寝たきりの父親の介護が自宅では難しくなったため、父をしっかり見てくれる介護施設を探しました。なかなか一筋縄にはいかない問題があって苦労することも。そんな私の体験談を紹介します。施設を探そうと思ったきっかけ父はもともと膝関節炎を患っていて、歩くことが苦手でした。それでもトイレや風呂場に自分の力で歩いていくことができたのですが、あるときベッドから落ちて大腿骨転子部骨折(足の付け根部分の骨折)になってから自力で歩くことができなくなり、寝たきり状態になりました。トイレに行くときは私や母親が父を車椅子に乗せて連れて行っていましたが、間に合わなくて粗相することもありました。そのため、私は介護用おむつをすすめましたが、父は嫌がって決して着用してくれませんでした。そのうち父の認知症も進んできて、ベッドや床に糞尿が散見されるようになりました。ホームヘルパーさんが来てくれるときは、掃除をお願いしていましたが、タイミングが合わないときは私がその掃除をしていました。仕事で疲れて帰ってきては、父の糞尿を掃除することに精神的にきつくなってしまい、ケアマネジャーさんに相談して、とうとう介護施設を探す決心をしたのです。施設を見つけるのが大変施設の入居を検討するようになり、できるだけ近所の施設を希望していたので、電話で問い合わせて必死に調べましたが、地元の施設はどこも空きがない状態でした。そんなときネットで都道府県ごとに介護施設を紹介しているサイトを発見して、自分の希望条件を入力して検索した結果、数多くの施設があることが判明しました。そこから空き室がないか一つひとつ問い合わせたところ、2カ月後に空室が出る施設を発見しました。地元からちょっと離れたところにありましたが、ぜいたくは言ってられない状態だったので、早速私は話を聞きに行ってみました。すると、設備も整っていて料金も比較的安いことがわかり、ケアマネジャーさんとも相談して、その施設に入居を決めました。入居が決まってからも手続きが…入居を決めてからも、面談や審査などたくさんの手続きがあって大変でした。介護保険関係の書類を準備することはもちろん覚悟していましたが、説明会や面談などが施設でおこなわれるため、そのたびに仕事を休んで施設に赴いていました。施設を探すことも書類の手続きなどもとにかく時間がかかりましたが、父を施設に入れて、父自身安らかに日々を過ごすことができているようで、入居してよかったなと思います。まとめ親を施設に入れようと思っても、施設自体がどこもいっぱいで空き室がなかなか見つからず、空いていても手続きに時間がかかって大変でした。でも、自分たちではできない手厚い介護をしてくれるので、父の幸せのためならという気持ちで必死に探しました。良いところが見つかって今では良い思い出です。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。文/定岡啓三ウーマンカレンダー/シニアカレンダー編集室著者/ウーマンカレンダー編集室40歳を過ぎて心と体の変化に戸惑い、悩むオトナ女子を応援するメディア「ウーマンカレンダー」の編集室です。オトナ女子がおこなっているコスパ良し!時短!ズボラでもできる!リアルなアンチエイジング情報をお届け。医師解説の記事も満載!
2024年04月06日家族の介護では、食事をするときに箸が持てなくなってしまうと思わぬ事故にも発展したり、食事を喉に詰まらせたりと心配になることは多々あります。そんな私のお話です。小さなトラブルが命取りに毎日の食事で、箸を持つ手が震えてしっかりと持てない場合は介護のサポートが必要だと実感しています。皆で食事をしているときは問題はありませんが、家族がひとりで食事をしているときは喉に詰まらせているのではないかと不安に感じることも。そのため、日ごろから観察をするように家族全員と連携しています。ホームヘルパーさんのサポート現在、私が外出するときは専門のホームヘルパー(訪問介護員)に依頼をして家族の食事のサポートをしてもらっています。以前、家族がひとりで食事をしている最中に食器を割ってしまったことを機に相談しました。ヘルパーさんが来るのは週3日ですが、食事だけではなく洗濯などの家事サポートも同時におこなってくれて助かりました。最初は家族ではない人が自宅に入って家事をすることに抵抗がありましたが、サポートの内容に合わせて時間通りに食事を出してくれるので、規則正しい生活を送れるようになりました。ストレスをためずに向き合えるように時間があるときは、自宅の周辺を散歩しながら健康面を見守ってくれています。食事の後片付けも積極的におこなってくれて、私たち家族の負担も圧倒的に減りました。さらに、時間が空いているときは近所のコンビニやスーパーに買い出しをしてその日に必要な食材を買ってきてくれてるので、仕事で忙しいときでもストレスをためずに介護に向き合えているような気がします。介護のプランは月ごとに見直しています。困ったことや病院に行かなければならないときは、サポートのペースを増やすようにしています。年齢を重ねるごとに食事をする回数が減ってしまったときでも、メニューを見直してヘルパーさんが直接食事のサポートをしてくれるので、おかげで健康状態も以前より良くなりました。まとめ食事のメニューを考えながらサポートをしてくれるだけでなく、そばで見守ってくれることで食事中のリスクも軽減できています。そんなヘルパーさんのおかげで、仕事で忙しいときでも安心して外出ができます。深夜や早朝でも駆けつけてくれるヘルパーさんには、本当に感謝しています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。文/田中かおり ウーマンカレンダー/シニアカレンダー編集室著者/ウーマンカレンダー編集室40歳を過ぎて心と体の変化に戸惑い、悩むオトナ女子を応援するメディア「ウーマンカレンダー」の編集室です。オトナ女子がおこなっているコスパ良し!時短!ズボラでもできる!リアルなアンチエイジング情報をお届け。医師解説の記事も満載!
2024年03月31日今回は、物語をもとにしたクイズを紹介します!クイズの解答を考えてみてくださいね。 ※この物語はフィクションです。イラスト:モナ・リザの戯言ホームヘルパーを雇って起こった異変主人公は最近物忘れがひどい上に転んで足を骨折してしまいます。そのため、ホームヘルパーに頼る日々を過ごしていました。ホームヘルパーに頼る日々出典:モナ・リザの戯言はじめはヘルパーが来るのを楽しみにしていた主人公。しかし、ある異変があってからはヘルパーを警戒するようになってしまいます。問題さあ、ここで問題です。ヘルパーが家に来るようになってから起きた異変とは?ヒントあるものがなくなりました。みなさんは答えがわかりましたか?正解は…出典:モナ・リザの戯言正解は「お金が消える」でした。主人公はお金が消えることを家族に相談しましたが、誰も信じてくれません。そのせいで主人公はだんだんと人間不信になってしまうのでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。(lamire編集部)
2024年01月27日