6月15日~21日にパリで行われた航空宇宙機器の国際見本市「パリエアショー」で、ピーチアビエーション(以下、ピーチ)がエアバスA320を3機購入する契約を交わし話題となった。ピーチはこれまでに同機を17機リースで導入しているが、今回なぜ"自社購入"になったのだろうか? そこで今回、航空会社の飛行機リース事情について解説しよう。○1980年代の日本ではほとんどが自社購入今でこそ航空会社が飛行機をリースで導入することはごく自然な形態として認識されているが、1980年代の日本ではほとんど採用されていなかった。当時日本の航空業界においては最大の設備資産である飛行機は自社の資産として購入するのが当然との認識が、業界を寡占する大手航空会社にあった。そして、そのための資金は公的色彩の強いファイナンスでまかなわれていた。政府系銀行である日本輸出入銀行(現・国際協力銀行)と日本開発銀行(現・政策投資銀行)による制度融資である。また、売り手側の米国ではボーイング社の販売を後押しするため、購入者に対する米国輸銀の保証が付くこともあった。加えて日本政府は、当時国営だった日本航空に対して機材調達に政府保証債を発行することもでき、短期間の賃貸借リースが入り込む余地はなかったといえる。○始まりはファイナンスリースからその後、投資環境が好転すると急激な成長をみせた世界のリース会社が市場を拡大し、日本市場に入ってくる。とは言え当初は、大手航空会社側では"ショット売り"のような1機単位・短期間のリースに対するメリットの認識が薄く、購入の一形態としてのファイナンスリースから日本のリース活用が始まっていった。1980~90年代に日本で見られたリースの形態は多くが「日本型レバレッジドリース」と言われるもので、広く見れば自社購入ファイナンス手法のひとつでもあった。このリースは機体を「リース団」(投資家)が購入して12~15年の長期にわたって航空会社に貸し出し、期間満了時に買い取らせる形式のものがほとんどだった。「レバレッジ(てこ)」の名前の通り、リース団に参加する投資家は機体価額の20~30%の資金だけを用意して残りは借入金でまかない、100%分の減価償却を定率で行っていた。つまり、当初の自社の課税利益を圧縮し、税の支払いを繰り延べる間に運用益を稼ぐことを目的とするものだった。この日本型レバレッジドリースは、為替リスクと機体処分リスクを航空会社が取ることもあって広く世界に浸透し、1990年代には世界の新造航空機の3分の1をカバーするまでになった。投資家の税効果メリットの一部をリース料の低減に充てるなど、借り手側にも応分のメリットがあることもその一因となったのである。○航空機リースの隆盛が新規航空会社設立を後押ししかしその後、税制の変更により1998年に外国をまたぐ日本型レバレッジドリースが禁止、国内組成も2005年法改正でできなくなった。その後に市場に広まったのが「オペレーティングリース」である。日本型レバレッジドリースがいわゆるファイナンスリースであり、金融の一形態的性格が強かったのに比べ、オペレーティングリースは比較的リース期間が短く、機体の所有者(貸し手)の顔が見える形態である。このオペレーティングリースの主役は、豊富な資金力を背景にした世界のリース会社だ。彼らの武器は"まとめ買い"で、個々の航空会社が購入するよりもはるかに大きい百機ロットの大型発注をすることで機体メーカーとの価格交渉力を強め、売れ筋の機体を大量・安価に購入する。借り手が決まらないうちに買うので機体のデリバリーポジションは成り行きで決め、あとは「この時期にこの機体があるので借りませんか」と営業するビジネスを展開した。一見リスクが大きいように見えるが、売れ残りそうな機種には手を出さないし、リース会社が大量に機材を押さえてしまうと航空機の受給が逼迫し、貸し手優位の市場を作ることができる。21世紀に入って隆盛を加速させた世界のリース会社は航空会社よりもはるかに高いリターンをたたき出しているのだ。航空会社側にとっても賃借期間を弾力的に設定できるし、なにより自分で高額な購入資金を調達する苦労がないので、使い勝手のいい形態である。必要資金が小さいことはその後の中小の新規航空会社の設立・事業拡大を加速させた。○ピーチの自社購入は余力があればこそ就航前に必要な前払い保証金は各航空会社の与信具合によって違うが、リース料は2~4カ月分というのが相場だ。新品のA320実勢価格が5,000万ドルとして、通常の自社購入の場合は機体を受領するまでに30%を前払金(Pre Delivery Payment)として支払うため、必要資金は1,500万ドル。リース保証金は3カ月分で120万ドル程度だから、調達すべき資金は10分の1以下で済む。オペレーティングリース期間は8~10年が普通である。機体返還時の整備要件(部品・コンポーネントを新品並みにして戻す等)によっては最後に大きなコストが発生するケースはあるものの、資金繰りに苦労するLCCや新規航空会社にとって、メリットは大きい。そのため、中小各社の機材はほとんどがオペレーティングリースによって機材を導入している。そう考えると、今回のピーチの自社購入は非常に珍しいケースと言えるだろう。国内の中小各社の中で唯一自己資金に余力のある同社にとって、一種の金利支払であるリースに比べて無利子の自己資本で機材を調達した方がコストの低減になる、と判断したものと思われる。他方、日本の大手2社のJAL・ANAにおいては、ファイナンスリース終了後は資本市場での資金調達も進んだことから自己購入比率が再び高まりつつあり、2014年度時点では2社とも75%が自社購入によるものとなっている。資産計上しなくてよいリースに対して、自社購入の場合はROA(総資産利益率)が低下するためIR面でのデメリットはあるものの、確実な資産保有と自社仕様へのカスタマイズの容易さなどを優先していると言える。○まだまだ続くリースの進化そして、ここ最近多く見られるリースの形態は「セール&リースバック」だ。航空会社が機体購入契約を結んで前払金は支払うが、機体受領と同時にその機体をリース会社に売却し、オペレーティングリースを組成するというものだ。前述のオペレーティングリースと異なるのは、リース会社は投機的に機体を購入するのではなく、航空会社が買うと分かっているものを肩代わりして購入しリース化する点だ。この方式はリース会社の安価大量買いによらないため、リース料が若干高くなる傾向があり、まとめ買い対象でない人気薄の機種や最新モデルが出た後の型落ち機種で行われることが多い。しかし、航空会社が資金調達の必要額を減らすために、また、バランスシートを軽くするために、セール&リースバックでのリース化をすることも昨今普及してきた。加えて、オペレーティングリースだとリース会社からの差入保証金はリース終了まで返ってこない上に金利もつかないが、セール&リースバックだと保証金はリース会社が肩代わりするので、航空会社の手元資金が増えるメリットもある。今回は新造機に焦点を当てた事例を紹介したが、世界の航空市場には二次、三次利用されている中古機がおびただしい数であふれている。中古機マーケットは発展途上国や小規模航空会社が主流なため貸し倒れリスクも増え、リース事業の運営はますます複雑なものとなっていると言えるだろう。航空市場を支えているのが多種多様なリース会社であることは間違いない。機体の貸し手側から航空業界を眺めてみると新たな切り口に気づいたりもして、面白いものだ。○筆者プロフィール: 武藤康史航空ビジネスアドバイザー。大手エアラインから独立してスターフライヤーを創業。30年以上におよぶ航空会社経験をもとに、業界の異端児とも呼ばれる独自の経営感覚で国内外のアビエーション関係のビジネス創造を手がける。「航空業界をより経営目線で知り、理解してもらう」ことを目指し、航空ビジネスのコメンテーターとしても活躍している。
2015年06月30日Peach Aviation(以下、Peach)は6月26日、大阪府泉佐野市が発行する「泉佐野プレミアム商品券(以下:プレミアム商品券)」を7月5日(日)10:00から機内販売を開始すると発表した。プレミアム商品券の機内販売は、日本初となる。Peachは訪日外国人の旺盛な購買需要を地域店舗へ誘導するため、泉佐野市が発行するプレミアム商品券を1,000セット(1セット1,000円券×12枚=1万2,000円分)の数量限定で販売する。販売対象便は国際線のうち関西空港到着便の全便で、購入限度はひとり5セットまでとなる。購入および受取方法は、機内販売時に客室乗務員に代金を払い、その際手渡されるスタンプ付きのレシートを引換券として、関西空港第2ターミナル内「観光情報プラザ 関空まち処」、または、ホテル日航関西空港(関西空港第1ターミナル向かい エアロプラザ内)で引き換えとなる。プレミアム商品券は、地域消費拡大や購買促進、市内各事業所の売上向上を図り、賑(にぎ)わい創出と併せて地域経済の活性化を図ることを目的として泉佐野市が発行するもの。7月5日から指定の取扱店で販売される。プレミアム率は20%で(1万円で1万2,000円分)、7月5日から10月4日までの間に指定店舗で使用できる。利用可能主要店舗は、関西空港内(ホテル日航関西空港、おらが蕎麦 関空エアロプラザ店)、りんくうタウン駅周辺(ヤマダ電機 テックランド大阪りんくう店、スポーツデポりんくう店)、りんくうタウン駅周辺’スーパーセンタートライアルりんくうタウン店)、泉佐野駅周辺(泉佐野駅周辺商店街、コープ泉佐野)、日根野駅周辺(イオンモール日根野、ジョーシン日根野 イオンモール店)など、約250店舗にのぼる。
2015年06月29日ミア・ワシコウシカが主演を務め、オーストラリアの広大な砂漠2000マイル(約3000km)を踏破した女性の驚くべき実話の映画化『奇跡の2000マイル』。このほど、本作の第2弾ポスタービジュアルが解禁となり、各界著名人よる絶賛コメントが公開された。砂埃が舞うオーストラリア中央部の町アリス・スプリングス。うまくいかない人生に変化を求め、家族や友だちから離れて、たったひとり都会からこの町にやってきた24歳の女性ロビン。彼女がこの地を訪れた目的は、とてつもなく広大な西部の砂漠地帯を踏破し、インド洋を目指す冒険の旅に出ること。町のパブで働きながら牧場でラクダの調教を学び、旅の準備を整えたロビンは、荷物持ちとなる4頭のラクダと、いつも心の支えになってくれる愛犬を引き連れて、いよいよ町を出発。圧倒的な大自然のなかを、自らの足でしっかりと大地を踏みしめて一歩ずつ前進していく。やがてこの波乱に満ちた旅の道程で、ロビンは一生の宝物になるような出会いと経験を重ねていくのだった…。18以上もの言語に翻訳され世界的ベストセラーとなった、ロビン・デヴィッドソンの冒険の旅を綴った回顧録「TRACKS」を、『英国王のスピーチ』でアカデミー賞を受賞した製作チームによって映画化された本作。『アリス・イン・ワンダーランド』『マップ・トゥ・ザ・スターズ』と話題作への出演が続くミア・ワシコウシカが主演を務め、『フランシス・ハ』『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』出演で注目を集める若手俳優アダム・ドライバーと共演する。今回公開された第2弾ポスターは、彼女の旅を影で見守る、ナショナルジオグラフィックのカメラマン演じるアダム・ドライバーとミアが見つめあう印象的なビジュアルに仕上がっている。「その瞬間が、きっと一生の宝物になる」というキャッチが示す通り、旅の途中、広大な砂漠の真ん中で2人が優しく見つめ合うその一瞬が、とてもロマンティックに映し出されている。そしてこのほど、著名人よりコメントが到着。ミア演じるロビンの力強い姿に、多くの絶賛が寄せられている。<小島慶子(タレント、エッセイスト)>失くしたものを見つけに行く旅ではない。欲しいものを手に入れるための旅でもない。彼女の旅路は「女子の憧れ」要素ゼロだけど、絵になる人生作りに疲れたあなたを、きっと自由にしてくれる。<KIKI (モデル)>旅することはなんて苦しく、淋しくありながら、どうしようもなく輝かしく、美しいのだろうか。進むべき道の、どこかに奇跡が待ち受けているかもしれない彼女たちと歩む旅は、そんな希望を抱きたくなる時間だった。<はな(モデル、タレント)>日本最北端から日本最南端まで歩いて約3000 キロ。同じ距離の砂漠地帯をラクダ4 頭と犬と横断した一人の女性。動物たちとロビンが前に進む姿を観ているだけで、なぜか泣けてくる。リアルなのにポエティックな作品!<鈴木ちなみ(女優、モデル)>同世代の女性が過酷な旅に挑む姿… ハラハラさせられたし、彼女の強さに心打たれた。自分の行くべき道を見つめる女性のまなざしはいつだって美しい。遠景に写る4頭のラクダと、青空の下の砂漠で見つめ合う2人が映し出された今回のポスタービジュアル。壮大な旅がもたらす感動的なストーリーを、まずはこのビジュアルから覗いてみて。『奇跡の2000マイル』7月18日(土)より有楽町スバル座、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:奇跡の2000マイル 2015年7月18日より有楽町スバル座、新宿武蔵野館ほか全国にて公開(C) 2013 SEE-SAW (TRACKS) HOLDINGS PTY LIMITED, A.P. FACILITIES PTY LIMITED, SCREEN AUSTRALIA, SOUTH AUSTRALIAN FILM CORPORATION, SCREEN NSW AND ADELAIDE FILM FESTIVAL
2015年06月25日ボーイングは米国時間の6月23日、タイ国際航空が購入してきた777では25機目にあたる777-300ERを引き渡したことを発表した。タイ国際航空はこれまでの20年間において、777のほぼ全てのモデル、また、5機の787ドリームライナーを運航している。なお、この1月にはボーイング機としては自社購入75機目となる777を受領した。
2015年06月25日航空連合のスカイチームは6月22日に創立15周年を迎えた。同連合は2000年6月22日にデルタ航空とアエロメヒコ航空、エールフランス航空、大韓航空の4社により創立され、現在、世界中の1,000都市を超えるネットワークを構築するまでに成長した。今回の設立15周年を記念して、デルタ航空は15の項目でスカイチームを紹介している。その中では、デルタ航空など3社によって同連合が創立され、現在では加盟20社を擁する世界第2の航空連合に成長し、世界1,052都市を網羅した世界のトップ航空市場の90%をカバーしていることを伝えいている。さらに、スカイチームの本部はオランダ・アムステルダムのスキポール空港近くにあり、加盟航空会社の総従業員は世界で48万人、また、同ネットワークには629の空港ラウンジが設置されており、約5秒に1回の頻度で加盟各社の運航便が世界中の空港を飛び立ち、年間6億1,200万人の乗客を乗せているという。現在加盟していている航空会社は以下の20社となっている。アエロフロート航空、アルゼンチン航空、アエロメヒコ航空、エア・ヨーロッパ、エールフランス航空、アリタリア航空、チャイナ エアライン、中国東方航空、中国南方航空、チェコ航空、デルタ航空、ガルーダ・インドネシア航空、ケニア航空、KLMオランダ航空、大韓航空、ミドル・イースト航空、サウディア、タロム航空、ベトナム航空、廈門航空。
2015年06月23日LOTポーランド航空(以下、LOT)は2016年1月14日より、成田~ワルシャワ線に新規就航することを発表した。LOTは中央・東ヨーロッパ地域を代表する航空会社として、ポーランドと日本を結ぶ初めての定期直行便を就航することとなる。LOTは、1929年に運航を開始した86年の歴史を有するポーランドのナショナル・フラッグ・キャリア。LOTの成田~ワルシャワ線は、これまで成田空港からのネットワークが少なかった中央・東ヨーロッパ地域と日本を結ぶ路線であることに加え、LOTのベースであるワルシャワ空港でのスムーズな乗り継ぎにより、ポーランド国内はもとよりチェコやハンガリーといった中央・東ヨーロッパ地域への利便性が一層高まることが期待される。また、成田空港としては、LOTの就航は2008年以来約8年ぶりにヨーロッパ(極東ロシア除く)からの新規乗り入れ航空会社となる。運航は2016年1月14日より、週3便を予定している。成田発は月・木・土曜日(LO080: NRT 11:05発/WAW14:40着)、ワルシャワ発は日・水・金曜日(LO079: WAW15:00発/NRT09:20+1 着)。時間はいずれも現地時間となっている。また、今回のスケジュールは、西行/東行双方の利用客にロンドン/リガ/プラハ/ブダペスト/ジュネーブ/コペンハーゲン/フランクフルト/パリ等を含むヨーロッパ圏内の他都市と短時間での接続を可能としている。機材はボーイング787-8を使用し、座席数は252席(ビジネスクラス18席、プレミアムエコノミー21席、エコノミークラス213席)を設定する。機内サービスは、食事に和食を提供するほか日本語対応のIFE(機内エンターティメントシステム)でも日本からの乗客も楽しめる映画等を搭載するなど、特にアジア圏からの利用客へのおもてなしを主眼に置いたサービスを提供する。今回の路線就航に際し、LOTのセバスティアン・ミコスCEOは、「東京はアジア地域における最も重要なビジネス拠点のひとつであり、同時に最も魅力的な観光拠点のひとつでもあります。両国間の交流は年々高まっており、今回ワルシャワ~東京間の直行便を開設する必然性は弊社が実施した市場調査等の結果からも明白でした」とコメントしている。LOTの調査によると、2013年にポーランドから日本を訪れた旅行者の数はおよそ1万5,000人で、これは2012年の実績に対して45%ほどの伸びを示しているという。また、中央ヨーロッパならびに東ヨーロッパ地域全体から日本を訪れる旅行者の総数はおよそ13万6,000人に上るという。
2015年06月19日©TRIPPING!イギリスの航空サービスリサーチ会社「SKY TRAX(スカイトラックス)」が、ワールド・エアライン・アワード2015を2015年6月16日に発表。カタール航空が堂々の1位に輝いた。尚、カタール航空は過去5年のうち、3度目の受賞。アジアNo.1はシンガポール航空上位10位にランクインした航空会社のうち、5社がアジアの航空会社となった。シンガポール航空(シンガポール)が、昨年より1つランクをあげて2位、キャセイパシフィック(香港)は昨年の1位からランクダウンして3位、更に日本からは、全日空(ANA)が7位にランクイン。8位にはガルーダ・インドネシア航空(インドネシア)、9位にエバー航空(台湾)が名前を連ねた。順位/航空会社名/昨年順位1位カタール航空(2)2位シンガポール航空 (3)3位キャセイパシフィック航空 (1)4位トルコ航空 (5)5位エミレーツ航空 (4)6位エティハド航空 (9)7位全日本空輸(ANA)(6)8位ガルーダ・インドネシア航空 (7)9位エバー航空 (12)10位カンタス航空 (11)LCC航空No.1に、エアアジアWORLD’S BEST LOW-COST AIRLINEには、エアアジアが選ばれた。エアアジアが選ばれるのは7年連続。東南アジア各国を繋ぐ代表的なLCC航空だけに、益々注目だ。11位以下のランキング、各部門賞はこちら>参照元:World Airline Awards 2015
2015年06月19日エアバス(本社: 仏トゥールーズ)はフランス時間の6月16日、台湾のエバー航空がA330-300を4機追加発注する覚書(MOU)を締結したことを発表した。現在運航しているA330と同様に、新しく導入するA330にもゼネラル・エレクトリック社製のCF6-80エンジンを搭載する。エバー航空は現在、A330が14機、A321が15機の計29機のエアバス機を運航している。双発のA330ファミリーは世界中で高い支持を得ているワイドボディ機で、これまでに1,500機以上の受注を獲得し、世界中のおよそ110社以上によって1,100機以上が運航されている。A330ファミリーは、最新鋭A350XWB、総2階建てA380と共にエアバスのワイドボディ機ファミリーの1機種。250席から500席以上を装備し、高い共通性を保持するこれらのワイドボディ機は、地域路線から中・長距離のサービスまで幅広い市場ニーズに対応する。
2015年06月17日タイ・プーケット(コーラル島)JTBグループでe-コマース事業を担う、株式会社i.JTBが、2015年夏休みのインターネット予約「海外人気都市ランキング」を発表した。海外航空券のインターネット予約人数は前年同期に比べ16.8%増。2月及び4月の燃油サーチャージ値下げの影響や、夏季ボーナスの支給状況が見通しがよいことが要因と考えられる。海外航空券は、東南アジアの4都市がベスト10入り。昨年同様2位のバンコクを始め、シンガポール(7位)、プーケット(9位)、バリ島(10位)は、昨年より順位をあげてのランクインとなった。海外航空券都市別人気ランキング1位ホノルル(1位)2位バンコク(2位)3位ソウル(6位)4位グアム(4位)5位台北(8位)6位パリ(5位)7位シンガポール(9位)8位ロンドン(3位)9位プーケット(13位)10位バリ島(11位)※2015年5月21日時点のデータをもとに集計(人員ベース)※()内は昨年(2014年度)の実績順位。※掲載順位は2015年7月15日~8月31日までの搭乗日基準>>JTB 海外航空券 夏休み特集
2015年05月31日「なかなかお休みが取れないけど旅行に行きたい!」という旅行好きの女子に朗報です。6月1日から「茨城県プレミアム付き宿泊券・周遊券2015」が発売されます。これは、対象のホテルや旅館など165施設で使える宿泊券5,000円分を2,500円で、対象の観光施設・土産物店など541施設で使える周遊券8,000円分を4,000円で買えちゃうとってもお得なチケット。利用できる施設や利用条件などの詳細は、 観光いばらきホームページ で公開中です。茨城県は東京からのアクセスも良く、土日を使って気軽に行けるのが魅力的。今回はそんな茨城県のオススメの観光スポットをご紹介します。■県北エリア花貫渓谷:渓谷にかかる汐見滝吊り橋からのすばらしい眺めが楽しめます。秋は華やかな紅葉のトンネルに。竜神大吊橋:奥久慈県立自然公園内にあり、歩行者専用としては本州一の長さを誇る吊橋。高さ最大100メートルのバンジージャンプでは本物のスリルが味わえます。■県央エリア偕楽園:天保13年(1842年)に領民の憩いの場として作られた庭園。100種3,000本の梅が広がる梅林をはじめ、園内の花木たちの季節ごとの趣を楽しめます。国営ひたち海浜公園:茨城県を代表する観光スポット。約200haと広大な敷地に花草たちが点在します。サイクリングやバーベキュー、遊園地なども。アクアワールド大洗:日本一の鮫の飼育数を誇るほか、約580種、68,000点の海の生き物に出会えます。ダイナミックなイルカ・アシカショーも必見。■県南エリア霞ヶ浦:遊覧船によるクルージングが楽しめる、国内で二番目の面積を持つ広大な湖。釣り場としても全国的に人気です。JAXA宇宙航空研究開発機構:人工衛星やロケットなどの研究開発や人工衛星の管制、国際宇宙ステーションの日本実験棟があり施設の一部を見学できるツアーをおこなっています。ほかにも県西エリアには、日本最大級の自然体験型博物館である「茨城県立自然博物館」が。鹿行エリアには、全国約600社ある鹿島神宮の総本山「鹿島神宮」など、足を運びたいスポットがたくさんあります。「茨城県プレミアム付き宿泊券・周遊券2015」の夏期分は、 「観光いばらき」ホームページ特設サイト や茨城マルシェで販売予定です。ぜひこれを機会に、お得に茨城県へ足を運んでみては?
2015年05月29日デルタ航空は現地時間の5月28日、フランス・トゥールーズのエアバス本社にて新型の国際線用ワイドボディ機材(通路2列)A330-300型機を受領した。この航空機は2008年のノースウエスト航空と合併以降、初めて新規購入したエアバス機で、2017年までに納品が予定されているA330-300型機10機のうちの最初の1機となる。エンジンはGE製CF6-80E1を搭載しており、主に太平洋路線と大西洋路線の長距離国際線に使用される。デルタ航空は現在、A330型シリーズを32機運航している。同型機は今日運航されている中距離用ワイドボディ機の中で、最もコスト効率の優れた航空機とされている。新たに受領したA330型機は、同機が後継機となるB767-300型機やB747-400型機よりも、1座席あたりの燃費効率が15~25%向上する。座席数は計293席で、国際線最上位クラスとなるビジネスクラス「デルタ・ワン」に、全座席通路側のフルフラットベッドシートが34席、足もとの広い「デルタ・コンフォートプラス」が32席、エコノミークラス「メインキャビン」が227席となる。機内Wi-Fiシステムを搭載し、各座席に設置された高解像度モニターでは、1,000種類以上の映画・テレビ番組・音楽などのコンテンツを擁する最新のオンデマンド型機内エンターテインメントシステム「デルタ・スタジオ」が楽しめる。頭上には広い手荷物収納棚を設け、LEDライトの採用によりモダンな機内空間を演出する。
2015年05月29日エアバス(本社: 仏トゥールーズ)は5月19日、シンガポール航空のA350XWB初号機の最終組み立てが開始されたことを発表した。シンガポール航空はA350XWBを合計で70機発注しており、引き渡しは2016年第1四半期から開始される予定となっている。現在、シンガポール航空のA350-900第1号機は最初の胴体結合作業に入っており、5月末には次の作業エリアに移動し、主翼の結合、客室装備の開始、電源投入作業を実施する。
2015年05月20日8月7日に公開されるアニメーション映画『BORUTO-NARUTO THE MOVIE-』の前売り券特典が公開された。本作は、原作者である岸本斉史氏が初めて原作・脚本・キャラクタービジュアルなどすべてを統括して制作。昨年12月に公開された前作『THE LAST -NARUTO THE MOVIE-』を皮切りにスタートした"NARUTO新時代開幕プロジェクト"の集大成として位置づけられており、ナルトの息子・ボルトと、サスケの娘・サラダを中心に描かれる。今回発表された前売り券特典は、岸本氏描き下ろしによる「彩色墨画扇子」。ナルトとボルトが描かれたうずまきver.と、サスケとサラダが描かれたうちはver.の躍動感あふれる親子イラストの2種類が用意された。前売り券は6月27日より全国の劇場にて発売開始。特典は10万名限定で、前売り券1枚につき、2種類のうちから1つがプレゼントされる。(C)岸本斉史 スコット/集英社・テレビ東京・ぴえろ(C)劇場版BORUTO製作委員会 2015
2015年05月18日愛知県は5月15日、5月臨時県議会提出予定議案等について記者会見を開き、県営名古屋空港見学者受入拠点施設整備事業として「航空のフィールドミュージアム」を構築することを発表した。中部地域は現在、米国シアトル(ボーイング社)や仏国トゥールーズ(エアバス社)に匹敵する航空機産業の拠点を目指し、県営名古屋空港周辺地域ではその中核プロジェクトとして、日本初の国産ジェット旅客機であるMRJ(Mitsubishi RegionalJet)の開発・生産が進められている。MRJは全国さらには世界中から注目をされており、量産機引き渡しの頃にはMRJ見学者が増加することを見越し、受入体制を整えることが必要になる。先行例として、航空機産業の聖地であるボーイング社のあるシアトルには、現在も旅客機の工場があり、キングカウンティー空港には完成機が並び、ハイウェイからも見ることができる。また、空港の敷地内には、The Museum of Flight(航空博物館)があり、150機を超える航空機やヘリコプターを展示しており、エバレットの工場では、ボーイング機の製造ラインを見ることができる。また、エアバス社のあるトゥールーズは、本社および最終組立工場があるヨーロッパの航空機産業の重要拠点であり、最終組立工場はトゥールーズ・ブラニャック空港に隣接し、見学ツアーではエアバス機の製造ラインを見ることができる。また、空港の北端にはアエロスコピア博物館が1月14日にオープンし、エアバス社が製造してきた航空機などを展示している。県営名古屋空港周辺の特性として、MRJ量産工場や名古屋航空宇宙システム製作所史料室、空港施設、JAXA、自衛隊基地、エアポートウォーク名古屋等など、航空機産業の集積・航空機の観光資源が点在している。こうした施設を学校等が実施する社会見学はもとより、国内外からの来訪者を広く受け入れるため、県営名古屋空港周辺地域を航空機分野における産業観光の拠点としていく必要があるとしている。こうした考えの下で「航空のフィールドミュージアム」を構築し、周辺航空機産業関連施設等と協力・連携しながら、シアトル(ボーイング社)やツールーズ(エアバス社)に並ぶ航空機産業の拠点としてさらなる飛躍を目指すという。見学者を受け入れる新設拠点では、MRJ試験機やYS-11、零戦等の実機を展示する「実機展示ゾーン」を設置する。また、見本市や研修会等が開催できるメッセイベント会場の「メッセゾーン」、名機百選の1/25の超精密模型を日本の航空技術史を物語るギャラリーとして展示する「展示ゾーン(名機百選)」を予定している。憩いの場としては、ものづくりの体験学習の場も兼ねた「オリエンテーションゾーン」などを設ける。2017年第3四半期のオープンを予定しており、年間約35万人(オープン当初は65万人程度)を目指すという。そのほか、各施設と連携を深めることにより、県営名古屋空港全体をフィールドミュージアムとして活用するという。具体例として、「MRJ量産工場見学ツアー」や空港施設で「バックグランド・ツアー」、三菱重工名古屋航空宇宙システム製作所史料室で「MHI史料室探訪ツアー」を予定。また、JAXA名古屋空港飛行研究拠点で「JAXA訪問ツアー」、航空館boonで「航空館boonで遊ぼうツアー」、自衛隊基地で「自衛隊基地見学ツアー」、また、エアフロントオアシスやターミナルビル展望デッキ、神明公園展望台など航空機の写真が撮れるベストスポットを巡る「撮影スポット・ツアー」などを構想している。こうした構想と並行して、三菱重工業はMRJ量産初号機の納入を予定している2017年4月~6月をめどに、MRJ最終組立工場内に見学コースをオープンすることを予定している。(c)2015 MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved.
2015年05月18日ニュージーランド航空は5月14日、3カ国にわたる伝説のサーフィン・スポットで歴代の偉大なサーファーたちを集めて撮影した機内安全ビデオ、「サーフィン! サーフィン! サーフィン! 」編を発表した。同社はユニークな機内安全ビデオを製作していることでも知られており、これまでもYouTubeで公開後、数日で100万Viewを達成した「思いがけないブリーフィング」や世界的に有名な英国人冒険家ベア・グリルスを起用した作品、映画『ホビット』とのコラボ作品などを発表してきた。機内安全ビデオでありながら、ここ最近は飛行機が登場していないのも同社ならではのユニークな取り組みとなっている。今回の「サーフィン! サーフィン! サーフィン! 」編は、日本のトップサーファーである大野修聖氏、2014年世界チャンピオンのガブリエル・メディナ氏(ブラジル)、3度の世界チャンピオン、ミック・ファニング氏(オーストラリア)、ビッグ・ウェーブ・サーフィン のレジェンドであるレアード・ハミルトン氏(米国)、米国の人気サーファーであるアラナ・ブランチャード氏とアナスタシア・アシュリー氏、そしてニュージーランドのトップクラスのサーファーたちが出演している。同機内安全ビデオは、世界でもっとも美しく象徴的なサーフィン・スポットから3カ所を選び、米国のマリブ、オーストラリアのゴールドコースト、そしてニュージーランドのラグランとピハにて撮影した。日本人史上、最高位にランクされるプロサーファー大野氏は、本ビデオ出演のために訪れたニュージーランドのピハに関して、「ニュージーランドには魅力的な波があり、その文化や独特な雰囲気は他の多くの国々と違ったものだ。ニュージーランド北島の素晴らしいサーフィン・スポットであるピハで、『サーフィン!サーフィン!サーフィン!』編の撮影ができたことは、本当にラッキーだった。日本人観光客の皆さんには、サーフィンをする方もしない方も、ニュージーランドへの旅をお勧めしたい」とコメントしている。また、レアード氏はラグランでの撮影で、ハイドロボードで巨大な波に乗るシーンに登場。「ニュージーランドには、世界でもトップクラスのサーフィン・スポットがいくつかある。ラグランでの私のサーフィン体験が、サーフボードを持ってニュージーランドに来て、国中をロード・トリップする夢を描いている世界中の何千人ものサーファーたちの心に火をつけられたらいいと思う」とコメントしている。
2015年05月15日エアバスは、世界中の大学生を対象に未来の航空輸送を描く斬新なアイデアを募集するコンテスト「Fly Your Ideas」(FYI)の最終ラウンドに、東京大学の「BIRDPORT」チームが進出したことを発表した。ユネスコがサポートしている同コンテストは2年おきに開催され、今回で第4回目となる。コンテストには世界中から500以上ものアイデア応募があり、その中で東京大学のBIRDPORTチームを含む5チームが最終ラウンドに選出され、優勝を目指してアイデアを競い合う。エアバスはコンテストを通じて将来を担う若者たちの想像力を伸ばし、航空輸送の常識を打ち破るようなアイデアに挑戦する機会の提供を目指している。今回、最終ラウンドに選出されたのは、東京大学のほか、オランダのデルフト工科大学、中国の西北工業大学、ブラジルのサン・パウロ大学、英国のシティ大学ロンドンの5チームとなった。東京大学「BIRDPORTチーム」は、ドローン(無人航空機)を活用して空港から鳥を人口営巣地に誘導するというというアイデアを提案。引き離し、整列、結合というルールを利用して鳥の群れを人口営巣地「Birdport(バードポート)」へ誘導する。バードポートでは、鳥の鳴き声とデコイ(おとり用の鳥)によってその地域の鳥にとって自然で安全な営巣地が作られている。これにより、航空機のバードストライクを大幅に低減し、航空機の運用を高めることができるという。デルフト工科大学「MULTIFUNチーム」は、翼の固有振動や伸縮からエネルギーを取り入れることのできる複合材の外板を航空機の翼に取り付けるアイデアを提案。圧電ファイバが飛行中のわずかな動きからも電荷を集め、胴体に組み込まれたバッテリーパネルで生成されたエネルギーを蓄え、そのエネルギーを照明や娯楽システムといった機内システムに使用する。これにより、飛行中の航空機のエネルギー消費を削減し、地上運用時の電源全体に取って代わることも可能になるという。西北工業大学「AFT-BURNER-REVERSERチーム」は、ゲーム機のモーションセンサー技術を地上走行中に使用する航空機誘導システムに応用するアイデアを提案。赤外線と視覚情報を用い、パイロットと地上作業員に危険な障害物に対する警告を行う。これにより、航空機のターンアラウンド時間を短縮し、修理費用を削減する。年間で数百万もの費用を節減することができるという。サン・パウロ大学「RETROLLEYチーム」は、機内で出るごみを削減し、フライト後のごみ収集と分別にかかる時間を短縮するアイデアを提案。特に短距離航空会社の業務スピードを促進することが目的となっている。特注ワゴンを使用し、アルミホイル、紙、プラスチックの量を最小限に抑え、飲料の残りを集めることでごみ分別とリサイクルを効率的に行う。これによりギャレー設備の重さが最大30kg軽くなり、燃費を削減、機内スペースをより広く確保できるという。シティ大学ロンドン「BOLLEBOOSチーム」は、「WEGO」システムを利用して地上走行中にエネルギー集めるアイデアを提案。滑走路の航空機の真下に「トランスミッター」を設置し、電力を機体前輪の間に取り付ける受信機に誘導させる。これにより、地上運用に必要なエネルギーを供給し、二酸化炭素排出量を半分に削減することができるという。最終ラウンドは5月27日に独ハンブルクで行われ、最優秀チームには賞金3万ユーロが、2位のチームには1万5,000ユーロが贈呈される。
2015年05月13日ANAグループは4月25日にネパールで発生したマグニチュード7.8の大規模地震に対し、救難・復興支援者の輸送協力を無償で行うほか、緊急支援物資の無償輸送やマイルによる寄付を実施することを発表した。無償航空券はNGOネットワークであるジャパン・プラットフォーム(以下、JPF)や日本赤十字社、公的機関から派遣もしくは派遣要請される団体を通じて救援で渡航する人に対して提供する。支援期間は4月29日~5月31日で、対象路線はANAグループが運航する成田発着のデリ-線となる。緊急支援物資の無償輸送も同じく4月29日~5月31日の期間に実施する。輸送要件は、依頼主(荷主)および荷受人が、日本赤十字社、JPF、および日本政府・自治体等、営利目的ではない公的機関であり、依頼主および荷受人の連絡先が明確になっていること。また、出発地および到着地は成田・デリーの空港で、出発地および到着地での通関諸手続き、地上配送が依頼主により手配されていることが必要になる。輸送品目は、テント・毛布・衣類・医薬品・保存食料品・飲料水等の救援物資で、危険物など航空機搭載制限品を含まなず、原則として1件あたりの総重量が原則として1t以下、貨物寸法 300cm×220cm×150cm以内。搭載希望日の前日午前中までに搭載の申し込みが必要となり、分割輸送を含め搭載便の確定はできず、到着するまでには猶予期間が必要になる。マイルによる寄付は、ANAマイレージクラブ会員へマイルの寄付を呼びかけ、寄せられたマイル寄付相当額をJPFや日本赤十字社を通じて被災地での救難活動の支援に役立てられる。 3,000マイル(3,000円に相当)を1口で、ANAホームページより受け付ける。1回の操作で10口まで申し込みができ、11口以上の申し込みはその操作を繰り返すことで可能となる。受付期間は4月30日10:00~5月31日23:59(日本時間)。
2015年04月29日キャセイパシフィック航空は4月28日から5月31日の期間限定で、東南アジア9都市行き「エコ得3 東南アジアスペシャル」運賃および中国7都市行きの「エコ得3 中国スペシャル」運賃を、一律往復3万円(燃油サーチャージ、空港諸費用別途で販売する。今回の特別割引運賃は5月4日から6月30日までに東京(成田)、大阪、名古屋、福岡、札幌、沖縄の6空港を出発する便に適用。香港を経由して東南アジアのシンガポール、プーケット、チェンマイ、クアラルンプール、ペナン、マニラ、セブ、デンパサール、ホーチミンの計9都市および中国の上海、三亜、広州、成都、昆明、武漢、長沙の計7都市のいずれかへと向かうキャセイパシフィック航空と香港ドラゴン航空が運航するフライトが対象となる。必要滞在日数は2日で、最大7日間滞在することが可能となっている。限定販売となる「エコ得3 東南アジアスペシャル」運賃および「エコ得3 中国スペシャル」運賃は、キャセイパシフィック航空のウェブサイトと予約・発券センター、および、全国の主要旅行会社で出発の3日前まで予約・購入ができる。利用条件などの詳細についても同航空のウェブサイトを参照。
2015年04月28日カスペルスキーが民間航空機のリアルタイム追跡サービス「Flightradar24」の仕組みを、同社のブログ「Kaspersky Daily」で解説している。Flightradar24は、民間航空機のフライト情報をインターネット上で追跡するサービス。利用者は、航空機の位置情報をリアルタイムに把握するのに役立てられる。カスペルスキーによると、インターネット上で航空機を追跡できるサービスの多くは、各航空機会社のフライト情報を随時更新できていないという。その原因は、航空会社が持つフライト情報がサービス各社に行き渡ってないことだと指摘している。Flightradar24は、他のサービスと異なり、フライトに関するデータを(から直接受信できることが特徴だ。これを可能にしているのが、放送型自動従属監視(Automatic Dependent Surveillance-Broadcast:ADS-B)という技術で、最近の航空機はほとんどがADS-Bを採用している。ADS-B技術は、従来型のマイクロ波レーダーより正確に航空機の位置を特定できるよう、ディスパッチャー(運航管理者)向けに開発された。ディスパッチャーだけでなくパイロットも、飛行情報、天候、地形などを把握するための機能を備える。さらに、ADS-B Mode-S機能により、GPS位置データ(緯度、経度、高度)のほか、速度(昇降率など)、機体固有の「アドレス」、便名が、1090 MHzチャンネルで定期的に(約1秒に1回)送信される。この機能によって、航空機からフライト情報を直接受信できているのだという。航空機から送信されるデータの「スクォーク(トランスポンダーコード)」は、コードで表した情報が送信することもできる。例えば、緊急時には7700、ハイジャックされたときは7500が設定されるる。そのためどんな非常事態も完全に追跡できるのだという。フライト情報は、すべて暗号化されていないチャンネルから送信されているため、誰でもアクセスできる。1090MHz周波数帯のアンテナを手に入れ、簡単な無線受信機を組み立てられればデータを受信できるという。また、USBインタフェース付きの一般的なテレビチューナーをeBayやAliExpressなどの中国製品を扱うマーケットプレイスで探し(10~20ドルで購入できる)、カスタムドライバーをインストールするといった方法もあるという。ADS-B信号は、航空機の位置から240km離れている場合でも受信できるという。○Flightradar24はWebページ版とアプリ版を用意Flightradar24で飛行情報を見るには、専用のWebサイトかスマートフォン向けのモバイルアプリを使う。モバイルアプリには、有料版と無料版がある。機能面では、Webサイトのほうが優れる。便名(IATAまたはICAO)、航空機の登録番号、「スクォーク」コード、航空会社名、航空機のモデルなどの多彩な検索条件を指定できる。便名で検索することで、航空機の位置をリアルタイムで確認できる。すでに終了したフライトでも、航路上のある地点での飛行パラメーターなどの詳しいデータを知ることができる。一般の利用方法は、例えば、搭乗を希望しているフライトの航空機を簡単に知ることができる。これにより、どんなフライトになりそうか予測したりして楽しめる。追跡の機能は、「航空機が地図上を動く」「コックピットビュー」を搭載する。ビューの画像は、航空機の現在の高度から投影された衛星の地形画像を基に生成される。航路のデータがときどき消えたり、画面上の飛行機のノーズが突然写ることもある。モバイルアプリは、Android、iPhone、iPad、Windows Phoneの各プラットフォームに対応し、無料版と有料版の2つがある。Web版にはない拡張現実機能が利用できる。各超現実機能は、飛行中の航空機にデバイスのカメラを向けて使う。スマートフォンはGPSモジュール経由で航空機の位置データを取得し、加速度計と内蔵コンパスによって補正する。これで、アプリが航空機を認識し、航空機の写真と飛行データが画面上に表示される。
2015年04月27日エアバス(本社: 仏トゥールーズ)はこのほど、大韓航空グループの航空宇宙事業本部が、A330neoファミリーに装備される大型のウイングチップ、「シャークレット」を製造するサプライヤに選定されたことを発表した。大韓航空航空宇宙事業本部は今後、新しい複合材製のシャークレットを韓国の釜山で製造し、仏トゥールーズのA330ファミリー最終組立工場に供給する。A330neoの主翼幅はこのウイングチップによって、既存のA330ceoの60.3mから64mの長さになる。これにより抵抗を減らし、揚力が増加するという。A330neoはロールス・ロイス社製新型エンジンのトレント7000と、シャークレット、そして空力性能の強化、新しい客室装備によって、既存のA330ceoと比較して1座席当たりの燃費を14%削減。A330neoは同サイズの航空機の中で最もコスト効率の優れた広胴型機となり、航続距離も最大400海里(740.8km)延長される。A330neoはまた、その他のエアバス・ファミリー機と高い運航共通性を保持している。引き渡しは2017年第4四半期の予定。エアバスと大韓航空航空宇宙事業本部は25年以上に及ぶパートナーシップを築いており、現在、様々なエアバス航空機プログラムに参加し、A320ファミリーのシャークレット、A330ファミリーの胴体パネル、床面の組み立て、A350 XWBの複合材製貨物ドアなどを製造している。
2015年04月24日吹き替えキャストに天海佑希、モデルの藤田彩華、バナナマンなど豪華面々が揃ったことで話題の映画『ミニオンズ』。この度、本作の前売鑑賞券とムビチケカードの購入者限定特典が“ミニオンぷにゅぷにゅストラップ”であることが明らかに。さらに告知ナレーションを、本作への出演は決定しているが担当するキャラクターがいまだ謎の、声優・宮野真守が担当することが分かった。人類が誕生する遥か昔、黄色い生物としてミニオンは誕生した。長い年月をかけて進化しながら、絶え間なくその時代の最も強いボスに仕えてきた。Tレックスからナポレオンなどあらゆるボスに仕えてきたが、失敗ばかりで長続きしない。やがて仕えるボスがいなくなり、ミニオンたちは生きる目的を見失ってしまう。ミニオン滅亡の危機が迫る中、兄貴肌のケビン、バナナのことで頭がいっぱいのスチュアート、そして弱虫のボブが仲間たちを救うべく立ち上がった。極寒の南極からニューヨーク、そして流行の最先端を行くロンドンへ。新たな最強最悪のボスを探しに、ミニオンズの壮大な旅が始まる――。日本でも大ヒットした映画『怪盗グルーのミニオン危機一発』から、バナナが大好物な黄色い謎の生物ミニオンが、主役になって帰ってきた本作。そんな大人気のミニオンズが、本作の前売鑑賞券とムビチケカード購入者限定特典のグッズとして“ストラップ”になって登場!ケビン、スチュアート、ボブの全3種が用意されており、思わず全種類揃えたくなるほどの可愛らしいビジュアルに。それぞれ、全国10,000個限定となっているので、確実にゲットしたい方は要チェックだ。そして、今回その告知ナレーションを務めているのが、人気声優・宮野さん。前作『怪盗グルーのミニオン危機一発』でもプレイボーイのアントニオ役の吹き替えとして出演している宮野さんは、本作にも日本語吹き替えキャストとして出演が決定しているが、いまだ担当するキャラクターについては謎のまま…。今回到着した映像が、本編キャラクターのヒントになるとのこと!ぜひ、宮野さんの声にも注目してみて欲しい。宮野さんが演じるキャラクターについては近日発表予定。天海さん演じる女悪党・スカーレット・オーバーキルや、ミニオンズたちとはどんな絡み方をするのか?公開までその続報からまだまだ目が離せない。『ミニオンズ』は2015年7月31日(金)よりTOHOシネマズみゆき座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年04月15日ハワイアン航空は4月より、国際線全クラスのアメニティーをリニューアルした。ハワイで人気のアパレル・グラフィックデザインブランド「マヌヘアリィ」のデザイナーと提携し、ハワイアン航空オリジナルのプリント柄をデザインした、3種類のアメニティキットを展開している。今回の新アメニティキットは、ティールブルーとライトグレーのバナナリーフをモチーフにしたモダンなデザインで、ハワイの島々独特の風景、ホスピタリティ、スピリットを表現した。日本国内4空港(羽田、関空、新千歳、仙台)から就航しているホノルルへの直行便全てに導入され、ビジネスクラス、プレミアムエコノミー(エクストラ・コンフォート)、エコノミークラスでそれぞれ異なるキットを提供する。ビジネスクラスとエクストラ・コンフォートで提供される新アメニティキットには、さらに快適な空の旅を過ごせるよう、プライベートブランドである「ロリィ」(ハワイ語で「リラクゼーション」を意味する)の保湿ミスト、ハンド・ボディローション、無香料リップスティックが含まれている。「ロリィ」ブランドの製品にはしっとりとした甘い香りのココナッツエッセンスが使用されており、ハワイに到着する前から南国気分が楽しめる。
2015年04月14日アメリカン航空は現地時間の4月8日、アメリカン航空とUSエアウェイズが米国連邦航空局(FAA)から運航の一元化認可を取得したことを発表した。アメリカン航空とUSエアウェイズは2013年12月に合併。USエアウェイズは2014年3月にスターアライアンスを脱退し、アメリカン航空が加盟するワンワールドに加盟している。今回、両社は18カ月以上かけてFAAから単一の許可証の取得した。この決定により、両社それぞれのポリシーと業務手順が一本化され、4月8日から全てのフライト、メンテナンス、および運航管理(ディスパッチ)業務の大半が同一化された。航空管制の連絡には、アメリカン航空とUSエアウェイズの全ての便に対して「American」というコールサインが適用される。両社から持ち寄られた465種類のマニュアルやポリシー、業務手順、およびプログラムのうちどれが新たに統一された航空会社にとってふさわしいかの検証・選択を実施。また、11万人を超える従業員が複数のフェーズにわたる数十万時間相当のトレーニングを完了し、11万5,000ページを超える新たなポリシーと業務手順を発令した。なお、今回の運航の一元化認可による利用者への直接的な影響はなく、今年中に単一の予約システムに移行するまでの間、引き続き両社のホームページやチケットカウンターにてチェックインができる。
2015年04月10日カタール航空は4月8日、ビジネスクラスとファーストクラスで提供する「ジョルジオ アルマーニ」の新アメニティーを発表した。ビジネス、ファーストクラスで提供されるアルマーニのアメニティーキットには、男性用にスキンケア商品とともにフレグランス「Acqua di Gio」「Armani pour Homme」に、アイマスク、靴下、耳栓、リップクリームがセットになっている。また、女性用にはフレグランス「Si」やクリーム「Crema Nera Extrema supreme reviving cream」が、アイマスク、靴下、耳栓、リップクリーム、ヘアブラシとともに添えられている。加えて、深夜便のファーストクラスでは、イタリアの高級アパレルブランド「ミッソーニ」のパジャマとスリッパが提供される。(c)All rights reserved
2015年04月10日今年の3月からアラブ首長国連邦の国営航空会社「エティハド航空」の顔となったニコール・キッドマンが非難を受けているようだ。同社の新エアバスのプロモーションに出演していたニコールだが、そのことで「the Association of Professional Flight Attendants(プロフェッショナル客室乗務員協会)」から反感を買ってしまっているという。ニコールが女性の権利のために働く国連親善大使であるにも関わらず、妊娠を理由に女性客室乗務員を解雇するなど不当な扱いをしてきたエティハド航空と契約を結んだというのが主な理由だ。「Hollywood Reporter」によると、協会はニコールに向けて「我々はあなたが雄弁に語っていた女性たちの代表として、エティハド航空のプロモーションに参加しないよう勧めます。女性従業員に暴力的な労働慣習を押し付け、あなたが望むような世界に反対する政府が独占的に所有している会社なのです」と声明を出したという。協会はニコールにプロモーションを降板し、正しいことのために立ち上がってほしいと考えているようだ。また、エティハド航空側は妊娠女性への不当な待遇はないと否定している。今回の件についてニコールからのコメントはまだ出されていない。(text:cinemacafe.net)
2015年04月08日Hondaの航空機事業子会社であるホンダ エアクラフト カンパニー(本社: 米国ノースカロライナ州グリーンズボロ市、以下HACI)は現地時間3月27日、米国連邦航空局(Federal Aviation Administration、以下FAA)より小型ビジネスジェット機「HondaJet」に対する事前型式証明(Provisional Type Certificate、以下PTC)を取得したことを発表した。これは、HondaJetの設計が安全性および耐空性の基準を満たしていることをFAAが認定し、最終の型式証明が間近であることを意味する。HondaJetの開発責任者であり、開発・製造・販売を担当するHACIの藤野道格社長は、「今回のPTC取得は、HondaJetにとって非常に大きな節目です。私たちは、FAAから要求される各種試験や書類審査をほぼ完了しており、間もなく最終の型式証明を取得できる見通しを得ました」とコメントしている。FAAアトランタ航空機認定部の責任者であるメルビン・テイラー氏は、「HondaJetに対するPTCの発行をうれしく思います。新しく設立された航空機メーカーであるHACIがPTCを取得したことは、航空機メーカーとして重要なマイルストーンを達成したと言えます。HACIとFAAのスタッフの多大な努力と協力関係の結果と言えるでしょう。アトランタ航空機認定部は、先進的な航空機であるHondaJetを市場に送り出すプロセスに参加できて誇りに思います」とコメントしている。HondaJetは、これまで全米70カ所以上で2,500時間を超える飛行試験を実施している。生産工場では12機が最終組み立て工程にあり、今後FAAによる最終の型式証明取得後、機体の納入を開始していく予定となっている。
2015年03月30日LCCのバニラエア(所在地: 千葉県成田市)は3月24日より、国内LCC初となる個人向け回数券型航空券「バニラエア往復回数券」を数量限定で発売する。「バニラエア往復回数券」は、該当期間中に1日7便運行されている東京(成田)~札幌(新千歳)線をより気軽に利用できるようになるというもの。土日曜日・祝日を含めた全日で有効の「全日券」(4往復分で5万8,800円/限定200部)と平日のみ利用できる「平日券」(4往復分で2万8,800円/限定100部)の2種類ある。なお、「平日券」を利用すれば、同社の札幌便の下限運賃の3往復相当の料金で4往復できるようになる。利用は購入者のみで、対象期間は5月7日~6月30日となっている。販売は3月24日10時~4月30日15時までで、なくなり次第終了となる。申し込み方法はYahoo!JAPANのデジタルチケットサービス「PassMarket」にて、先着順となる。購入後、回数券としての機能を備えたクーポンコードが個人ごとに発行されるので、このクーポンコードをバニラエアのホームページ内で入力し、航空券の予約をするような流れになる。そのほか詳細はホームページを参照。
2015年03月18日カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は19日、店頭で対象商品を購入またはレンタルすると”デジタル特典”を無料でダウンロードできるサービス「TSUTAYAデジタル特典」を開始する。「TSUTAYAデジタル特典」は、全国のTSUTAYA対象店舗でTカードを提示し対象の書籍・CD・DVD・GAME・キャラクターグッズ等を購入またはレンタルすると、自動的に対象商品に関連する書籍や付録の”デジタル特典”が無料でダウンロードされるサービス。3月19日に販売されるアイドルカルチャー誌「OVERTURENo.002」(徳間書店)をTSUTAYA店頭で購入すると、本誌未収録写真の電子版(デジタル特典)がもれなくBookLive!で閲覧できる。また、対象書籍を購入すると自動的に電子版がダウンロードされる「Airbook」では、3月14日より対象誌を27誌57タイトル追加拡大する。雑誌に加え、ムック写真集「全国ツアー公式追っかけブックAKB48パパラッツィvol.3<完結編>」(主婦と生活社)や「るるぶ」(JTBパブリッシング)なども新たに対象となる。
2015年03月13日エアバス(本社: 仏トゥールーズ)は現地時間の3月6日、ベトナム航空のA350XWB初号機が塗装を終えて工場からロールアウトしたことを発表した。ベトナム航空はカタール航空に続いてA350XWBの世界で2番目の運航会社となり、アジアでは初めてのA350運航会社となる。ベトナム航空は合計10機のA350 XWBを発注しており、A350XWBは2015年2月の時点で、世界の40の顧客から約780受注を獲得している。
2015年03月09日香港ドラゴン航空はこのほど、イタリアのコーヒーブランド「illy(イリー)」のプレミアムコーヒーの機内サービスをファーストおよびビジネスクラスで開始した。イリーは生産者との協力により最高級アラビカ種コーヒーを用いた絶妙なブレンドを選定。収穫ごとにコーヒー豆の焙煎(ばいせん)の度合いには微妙な調整が加えられ、イリーならではの芳醇(ほうじゅん)でバランスのとれたコーヒーを作りあげるという。香港ドラゴン航空の機内食チームは、地上と比較しても遜色のないコーヒーを機内で実現するために、機内のコーヒーマシンと相性ぴったりの独自の機内専用フィルターピローをイリーと開発した。高い高度の機内では嗅覚と味覚の感度が低下することを考慮に入れながら、乗客に五感で楽しんでもらえるコーヒーを機内で提供するために幾度となくテストを繰り返したという。
2015年03月06日