マンションやアパートなど、1棟の建物内に数多くの人が住んでいる集合住宅。昔に比べ、地域社会のつながりが希薄になった令和の時代、隣にどんな人が住んでいるのかを知らずに暮らしている人も増えています。クリエーターとして活動するパントビスコ(@pantovisco)さんが、集合住宅にまつわるイラストをTwitterに投稿し、話題となりました。こちらのイラストをご覧ください!集合住宅あるある。 pic.twitter.com/gaIB9fv6bA — パントビスコ (@pantovisco) January 22, 2022 『集合住宅あるある』として描かれたのは、朝、家を出る瞬間の出来事。自分がドアを開けようとした直前に、隣人がドアを開ける音がしたため、鉢合わせないように一旦玄関で待機しているのです。ドアノブに手をかけながら、隣人の気配がなくなるのを待つ姿は、まるで潜入中のスパイのよう…。真剣な表情で待っている姿がシュールな笑いを誘います!この絶妙なワンシーンを切り取ったイラストには、さまざまな反響がありましたが、その多くは共感の声でした。・すっごい分かるこれ!・私だけだと思い込んでいたけど、そんなことなかった…。・ちょっとイラついてる感じがリアル!・マンション住みだけど気にしたことがない。普通に出て挨拶します。『挨拶をした・しない』などの、余計なトラブルになることを避けるためか、「できれば近所の人とは顔を合わせたくない」と思っている人は多いようです。パントビスコさんのイラストは、そんな時代を象徴するような1枚となりました。多くの人が暮らす集合住宅では、家を出る時やゴミを捨てに行く時など、生活サイクルが被る人もいるでしょう。もちろん無理をする必要はありませんが、隣人とは程よい距離感で付き合っていけるとよいですね。イラストを投稿したパントビスコさんは、ほかにも数多くのユーモアあふれる作品を生みだしています。興味のある人はこちらもチェックしてみてください!Instagram:pantovisco[文・構成/grape編集部]
2022年01月24日インスタグラムのフォロワー33万人超を誇るマルチクリエーター、パントビスコさんの個展が池袋のパルコミュージアムではじまりました。クスッと笑える絵日記や心が温まるイラストなど、毎日インスタに投稿されている超絶人気の作品たちが会場に大集合!今回、プレス内覧会でアーティストご本人(イケメン♡)にお話も聞いてきました!『パントビスコの本当にくだらない個展』、スタート!【女子的アートナビ】vol. 112この展覧会、まずタイトルから楽しいです。“本当にくだらない個展”って、いったいどんな内容なのか見てみたくなりませんか?会場に行く前からワクワク気分になれちゃう同展の主役、パントビスコさんはインスタグラム発のマルチクリエーター。2014年秋頃からインスタに投稿しはじめた作品がジワジワと話題になり、いまやフォロワー数33万人超、一日平均の「いいね!」が3万回、テレビ出演や著書の出版、さらに企業とのコラボも手がけるなど、まさにマルチな才能を発揮されて大活躍されています。とはいえ、まだパントビスコさんの作品を見たことがないという方もいると思います。まずは会場に展示されているイラスト作品のなかからひとつご紹介。この女性同士の会話、とってもシュールですよね。お次は、私の大好きな「LINEシリーズ」。こんな状況あるある? ないない! とツッコミたくなる楽しさが魅力のひとつ。作品はイラストだけではありません。心に響く言葉のシリーズ「乙女に捧げるレクイエム」も大人気!この乙女…シリーズは単行本として出版されています。パントビスコさんインタビュー!プレス内覧会ではパントビスコさんに直接お話をうかがうことができました。帽子の似合うイケメンさんです♡まずは、気になる個展タイトルについてお聞きしてみました。パントビスコさんぼくはいろいろなものに興味があるので、タイトルを300枚ぐらい考えて書いてみたんです。そのなかでこのタイトルを選びました。映像や音楽、イラストなどなんでもやりますし、イラストのなかでもシュールなものもあれば優しいのもあります。ジャンルにとらわれることができないので、もっと広い外枠で自分を形容する言葉は何かな、と考えたときに “大爆笑” とか “おもしろさ” とかではないんですよね。ぼくが毎日やっていることはくだらないことだなぁと。それで『パントビスコの本当にくだらない個展』と。もちろんポジティブな意味で “くだらない” とつけました。“本当にくだらない個展” の見どころは?続いて、個展の見どころをご本人にお聞きしてみました。まずは第1エリアから。赤い壁の明るい展示室にはさまざまな楽しい作品が展示されています。パントビスコさんぼくはインスタから出てきた人間なので、まず見ていただきたいのが「インスタ映え映え映えフォトスポット」ですね。“映え” が3つもついた楽しい作品は、写真を撮って楽しむ体験型アート。自分のあだ名や前世占いができるのですが、次々と表示される名前がどれもユニーク。これ、デートで行ったら絶対に盛り上がります!パントビスコさんあとは「粗末な博物館」もおすすめです。日常で気づいたことを実際に形にしたらどうなるのだろう、ということで作ったものです。パントビスコさんこれはお気に入りの作品です。「馬鹿につける薬はない」ということわざがありますが、それを形にしました。探したけどなかった、ということなんです。本当にここまでしなくてもいいぐらい、くだらないことなんですけどね(笑)。パントビスコさんこちらは映画館。映像を作るのがもともと好きで、ショートドラマとかを作って20分ループで流しています。自分が出ているのもありますし、ディレクションしたアニメだったり映像がありますね。自作の歌も歌っています。続いては、第2エリア!パントビスコさんこちらは第2エリアで、ぼくの代名詞である『カオス絵日記』が展示されています。ぼくはアナログな人間で、もともとは手描きが好きなんです。もちろん、ウェブなどで恩恵は受けていますけど、デジタルなものはデータとしてパソコンのハードディスクに残っていくものなので、容量が数値で何十ギガとか出てくるだけなんですね。やはり実際にノートという形で残っていくものっていいなと思います。――どういうきっかけで絵日記をはじめられたのですか?パントビスコさんもともとは絵を描くのが大好きだったのですが、ぼくの小学校では絵日記という課題が6年間なかったんです。でもほかの小学校の友だちに聞いたら夏休みに書いたといわれて「えーっ」と思って。大人になるまでずっと絵日記を書きたかったという気持ちをもっていたんです。子どものころに書けなかったくやしさが大人になって書いてみようかな、というきっかけになったのですね。――日記を毎日書き続けるのはなかなか大変だと思うのですけど…パントビスコさんぼくが楽しんで書いているから続くんでしょうね。いやいやだったら、たぶんこんなに書けないです(笑)。――絵のタッチもイラスト的なものからリアルなものまで幅広いですが、どうやって学ばれたのですか?パントビスコさん絵は幼稚園ぐらいのときから新聞に入っているチラシの裏などに描いたり、小学校のときの休み時間に描いたりして自分で好きで描いていましたけど、ガチガチに美術の勉強をしたというわけではありません。というのは、イラストはあくまでもぼくの表現方法のひとつで、映像でも文字でもおもしろいことはなんでもやりますので。最後の第3エリアへ!最後の第3エリアではおもしろ写真やグッズ化されたキャラクターなどが展示されています。そして、プライベートを明かしていないパントビスコさんの素顔がチラリと見られるコーナーも最後に設置。――ここはファン必見ですね?パントビスコさん作品の純度が下がるのでプライベートを公にしていないんですが、今回はみなさんへの感謝の気持ちと、ぼくがどういうふうに仕事をしているかということを少しお見せするということで。このコーナーは会場に来てくれた人だけ見られる特典ですね。――少しだけプライベートなことをお聞きしたいのですが、例えば休暇はどんなふうに過ごされていますか?パントビスコさんキョロキョロしたりおもしろいことを探したりとか、そういうことをするのは好きですね。意識的に観察していると、ユニークな人に出会えたりしますから。――おもしろい人物を描かれることもあれば時事問題を扱われることもあり、テーマが幅広いですね。パントビスコさんぼくは普遍的なものが好きなので、なるべくどの世代の方が見てもおもしろいと思われることを書きたいなと思っています。――女性が共感できる作品もとても多いですよね。パントビスコさん女性はお話を聞いてもらいたい存在だと思うんですね。「こういうふうにしたらいいよ」と提案するというよりも「ああそうだね」と聞いてあげるというスタンスが全部の作品に生きているのかもしれません。押しつけることはしない、という感じでしょうかね。優しくてイケメンで誠実な方でした♡インスタで毎日アップされている作品から人柄は伝わっていましたが、実際にお会いしたら想像以上に優しくて誠実でイケメンで魅力的な方でした。そんな彼の優しさを感じられるのが、超癒し系の犬キャラクター「ぺろち」。特に女性から支持されている人気キャラが今回『ぺろちの本』(パルコ出版定価本体1,000円)として書籍化されました。いつもニコニコしているかわいい雑種犬のぺろちが主役の本ですが、「はげじじい」や「やさ村やさし」などおなじみの人気キャラも登場。この会場では特典付きで先行販売されているので、こちらもチェックしてみてください。個展は6月24日まで開催。笑ってツッコミを入れて癒されて、最後はちょっと優しい気持ちになれる “本当にくだらない個展”、ぜひぜひ体感してみてくださいね!Information会期:~6月24日(日)時間:10:00-21:00※入場は閉場の30分前まで。最終日は18時閉場予定会場:池袋PARCO本館7Fパルコミュージアム料金:一般 500円/学生400円/小学生以下無料
2018年06月14日「パントビスコの本当にくだらない個展」が、池袋パルコ 本館 パルコミュージアムにて開催される。期間は、2018年6月8日(金)から6月24日(日)まで。インスタグラムに端を発し、人気に火が付いた異質のクリエイター・パントビスコ。本展は、彼が日常での気付いたことを、面白おかしく“くだらなく”具現化する個展だ。過去6,000点にものぼる作品から厳選したイラスト、オブジェ、ムービー、フォト、ミュージックなどを展示。そのうち約7割が未公開初出し作品となる。会場にはパントビスコが生み出した数々の人気キャラクターコーナーや、インスタグラムにちなんだ仕掛けも用意。また、ベールに包まれたパントビスコのプライベートも初公開する。ショップでは、6月8日(金)出版予定の3冊目の新著書「ぺろちの本」を特典付きで先行販売する他、各種新作グッズや直筆画の販売も予定。さらに、本館6F「カフェ・アドレス」では「パントビスコ コラボカフェ!」も期間限定でオープンする。【詳細】「パントビスコの本当にくだらない個展」開催日程:2018年6月8日(金)~6月24日(日)開催場所:池袋PARCO 本館7F パルコミュージアム住所:東京都豊島区南池袋1-28-2 代表電話/03-5391-8000開催時間:10:00~21:00※入場は閉場の30分前まで。最終日は18:00閉場(予定)入場料:一般500円 学生400円 小学生以下無料■「パントビスココラボカフェ!」トークショー&サイン会開催開催場所:池袋PARCO 本館6F カフェ・アドレス開催日程(予定):6月9日(土)19:00~21:00、17日(日)16:00~18:00、23日(土)19:00~21:00
2018年06月08日