12日、東京丸の内に三越伊勢丹ホールディングスの新業態となるメンズファッションセレクトストア・イセタンサローネ メンズ(ISETAN SALONE MEN’S)がオープンした。以前、「バーバリー丸の内店」のあった新東京ビル1階で、売り場面積は約900平米。品ぞろえの全体の6から7割が春物で構成されている。日本家屋をイメージした空間構成で店舗デザインはストラスブルゴやキートンなどのメンズストアでの経験豊富なデザイナー・辻村久信が担当。同氏の手掛けた店舗としては過去最大規模で、現代の素材とテクノロジーを融合し「和魂洋才、優雅さと合理性」が追求された。白木の什器や和紙、洗い出しの床など木、紙、土と日本の伝統的な自然な質感を生かした内装で、江戸の粋を京都の素材と職人技で仕上げられている。日本家屋の庭が想定されたエントランス付近には、ニコライ・バーグマン(Nicolai Bergman)のフラワー、フレグランスやコスメ、スキンケアなど水と植物などのイテムを集積することでさながら池のように動きを与えている。また、茶の湯の待ち合いのエリアにはフォーナインズ(999.9)の眼鏡の売り場を配し、帽子と共に丸の内エリアで最大レベルとなる品ぞろえで充実を図っている。その脇には茶室を想定したスペースにはジャン=ポール・エヴァン(JEAN-PAUL HEVIN)が新形態となるチョコレートバーを出店。世界で初となるミルクを使わず水で作るショコラショもこの店だけで飲むことが出来、“ビター”なメンズストア対応を図り、この店舗でしか体験できない”ティータイム”を提案。店舗奥のビジネスゾーンは蔵の位置づけで、オーダーカウンターには杉の無垢材に平瓦、床はハンドフックの小紋のラグ、壁には金箔や砂子を施した手漉き和紙などさながら銀座の高級寿司店を思わせる仕掛け。シューズやシャツなど、レディスに比べ圧倒的に豊富なMDが整理されて見やすい環境で提案されている。離れを想定したカジュアルゾーンはガラスを用いた光環境で、トム ブラウン ニューヨーク(THOM BROWNE. NEW YORK)、メゾン マルジェラ(Maison Margiela)、マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)、ディースクエアード(DSQUARED2)、メゾン キツネ(MAISON KITSUNE)、日本のブランドではビズビム(visvim)、エヌ. ハリウッド アンダーサミットウエア(N.HOOLYWOOD UNDER SUMMIT WEAR)、コーネリアン タウラス バイ ダイスケ イワナガ(CORNELIAN TAURAUS BY DAISUKE IWANAGA)の代表的なアイテムが並び、新宿店メンズ館のダイジェスト版といったブランド構成。通りに面したファサードは、鉄を葉の形に切り出し溶接した鉄骨のオブジェがショーウインドーを飾り、垣根を想定。帽子のディスプレーには京都の西山の枝をアクリルに封入した什器で、庭の植栽を想定するなど日本家屋の構造様式が徹底されている。*次回は辻村久信氏、大西洋社長などのインタビューText:野田達哉
2015年12月14日三越伊勢丹ホールディングスが12月中旬に、東京・丸の内にメンズファッションセレクトストア・イセタンサローネ メンズ(東京都千代田区丸の内3-3-1 新東京ビル1階)をオープンする。同社グループの強みである編集力を活かした中小型店舗の出店戦略を進めている三越伊勢丹ホールディングス。これまでに、羽田空港内のイセタン羽田ストアや、駅ビルを中心に出店しているラグジュアリーコスメ編集ショップ・イセタン ミラー メイク&コスメティクスなどの小型店を出店してきた他、今年4月には伊勢丹新宿本店のサロン的役割をあわせ持つウィメンズファッションの高感度な独自編集セレクトストア・イセタンサローネをオープンしてきた。今回オープンするイセタンサローネ メンズのストアコンセプトは、茶道用語で“思いあう”を意味する“おもあい”。インテリアデザイナーの辻村久信が、“和魂洋才”をテーマに、日本古来の自然素材を現代的に用い、日本家屋を連想させる空間構成を行うことで、同ショップのコンセプトとなる“おもあい”を具現化した。同ストアでは、4つのターゲットを設定し、それぞれのターゲットに向けたエリアを設置。丸の内エリアを拠点にワールドワイドに活動するビジネスマンには、ベルベスト(BELVEST)や、トリッカーズ(Tricker’s)などによるビジネスシーンをサポートするアイテムを集結させたゾーンを、高感度な都市生活者には、メゾン マルジェラ(Maison Margiela)やマークジェイコブス(MARC JACOBS)などのビジネスマンのオフでの着こなしのためのアイテムを集めたゾーンを、男性へのパーソナルギフトを探す高感度な女性には、丸の内で最大レベルの品揃えとなるメガネと帽子のコーナーを始め、ニコライ・バーグマン(Nicolai Bergmann)のフラワーショップなどを展開するゾーンを用意。伊勢丹新宿本店メンズ館の愛用者に向けては、メンズ館の凝縮したコンテンツを提供する。その他、ビジネスシューズやバッグなどの革製品の修理・メンテナンスを行うリペア工房を設置。ジャン=ポール・エヴァン(JEAN-PAUL HEVIN)の日本初となるカジュアルタイプのカフェも併設される。また、三越伊勢丹ホールディングスは16年3月に大名古屋ビルヂングに、中型ファッションセレクトストア・イセタンハウスもオープンする。“FUN(楽)”がコンセプトの同ショップでは、旬のファッションに関心が高く、東京発のファッションに親和性を感じている団塊ジュニア世代を中心とする30代から40代の高感度パーソンをターゲットに設定。建物は地下1階から2階の3構造となっており、地下1階では婦人雑貨を、1階では婦人ファッションを、2階では婦人・紳士ファッションを展開していく。
2015年11月07日ぴあは11月18日、『メンズ温泉』写真集(1,512円/税込)を発売する。○オーディションを勝ち抜いた5人のメンズが登場同書は、BSジャパンで今年7月より放送され、話題を集めた『メンズ温泉』のスピンオフ企画写真集。『メンズ温泉』は、厳しいオーディションで選び抜かれたさまざまなタイプの5人の男の子たちが温泉地を旅する温泉番組。彼らの美しさを十二分に引き出すべく撮影にこだわった美しい入浴シーンと共に、温泉の魅力を余すところなく伝える番組として、注目された。同書では、同番組のスピンオフ企画として、5人が再び温泉へと向かう。水も滴るイイメンズが箱根を旅し、美しい景色の温泉地を巡ったセクシーでチャーミングな、撮り下ろしカットで贈る写真集となっている。登場するメンズは、1987年生まれの俳優で、メンバーきってのムードメーカー・田中康寛。1988年生まれで、麿赤兒率いる舞踏集団『大駱駝艦』の俳優部に所属、その後ヒーロー特撮ドラマで大躍進を果たした加藤貴宏。1982年生まれで劇団TRASHMASTERS所属、最年長メンズならではの色気を漂わせる倉貫匡弘。1991年生まれのK–1ファイター、"現役K-1世界チャンピオン"の武尊。1992年生まれで純文学作家志望、村上春樹の様なベストセラー作家を目指す大森翔太の5人。脱衣所から露天風呂風景・そして布団ではしゃぐ姿など、まるで、彼らと温泉旅行に来たような気分に浸ることができる。また、湯けむりに浮かぶタオル一枚まとうだけの体と、限りなく素に近い表情にドキドキしつつも、癒やしをもらえる仕上がりとなっているという。
2015年11月05日ラグジュアリーストリートがターゲットの新メンズ雑誌『スワッグ オム(SWAG HOMMES)』が新創刊。初号の発売日は9月25日。ストリートカルチャーから生まれたスラング“SWAG”から着想を得た同誌は、“ニュージェネレーション・ニューラグジュアリー”をテーマに、感度の高い新世代へ向けて、新しいラグジュアリーを感じるファッションやライフスタイルを、ハイクオリティなビジュアルデザインとともに発信していく。創刊号では、15-16AWシーズンのトレンドファッションを特集する「THE STREET MEETS MODE」や、パリ、ミラノ、ロンドンのリアルな“SWAG MAN”の路上スナップ集「SWAG STREET SNAP GALLERY」などの特集を掲載。同誌と価値観が合致するブランドのストーリーを紹介するページ「FASHION STORY」では、ジバンシィ バイ リカルド ティッシ(GIVENCHY BY RICCARDO TISCI)、バルマン オム(BALMAIN HOMME)、オフ-ホワイト ケアーオブ ヴァージル アブロー(OFF-WHITE C/O VIRGIL ABLOH)、マルセロ・バーロン カウンティ・オブ・ミラン( MARCELO BURLON COUNTY OF MILAN)などのブランドを紹介する。なお、同誌は発行部数は5万部、価格は759円となっている。3月、5月、9月、11月の24日に発売。
2015年09月27日伊勢丹新宿店メンズ館4階のインターナショナル ラグジュアリーフロアでは、スーツの概念が変化しているメンズファッションの流れから、この秋冬、三越伊勢丹オリジナル(ONLY MI/オンリーエムアイ)企画としてスーツにクローズアップ。紳士服の本流であるスーツを、男性服の原点であるミリタリーのミニマルなディテールとクリーンなファブリックに求め、新しい楽しみ方を提案している。三越伊勢丹オリジナル(オンリーエムアイ)として展開されるラグジュアリーなスリーピース(3P)・スタイルと、ミッソーニのニットスーツを紹介する。ステファノ・ピラーティがクリエイティブディレクターに就任して4シーズン目を迎える、エルメネジルド ゼニア クチュール(Ermenegildo Zegna Couture)。彼がデザインする“クチュール”ラインの「ブロークンスーツ」のコンセプトは、同じカラートーンの異なるパターンの生地を上下でコーディネートするという手法。遠目には同柄に見えるが、ズームアップすると柄が微妙に違っており、トロンプルイユ的な視覚効果により、大人の遊びを感じさせるスーツの着こなしが提案されている。スリーピースで提案された三越伊勢丹オリジナルは、ブルーグレイのマイクロチェックのウール100%のジャケット(43万1,000円)、ブルーグレイのストライプのウール100%のトラウザー(16万2,000円)、グルーグレイのマイクロチェックのベスト(19万4,000円)はウール93%シルク7%と、それぞれ単品の組み合わせでも楽しめる細身のスタイリングになっている。この数シーズン、明るいカラーの提案が続いていたエトロ(ETRO)は今シーズン、ネイビーを中心に落ち着いたトーンのマスキュリンなイメージ。若干厚みを持たせたフラノ素材のネイビーにブルーのチョークストライプスーツ(25万円)に4つボタンのベスト(9万6,000円)の3P提案。裏地はもちろん同色のペイズリーというのは、エトロならではの計らいだ。最高級の生地がハイエンドな着心地で提供されるブリオーニ(Brioni)は、遠目にはネイビーの無地に見えるネイビー×グレーのマイクロチェックの3P(73万円)が三越伊勢丹限定でラインナップ。ウオーム感のある光沢のあるウール素材は、ビジネスシーン、イブニングシーン問わず、流麗なスタイルが上品。同ブランドが展開するラインで最も細身のシルエットのGAETANOモデルのジャケットと、見た目はノータックながらダーツタックでパンツがコンフォータブルな3Pを完成させる。クラシックな英国スタイルを代表するブランド、ダンヒル(DUNHILL)は薄手のフランネル素材の3Pスーツ(37万2,000円)を提案。ウール90%カシミア10%の柔らかな手触りの素材で、ラグジュアリーな着心地。ダブルのウエストコートは短め丈で夜のシーンにも活用できる。1964年に北イタリアのパドヴァで創業したベルベスト(BELVEST)は、数あるイタリアのファクトリーのなかでその実力は折り紙付き。さまざまなメゾンのスーツを手掛け、ハンドワークとマシンワークのハイブリッドな完成度は、イタリアのプレタポルテの歴史そのものだ。今秋冬は同ブランドの定番のインターナショナルモデルの645のスーツにベストを加えたネイビーベースのストライプの3Pスーツ(39万円)が三越伊勢丹オリジナルで提案された。2007年にロンドンのメイフェアにビスポークテーラーをオープン。伊勢丹新宿店に導入されて3シーズン目を迎えるトムとルーク二人の英国人テーラーによるトム スウィニー(THOM SWEENY)からは、三越伊勢丹限定として3モデルが提案された。“エレクトリックブルー”と呼ばれる目の覚めるようなブルーの3Pスーツ(33万円)は、カマーバンドの伝統を思わせる深いUカットのベスト、袖口のフレア加減など、ジェームズボンドを彷彿とさせるディテールへのこだわりが詰まっている。チョークストライプの3Pスーツ(36万円)、今年のトレンドでもあるグレンチェックの3Pスーツ(36万円)など、英国の伝統的なスタイルをモダンに昇華させたスタイルは要注目だ。最後は、この数シーズン人気が集まりつつあるニットのアイテムを、ミッソーニ(MISSONI)が三越伊勢丹オリジナルで提案したスーツスタイルを紹介。ウール、コットン、ナイロンの混紡素材のネイビー×グレーのストライプジャケット(37万円)と同素材のパンツ(18万円)は、究極のコンフォート感。今シーズンの注目アイテムのニットパンツをスーツで楽しむミッソーニらしいラグジュアリーなスタイルだ。
2015年09月21日ジミー チュウ(JIMMY CHOO)が9月7日より、日本限定のメンズフォトダイアリーを公式ホームページにて公開している。様々なスタイルが集う東京ファッションにオマージュした同フォトダイアリー。15SSメンズコレクションのアイテムを取り入れたファッショニスタによるコーディネートが紹介されている。モデルを務めるのは、国内外で活動するモデルのSEN、ロックバンドのTHE BAWDIES、ファッションデザイナー兼アーティストの森勉ら。ファッション、音楽、アートとそれぞれ異なる分野で活動するモデルたちによって、コレクションの新たな魅力が引き出された。なお、公式ホームページではフォトダイアリーに加え、撮影の舞台裏を映したショートフィルムやインタビューなどが同時公開されている。
2015年09月19日変化をつけにくいメンズのヘアスタイルも、季節に合わせておしゃれにアレンジしてみましょう!他のみんなよりも一足早くトレンドのヘアスタイルにシフトすれば、ファッションリーダーの座を手に!オンにもオフにもOKな最新メンズスタイルをランキング形式でご紹介します。■1位:今市隆二風 メンズツーブロックスーツやフォーマルな服装とも相性◎なのでカッコよく決めちゃいましょう!■2位:外国人風ツーブロックショートサイドとバックを刈り上げた爽やかなショートヘア。外国人のクセ毛の様なゆるいパーマでナチュラルに仕上げるのがポイント。■3位:伝説の人気!7:3七三分け ラギットヘアこのスタイルは二通り楽しめるのが特徴。スタイリング剤を変えると、ナチュラルなスタイルにも変化します。ビジネスやシーンに合わせてそのギャップを楽しんでみては?■4位:今期一押しタャツーヤスタイル!!サイドはツーブロックにして、トップはパーマで動きをつけて七三で男らしく!■5位:セット30秒!デキる男のビジネスショートビジネスマンにオススメのベリーショートはソフトな2ブロックとクセ毛ニュアンスでさりげなくトレンドを。 ・美容室検索サイト「ビューティーナビ」 毎週月曜更新:週間ヘアスタイルランキング ※掲載協力:ビューティーナビ編集部
2015年09月08日ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)が初のメンズコレクションのポップアップショップを伊勢丹新宿店メンズ館1階に26日オープンした。当日はメンズコレクションのアーティスティックディレクターのキム・ジョーンズも来日し、三越伊勢丹HD・大西洋社長らと共に、テープカットを行った。今回のポップアップショップは、今秋冬シーズンのルイ・ヴィトンのコレクションテーマがキム・ジョーンズが敬愛し、日本と縁の深いデザイナー、故クリストファー・ネメス(Christopher Nemeth)へのオマージュとして捧げられたことから、9月15日まで3週間の限定でプロモーションスペースにオープン。アクリルとアルミニウムを用い、トランクをイメージさせる外観と空間デザインはキム・ジョーンズ自身が監修した。また、世界でも同店のためだけに制作されたモノグラム柄にネメスのアイコンパターンであるロープ柄をプリントしたアイテムや、同店先行で販売されるカットソーなどが販売され、ネメスの盟友であったマーク・ルボンのムービーも流されている。また、ネメスとも親交が深くiD誌、FACE誌などのスタイリストとして80年代、90年代のロンドンファッションシーンを席巻したバッファローのジュディ・ブレイムが同店オープンのために来日。同氏はジュエリーデザイナーとして以前にもルイ・ヴィトンとコラボ作品を発表しているが、オープニング初日には店内で今シーズンの同メンズコレクションでも発表された、安全ピンモチーフのアクセサリーなどを自ら制作するデモンストレーションを披露した。「伊勢丹新宿店は世界で最も好きな百貨店。初めて来たのは2001年だったと思うが、メンズ館は来日の度に何度も足を運んでいて、本当に大好きなメンズストア。この店でこんな空間を作れたことに本当に驚いていて、興奮している。大西社長にもお礼を言ったんだ」とテープカットは初体験だというキム・ジョーンズ。クリストファー・ネメスとは生前に表参道の店で何度か会っており、彼が80年代後半に制作拠点を移した東京で、今回のコレクションのポップアップショップをオープンすることでその思い入れも特別な様子。オープニングにネメスのブランドを受け継ぐ、愛娘のルイ&リヨ姉妹も来店。2年前にキム・ジョーンズ本人からアプローチがあったという今回のオマージュコレクションの凱旋を祝った。
2015年08月26日トッズ(TOD’S)がメンズとウィメンズの15-16AWの広告キャンペーンを公開した。トッズが提案するイタリアのライフスタイルと哲学が表現された今回のメンズ広告キャンペーンビジュアルでは、トータルルックをフィーチャー。アイコンシューズ「ゴンミーニ」や新作スニーカー、ローファーがフォーマルなルックやカジュアルな装いに合わせられている。また、ブランドのアクセサリーやレディ・トゥ・ウエアのコレクションが拡充していることも伺える内容となっている。一方のウィメンズの広告キャンペーンビジュアルでは、コレクションから新作をフィーチャー。サルトリアル感覚とスポーティーさ、メイド・イン・イタリーのラグジュアリーが、グラフィックや縫い込みのレザーを現代的にメランジュ(取り合わせ)することにより表現されたものとなっている。洗練されたスポーツスタイル、アクセサリーを飾る幾何学的なメタル使いに表れる反逆的なバイカー風ディテールなど、中心となるテーマは“コスモポリタンスキー”。グレース・ハーツェルをモデルに起用したこの広告は、ミラノにある個人宅で撮影された。ルックの主役はアクセサリーとなっており、バッグではアイコニックな「ケープ」や新作の「ウェーブ」、シューズでは「ゴンミーニ」の新たなブーティーが登場している。
2015年07月29日Y-3(ワイスリー)は、パリメンズファッションウィーク中の6月28日、リセ・カルノー(Lycee Carnot) にてメンズ及びウィメンズの2016春夏コレクションのランウェイショーを行った。コンセプトは、『シアー(透ける)』『フルイド(流れるように滑らか)』『ウルトラライト(軽量)』。表現したのは、運動する人体が纏うスリーストライプスの美しさで、その名も『3 Stripes in Motion(スリーストライプス・イン ・モーション) 』。インスピレーション源は、デザイナー山本耀司が即興で描いたというスケッチで、彼自身が運動をしている自画像などもグラフィックとして採用。キーワードは、前述のフルイド、カラー、プリント、ライト(軽量、光) の4つで、人体工学に基づいて計算されたリラックスしたシンプルなフォルムが特徴となっている。カラーは、黒と白というY-3定番のカラーパレットに加え、メンズではエレクトリックブルー、ウィメンズではキャンディレッドをアクセントカラーとし、ヴィヴィッドな雰囲気を加えた。素材は、エアメッシュと繊細なジャージー素材で軽量化を図り、デザインと素材の両方を進化させることでスポーツウエアの可能性をますます広げていく。
2015年07月02日2016年春夏メンズファッションウィークのシーズンスタートとなる総合展示会第88回ピッティ・イマージネ・ウオモが16日から19日、フィレンツェで開催された。今回の総合テーマは「THAT’S PITTICOLOUR!」。色をテーマにした会場のフォルテッサ・ダ・バッソに約1150ブランド(内海外ブランドが約40%)が参加した。ロック、ピンポン、ウォーキングとこの数回趣向を凝らしたテーマで会場を演出し、盛り上げてきたピッティ・ウオモだが、今回はカラーをテーマにメインパビリオン前に、カラフルなカラーコーンが置かれ、カラースモークが空になびくが、会場内は比較的落ち着いた印象。天候に恵まれ気候も穏やかだったことから、メインパビリオン前はこの“ピッティカラー”のテーマに合わせ、自らのスタイリングを競う新しいピッティピープルが各国から連日ギャザリング。開催期間中、カメラマン、ブロガーらで賑わいを見せるものの、加熱するスナップブームがコスプレイベント化しつつあるのを、スナップブームのきっかけを作ったサルトリアリストたちは回避しているのも最近の傾向。クラシコの重鎮たちは会場ブース内から出て来ないという状況は、回を重ねるごとに顕著になっている。しかしながら、来場バイヤー数は前年6月と比べ5%増の2万人と夏のピッティ・ウオモでは過去最高、総来場者は3万人超となった。日本人バイヤー数はドイツに次いで全体の中で2位の819人と前年より2.5%増加した。ピッティ・ウオモ全体では今シーズン共通しているのは“アーカイブ”への回帰。歴史のあるブランドやメーカーほど、自社のアーカイブからアイコンアイテムを大きく取り上げるケースが目立った。この数シーズン軽量高機能ダウンで好調な「ヘルノ」は創業の礎を築いたレインコートを復活。40年代のラベルで復活させ「ヘルノレイン コレクション」としてコットン撥水加工素材と軽量ポリエステル素材の2素材で約10型を発表し、シーズントピックスのアイテムとして打ち出した。「アルテア」は同社が専業メーカーとしてスタートした原点回帰から、ネクタイの柄をニットのジャケットで展開。小紋、ストライプなどのニットジャケットは、トータルブランドをして順調に拡大を続ける同ブランドのコンセプトをアーカイブとして提案されることで、ブランドの深みが増している。シューズの「モレスキー(MORESCHI)」は70年代にデザインされた自社のブランドロゴをフューチャーしたニューラインを発表。「ウールリッチ(WOOLRICH)はブランド創立185周年記念としてマウンテンジャケットと鉄道員ベストをテフロンコーティングの撥水コットンナイロンで復刻。また現在、同ブランドを展開しているWP社が、ボローニャにWPストアがオープンして30周年となることを記念し、ブルーブラック・コレクションを発表するなど、アーカイブ、アニバーサリーとしてのスペシャルアイテムでのニュースMDが目立った。--次回、ピッティウオモ2016春夏の2/4では、C.P.カンパニー、ニノ・セルッティなどのオフィシャルイベントをレポート。■text:ファッションヘッドライン編集顧問 野田達哉■ピッティウオモ2016春夏レポート--伊ファッションの歴史を紐解くC.P.カンパニー、ニノ・チェルッティのアーカイブ展2/4--ピッティが期待するアフリカ&次世代デザイナー3/4--注目の若手デザイナー、アーサー・アーべッサーとカサマードレ4/4
2015年06月29日ウェスタンアメリカをテーマにした、ルシアン ペラフィネ(lucien pellat-finet)の16SSメンズコレクション。6月24日、パリメンズファッショウィーク開幕初日のプレゼンテーションで発表された。70年代の背景を採り入れ、西部劇からヒントを得た愉快なモチーフがアクセントになっている。ニットに編まれたのは、ドーナツやアイスクリーム、カウボーイ、ウエスタン ブーツのモチーフなど。今シーズン、ブルーのバリエーションが多用 されているのが色の特徴。小物は、カラーステッチで鮮やかにハワイアンモチーフをデザインした、定番人気のトートバッグやスリッポンが爽やかなでキャッチーだ。ブランドの公式Instagramでも、カモフラージュ調に描かれた珊瑚×スカルのジャカードのスリッポンなど、プレゼンテーションで撮影された写真の投稿を見る事ができる。
2015年06月26日ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)は、16SSパリメンズファッションウィークにて行うランウエイショーをライブ配信する。ショーは6月25日21時半(現地時間14時半)よりスタート。SNSでのハッシュタグは#LVLive。
2015年06月24日伊勢丹メンズ館1階コスメティックスペースでは、「クラランス メン(CLARINS MEN)」と「モルトンブラウン( MOLTON BROWN)」のメンズラインから登場した、“父の日のギフト”にも最適なメンズコスメキットが発売中だ。同スペースでは、夏に向けてメンズコスメを多彩に取り揃えている。「クラランス メン」から発売された「サマー メン キット」(3,200円)は、植物成分を配合し、清涼感のある香りを施した4種のコスメのトライアルセット。ヘアからボディまで全身使えるジェルウォッシュ「トータル シャンプー」(30ml)と洗顔料「アクティヴ フェイス ウォッシュ」(30g)はさっぱりした洗い心地で、乳液「アフター シェイヴ スーザー」(12ml)と美容液「モイスチャー ジェル S」(12g)で肌を整えれば、シンプルながらトータルお手入れは完了。持ち運びに便利なオリジナルポーチ付きで、父の日のスペシャルなギフトとしてはもちろん、夏の小旅行にもオススメだ。「モルトンブラウン」から発売中の「メンズグルーミング キット」(3,300円)は、2種のボディウォッシュとスキンケアサンプルのキット。上質なユーカリオイルを配合した「ユーカリプタス ボディウォッシュ」(100ml)は、汗の気になる季節のシャワーにもぴったりな、ウッディで爽やかな香りが特徴。また、シトラスの香りが爽快な「ブシュカン ボディウォッシュ」(100ml)は、ブシュカンエキスにシュガーメープルエキス、ブラックペッパーをブレンドし、ポジティブな気持ちを演出。スキンケアサンプルは「バランシング フェイスウォッシュ」(2ml)と「スキンカーム シェービンググリーム」(3ml)がセットされる。同じく、「モルトンブラウン」の「4-IN-1 スポーツウォッシュ」(200ml:3,600円)はボディ、ヘア、フェイス、シェービングの4機能を備えた携帯に便利な1本。爽快感あるライムの香りは気分をリフレッシュさせてくれる。同館コスメティックスペースには、これらのキット商品のほかにも、香りを抑えたロールオンタイプのデオドラントや、レジャーに欠かせない日焼け止めなど、多彩なラインアップを取り揃えた。夏本番に向けて、男性はもちろん、父親やパートナーへのプレゼントを探す女性にも是非チェックしてほしい。
2015年06月18日コーチ(COACH)がロンドンメンズファッションウィークにて2016春夏コレクションを発表した。2013年、エグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクターにスチュアート・ヴィヴァース(Stuart Vevers)を迎え、作シーズンの2015-16秋冬コレクションよりメンズフルコレクションの本格展開をスタート。今シーズンは、サブカルチャーの視点からファッションアイコンを再解釈し、リミックス。アメリカンドリームとNYに息づく個性を表現した。パープル、ネオンイエロー、ビビットピンクなどサイケデリックなムード漂うカラーパレットは、60年代サンフランシスコでムーブメントとなったウェストコーストサイケからインスパイアされたもの。アイテムには、アメリカの代表格とされる、同じく60年代に活躍したロックバンド「ザ・ビーチ・ボーイズ」を想起させる爽やかなサーフパンツから、90年代NYのヒップホップカルチャーを思わせる革のジャケットやスポーツテイストのパーカー、ど派手なアニマル柄を用いたシャツやコートなどが登場。アメリカ人を象徴するような男らしい風格とカウンターカルチャーが掛け合わせ、実用的かつオーセンティックな現代のスタイルへと導いた。
2015年06月15日2015年夏シーズンはカジュアルテイストにはもちろん、コンサバやフェミニンなスタイルにもメンズライクな要素をプラスした装い旬ですね。メンズライクといわず、大胆にメンズアイテムを取り入れてしまうのはどうでしょう?どんなものを選ぶと良いのか、初心者にもおすすめのアイテムを紹介します。 まずは、簡単に取り入れるにはトートバッグやバックパックはいかがか?シンプルなものを選べば今までのスタイルにもなじみやすく、個性的な色や形のものでハズしとして使うこともできますね。 小物類ではほかにも時計やベルトをメンズ用にするといつもと違った雰囲気を楽しめます。 またウエアでは、シャツ類がおすすめです。ボタンダウンのシャツは大きめサイズだとスタイリングの幅が広がるため1枚は欲しいもの。そのままチュニック風に着るほか、羽織りにしてもOK。裾をパンツインするとメリハリのあるコーデが叶います。上級者はスエットにトライするのも良いでしょう。ゆったりとしたシルエットは、大人女子の休日スタイルに最適! メガネやヘアアレンジひとつでこなれた装いに早変わりです。いつもの服にプラスするだけでぐんとおしゃれ度がアップするメンズアイテムは、彼と共有してもいいですね。最近着こなしがマンネリ……という方は、今年の夏は思いきってメンズアイテムに挑戦してみてくださいね。
2015年05月10日今、メンズはどんなヘアスタイルが流行っているの?と気になる方の為に、女性からの支持率が高い最新のメンズヘアをランキング形式でご紹介します。彼氏や旦那さんをカッコよく変身させたい方はぜひチェックしてみて。★1位★ 2ブロックマッシュウルフ レイヤーで軽さと動きを出したスタイル。耳周りすっきりの2ブロックで爽やかな印象に。★2位★ 万人ウケ爽やかショートレイヤー サイドは2ブロック気味にカットしてすっきり感を出し、毛先に遊びが出るくらいのショートレイヤーで動きのあるスタイルに。★3位★ 2ブロックショート サイド、襟足を刈り上げた七三ショートスタイル。後ろから見たときのおしゃれ感がこなれている雰囲気に。■4位: 王道黒髪2ブロショート 束感と動きがありながら丸みのあるシルエットなので強すぎず柔らかい印象に。耳にかけた時にさりげないデザイン性がプラスされます。■5位: 2ブロックベリーショート! サイドバックを刈り上げてトップは少し長めに残してメリハリのあるスタイルに。サイドからつながるヒゲもポイント!■6位: エッジ×2ブロック サイドからバックにかけて3mm~8mm微妙なグラデーションスタイル。マットベージュで柔らかさを出して好感度アップ!■7位: 外国人風柔らかパーマ うねりが出るようにパーマをかけ、カラーもやや明るめに。日本人特有の固い髪の毛を柔らかく見せられるように仕上げました。■8位: 七三分け ラギットヘア ちょいワルなルード感が大人気のスタイル。スタイリング剤を変えると、ナチュラルなスタイルにも変化します。■9位: 大人爽やかツーブロック 短すぎないバックとトップのパーマが決め手の爽やかナチュラルスタイル。好感度の高いスタイルなのでビジネスシーンにもピッタリ。■10位: ジェントルマンショート 耳周りすっきりのデコ出しショートスタイル。パーマを強くしっかりかけていることでスタイリングが楽ちんに。 >最新メンズヘアランキングをもっと見る! 提供:ビューティーナビ編集部 ・美容室検索サイトビューティーナビ
2015年05月01日ファッション雑誌『メンズジョーカー(Men’s JOKER)』は4月10日、公式サイト「メンズジョーカープレミアム」をオープンする。今回オープンするサイトでは本誌の巻頭特集に加え、編集部独自の視点でアイテムを紹介する「Select the "New"」など、本誌の誌面をそのまま収録。更に、モデルのパトリシオの30日スナップを紹介する連載ページ「What will be,will be」の拡大版もアップしていく予定だ。その他、雑誌の編集者が最近買ったものを紹介する「A DEAR HUNTER」、雑誌では紹介しきれない最新ファッション情報など、連日更新されていく読み物ページが充実。展示会の先出情報や撮影の舞台裏などを綴った、編集部の公式ブログもオープンする。更に、本誌で紹介したアイテムを取り扱うオンラインショップも用意した。毎号特集ページで紹介されたアイテム一式を販売する他、旬のアイテムに関するスタイリング、人気ブランドのMIXコーディネートなどを提案。なお、オープン記念として国内の人気13ブランドとコラボしたスペシャルアイテムがラインアップされる。コラボアイテムについては、4月10日発売号の大型特集で紹介される。主なブランドは「ミスターオリーブ」、「ファクトタム」、「マージン」、「スタンダードカリフォルニア」、「アタッチメント」などだ。
2015年04月09日サルヴァトーレ フェラガモ(Salvatore Ferragamo)が、15SSのメンズコレクションのスタイリングイベントを伊勢丹新宿店メンズ館4階の同ブランドメンズブティックで開催する。3月28日、29日の2日間で、時間はいずれも14時から14時半と16時半から17時の2回。スタイリングイベントではモデルのリヒトが同ブランドの最新コレクションに身を包み店内をウォーキングする。また、メンズ雑誌『ウォモ(UOMO)』などで活躍するスタイリスト池田尚輝が、同ブランドのファッションについてスタイリスト的視点も交えながらコメントする。同ブランドの15SSメンズコレクションには、職人技が生み出した“織”と“グラフィック”による表情豊かなテキスタイルが多数登場。ダルトーンでコーディネートされたルックには、素材の風合いを生かしたチェック生地のジャケット、シルクの落ち感が美しいジラフ柄シャツ、ややハリ感のあるラムレーズン色のパンツに、リラックス感が漂うタッセル付きシューズをスタイリング。コレクション全体を通じ、美学と機能性を追求したリアルで上質なカジュアルスタイルを提案する。同イベントでは、間近にそのスタイリングを見られるだけでなく、スタイリストからのコメントも直接聞くことが可能。また、同時期店頭には三越伊勢丹限定スニーカー、クロコダイル素材とヘアリーカーフ素材も展開される予定。匠の技によるサルヴァトーレ フェラガモの世界を堪能できる機会となりそうだ。
2015年03月18日伊勢丹新宿店メンズ館1階プロモーションスペースでは、世界各国のニッチなフレグランスを一堂に会したフレグランスギャラリーを開催中。3月3日まで。本イベントでは、美しき風景や人々を求め世界中を旅し続けるトラベルカルチャー誌『トランジット(TRANSIT)』とコラボレーション。ブランドと商品を大切にし、香料や調香にこだわった本物志向の「ニッチフレグランス」にフィーチャーしている。トランジットが撮り下ろした世界各国の都市の写真と共に、異国の雰囲気を香りからも堪能してもらいという試みだ。オランダのアムステルダム、トルコのイスタンブール、ロシアのサンクトペテルブルク、アルゼンチンのブエノスアイレスといった、個性の異なる4都市の写真を飾った空間で“旅と香り”を繋いでゆく。ふらりと旅に出るような感覚で、シーンや気分、シチュエーションに合わせてフレグランスを選び、アクセサリーを纏うように気軽に楽しんで欲しいという思いが込められている。フレグランスは、メンズ館の1階、8階で展開中の11ブランドからセレクトした。同スペースでは、心地よい風が通り過ぎるアムステルダムの風景に溶け込むような、透明感のある香り「イルプロフーモ(IL PROFVMO)」のムスクブルーなど、それぞれの都市のイメージに合わせたフレグランスを紹介する。イスタンブールはターキッシュローズの芳醇な香りが印象的な「ペンハリガン(PENHALIGON‘S)」のハマンブーケ。活気溢れるブエノスアイレスの地にふさわしい、大胆で情熱的なチューベローズが香る「フレデリック マル(FREDERIC MALLE)」。真っ白な雪が降りしきる美しい街サンクトペテルブルクを象徴する、パウダリーでピュアな雪の色を表す「ロレンツォ・ヴィロレッツィ(LORENZO VILLORESI)」のタンドネージュなど、バラエティー豊かにピックアップ。また都市名を冠したオーダーフレグランスも並ぶ。会期中、22日と23日には、2013年にデビューしたイタリアのフレグランスブランド「ミルコ ブッフィーニ フィレンツェ(MIRKO BUFFINI FIRENZE)」の調香師、ミルコ・ブッフィーニ氏が来店し、コンサルティング販売を行う。また28日、3月1日には、日本人の調香師、松野秀至氏によるフレグランスオーダー会を実施。顧客の好みを聞き、その場で調香してくれるサービスで、約2週間でオリジナルブレンドのフレグランス(50ml/1万円)を用意する。
2015年02月19日ラグ&ボーン(rag & bone)が、15AWメンズコレクションのルックとショートフィルムを公開した。15AWメンズコレクションは“アーバンアーマー(都会の戦士)”をコンセプトに、新しいストリートスタイルを展開。ハイ&ローのテキスタイルを積み重ねて作る気だるいシルエットに、ネックラインやドローコードなどの機能的なディテールをミックスした。そのキーアイテムとなるアウターは、パフォーマンスウエアやテクニカルスタイルをベースに、リネンやメルトンコートをラバーでコーティング。更に、シームを圧着加工したパファージャケットや、リュクス(luxe)をモダンに再解釈したアンコンのフェルトウールコートなどが登場している。その他、クラシックなテイラードファブリックをルースパンツに使用し、スポーツウエアにインスパイアされたトラックパンツを構築されたシルエットにアップデート。既存の枠組みを超えたファブリックやシルエットに挑戦しながら、グラフィカルなストライプやステッチのディテールなども積極的に取り入れている。カラーパレットはグレー、ネイビー、セージなどの抑え目のトーンでまとめられ、刺し色にサバイバルイエローを使用した。ラグ&ボーンは15SSシーズンより、コレクションをショー形式ではなく、クリエーティブなアプローチで発表してきた。15AW シーズンではバレエダンサーで演出家のミハイル・バリシニコフ(Mikhail Baryshnikov)と、ライジングスターのダンサーであるリル・バック(Lil Buck)を起用。白一色の背景をバックに2人が踊る姿を映したショートフィルムを製作している。
2015年02月11日ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)が、1月22日パリファッションウィークにて2015-16秋冬メンズコレクションを発表した。ファーストルックで顔に煤が付いたようなメイクを施したモデルが着用したのは、ゆったりとしたダブルのジャケットにワイドパンツ。始末は裁ち落とし。全身ブラックで身体を包んだヨウジヤマモトの変わらないシックなコードだ。続いて見られたのは、異素材のパッチワーク。ツイードのセットアップには、ポケット、膝などに光沢ある別生地が用いられ黒×黒の組み合わせはより深みを帯びる。また、パンツの渡り、ジャケットの脇など部分的に切り替えを用いたり、半身だけグレーやブルー、レッドなど別カラーを接ぎ合わせたジャケット、切り取り線のようにスラッシュが入ったパンツなど複雑なパターンも同ブランドならでは。深い池のようなマーブルプリントは鮮烈な印象だ。ヨウジヤマモト2015春夏でパリコレクションデビューしたモデルの栗原類も登場した。
2015年01月26日カルバン・クライン コレクション(Calvin Klein collection)が1月18日、ミラノで2015-16秋冬メンズコレクションを発表した。クリエーティブディレクター、イタロ・ズッケーリが見せる今シーズンは、メンズウエアのルールを現代風に解釈し、パワフルな男性像を掲げた。キーワードは「パワフル」「映画風」「モノクローム」。カラーは、古典的なモノクロ映画からインスピレーションを得て、ライトグレー、岩石のようなグラナイト、斑のチャコールヘザー、アントラシートと白から黒へ明暗が変化するグレースケールで構成。アウターには、ボリューミーなオーバーコート、ダブルのジャケット、パイロットジャケットやマントなど気迫あるアイテムが登場。しかしこれらは、ボンデッドフランネル、メランジウールとカシミア、ツイードなど上質な生地で仕立てられ、シルエット、カラー、アニマルプリントなどが主張する武骨なオーラを調和する。作業着のようにゆったりとしたボトムには、光沢あるビニール素材を用い近代的に。スーツをロールアップした足元には、牛皮とパテントレザーのがっちりとしたフィールドブーツを着用している。ランウエイには、15年春や14年秋の広告キャンペーンに起用されたアメリカ人モデル、クラーク・ボックルマン(Clark Bockelman)も登場した。
2015年01月26日ロベルト カヴァリ(Roberto Cavalli )が、ミラノファッションウィークで1月20日、15-16AWメンズコレクションを発表した。今シーズンは、バロック様式の華やかさとイタリア・フィレンツェの雄大さを、表現力と生命力に焦点を当てて解釈。カラーパレットは、ブラック、キャメル、サンドをベースに、差し色で展開されるブルー、エレクトリックブルー、ゴールド、パールホワイトが上品。バイカージャケットは、細やかなスタッズで装飾的。ケープのようにまとったアウターにはバロック建築などで見られる複雑なモチーフの加工が施された。ジャケットやパンツとのセットアップには、同様のモチーフが光の加減で現れる艶やかなサテン地を用いたものも多く見られる。それに対し、アニマルプリントが施されたジャケットや、内側に毛皮が仕込まれたコート、大きめのポケットに部分的に用いられたクロコダイルレザーには自由で野生的な男性像を感じる。これらの要素のすべてはイタリアのレンズを通して解釈されたもので、フィレンツェ出身であるロベルト・カヴァリのフィールドである“トスカーナの大草原”というアイデアから生まれてる。数体のルックに見られた、“No Boundaries(境界線がない)”また、”Empathy(共感)”と綴られた胸章も目を引く。これは、心理的にも原料的にも壁がなく、エンドレスな可能性を意味し、ロベルト・カヴァリの生き方に近づくためのシンボルを示しているという。
2015年01月24日アンドレアス・メルボスタッド(Andreas Melbostad)手掛けるディーゼル ブラック ゴールド(DIESEL BLACK GOLD)が、ミラノで2015-16秋冬メンズコレクションを発表した。今シーズンは、英国の伝統的なテーラリングと、ユース・サブカルチャーに着目。素材やテクニックで対比的な要素を織り交ぜたミックススタイルを提案する。ブランドアイコンのデニムピースには、ウオッシュ、コーティング、デストロイ、ジップを用いたリペアなどハードな加工を施しながらも上品な印象。工業的なジップが走るトレンチコートや、軍服風ワッペンやピンをあしらったジャケット、ビスを用いたライダースなどパンキッシュなシグニチャーピースにはもちろんだが、仕立ての良いテーラードジャケット、英国ユニフォーム的なストライプのブレザー、ラガースウェットにもマッチする。カルチャーのミックスはレイヤードでも表現。シングルジャケットや、ミリタリージャケットの下には、襟元をかっちりと締めたシャツにジップアップのキルティングダウンを着用。更に、重厚感のあるレザーコート、びっしりとビスで敷き詰められたライダースにまでも、ギンガムやタータンチェック、タッタソールのシャツをインナーとし、どこかトラッドの香りが漂う。また、ツイードで仕立てられたライダースにはデニムシャツを合わせてカジュアルダウン。対比するエレメントの組み合わせ方は様々だ。カラーはブラック、ネイビー、インディゴ、チャコール、ミリタリーグリーン、ワインレッドなど、全体的にダスティーで落ち着いたニュアンス。
2015年01月23日ヴァレンティノ(VALENTINO)が、パリメンズファッションウィークで開催する2015-16秋冬コレクションショーをライブストリーミングで配信する。1月22日1時30分(現地時間21日17時30分)より。デザイナーはマリア・グラツィア・キウリとピエールパオロ・ピッチョーリ。※会場の状況により開始が遅れる場合あり。
2015年01月21日エトロ(ETRO)が、ミラノのメンズファッションウィークで開催する15-16AWコレクションショーをライブストリーミングで配信する。1月19日22時(現地時間同日14時)より。ランウェイショーの様子に加え、会場、バックステージの様子を公式フェイスブックページやインスタグラムでも随時紹介する。※会場の状況により開始が遅れる場合あり。
2015年01月19日集英社は1月15日、メンズデザイナーズによるオンラインセレクトショップ「ミラベラ オム(mirabella homme)」をオープンした。ミラベラは2013年にオープンしたデザイナーズセレクトショップで、世界中のコレクションブランドからセレクトした新着アイテムを販売。今回登場したのは、そのメンズバージョンにあたるもので、男性ファッション誌『UOMO』とコラボしながら、誌面で紹介したアイテムをいち早く提供。コラボアイテムや限定企画なども展開していく計画だ。なお、サイト上での取り扱いを予定しているのが、「アクネ ストゥディオズ(Acne Studios)」「カルヴェン(CARVEN)」「マークジェイコブス(MARC JACOBS)」「バブアー(Barbour)」などのファッションブランド。更に、ライフスタイル雑貨も販売しており、オープン時点では「フォグ(fog)」のリネン、「ストウブ(staub)」の鍋、「デロンギ(De’Longhi)」のコーヒーメーカーなどが提供されている。現在はショップのオープンを記念したキャンペーンを開催中。2月15日までに買い物をすると、抽選で5組10名に星野リゾートの宿泊券がプレゼントされる。また新規会員登録で、1,000円分のクーポン券も提供中だ。
2015年01月15日2014年英国ファッション大賞授賞式が12月1日、ロンドンで開催され、ウィメンズウエア大賞は「アーデム(ERDEM)」、メンズウエア大賞は「J.W.アンダーソン(J.W.Anderson)」がそれぞれ初受賞となった。授賞式にはサマンサ・キャメロン英首相夫人、ケイト・モス、英ボーイズグループ「ワン・ダイレクション(ONE DIRECTION)」のハリー・スタイルズなど多数のセレブリティが出席し華やかなイベントとなった。永年功労賞を受賞した『ヴォーグ(VOGUE)』編集長、アナ・ウィンターへのプレゼンターとしてジョン・ガリアーノが登場、ファッション界への復帰を印象付けた。続いて、セントマーチン美術大学MAファッションの名物教授で今年5月に亡くなったルイーズ・ウィルソンへの追悼として、彼女の教え子であるクリストファー・ケイン、メアリー・カトランズ他の作品を着たモデルたちが登場するセレモニーが行われた。また、ランウエイ写真の第1人者として60年のキャリアを持つクリス・ムーアには特別功労賞が贈られ、長年の仕事仲間であるスージー・メンキスからトロフィーが手渡された。今年の各賞と受賞者は以下の通り。新人賞ウィメンズウエア部門/「マルケス・アルメイダ(MARQUES’ALMEIDA)」新人賞メンズウエア部門/「クレイグ・グリーン(Craig Green)」新人賞アクセサリー部門/「プリズム(PRISM)」イザベラ・ブロウ記念ファッションクリエーター賞/エドワード・エニンフル(Edward Enninful)モデル・オブ・ザ・イヤー/カーラ・デルヴィーニュ(Cara Delevingne)レッドカーペット賞/「アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)」ニューエスタブリッシュメント賞/シモーネ・ロシャ(Simone Rocha)エスタブリッシュメント賞/「プリーン(Preen)」デザイナーブランド賞/「ヴィクトリア ベッカム(Victoria Beckham)」スタイル賞/エマ・ワトソン(Emma Watson)永年功労賞/アナ・ウィンター(Anna Wintour)インターナショナルデザイナー賞/ニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)アクセサリーデザイナー賞/「アニヤ・ ハインドマーチ(ANYA HINDMARCH)」メンズウエア大賞/「J.W.アンダーソン(J.W.Anderson) 」ウィメンズウエア大賞/「アーデム(ERDEM)」特別功労賞/クリス・ムーア(Chris Moore)
2014年12月03日ファッションデザイナーのスズキタカユキが11月29日伊勢丹新宿店メンズ館2階インターナショナル クリエーターズの特設ブースで、スズキ本人がライブで洋服を作るパフォーマンスを約2時間に渡り行った。「スズキタカユキ(suzuki takayuki)」は11月26日から12月2日までの期間、同フロアで自身初となるメンズのカプセルコレクションのプロモーションを行っており、ライブパフォーマンスはその一環。メンズ初のカプセルコレクションには、スズキ自身が集めてきた古生地や、本コレクションのために手配したビンテージ生地を使用。ペインティング、ボタン、ステッチなどの装飾が施されたジャケット、ベスト、シャツなど、一点ものをそろえた。中には1870年から1800年代に作られた生地を使用したアイテムもあるという。古生地の魅力についてスズキ氏は「年月を越えて残ってきたものならではの歴史が生地にある。150年近く昔の豊かな土地で生まれた素材から織られた生地など、品質のよいものに出合える可能性も高い」と語る。また、昨今主流になっている高速織機ではなく、シャトル織機のようにゆっくりと時間を掛けて織られた素材ならではの風合いを活かしたアイテムに仕上げている。服づくりのライブパフォーマンスを始めたきっかけを訪ねると、「表現として考えた時に、洋服は音楽や料理などに比べて瞬発力が弱い。人前で服を作るというパフォーマンスを通じて“洋服を作る”という行為のリアリティーとプロ感を表現したいと」自身の考えを吐露。今後もこのようなライブパフォーマンスを継続していくにあたり、「見て頂く方々には、ライブならではの驚きや、ミシンやはさみの奏でる心地良い音を楽しんでもらいたい」と締めくくった。同館内に設置された特設ブースでは、ミシンを前に服づくりパフォーマンスするスズキの前で足を止める顧客もいれば、本人に話し掛け会話が生まれるシーンも見受けられた。
2014年12月01日