1990年に日本でも公開された『ゴースト/ニューヨークの幻』を、松嶋菜々子、ソン・スンホンを主演に迎え、アジア版として生まれ変わらせた『ゴーストもういちど抱きしめたい』。オリジナル版公開当時、事故で命を失った主人公がゴーストとなって恋人を守ろうとする純愛ストーリーに多くの観客が涙し、一躍“泣ける”映画の定番に。今回のアジア版の物語の大筋はオリジナルと変わりないが、“ゴースト”になるのが男性ではなく、ヒロインの方という大胆な設定変更もなされている。シネマカフェでは先日、女性限定で独占試写会を開催し、上映後にアンケートを実施。そこには予想外の(?)評価、感想が…。来場した観客の中で、すでにオリジナル版を観たことがある人は全体のおよそ8割。さすが全世界でヒットしただけのことはあるが、そうなると当然のことながらストーリー展開はすでに承知ということになる。その上で、「今回の『ゴーストもういちど抱きしめたい』を観て泣けましたか?」と尋ねると実に75%以上の人が「泣けた」と回答。あらかじめ物語の内容を知っており、それが世界的な名作となるとリメイク版を観て涙するところまではいかないのでは?…と思いきや驚きの調査結果が!「誰かを愛することの大切さを感じました。大切な人ともう一度観たい」(30代・女性)、「純愛 切ない 良かった」(20代・女性)と純愛に対して感動の声が多数寄せられた。何としてでも想いを伝えようとする七海(松嶋さん)と、彼女を失った後も変わらず愛し続けるジュノ(スンホン)――相手を想い合う2人の一途な姿に共感したという人が多かったよう。「ストーリーをすでに知っているから泣けない」のではなく、よく知っている“鉄板”のラブストーリーだからこそ泣ける、と女性から強く支持されたと言えるのかも。先述の男女逆転の設定を含め、オリジナル版、アジア版の間で異なる部分もあるが、「ハリウッド版とは違う部分も違和感なく良かった」(女性・30代)、「オリジナルのままのリメイクではなく、ストーリーのアレンジがあって“リメイク作品”というよりも“新作”として楽しめた」(20代・女性)など、違いを肯定的に捉える声も多く寄せられた。オリジナル版の屈指の名シーンとして、ろくろのシーンを思い浮かべる人も少なくはないはず。アジア版にもこのシーンが描かれていることは、先日開催された完成披露試写会の場で明らかになっているが、どのようにアレンジされているのかなど、オリジナルと比較しつつも堪能できるのもリメイク作の醍醐味であると言える。ちなみに「泣けた」と回答した人に、特にどのシーンで泣けたかを聞いたところ、およそ6割の人が同一の“あるシーン”を挙げていた。そのシーンは実は、今回のアジア版のみで描かれているシーン。数々の“泣きポイント”がある中で、最も強く観る者の心を打ったシーンが今回の新作ならではの場面というのは興味深いところであり、本作の完成度の高さを示す一つの証と言えるかも。どのシーンかは劇場でチェック!映画『ゴーストもういちど抱きしめたい』は11月13日(土)より全国にて公開。シネマカフェSweet「『ゴースト もういちど抱きしめたい』特集 時を超えて愛されるストーリー」■関連作品:ゴースト もういちど抱きしめたい 2010年11月13日より全国にて公開© 2010「ゴ−スト」製作委員会■関連記事:松嶋菜々子、ミッドタウンのクリスマスイルミネーションに「ストーリー性あって素敵」日本でリメイクしてほしい作品を投票!『ゴースト』パンフレット&雪肌精を2名様にプレゼント松嶋菜々子インタビュー「しばらくラブストーリーをやっていなかったので…」森三中・黒沢と“夫婦”役の松山ケンイチ小雪との結婚の質問には…平井堅が死んじゃう?新曲「アイシテル」映像は涙必至特注サイズの棺桶から熱唱
2010年11月12日トム・クルーズ主演の『ミッション・インポッシブル』シリーズの最新第4弾のタイトル(US版)が『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』であるとトム自らが発表!10月28日(現地時間)にアラブ首長国連邦のドバイにて記者会見が行われた。かつてTVシリーズとして日本でも人気を博したスパイアクションの映画版で、全世界でこれまでに累計14億ドルの興行収入を記録している。今回、前作で監督を務めたJ.J.エイブラムスが製作を務めており、トムもこれまで同様、製作と主演を兼ねている。監督を務めるのは『レミーのおいしいレストラン』の監督、ブラッド・バード。今月初旬にチェコのプラハでクランクインしたと報じられていた。このドバイでは現在、重要シーンの撮影が進められているとのこと。会見では、トム自身の口から『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』というタイトルが明かされた。4度にわたって世界最高のスパイ、イーサン・ハントを演じるトムは「ついに、帰ってきたよ!詳細はまだまだ明かせないけれど、このドバイでの撮影を皮切りに、イーサン・ハントは世界各国を飛び回るよ」と力強く宣言。ブラッド・バードは「我々は、本当のドバイの街を撮影できてありがたいよ。ブルジュ・ハリファ・タワー(※世界で最も高いタワー/全高828メートル)でいくつかのシーンを撮影したけれど、これをセットで再現しようとしても無理だからね」と語っており、これまでのシリーズでも見られた高所でのシーンは本作でも登場するようだ。なお、『ハート・ロッカー』のジェレミー・レナー、『プレシャス』のポーラ・パットンがそれぞれシリーズ初参戦を果たしており、この日の会見にも出席。さらにマギー・Q、ジョナサン・リース・マイヤーズといった過去のシリーズに登場した面々の再登板も決定している。“プロトコル(protocol)”は「外交儀礼」、「議定書」、「協定」、「規定」などを意味するが、この“ゴースト・プロトコル”とはいったい何なのか?イーサンが今回、戦う相手は?今後、モスクワ、プラハ、バンクーバーと世界各国の都市での撮影が予定されている。『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』は2011年12月16日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。Copyright © 2010 by PARAMOUNT PICTURES. All Rights Reserved.■関連作品:ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル (原題) 2011年12月16日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開Copyright © 2010 by PARAMOUNT PICTURES. All Rights Reserved.■関連記事:トム・クルーズ、シリーズ第4作『M:i:IV』がプラハでクランクイントム・クルーズ、滞在14時間来日も「次は『M:i:IV』でゆっくり来るよ」
2010年10月29日松嶋菜々子と韓国の人気俳優ソン・スンホンがW主演する映画『ゴーストもういちど抱きしめたい』(大谷太郎監督)の完成披露試写会が10月12日(火)、東京・有楽町の丸の内ピカデリー1で行われ、“ろくろ”の名シーンが初公開された。1990年に日本公開された故パトリック・スウェイジ、デミ・ムーア主演の世界的ヒットラブファンタジーのアジア版で、事故で命を落とした日本人女性・七海(松嶋さん)がゴーストとなりながらも恋人の韓国人青年・ジュノ(スンホン)に寄り添い、ある危険から守ろうとする姿を描く物語。8月に行われた製作会見では、オリジナル版の中で有名な、スウェイジがデミを後ろから抱いてろくろを回すシーンの存在について松嶋さんが言葉を濁していたが、この日は「あります」と明言。会場からは歓声が起きた。大谷監督が「オリジナル版では付き合っていた2人がろくろを回していましたが、僕たちは付き合って初めてキスをするシーンにしたので、できるだけ初々しく、フッと近づくシーンにしました。最初に観る方は2人の表情に注目していただきたいですが、僕は松嶋さんが後ろから彼に抱かれて気持ちを持っていかれて、竹ヘラを持っている右手が宙に浮いた感じのところが好きです」と念入りにPR。観客の笑いを誘った。さらに、11月25日(木)からの韓国公開が決まったことも発表された。スクリーン数は調整中。スンホンは「少し前に聞いて、本当に嬉しく思っています。韓国の観客も期待してくれていると思います。監督や共演した俳優のみなさん、よければ韓国に来ていただければと思います」と初日挨拶のお誘い。松嶋さんは「相手役がソンさんと聞いたときから、あちらでも公開されるといいなと思っていました。向こうの劇場に行ってみるのもいいなと思っています」と訪韓に向けて前向きだった。ほかに共演の鈴木砂羽、橋本さとし、子役の芦田愛菜が出席。愛菜ちゃんはスンホンの印象を「かっこよくて優しかった」、松嶋さんについては「背が高くてキレイ」と素直に語り、スンホンさんから頭をナデナデ。劇中、韓国語の台詞がある鈴木さんは「スンホンさんに発音を教えてもらいました」と話し、スンホンの女性ファンから「いいなー」、「えーっ!?」などの声を浴びて苦笑いしていた。『ゴーストもういちど抱きしめたい』は11月13日(土)より全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:ゴースト もういちど抱きしめたい 2010年11月13日より全国にて公開© 2010「ゴ−スト」製作委員会■関連記事:シネマカフェ創刊13周年記念!『ゴースト もういちど抱きしめたい』独占試写会に35組70名様ご招待ソン・スンホン来日ファンミーティングに1万人熱狂!松嶋菜々子からメッセージもキャスト、スタッフ来場!『ゴースト』完成披露試写会に10組20名様ご招待ソン・スンホン&松嶋菜々子キスシーンで「お腹が鳴ってしまった」
2010年10月12日今週9日(土)からキャメロン・ディアスと共演の『ナイト&デイ』が日本公開となるトム・クルーズが現在、プラハで『ミッション:インポッシブル4』(原題)を撮影中だ。『Mr.インクレディブル』のブラッド・バード監督がメガホンを取る本作のストーリーは秘密のベールに包まれたままだが、敵役として『ミレニアム』シリーズのスウェーデン人俳優のミカエル・ニクヴィスト、『エネミー・ライン』のウラジミール・マシコフが登場することが明らかになった。トム扮するイーサン・ハントの仲間のエージェントに『ハート・ロッカー』で今年度オスカー主演男優賞候補となったジェレミー・レナーと、TVシリーズ「LOST」のソーヤー役でおなじみのジョシュ・ホロウェイが新たに加わり、サイモン・ペッグ、ヴィング・レイムスの続投は決定、ジョナサン・リース・マイヤーズとマギー・Qの再登場もうわさされている。今回はアラブ首長国連邦のドバイでのロケも決定している。同国政府の発表によると、撮影期間は少なくとも3週間以上を予定しているという。(text:Yuki Tominaga)© Splash/AFLO■関連作品:ナイト&デイ 2010年10月9日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2010 TWENTIETH CENTURY FOXミレニアム3眠れる女と狂卓の騎士 2010年9月11日よりシネマライズほかにて公開© Yellow Bird Millennium Rights AB, Nordisk Film, Sveriges Television AB, Film I Väst 2009 ミッション:インポッシブル4 (原題)ハート・ロッカー 2010年3月6日よりTOHOシネマズ みゆき座、TOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開© 2008 Hurt Locker, LLC. All Rights Reserved.LOST [海外TVドラマ]© AXN Japan Inc. All Rights Reserved.■関連記事:トム・クルーズ×キャメロン・ディアス インタビュー!10年ぶりの共演に…嵐がトム・クルーズ&キャメロン・ディアスと共演!「VS嵐」に海外スター初出演トム&キャメロンが各都市でのアクションシーンを解説『ナイト&デイ』特別映像到着トム・クルーズ、滞在14時間来日も「次は『M:i:IV』でゆっくり来るよ」シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第7回)映画で見てみたいカップルと言えば?
2010年10月07日日本でもヒットを記録した『ゴースト ニューヨークの幻』が舞台を移して新たに製作され、松嶋菜々子と韓流スター、ソン・スンホンが主演することが決まった。『ゴースト ニューヨークの幻』といえば、暴漢に襲われて命を落とした男性が、残された恋人にも危険が迫っていることを知り、この世にとどまって彼女を守る姿を描き、世界中を涙に包んだ感動作。ヒロインをデミ・ムーアが、死してなおこの世にとどまり、愛する恋人を守るために戦う男性を昨年この世を去ったパトリック・スウェイジが演じた。そのアジア版として新たに生まれ変わった『ゴースト』が、日韓のスターを主演に据えてついに始動。松嶋さんは「『ゴースト ニューヨークの幻』が公開された頃、私は10代でしたが、当時、ストーリーに入り込んで観ていたことを憶えています。印象深かったシーンは、悪いことをした人が影のゴーストに連れて行かれたり、あの、きれいな“メロディー”(テーマ曲『Unchained Melody』)に乗せたシーン。もし突然、自分が死んでしまって何か心残りがあったときには、ゴーストになってでも気持ちを伝えられたらいいのにと、自分のことに置き換えて考えたりもしていました」とオリジナル版への思い入れを明かし、「今回、ご縁があって、新たに製作される『ゴースト』に出演させていただくことになったのですが、原作に思い入れのある沢山の方々の期待を裏切らないよう、ソン・スンホンさんを始めとする、共演者、スタッフの方々と一緒に、アジア版『ゴースト』を大切に作り上げていきたいと思っています」と新たな『ゴースト』にかける熱意を語った。さらに、ドラマ「エデンの東」などで、日本でも人気を誇るソン・スンホンとの共演については「韓国での主演ドラマが日本でも放送されていたのを見ていました。とても魅力的な役者さんなので共演できる機会ができたことを嬉しく思いますし撮影を楽しみにしています」と喜びのコメントを寄せてくれた。スンホンも「個人的にも大好きだった映画なので、今回このようなご提案をいただき、シナリオを読んだ後、即座に出演を決めました」と明かし、「松嶋さんの相手役として私が選ばれるとは全く想像もしていませんでした。素敵な女優さんと共演する機会を得てとても嬉しく思っております。良い演技、良い作品を通してみなさまにご挨拶できるよう最善を尽くしたいと思います」と意気込みを語った。監督は日本テレビのディレクターとして数々のドラマの演出を手がけてきた大谷太郎。また、中田秀夫や清水崇の作品でプロデューサーとしてハリウッドでも注目を集める一瀬隆重が本作でもプロデューサーを務める。20年の歳月を経て、新たな『ゴースト』が再びアジアを涙にぬらす!映画の公開は今秋の予定。■関連作品:ゴースト 2010年秋、公開
2010年05月12日