世界各国でNo.1を獲得し、ヒットを記録すると同時に、多くの人々の怒りやひんしゅくを買い、ついには訴訟騒ぎにまで発展するなど“問題作”っぷりをいかんなく発揮している『ブルーノ』。マドンナやエミネムなどが、本作で激怒した大物アーティストとして報じられているが、本作のクライマックスではほかにもビッグネームが意外な形で登場するという。映画は“架空のキャラクターによるドキュメンタリー”という手法で製作された作品。サシャ・バロン・コーエン扮するオーストリア人のゲイのファッション・レポーター“ブルーノ”が、セレブになるために、欧州のファッションウィークに乱入したり、中東和平を目指してユダヤ人とアラブ人の仲介役を買って出たり、はたまたiPodと交換で養子をとったりと次々と騒動を起こすさまが描かれる。このたび、クライマックスでの出演が明らかになったのはスティングにエルトン・ジョン、U2のボノに元ガンズ・アンド・ローゼスのスラッシュ、スヌープ・ドッグ、さらには、いまをときめくコールドプレイのボーカルで、女優グウィネス・パルトローの夫でもあるクリス・マーティンという錚々たる顔ぶれ。彼らがブルーノの蛮行に大激怒?…と思いきや意外にも、彼らはクライマックスシーンで、本作のために制作されたオリジナルナンバー「DOVE OF PEACE(平和のハト)」をブルーノと共に大熱唱するという。一体どのような経緯でこの一流アーティストたちが結集し、歌うことになったのかは不明だが…。なお、彼らがブルーノのために集い、歌ったこちらのナンバーはいまのところCD発売やネット配信などの予定はなく、貴重な映像が見られるのは映画館でのみということになる。“ブルーノ版”「We are the World」とも言われる「DOVE OF PEACE」。果たしてどのような仕上がりになっているのか?映画館で目撃すべし!『ブルーノ』は3月20日(土)より新宿バルト9ほかにて公開。■関連作品:ブルーノ 2010年3月20日より新宿バルト9ほかにて公開© 2009 Universal Studios■関連記事:全国から悩み殺到!怖いもの知らずなブルーノ姐さんの心強い(?)メッセージが到着ブルーノ姐さんにあなたの悩みを相談!『ブルーノ』カレンダーをプレゼントロマン・ポランスキー、2か月間の拘束から保釈へ各方面に多大な影響を及ぼした、マイケル・ジャクソンの急逝
2010年02月15日ベニチオ・デル・トロが4日、最新主演作『ウルフマン』のスペイン・プレミアに出席。共演のエミリー・ブラントと共にマドリッドの会場でレッドカーペットに登場した。『チェ 39歳 別れの手紙』以来の主演作となる『ウルフマン』でベニチオが演じるのは、満月の夜におぞましい殺人鬼に変貌してしまうヴィクトリア朝時代の舞台俳優。昨年公開の『ヴィクトリア女王世紀の愛』でヴィクトリア女王を演じたエミリーは、ベニチオ扮する主人公の兄の未亡人役。主人公と確執のある父親をアンソニー・ホプキンスが演じている。ベニチオとエミリーはプロモーションのためにヨーロッパをツアー中で、前日はロシアに滞在。それ以前の1週間でベルリン、ローマ、ロンドンを訪問する忙しいスケジュールをこなしていたが、ベニチオに言わせれば、撮影のための特殊メイクの方がよっぽど苦痛だったようだ。メイク完了までに4時間かかり、落とすのにも2時間かかる上、オオカミ男の牙を装着していると話すこともできなかったのだとか。『ジュラシック・パークIII』のジョー・ジョンストン監督、マイケル・ジャクソンの「スリラー」のPVのメイクを手がけたリック・ベイカーといった才能が結集した『ウルフマン』は4月23日(金)より日本公開予定。(text:Yuki Tominaga)© REUTERS/AFLO■関連作品:ウルフマン 2010年4月23日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2010 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.ヴィクトリア女王 世紀の愛 2009年12月26日よりBunkamuraル・シネマ、TOHOシネマズシャンテほか全国にて順次公開© 2008 GK Films, LLC All Rights Reserved■関連記事:【シネマモード】ゴールデン・グローブに見る、2010年注目の俳優&女優は?エミリー・ブラント インタビュー「イメージを変えるチャンスにワクワクしてるわ」中村玉緒、ヴィクトリア女王の衣裳で勝新太郎との結婚生活に思いを馳せるシネマカフェ独占『ヴィクトリア女王 世紀の愛』特別ゲストトークイベント付試写会に65組130名様ご招待王室の影にピュアな愛『ヴィクトリア女王 世紀の愛』試写会に10組20名様をご招待
2010年02月08日まもなく発表されるアカデミー賞のノミネーションに注目が集まるなか、それよりひと足早く開催された音楽界最大の祭典、第52回グラミー賞授賞式で、オスカーへの期待も高まる話題のミュージカル映画『NINEナイン』に出演している歌手のファーギーが、自らが率いるブラック・アイド・ピーズで見事3冠を受賞。また、まもなく日本で公開される『バレンタインデー』で映画初出演を果たした若き歌姫、テイラー・スウィフトも同賞にて4冠を達成!音楽、映画に大活躍の女王たちの華麗なる対決が実現した。ビヨンセの6冠達成をはじめ、故マイケル・ジャクソンの遺児の登壇もあり大きな盛り上がりを見せた今年のグラミー賞。ファーギーがボーカルを務めるブラック・アイド・ピーズは、最優秀ポップ・ボーカル・アルバム、最優秀ショート・ミュージック・ビデオ、そして最優秀ポップ・パフォーマンスの3冠を達成した。音楽界の祭典を素晴らしい結果で終えたファーギーだが、映画の盛り上がりはまだまだこれから。『NINEナイン』でファーギーは、少年期の主人公に“愛について”、“女を喜ばせること”、そして“イタリア人らしい伊達男になれ。今日を生きろ”と教える娼婦のサラギーナを演じており、劇中、赤と黒のコルセットを身にまとい踊るシーンも!女優陣だけでもペネロペ・クルス、マリオン・コティヤール、ニコール・キッドマン、ジュディ・デンチ、ソフィア・ローレン、ケイト・ハドソンとまさに目も眩むような豪華な顔ぶれが並ぶが、その中にあって、音楽界から馳せ参じ、惚れ惚れするような歌声とダンスを披露しているファーギーにもぜひ注目!一方、若き歌姫、テイラー・スウィフトは、同賞で8部門にノミネート、昨年アメリカで最も売れたアルバム「フィアレス」で、史上最年少(20歳)で最優秀アルバム賞受賞を含む4冠を獲得。授賞式では、『バレンタインデー』で使用されている話題沸騰中の新曲「Today Was A Fairytale」を披露した。“豪華競演”という点では、本作も『NINEナイン』に負けず劣らず。ジュリア・ロバーツやアン・ハサウェイ、ジェシカ・ビールら豪華キャストと共演を果たしたテイラーだが、その気になる役どころは、ジュリア・ロバーツの姪エマ・ロバーツ扮する高校生の友人で、彼女に恋のアドバイスを与えるほか、自身もプライベートで実際に昨年末まで付き合っていたテイラー・ロートナー(『トワイライト』)と恋人同士という設定。音楽界に彗星のごとく現われ、弱冠20歳で偉業を成した歌姫の演技のほどは?さらに、12日(金)の本作公開2日後の“バレンタインデー”当日には、5分で即完売したという日本で初めてのコンサートとアルバムのプロモーションのために初来日も予定しているテイラー。今後の活躍が期待される。『バレンタインデー』は2月12日(金)より丸の内ルーブルほか全国にて公開。『NINEナイン』は3月19日(金)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:NINEナイン 2010年3月19日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2008 The Weinstein Company. All rights reserved.第82回アカデミー賞 [アワード]■関連記事:賞レースのダークホース『ハート・ロッカー』のココがすごい!最新予告編到着K・ビグローが全米監督協会賞で女性監督初の快挙!会場にはブランジェリーナもオーランド・ブルーム、『パイレーツ・オブ・カリビアン』最新作出演をきっぱり否定『アバター』ついに『タイタニック』超え!歴代世界興収を塗り替えるサンドラ・ブロック快進撃!全米映画俳優組合(SAG)賞発表
2010年02月02日昨年急逝したマイケル・ジャクソンが行う予定だったライヴのリハーサルの模様、言わばマイケルの最後の雄姿を捉え、期間限定の公開ながら全世界で爆発的なヒットを記録した『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』。本作のDVD&ブルーレイが1月27日(水)よりリリースされるが、これに先立ちシネマカフェに、本作の未公開映像がDVDの予告編と共に到着した。こちらの映像は、昨秋より公開されてきた劇場版では見ることができなかった正真正銘の未公開映像で、今回のDVDとブルーレイに特典映像として収録されているもの。アマゾンの大自然の現状を挙げ、子供たちのための地球の未来を憂い、このツアーの意図を熱く語るマイケルとスタッフたち。火薬を使った演出や、クレーンで客席の上を飛び回って歌うという演出について入念に打ち合わせをする姿に、マイケルを支えてきたライヴスタッフのコメントなどが映し出される。ちなみに、27日(水)にリリースされるDVD&ブルーレイには、マイケルがカムバックに賭ける思いを語る映像や、最高のダンサーを求めて開かれたオーディションの風景、マイケルの衣裳に関する映像など特典映像が満載!映画では明かされなかったマイケルの姿がここに。『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』DVD&ブルーレイは1月27日(水)リリース。※こちらの特別映像は、MOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』デラックス・コレクターズ・エディション(DVD)価格:3,990円(税込)『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』コレクターズ・エディション(DVD)価格:2,980円(税込)『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』Blu-ray Disc価格:4,980円(税込)発売日:1月27日(水)発売・販売元:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント公式サイト:■関連作品:マイケル・ジャクソン THIS IS IT 2009年10月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて2週間限定公開■関連記事:C・イーストウッド奮戦!そして映画ファンが選ぶ2009年ベストムービーは…?ブラピ再降臨 vs J・デップ!写真でふり返る来日ハリウッドスター2009【後編】ファッション小噺vol.最終回2009年、映画界のベストドレッサーは?助演男優賞の瑛太に阿部サダヲ「いいな」、鶴瓶「この辱めを…」報知映画賞授賞式【ハリウッドより愛をこめて】グラミー賞候補発表!マイケルのために何をする?
2010年01月19日CS映画専門チャンネル「ムービープラス」とシネマコンプレックスチェーンのユナイテッド・シネマ株式会社、シネマカフェの3社協同で2009年のベスト・ムービーを決める「ベスト・オブ・ベスト アワード 2009」。昨年国内で公開された映画を対象に、一般の映画ファンによる投票により、ベスト作品やベスト監督などを選定する同賞がこのほど決定した!つい先刻、全米では第67回ゴールデン・グローブ賞が発表され、オスカーへと続く賞レースが過熱の一途をたどっているが、では日本国内の映画ファンが支持する作品、俳優は?開催第3回目を迎える今年は、約6,300通もの投票を基に、ベスト・ムービー、ベスト・ディレクター、ベスト・アクター、そしてベスト・アクトレスの4部門を決定。ずばり、2009年で最も輝いた男優に選ばれたのは…ジョニー・デップ。昨年は、『パブリック・エネミーズ』で伝説のギャングを演じ、久しぶりに正統派クールな魅力を見せつけたジョニーだが、間もなく公開される『Dr.パルナサスの鏡』や盟友ティム・バートンと手を組んだ『アリス・イン・ワンダーランド』など、2010年も昨年に増して注目をさらいそうな予感。全米でも「お気に入りの映画俳優」に選ばれるなど、やはりその人気は国を問わず圧倒的!続いて、“ベスト・アクトレス”に選ばれたのは、昨年は惜しくも1位を逃した、アンジェリーナ・ジョリー。2位のキャメロン・ディアスを大きく引き離し、堂々の1位に!女優業のみならず、ボランティア活動にも積極的な姿勢を見せるアンジー。昨年は、クリント・イーストウッド監督の下、母親役に挑戦した『チェンジリング』が高い評価を呼んだのも記憶に新しい。昨年の俳優部門では、男女ともに日本勢が圧倒的な支持を集めていたが、今年は王道とも言うべきハリウッド・スターが返り咲きといったところか?そのアンジーの魅力を最大限に引き出した『チェンジリング』に、『グラン・トリノ』と2本の名作を送り出した、名優にして名監督クリント・イーストウッドが“ベスト・ディレクター”の座を獲得。2位のジェームズ・キャメロン(『アバター』)との大差も顕著だが、実は“ベスト・アクター”部門でもジョニーと僅か一票差で2位にランクインしたのも特筆すべきところ。そのイーストウッド監督作『グラン・トリノ』を抑え、2009年の“ベスト・ムービー”の栄冠を授けられたのは、昨年6月に急逝した大スター、マイケル・ジャクソンの最後の雄姿を収めたドキュメンタリー『マイケル・ジャクソンTHIS IS IT』!当初は4週間限定で上映されるや大反響を呼び、多くのファンの熱望によりアンコール上映され、興収50億円を突破するというヒットを記録した本作。改めて、マイケルの偉大さを証明した一本となった。ちなみに本作は1月24日(日)まで公開中。選ばれた作品の関係者へは、トロフィーが贈呈される予定。また、このほかのランキングについては「ベスト・オブ・ベスト アワード 2009」特集ページをチェック!「ベスト・オブ・ベスト アワード 2009」特集■関連作品:マイケル・ジャクソン THIS IS IT 2009年10月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて2週間限定公開グラン・トリノ 2009年4月25日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2009 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.アバター 2009年12月23日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2009 Twentieth Century Fox. All rights reservedチェンジリング 2009年2月20日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2008 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.パブリック・エネミーズ 2009年12月12日よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開© 2008 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.■関連記事:ゴールデン・グローブ賞発表!『アバター』が2冠今年は洋画復権?『アバター』に続け!大物監督話題作が続々公開2010年前半戦ピープルズ・チョイス賞がジョニー・デップに、ゼロ年代のお気に入り俳優のお墨付き『タイタニック』越え見えた?『アバター』旋風止まずオスカー候補も奮闘の全米戦線ツンデレ?身長?お似合い映画カップル1位は『のだめ』の2人真央&岡田将生が2位
2010年01月18日今年もあとわずか。この時期になると、つい1年を振り返りたくなるのが人情というもの。このコラムでも、いろいろとファッションのお話をしてきましたから、ファッションを通して今年の映画界を振り返ってみることにしました。あの女優も来日したし、あの俳優、あの監督も登場したし…。でも、私が2009年、最も話題となり注目を集めたおしゃれセレブを選ぶなら、断然マイケル・ジャクソン。その偉大なる存在、その思い出にベストドレッサー賞を捧げたい。そんな気持ちです。実は某媒体で、年末になるとその年のベスト3を挙げる企画があるのですが、今年も悩みました。観たい作品を全てチェックできたわけでも、観るべき作品を全て観たわけでもありませんが、鑑賞できた作品の中には、規模の大小に関係なく、心に響くものが個運にも多くありました。ベスト3と言わず、ベスト10くらいは挙げたかったのですが、文字数にも限りあり。そこで、何とか5本ほどに絞ったのですが、それ以降の最大の悩みは、『マイケル・ジャクソンTHIS IS IT』を入れるかどうか。ご存知の通り、マイケルの素顔、人となりを知ることができ、才能を再認識でき、ひとつのステージが出来上がっていく過程がつぶさに観察できるという、素晴らしい作品です。マイケル・ジャクソンという不世出のエンターテイナーの魅力を十二分に伝えたという意味では、記録映画の傑作。でも、あれを“映画”としてほかの作品と並べてしまっては、他作品の監督が浮かばれないような気がしたのです。つまり、マイケルが相手じゃな、相手が悪いよ…という感じ。そこで、かなり悩んだ末、残念ながらベスト3から外しました。あの作品は、マイケルそのもの。作品を評価するかどうかでは語りきれないと思ったのです。そんなわけで、あの映画について語りたい欲求は満たされないまま。ならば、ここで語りましょうというわけです。マイケルといえば、個性的でキレのあるダンスと抜群の歌唱力で知られた人ですが、ファッションも唯一無二のセンスを持ち、数多くのトレンド作りにも貢献しました。帽子や、手袋、キラキラの靴下など、彼らしいアイテムもいっぱい。当時、マイケルファッションを真似する人もいましたが、『THIS IS IT』を観て驚いたのは、マイケルは30代でも40代でも、そして50代でも、マイケルそのものだったということ。晩年は、さまざまなトラブルに見舞われ、記者会見に不思議なスーツで現われたり、車から奇妙なマスクをして登場したりと、一時期のカリスマ性は消えていたように感じていました。数年前、大騒ぎになった事件の性質も考えると、一流のスターだった彼もいまは単なる奇人変人という印象すら多くに人に与えていたはず。ところが、映画で観た50歳のマイケルは、細い身体にゆとりあるシャツ、ジャケット、そして超極細パンツという、輝いていた頃のマイケルファッションのまま。単品でみれば、あまり魅力を感じないだろうなと思うアイテムも、自分の感覚で組み合わせて、スタイルとして確立してしまう。流行など関係なし。マイケルでなければ似合わない。そんなザ・マイケルスタイルで歌い踊っていたのです。それにしても、かつての記憶を裏切らないファッションで見せる彼の才能は、若いダンサーたちと比べても、やはり別格でした。そう、彼はひとつのスタイルを、しっかりと築き上げた人。それは、エンターテイメントしかり、ファッションしかり、生き方しかり。その全てがあいまって、伝説となった人。自分が好むと好まざるとに関わらず、伝説になるべくして生まれてきた彼は、いろいろと辛いことも多かったことでしょう。直接会ったことも、話をしたこともありませんから想像の粋を出ませんが、彼の晩年の奇行からは内側に何らかのアンバランスがあったことをうかがわせます。でも、映画を観れば何だかそんな奇妙な言動をすっかり忘れ去ってしまえるほど、圧倒的な純粋さに心惹かれてしまうのです。この映像がなければ、多くの人の中にあのままの単なる変人として記憶されたまま、余生を送っていたかもしれません。もしも、コンサートが行われていて、限られた人だけがあの素晴らしいステージを見ていたとしたら、そのほかの人、つまり私のようにすでに彼に偏見を抱いてしまっていた人は、やはり彼に対するイメージを変えることなどなかったでしょう。個人的には、あのコンサートを観たかったという気持ちと、もしかすると、この方がマイケルの凄さはより多くの人に伝わったのではという気持ちとがないまぜになっているのです。偶然の産物であるこの映画、この幕切れこそが、やはり彼がなるべくして伝説となった存在だという証なのかも。50歳で、身体もボロボロだったと囁かれていた彼が、誰よりも切れのよいダンスを見せ、しかも踊りながら歌っているのに全く息も切らさず音程も外さない。それを見せつけられ、こちらは呆然。改めて彼の才能の偉大さを認識したときには、マイケルはいない。不幸な死だったと耳にしますが、惜しまれながら去っていくというのは、やはり人生を全うしたということなのでしょう。彼が確立したスタイルは、ファッションのみならず、全てが一流。彼が亡くなった2009年6月25日以降は、彼の名曲の数々がミュージックビデオとともに繰り返し流されましたが、やっぱりあなたは抜群にかっこよく、抜群にお洒落で、抜群に偉大だった。マイケル・ジャクソンというエンターテイナーに敬意を表して。(text:June Makiguchi)※2006年7月よりお届けしてきました、連載コラム「ファッション小噺」は今回をもって終了いたします。2010年からは装いを新たにお届けしていきますので、どうぞお楽しみに!DVDでもマイケル・ファッションをチェック!「マイケル・ジャクソン THIS IS IT コレクターズ・エディション」(DVD・1枚組)価格:2,980円(税込)※約80分の豪華映像特典を収録。「マイケル・ジャクソン THIS IS IT デラックス・コレクターズ・エディション」(DVD・2枚組)価格:3,990円(税込)※約130分の豪華映像特典を収録。「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」(Blu-ray)価格:4,980円(税込)※約170分の豪華映像特典を収録。「マイケル・ジャクソン IN ソウル・トレイン」(DVD)価格:3,990円(税込)※ジャクソンファミリーの映像集など貴重映像を収録。発売日:2010年1月27日(水)発売/販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント■関連作品:マイケル・ジャクソン THIS IS IT 2009年10月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて2週間限定公開■関連記事:助演男優賞の瑛太に阿部サダヲ「いいな」、鶴瓶「この辱めを…」報知映画賞授賞式【ハリウッドより愛をこめて】グラミー賞候補発表!マイケルのために何をする?1万個限定『マイケル・ジャクソン…』DVDボックスが1日で完売予告編も到着!報知映画賞『沈まぬ太陽』に栄冠!渡辺謙、瑛太、松たか子、岡田将生ら受賞“地球滅亡”予告、やっぱり気になる?『2012』北米初登場1位!
2009年12月24日都会の若者文化の中から生まれる英語のくだけた言い回しをスラングと言いますよね。学校の教科書ではあまり習わない言葉ですが、知っているとなんだか「わかってるやつ」という感じがしてちょっとかっこいいですよねえ。というわけで、いわゆるヒップ・ホップ・カルチャーとは切り離せない、さまざまな黒人スラングを網羅した「アフリカン・アメリカン スラング辞典」(研究社)などの著書を持つ訳詞家・泉山真奈美さんに、スラング的な気の利いた言い回しをいくつか教えてもらいました。——泉山さん、どうも初めまして。こういう時は「What’s up!(ワッツアップ)」ですか?「だめです。たしかにWhat’s upはスラングの挨拶ですが、初対面の人にいきなり使うものではありません。これは『よう、元気かい?』というような意味です。スラングなので、TPOをわきまえて使う相手を選ばないと失礼に当たります。私がミュージシャンに会ってインタビューするときでも使いません」——ははあ、それは失礼しました……「人は『使ってはいけない!』と怒られるような言葉から先に覚えるものです。ただスラングがすべて俗っぽいものなのかというとそうではなくて、ステキな言い回しもたくさんあります。たとえばマクドナルドのキャッチコピーもある種のスラングです。『I’m lovin’ it(アイム・ラヴィン・イット)』というのを耳にしたことがありませんか?」——はい、陽気なナレーションが頭に浮かびました「Loveという単語は本来の文法で言えば、進行形になりません。そこをわざわざ進行形にしている。つまりこれは『今すぐ○○したい』『強烈に○○したい』ということを意味してます。以前、大学で講義をした時にこれを学生に訳してもらったところ『今すぐ食べたい!』という回答が出ました。間違いではないけれど、私だったら『よだれが出ちゃう!』と訳します。辞書にはないような意味を引き出す。それがスラングを翻訳するということです」——洋楽の曲タイトルにもそういうのありますよね?「例えば、マーヴィン・ゲイの『I Heard It Through the Grapevine!』という曲は邦題では『悲しいうわさ』です。本来、Grapevineというのは『ぶどうのつる』という意味なんですが、ここでは『ぶどうのつるをたどるように、君の“悲しいうわさ”を聞いたよ』というところから邦題がついています。ステキですね。ほかにもジャクソン・ファイブの曲に『I Want You Back』というものがありますが、これは本来なら『I want you to be back』が正しいんです。つまり『I Want You Back』はすごく歌っぽく、口語っぽい。これも一つのスラング的表現ですね。ちなみに邦題は『帰ってほしいの』です」(泉山さんが訳したマイケル・ジャクソンのベスト盤)——そういうスラングをいろいろ知ってたらモテますか?「日本人同士だとちょっとわからないですね(笑)。でも、ネイティブの方には好感を持たれるかもしれません。たとえば、クリスマスカードの書き方一つにもこなれた感じを出すことができます。『You’re THE gift from up above. Merry Christmas』なんてどうでしょうか。『君は神様からの贈り物だね』という意味です。ポイントはTHEを大文字にすること。僕に必要なのは君だよ、ということを強調する書き方ですね。日本語だと歯の浮くような言葉かもしれませんが、英語だとわざとらしく感じません。ぜひ機会があれば使ってみてくださいね」——ありがとうございました。(いろいろ教えてもらいました)ひと言に英語とは言ってもいろいろな表現があって奥深いですね。ちなみに泉山さんは、ジャクソン・ファイブの歌詞の意味が知りたくて英語の世界にのめり込んでいったそうです。もしみなさんが翻訳に関心を持つことがあるのなら、泉山さんのように大好きなものを一つ見つけて、それを突き詰めていくのもいいかもしれません。(根岸達朗/プレスラボ)【関連リンク】翻訳学校 フェロー・アカデミー泉山さんも講師を務める翻訳学校のウェブサイトです先輩の体験談で分かるフェロー・アカデミー実際に受講した先輩の体験談やこぼれ話が満載です「今、何時ですか?」は英訳すると!?教科書英語の間違いに注意!たった一言の差でとんでもない意味になるそうです
2009年12月24日今年のカンヌ国際映画祭の監督週間に出品され、多くの称賛の声が寄せられた『ユキとニナ』。そのカンヌで“小さな大女優”と絶賛された主演のノエ・サンピが来日し、12月22日(火)に東京・日仏学院で行われた本作の試写会で、諏訪敦彦監督と共に舞台挨拶を行った。映画で演じたユキと同じく、日本人のお母さんとフランス人のお父さんを持つノエは日本語で「こんにちは」と挨拶するも、大勢の観客を前にちょっぴり照れくさそう。本作で映画初出演を果たしたが「映画に出れてすごく嬉しかった」と語った。ノエの好きなシーンは「ニナちゃん(=アリエル・ムーテル)とケンカをするシーン」とのこと。監督は「普段から仲が良かったからケンカのシーンは演じづらくなかった?」と聞くと「そのちょっと前に、本当にケンカをしたのでそのときのことを思い出してやってみた」と監督もそれまで知らなかった秘密を明かし、会場を沸かせた。諏訪監督はノエを選んだ過程について「何人かの子と会って、即興の演技をやらせてみたりしたんですが、彼女には見ているだけで惹きつけられた。(撮影は)楽しくも大変でしたが、彼女の素晴らしい存在感が映画の中で表現されていると思います」と称えた。この日はゲストとして、今年の日本レコード大賞の新人賞を史上最年少受賞した、“天才演歌歌手”さくらまやが登場。ノエに花束を贈呈した。まやちゃんは映画について「ノエちゃんの演技がとっても自然ですごいな、と思いました。私の好きなシーンは森の中を歩いてるシーンと妖精の手紙を書くシーン」と語った。これに対し、ノエは「森の中のシーンは面白いけど、石とかがあって大変だった…」と撮影の様子を明かしてくれた。そして、まやちゃんは、かつてマイケル・ジャクソンも歌った「ママがサンタにキッスした」を英語バージョンで披露!まやちゃんの歌声に諏訪監督は「素晴らしい。僕は本当はミュージカルが大好きで、いつかミュージカル映画を撮りたいと思ってるんです。そのときはぜひ!」と壇上で早くもまやちゃんにオファーを出していた。さらに、来年に向けての目標を尋ねられたノエとまやちゃん。ノエは「今年はカンヌに行ってすごく楽しかった。来年はベルリンの映画祭に行きたい」と目標を掲げた。まやちゃんは「キャンペーンでいろんなところに回った1年でした。来年ももう一度キャンペーンを頑張って、みなさんに『ありがとうございます』と言いたい」と語り会場の大人たちを唸らせた。『ユキとニナ』は2010年1月23日(土)より恵比寿ガーデンシネマほか全国にて順次公開。■関連作品:ユキとニナ 2010年1月23日より恵比寿ガーデンシネマほか全国にて順次公開■関連記事:主演ノエ・サンピ&諏訪敦彦監督舞台挨拶付き『ユキとニナ』試写会に5組10名様ご招待女優選びは“直感”!『ユキとニナ』諏訪敦彦×イポリット・ジラルド記者会見モデルの雅姫らが審査員に!『ユキとニナ』お手紙コンクール開催【カンヌ国際映画祭】日仏の国境越え、2つの才能が描く“家族”『ユキとニナ』会見【カンヌ現地レポ 03】監督週間も開幕コッポラ&ヴィンセント・ギャロに喝采!
2009年12月23日第34回報知映画賞の授賞式が12月22日(火)、東京・港区のザ・プリンス・パークタワー東京で行われ、3冠に輝いた『ディア・ドクター』の瑛太、笑福亭鶴瓶、西川美和監督ら、2冠の『沈まぬ太陽』の渡辺謙らが出席した。『ディア・ドクター』など4作品での演技を評価され助演男優賞に輝いた瑛太さんは「やっぱり俳優になって本当によかった。今後も胸を張って俳優であると自覚し、責任を持って、たくさんの方々と作品作りをしていきたい」と神妙な面持ち。『なくもんか』で共演した阿部サダヲが花束プレゼンターで登場すると、「『なくもんか』の撮影の最初の日、阿部さんに心の底にある思いや日常で考えていることを吐き出したら、『それでいいんだよ』と言われ、ちゃんと生きていこうと思いました」とますます感慨深げ。阿部さんは「昨日も飲みながら(瑛太さんと)一緒にいたので今日来ることになりましたが、こういう会だと思わなくて。飲み会に誘われた感じだったんですが。でもいいですね。いいな〜。僕は『なくもんか』で主演したんですけど…」と羨み、会場の笑いを誘った。監督賞を受賞した西川監督の表彰時には当初予定されていたオダギリジョーが交通渋滞に巻き込まれて遅れたため、ピンチヒッターで『ディア・ドクター』に主演した鶴瓶さんが登場。「助演男優賞、助演女優賞(八千草薫)、監督賞をいただいて主演男優賞はナシ。この壇上での辱めはどういうことや」とボケて関係者を爆笑させた。主演男優賞を獲得した渡辺さんは登壇するなり、特製トロフィーを高々と突き上げて喜びを爆発。「山崎豊子先生の執念、勇気、胆力に僕らは引きずられて作らせてもらった。作っていく途中での高いハードル、世の中へ送り出す際の壁も先生の胆力がぶち壊してくれた」と感謝の弁。妻で女優の南果歩を同伴し、ツーショットで取材陣のフラッシュ放射を浴びる一幕もあった。ほかに新人賞を受賞した岡田将生は「初めて聞いたときは嘘だろうと思ったけど、この場に立ち受賞を実感しています」と喜びをかみしめ、今後の目標を聞かれると「変わらず生きていきたい」と気負いのない言葉。特別賞を受賞したマイケル・ジャクソンの追悼ドキュメンタリー映画『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』のメガホンを取り、幻となったロンドン公演のクリエイティブ・パートナーでもあったケニー・オルテガ監督からは、「監督をした本当の理由は、ロンドンコンサートのチケットを持っているファンの方々から、どんなコンサートになるはずだったのか知りたいという声が寄せられたから、です」とメッセージが寄せられた。第34回報知映画賞 受賞一覧作品賞 邦画部門:『沈まぬ太陽』監督賞:西川美和主演男優賞:渡辺謙主演女優賞:松たか子助演男優賞:瑛太助演女優賞:八千草薫新人賞:岡田将生/満島ひかり作品賞 海外部門:『グラン・トリノ』特別賞:『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:沈まぬ太陽 2009年10月24日より全国東宝系にて公開© 2009 「沈まぬ太陽」製作委員会ディア・ドクター 2009年6月27日よりシネカノン有楽町1丁目ほか全国にて公開© 2009『Dear Doctor』製作委員会なくもんか 2009年11月14日より全国東宝系にて公開© 2009 「なくもんか」製作委員会マイケル・ジャクソン THIS IS IT 2009年10月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて2週間限定公開■関連記事:【ハリウッドより愛をこめて】グラミー賞候補発表!マイケルのために何をする?阿部サダヲインタビューその“笑い”を支えるものは…「“勘違い”することが大事」クリスマス目前!「聖夜を一緒に過ごしたい俳優」1位を岡田将生&玉木宏が二分!1万個限定『マイケル・ジャクソン…』DVDボックスが1日で完売予告編も到着!報知映画賞『沈まぬ太陽』に栄冠!渡辺謙、瑛太、松たか子、岡田将生ら受賞
2009年12月22日2時間どっぷりと別世界に浸らせてくれる映画たち。ストレスの多い毎日を送る20代女性にとっては、日ごろの憂さを忘れさせてくれる有効なアイテムの一つかもしれませんね。今年も実に多彩なタイトルが公開されましたが、皆さんのハートを最も潤したのはどの作品なのか?上位にはバラエティ豊かな作品が並びました!>>男性編も見るQ:2009年公開で面白かった映画をすべて選んでください1位『マンマ・ミーア!』 11.7%2位『ハリー・ポッターと謎のプリンス』 9.0%3位『レッドクリフ PartII -未来への最終決戦-』 8.6%4位『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』 7.7%5位『20世紀少年 <第2章> 最後の希望』 7.5%■内容が好き!派・『20世紀少年 <第2章> 最後の希望』:「原作のマンガを尊重している上、展開がうまくまとまっていて面白かった」(29歳/飲食/サービス)・『2012』:「迫力のある映像に、思わず体に力が入ってしまった。こんなにスケールの大きい作品は初めて」(26歳/商社/秘書・アシスタント)・『HACHI 約束の犬』:「飼い主が死んだのに、ずっと一人で10年近く待っているハチがとてもかわいく、切なかった」(24歳/精密機器/総務)・『アマルフィ 女神の報酬』:「景色や映像がものすごくキレイだった。ストーリーも好き」(23歳/不動産/秘書・アシスタント)・『ココ・アヴァン・シャネル』:「ココ・シャネルの情熱ある生き方にすごく励まされた」(24歳/アパレル/販売)・『アンヴィル!夢を諦めきれない男たち』:「50歳過ぎても目標を持って懸命に生きている彼らを見て勇気が湧き、自分も頑張ろうと思った」(27歳/その他/秘書・アシスタント)・『レッドクリフ PartII -未来への最終決戦-』:「何度も泣いた。特に、ヒロインが敵陣に乗り込むところが感動した」(22歳/金融/その他/事務)・『余命1ヶ月の花嫁』:「命がある限り、無駄な生活をしてはいけないんだと、すごく励まされた」(24歳/金融/金融系専門職)・『南極料理人』:「ほのぼのしたシーンが続いて心が温まり、楽しかった」(23歳/医療/その他/医療事務)・『風が強く吹いている』:「箱根駅伝が好きなこともあり、強く感情移入できた。観た後は走りたくなった」(27歳/金融/秘書・アシスタント)・『スラムドッグ$ミリオネア』:「映画だからといって架空を作りすぎず、現実的なメッセージを伝えているところが好きだった」(23歳/公益法人/その他)・『ハリー・ポッターと謎のプリンス』:「ハリポタシリーズが大好きだから!今回も面白かった」(23歳/医療/サービス)・『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』:「個人的にかなりのカタルシスを感じた。元々実話なので嘘くささが少なく、小池徹平君の演技にも感心した」(29歳/IT/クリエイティブ)・『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』:「観ているだけで涙がこみ上げてきた。彼の音楽とパフォーマンスはまさに神だと思った」(25歳/通信/総務)・『マンマ・ミーア!』:「アバの曲に合わせてキャストが踊ったり歌ったりと、観ていてすごく幸せな気分になれた」(25歳/旅行/販売)・『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』:「とにかく圧巻。原作を読んだことはなかったけど、引き込まれてあっという間に終わってしまった」(23歳/IT/その他/ヘルプデスク)・『私の中のあなた』:「家族愛がじわーと染み渡っていて中盤から泣き通しだった」(29歳/その他[法律]/秘書・アシスタント)■俳優の演技が好き!派・『なくもんか』:「阿部サダヲの女装姿が面白すぎ。ラストの方の瑛太との漫才のシーンは笑いっぱなしだった」(24歳/IT/プログラマー)・『MW-ムウ-』:「玉木宏がハマってた。今までにない役どころだったが、引き込まれる演技だった」(25歳/小売/販売)・『ジェネラル・ルージュの凱旋』:「阿部寛と竹内結子の掛け合いが好き」(27歳/鉄鋼/財務)総評男性編とは若干様相の異なる女性編トップ5。1位は「観ていてすごく幸せな気分になれた(25歳/旅行/販売)」という声が多く寄せられたミュージカル『マンマ・ミーア!』でした。この暗い世相を忘れるのにうってつけの作品ですよね。また2位には、主人公のメガネ男子っぷりにも磨きが掛かった『ハリー・ポッターと謎のプリンス』が入りました。そんな中注目すべきは、わずか4週間の公開だった『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』が4位に入ったことでしょうか。話題性は断トツの本作ですが、「観ているだけで涙がこみ上げてきた。彼の音楽とパフォーマンスはまさに神だと思った(25歳/通信/総務)」という感動的な内容も後押しした模様。リアルタイムで彼の全盛期に接してなくても、その圧倒的なパフォーマンスを目の当たりにすると好きにならざるをえないようですね。このように、映画にはつい大きな感動を求めがちですが、例えば『アマルフィ 女神の報酬』を観て「全体的に景色がいい!!イタリアに行きたくなる(24歳/ソフトウェア/プログラマー)」と旅行気分に浸るのも一興かと。来年も是非、いろんな楽しみ方を模索してみてください!(文・大城健太郎)>>男性編も見る>>映画情報満載の『コブタメ』をチェックCOBS ONLINE会員アンケート(期間:2009年11月24日~11月29日、集計人数:女性719名、調査方法:インターネットログイン式アンケート)完全版(画像などあり)を見る
2009年12月18日今年も様々な映画が公開され、多くの作品がヒットを記録しましたが、必ずしも興業収入額が面白さに比例するとは限らないですよね。それこそ世代別に見ると、「面白い!」と感じる作品は自然と異なってくるでしょう。そこで、20代男性の心にヒットした作品を調査。数えきれない公開作品の中から最も支持されたのは……。 >>女性編も見るQ:2009年公開で面白かった映画をすべて選んでください1位『20世紀少年 <第2章> 最後の希望』 10.0%1位『レッドクリフ PartII -未来への最終決戦-』10.0%3位『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』8.9%4位『20世紀少年 <最終章> ぼくらの旗』 8.2%5位『ROOKIES-卒業-』 7.5%■内容が好き!派・『20世紀少年 <第2章> 最後の希望』:「原作に負けない面白さだった」(25歳/商社/クリエイティブ)・『20世紀少年 <最終章> ぼくらの旗』:「結末が原作と違っていて驚かされた」(23歳/IT/総務)・『BALLAD 名もなき恋のうた』:「クライマックは自分が想像していた以上に深い演出意図が隠されていて感動した」(27歳/小売/総務)・『余命1ヶ月の花嫁』:「余命がわずかとわかっていても明るく前向きに生きる姿に感動した」(24歳/学校/その他[非常勤講師])・『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』:「ウルヴァリンの肉体美と、記憶をなくす前と後の表情の違いが印象的」(22歳/ソフトウェア/プログラマー)・『ごくせん THE MOVIE』:「生徒を思う先生の熱い気持ちに感動した」(25歳/食品/研究開発)・『ターミネーター4』:「シリーズ全作を観ているが、ストーリに一貫性がある。アクションも魅力的」(29歳/精密機器/研究開発)・『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』:「最後までエンターテイナー。誰にも真似できない稀有の人材であったことがわかった」(28歳/精密機器/営業)・『レッドクリフ PartII -未来への最終決戦-』:「三国志ファンなので観た。赤壁の戦いを豪華に表現していて面白かった」(23歳/官公庁/総務)・『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』:「旧作とはまったく異なる力強さに感動した」(27歳/コンサルティング/マーケティング)・『私の中のあなた』:「泣き過ぎて頭が痛くなった」(23歳/IT/営業)・『天使と悪魔』:「小説を忠実に映像化していた。ヘリコプターのシーンが良かった」(26歳/繊維/研究開発)・『マンマ・ミーア!』:「ミュージカル調のセリフの言い回しが軽快かつ爽快で、気持ち良かった」(25歳/紙パルプ/営業)・『ウォッチメン』:「初めは話の流れが読めなかったが、話が進むにつれてバラバラのピースが徐々に合わさっていくのが面白かった」(23歳/精密機器/設計)■ジャンルや俳優の演技が好き!派・『カイジ ~人生逆転ゲーム~』:「藤原竜也の演技に迫力があって良かった」(23歳/その他/その他)・『ジェネラル・ルージュの凱旋』:「堺雅人の演技力に脱帽。裁判のシーンでは、救急医療について考えさせられた」(23歳/建築/その他[営業事務])・『007/慰めの報酬』:「主役が好き。あと展開が読めずドキドキしっぱなしだった」(27歳/自動車関連/企画開発)・『HACHI 約束の犬 』:「動物モノに弱いから」(31歳以上/化学/経営・コンサルタント)・『ROOKIES-卒業-』:「青春ストーリーが好き」(22歳/電気/営業)・『ワイルド・スピードMAX』:「車が好きで、シリーズ全作観ている。今回もエキサイティングで惹かれた」(29歳/通信/その他[管理部])総評ともに続編であるにも関わらず、日中の超大作が同率で1位に。特に『20世紀少年 <第2章> 最後の希望』の場合、その続きの<最終章>も4位に入っていることからシリーズ自体の人気が高いことがわかります。もちろん、「原作に負けない面白さだった(25歳/商社/クリエイティブ)」と原作ファンをうならせた完成度も勝因の一つでしょう。一方、『レッドクリフ PartII -未来への最終決戦-』に関しては「赤壁の戦いを豪華に表現していて面白かった(23歳/官公庁/総務)」と、スケール感や迫力のある映像を支持する声が目立ちました。そんな中、かつては“スケール感”、“迫力”の専売特許であったハリウッド大作が、トップ5に一つも入っていないのが興味深いところ。近年は邦画人気の高まりがささやかれていますが、まさにそれを裏付けるような結果ですよね。逆に“泣ける”、“感動”のイメージは邦画の方が強かったのですが、「泣き過ぎて頭が痛くなった(23歳/IT/営業)」とまで言わせた『私の中のあなた』のようなハリウッド映画もありました。もはや、ジャンルによって洋画や邦画を分けて観る時代ではないのかもしれませんね。(文・大城健太郎)>>女性編も見る>>映画情報満載の『コブタメ』をチェックCOBS ONLINE会員アンケート(期間:2009年11月24日~11月29日、集計人数:男性281名、調査方法:インターネットログイン式アンケート)完全版(画像などあり)を見る
2009年12月18日みなさん、こんにちは!ここ数週間、私はとっても素敵な時間を過ごしていました…というのも、12月2日に本年度のグラミー賞のノミネートが発表されたのですが、嬉しいことに今年のお気に入りのアルバムがノミネートされました!まずはマックスウェルの復活アルバム「BLACKsummer’snight」は今年発売されたR&Bのアルバムの中でも傑作の一つですが、彼が8年ぶりに戻ってきて嬉しい!カニエ・ウェストとブラック・アイド・ピーズと並んで6部門にノミネートされました。また、ポップ/カントリー音楽の若き王子、テイラー・スウィフトは8部門にノミネート、そして不動のディーバ、ビヨンセが今年最多の10部門へのノミネートを果たしました!どのアーティストにとっても今年は素晴らしい飛躍の年となりましたが、彼らの作品が評価されていることは嬉しいことです。ほかには、“生ける伝説”AC/DCや人気バンドのコールドプレイ、インディーズ・ラッパーのコモン、レディー・ガガ(2008/2009で最もブレイクした歌手です!)など、たくさんの素晴らしいアーティストの名前が並びました。おもしろいのは、大御所・ベテラン歌手と若い新人歌手(テイラー・スウィフトのような)が混在している点ですね。ノミネート発表当日は、グラミー・ノミネーション・コンサートがハリウッドで開催され、ブラック・アイド・ピーズや最優秀新人賞候補のケリー・ヒルソンに先述のマックスウェルらも出席していました。その夜、マックスウェルは故マイケル・ジャクソンへの追悼の意を表し、マイケルの代表曲のひとつ「Lady in my LIfe」を美しい歌声でカバーしました。そこで思うのは、来年1月に行われるグラミー賞授賞式では、この最も偉大なアーティストに向けてどのような形で称賛が捧げられるのかということ。これまで行われてきた大きな授賞式イベント全てにおいて、マイケル・ジャクソンへの追悼が何かしらの形で行われてきましたが、最も大きな音楽祭であるグラミー賞でもリスペクトを形に出すことでしょう。今回のコンサートでホストを務めたLLクールJは報道陣に向けて、豪華アーティストたちを集めてマイケルのヒット曲メドレーを一緒にステージで歌う姿を見たいと話していました。それはすごいですね!個人的にはオールスターのトリビュートによる「We Are the World」を見てみたいです。あらためて、マイケル・ジャクソンは音楽界、さらにエンターテイメント界で数多くの人々に多大な影響をもたらしたことが実感させられますね。実は最近、マイケルの最後のコンサート「This is It」のバックダンサーに話を聞く機会があったのですが、彼らもグラミー賞授賞式でマイケルのトリビュートをやる予定で、最も偉大なエンターテイナーに値することを再確認させるため、いま必死に準備を進めているとのことです。それから『マイケル・ジャクソンTHIS IS IT』のDVDが1月末にリリースされますが、そこにはファン垂涎の未公開のフッテージもたくさん含まれているそうですよ。これは待ちきれません!ちなみに、このレッドカーペット・イベントで、私は偶然にも最優秀新人賞候補のザ・ティン・ティンズに遭遇しました。彼らはとても素敵で、日本にも夏にサマーソニックで訪れたりと日本が大好きだと話していました。また、もう一組、ベスト・ダンス・アルバムに候補入りしたLMFAOにも会うことができました。彼らはまだ日本には行ったことがないようですが、来年には日本に行く予定を立てていると話していました。日本のファッションにはかなり影響を受けているという彼ら、日本のファンに早く会いたがっていましたよ。(text:Lisle Wilkerson)※第52回グラミー授賞式の模様は2010年2月1日(月)AM9:30よりWOWOWにて生放送 REUTERS/AFLO■関連作品:マイケル・ジャクソン THIS IS IT 2009年10月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて2週間限定公開■関連記事:1万個限定『マイケル・ジャクソン…』DVDボックスが1日で完売予告編も到着!報知映画賞『沈まぬ太陽』に栄冠!渡辺謙、瑛太、松たか子、岡田将生ら受賞“地球滅亡”予告、やっぱり気になる?『2012』北米初登場1位!【ハリウッドより愛をこめて】ジャクソン家には映画収益入らず?その真相は…『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』4日間で6億超の大ヒットで上映延長
2009年12月16日ウィル・スミスとジェイダ・ピンケット=スミス夫妻が11日、ノルウェーのオスロで開かれたノーベル平和賞コンサートで司会を務め、子役として活躍中の息子・ジェイデンや娘のウィローと一緒にステージ上で歌のパフォーマンスも見せた。バラク・オバマ米大統領のノーベル平和賞受賞を祝うにふさわしいラインナップが揃い、ワイクリフ・ジョン、ドナ・サマーらを始め、中国の人気若手ピアニストのランランも登場。エンディング・ナンバーはマイケル・ジャクソンの「マン・イン・ザ・ミラー」を全員で合唱し、そこにスミス夫妻と2人の子供たちも加わった。目を引いたのはジェイデンとウィローのワイルドなヘアスタイル。自分の顔よりはるかに大きく広がったアフロのジェイデンと、人気R&Bシンガー、リアーナを思わせるアシンメトリーのスタイルで決めたウィロー。大観衆の前で物怖じすることもなく堂々たるエンターテイナーぶりを発揮したのは、さすがパパとママの血を引き継いだだけのことはある。特に、ジェイデンはパパとママがプロデューサーを務め、ジャッキー・チェンと共演する『ベスト・キッド』のリメイク作『The Karate Kid』(原題)で主役を演じる注目株。両親を超えるスターになるための帝王教育は11歳にして始まっているようだ。(text:Yuki Tominaga)© Erlend Angelo/ALL OVER PRESS/Gamma/Eyedea/AFLO■関連作品:7つの贈り物 2009年2月21日より丸の内ピカデリー1ほか全国にて公開The Karate Kid (原題)■関連記事:ウィル・スミス主演の感動作『7つの贈り物』DVDを2名様にプレゼントジャッキー・チェン、ウィル・スミスの息子と『ベスト・キッド』のリメイクに挑戦!『7つの贈り物』ロザリオ・ドーソン「違う人を演じることが、私にとって人生の勉強」ウィル・スミス特別映像が到着!日本のファンに「Check it out!」ウィル・スミスの謎の行動のワケは?鍵を握る共演陣の動画インタビュー到着
2009年12月15日あっという間に年の瀬。この時期は「今年はこんなことがあったなぁ」なんて1年を振り返り、思い出にふけるタイミングも多々あるものです。今年はロックミュージシャンの忌野清志郎さんや「キング・オブ・ポップ」と呼ばれていたマイケル・ジャクソンさんの死、オバマ大統領や鳩山総理大臣の就任など、大きな出来事が多かったように思います。20代読者788人(男性・249人、女性539人)に「今年一番印象に残ったことは?」と聞いてみたところ、やはりというべきか「鳩山内閣が発足」が1位に。1位、鳩山内閣が発足……186票■政権交代を初めてみたので印象深い(23歳/女性)■自民党政権が敗北をしたというのは、やはり歴史的なことなので(27歳/女性)■結党10数年の民主党が政権を自民党から奪取したことは歴史的出来事だと思うから(27歳/男性)■長く続いた自民党政権が終わったことで、日本が大きく変わると感じたから(28歳/男性)とにかく「やっぱり、政権交代が国民へ与える影響は大きい!」(25歳/男性)ということのよう。歴史的な改革に加え、今後どうなっていくかがわからないという点でも、目が離せない出来事です。2位以下はどうなっているでしょう?2位、新型インフルエンザ流行……157票■自分自身の生活に大きく影響してしまう可能性があるので(20歳/男性)■発熱時の対応が社内で急にマニュアル化されたり、店頭でマスクがなくなったり、身近でいろいろなことがあったから(27歳/女性)■世界的に影響があり、今でも身近な人が感染しているから(21歳/男性)まだまだ注意が必要な新型インフルエンザ。「実際に新型インフルエンザをわずらって大変だったから」(23歳/女性)と、実際の体験者の声も。帰ったときのうがい手洗いは忘れずに。3位、酒井法子・押尾学の逮捕……149票■酒井法子の逃走がショックだった(23歳/女性)■もう「ひとつ屋根の下」が放送されないかもしれないと思うと残念なので。これまでのようにのりぴーを「小雪」とは思えないと思う(23歳/女性)■押尾学は驚かなかったけど、酒井法子の件は驚いた(26歳/女性)■2人とも大人げないし、TVがこればっかりだった(27歳/女性)「カラオケに行ったら、のりぴーが歌う『蒼いうさぎ』が上位にランキングされていた」(24歳/女性)という現象も起こった、芸能人薬物所持事件。押尾学はともかく、のりぴーにはビックリしたという人が多いよう。同じくアイドルのスキャンダルとして「草なぎ剛逮捕※(注)「なぎ」は弓ヘンに剪」と回答した読者もいました。4位、著名人の死去(忌野清志郎さんやマイケル・ジャクソンさんなど)……92票■マイケルはなんともミステリアスな死に方をした。マリリン・モンローが死んだ時も世間はこんな感じだったんだろうか?と思った(28歳/女性)■偉大な人の死が多かったような気がする。特に忌野清志郎さん!(25歳/女性)■プロレスラーの三沢選手の事故死は相当ショックでした。これ以上悲しいことはないです(29歳/男性)私自身、忌野清志郎さんの歌が好きでよく聴いていたので……とてもショックでした。5位、高速道路1,000円に……40票■高速が1,000円になってから両親がよく実家から足を運んでくれるようになりました(22歳/女性)■交通費が安くはなったが、交通量が増えて逆に動きづらくなった(22歳/男性)■恩恵にあずかったから(23歳/男性)この条例が適応された際、友人が「1,000円でどこまでいけるか挑戦してみる!」といって飛び出していった記憶があります。結果、ものすごい渋滞に巻き込まれ、すぐに引き返していましたが。そのほか「オバマ大統領就任」(29票)、「松井秀喜が日本人メジャーリーガー初のMVPを受賞」(25票)、「皆既日食」(17票)、「読売ジャイアンツが7年ぶりの日本一に輝く」(11票)、「裁判員制度導入」(10票)など、本当にいろんなことがありました。来年はどうなるかわかりませんが、とにかく景気だけは少しでも回復に向かってほしいと思うこのごろです。(吉住夏樹/プレスラボ)コブスくんと沖縄弾丸ツアー、「皆既日食を見るコブよ~!」そういえば、コブスくんと一緒に見たんでした……皆既日食!大掃除の季節到来!PCのキーボードをピカピカにしよう!年末といえば、大掃除です渋滞を予測するお仕事、『渋滞予報士』って知ってますか?来年は、この人たちが大活躍する……かも!?
2009年12月14日今年、俳優の水嶋ヒロとの結婚を発表し、その席でデビュー翌年より患ってきたバセドー病の治療に専念するために年内での歌手活動の休止を明かした、人気絶頂の歌姫・絢香。11月に大阪城ホールで、水嶋さんも見守る中で行われた、無期限活動休止前のラスト・ワンマンライヴ「MTV Unplugged」の模様を収めた『MTV Unplugged ayaka-cinema edition-』が、2010年1月5日(火)〜12日(火)までの8日間限定で新宿ピカデリーほか全国にて劇場公開されることが発表された。ライヴ映像を収めた作品といえば、今年急逝したマイケル・ジャクソンのロンドン・ライヴのリハーサルの様子を映した『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』の爆発的ヒットが記憶に新しいが、日本人アーティストのライヴが開催から2か月足らずで劇場公開されるというのは異例のこと。このラスト・ライヴは1万人規模の観客を集めて行われたアコースティックライヴ。絢香が小学5年生のときに初めてライヴを観にきた“特別な場所”である大阪城ホールで開催され、これまでに数々のトップ・アーティストたちが築いてきた「MTV Unplugged」の輝かしい歴史に、絢香が新たな1ページを刻んだ記念すべきライヴでもある。絢香はライヴ中、「今日という日をすごく楽しみにしていた」と笑顔を見せ、「言葉だけじゃ伝えきれない“ありがとう”という想いを1曲1曲に込めて歌いたい」と語り、客席からは大歓声が沸き起こる。フロアには熱い興奮が充満し、思わず息を飲むような迫力ある絢香の歌声が、しっとりと会場を包み込んでいく。「ラストライヴであると同時に、新たなスタートだと思いながら歌っていた」というこちらのライヴの模様が、劇場用のオリジナル編集と、高音質5.1chサラウンドにて、全国の劇場の大スクリーンで甦る!『MTV Unplugged ayaka-cinema edition-』は2010年1月5日(火)から1月12日(火)までの8日間限定で新宿ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:MTV Unplugged ayaka-cinema edition- 1月5日から1月12日まで8日間限定で新宿ピカデリーほか全国にて公開© TSUKASA
2009年12月11日泣く子も黙る“アポ無し突撃取材”で知られる、ドキュメンタリー監督マイケル・ムーア。その彼が、ヴェネチア、トロント、L.A.、デトロイト、N.Y.など、アメリカを始めとする世界各都市で絶賛された最新作『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』の日本公開を控え、11月末に待望の初来日を果たした。最新作のテーマは、ずばり「お金」。アメリカにおいて、持てる者と持たざる者の格差を広げ続ける元凶となった社会システム=資本主義をめった斬り。この不況を機に、持たざる者から基本的人権や安定した生活を送る権利すらも奪うこととなったこのシステムを“悪”と見て、今回も徹底的に弱者の代弁者としての立場をとっている。ただし、社会的弱者を擁護すると、資本主義社会では時に保守派層から目の敵にされることも多い。これまで取材をする上で、身の危険を感じることがあったのではないだろうか。「脅迫は、2002年に『ボウリング・フォー・コロンバイン』でアカデミー賞を受賞し、授賞式でイラク戦争に対する批判をして客席からブーイングを受けた直後から始まったんだ。あの夜、家に帰ったら自宅の壁に馬糞が塗られ、敷地内にもいくつか放置されていたんだ。それで、ボディガードを雇わなくてはならなくなったんだ。一番ひどい時期には、全部で9人、1日3交代で雇っていた。あと、イリノイ州で、ある男が自宅の地下室で爆弾が暴発したことを機に逮捕されるという事件があったんだけれど、彼は家で爆弾を作っていて、その爆弾を仕掛けるいわば標的のリストというものが見つかって、その中に僕の名前が入っていたということもあったね。『華氏911』の後は、6回ほど実際に襲われた。ナッシュビルから来た男は、僕をナイフで襲おうとしたし、オレゴン州から来た男は鉄パイプで襲おうとした。フロリダから来た男は、スターバックスから出てきたところで僕をたまたま見かけ、買ったばかりの熱いコーヒーを僕の顔に浴びせようとしたんだ。そのときは、ボディガードが側にいて、自分の顔で受けてくれたんだ。そのおかげで2度の火傷を負ったんだ。僕の仕事には、日々こういった危険にさらされる可能性が伴う。例を挙げればきりがないけれど、僕の人生の詳細を話すことで、君を飽きさせたくないから、このぐらいにしておくよ」。実際、こういった卑劣な脅しや攻撃により、かなり怖い思いをしてきたと話すムーア監督。一体、その恐怖にどう打ち勝っているのだろうか?「実のところ、恐怖感に対処するなんて、しばらくは上手くできなかったんだ。でもあるときから、こう思うようになったんだ。これまでの自分の人生はとてもいいものだった、善人として生きてきたし、素晴らしい娘も育てたし、自分の芸術、つまり映画や執筆活動を通して社会に貢献したという自負もある、と。だからもし、いま命が尽きたとしても、もういいじゃないか、僕の人生は恵まれすぎているぐらいだというような境地に達したんだ。もういいんだと思えるようになった瞬間から、不思議な心の平穏を覚えるようになったよ。この心の安らぎを得られてからは、恐怖心の90%は払拭できた。なぜなら、もう失うものはない、もし殺されてしまっても、いままで素晴らしい人生を生きられたのだから、誰にもそれを奪うことはできない、僕を敵視する人々には、僕から奪い取れるものなど何もないのだと感じたから。ただ、今回この映画を撮るにあたっては、ウォール街を敵に回してはいけないよと、多くの人からアドバイスを受けていたんだ。政治家を相手にするよりももっとタチが悪い、どうなるかわからないよとね。でも、それで怖がって何もしなかったとしたって、交通事故による死亡の危険は常にある。いまこの瞬間に大地震が起きて死んでしまうかもしれないんだからね。人間は何が起こるか先のことなどわからないんだから、何もしないでいるわけにはいかなかったんだ」。恐怖だけでなく、様々な取材活動を通じて、怒り、悲しみ、絶望などを覚えてきたはずだが、どうやってその感情に折り合いをつけ、冷静な作品作りへの糧にしているのだろう。「僕はEメールによって、多くの人の声を聞いている。決して何か媒体を持っているわけでもないし、雑誌に執筆しているわけでも、TV番組、新聞社を持っているわけでもない。でも、いろいろな人が僕に彼らの物語を教えてくれるんだ。僕は彼らの物語を世間に広める役となった。考えてみれば、僕は特権階級の出身じゃないし、大学も出てないし、本来はミシガンの小さな町でゼネラルモーターズの工場で部品を作って一生を終わるべき階級の人間だった。でも、どういうわけか、一般市民の声を世界中に広げる立場に置かれた。その立場については、自分自身でも敬意を持っているつもりだ。だからとにかく、声なき人々の声を、その立場に置かれた人間の責任としてしっかりと伝えていくことが僕の役割だと思って、精一杯やっているんだ」。本作をはじめ、過去の作品でも、アメリカの破綻したシステムと他国のシステムを比べてきた監督だが、日本も幾度となく例に取り上げてきた。11月30日に東京証券取引所で行われた会見では、「これまで私は自分の本や映画の中で、日本に対しては尊敬の念を持って描いてきました」とコメント。「現在、アメリカで家を失う、もしくは自己破産になる理由の第1位は医療費が高すぎて払えない、ということです。おそらく日本ではそのようなことはないと思います。なぜ日本の方々は、誰かが病気になったら助け合い、そして保険制度もちゃんとしているのだろうかと考えたところ、それは社会的にセーフティーネットを構築しているからだと思います。それが、残念なことにアメリカにはなく、どんどんお金がなくなって、家から出ないといけなくなっています。ほかの国では大丈夫なのに、なぜアメリカだけはこのような状況なのだろうかと、自分の作品の中で永遠のテーマとして描いているつもりです。私自身アメリカ人で、アメリカを愛していて、アメリカ以外には住みたくないとさえ思っていますが、アメリカの現状は目を覆いたくなることばかりです。アメリカを愛していますが、アメリカのようになりたいとかアメリカの真似をしたいといった思いは一切捨てて下さい。Be Japan!日本でいて下さい!みなさんが1945年以来作り上げた日本でいて下さい!教育の価値を十分大切だとわかっていた日本でいて下さい!そして、“解雇はしない”と言っていた日本になって下さい!他国を一切侵略しない、そして侵略しようとする国をサポートしないと言っていた国に戻って下さい!」と訴えかけていた。取材時にさらに、アメリカのような行き過ぎた金融資本主義への道をたどらないために、日本へのアドバイスを求めると「まず、あらゆるビジネスにたずさわる者が、何か行動を起こす前に、自問するべきだと思う。“これは良いことであるか”“これは社会のために正しいことであるのか”“私利私欲のために自分はこれをやるのか?お金儲けのためだけなのか”と。それがひとつの判断基準になることだけは間違いないね」と熱く訴えた。原題は『CAPITALISM:A LOVE STORY』。ラブストーリーという副題には、金持ちが持つお金への愛を意味しているとされていたが、本当のところ、もうひとつの深い意味があるようだ。「以前は、金持ちが持つお金への愛を意味していると考えていたけれど、いま思えば、確かにこの映画のラブストーリーは、僕の祖国への愛を意味しているのかもしれない。僕はこの映画を通して自分の祖国への愛を表現したと言えるね。愛しているからこそ、自分はあきらめられないんだ。しっかり闘って、闘い続けて、アメリカをもっと良い国にしたいと思っているんだ。アメリカが何をするかをとても気にかけている。アメリカが何をするかは、自国民のみならず、全世界を巻き込んで影響する。全世界のほとんどの人はアメリカ大統領を選ぶための一票を持っていないのに、その一票で選ばれるアメリカの大統領は彼らの生活にも大きな影響を与えてしまう。一万マイル離れた日本のあなたの生活にも影響を及ぼす。だから、彼を選ぶ権利をもっていないあなたがたのためにも、アメリカ国民として、気をつけていなきゃいけないし、より重い責任を感じているんだ」。残念ながら、オバマ大統領が、アフガニスタンへの兵力増派を発表したのは、この取材が行われた夜もこと。すでに、取材時にそのことを知っていたムーア監督は、憔悴した様子で「これまで支持してきたオバマ大統領を初めて批判することになってしまった、つらいことだ」と話していた。これまでに発表してきた『ロジャー&ミー』、『ボウリング・フォー・コロンバイン』、『華氏911』、『シッコ』で取り上げてきた様々な社会問題も、元をたどれば全て資本主義のせいだという結論に至ったと話すムーア監督。つまり、満を持して製作された本作は、ジャーナリスト、マイケル・ムーアの集大成であり、渾身の作品と言える。そのせいだろうか。個別に行われた取材では、これまでの活動をふり返り、抱えて来た悲しみや怒りといったやりきれない感情を静かに明かし、アメリカの変革を心から願うというエモーショナルなものとなった。いまの心境についてはこう話していたのも印象的だ。「いまは次のプロジェクトとして、本を執筆しようかなと思っているんだ。それから、自分が住む町、地元へ何らかの直接的な貢献をしたいとも考えている。あと、健康管理もしたいかな(笑)」。大仕事をやり遂げただけに、しばらくは映画制作を休みたいとも、とある取材で明かしたムーア監督。だが、「映画監督という仕事は大好きでやりがいを感じている。まだ、撮りたいという気持ちはあるよ」という言葉を信じて、次回作の完成を待ちたい。詳しい取材の裏側については、verita NEWSに一足先に掲載中。気になる方は、映画館に行く前に、チェックを。(text:June Makiguchi)verita NEWS■関連作品:キャピタリズム〜マネーは踊る〜 2009年12月5日よりTOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 梅田にて限定公開、1月9日より全国にて公開© Front Street Productions, LLC.■関連記事:M・ムーア監督、ロストバゲージした荷物が到着しスーツ姿にお着替え初来日のM・ムーア監督、成田での指紋事件を激白&小倉優子に突撃取材!?“不況”を感じる瞬間っていつ?救世主マイケル・ムーアに寄せられる叫びの数々【どちらを観る?】“お金”を考える『クリスマス・キャロル』&『キャピタリズム』もう一本の“マイケル”映画『キャピタリズム』見参!予告編映像を独占先行配信
2009年12月11日今年6月、50歳という若さでこの世を去ったスーパースター、マイケル・ジャクソンの幻と化した最後のステージ舞台裏に密着したドキュメンタリー『マイケル・ジャクソンTHIS IS IT』。4週間という短い上映期間で記録的ヒットとなった本作が早くもブルーレイとDVDとなって2010年1月27日(水)に発売される。このDVDと約130分の映像特典に日本未発売の特製Tシャツとブックレットがセットになった1万セット限定生産のメモリアルDVDボックス「マイケル・ジャクソンTHIS IS IT DVD BOX」が何と、11月30日(月)の告知解禁後1日で予約完売となった。11月27日(金)までの全国320館での公開では、わずか4週間という期間で累計興行収入44億円を突破、数ある話題作を押しのけて、『ハリー・ポッターと謎のプリンス』、『レッドクリフ PartII ―未来への最終決戦―』に続き、本年度日本国内興行成績(海外作品)で堂々の3位(11月26日時点)を獲得した本作。コンサート・フィルム/ドキュメンタリーというジャンルで洋画年間TOP3入りを果たすのは、日本の映画史上初となった。世界的に見ても、日米を含む世界25か国で初登場No.1を獲得、北米ではマドンナ、ローリング・ストーンズ、プリンスなどのコンサート・フィルムの成績を抜いて、コンサート・フィルムとして歴代1位(11月24日時点)を獲得し、改めて失った存在の大きさを世界中に知らしめる結果となった。ファン垂涎のDVD映像特典には、マイケルの「カムバックに賭ける想い」(2種)や「スタッフが語るマイケル・ジャクソン」など、劇場では観られなかった映像が満載。これに加え、ブルーレイには代表作「スリラー」や「スムーズ・クリミナル」のショートフィルムも付いてくる。今回の完売記録は、洋画はもちろん、ドキュメンタリー映画史上でも快挙であり、Amazon.co.jpDVDストア、楽天ブックスのランキングでは、第1位に「マイケル・ジャクソン THIS IS IT デラックス・コレクターズ・エディション(DVD・2枚組)」がランクインしたほか、2位、4位にも同時発売されるブルーレイとDVD(コレクターズ・エディション)が並んだ。このたびシネマカフェに、こちらのDVD発売の予告編映像も到着。まだ劇場で観ていないという人もまずはこちらをチェック!※こちらの予告編はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY「マイケル・ジャクソン THIS IS IT コレクターズ・エディション」(DVD・1枚組)価格:2,980円(税込)「マイケル・ジャクソン THIS IS IT デラックス・コレクターズ・エディション」(DVD・2枚組)価格:3,990円(税込)「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」(Blu- ray)価格:4,980円(税込)「マイケル・ジャクソン THIS IS IT メモリアル DVD BOX」(完全限定10,000 セット)価格:9,975円(税込)※11月30日(月)完売「マイケル・ジャクソン IN ソウル・トレイン」(DVD)価格:3,990円(税込)発売日:2010年1月27日(水)発売/販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント■関連作品:マイケル・ジャクソン THIS IS IT 2009年10月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて2週間限定公開■関連記事:報知映画賞『沈まぬ太陽』に栄冠!渡辺謙、瑛太、松たか子、岡田将生ら受賞“地球滅亡”予告、やっぱり気になる?『2012』北米初登場1位!【ハリウッドより愛をこめて】ジャクソン家には映画収益入らず?その真相は…『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』4日間で6億超の大ヒットで上映延長ライオネル・リッチーが甦ったマイケル(?)にサイン!マイケル映画全世界公開
2009年12月02日スイス司法省は25日、1977年の13歳の少女に対するわいせつ行為容疑で9月下旬から拘束中だったロマン・ポランスキー監督の保釈申請承認を発表した。保釈金は、450万スイスフラン(約3億9,000万円)。32年前、アメリカのロサンゼルスで13歳の少女と性的関係を持った容疑で有罪判決を受けた直後の1978年にポランスキーは渡仏。国際手配されていたため、活動範囲はヨーロッパにほぼ限定され、『戦場のピアニスト』がアカデミー賞に輝いたときも、ポランスキー本人は渡米しなかった。ところが、9月26日にチューリヒ映画祭参加のためにスイスへ入国した際に当局から身柄を拘束され、アメリカへの身柄引き渡しが要請されている。今回の保釈の条件は、身柄引渡しに関する決定が出るまで身分証明書類を当局に預け、保釈中はスイス国内にポランスキーが所有する山荘に滞在すること。監視用の電子機器がつけられ、別荘から離れることは出来ないという。ポランスキー夫人の姉で女優のマティルド・セニエはラジオに出演し、義弟保釈の報に安堵しながらも「(ポランスキーが)逃亡すると考えるなんて、ばかばかしい」と語った。ポランスキーは今週にも保釈される見込みだ。(text:Yuki Tominaga)写真は今年の6月、パリで行われた『ブルーノ』のプレミアに出席した際のポランスキー。© Rex Features / AFLO■関連作品:ブルーノ 2010年3月、新宿バルト9ほかにて公開© 2009 Universal Studios■関連記事:各方面に多大な影響を及ぼした、マイケル・ジャクソンの急逝
2009年11月30日年の瀬も迫り、いよいよ、本年度の日本映画界の賞レースがスタート!先陣を切って第34回報知映画賞の全9部門が発表され、山崎豊子の長編小説を映画化した『沈まぬ太陽』が作品賞を受賞し、本作の主演を務めた渡辺謙が主演男優賞に輝いた。渡辺さんの受賞は2006年の『明日の記憶』以来3年ぶり2度目。また、主演女優賞には『ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜』、『K-20 怪人二十面相・伝』の松たか子。松さんは1997年に『東京日和』で新人賞、2004年『隠し剣 鬼の爪』で主演女優賞を受賞したのに続いての栄誉となった。このほかの部門で目を引くのが、海外の映画祭でも大きな話題を呼んだ『ディア・ドクター』。西川美和監督が女性としては初の監督賞に輝いたのを始め、瑛太が助演男優賞(※本作以外に『余命1ヶ月の花嫁』、『ガマの油』、『なくもんか』)、八千草薫が助演女優賞(※本作以外に『ガマの油』、『引き出しの中のラブレター』)と最多の3部門での受賞を果たした。新人賞には、『ハルフウェイ』、『ホノカアボーイ』、『重力ピエロ』、『僕の初恋をキミに捧ぐ』と立て続けに出演作が公開され、めざましい活躍を見せる岡田将生。また、『プライド』、『愛のむきだし』、『クヒオ大佐』で印象的な役柄を演じた満島ひかりにも同じく新人賞が贈られた。新人賞に2人の俳優が選ばれるのは10年ぶりのこと。海外部門で作品賞に輝いたのはクリント・イーストウッド監督・主演の『グラン・トリノ』。そして6月に急逝した“キング・オブ・ポップ”マイケル・ジャクソンが予定していたロンドン公演のリハーサルの様子を綴り、短い期間での公開ながら爆発的なヒットを遂げた『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』に特別賞が贈られた。昨年は『おくりびと』の独走状態だった日本国内の賞レース。だが、今年に関してはかなりの混戦が予想される。もちろん今回受賞した『沈まぬ太陽』、『ディア・ドクター』などが今後の賞レースを引っ張っていくことになるだろうが、選から漏れたノミネート作品を見ても『風が強く吹いている』、『空気人形』、『サマーウォーズ』、『誰も守ってくれない』など公開時から評価が高く、受賞作と遜色のない質の高い作品が並ぶ。主演男優賞でも浅野忠信(『劔岳 点の記』、『ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜』)、大森南朋『ハゲタカ』、『笑う警官』)、佐藤浩市(『誰も守ってくれない』)、堺雅人(『南極料理人』、『クヒオ大佐』)など実力派俳優がズラリ。この混戦の賞レースを制するのはどの作品か?今後の展開が楽しみだ。第34回報知映画賞 受賞一覧作品賞 邦画部門:『沈まぬ太陽』監督賞:西川美和主演男優賞:渡辺謙主演女優賞:松たか子助演男優賞:瑛太助演女優賞:八千草薫新人賞:岡田将生/満島ひかり作品賞 海外部門:『グラン・トリノ』特別賞:『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』■関連作品:沈まぬ太陽 2009年10月24日より全国東宝系にて公開© 2009 「沈まぬ太陽」製作委員会ディア・ドクター 2009年6月27日よりシネカノン有楽町1丁目ほか全国にて公開© 2009『Dear Doctor』製作委員会ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜 2009年10月10日より全国東宝系にて公開© 2009 フジテレビジョンパパドゥ新潮社日本衛星放送K-20(TWENTY) 怪人二十面相・伝 2008年12月20日より全国東宝系にて公開© 2008「K-20」製作委員会余命1ヶ月の花嫁 2009年5月9日より全国東宝系にて公開©“April Bride”Projectなくもんか 2009年11月14日より全国東宝系にて公開© 2009 「なくもんか」製作委員会ガマの油 2009年6月6日より全国にて公開© 2008「ガマの油」製作委員会引き出しの中のラブレター 2009年10月10日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開©2009『引き出しの中のラブレター』製作委員ホノカアボーイ 2009年3月14日より全国東宝系にて公開© 2009 フジテレビジョン/電通/ROBOTハルフウェイ 2009年2月21日よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネカノン有楽町2丁目ほか全国にて公開© 2009「ハルフウェイ」製作委員会重力ピエロ 2009年4月25日より宮城にて先行公開、5月23日よりシネカノン有楽町1丁目、新宿バルト9ほか全国にて公開© 2009『重力ピエロ』製作委員会僕の初恋をキミに捧ぐ 2009年10月24日より全国東宝系にて公開© 2009「僕の初恋をキミに捧ぐ」製作委員会プライド 2009年1月17日より丸の内TOEI2ほか全国にて公開© 2008プライド製作委員会愛のむきだし 2009年1月31日より渋谷ユーロスペースほかにて公開© 愛のむきだしフィルムパートナーズクヒオ大佐 2009年10月10日より渋谷シネクイント、新宿バルト9ほか全国にて公開© 2009『クヒオ大佐』製作委員会グラン・トリノ 2009年4月25日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2009 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.マイケル・ジャクソン THIS IS IT 2009年10月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて2週間限定公開■関連記事:阿部サダヲ、テンション“アゲアゲ”でグッズ販売員に「24時間テレビみたい」明日開幕東京フィルメックス「ツイてる」西川美和監督トークイベント満員“地球滅亡”予告、やっぱり気になる?『2012』北米初登場1位!【ハリウッドより愛をこめて】ジャクソン家には映画収益入らず?その真相は…クリント・イーストウッド、フランスの勲章を2度目の受勲
2009年11月27日アポなし突撃取材という強硬スタイルで、社会問題の根源を徹底追究するマイケル・ムーア監督の最新作『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』。12月5日(土)の公開に先駆けての、監督の初来日に合わせて、検索・共有ウェブサイト「NAVER」では本作に因み、100年に一度と言われる不況の“体感”をテーマにエピソード募集企画を展開している。投稿された方の中から25組50名様には本作の試写会が当たるチャンスも!さて、一体どんな投稿が集まったのか?本作のテーマはずばり、人々を苦しめる世界的経済不況がなぜ起きたのか。ムーア監督が、アメリカのキャピタリズム(資本主義)の原理を分かりやすく解説しながらその根源を究明していく。もちろんこの不況は日本にも波及。今回、NAVERで「もしかして、今不況なんじゃ?って感じた瞬間」というお題を出したところ、「某うどん屋の鰹節が有料になった」、「某お菓子の中身が減った」、「一軒家で20名ルームシェア」、「合コンのお相手の男性たちの羽振りが悪くなった」、「外資系の金融機関で8年間勤めたが、今年の夏に部署がなくなりリストラ」などなど…、リアルすぎる不況エピソードが押し寄せた。また、本作の劇中で、ムーア監督はN.Y.ウォール街にお金の袋を携えて乗り込んでいるが、集まった意見の中には「この映画をきっかけに何かが変わればと期待しています。永田町にアポなし突撃お願いします!!」という切実な依頼も。ムーア監督宛てに続々と集まる、“不況をなんとかしてほしい”という声。映画を通して世界を動かす、そんな絶大なパワーをもつ彼がまもなく来日し、いまの日本を目にして発する言葉とは?『キャピタリズム』は12月5日(土)よりTOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 梅田にて限定公開、1月9日(土)より全国にて公開。NAVER「【100年に1度です】『もしかして、今不況なんじゃ?』って感じた瞬間」■関連作品:キャピタリズム〜マネーは踊る〜 2009年12月5日よりTOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 梅田にて限定公開、1月9日より全国にて公開© Front Street Productions, LLC.■関連記事:【どちらを観る?】“お金”を考える『クリスマス・キャロル』&『キャピタリズム』もう一本の“マイケル”映画『キャピタリズム』見参!予告編映像を独占先行配信マイケル・ムーアへの“逆”突撃取材権を贈呈!宣伝アイディア募集試写会開催お金はどこへ消えた?『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』試写会に15組30名様ご招待マイケル・ムーア、永田町に乗り込む?新作引っさげ、初来日決定!
2009年11月25日クリスマス前哨戦が白熱する全米映画界、先週末の11月13日(金)〜15日(日)の週末、日本でも話題を集めるディザスター超大作『2012』が遂に公開となり、全米3,404館で6,500万ドル(約58億5,000万円)の興行収入を記録、北米初登場1位を獲得した。本作は、2012年の世界の終焉を告げるマヤの予言を基に描いた、ローランド・エメリッヒ監督待望の最新作。エメリッヒ監督と言えば、2004年に大ヒットを飛ばした『デイ・アフター・トゥモロー』がディザスター映画の歴代1位の記録(6,874万ドル)を保持しているが、『2012』の今回のオープニング記録はそれに次ぐ歴代2位に。またしてもメガヒットを送り出した。さらに、北米を除く海外160テリトリーで1億6,000万ドルをあげ、海外成績でも初登場第1位となり、海外のオープニング成績第1位に(続編を除く)。全世界成績は2億2,500万ドルという飛躍的ヒット。公開直前には、「2012年地球滅亡説」について、NASAやマヤ族の長老への問い合わせが殺到するなどの反響も。日本では20日(金)に前夜祭が実施されたのち、21日(土)よりいよいよ公開となるが、結果やいかに?一方、先週末の日本では、『Disney’sクリスマス・キャロル』が公開され、幅広い層の客足を集め、『マイケル・ジャクソンTHIS IS IT』に続く、初登場2位の動員数を獲得(3D上映、IMAX上映により、チケットの単価が通常よりも高いため、興行収入では第1位)。値段設定の高い3D上映にも、年配の女性グループや夫婦といった客層の集客が好調で、興行収入30億を見込むヒットとなっている。ほかの作品では、『なくもんか』が3位、『ゼロの焦点』が4位スタートでこちらも好調な出足、依然邦画の強さを見せ付ける形となった。■関連作品:2012 2009年11月21日より丸の内ルーブルほか全国にて公開Disney’sクリスマス・キャロル 2009年11月14日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.なくもんか 2009年11月14日より全国東宝系にて公開© 2009 「なくもんか」製作委員会ゼロの焦点 2009年11月14日より全国東宝系にて公開© 2009「ゼロの焦点」製作委員会マイケル・ジャクソン THIS IS IT 2009年10月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて2週間限定公開■関連記事:パニック大作『2012』プレミアで子役女優のご愛嬌&欽ちゃんのギャグ爆発!?【ハリウッドより愛をこめて】ジャクソン家には映画収益入らず?その真相は…ストレス解消法、阿部サダヲは「波乗り」瑛太「水換え」に、竹内結子は「叫ぶ!」広末涼子、愛する人は「一緒にいる時間がすべて」『ゼロの焦点』初日舞台挨拶ジム・キャリー&ゼメキス監督『クリスマス・キャロル』動画インタビューが到着!
2009年11月17日2009年ももうすぐ年末、本当に時間が経つのは早いですね。私はいま兄の住むポートランドを訪れているのですが、とにかく寒い!東京と同じように雨の日が続き、そろそろ冬のコートと厚手のセーターが必要になってきました。さて、マイケル・ジャクソンのファンにとって嬉しいニュースを一つ。映画『マイケル・ジャクソンTHIS IS IT』は世界で2億ドルの興行収入を突破しているそうで、好調のようです。期間限定の上映なのですが、アメリカでは早くも6,100万ドル、海外では1億4,000万ドルを記録しています。その中でも日本が一番で2,720万ドル、続いてイギリスが1,430万ドルというヒットを見せています。しかしながら、L.A.プレミアで関係者から聞いた話によれば、ジャクソン一家にもマイケルの子供たちにもこの映画から出る収益は一切入らないのだとか!これも聞いた話ですが、プロモーション会社のAIGの元にその全てが入るそうです。というのも、その収益でマイケルのツアーのために用意したハイテクな舞台や照明装置などにつぎ込んだ莫大な費用の損失をまかなうため。一方で、L.A.で歌手をやっておりマイケルにも会ったという私の友人の情報によれば、実際のところAIGがコンサートの中止で受けた損失はさほどないのだそう。マイケルが亡くなったとき、AIGはロンドン公演のチケットを購入した人々にチケット料を返金するか、記念品として購入者にチケットを送ることを発表しました。その結果、なんと85%の購入者がチケットを手元に保管することを選んだそうです。だからAIGのもとには最終的に莫大な利益が残ったと思うのですが、どう思いますか?続いて、間もなく公開する大作映画のニュースから。『ニュームーン/トワイライト・サーガ』は来週アメリカで公開されるのですが、ティーンネイジャーたちの興奮は最高潮!クリステン・スチュワートとロバート・パティンソン、テイラー・ロートナーはマスコミやファンに会いに世界中を回っています。数日前までメキシコに、先週末はドイツのミュンヘンにいましたが、さて次はどの街に出現するのやら?最後に、1996年に公開された『インディペンデンス・デイ』をご存知ですか?本作の監督、ローランド・エメリッヒ(『2012』、『デイ・アフター・トゥモロー』)が先日、この『インディペンデンス・デイ』の続編を作る予定だと明かしました。しかしながら、彼はオリジナル・キャストであるウィル・スミスとビル・プルマンが出演しなければ映画化はなしとも話しています。果たして、エメリッヒ監督は彼らを呼び戻すことはできるのか?そして、あなたは『インディペンデンス・デイ』の第2弾、3弾を劇場で観てみたいですか?(text:Lisle Wilkerson)■関連作品:マイケル・ジャクソン THIS IS IT 2009年10月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて2週間限定公開ニュームーン/トワイライト・サーガ 2009年11月28日より全国にて公開© 2009 SUMMIT ENTERTAINMENT, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.2012 2009年11月21日より丸の内ルーブルほか全国にて公開■関連記事:『2012』インタビューエメリッヒが「この映画の良心」と称した地質学者の素顔『トワイライト』イラストの投稿募集中!「エヴァ」のキャラデザイナー貞本義行が審査『ニュームーン/トワイライト・サーガ』のイベントに主役2人がツーショットで登場!秋の注目作!『ニュームーン/トワイライト・サーガ』鑑賞券&『ブラック会社…』グッズをプレゼント生ロブ様に600人の熱烈ファンが大興奮「私を噛んで!」&泣き出すファンも!
2009年11月16日昨年9月の「リーマン・ショック」に端を発した、世界的大不況とアメリカ経済の破綻を題材にした、マイケル・ムーア監督最新作『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』。今回は、$マークのついた大袋を手に、“みんなのおカネを取り返せ!”とN.Y.ウォール街に食ってかかるムーア。あまりに分かりやすく痛快な戦いざまを、まずはシネマカフェに独占先行で到着した予告編映像でちょっとだけ披露!映像の冒頭を飾るのは、ムーア監督作品ですっかりおなじみのキャスティング(?)となったアメリカ前大統領ジョージ・W・ブッシュ。彼が青い顔をしてアメリカ経済の先行きの不安を宣言し、予告編はスタート!ムーアが本作で相手どったのは、一個人や一企業というスケールを超えた、“経済”。一般市民の生活に大打撃を与えている不況の根源を、徹底的に追求する。だが、取材をするにも「マイケル・ムーア」の名前を出せば門前払い…。果たして、アポなし取材の果てに、彼がとらえた真実とは?まもなく冬のボーナス・シーズン、他人事では済まされないだけに、ムーアが斬り込んだ経済の真実に注目が集まる。『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』は12月5日(土)よりTOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 梅田にて限定公開、2010年1月9日(土)より全国にて公開。こちらの特別映像はMOVIE GALLERYおよび『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』作品情報ページでもご覧いただけます。『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』動画ページ『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』作品情報ページ■関連作品:キャピタリズム〜マネーは踊る〜 2009年12月5日よりTOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 梅田にて限定公開、1月9日より全国にて公開© Front Street Productions, LLC.■関連記事:マイケル・ムーアへの“逆”突撃取材権を贈呈!宣伝アイディア募集試写会開催お金はどこへ消えた?『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』試写会に15組30名様ご招待マイケル・ムーア、永田町に乗り込む?新作引っさげ、初来日決定!マイケル・ムーア『キャピタリズム』がN.Y.とL.A.限定公開で大ヒットスタートM・ムーアの経済ドキュメンタリーがヴェネチアを席巻!上映後10分間観客総立ち
2009年11月12日クリスマス・シーズンの到来とともに、年末年始の映画公開ラッシュに向けた動きが徐々に見られるこの時期。全米ではその先陣を切って、ディケンズの不朽の名作を3D技術で蘇らせた『Disney’sクリスマス・キャロル』が11月6日(金)に3,683劇場という大規模で公開され、週末3日間の興行収入3,005万ドルを突破し、初登場1位に踊り出た。本作のメガホンを握るのは、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』などのメガヒット作品を手掛けてきたロバート・ゼメキス。俳優の表情をデジタルで取り込み映像化した“パフォーマンス・キャプチャー”なる技術を全編にわたって駆使して制作したことで話題を呼んでいるが、特筆すべきは、全興行収入のうち3Dが占める割合が75%にも上っているという点。中でもIMAX(※通常の10倍以上の巨大なフィルムサイズを採用することで大きな映写映像を作り、臨場感あふれる画像を体験できる新技術)での上映は、わずか181劇場の上映ながら450万ドルを稼ぎ出すという好調ぶりを示しており、日本では今年になってIMAX技術が導入されたばかりだが、すでにこの技術での本作の上映が決定している。ほかの作品では、先週公開された『マイケル・ジャクソンTHIS IS IT』は2位に転落。同日公開された作品の中では、ジョージ・クルーニー×ユアン・マクレガー共演の、米軍を題材にしたコメディ『THE MEN WHO STARE AT GOATS』(原題)が、2,443劇場公開で1,270万ドルを記録し第3位に、日本でも12月に公開されるミラ・ジョヴォヴィッチの最新主演作『THE 4TH KINDフォース・カインド』が僅差で4位につけた。さらに、12位にはサンダンス映画祭最高賞を受賞した注目作『PRECIOUS:BASED ON THE NOVEL “PUSH”BY SAPPHIRE』が初登場。わずか18館での封切りながら、着実に存在感を示している。本作は黒人少女を主人公に、辛い家庭環境ながらも前向きに生きる姿を描いた奮闘記。マライア・キャリーやレニー・クラヴィッツなどの豪華スターのカメオ出演も話題になっている。今後の全米快進撃、さらに世界進出にも注目である。日本での反響やいかに?『Disney’sクリスマス・キャロル』は11月14日(土)より日本公開。■関連作品:Disney’sクリスマス・キャロル 2009年11月14日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.■関連記事:ショーン・ペンの息子が薬物所持で逮捕。離婚申請中の妻はハリウッドから移住を決意ジム・キャリーが点灯!『クリスマス・キャロル』プレミアでロンドンは聖夜モードに不朽の名作が3Dに『Disney’sクリスマス・キャロル』ジャパン・プレミアに5組10名様ご招待JUJUから一足早いクリスマス・プレゼント!「未来は変えられると信じてる」スカーレット・ヨハンソンに会える権利がチャリティ・オークションに出品
2009年11月11日つい先日、マイケル・ムーア監督の初来日が発表された『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』。11月24日(火)に「おカネってナニ?働くってナニ?映画の宣伝アイデア大募集」と題した本作の試写会が開催されるが、この場で映画の宣伝のためのアイディアを観客から大募集、最優秀賞受賞者には、ムーア監督に“逆”突撃取材する権利が贈呈されるという。本作の配給元のショウゲートは、「私たちでは考えつかないような面白いアイディアを募集しています。面白ければ本当に実現させたいと思っていますし、もし実現すれば、その方は映画業界から注目されるでしょうね。ショウゲートにスカウトするかもしれません!」とコメント。映画業界を目指す人にとっては願ってもないチャンスと言えそう。また、“お金”をテーマに日本社会をも覆う世界同時不況の原因にバッサリと斬り込んでいる本作だけに、現況に苦しむ人から意外な妙案が出てくるかも?優秀なアイディアを出した方には、ムーア監督のお株を奪う“突撃”方式で来日中の監督を逆取材できる権利をプレゼント!応募は、11月9日(月)より発行されているフリーペーパー「ジョブアイデム」、および総合求人サイト「e-aidem(イーアイデム)」から携帯電話もしくはハガキにて、11月13日(金)まで受付中。ハガキは必着、携帯でのご応募は12:00まで。『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』は12月5日(土)よりTOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 梅田にて限定公開、1月9日(土)より全国にて公開。e-aidem■関連作品:キャピタリズム〜マネーは踊る〜 2009年12月5日よりTOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 梅田にて限定公開、1月9日より全国にて公開© Front Street Productions, LLC.■関連記事:お金はどこへ消えた?『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』試写会に15組30名様ご招待マイケル・ムーア、永田町に乗り込む?新作引っさげ、初来日決定!マイケル・ムーア『キャピタリズム』がN.Y.とL.A.限定公開で大ヒットスタートM・ムーアの経済ドキュメンタリーがヴェネチアを席巻!上映後10分間観客総立ちM・ムーア、ヴェネチアに殴りこみ!ドキュメンタリー作品初のコンペ部門出品
2009年11月10日今年6月、世界中のファンに惜しまれながらこの世を去った“キング・オブ・ポップ”ことマイケル・ジャクソンの最後の雄姿を収めたドキュメンタリー『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』が、先週28日(水)、全世界で同時公開となった。日本では同日19時より全国324館で公開スタートし、31日(土)までの4日間で、全国興行収入6億4,663万6,400円、動員50万9,251人を記録する大ヒット!これに伴い、急遽本作の上映期間が見直され、延長可能な劇場において追加2週間の上映期間延長を決定した。元々、2週間限定の上映と告知されていた本作だが、前売り鑑賞券の販売枚数は最終的に24万枚に迫る異例の売れ行きを示し、これを受けて全国のファンと劇場から上映期間の延長を求める声が多く寄せられた。さらに、公開後の休日突入で、東京・新宿ピカデリーでは10月31日(土)に同館の動員記録である『崖の上のポニョ』を500名近く上回る4,023名(興行収入599万2,500円)を動員するなど、満席で鑑賞できない観客も続出。配給会社のソニー・ピクチャーズ エンタテインメントは、米国本社ならびに興行部門を統括する松竹と検討の上、2週間の追加上映を決定するに至った。現在公開中の全国324館のうち、およそ7割の劇場が、上映期間を11月27日(金)まで延長できる見込み。なお、本作の上映に続くように、11月7日(土)からは1988年にマイケル・ジャクソン自らが主演・原案・製作総指揮を務めたミュージカル・ファンタジー『ムーンウォーカー』も全国にて公開されるが、こちらもファン垂涎の過去のマイケルの映像が大スクリーンで見られるとあって、こちらも大きな反響が見込まれる。音楽界のキングの超越した影響力は、映画界にも及んでいる。『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』は、丸の内ピカデリーほか全国にて公開中。■関連作品:マイケル・ジャクソン THIS IS IT 2009年10月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて2週間限定公開ムーンウォーカー 2009年11月7日より新宿ピカデリー、なんばパークスシネマほか全国にて公開© 2005 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.■関連記事:ライオネル・リッチーが甦ったマイケル(?)にサイン!マイケル映画全世界公開【ハリウッドより愛をこめて】マイケルの最後の雄姿、その全貌を目撃!マイケル・ジャクソン映画、公開直前に本編映像が到着!あの名曲のリハーサルが…ブルーのジャケットで踊る、マイケル最後のリハーサル新画像が日本初公開!マイケル・ジャクソンの死因は致死量の麻酔薬。当局は「殺人」と見なす?
2009年11月02日全世界で公開を迎えた『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』。本国アメリカで大々的に開催されたレッドカーペット・イベントに負けじ!ここ日本で開催されたジャパン・プレミアの様子を、会場を訪れたライオネル・リッチーに黒木メイサら豪華スペシャルゲストたちの写真とコメントを中心にお届け!最初にステージに現れたのは、クリスタル・ケイ!マイケルの思い出を尋ねられ「小さい頃からモノマネして『フーッ!』とかやってました」とコメント。加藤ミリヤは「マイケルのクリエイティビティを少しでも盗みたい!」と映画の開始が待ちきれない様子。マイケルばりの真赤なハットをかぶって登場したのは歌姫・伊藤由奈。彼女も小さい頃からのマイケルの信奉者の一人だったようで「小学生の頃、ムーンウォークが出来なくて練習してました。いまでも出来ません!」と語った。このほか、CHEMISTRYの2人(川畑要&堂珍嘉邦)に、清水翔太、西野カナ、JUJU、HOME MADE 家族(MICRO、KURO、U-ICHI)、ZEEBRA、AI、松下奈緒に俳優の石黒賢と多彩な顔ぶれがそれぞれにマイケルへの熱い思いを口にした。ひと際大きな声援を浴びていたのが黒木メイサ!胸元の開いた黒いドレスと真っ赤なヒールをポイントにしたハイヒールで颯爽と登場し「マイケルは常に何かを伝えようとしてきた人。この映画で何を伝えようとしたのか知りたいです」と映画への期待を口にした。そして、最後に登場したのは思わぬ超大物ミュージシャン。80年代にマイケルと双璧をなす人気を誇ったスーパースター、ライオネル・リッチーが来場し、会場の盛り上がりは最高潮に!「彼が10歳の頃から知っているし、スーパースターになっていく姿を見てきたけれど、僕にとってはいたずら好きの彼のイメージが残ってるよ」とマイケルを偲んだ。会場には子供から大人まで、熱狂的なマイケルのファンが大挙。カメラマンエリアのすぐそばには、大ヒット曲「スリラー」のミュージックビデオでマイケルが着ていたのと同じような印象的な赤い衣裳でマイケルのマスクをかぶったファンの姿も。ライオネルはこのファンに気づくと大喜びで駆け寄り、記念撮影とサインに応じていた。『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』は丸の内ピカデリーほか全国にて2週間限定で公開中。■関連作品:マイケル・ジャクソン THIS IS IT 2009年10月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて2週間限定公開■関連記事:【ハリウッドより愛をこめて】マイケルの最後の雄姿、その全貌を目撃!マイケル・ジャクソン映画、公開直前に本編映像が到着!あの名曲のリハーサルが…ブルーのジャケットで踊る、マイケル最後のリハーサル新画像が日本初公開!マイケル・ジャクソンの死因は致死量の麻酔薬。当局は「殺人」と見なす?【ハリウッドより愛をこめて】泥沼化するマイケル埋葬問題51歳の誕生日に決着?
2009年10月29日「This is it」――。誰にも真似できない、唯一無二の音楽スタイルを築きあげたキング・オブ・ポップ、マイケル・ジャクソン。彼は世界中の人々に愛され、数々の音楽賞にも輝きました。この地球上で最も天才的なパフォーマーでありシンガーソングライターと言っても過言ではありません。しかし数か月前、彼の悲劇的な最期以来、マイケル・ジャクソンの“才能”はないがしろにされ、彼は痛み止めや現実逃避のために数々の薬物を使っていた“過去のセレブリティ”として報道されてきました。しかし、マイケルの遺したドキュメンタリー『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』を観れば、彼のこうしたネガティブな面を忘れ、なぜ彼がここまで偉大で才能に恵まれたエンターテイナーとして崇められるのか、再確認できるはずです。マイケルという人間の内面やユーモアに満ちた素顔、そして彼がショービズ界で最も努力家で忙しい人物と言われていた所以を、見てとれると思います。生前には、UKで行うはずだった「THIS IS IT」ツアーは準備不足では、と疑われていたマイケルですが、この映画を観ればそんな不安も消えるはず。彼の音楽は変わらず素晴らしく、かつ楽しそうな雰囲気から、いかに彼がこのツアーに入れ込んでいたかがうかがえます。この映画では、彼がいかにあらゆる面にこだわり、いかに完ぺき主義者だったかも見せています。私はいま、ハリウッドで作品を観てきたばかりですが、一つだけ言えるのは、マイケル・ジャクソンという天才に再び恋に落ちたということ。とても素晴らしい映画でした!今日、レッドカーペット・プレミアイベントがノキア・シアター(マイケルがツアーのためにリハーサルしていた場所)で行われ、その歴史的イベントを取材してきましたが、ファンは大スクリーンにマイケルが登場することに興奮しきり、会場は異常な熱気に包まれていました。レッドカーペットには、パリス・ヒルトンやウィル・スミス、ヴィヴィカ・A・フォックス、元ボクサーのシュガー・レイ・レナード、アメリカン・アイドルからは出身歌手のデイヴィッド・クックとアダム・ランバート、それからコメディアンのマーティン・ローレンス、歌手のケイティ・ペリー、ジェニファー・ラブ・ヒューイット、そして本作の監督ケニー・オルテガやマイケルのバックシンガー&ダンサーたちとバンドの姿がありました。特に、私の大好きなアレックス・アル、マイケルのバンドでベースを担当していた人物ですが、彼を見られたことは何より嬉しかったです!とにかく、イベントは感動的で、会場にいる全ての人がマイケル・ジャクソンの人生を祝うことに興奮していました。もちろん私もこんな素敵な瞬間にいられたことに感謝しますし、読者のみなさんにはとにかく、映画を観て!と言いたいです。マイケルがショーのためにどれだけ準備をしていたのか、ステージに立つことに全てを捧げたマイケルという男を、間近で観ることができますよ。(text:Lisle Wilkerson)© Reuters/AFLO■関連作品:マイケル・ジャクソン THIS IS IT 2009年10月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて2週間限定公開■関連記事:マイケル・ジャクソン映画、公開直前に本編映像が到着!あの名曲のリハーサルが…ブルーのジャケットで踊る、マイケル最後のリハーサル新画像が日本初公開!マイケル・ジャクソンの死因は致死量の麻酔薬。当局は「殺人」と見なす?【ハリウッドより愛をこめて】泥沼化するマイケル埋葬問題51歳の誕生日に決着?【ハリウッドより愛をこめて】ザ・キング・オブ・ポップ、永眠の地はどこに?
2009年10月28日コメディ、ヒューマン、サスペンス、そしてラブストーリー……。この秋から冬にかけて、ビジネスウーマンの心をもっとも惹きつける映画とは?もうすぐ公開の新作の中から、694名の女性に「観たい!」と思う作品を選んでもらいました。女性でランキングの中に気になる作品を見つけることができた方は、チケットが少しお得なレディースデーに、映画館に足を運んでみてはいかがでしょう!>>男性編も見るQ、晩秋に公開の映画の中で、観たいと思う作品は?1位『Disney’sクリスマス・キャロル』15.3%2位『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』13.7%3位『なくもんか』13.5%4位『僕の初恋をキミに捧ぐ』10.8%5位『ファッションが教えてくれること』9.1%■『Disney’sクリスマス・キャロル』が観たい理由・「昔『ミッキーのクリスマス・キャロル』が好きだったから、新しいクリスマスキャロルも見てみたい」(27歳/化学/エンジニア)・「ディズニー映画は好きです。癒されたい」(23歳/不動産/クリエイティブ)・「クリスマス・キャロルをジム・キャリーが主演でやると、どうなるのか気になるので」(27歳/小売/販売)・「ディズニーって書いてあるとこから、もう気になる!」(24歳/電気工事/積算)■『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』が観たい理由・「題名からして面白そう。電車男も結構おもしろかったし、2ちゃんねるスレからの映画化に期待」(25歳/食品/作業工員)・「自分も仕事が大変なので、見て共感できたり、これよりマシかと思えたりして元気が出るといいなと思う」(25歳/アパレル/営業)・「ひとひねりある面白くて深そうな映画だと思うから」(29歳/イベント/翻訳事務)■『なくもんか』が観たい理由・「宮藤官九郎脚本の作品は面白そうだから」(24歳/ソフトウェア/事業開発)・「阿部サダヲとクドカンのコンビが大好きなので」(23歳/教育関連/総合職)・「とにかく笑ってすっきりできそうだから」(23歳/金融/事業開発)■『僕の初恋をキミに捧ぐ』が観たい理由・「原作は知る人ぞ知る、切ない恋心を描いた作品なので、それがどのように演じられていくのか興味がある」(22歳/飲食/販売)・「CMを見て、とても切なそうな作品だったので観てみたいと思った」(29歳/教育関連/秘書・アシスタント)■『ファッションが教えてくれること』が観たい理由・「題名の通り、ファッションやその他セットの小物とかがお洒落なイメージがあり、見てみたい。『プラダを着た悪魔』も結構好きだったので」(26歳/メーカー/プログラマー)・「素敵な洋服がたくさん出てきそう。仕事に対する哲学を感じそう」(28歳/人材派遣/秘書・アシスタント)・「雑誌のスナップなどでよくみかける米版VOGUEの編集長アナ・ウィンターに興味があるから」(28歳/情報/経営・コンサルタント)■その他、この映画が観たい理由・『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』:「マイケル・ジャクソンさんのファンだから、彼が何を思い何を残してくれたのかを深く知りたい」(23歳/アパレル/販売)・『理想の彼氏』:「ラブコメみたいな、見ていて純粋に楽しめる映画が一番」(27歳/機械/秘書・アシスタント)・『クヒオ大佐』:「実話なので面白そう」(27歳/鉄鋼/購買)・『ジェイン・オースティン 秘められた恋』:「今までの作品でもアン・ハサウェイが出ている作品が大好きだから。おしゃれな服がよく出ている」(22歳/化学/営業)・『ソウ6』:「毎回謎めいているサスペンス。気持ち悪いシーンはあるのですがどこか哲学的な所がとても面白く、今回も期待してます」(26歳/通信/マーケティング)完全版(画像などあり)を見る
2009年10月07日ちょっと暇なとき、自分にご褒美をあげたいとき、気になる女の子を遊びに誘いたいとき……。映画館へ足を運んでみませんか?晩秋に公開される数々の映画の中には、あなたの何らかの目的を叶えてくれる作品が、きっとあるはず。まずは、20代ビジネスマンが注目する期待の新作ランキングからチェックしてみましょう!ちなみにデート用の映画を選ぶ際には、結果が男性版とは異なった、女性版のランキングも参考にしてくださいね(笑)。>>女性編も見るQ、晩秋に公開の映画の中で、観たいと思う作品は?1位『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』 13.0%2位『なくもんか』9.7%3位『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』9.2%4位『ソウ6』8.8%5位『東のエデン劇場版I The King of Eden』4.6%5位『デビル・ハザード』4.6%■『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』が観たい理由・「原作となった2ちゃんねるのスレッドを、熱中して読んだ記憶があるから」(24歳/金融/営業)・「自分の境遇と比べてみたい」(24歳/建築/財務)・「ブラック企業の実態が見られそうだから」(29歳/IT/営業)・「タイトルがおもしろそう」(26歳/団体/販売)■『なくもんか』が観たい理由・「クドカン脚本作品は欠かさず見ているから」(25歳/アパレル/販売)・「阿部サダヲのファンなので」(29歳/精密機器/営業)■『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』が観たい理由・「突然の死によって、世界中が悲しみと驚きに包まれた。そんな中で、放送の中では見ることの出来なかったマイケル・ジャクソンの素顔に迫るという意味では非常に興味深いと感じたから」(25歳/人材派遣/SE補佐やコンサルタント調査業務補佐など)・「音楽に詳しくない自分でも名前を知っている人のドキュメンタリーだから」(25歳/自動車関連/設計)■『ソウ6』が観たい理由・「ソウシリーズは毎回見ているし、ホラー映画が好きだから」(23歳/電気/設計)・「このシリーズの1を見たとき、クライマックスに興奮したから」(26歳/医薬品/研究開発)■『東のエデン劇場版I The King of Eden』が観たい理由・「テレビで見て続きが気になっているため」(25歳/IT/SE)・「原作者の漫画が好きだから」(23歳/学校/非常勤講師)■その他、この映画が観たい理由『デビル・ハザード』:「アクションモノが好きだから』(31歳以上/ソフトウェア/SE)『Disney’sクリスマス・キャロル』:「ジム・キャリーがどんな作品を演じるのか興味があるから」(29歳/食品/研究開発)『いぬばか』:「原作が面白かったから」(28歳/精密機器/研究開発)『曲がれ!スプーン』:「本広克行監督の作風が好きだから」(24歳/食品/製造)『ゼロの焦点』:「松本清張の作品を映画化したものだから」(28歳/金融/営業)『わたし出すわ』:「自分の周りでも、お金に関するトラブルが最近あったから」(29歳/食品/製造管理)『携帯彼氏』:「ケータイ小説が好きなので」(24歳/小売/販売)『スペル』:「サム・ライミ監督が好きなので」(29歳/機械/総務)完全版(画像などあり)を見る
2009年10月07日