない状況は歯がゆい。自分たちが日本のいい生地を使って、それを世界に発信出来たらいいなという思いがあります。そういう流れを作りたい」とその思いを語る。ニードルパンチを終えた生地明治の文明開化以降、海外からの文化が染み込んでいった現代の日本。この急激な変化というのは、ここ100年余のことだろう。「かつての日本には、文化的な素養があったのだと思います。ただ、この100年でそれを失ってしまった。海外の人たちは憧れだけで作ったフェイクは求めていないし、自分たちにない文化を求めています。だからこそ、洋装やヨーロッパの文化を学ぶのは、その歴史と文化を理解するため。決して、真似をするための勉強ではないはずです。そのために私たちは、自国の先祖代々の真相を知らなくてはいけないし、それがないとクリエーションは世界に通用するものにならないのでは」と山縣さんは続ける。ここまで、頷きながら山縣さんの話を訊いていた澤さんがこう続けた。「日本でも、世界でも各産地で素晴らしいテキスタイルが作られていて、それが本流でありテキスタイルの一番いい形だなと思います。ただ、そこにもっと面白みを加えてもいいんじゃないかという思いがあります。それを可能にしてくれるのが、私にとってはニードルパンチです」と澤さん。「面白い仕事をずっとし続けたいんです」と澤さん「私は、面白い仕事をずっとし続けたいんです。だから、はじめましてのブランドさんからの、なんじゃこりゃっていうリクエストが嬉しい」と澤さん。「僕に出来るとしたら、きっと完成度じゃない。各地で作られる完成度の高い生地を、私が崩してはいけないと思っています。ただ、各地で織ったけれども、そのままでは製品にならないようなものからニードルパンチを使ってアレンジしていくことが出来る」と語る。Tex. Boxに飾られた様々な表情を見せるニードルパンチの作品が物語るように、彼は素材を手にすると、次々のクリエーションのイメージが広がっていくようだ。この日、山縣さんと澤さんの対話を通じて感じたのは、可能性を信じる力の大切さ。そして、ベストを尽くした後のアクシデントを楽しむ心のような気がした。のこぎり屋根から陽射しが差し込むこの場所で、確かにファッションが生まれていた。あなたが手にする洋服が、一体どんな旅路を経てやってきたのか。ほんの一時でも思いを馳せてから纏うことが出来れば、その1着の持つ意味が変わるのかもしれない。リトゥン山縣良和×桐生でニードルパンチを手がける澤利一「ニードルパンチはフリーペインティングと同じ」前編【ファッションが生まれる場所】に戻る
2016年03月05日タサキ(TASAKI)が2月24日から3月1日まで、ヴァンドーム広場を臨む世界最高峰のホテルのひとつリッツ パリ内のブティック「タサキ オ・リッツ・パリ(TASAKI au Ritz Paris)」のオープンを記念したポップアップショップを伊勢丹新宿本館1階のザ・ステージにてオープンする。同ポップアップショップは、リッツパリ内にオープン予定のタサキのブティック「タサキ オ・リッツ・パリ」のオープニングイベントとなるもの。同ブティックのグランドオープンに先駆け、タサキがリッツパリに捧げるハイジュエリーコレクション「リッツ パリ パー タサキ(RITZ PARIS par TASAKI)」が世界で初めて一般公開される。また、同ブティックのオープニングを記念した伊勢丹新宿店限定アイテムも特別に展開される予定だ。
2016年02月22日パリの高級チョコレート専門店ラ・メゾン・デュ・ショコラ(La Maison du Chocolat)が、イースターコレクション「UN AIR de FAMILLE」を発売する。同コレクションは、卵からデイジーの花が芽を出すというユーモア溢れる発想から生まれたチョコレート。花々にはそれぞれ顔が施され、魅惑的な女の子や、恥ずかしがり屋の女の子、やんちゃなプレイボーイ、甘えん坊の末っ子などの表情が作りこまれた。ラインアップは、砕いたピスタチオ、ミルクチョコレートの台座に、ダーク&ミルクのチョコレートの卵とテントウムシ、ふたつのデイジーが施された「グランペール エ ラ フィーユ」(1万6,875円)や、大きな卵にホワイトチョコレートで作られたデイジーの花が施された「ウフ パクレット」(5,150円)など。
2016年02月21日コム デ ギャルソン・ジュンヤ ワタナベ マン(COMME des GARCONS JUNYA WATANABE MAN)がパリで16-17AWコレクションを発表した。
2016年02月18日コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME des GARCONS HOMME PLUS)が16-17AWコレクションをパリで発表した。
2016年02月17日おにぎりをお弁当に持って行くと、海苔を巻いて、ラップやアルミホイルなどで包んでしまうから、食べる時にはしっとりしていることが多いものちょっと残念な気がしませんか?お店で買ったようなパリパリの海苔のおにぎりに憧れて、おにぎりと海苔を別々にして持って行ったこともありますが、これだと食べるときに面倒ですし、荷物もかさばります。海苔をパリパリにしたまま包めるようなラッピングフィルムも売っていますが、わが家は大家族なので、たくさんのおにぎりを包むためには、ラッピングフィルムを何セット買ったらいいのやら…。コストもすごくかかってしまいます。家にあるものでササッと出来たらうれしいですよね。では、作っちゃいましょう!家にあるものでできる、お弁当のおにぎりの海苔をパリパリにするラッピングの作り方【用意するもの】・おにぎり・海苔・アルミホイル・セロハンテープ【作り方】1.海苔を半分に切ります。2.アルミホイルを、海苔の長さより上下1cm~2cmほど長く切ります。3.海苔をアルミホイルの中央に乗せて、観音開きに両サイドのアルミホイルを畳みます。中央が少しだけ重なるようにしてください。また、海苔の両サイドに1cm~2cmの隙間を空けて折ってください。4.表に返して、アルミホイルの真ん中にセロハンテープを1本張ります。片側だけ長めにして、セロハンテープを折り返し、持ち手を作っておきます。5.裏返して、観音開きの部分の中央に、おにぎりを置きます。6.セロハンテープの持ち手がない側からおにぎりを包んでいきます。これで完成です。食べるときは、セロハンテープの持ち手を引いて、アルミホイルをぐるっと1周はがし、左右のアルミホイルを抜き取ります。こうすれば、いつでもパリパリ海苔のおにぎりを楽しめますね。うまく作るためのポイント両サイドのアルミホイルを抜き取るときに、海苔を一緒に引っ張らないよう、海苔の両サイドに隙間を十分に空けておきましょう( 手順3 参照)。おにぎりは、海苔の幅より小さく握りましょう。海苔の長さは、おにぎりがちょうど巻けるくらいにしてください。長過ぎると、食べるときにアルミホイルがうまく抜けなくなります。おにぎりは、ホカホカのまま包まないでください。粗熱が取れてから包んでくださいね。ホカホカのまま包んでしまうと、アルミホイルにごはんがくっついて、うまく抜き取れなくなってしまいます。また、セロハンテープの代わりに、マスキングテープを使うのはおすすめしません。持ち手を引いたときに、マスキングテープ自体がアルミホイルからはがれてしまい、アルミホイルを切り裂くことが出来ない場合があります。マスキングテープでかわいく見せたい場合は、セロハンテープを貼った上に貼り重ねるのがよいでしょう。(Aya)
2016年02月16日2月発売!「ジャンポール・ゴルチェ FOR SEPT PREMIERES」2016年S・Sコレクション株式会社セブン&アイ・ホールディングスは、「ジャンポール・ゴルチェ FOR SEPT PREMIERES」2016年S・Sコレクションを2月9日に発売する。同コレクションは“パリ女性のフェミニンマリン”をモチーフとして、ジャンポール・ゴルチェ氏ならではの遊び心あふれる素敵なニューアイテムが登場する。取り扱い店舗はそごう・西武およびイトーヨーカドーのあわせて67店舗になる。扱われるアイテムの特徴は?同コレクションとして扱われるのは3色ある「ニットマリーンショートスリーブトップス」や、2カラーがそろう「ヒールサンダル」、および「ニットバイカラーカーディガン」などオリジナルにあふれた素敵なアイテムが用意されている。春夏コレクション記念による企画同コレクションを記念して、ゴルチェ氏の来日レポートや同コレクションの情報などを知ることができる【1冊まるごとジャンポール・ゴルチエ】ムック本が、2月9日より順に限定販売される。またスペシャル付録はブルーあるいはブラックカラー使用のオリジナルトートバッグだ。ムック本を取り扱う店舗は国内にあるセブン・イレブンやそごう・西武およびセブンネット店になる。※一部販売されない店舗もある。さらに新しいテレビCMも、2月9日よりオンエアが全国スタートする。ジャンポール・ゴルチェ氏とはジャンポール・ゴルチェ氏は1976年プレタポルテコレクションである「ジャンポール・ゴルチェ」で華やかにデビューして以来、エルメスの主任デザイナーとしての仕事経験や、ラストプレタポルテ公表など幅広い活躍とともに、フランスを象徴する世界的に知られているデザイナーだ。(画像はニュースリリースより)【参考】株式会社セブン&アイ・ホールディングス ニュースリリースジャンポール・ゴルチェ FOR SEPT PREMIERES
2016年02月04日ルシアン ペラフィネ(lucien pellat-finet)が1月20日、パリにて16-17AWメンズコレクションのプレゼンテーションを行った。
2016年01月29日ファセッタズム(FACETASM)が16-17AWメンズコレクションのルックを公開した。ショーを行わず、ミラノ、パリにて展示会形式でお披露目された今シーズンのテーマは、「City of slopes, water and light 」。ファセッタズムのルーツである東京には、ビルの隙間を抜ければ川が、折り重なる坂を登れば木漏れ日が溢れる美しさがあるように、絶えず変化を続ける東京という街のレイヤーをインスピレーションとした。
2016年01月28日リック・オウエンス(Rick Owens)が1月21日、パリにて16-17AWメンズコレクションを発表した。動画引用元: (Rick OwensオフィシャルYouTube:
2016年01月27日ジュリアン デイヴィッド(JULIEN DAVID)がパリファッションウィークにて、16-17AWメンズコレクションを発表した。
2016年01月27日1月23日、パリでアクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)が16-17AWメンズコレクションを発表した。
2016年01月26日ワイスリー(Y-3)はパリメンズファッションウィーク中の1月24日、パリで16-17AWコレクションを発表した。動画引用元: (adidas Y-3オフィシャルYouTube:
2016年01月26日アニエスベーが、1月24日20時よりパリで開催する16-17AWメンズコレクションショーのライブストリーミングを公式サイト()にて配信する。なお、アニエスベー青山店では当日ショッピングしながらライブ中継が見られるよう、営業時間をライブ配信終了時間まで延長する。ショーの様子はこちらから視聴が可能。(※会場の都合により、開始時間が遅れる場合あり)
2016年01月23日1月11日、アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)が、パリで2016年プレフォールコレクションを発表した。
2016年01月12日JALは12月15日、2016年1月12日~2月29日まで成田=パリ線を運休することを発表した。11月13日にパリで発生した同時多発テロにより、フランス国内では非常事態宣言が発令されて以降もJALは運航を続けてきたがしてきたが、需要の大幅減に考慮して成田線の運休を決めた。運休する路線はJL415(15:05成田発/19:40パリ着)とJL416(21:20パリ発/翌17:05成田着)の1日1便。運休期間は1月12日~2月29日(1月20日、21日、22日、25日、2月11日、12日、14日を除く)で、3月以降については現状、未定となっている。該当便の予約者にはJALより順次連絡される。なお、羽田便は通常通り運航となり、希望者には羽田便への振り替えなどにも対応する。
2015年12月15日レペット(Repetto)がピンクゴールドのスターモチーフを施したクリスマスコレクションを発売した。星はフランス語で「エトワール」。レペットとゆかりの深いパリ・オペラ座ではバレリーナの頂点である「プリマバレリーナ」をこう呼んでいる。同コレクションは、そんな特別なモチーフをレペットのアイコンであるバレリーナシューズやレザーグッズ、ダンスバッグに散りばめた。ダンスバッグでは、ポーチ「カルラ」(9,000円)、ダンスバッグ「アンナ」(1万4,000円)を展開。またレザーグッズではバレリーナシューズ「サンドリオン」(3万7,000円)、コインケース「パキータ」(1万7,000円)、バッグ「カタリーナ」(5万2,000円)が販売される。また12月25日までの期間はレペットショップ全店にてクリスマス・フェアを開催。税込3万円以上を購入した人に、先着でオリジナルミラーをプレゼントする。
2015年12月04日世界的に有名なパティスリー"ピエール・エルメ・パリ"とのコラボレーションで誕生した、ロクシタンの2015年ホリデーコレクション、第2弾、第3弾の2つの香りが2015年11月11日(水)より数量限定発売。10月21日に発売された第一弾の"一瞬でえられる幸せ"の「ジャスミン イモーテル ネロリ」シリーズに続き、 第二弾、第三弾では、"だれかと一緒に過ごす楽しい幸せ"「パンプルムース ルバーブ」シリーズと、"ほっこりする幸せ"「ミエル マンダリン」シリーズが登場。「パンプルムース ルバーブ」は、グレープフルーツとルバーブが織り成す爽やかで刺激的なゼスティノエルの香り。「ミエル マンダリン」は、ハチミツとマンダリンのほんのりビターな香りとなっている。【ホリデーコレクション 概要】発売日:2015年11月11日(水)数量限定発売■パンプルムース ルバーブ コンプリート価格:8,000円(税抜)・パンプルムース ルバーブ シャワージェル 250mL・パンプルムース ルバーブ ボディミルク 250mL・パンプルムース ルバーブ ハンドクリーム 30mL・ホリデーブルーミングチャーム■ミエル マンダリン ハグ&キス価格:3,000円(税抜)・ミエル マンダリン ハンドクリーム 30mL・ミエル マンダリン リップバーム 12mL■ノエル ハンドクリーム トリオ価格:3,800円(税抜)・ジャスミン イモーテル ネロリ ハンドクリーム 30mL・パンプルムース ルバーブ ハンドクリーム 30mL元の記事を読む
2015年11月10日タサキ(TASAKI)が、パリの最高峰ホテル・リッツパリとのコラボレーションによるハイジュエリーコレクション「リッツ パリ パー タサキ(Ritz Paris Par TASAKI)」を発表した。リッツパリは、1898年にセザール・リッツによって設立されたホテル。パリのヴァンドーム広場に臨む同ホテルは、100年以上前より、フランス流アールドゥヴィーヴル(生活芸術)のエレガンスとラグジュアリーを体現しており、アーティストや王侯貴族、作家などの世界中のセレブリティから愛されてきた。時代を超えて愛されるリッツパリの魅力にインスピレーションを得た同コレクションは、両メゾンの国際ライセンス契約の一環として生まれたもの。並外れた魅力を放つ宝石とクリエイティビティ、サヴォアフェールが融合することにより生まれた、唯一無二のエレガンスを誇っている。なお同コレクションは、16年初頭にリニューアルするリッツパリにオープン予定の、フランス初のタサキ直営店にて発売後、16年春より世界各地で順次発売される。
2015年11月04日東京都・西新宿の東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館は、甘く瀟洒な女性像を描いたことで知られる画家の展覧会「青児とパリの美術 ~東郷青児のコレクションより~」を開催する。会期は11月21日~12月23日(月曜休館、ただし11月23日・11月24日は開館)。開館時間は10:00~18:00。観覧料は一般600円、大高校生400円、中学生以下無料。同展は、青児が現実のパリに対峙して制作した展覧会出品作や、青児が入手した作品を中心に展示されるもの。1921(大正10)年から1928(昭和3)年までフランスに滞在した東郷青児は、当時の日本にパリの香りをもたらした。しかし、青児が洋菓子の包装や雑貨に描いたイメージはお伽噺のように理想化されたものであり、戦後、二科会の海外展のために再び青児が訪れたパリは、経済成長や国際情勢の変化の中で大きく変わっていったという。同展では、青児が現実のパリに対峙して制作した展覧会出品作と、憧れに応えて作り上げた甘美なイメージの世界が比較展示される。会場では、パリ留学中に描かれたパリの女性や、帰国後にモダンボーイとして人気を博した頃の洋装の女性像、戦時の統制から開放された時期に描かれた社交界の淑女と牧歌的な労働者などの作品が展示される。また、1960年に始まった二科会とサロン・ド・コンパレゾン(パリ)との交換展において、青児がパリで発表した作品や、その後同時代の傾向に感化されて厚塗りや抽象化を試みた作品なども展示される。
2015年10月27日ロクシタンジャポンはこのほど、パティスリーブランドのピエール・エルメ・パリとのコラボレーションコレクション第1弾「ジャスミン イモーテル ネロリ」シリーズを数量限定で発売した。同社にとって、他ブランドとのコラボレーションは初めての試みとなる。展開するのは、クリスマスシーズンにあわせた、"3つの幸せ"をコンセプトにした3シリーズで、今回第1弾としして「ジャスミン イモーテル ネロリ」シリーズを発売した。同シリーズは「ドラマティックフローラルの香り」。コンセプトは"一瞬で得られる幸せ"で、ギフトボックスやケーキの箱を開けたときの幸せな瞬間を表現したという。ラインナップは「オードトワレ」(6,800円)、「シャワージェル」(2,800円)、「ボディミルク」(3,800円)、「シマーリングパウダー」(5,800円)、「ハンドクリーム」(1,400円)、「リップシャイン」(1,800円)。また、シャワージェル、ボディミルク、ハンドクリーム、リップシャイン、バスソープの5種とポーチが付いた「ジャスミン イモーテル ネロリ コンプリート」(9,000円)も販売している。なお11月11日からは、第2弾、第3弾として"だれかと一緒に過ごす楽しい幸せ"をコンセプトとした「パンプルムース ルバーブ」シリーズ、"ほっこりする幸せ"をコンセプトとした「ミエル マンダリン」シリーズを数量限定販売する。※価格はすべて税別
2015年10月23日