英国ジャガー・ランドローバーはこのほど、ドライバーに360度の視界を提供する「360度バーチャル・アーバン・ウインドスクリーン」と、ゴーストカーのバーチャル映像を追走する新コンセプトのカーナビの開発研究プロジェクトを公開した。「360度バーチャル・アーバン・ウインドスクリーン」は、ルーフを支えるピラーに視界を遮られることなく、ドライバーに車の周囲360度の視界を提供する技術。車外に取り付けたカメラで撮影したライブ映像を、各ピラーの車内側の表面に埋め込んだスクリーンに映し出すことで、死角となるAピラー・Bピラー・Cピラー部分を可視化する。これにより、車の周囲全方向にいる歩行者、自転車、車両が見えるようになる。また、トランスパレント・ピラーと先進的な高品質ヘッドアップ・ディスプレイを組み合わせることで、フロントガラスに道路を通過する人の動きを明るくハイライトして映し出し、ドライバーの注意を喚起する。このシステムはドライバーが方向指示器を点滅させた際や、追い越し時に後方を確認するために頭を動かした際、あるいは車が交差点にさしかかった際に、左側もしくは右側のピラーを自動的に透明化するようになっている。あわせて混雑した市街地でのナビゲーションをサポートする「フォローミー・ゴーストカー・ナビゲーション」についても開発を進めていることを発表した。ゴーストカーなるバーチャル映像をフロントガラスに投影し、ドライバーがその後について走る新しいコンセプトのカーナビゲーションシステムだ。
2014年12月19日日本ヒューレット・パッカード(HP)は12月9日、ミッションクリティカル環境のワークロードに最適化したサーバ新製品「HP Integrity Superdome X」の提供を開始した。インテルXeonプロセッサE7 v2ファミリーを最大16CPU/240コア搭載可能で、メモリは最大16ソケット12TBまでサポートする。さまざまなRAS機能により、信頼性を一般的なx86サーバの20倍にまで高めた。最小構成価格(税別)は2,397万1000円から。HP Integrity Superdome Xは、"ワークロード特化型"を掲げるHPサーバ製品のなかでも、汎用Linuxが稼働するミッションクリティカル環境向けに提供するサーバプラットフォーム製品。同社ではミッションクリティカル環境を持続的成長が求められる既存のミッションクリティカル環境と、企業の成長のための原動力となる新しいミッションクリティカル環境の2つに分けて製品を展開する。前者の領域で展開するのがHP UX、HP NonStop、OpenVMSといった製品で、後者で展開するのが、今回のIntegrity Superdome Xとなる。HPサーバー事業統括本部 事業統括本部長の手島主税氏は、新しいミッションクリティカル環境について「ビッグデータ/HPC、公共/社会インフラ、異業種間融合/連携、メールやコラボレーションなど、企業の新たな成長のエンジンとなる世界であり、今後、ミッションクリティカル性が高まっていくと考えている。こうした環境を支えるプラットフォームには3つの要素が必要だ。それは、大量のデータ処理、解析を行うための『異次元の性能』、可用性を追求するための『圧倒的な信頼性』、さまざまなワークロードとアプリケーションを稼働させるための『オープン性』だ」とし、新製品がこれら特徴を備えた新しいプラットフォームであることを強調した。続いて、米HPでミッションクリティカルサーバ事業の責任者である、エンタープライズサーバービジネス バイスプレジデント 兼 ゼネラルマネージャ リック・ルイス(Ric Lewis)氏が登壇。HP Integrity Superdome Xの狙いと特徴を解説した。ルイス氏は、新製品の特徴のうちパフォーマンスについて、「ビジネストランザクションに耐える画期的なパフォーマンスを実現した。eコマース処理でのJavaのベンチマーク(SPECjbb 2013)ではProLiant DL580 Gen8と比較して4倍の性能差があった」と説明。また、信頼性については「エラー予測やフォールトトレラントなどの新しい機能により、一般的なx86サーバと比較して20倍の信頼性を実現した。ダウンタイムは60%削減できる」とした。さらに、汎用LinuxとOSSを稼働できるオープン性を持ちながら、競合のUNIX環境と比較して32%のTCO削減ができるなど、投資の保護と経済性を高める製品に仕上げたと強調した。発表会には、ハードウェアを共同開発したNECのITプラットフォーム事業部長、西村知泰氏が参加し、NEC/HP開発協業の取り組みを説明した。NECでは、1995年にHP UX領域で協業を開始し、以降、HP社製サーバのOEM、ハードウェア/OSの共同開発、NEC社製サーバの開発など、広範囲な協業関係を構築してきた。2013年7月には、HP-UXサーバだけでなく、Linuxサーバを対象としたエンタープライズサーバの製品技術、製品開発に関する包括的な協業関係に拡大。今回の製品発表は、その協業の成果だとした。「20年におよぶ両社の協業経験と実績を生かし、密なチームワークによって開発することができた。業界最高レベルの高拡張性Xeonプラットフォームとなっている。NECでは、2014年度第四半期にNEC社製品として出荷を開始する。適用分野としてはビッグデータ活用、大規模システム統合化仮想化基盤、科学技術計算を想定している」(西村氏)製品の機能詳細については、HPサーバー事業統括本部 HPサーバー製品統括本部 エンタープライズサーバー製品ビジネス開発部 部長の中井大士氏が解説した。パフォーマンスについては、4ソケットのHP ProLiant DL580 Gen8、8ソケットのHP Superdome X、16ソケットのSuperdome XをSPECjbb2013の測定したところ、ソケット数が倍になるとパフォーマンスが2.3倍、ソケット数が4倍でパフォーマンスが4.4倍と、"リニア以上"に向上するとの結果を示した。大規模データ分析でも、Superdome Xの240コアで、他社の640コアのサーバと同等の性能を実現しており、コアあたりの性能は約5倍に達すると説明した。信頼性については、障害検知から障害の封じ込め、原因自動分析、自動切り離し、自動リカバリなど、HPがミッションクリティカルな領域で蓄積してきた技術とノウハウを適用した。具体的には、HP Superdome 2 HP-UXで提供してきたような、メモリ保護機能「Double Device Data Correction」、OSと連携したメモリの障害復旧「HP Memory Quarantine」、OSと連携したコアの障害復旧「HP Advanced Error Recovery」、I/Oエラーの封じ込め「PCI Live Error Recovery」、物理パーティション「nPars」、セルフヒーリング・ファブリック、クロックの二重化(動的切り替え&ホットプラグ)、故障箇所(CPU、メモリ、ブレード)の自動切り離し、ファームウェアによる自己診断機能「Analysis Engine」などを提供する。国内展開としては、「ビッグデータ、HPC、基幹システムの3つのワークロードを中心として、新しいミッションクリティカルワークロードに向けて、パートナー、アプリケーション、ミドルウェア情報、検証情報などをWebや媒体などで紹介し、協業でのビジネスを推進する。オープンならではの柔軟性を生かし、新しいソリューション開発とパートナーエコシステムを拡大させる」とのこと。「HP プロアクティブケア アドバンスト」「HP データセンターケア」などのサポートサービスも提供する。
2014年12月10日『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』のブラッド・バード監督と、ジョージ・クルーニーがタッグを組む超大作『トゥモローランド』が来年6月に公開されることが決定した。本作は、ウォルト・ディズニーが思い描いた未来像をベースに創作された完全オリジナル・ストーリーで、その詳細はいまだに謎に包まれている。その他の情報本作は、ウォルト・ディズニー社の保管庫から見つかったさまざまな資料が基になっている。そこにはウォルトが描いた未来像が記されており、この資料にインスピレーションを受けてバード監督と、『プロメテウス』『スタートレック』の脚本家のデイモン・リンデロフが作り上げたのが映画『トゥモローランド』だ。しかし、詳細なストーリーはいまだに不明で報道向けの資料には「未来を夢見る17歳の女の子と“トゥモローランド”の存在を知る男がイマジネーションあふれる未知の世界の謎に迫っていく」とだけ記載されている。主演を務めるクルーニーが「これまでに出演したどの映画よりも規模が大きい」とコメントしている通り、バード監督、リンデロフをはじめとして『ライフ・オブ・パイ』でオスカーを受賞した撮影監督クラウディオ・ミランダ、ピクサー作品も多く手がける音楽家マイケル・ジアッキーノ、世界最高峰の映像工房インダストリアル・ライト&マジック(ILM)社など一級のスタッフが集結。TVドラマ『アンダー・ザ・ドーム』で注目を集めている若手女優ブリット・ロバートソンや、『スノーホワイト』のラフィー・キャシディらが出演する。ちなみに本日12月5日はウォルトの113回目の誕生日にあたる。彼は1966年に65歳でこの世を去ったが、ウォルトが描いたビジョンは今も映画やテーマパークなどに姿を変えて人々を魅了し続けている。かつてウォルトが思い描いた“未来の世界”は一体、どのような姿なのか? 映画の公開が楽しみだ。『トゥモローランド』2015年6月6日(土) 全国ロードショー
2014年12月05日STMicroelectronicsは11月13日、スマートメータ用SoC「STCOMET」がG3-PLCの新プロトコルの認証を取得し、エコシステムが強化されたと発表した。「STCOMET」は、2014年9月にG3-PLC Allianceが発表した新しいG3-PLC認証プログラムを完了した。また、現在稼働中の400万台以上のスマートメータに適用されているPRIME Allianceが策定した最新のPLC規格 PRIME 1.4の相互接続性試験にも合格している。さらに、PRIME 1.3.6の認証取得に加え、S-FSK IEC61 334-5-1、METERS AND MORE、IEEE 1901.2 PLC規格にも対応している。このうち、PRIME Allianceが2014年5月に発表したPRIMEプロトコルの最新バージョンである1.4には、電気的ノイズの多い環境下でも信頼性の高い通信を可能にする新しいロバストモードなど、複数のアップデートが含まれている。「STCOMET」は、相互接続性試験に合格した最初のチップセットで、既存インフラとの互換性を維持しながら、新しい機器での最新技術の活用を可能にしている。そして、G3-PLCは、周波数スペクトルの効率的な使用とノイズの多いチャネル条件下での高いノイズ耐性を実現するスマートグリッド用通信プロトコルである。G3-PLC認証プログラムを完了した「STCOMET」を使用することで、相互接続可能な高性能製品の開発が可能になる。また、STは現在使用されている主要プロトコル規格のPRIME 1.4/1.3.6、G3-PLC、METERS AND MORE、IEEE 1901.2などを対象としたプロジェクトを迅速に開始できる充実した開発エコシステムを有していることを強みとしている。この開発エコシステムでは、プロトコルスタック、リファレンス設計、単相・三相メータ向けのプロトタイプ作成用ハードウェア、電力計測管理ソフトウェアやソフトウェア統合用サポートドライバなどの各種ツールが提供される。この他、「STCOMET」は、プログラムが可能なのに加え、ファームウェアのアップグレードに対応しており、さまざまな市場・分野で使用され、異なるPLC規格に準拠する製品に同一設計を適用することができる。加えて、ARM Cortex-M4をベースとした最先端のアプリケーション処理サブシステム、高精度なメータ用フロントエンド、プログラム格納用の内蔵フラッシュメモリとRAM、プライバシー保護とアンチハッキング保護を実現する専用セキュリティエンジンを高度に集積している。そして、PLCモジュールは、プログラム可能なDSPモデム、包括的な送受信フロントエンド、p-p出力が28Vのパワーアンプで構成されている。最大500kHzまで拡張された帯域幅には、北米で使用されるFCC周波数帯域と日本で使用されるARIB周波数帯域が含まれている。さらに、遠隔操作による設定が可能なため、事業者の長期運用コストを最小化するとしている。なお、パッケージは20mm×20mm×1mmサイズのTQFP176。現在、特定顧客向けに提供中。
2014年11月14日中国の女優チャン・ジンチューが、『ミッション・インポッシブル』5作目に出演することがわかった。ジンチューはすでにイギリスのロケ現場で撮影に入っているらしい。ジンチューの役柄は明らかになっていないが、ストーリー上で重要なキャラクターだという。ジンチューは、2007年のブレット・ラトナー監督作『ラッシュアワー3』でハリウッド映画デビューを果たしている。『ミッション・インポッシブル5(仮題)』は、トム・クルーズと何度もコラボレーションをしているクリストファー・マッカリーが監督。前作に出演したジェレミー・レナー、サイモン・ペッグも再登場し、アレック・ボールドウィン、『ヘラクレス』のレベッカ・ファーガソン、『裏切りのサーカス』のサイモン・マクバーニーが新たに加わる。北米公開は来年12月25日の予定。文:猿渡由紀
2014年10月07日NHKで好評放送中のドラマ「太陽を抱く月」で主演を務めるキム・スヒョンが、エリートスパイとなり密やかに偉大なミッションに挑む『シークレット・ミッション』から、待望の日本版予告編がひと足先にシネマカフェに到着。キム・スヒョンがジャージ姿からキリリとしたスーツ姿、そして鍛え上げられたボディまで披露していることが分かった。韓国では観客動員数600万人超える大ヒットとなり、日本のファンの間でも公開決定の報には、喜びと応援の声が多数届けられたという本作。キム・スヒョン始め、「フルハウスTAKE2」のパク・ギウン、「花ざかりの君たちへ」のイ・ヒョヌら、若手イケメン俳優たちが北朝鮮・最高エリートのイケメンスパイに扮する様を描く。主人公・リュファンを演じるキム・スヒョンといえば、NHKで7月13日から放送開始となった「太陽を抱く月」や、アジアのスター勢ぞろいの『10人の泥棒たち』、現在公開中のシム・ウンギョン主演『怪しい彼女』にカメオ出演を果たすなど、テレビドラマと映画の両方で立て続けに成功を収め、いまや各所から引っ張りだこの若手俳優。そのライバルであり、ロックスターを目指す同志のヘランには「フルハウスTAKE2」で人気急上昇のパク・ギウン、最年少スパイのヘジンは「花ざかりの君たちへ」で熱烈な支持を受けたイ・ヒョヌが務めている。原作は、インターネットポータルサイト“ダウム”で累計クリック数4,000万回という驚異的大ヒットとなったウェブ漫画。北朝鮮のスパイがソウルの貧民街に潜入していくというストーリーを、『ビー・デビル』で長編映画デビューを飾ったチャン・チョルス監督が笑いと感動、そしてスピード感あるアクションを絶妙なバランスで交え、映像化した。解禁となった予告編では、偉大なる祖国のために極秘任務を背負い貧民街に侵入した3人のイケメンスパイたちの姿が。ウォン・リュファン(キム・スヒョン)は“バカ男・ドング”として街に溶け込み、ロックミュージシャンになる任務を追うヘラン(パク・ギウン)、ごく普通の高校生に扮したヘジン(イ・ヒョヌ)に南での生活を教えながら、作戦の実行を待つ日々が描かれている。やがて、彼らにある指令が下るのだが…。キム・スヒョンは緑のジャージ姿を脱ぎ捨て、キリッとしたスパイスーツに身を包み、激しいアクションを披露するかと思えば、上半身裸で肉体を鍛錬する姿も収められている。日本でも注目度が急上昇しているキム・スヒョンのスゴさを、まずはこの予告編から確かめてみて。『シークレット・ミッション』は10月11日(土)よりシネマート新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年07月30日来年の2月8日(金)に公開されることが決定している二コラス・ケイジ最新主演作『ゴーストライダー2』のメイキングシーンやキャストへのインタビューをおさめた特別映像が公開された。『ゴーストライダー2』特別映像本作は、『スパイダーマン』や『トランスフォーマー』『アベンジャーズ』など映画版が大ヒットを記録しているマーベル・コミックの人気キャラクターで、地獄の炎に包まれたヘルバイクに乗り、悪と戦うダークヒーローの活躍を映画化した『ゴーストライダー』(07)の続編。父親を死から救うために悪魔と契約し、自らの中にゴーストライダーを宿してしまったジョニー・ブレイズ(ケイジ)が、悪魔に狙われた少年を助け、自らの呪いを解くために戦う姿を描く。このほど公開された映像には、リアリティと緊迫感漂う映像を追求し、CGをなるべく使用しないという監督のこだわりから、スタントもアクションもすべてキャスト自らが挑んでいる撮影風景や、ケイジ、マーク・ネヴェルダイン監督、ブライアン・テイラー監督らのインタビューがおさめられている。また、ケイジ本人が自らデザインしたというドクロのようなメイクと目を真っ黒に見せるコンタクトレンズを装着し、スタントマンなしにゴーストライダーを演じている姿が映し出されている。インタビューでケイジは、メイクコンセプトについて「テイラーとまずゴーストライダー像を明確にしていった。古代エジプトのファラオ王の絶対的で他人を寄せ付けないイメージに、動物的な雰囲気も取り入れたかった」と語っている。映画ではCG処理で炎に燃えるドクロになるのでニコラスの表情は全く見る事ができないにも関わらず、なぜそこまでこだわったのだろうか。理由は「共演者のリアクションを引き出すため。ゴーストライダーはいわば堕天使だ。人間とはかけ離れているため恐怖を与える存在でなければならない。僕自身と共演者のイマジネーションを膨らませストーリーにのめり込ませるために必要だった」。監督同様にリアリティを求めたケイジの気合いあふれる本作に期待したい。『ゴーストライダー2』2013年2月8日(金)丸の内ピカデリー他全国ロードショー文:塚野清香
2012年12月20日記憶に新しい『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』の大ヒットから1年。新たな人気シリーズの確立を目指す、トム・クルーズの2013年とは?その他の画像トム・クルーズの当たり役といえば、何と言っても『ミッション:インポッシブル』で演じた敏腕スパイ、イーサン・ハント。彼自身がプロデュースを手がけていただけにこのキャラクターへの思い入れは強く、続編嫌いと言われてはいるものの、本作のシリーズ化には意欲的に取り組み、トムはこれまで4作でハントを演じてきた。そんな彼にとって、2013年は新たな当たり役を開拓する年となりそうだ。注目すべきはハードボイルド・アクション『アウトロー』。ここでトムが扮するのは、米陸軍の元敏腕捜査官で今はどこにも属さない流れ者ジャック・リーチャー。曲がった事が大嫌いで、自分を巻き込む悪事には決して追及の手を緩めない。情報の分析能力やサバイバル術、観察力に長け、戦闘術もドライビングテクニックも超一流。いかなる危機にも慌てず騒がず対処する。まさに、一匹狼バージョンのイーサン・ハントというべきキャラクターなのだ。原作はリー・チャイルドの手によるベストセラーで、全米でジャック・リーチャーは人気キャラとして定着している。その活躍を描いた小説はすでにシリーズ化されており、日本でも数編が翻訳されているのでチェック済みのミステリー・ファンもいるだろう。それだけに原作のネタは豊富で、トムも映画版のシリーズ化に意欲を見せている。本作でのヒロイックなリーチャー像にふれたなら、それも納得がいくに違いない。これに続くトムの主演作『オブリビオン』も原作のコミックがあり、こちらもシリーズ化が期待されているが、まずは頼れる男ジャック・リーチャーに注目。イーサン・ハントをどこまで超えることができるのか? 原作に惚れこみ『ミッション…』と同様にプロデュースの兼任も買って出たトムの熱演を見逃すべからず!『ぴあ Movie Special 2012-2013』より文:相馬学
2012年12月19日『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』の冷酷な女暗殺者、ウディ・アレン監督の『ミッドナイト・イン・パリ』で主人公が立ち寄るパリの雑貨屋の店員と言えばピンとくる人も多いのではないだろうか?いずれの作品でも決して出番が多い役とは言えないが、何とも言えない強烈な印象を観る者の心に刻み込む。レア・セドゥ、27歳。今後、より大きな役柄で世界中の注目を集めることになるであろうフランスの新星である。まもなく公開を迎える主演作『マリー・アントワネットに別れをつげて』では、王妃マリー・アントワネットの朗読係・シドニーを演じている。プロモーションのために来日したのは10月下旬。自身3度目の日本となったが「迷子になって東京の街をさまよいたいんです」と何とも不思議で魅惑的な笑みを浮かべる。ブノワ・ジャコー監督から映画出演のオファーを受けた際、彼女の元には全く異なる物語の2つの脚本が届けられたという。「一つはこの『マリー・アントワネットに別れをつげて』。もうひとつはもっと生々しい物語で、男性に所有される女性を描いた内容でした。『どちらがやりたいか?』と聞かれたので、こっちを選びました。魅力に感じたのはまず、フランス人にとって最も重要な歴史的な出来事であるフランス革命を描いた歴史物だったということ。ヴェルサイユ宮殿で撮影できるということが決まっていたのも大きな魅力でした」。映画では、宮廷使用人である彼女の視点で革命に揺れるフランス王室が描き出される。激動の歴史はもちろんのこと、圧倒的なカリスマを誇る王妃マリー・アントワネットに対するシドニーの心の揺れ、微妙な心情がドラマの大きな見どころである。「マリー・アントワネットは“主役”だけどシドニーは物語の“センター”に位置する役。王妃の感情の流れを、観客はシドニーを通して見るという物語の動線が興味深く新鮮でした。シドニーはスターやアイドルを見つめるような憧れと熱狂、羨望を持って王妃を見てるんです。その思いは物語と共に変化していくというよりも、大きくなっていくと言った方がいいかもしれない。革命という濃縮された3日間があって、その時期に重ね合せるかのようにシドニーは感情を昂ぶらせていき、最後は王妃のために命をも捧げるような決断に至るんです」。原作小説のシドニーはもっと年上だったが、レアのキャスティングが決定すると監督は設定を変更。年齢以外にも彼女に合わせてシドニーのキャラクターを変更していったという。「ブノワ・ジャコー監督は“若さ”というものに惹きつけられていて、これまでのどの作品でもそれを主題に置いて追いかけ続けてきた監督です。きっとこれからもそうね(笑)。シドニーを若くしたことで若者がアイドルに対して持つような憧れであったり、若さゆえのシドニーの無垢でナイーヴな部分をより鮮明に描けたと思うわ」。だが物語の中心人物でありながら、シドニーは決してセリフが多いとは言えない。セリフや行動よりもちょっとした仕種や表情で微妙な感情の揺れを表現することを求められた。「私自身、言葉に出して『私はこういう人間なの』と主張するのではなく、言葉に出さずに『空気を演じる』ことが好きなんです。そうやって演じることで空気の層ができて複雑性が生まれる。観る人が『こうかな?それともこうだろうか?』と様々な側面を見出すことができるようになると思うんです。確かにシドニーはあまり言葉を発しないけど、彼女は常に自分自身と会話を重ねていく人。それを表現できたかなと思います」。まさに“空気”、“オーラ”こそが彼女を言い表す上で鍵となる要素である。冒頭で挙げた『ミッション:インポッシブル』、『ミッドナイト・イン・パリ』の2作品についても、あの2つのキャラクターを演じたのが同じ人物?と思うほど役柄ごとに全く異なる空気をまとっている。本作のシドニー然り。そして目の前でインタビューを受ける彼女はそのいずれともまた全く異なるのだ。そんなこちらの言葉に「それは私が女優としてそうありたいと考える姿ですね」と照れくさそうに微笑む。さらに、かつてウディ・アレンが監督・主演を務めた『カメレオンマン』(’83)の主人公の姿が彼女が考える理想の女優の在り方だとも明かしてくれた。「ウディ・アレンが演じた主人公は、心理学者と話をすると自分も心理学者になるし、黒人と話せば肌の色まで変えて黒人のようになってしまうという男性。私もまさにそんな“カメレオン”のような女優になって、演出家の意図によって変化していきたいんです。そのために確固たるヒューマニティが必要だと思ってます」。ちなみに、彼女の祖父はフランスでも名の知れた大手映画会社の会長である。女優としての高く明確な理想からも、彼女にとって女優という仕事は幼い頃からの夢であり“必然”だったのかと思いきや、彼女が女優を志すことになったのには意外なエピソードが…。とある恋が彼女を女優の道に誘うことになったのだとか。「学校を卒業したときに、今後何をしようか迷ってたんです。私は学校の勉強は、好きでも得意でもなかったので(苦笑)。そんなときにある俳優と出会い、彼に恋をしたの。彼は私の家の比較的近いところに住んでいたし、彼が出演する舞台を見に行って顔を合わせることも多かったのに、いつも彼は『キミとは何度も会ってるよね?でも名前は何だっけ?』と言われて毎回、私は彼に自分の名前を言わなきゃいけなかったんです。だからいつか有名になって私の名前を尋ねなくてもいいようになってやろうと思って女優になったの。その俳優?フランスでは少しは名前は知られてるわ。でも、名前は言えないわ(笑)!」。この男優のつれない態度のおかげでレア・セドゥという稀有な輝きを持つ才能が映画界に足を踏み入れたのだから、映画界にとってはその俳優に感謝したいところだ。「迷子になりたい」と語る彼女がこの先どこへたどり着くのか――?今後も目が離せない。(photo/text:Naoki Kurozu)■関連作品:マリー・アントワネットに別れをつげて 2012年12月15日よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマ ほか全国にて公開© 2012 GMT PRODUCTIONS - LES FILMS DU LENDEMAIN - MORENA FILMS - FRANCE 3 CINEMA - EURO MEDIA FRANCE - INVEST IMAGE ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル 2011年12月16日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2010 by PARAMOUNT PICTURES. All Rights Reserved.ミッドナイト・イン・パリ 2012年5月26日より新宿ピカデリー、Bunkamura ル・シネマほか全国にて公開Photo by Roger Arpajou -(C) 2011 Mediaproduccion, S.L.U., Versatil Cinema, S.L. and Gravier Productions, Inc.
2012年12月12日地獄の炎に包まれたヘルバイクに乗り、悪と戦うダークヒーローの活躍を描く『ゴーストライダー2』のヒット祈願イベントが19日、東京・港区の愛宕神社で行われ、本作の配給・宣伝スタッフ、さらにドクロヘルメットをかぶったライダーの面々が参加した。その他の写真本作は、マーベルコミックの人気キャラクターを描いた『ゴーストライダー』(2007年公開)の続編。父親を死から救うために悪魔と契約した主人公ジョニー・ブレイズは、自身の中に巣食う悪魔=ゴーストライダーに苦しめられる。そんな彼のもとに「運命を背負った少年を救えば、呪いが解ける」という吉報が届くが…。「このキャラクターを愛してやまない」と語るニコラス・ケイジが主演を続投し、『アドレナリン』や『GAMER』などスタイリッシュなアクション演出に定評のあるマーク・ネヴェルダイン氏とブライアン・テイラー氏が監督を務める。ヒット祈願の場所として選ばれた愛宕神社は、23区内で自然の地形としては一番高い標高26メートルの愛宕山山頂にあり、「駆け上がれば出世する」長い石段で知られる。それだけに映画界の頂点を極めたい本作のヒットを祈願するには、うってつけの場所。さらに火の神・火産霊命(ほむすびのみこと)を祭っており、公開日まで「燃える、燃える」と連呼しなければいけない宣伝チームにとっては、「とはいえ火に対し、無神経になってはいけない」という自戒の念を胸に刻む目的もあったという。約15分間のお祓いを受けた関係者は、一同神妙な面持ちでヒット&火の用心を祈願していた。『ゴーストライダー2』2013年2月8日(金)から丸の内ピカデリー他全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2012年11月19日トム・クルーズが、『ミッション:インポッシブル』シリーズ最新作となる第5弾の製作を始動したと発表した。1996年公開の同シリーズ第1作目でイーサン・ハント役を初演してから、2011年の第4作目『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』まで全作で主役を張っているトムは、同シリーズの続編を望む声がある限りシリーズ製作を続ける意向を「Total Film」誌に語った。「『ミッション:インポッシブル』の新作の製作に取り掛かったところさ。これからも続編を作り続けたいな。劇中のイーサン・ハントと共に僕自身も一緒に成長できるからね。第1作目が製作された当時は、パラマウント・ピクチャーズ史上最も製作費がかかった作品だったんだよ。しかも僕がプロデュースした初めての作品なんだ。毎回、観客の反応を見るのはとってもエキサイティングだよ。本当に素晴らしい経験さ。だから、これからももっと沢山の続編を作るつもりさ。みんなが観たがってくれる限りね。だってこのシリーズの製作はやり甲斐があって、とっても楽しいからね」。さらにトムは、シリーズ第5弾のための撮影ロケ地を探し始めるなど、すでにプロジェクトが始動していることも明かした。「僕たちはすでに様々な角度から製作をスタートさせているんだ。映画のプロモーションのために世界中を周るのは大好きなんだ。いろいろな場所を訪れては製作イメージを考えているよ」。そんなトムは、リー・チャイルド原作のハードボイルド・アクション小説の映画化となる新作『アウトロー』が来年2月1日(金)に公開を控えている。■関連作品:ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル 2011年12月16日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2010 by PARAMOUNT PICTURES. All Rights Reserved.アウトロー 2013年2月1日(金)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2012年10月30日ニコラス・ケイジ主演作『ゴーストライダー2』が来年2月に公開されるのを記念して、映画界で初となる“しゃべるチラシ”が公式サイトで公開されている。その他の写真本作は、マーベル・コミックの人気キャラクターを映画化した『ゴーストライダー』の続編。父親を死から救うため悪魔と契約し、自らの中にゴーストライダーを宿してしまったジョニー・ブレイズ(ニコラス・ケイジ)が、悪魔に狙われた少年を助け、自らの呪いを解くために戦う姿を描く。“しゃべるチラシ”は、本作の宣伝チームが「よりシンプルに、よりスムーズに本作の魅力を伝えたい」という想いで始めた企画で、通常のように印刷された文面や写真を見るのではなく、動画でチラシの内容をより詳しく、よりダイレクトにPRするもの。閲覧方法は映画公式サイト内の“しゃべるチラシ”ボタンをクリックするだけ。“赤ペン瀧川先生”こと瀧川英次が、しゃべるチラシプレゼンターとして登場し、本作の基本情報や魅力を熱く語っている。ちなみに“しゃべるチラシ”は現在、第1弾のコンテンツが公開されているが、以後も第2弾、第3弾を予定しており、続けて観ることで、より深く『ゴーストライダー2』の世界を予習できる仕組みになっているという。『ゴーストライダー2』2013年2月8日(金)丸の内ピカデリー他全国ロードショー
2012年10月24日『ミッション:インポッシブル』シリーズのイーサン・ハントや『トップガン』のマーベリックなど、これまで数々のカリスマ・ヒーローを演じてきたトム・クルーズが、ワイルドなアウトロー・ヒーローに挑戦した期待の最新作『アウトロー』。明日、10月6日(土)は「トム(10・6)の日」を前に、来年2月に公開を迎える本作のポスターがついに公開。かつては米軍の秘密捜査官。そしていまは過去を捨て、街から街へと放浪の旅を続ける一匹狼の流れ者。煩わしい荷物など一切持たず、家族や恋人、仲間さえ作らない。真実だけを追求し、悪は決して逃さない。証拠は信じず、法など一切関係ない。正義のためには手段を選ばず、迫りくる暗殺者や巨大な陰謀は情け容赦なく断罪する。トムが自身の新たなヒーローとして次に選んだキャラクター、それが本作の主人公ジャック・リーチャーだ。今回、解禁となったポスター画像には、トムのいままで見たことのないほど隙のない、鋭い眼光を見せる顔が暗闇に浮かび上がっている。進化し続ける俳優、トム・クルーズがいままでにない新たなヒーロー像を作り上げたことを予感させる仕上がりだ。そして明日、10月6日の「トムの日」。その前日に明らかとなった、トム史上最も危険でワイルドな「新たなるトム」の姿。今度はどのようなヒーロー像を見せてくれるのか?公開を楽しみに待ちたい。『アウトロー』は2013年は2月1日(金)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:アウトロー 2013年2月1日(金)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2012年10月05日世界的ヒットを飛ばした『トップガン』を筆頭に数々の80年代映画の名作、さらに90年代に突入してからも『ミッション:インポッシブル』シリーズを始め、ハリウッドの第一線で大活躍、トップの座に君臨し続けるトム・クルーズ。最近では離婚沙汰でも何かと動向に注目が集まる彼だが、そんな彼が初めてミュージカルという新境地を開いた『ロック・オブ・エイジズ』が本日より公開となった。これまでアクションや硬派な役が多かった彼だけに、イメージを一新する同役に対する映画ファンの反応は!?シネマカフェでは、公開に先駆けて女性読者限定で試写会を開催した。読者の声を少しだけご紹介!80年代の大ヒットロック&ポップナンバーをベースに、夢と欲望が渦巻く黄金期のハリウッドで奮闘する男女の姿を描いた本作。まさにこの時代にスターとして誕生したトムが本作で演じるのは、“ロックの神”と呼ばれ、そのエロカッコよさで女性をたちまち失神させるカリスマ・ロックスター、ステイシー。ハードな特訓を重ねた生歌をステージ上で堂々と披露している。ずばり、このトム・クルーズの“ロック”姿についてどう思ったか?賛否両論が巻き起こるかと思いきや、9割の女性が絶賛の声を寄せており、「さすが!カリスマ性に説得力がありました」(20代・女性)、「すごい衣裳で度肝を抜かれましたが、難解で孤独なロック歌手を熱演していて良かったと思います」(30代・女性)、「絶頂期を少し過ぎた感じのロッカーを後姿で演じていました。うっとり!」(40代・女性)と世代に関係なく、好感触の傾向を見せた。50歳手前にしてなお変わらない男の色気が「セクシー!」という声や「意外と良かった」という声が多く見られた。一方で、もちろん「もう少し体が引き締まっていると良かったかも…」(20代・女性)、「すごいけどちょっと体格が良すぎる」(40代・女性)という女性ならではの辛口コメントも…。またトムを筆頭に、夢を追いかけるシェリー(ジュリアン・ハフ)とドリュー(ディエゴ・ボネータ)、ロック撲滅運動を掲げるパトリシア(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)など、ハリウッドはサンセット通りで生きる老若男女のキャラクターも魅力的な本作。劇中のキャラクターの中での人気を問うてみたところ、ステイシーが多くの票を得ていたが、実は彼を上回り、トップ票を得たのが新星ジュリアン・ハフが演じる主人公・シェリー。80年代ルックスに身を染めた彼女が見せる、圧倒的な歌唱力とダンスにすっかり魅了された人が多い中、「田舎から出てきて夢を追う姿は応援したくなる」、「娘のことと重なって感じられた」と、夢をひたむきに追いかける姿に親心を抱く年上女性も少なくなかったよう。シェリーと僅差でこちらも高い支持を集めていたのが、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ扮する勝気な女性、パトリシアだ。「一番、喜怒哀楽が激しかった」、「ぶっ飛び具合が素敵!」と強烈な彼女の性格が、女性からは爽快に感じられたようだ。さらに、本作の最大の見どころである“ロック”について質問。8割の人が「気分が楽しいときにロックを聴きたくなる」と答える中、本作で流れる80年代音楽のシーンについて、「一度は耳にしたことがある80’sの様々な曲がアレンジされていてとても良かったです。すごく楽しめました」(10代・女性)、「L.A.に行きたくなった!大音量でもう一度観たいです!」(20代・女性)とライヴ感覚で楽しんだ人も大勢いれば、「70年代、80年代のロックはとても好き。この映画を観ながらとても懐かしくて、そして新鮮に聴けました」(50代・女性)と懐かしい思い出が蘇った人と、同じ音楽好きでも世代によって楽しみ方が微妙に異なるようだった。総じて、平均点は82点と高得点!中には「100満点!」と大絶賛のポイントをつけた人も。ライヴ感覚で楽しむのもよし、青春と挫折に共感するのもよし、それぞれの楽しみ方をぜひこの映画で見つけてみては?『ロック・オブ・エイジズ』は全国にて公開中。■関連作品:ロック・オブ・エイジズ 2012年9月21日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC.
2012年09月21日『ミッション:インポッシブル』シリーズのイーサン・ハントや『トップガン』のマーベリックなど、これまで数々のカリスマ・ヒーローを演じてきたトム・クルーズ。先日、50歳を迎えたばかりの彼がこれまでに見せたことのない、ワイルドなアウトロー・ヒーローに挑戦した最新作『アウトロー』が2013年、日本公開されることが決定した。原作は、英国の作家リー・チャイルドのベストセラー・ハードボイルド小説「JACK REACHER」シリーズの一篇「ONE SHOT」。トム・クルーズ演じる、元軍のエリート捜査官だった“ジャック・リーチャー”は、いまは街から街へと放浪を続ける一匹狼。頭脳明晰でタフガイのジャックは、流れ着く先々で謎の事件に直面するや真実だけを追求、正義のためには手段を選ぶことなく迫りくる暗殺者や巨大な陰謀に真っ向から立ち向かうハードボイルドなヒーローである。本作では、実なワイルドのダークヒーロー、“ジャック・リーチャー”の活躍がサスペンスフルに描かれる。今回披露されたビジュアルに映っている車は、殺人の疑いをかけられたジャック・リーチャーが警察から逃れる途中でクラッシュさせたばかりの1970年型「シボレー・シェベルSS」。激しいカーチェイスの前は新車同然だった車両である。一時的に追っ手の目を逃れたジャックはシボレーを飛び下りて気づかれずに脱出するのだが、車はそのまま走り続け、スピードを加速させピッツバーグ6番街を突っ走るというスリリングな映像となるようだ。このワイルドな主人公について、監督のクリストファー・マッカリーは「ジャックは非常に現実的な思考の持ち主。孤独な一匹狼ではあるが正義感が強く、真実に辿り着き事件を解決するまでは、間違った捜査を見過ごすことができない。強いて言えばそれが彼の唯一の弱点にもなりえる」と説明。一見すると危険で屈強なアウトローでもあるヒーロー、ジャック・リーチャーだが、原作小説で描かれるジャックは体格的にトム・クルーズとは相反する点があり、それが一部の小説ファンの反感を買ったこともまた事実。しかし、今年4月にアメリカ・ラスベガスで開催された「Cinema Con」にて本作のフッテージが上映された際にはファンから喝采を浴び、トムは見事その問題をクリアしたことを証明したよう。トムはこのことに関して、「僕は確かにジャック・リーチャーのように6フィート5インチ(約195cm)ではない。だが原作者のリー・チャイルドは、スクリーンの中で猛スピードで車を走らせ、悪党を次々とやっつけるのに僕がピッタリだったと感じてくれた」と自信をうかがわせる。『ユージュアル・サスペクツ』、『ワルキューレ』の脚本で知られるマッカリー監督が自ら脚本も手がけており、トム・クルーズと彼を真の大スターに押し上げた影の功労者とも言える名パートナー、ポーラ・ワグナーが製作を共同で担当し、6年ぶりにコンビを復活させた本作。9月に公開される『ロック・オブ・エイジズ』でもやりたい放題のロック・スターでワイルドな色気を放散しているトムだが、今度はどのような暴れっぷりを見せてくれるのか?結婚生活に終止符を打ち解き放たれた(?)トムのワイルドな魅力に期待したい。『アウトロー』は2013年2月、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:アウトロー 2013年2月、丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012 Paramount Pictures. All Rights Reserved.ロック・オブ・エイジズ 2012年9月21日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC.
2012年07月04日『インディ・ジョーンズ』のハリソン・フォードに『ミッション:インポッシブル』のトム・クルーズ然り、自らの体を駆使してスタントなしでアクションに挑戦するハリウッドスターは少なくない。幾多いるアクション・スターが時代ごとに誕生してきたが、そこに新たなる一人の男が名乗りを上げた。弱冠20歳、初主演作『ミッシング ID』で正真正銘のアクション・スターとして新たな花を開かせたテイラー・ロートナー。大ブレイクを果たした『トワイライト』シリーズを経て挑戦した本作について、彼は「超クールだよ」と語る。マット・デイモンの代表作となった『ボーン』シリーズのプロデュースチームが、新たなプロジェクトとして手がける本作。テイラーは、ある日見つけた「行方不明者サイト」でいままでの自分の人生が全て偽りだったことを知り、突然追われる身となるごく平凡な高校生・ネイサンを演じる。「ネイサンは友達とつるんだり、パーティしたり、親と口論したり、女の子のことで悩んだり、典型的なティーンエイジャーだよ。そんな彼が突然人生がひっくり返るような事態に巻き込まれて、その状況に順応しながら最終的には全く違う人間へと成長していくんだ」。「脚本を初めて読んだときは、まるで本のようにページをめくるのが止められなかった。主人公の性格にも魅力を感じたし、彼が物語の中でたどっていく全ての展開がいいと思ったよ」という本作は自身にとって「肉体的にも精神的にもチャレンジだった」とという。かねてからアクションに挑戦してみたいと話していたテイラーにとって、本作はまたとない夢の挑戦の舞台となった。「クレイジーなスタントをする機会がたくさんあったよ。PNCパーク(野球場)で大きなガラスの板の上を滑り下りたり、パルクールの技で壁から飛び降りたりしたんだ。格闘シーンもあったよ、自宅の裏庭で父親とすごいボクシングをするシーンとかね。特に格闘シーンの振り付けはたくさん練習したよ。かなりいい感じだった。とにかく作るのが楽しかったよ」。空手の世界ジュニアチャンピオンという輝かしい経歴をもっているテイラーは、本作でほぼ全てのシーンをスタントでこなした。これには共演のリリー・コリンズも「彼はとても大胆な男なの。とても自信に満ちていて強い意志があって、最終的にネイサンがたどり着く姿は彼そのものよ」と惚れこむのも仕方ない。本領発揮できるアクションの世界にどっぷりと浸かりつつ「それだけではない、さらに深みがある」と見どころを語るテイラー。「いろいろと詰まった彼の旅の過程を最初から最後まで見るのはとても感動的なんだ」という主人公・ネイサンのたくましく成長する姿は、まさしく『トワイライト』シリーズを経て、新境地で花開かせた彼の姿にぴたりと重なる。憧れの俳優に囲まれた今回の現場も刺激の連続となったようだ。「ベネット医師を演じるシガーニ―・ウィーヴァーがこの役を演じることを知ったときは『ほんとに!?』って感じで、あのシガーニー・ウィーヴァーと共演することができるなんて信じられなかった。彼女と一週間共に過ごして楽しかったよ。シガーニーはとにかく優雅で、一緒に仕事をするには最高の女性だった。彼女からはたくさんのことを学んだよ。一緒に働けたことを光栄に思う」。主人公・ネイサンの旅路を介して、一回りも二回りもたくましくなっていく彼の表情の変化にもぜひ注目してほしいところ。今後もコメディ作品『Grown ups 2』(原題)でアダム・サンドラーと共演、さらにアクション・スリラー『Tracers』(原題)で主演に抜擢されるなど、また新たなジャンルに挑んでいくテイラー。彼の冒険はまだまだ続く。■関連作品:ミッシング ID 2012年6月1日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011 Lions Gate Films Inc. All Rights Reserved.
2012年06月01日既に公開となったアメリカでは『ミッション:インポッシブル/ゴーストプロトコル』を超える全米興行収入2億ドル突破という大ヒットを記録している『ロラックスおじさんの秘密の種』。本作の日本語吹き替え版で、日本を代表する“おじさん”こと志村けんが初めてハリウッド映画の吹き替えに挑戦することが明らかとなった。今年100周年を迎えるユニバーサル・スタジオと『怪盗グルーの月泥棒3D』のアニメーションスタジオの共同制作により誕生した本作。志村さんは、主人公の不思議な森の住人、“ロラックスおじさん”を演じる。環境が悪化し全てが人工で出来た街から飛び出してきた少年・テッドが探し求める存在である、ロラックスおじさん。どうやら彼が本物の木を手に入れるカギを握っているようだ。オリジナル版では名コメディアンのダニー・デビート(『マーズ・アタック』)がロラックスおじさんの声を務めるほか、実力・人気共に若手No.1のザック・エフロンやテイラー・スウィフトなど豪華な面々が参加している。日本語吹き替え版は志村さん以外のキャストはまだ明らかになっていないが、本国版のこの豪華なキャスト陣からも期待ができそう。ドリフターズ全員で出演した人気人形劇「ヤンマーファミリーアワー飛べ!孫悟空」(1977年~1979年までTBS系列で放映)で孫悟空の吹き替え経験もある志村さんだが、ハリウッド映画での吹き替えはこれが初挑戦!「いままで変なおじさんを自分自身好き勝手に演じてきたけれど、今回は世界で大ヒットしているアニメーションの、しかも森を守る不思議なおじさんを演じるのでちょっと緊張します。この年で新しいことにトライすること、まさかハリウッドデビューなんてちょっと照れちゃうけど、でもやっぱり好きに演じて楽しんでみたいと思います。楽しみにしてください!ダッフンダァ~!」と気合十分のコメントを寄せている。御歳62とは思えぬ志村さんのバイタリティはさすがの一言に尽きる。果たして、本作では“おじさん”をどうアレンジするのか?志村さんの真骨頂が見られること間違いなしの本作の公開を楽しみに待ちたい。『ロラックスおじさんの秘密の種』は10月6日(土)より全国にて公開。■関連作品:ロラックスおじさんの秘密の種 2012年10月、TOHO シネマズ 有楽座ほか全国にて公開© 2012 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED
2012年05月30日新しい韓国映画ブームをもたらした大ヒット映画『猟奇的な彼女』や韓国ラブコメ部門興行成績No.1を記録した『過速スキャンダル』に主演する、韓国を代表するコメディ俳優チャ・テヒョン。人に振り回されるような男ばかり演じてきた彼主演の最新作、『ハロー!? ゴースト』のオフィシャルインタビューが行われた。チャ・テヒョンが劇中で演じているサンマンは、彼のキャリアの集大成といっても過言ではない。4人の個性豊かなゴーストに取り憑かれる主人公として、表情、口調、ジェスチャー、アドリブを変幻自在に演じ分ける。これまでのどの作品よりもキャラクター研究に力を注いだという神がかったコメディ演技、俳優としての真骨頂の演技は見逃せない!海外映画祭でも高く評価され、スイス・ヌシャテル国際ファンタスティック映画祭で最優秀アジア映画賞受賞、ここ日本でも2011年福岡アジア映画祭でグランプリを受賞した、韓国コメディとして大注目の映画だ。それでは、本作のストーリーと、そして出演するチャ・テヒョンとヒロイン役カン・イェウォン、監督のキム・ヨンタクのインタビューを紹介しよう。ストーリー生きる希望を失ったサンマンは何度も自殺を図るが、なぜかいつもうまくいかない。ある日、運ばれた病院で目覚めたサンマンは、4人の一風変わったゴーストにとり憑かれてしまったから、さぁ大変!!彼らを成仏させるため、仕方なく願いごとを叶えてあげることに。そんなとき、病院で出会った看護師ヨンスにひとめぼれ。偶然か必然か、ゴーストの願いごとを叶えていくうちに、ヨンスとの距離が近づいていくが…。そして、最後の願いごとを叶えたサンマンに訪れる、人生最高のサプライズとは!?"人生の孤独"と“大切な人がそばにいる幸せ”という普遍的なテーマを笑いと感動で描いた本作は、「大笑いしながら、今生きていることへの幸せを感じることができるコメディを作りたい!」というキム・ヨンタク監督のメッセージどおり、人生の愛おしさに気づかせてくれる。たくさん笑って、思い切り泣けて、人生を変える感動がここにある!インタビュー 主演チャ・テヒョン●この映画の出演を決めた理由は?チャ: コメディでありながら、とてもシナリオが良く練られていて内容が深かった。コメディ作品で、内容が薄くて俳優にだけ依存するような作品だとついオーバーリアクションになりがちだけど、今回はまったくそうではなかったですね。●今回は1人5役に挑戦でしたが、いかがでしたか?チャ:これまでも「チャ・テヒョンがワンマンショーをしている」とずいぶん言われてきましたが、今回はそんなレベルじゃないです。一人で担う役割があまりにも大きかったですね。ゴーストたちの登場シーンが多いと思っていたのに、僕が演じないといけない場面が多かったんです。シナリオを読んだ時は、CGで処理するんだろうなと想像していたのが、とんでもない!全然違ったんです!なんの特殊効果もなく、ゴーストたちが乗り移って、そして出て行くのをすべてひとりで表現しないといけなかった。もちろん効果音ぐらいはつけてくれたでしょうが(笑)。●意外ですね。CGをたくさん使っていたように思えました。チャ:キム・ヨンタク監督はこれまでのゴースト映画と差別化するために、生きている人間となんら変わらないゴーストを望んでいたんです。僕が4人のゴーストをおんぶして歩く場面があるのですが、4人の俳優たちを全員ワイヤーで吊るして本当におんぶしたんですよ!ワイヤーの線を消すところはCG処理をしてますが。私よりもおんぶされているほうが苦労したはずです。特に体重の重いコ・チャンソクさんはさぞかし大変だったと思いますよ。インタビュー ヒロイン役 カン・イェウォン●完成した映画を初めて見たとき、いかがでしたか?カン:シナリオの段階で内容は全部知っていたはずなのに、試写では大泣きしました。監督の手腕がすばらしかったのだと思います。終盤のオチは本当に『シックス・センス』を超えるようなオチではないでしょうか(笑)。オチというか本当にシナリオの完成度が高かったのです。シナリオを一気に読んだときからすぐに出演したい、この監督と映画を撮りたいと思いました。私は観客の立場として自分が見たい映画に出演すると決めています。この映画がまさにそうでした。また、チャ・テヒョンさんはすべての女優たちが共演したいと思っている俳優です。私もずっと共演したいと思っていましたが、こんな形で実現するとは思っていませんでした。嬉しかったです。●撮影のテンションや感情を維持するため、実生活でもそのような雰囲気作りをするほうですか?カン:それはないです。私生活にそのような感情を持ち込むとエネルギーを奪われてしまうので、普段は何も考えず、撮影中だけ集中して入り込むよう心がけています。特にヨンスのようなキャラクターは気分の良し悪しがはっきりしておらず、その間をずっと維持していないといけないので、なおさらでした。インタビュー キム・ヨンタク監督●俳優陣の演技はいかがでしたか?キム:全俳優がやりにくい監督だと話していました。既存のコメディを撮るのとは違った演出をしますから。チャ・テヒョンさんもはじめはとても大変そうでした。普通の監督はもっと笑わせようとするはずが、私が抑えたのです。私が理解しているチャ・テヒョンという俳優はとても深みのある表情ができるのに、コメディ路線ばかりでとても軽く見えていて、ずっと惜しいなと思っていたのです。チャ・テヒョンさんにはこの映画を通して一番シリアスな表情を見せてあげると約束しました。作品情報『 ハロー!? ゴースト 』主演:チャ・テヒョン/コ・チャンソク/チャン・ヨンナム/カン・イェウォン ほか脚本・監督:キム・ヨンタク6月9日より 新宿武蔵野館ほかにて全国順次ロードショー(C) 2010 Water n Tree Pictures & Next Entertainment World Inc. All Rights Reserved.
2012年05月27日昨年12月に劇場公開され、大ヒットを記録したトム・クルーズ主演最新作『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』のブルーレイとDVDが27日(金)に発売されることを記念したイベントが、24日に東京・池袋で行われ、俳優の石田純一が本作の主人公イーサン・ハントのような華麗なジャンプを披露した。その他の写真本作で、クルーズ演じるイーサンがドバイに建つ超高層タワー“ブルジュ・ハリファ”で豪快なスタントを披露していることから実現した本イベント。会場には“通常の家屋の約3階の高さ”という7メートルまで飛ぶことのできる逆バンジー台が設置され、石田が上空のクス玉割りに挑戦した。劇中のイーサン・ハントをイメージした衣装で登場した石田は頭上のクス玉を見つめて「今日は靴下を履いてきた方が良かったかなぁ」とポツリ。入念に準備体操をした後、身体の両端にジャンプ用の部品を装着し、観衆が見守る中、7メートル上空に舞い上がった。最初は前後の感覚を掴むのに苦労していた石田だったが、数回のチャレンジでクス玉割りを見事に成功! 会場から大きな拍手があがる中、“ミッション完了”と書かれた垂れ幕がクス玉から飛び出した。ブルジュ・ハリファのあるアラブ首長国連邦を2度訪れたことがあるという石田は、「ブルジュ・ハリファは神々しい建物。手の届かない場所を人間が降下する迫力をぜひ。意中の人、大事な人と一緒にブルーレイで観てください」と語りかけ、「男女の苦しみや人間的なドラマもあってストーリーが面白い。僕らの世代はアメリカのドラマと言えば(本作の基になった)『スパイ大作戦』なんですけど、それがこんなにもスケールアップしてリアルな作品になっている。映画では観られなかった特典映像もたっぷり入ったブルーレイです」とPRした。『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』は、変装の名人にして圧倒的な身体能力と作戦遂行能力を誇るエージェント、イーサン・ハント(クルーズ)らが謎の爆破事件に巻き込まれ、自らの潔白を証明し、核によるテロを防ぐべく、組織の後ろ盾を失った状態で史上難関のミッションに挑む姿を描く。『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』・ブルーレイ+DVDセット2枚組(ブルーレイ+DVD) 4935円(税込)※デジタル・コピー付・DVD4179円(税込)4月27日(金)発売発売元:パラマウント ジャパン
2012年04月24日昨年12月に劇場公開され、大ヒットを記録したトム・クルーズ主演最新作『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』のブルーレイとDVDが27日(金)に発売される前に、本作を手がけたブラッド・バード監督が米国でインタビューに応じ、DVDに対するこだわりや作品について語った。ブラッド・バード監督 インタビュー動画『アイアン・ジャイアント』や『Mr.インクレディブル』 など、映画ファンに愛され続ける作品を多く手がけてきたバード監督は、本作で実写映画を初めて手がけ、シリーズ最高の成績をあげた。バード監督は「僕にはその理由がわからないんだ」と笑顔を見せつつも「イーサン・ハントが自分のチームを選ばなかったという設定が大きい」と、その要因を推測する。「イーサンがチームを落しつけられるという状況が、ダイナミックな関係を生んだと思う。なぜならメンバーはまだお互いに慣れていないからね。キャラクターをそういった驚くべき状況に放り込み、お互いに信頼しないといけなくさせることで面白いものになったんだ」。そんな本作の裏側をじっくり楽しめるのがブルーレイの魅力のひとつだ。本アイテムには削除シーンや長尺のメイキング映像がたっぷりと収録されている。しかし、よく考えてみれば、これらの映像が気軽に楽しめるようになったのはDVD普及以降のこと。それまで観客は、一部のファンを除いて映画の裏側を知らずにいたはずだ。「それについては複雑な感情を抱いている。時々、僕らは映画作りについて話し過ぎていると感じるし、そのことでマジックを減少させてしまうことを心配している、だから僕は本作ではコメンタリーをやらなかった。映画について話さなくてもよいと感じたんだ」。しかし、バード監督はメイキング映像には自信があるようだ。「この映画の作曲家マイケル・ジアッキーノの弟アンソニー・ジアッキーノが監督している。これは素晴らしい映画だよ。僕らがどうやってこの映画を作ったか知りたい人たちには、すごい量の素晴らしい映像が入っている。これは最高だよ」。本ディスクではバード監督が細部にまでこだわり、繰り返し観賞可能な内容に仕上がっているようだ。「僕が作った映画に一貫していることは、何度も観賞に耐えうるということだ。初めて観た時に気づかないけど、2度3度と観るうちに見えてくるものがたくさんある。でも教えないよ(笑)。自分でそれらを見つけるんだ」。映画館では気づかなかった部分を、DVDを観て探し出す。これがバード監督がファンに発令した最新の“ミッション”ではないだろうか。ブルーレイ/DVD『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』4月27日(金)発売発売元:パラマウント ジャパン
2012年04月23日本田技研工業は17日、新設計の水冷・4ストローク・OHC・直列2気筒700ccエンジンに、有段式自動変速機のデュアル・クラッチ・トランスミッションを組み合わせた大型モデルのコミューター「インテグラ」を24日に発売すると発表した。価格は80万8,500円同車は、市街地走行やツーリングなどの常用域で扱いやすく、快適で味わい深く燃費性能に優れたミドルクラス(500cc~750cc程度)を購入しやすい価格で提供するという「ニューミッドコンセプト」シリーズとして開発した3モデルの1台。モーターサイクルの走りの楽しさと、コミューターの快適性・利便性を高次元で融合させたモデルとのこと。エンジンは、低・中回転域での力強い出力特性に加え、燃焼効率の追求による低燃費化を目指し、理想的な燃焼室形状や低フリクション技術などを採用。燃費は38.0km/L(60km/h定地走行テスト値)を達成している。簡単な操作で変速が可能なデュアル・クラッチ・トランスミッションは、軽量・コンパクト化を図った第二世代へと進化させ、ATモードとMTモードを設定。優れた伝達効率によって、ダイレクト感のある走行フィーリングが味わえるという。車体は、しなやかさと剛性を両立したダイヤモンドフレームのほか、高い路面追従性を発揮するという前・後サスペンションや、大径17インチの高圧ダイキャスト製アルミホイール(前・後)を採用する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月17日昨年12月に劇場公開され、大ヒットを記録したトム・クルーズ主演最新作『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』のブルーレイとDVDが27日(金)に発売される前に、本作を手がけたブラッド・バード監督と、IMFの分析官ブラントを演じたジェレミー・レナーのインタビュー動画が公開された。『ミッション:インポッシブル』特別動画『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』は、変装の名人にして圧倒的な身体能力と作戦遂行能力を誇るエージェント、イーサン・ハント(クルーズ)らが謎の爆破事件に巻き込まれ、自らの潔白を証明し、核によるテロを防ぐべく、組織の後ろ盾を失った状態で史上難関のミッションに挑む姿を描く。ピクサーの主要メンバーのひとりとして『Mr.インクレディブル』 と『レミーのおいしいレストラン』を手がけ、両作で米アカデミー賞を受賞したバード監督は『…ゴースト・プロトコル』で初の実写映画を監督し、シリーズ最高の成績を導いた。インタビュー動画でバード監督は、「トムのせいで僕は今後、アクションが撮りにくくなる。僕の基準がトムになってしまったから、ビルから飛ぶことを拒む俳優を理解できないと思うんだ」と、すべてのアクションをスタントマンなしでこなしたクルーズを絶賛する。監督のこれまでの作品では、往年のジェームズ・ボンド映画や、スパイ映画のエッセンスが援用されてきたが、本作では「(監督を)オファーされた時、“スパイ映画に必要なこと”を聞かれたんだ。その僕のアイデアが映画の随所に盛り込まれている」という。ちなみに、本作でバード監督が提示したアイデアは「もし、イーサンが自分でチームメンバーを選べなかったら? もし、イーサンが組織から孤立してすべての連絡手段を断たれてしまったら?」というもの。イーサンたちが本作でどんな試練に立ち向かうことになるのか気になるところだ。そんな、イーサンの新チームに加入したブラントを演じているのがレナーだ。彼は素性に謎が多く、メンバーにも言えない“秘密”を抱えている。インタビュー動画でレナーは自身が演じた役について解説した後、バード監督について「独特の感性を持ってる。視点がとても斬新なんだ」と分析。以前より『Mr.インクレディブル』の大ファンだったと公言しているレナーが、バード監督作品の魅力を熱っぽく語っている様子が楽しめる。ブルーレイ/DVD『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』4月27日(金)発売発売元:パラマウント ジャパン
2012年04月11日阿部力扮する作家志望の青年と、吉本芸人扮する文豪の幽霊たちが騒動を繰り広げるコメディ映画『ゴーストライターホテル』が17日(土)から公開するにあたり、短編集『ZOO』などで知られる作家の乙一(おついち)からコメントが届いた。その他の写真本作は、一度も小説を書き上げたことのない作家志望の青年が、アルバイト先のホテルに住みつく夏目漱石や太宰治など、文豪の幽霊たちと協力しあって文学賞を目指す物語。世界のナベアツをはじめ、ケンドーコバヤシ、カンニング竹山などのお笑い芸人が文豪になりきって登場する。本作の主人公が作家志望であることから、普段メディア露出の少ない乙一へのコメント取材が実現。乙一は17歳で作家デビューを果たし、2003年に連作短編集『GOTH リストカット事件』で第3回本格ミステリ大賞を受賞。その後、短編集『ZOO』収録作や『暗いところで待ち合わせ』『きみにしか聞こえない』が映画化されており、映画への関心も高く本名で自主映画を制作するなど作家以外の活動も行っている。乙一は本作について「おもしろくて笑え、不意に泣けてくる。芸術上の父と、これからをつくる子どもたちの映画だ。書きかけの原稿に、誰しもいつかは向き合わなくてはいけないのだ」と評しており、笑いの要素だけではないことを物語っている。国内外の文学作品へのオマージュもたっぷり込められた本作は、17日(土)より公開。『ゴーストライターホテル』3月17日(土)シネマート新宿ほか全国ロードショー(C)テレビ朝日/吉本興業
2012年03月09日昨年12月に劇場公開され、大ヒットを記録したトム・クルーズ主演最新作『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』のブルーレイとDVDが4月27日(金)に発売されることが発表され、あわせてトムが本作について語るインタビュー映像が公開された。インタビュー映像はこちら今回リリースされるのは全4アイテム。ブルーレイ+DVDセットは本編のほかに、製作の舞台裏を捉えたメイキング映像や削除されたシーンをブラッド・バード監督の解説付きで楽しめる約41分の特典映像を収録。DVD単体には約9分の特典映像が収録される。また取扱店限定のスチールブック仕様のブルーレイ+DVDセットも発売される。さらにシリーズ全4作をおさめたクアドロジーBOXも登場。こちらはブルーレイ6枚組で、特典ブルーレイディスクが追加され、合計で約119分の特典映像が楽しめる。このほど公開された特別映像でクルーズは、本シリーズについて「イーサンたちが直面する危機を、楽しみながら撮影に取り組んでいる」と語り、ジェレミー・レナーやサイモン・ペッグら共演者についてもコメント。特にレナーについては「すばらしい役者だ。身体的に優れていて知的で自身の魅力のすべてを演じる人物に投影することができる」と絶賛している。『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』は、変装の名人にして圧倒的な身体能力と作戦遂行能力を誇るエージェント、イーサン・ハント(クルーズ)らが謎の爆破事件に巻き込まれ、自らの潔白を証明し、核によるテロを防ぐべく、組織の後ろ盾を失った状態で史上難関のミッションに挑む姿を描く。『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』・ブルーレイ+DVDセット2枚組(ブルーレイ+DVD) 4935円(税込)※デジタル・コピー付・DVD4179円(税込)・ブルーレイ+DVDセット スチールブック仕様(初回生産・取扱店限定)2枚組(ブルーレイ+DVD) 5985円(税込)※デジタル・コピー付4月27日(金)発売ミッション:インポッシブル シリーズ クアドロジー ブルーレイBOX(数量限定/Amazon限定)6枚組(ミッション:インポッシブル/1枚、M:I:2/1枚、M:i:III/2枚、ゴースト・プロトコル/2枚)9660円※ゴースト・プロトコルはデジタル・コピー付4月27日(金)発売 発売元:パラマウント ジャパン
2012年03月02日公開中の映画『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』の日本での興行収入が前作『M:i-3』を超えたことを記念して、今週末11日(土)より高校生の観賞料金が1000円になるなどの“大ヒット御礼キャンペーン”を実施することを発表した。その他の写真昨年の12月16日の日本公開以来、圧倒的な人気で年末年始の映画興行ランキング首位をキープし続けていた本作。現在も全国各地で好調な動員を記録しており、公開8週目にして興収51億5664万円、観客動員400万人超を記録。世界興収は6億ドルを突破し、トム・クルーズの出演作の中で最高の記録を打ち立てている。今回のキャンペーンではまず、11日(土)より一部の劇場を除く全国の上映館で、高校生の入場料金を期間限定で1000円に設定する。配給会社は「受験勉強をがんばっている高校生をエンターテイメントで応援できないかと今回の企画を考えました。勉強の息抜きに、是非劇場で『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』を楽しんでいただければ」とコメントしている。さらに、11日(土)と12日(日)には、全国の劇場で本作の鑑賞者に“特製ステッカー(非売品)”をプレゼントする。こちらは高校生でなくても、映画館で『…ゴースト・プロトコル』を観賞すれば先着でプレゼントされる。『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』は、変装の名人にして圧倒的な身体能力と作戦遂行能力を誇るエージェント、イーサン・ハント(クルーズ)らが謎の爆破事件に巻き込まれ、自らの潔白を証明し、核によるテロを防ぐべく、組織の後ろ盾を失った状態で史上難関のミッションに挑む姿を描く。『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』公開中
2012年02月07日トム・クルーズ主演で贈るスパイ・アクションシリーズ待望の5年ぶりの最新作『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』。今月16日に公開され、日本を始めとする全世界週末興行成績で2週連続1位の大ヒットを記録している本作で、男性たち顔負けの爽快アクションを披露しているヒロインがいる。イーサン・ハント率いるIMF(インポッシブル・ミッション・フォーズ)チームの美しきエージェント、ジェーン・カーター役を好演する注目の新ヒロイン、ポーラ・パットンが本作について語ってくれた。「『卒業白書』(’83)で彼のことを観て以来、ずっと彼のファンよ。彼はPA(制作スタッフのアシスタント)から撮影監督まで、誰にでも優しいの。本当に素晴らしい人よ」。憧れの大スター、トム・クルーズとの夢の競演をふり返る彼女の柔らかい笑顔は、劇中のクール・ビューティとはまるで別人のようだ。彼女が演じたジェーンは、とある心の傷を抱えながらイーサン・ハントとチームを組むことになる。「彼女は演じるうえでとても楽しいキャラクターよ。とても強く、男の世界で生きてきたからね。でも傷つきやすい面もあるの。なぜならミッションの失敗や仲間を失う経験をしてきたから。クレムリンで爆発が起き、私たちチームは政府から放り出され、そこにウィリアム(ジェレミー・レナー)が加わるんだけど、私たちはお互いの動機を知らないし、どのくらい相手を信用すべきか、すべきじゃないかという風になる。それを修正するために、私たちはチームとして一つにならないといけないの。ジェーンももう一度自分を証明しないといけないけど、少し動揺している。みんなが、ギリギリのところで生きていると言えるわ」。殺された仲間の仇を討つことも彼女にとっての“ミッション”となる。その敵、レア・セデゥー演じる美しき殺し屋・サビーヌとの激しいキャット・ファイトは、本作の最大の見どころの一つだ。「私もみんなと同じように、多くのあざや傷を作ったけど、一番大変だったのが、レア・セイドウとの戦いだった。彼女は美しいフランス人の女優だし、普通は2人の女優にこのアクションをそのままさせることはないわ。みんな怖がるからね。でも2人ともそういう感じではなかった。私たちはお互いが大好きだったし、いい友達だけど、お互いの顔を引っ掻いたり何かひどいことを平気でやるタイプだったの。ある意味、彼女とのファイト・シーンはダンスみたいだったわ。出来るだけリアルに見えるように一生懸命やったし、どれだけそのファイトが続いたかを見ればわかるけど、それは私にとって一番のチャレンジだったわ。でも、2人とも怪我もしなかったし、楽しかったわ。目の周りに黒あざを作ったり、骨を折ったりしなくて本当に良かったわ」。役作りにあたり1週間に5日、アクションと武器のトレーニングに臨んだというポーラ。このとき、彼女は産後たったの5か月だったというから驚きである。「多くの意味で、息子が幸運を持って来てくれたと思っているの。正直言って、私はこの作品をやることになるとは全く思っていなかったからね。オーディションのオファーを受け、ブラッド・バード監督に会って台詞を読んだとき、私は自分がひどい仕事をしたと思って、部屋を出た後に泣いてしまったの。『何であんなことをしたのかしら?とても恥ずかしい』という風にね。そしたら翌日、電話がかかってきて『彼らはあなたのことを気に入ったわ』って言われたの」。彼女が女優として脚光を集めるきっかけとなったオスカー受賞作『プレシャス』(’09)での女性教師役と打って変わって、大抜擢となった本作では強くたくましいヒロイン像を見せつけたポーラだが、今後の女優としての目標を聞けば「自分が何をしたいかと言うのはとても難しいわ」という。「いまは旅を続けている感じ。そしていつか『自分は何でもやれる』と思える、そういった役を作り出せる場所にたどり着けるのを願っているわ。でも、いまは自分のところにやってくるものをこなしていくだけ。結果がどうなるかなんて関係ない。なぜならどの作品も『この作品は私の人生を変えることになる!』という気がするから。後はなるようになるといった感じね。(この作品を経て)私がもしアンジェリーナ・ジョリーのキャリアに近づけたら、天に感謝するわ。『神様ありがとう』ってね。でもそうじゃなくても、自分が素晴らしい経験を出来たことに感謝するわ」。強くたくましく、エレガントで繊細な新ヒロインの活躍をぜひ目撃してほしい。特集「不可能を超える男が、戻ってくる!」■関連作品:ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル 2011年12月16日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2010 by PARAMOUNT PICTURES. All Rights Reserved.■関連記事:トム・クルーズ、“ロックの神様”になるべく本物のロッカーに弟子入り!被災地支援、出産、離婚までセレブたちの2011年をふり返りトム・クルーズ、ドイツで米軍の負傷兵たちにひと足早いクリスマス・プレゼントを進呈トムに負けない!『ミッション:インポッシブル』女たちの壮絶バトル映像が到着シリーズ唯一の昇進?サイモン・ペッグ「腹筋のためにもよかったと感謝してるよ」
2011年12月29日公開中の映画『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』で、主人公イーサン・ハントが追う謎の男カート・ヘンドリックスを演じた俳優ミカエル・ニクヴィストがインタビューに応じた。その他の写真ニクヴィストはスウェーデン出身の俳優で、スティーグ・ラーソンのベストセラーを映画化した『ミレニアム』3部作で主演の務めた。そんな彼のもとに、全世界で1120億円以上の興収を叩き出す超人気シリーズの出演依頼が来た。ニクヴィストは「マネージャーが『トム・クルーズから“M:I4”のオファーが来ている』と聞いたとき『冗談だろ』と思いました。ちょうどNYで休暇をとっていたので妻に言ったら『バカじゃないの?』と言って信じてもらえませんでした」と笑顔で振り返る。そんな彼が本作で演じたのはカート・ヘンドリックスという男。これから映画を観る観客のために多くは明かせないが、ニクヴィスト曰く、彼は「非常に危険をはらんだ男」だという。「今回演じる上でチャレンジングだったのは、彼がとっても知的だという事です。朝食で子供を食べるような悪役じゃないんです(笑)。彼は世界を股にかけて活躍するビジネスマンのような人間で、自分のしていることを正しいと信じている。だから僕自身も信じなくてはいけない。それが難しい点でした」。そんな難役を演じたニクヴィストと対峙するのはトム・クルーズ。ふたりを導いたのはピクサーの才人ブラッド・バード監督だ。「トムは欧州の映画についてたくさん質問してきましたし、僕が演技でどんなリアクションをするのか非常に興味を持っていました。僕自身もイーサン・ハントが大好きだったので彼の演技に興味を持っていました。僕たちは好奇心旺盛な所が似ていると感じましたね。それから僕はバード監督の『アイアン・ジャイアント』の大ファンなんです。彼はストーリーを熟知し、どう組み立て進めていくかをイメージしている俳優としては理想的な監督でした」。ちなみにニクヴィストは本作に続いてジョン・シングルトン監督の新作に出演するなど、今後もハリウッドでの活躍が期待されている。しかし、「このまま知名度をあげて、アメリカの大統領を目指したいと思います」とジョークを飛ばすニクヴィストの目指すものは明確だ。「ハリウッドの良いところは、本当に優れた才能が集まっていて、みんなが献身的に仕事をすること。ただ私には国やそれが大きい作品であれ小さい作品であれ、関係がないんです。興味があるのは、いい脚本、いい共演者、いい役があるということです」。『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』公開中
2011年12月28日トム・クルーズが先週、ドイツを極秘訪問。米軍の負傷兵たちに面会していたことが明らかになった。トムと『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』の共演者、ポーラ・パットンは11日、ドイツ南西部のラントシュトゥールにある米軍慰問協会(United Service Organisations)の施設をおしのびで訪れ、負傷した兵士たちとその家族に面会した後、『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』の特別上映を行った。トムは「クリスマスの季節だし、彼らが僕たちの国のため、世界のために活動してくれていることに感謝しています。彼らを訪ねて、直接お礼を言いたかった。実現できて、とても光栄です」と語った。ポーラも「彼らは本物のヒーロー。私は映画で英雄のフリをしているだけです。彼らの勇気と激務に心を打たれました。訪問して、いろいろ考えさせられ、人生が変わりました」と語った。(text:Yuki Tominaga)© Splash/AFLO■関連作品:ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル 2011年12月16日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2010 by PARAMOUNT PICTURES. All Rights Reserved.■関連記事:トムに負けない!『ミッション:インポッシブル』女たちの壮絶バトル映像が到着シリーズ唯一の昇進?サイモン・ペッグ「腹筋のためにもよかったと感謝してるよ」トム・クルーズ、ドバイでも「日本のツアーは素晴らしかった」の親日家アピールブラッド・バード監督『ミッション・インポッシブル』に見る、スパイアクション“愛”トム・クルーズ、日本のライトノベル人気作の映画化に主演か?
2011年12月20日「ぴあ」調査による12月16日、17日公開の映画・満足度ランキングは、トム・クルーズ扮するイーサン・ハントが不可能な任務に挑むシリーズ第4弾『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』がトップに輝いた。2位に香取慎吾が声優を務めた3DCGアニメーション『フレンズ もののけ島のナキ』が、3位に1942年でパリで起きたユダヤ人迫害の真実に迫った人間ドラマ『サラの鍵』が入った。2位以下の写真はこちら1位の『ミッション:インポッシブル…』は、変装の名人にして圧倒的な身体能力と作成遂行能力を誇るエージェント、イーサン・ハント(クルーズ)が、史上難関のミッションに挑む姿を描くシリーズ最新作。出口調査では「スタントなしのトムのアクションに圧倒された!」「今作はトム・クルーズだけでなく、4人のチームメンバーが個性的でユーモアもあって楽しめた」「“不可能を可能にする”男だな、と改めて惚れなおした」などの声を集め、世代を超えて高い満足度を獲得。「今までのシリーズの中で一番おもしろい!」との声も多く、『M:I-2 』の91.3点、『M:i:III』の90.0点を抜く93.2点をマークし、調査開始以来シリーズ最高の満足度を記録した。2位の『フレンズ もののけ島のナキ』は、童話『泣いた赤おに』を基にもののけたちと人間の赤ん坊との交流を描いた物語。アンケート調査では「仲間との友情や絆に感動してしまった」「個性豊かなキャラクターが多くて楽しかった」「3Dの良さが活かされていて、技術の向上に感心した」など、家族連れを中心に好評だった。(本ランキングは、2011年12月16日(金)、17日(土)に公開された新作映画11本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2011年12月19日公開中の映画『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』の本編映像の一部がこのほど公開され、本作からシリーズに出演するジェレミー・レナー演じる分析官ウィリアム・ブラントの登場シーンが披露された。ウィリアム・ブラントの登場シーン『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』は、変装の名人にして圧倒的な身体能力と作成遂行能力を誇るエージェント、イーサン・ハント(クルーズ)らが謎の爆破事件に巻き込まれ、自らの潔白を証明し、核によるテロを防ぐべく、組織の後ろ盾を失った状態で史上難関のミッションに挑む姿を描く。主演のトム・クルーズを筆頭に、ジョン・ヴォイト、ジャン・レノ、フィリップ・シーモア・ホフマン、サイモン・ペッグなど個性的な俳優陣が数多く登場してきた本シリーズだが、本作から“新メンバー”になったのがアカデミー作『ハート・ロッカー』で一躍注目を浴びたレナーだ。彼は本作で、IMFの分析官ブラントを好演。アナリストのはずなのに、事前に公開されている場面では颯爽と銃を構え、さらにはトム演じるイーサン・ハントと緊張感のはしる瞬間もあるようで、彼が一体何者なのか? そして彼の過去に何があったのかは謎のままだ。以前より「トムやこのシリーズの大ファンだった」というレナーは、同じく大ファンだった『Mr.インクレディブル』を手がけたブラッド・バード監督が本作を手がけると知って出演オファーを快諾。本作について「初めて観たときは、口が開きっぱなしだったよ(笑)。緊迫感があるし、かっこいいし、楽しい」とコメントしている。このほど公開された本編動画は、イーサン率いるチームが“ある目的”を果たすために開始したミッションの現場を捉えたもの。巨大空洞に腰掛けたブラントは、無線でイーサンより「迷わず飛べ!」と気合いを入れられて、おずおずと飛び降りる。すでに公開されている予告編では、本シリーズでお馴染みになっている“宙吊り”をブラントが再現する映像が登場。トムはレナーについて「彼は身体的にも優れていて、知的で、自分の持っている魅力の全てを演じる役に投影できる素晴らしい役者だ」、先日来日したバード監督も「彼はすべてのテイクで異なった演技ができ、そのどれもが素晴らしいから編集室で本当に悩んだ」と絶賛しており、トムとバード監督が全幅の信頼を寄せるレナー演じるブラントにも注目したいところだ。『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』公開中『ミッション:インポッシブル』(TM) スペシャル・コレクターズ・エディション価格:2980円(税込)発売中発売元:パラマウント ジャパン(C) 2011 By PARAMOUNT PICTURES. All Rights Reserved.
2011年12月16日