H&M(エイチ&エム)から、英国ブランド「リチャード・アラン(RICHARD ALLAN)」とコラボレーションしたウィメンズウェアが登場。2019年8月22日(木)より、H&M限定店舗及び公式オンラインストアにて発売される。リチャード・アランとは?マリークヮント(Mary Quant) やビートルズが流行し、“スウィンギングロンドン”と呼ばれた60年代ロンドン。リチャード・アランは、そんな若者文化の黄金時代に誕生したイギリス発のブランドだ。その革新的な時代を反映するかのような強烈な色彩に、抽象的でアヴァンギャルドなデザインが特徴で、中でもその斬新なパターンを取り入れたスカーフがブランドのアイコンとして愛され続けている。リチャード・アランのアーカイブから選ばれたパターンH&Mとタッグを実現した今回のコレクションは、そんなブランドのスカーフに用いられた過去のヴィンテージ・プリントを採用しているのが特徴。ギリシャ神話の9つの女神を抽象的に表現した「ミューズ」や、格子柄を再解釈した「スコット」、歴史的な都市にちなんで名付けられた木“セナア”を基にした「パルメ」など、様々なストーリーを持った力強い幾何学的模様がセレクトされ、エネルギッシュな60年代のムードを閉じ込めている。60’ライクなムード漂うドレスやシャツなど展開されるのは、ドレスやブラウス、スカート、シャツ、パンツといったアパレルから、アクセサリー類まで。ハイネックラインやワイドカフ、ソフトプリーツなど、当時の雰囲気を残したディテールを取り入れながらも、流動的なモダンなシルエットで現代にアップデートしている。【詳細】H&M×リチャード・アラン発売時期:2019年8月22日(木)取り扱い店舗:H&M限定店舗、公式オンラインストア<アイテム例>・シャツ 2,499円・ロングドレス 5,999円・スカート 5,999円
2019年08月22日『ロジャー・ラビット』、『ピンク・パンサー』のアニメーターとして知られるリチャード・ウィリアムズが亡くなった。享年86。「The Independent」によれば、イギリス・ブリストルの自宅で息を引き取ったという。6人の子どものひとり、ナターシャ・サットンは、死因をがんと明かしている。1933年にカナダに生まれたリチャードは1955年にイギリスへ移住。幼い頃に観たディズニーの『白雪姫』に感銘を受け、アニメーターを志したといわれている。一時期はアニメへの興味を失い、アートに没頭したとのことだが、23歳になると「自分が描く絵は、一生懸命動こうとする」と気づいたことからアニメの世界へ飛び込んだ。初監督作の短編アニメ『The Little Island』、短編アニメ『クリスマス・キャロル』、『ロジャー・ラビット』を合わせて3つのオスカーと3つのBAFTA賞を受賞した。『ロジャー・ラビット』はボブ・ホスキンスとクリストファー・ロイドが主演を務めた実写とアニメのハイブリッド映画で、リチャードはアニメキャラのロジャー・ラビットやジェシカ・ラビットのクリエイターとして貢献した。豊かな才能を後世に引き継いでいくことにも熱心で、1990年代にはディズニー、ピクサー、ILM、ドリームワークス、ワーナー・ブラザースから受講生を募り、特別講座を開いたこともあった。2001年にはベストセラーとなった「The Animator’s Survival Kit」(原題)を発売した。(Hiromi Kaku)
2019年08月19日モンクレール(MONCLER)の「モンクレール ジーニアス」より、リチャード・クイン(Richard Quinn)の手がける「0 モンクレール リチャード・クイン(0 MONCLER RICHARD QUINN)」の2019-20年秋冬コレクションがミラノで発表された。リチャード・クインのクリエーションは、大胆なカラーや独特の豪華絢爛を愛し、50年代や60年代のエレガンスを彷彿させるクチュールシェイプが特徴。「モンクレールと一緒に美しいコレクションを発表できたことに計り知れない喜びを感じています。2つのブランドの本質的なアイデンティティを投影したピースを共にデザインすることは、エキサイティングであり、モンクレールファミリーの一員になれたことを光栄に思います」とコメントしている。
2019年03月03日先週、『スーサイド・スクワッド』スピンオフとして企画されていたジャレッド・レト主演のジョーカー単独映画、ジョーカー&ハーレイ・クインのカップルを主人公とした映画の製作が頓挫したことが明らかになった。ジャレッド演じるジョーカーは『スーサイド・スクワッド2』(仮題)に再登場することもないとのことで、それにより、同作でマーゴット・ロビー演じるハーレイ・クインも「出番なし」と「Forbes」誌が伝えていた。しかし、今週に入って関係者が「製作関係者によれば、新しい『スーサイド・スクワッド』にハーレイ・クインの出番がないという情報は、最新ではなかったようです。ジェームズ・ガン監督の『スーサイド・スクワッド』には、ハーレイ・クインが再登場することが確実視されています。製作は今年後半に始まるでしょう」と同誌に語ったという。『スーサイド・スクワッド』が公開された2016年、ハーレイ・クイン役について「永遠に演じたいな。本当に長く演じることができると思うわ。だってこの役って、ずーっと掘り下げていけるし、発見もいっぱいあるタイプのキャラクターなんだもの」と「ComicBook」に語ったマーゴット。まずは2020年2月7日(アメリカ)にハーレイ・クインを主役とした『Birds of Prey』(原題)で、そして2021年8月6日(アメリカ)に再び『スーサイド・スクワッド2』で“悪カワ”ぶりを発揮するだろう。(Hiromi Kaku)
2019年02月19日先週、リチャード・ギア(69)の妻アレハンドラ・シルヴァ(35)が、男児を出産したという。リチャードの代理人が「People」誌に認めた。リチャードには前妻のキャリー・ローウェルとの間に今月19歳になる息子、アレハンドラにも前夫との間に6歳の息子がいる。アレハンドラは昨年9月に、リチャードが敬愛するダライ・ラマ14世からお腹の子どもに祝福を受けている画像をSNSに掲載。「ダライ・ラマ法王にお伝えする前に、発表するわけにはいかなくて」というキャプションをつけて、妊娠を発表した(現在、この画像は削除されている)。リチャードと社会活動家のアレハンドラは十数年前に知り合い、2014年から交際をスタート。昨年8月、ニューヨークにあるリチャードの所有物件で結婚式を挙げた。リチャードはシンディ・クロフォード、キャリーと2度の結婚を経てアレハンドラとは3回目の結婚になる。アレハンドラとの結婚が報じられた際、リチャードは「いままでよりずっと幸せ。落ち着いた生活によって自信が持てるし、好きなことができる」と新婚生活を語っていた。(Hiromi Kaku)
2019年02月12日モンクレール ジーニアス(MONCLER GENIUS)は、新たにリチャード・クイン(Richard Quinn)とマシュー・ウィリアムズ 1017 アリックス 9SM(Matthew Williams of 1017 ALYX 9SM)らを迎えた2019-20年秋冬コレクションを発表した。モンクレール ジーニアスとは、モンクレールが世界から有名クリエイターを迎え、各クリエイターが1つのコレクションを発表してゆくプロジェクト。これまで、海外からヴァレンティノ(VALENTINO)のピエールパオロ・ピッチョーリ、シモーネ ロシャ(SIMONE ROCHA)のシモーン・ロシャ、パーム・エンジェルス(Palm Angels)のフランチェスコ・ラガッツィ、クレイグ グリーン(CRAIG GREEN)のクレイグ・グリーンらが参加していた。新たに加わるクリエイターは2人。リチャード・クインは、第1回「英国デザイン・クイーンエリザベスIIアワード」の初代受賞者。ロンドンを拠点とする気鋭の若手デザイナーだ。そしてもうひとりは、アリクス改め「1017 アリックス 9SM」のデザイナーを務めるマシュー・ウィリアムズ。彼は現在、自身のブランドのみならず、キム・ジョーンズが手掛ける新生ディオール(DIOR)のバックルデザインも手掛けている。また、彼らに加えて、「モンクレール 1952」を、ヴェロニカ・レオーニ(Veronica Leoni)とセルジオ・ザンボン(Sergio Zambon)が新たに手掛ける。なお、前シーズン参加していたノワール ケイ ニノミヤ(noir kei ninomiya)の二宮啓は同プロジェクトから離れた。ミラノ・ファッション・ウィークで初披露モンクレール ジーニアスの2019-20年秋冬コレクションは、ミラノ・ファッション・ウィーク1日目の2019年2月20日(水)に、プレゼンテーション形式で発表。ミラノ中央駅沿いの高架下にある倉庫のような空間の中で、9つのコレクションがそれぞれのブースを設ける形で新作を披露した。藤原ヒロシによる「ピカチュウ」柄ダウン3シーズン目となる「7 モンクレール フラグメント ヒロシ・フジワラ」では、 “メトロポリタンクロスオーバー”をテーマに、ヴィンテージやミリタリー、テクニカルなど様々な要素を融合したピースを展開。注目すべきは、ポケットモンスターのキャラクター・ピカチュウを総柄で表現したフード付きダウンジャケット。当初より人気を集めている、バックスタイルに大胆なレタリングを配したダウンジャケットなども豊富に揃える。ピッチョーリの"ダウン"ドレスはボリューミーに進化2018年秋冬コレクションでロングドレス風のダウンが登場し話題を集めた「 1 モンクレール ピエールパオロ・ピッチョーリ」は、美しくプリーツが連なるボリューミーなドレスを発表。テーマは“クチュールとカルチャーの結合”だ。バックスタイルのリボンやトレーンまで表現されており、ダウンとは思えぬほどドレッシーなフォルムが目を惹いた。シモーン・ロシャは“自然におけるユニフォーム”を追及「4 モンクレール シモーン・ロシャ」は、“自然におけるユニフォーム”というテーマを探求。得意とするロマンチックなシェイプからイメージを膨らませ、テントやブランケットをインスピレーション源としたボリューミーなシルエットをケープとして提案したり、イギリスの伝統的な刺繍をアウトドアなアイテムに採用したりした。新クリエーターによるコレクションマシュー・ウィリアムはインダストリアルなムードで「6 モンクレール 1017 アリックス 9SM」は、“モダンな機能性と快適さ”をキーワードに、1017 アリックス 9SMのシグネチャーやテクニックを、モンクレールの機能性や着心地の良さを掛け合わせた、都会的でインダストリアルなピースを展開。アイコニックなバックル付きベルトや寝袋など、存在感溢れる小物類も用意される。リチャード・クインはとびきりプレイフルに「0 モンクレール リチャード・クイン」は“プリントの可能性”をテーマに掲げ、フラワー、レオパード、ゼブラ、レインボーといったプリントアイテムを披露。レオパード×ハイビスカス、ゼブラ×レインボーなど異なる柄をミックスさせるアプローチや、1950年代や60年代風のシルエットも特徴だ。マーガレットの花に見立てたモンクレールのロゴパッチも配し、プレイフルなムードに仕上げている。ビジュアルにウィル・スミスを起用なおモンクレール ジーニアスは2019-20年秋冬コレクションの新キャンペーンビジュアル“GENIUS IS BORN CRAZY”に、映画『アラジン』への出演でも注目を集めているウィル・スミス(Will Smith)を起用。ウィル・スミスにとって、ファッションキャンペーンに出演するのは今回が初めてとなる。
2019年02月04日『スーサイド・スクワッド』のスピンオフ映画で、マーゴット・ロビー演じるハーレイ・クインの単独映画『Birds of Prey』(原題)に、ユアン・マクレガーの出演が決定したようだ。ヴィラン(悪役)のブラックマスクを演じるという。「Deadline」が報じた。ブラックマスクことローマン・シオニスは、ゴッサム・シティのギャングのリーダー。原作コミックによれば、ブラックマスクは莫大な財産と企業を手に入れるために、両親を殺害したという過去を持っている。しかしそれらを全て失うことになり、バットマンことブルース・ウェインに会社を救ってもらうも逆恨みしているというキャラクターだ。プロデューサーも務めるマーゴットは「ハーレイには友達が必要だと思うの。人とお互いに影響し合うのが好きな子だから」と語っている通り、『Birds of Prey』ではメアリー・エリザベス・ウィンステッド(ハントレス役)、ジャーニー・スモレット=ベル(ブラックキャナリー役)ら女子ヒーロー集団が活躍。『Birds of Prey』のヴィランは、8月頃からブラックマスクになるということがささやかれていた。その役を演じるのが、メアリーと「FARGO/ファーゴ」シーズン3で共演し、現在交際中のユアンだというのはただのめぐりあわせか?2人の関係はユアンが長年連れ添い、4人の子どもをもうけた妻イヴとの離婚のきっかけになったといわれている。(Hiromi Kaku)
2018年11月02日リチャード・ギアがいまの日本に贈る、まさかの“忖度”悲喜劇『嘘はフィクサーのはじまり』が10月27日(土)より公開される。この度、本作の舞台となったニューヨークの有名スポットが堪能できる劇中写真がシネマカフェに到着した。リチャード・ギアが歩き方から表情、耳の立ち方(!)にいたるまで、撮影の1年前から役作りをし、お調子者だけどどこか憎めない金融界のフィクサー(調停者)、ノーマンを作り上げた本作。劇中には、歴史あるグランド・セントラル駅をはじめ、お馴染みの名所が数多く登場する。リチャード・ギアとNYロケ地めぐり!■グランド・セントラル駅:1871年創設。マンハッタンを代表する歴史的建造物で1日75万人以上もの人が行き交う。ここでノーマンは、怪しい男とすれ違う。■セントラル・パーク:数々の映画や海外ドラマにも登場してきたNYのオアシス的存在。ジョギング、サイクリングを楽しむ市民も多い。ノーマンはジョギングする投資家秘書(ダン・スティーヴンス)にしつこく名刺を差し出し、もうけ話を持ちかける。■ブルックリン・ダイナー:NYで有名なアメリカン・ダイナー。7番街と交差する57thストリート沿いにある。中でミーティングする投資家に、店外から熱い視線を送るノーマン。■7番街:有名ファッションデザイナーが拠点を構え、「ファッション・アヴェニュー」とも称される通り。人混みの中をイヤフォンで電話をしながら歩くノーマンの後ろ姿は悲哀でいっぱい。■L.A バーディック:ロウアー・マンハッタンのプリンス通り(*撮影時、East 20thストリートにあったが2016年秋に現在の場所に移転)にある、NY生まれのハンドメイドチョコレート店。ノーマンは、店内にいるイスラエルのカリスマ政治家エシェル(リオル・アシュケナージ)とショーウィンドウ越しに運命の出会いを果たす。■42ndストリート:タイムズスクエアなど多くの有名ビルが建つ、マンハッタンのメイン通り。ノーマンが自分の分身のような怪しい男に付きまとわれる。■レキシントン街&GEビル:「570 Lexington Avenue」の別名を持ち、大企業GE(ゼネラル・エレクトリック)の超高層ビルが建つ。51stとの角、地下鉄の通気口は『七年目の浮気』でマリリン・モンローのスカートが浮き上がるシーンで有名。なぜか、ここでも付きまとわれるノーマン!■LANVIN:セントラルパーク近く、マディソン通り沿いに支店がある仏の高級ブランド。ノーマンが政治家エシェルに“忖度”して1192.18ドル(約13万3,000円)の靴をプレゼント!!この1足の革靴から始まる、ノーマンの活躍(?)に注目していて。『嘘はフィクサーのはじまり』は10月27日(土)よりシネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:嘘はフィクサーのはじまり 2018年10月27日よりシネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開© 2017 Oppenheimer Strategies, LLC. All Rights Reserved.
2018年10月21日マーゴット・ロビーが『スーサイド・スクワッド』に続いてハーレイ・クインを演じる、『Birds of Prey』(原題)の公開日が決定した。「The Wrap」によれば、全米で2020年2月7日に公開されるとのことだ。同日にはドーナル・グリーソンとローズ・バーンが出演する『ピーター・ラビット』の続編と、ニコロデオンのアニメ作品「ザ・ラウドハウス」を映画化した「The Loud House」(仮題)の公開が予定されている。翌週には先日監督がキャリー・ジョージ・フクナガに決まった『Bond 25』(仮題)の公開も控えている。『Birds of Prey』はハーレイ・クインを主役とした女性スーパーヒーロー&ヴィラン集団の活躍を描き、DCコミックスのキャラクターからハーレイ・クインのほかに、ハントレス、レニー・モントーヤ、ブラックキャナリー、カサンドラ・カインやバットマンの敵ブラックマスクが登場するという。現在キャスティングの真っ最中とのことで、まもなくそれぞれのキャラクターを演じる女優たちが発表されるだろう。監督は、今年1月、サンダンス映画祭で監督作『Dead Pigs』(原題)が高い評価を得たキャシー・ヤン。DC映画史上、女性が監督を務めるのは『ワンダーウーマン』のパティ・ジェンキンス、『The New Gods』(原題)のエイヴァ・デュヴァーネイに続く3人目だ。『Birds of Prey』の撮影は来年開始予定。(Hiromi Kaku)
2018年09月25日今月末に69歳の誕生日を迎えるリチャード・ギアが、再びパパになるようだ。今年4月に結婚した33歳年下のスペイン人アクティビストのアレハンドラ・シルヴァが、現在妊娠中だという。スペイン・マドリードの「ABC」紙が報じた。アレハンドラは前夫との間に5歳の息子、リチャードは前妻で女優のキャリー・ローウェルとの間に18歳の息子がいる。リチャードは、アレハンドラと4年間の交際を経て結婚した。結婚当時、「ぼくは宇宙一幸せな男だ。そう思わずにはいられないよ。賢くて、思いやりがあって、人々を助けることに一生懸命で、おもしろくて、忍耐強くて、許すことを知っていて、料理が上手で、世界一おいしいサラダを作る美人と結婚できたんだから!」とアレハンドラをベタ褒め。出会いのきっかけは、2014年にアレハンドラの家族が経営しているイタリアのホテルに、リチャードが滞在したことだったそうだ。アレハンドラは母国スペインで、ホームレスを救済するチャリティー活動を行っている。出産がアメリカになるか、スペインになるかは明らかになっていない。(Hiromi Kaku)
2018年08月09日『愛と青春の旅立ち』『プリティ・ウーマン』『HACHI 約束の犬』など幅広く活躍し、「この世で最もセクシーな男性」にも選ばれたことのあるリチャード・ギアの主演最新作が、邦題『嘘はフィクサーのはじまり』として日本公開されることが決定した。■ストーリー首相と親しくなるには1足の革靴から!?ニューヨークを牛耳るユダヤ人社会に食い込もうと、自称フィクサーのノーマンは小さな嘘を積み重ねて人脈を広げてきた。ある日、イスラエルのカリスマ政治家エシェルに偶然を装って近づき、高価な革靴をプレゼントする。3年後、首相に就任したエシェルと再会を果たしたノーマンは、“首相のお墨付き”を武器に超大物たちの間で暗躍し始める。しかし過度の“忖度”はさまざまな混乱を巻き起こし、国際紛争に発展しそうな事態を招いてしまう…。■「見たことのないリチャード・ギアにのけぞった」全米メディアが絶賛元祖・二枚目ハリウッドスターが厄介事を引き受けまくる自称フィクサーを怪演し、「見たことのないリチャード・ギアの姿にのけぞった」(ニューヨークタイムズ紙)、「ギア史上最高のパフォーマンス!」(ローリング・ストーン誌)と一流の批評家たちが大絶賛した本作。撮影の1年前から役作りを研究し、歩き方から表情、耳の立ち方(!?)にいたるまで、お調子者だけど憎めないキャラクターを作り上げたというリチャード・ギアの熱演に期待が寄せられている。ノーマンを翻弄する首相役には、 9 月に公開される『運命は踊る』で主演を務めたイスラエルを代表する俳優リオル・アシュケナージ。他にも『クィーン』『パッセンジャー』のマイケル・シーン、コーエン兄弟作品などの個性派スティーヴ・ブシェミ、女検察官役にシャルロット・ゲンズブールなど国際色豊かな俳優たちが脇を固めている。監督は『ボーフォートレバノンからの撤退』と『フットノート』がアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたヨセフ・シダー。『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』や、リオ五輪閉会式での「君が代」のアレンジを手がけた三宅純が音楽を担当している。「存在を認められたい!偉い人と繋がって、あわよくば大金を手にしたい!」そんな万国共通の欲望を笑い、自省したくなるブラックすぎる忖度コメディを劇場でぜひ堪能して。『嘘はフィクサーのはじまり』は10月よりシネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2018年07月10日エッグスンシングス(Eggs ’n Things)から期間限定「クインタプルベリーパンケーキ」が登場。2018年4月27日(金)から5月13日(日)まで、国内全店舗にて販売される。「クインタプルベリーパンケーキ」は、色鮮やかなベリーをたっぷりと盛り付けたパンケーキ。英語で"5つの"という意味を持つクインタプルの名の通り、パンケーキの隣にはストロベリー、ブルーベリー、ブラックベリー、ラズベリー、レッドカーラントの5種類のベリーが溢れんばかりに添えられている。数種類のベリーが織りなす甘酸っぱい風味と、エッグスンシングス特製のふんわりとしたホイップクリームがマッチした、特別な1皿だ。【詳細】クインタプルベリーパンケーキ 1,450円+税販売期間:2018年4月27日(金)~5月13日(日)取扱店舗:国内全店舗
2018年04月21日『スーサイド・スクワッド』のハーレイ・クインとして世界的にブレイクしたマーゴット・ロビーが主演を務め、フィギュアスケート史上最大のスキャンダルであるライバル衝撃事件の真相に迫る『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』。このたび、マーゴットが演じた実在のフィギュアスケーター、トーニャ・ハーディングの“恋バナ”にまつわる未公開場面写真がシネマカフェに到着した。第90回アカデミー賞ではマーゴットの主演女優賞ほか3部門にノミネートされ、トーニャの“毒母”を演じたアリソン・ジャネイが助演女優賞を獲得した本作。映画化プロジェクトは、アメリカ人女性初のトリプルアクセル成功者であり、2度の冬季オリンピック代表選手となったトーニャをフィーチャーした1本のドキュメンタリー番組から始まり、彼女の生い立ちから、大きな影響を与えた母親をはじめとする人間関係、そして、当時ライバルであったナンシー・ケリガン衝撃事件から、前代未聞の靴紐問題まで追求し、波乱万丈すぎる半生を見事に描き出している。■襲撃事件のカギを握る!元夫役はマーベル作品のあの人脚本に惚れ込み、本作のプロデューサーにも名を連ねたマーゴットは、トーニャのスケーティングのみならず、振る舞いを完全にコピー。そんなトーニャが15歳で恋に落ち、くっついたり離れたりを繰り返してきた元夫のジェフ・ギルーリーを演じたのが、マーベル『キャプテン・アメリカ』シリーズのバッキー/ウィンター・ソルジャー役でお馴染みのセバスチャン・スタン。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』にも出演しており、『ブラックパンサー』にもカメオ出演を果たしている。■フィギュア界最大の悪女!? トーニャ・ハーディングは恋もスキャンダラストーニャが練習中のアイスリンク場で出会ったジェフ。若い2人の恋は一気に盛り上がり、駐車場の前でキスをしながらお互いの思いを確かめ合うも、数か月後にはジェフのトーニャに対する暴力が日常化。幼いころから“毒母”ラヴォナによる暴力の中で育ってきたトーニャは、暴力を振るわれるのは自分のせいだと思い込み、ジェフに謝罪されるとすぐにヨリを戻す、ということを繰り返し、20歳で結婚。そして、1994年にフィギュアスケート界を揺るがしたナンシー・ケリガン事件に関与した疑いで、法廷に立つことになった。そんな情熱的かつ不安定な関係性を、マーゴットとセバスチャンは見事に再現する。DCコミックスの“ハーレイ・クイン”と、マーベルコミックスの“ウィンター・ソルジャー”という“垣根を越えた”カップルは、劇中での壮絶さとともに映画ファン必見といえそうだ。『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』は5月4日(金・祝)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル 2018年5月4日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2017 AI Film Entertainment LLC. All Rights Reserved.
2018年04月06日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週土曜日は、洋書を専門に扱う原宿のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介します。■『Nothing Personal』Richard Avedon&James Baldwinリチャード・アヴェドンの1964年出版の傑作写真集『Nothing Personal』の復刻版と、ヴィジュアル入りブックレットのセット。20世紀の巨匠写真家リチャード・アヴェドンが『Observation』に続いて出した第2番目の写真集であり、高校の友人同士であった作家・公民権運動家のジェイムズ・ボールドウィンの文章とともにアメリカが抱える複雑さと矛盾、階層をテーマとした名著として有名な『Nothing Personal』。伝説のアートディレクター、マーヴィン・イズ ラエルによるデザインで、アレン・ギンズバーグ、マルコムXなどの有名人とアメリカ・ナチ党員、知的障害者保護施設の収容患者などを並べ、当時のアメリカを表現する。アヴェドン自ら「自分の最高傑作のひとつ」と評する写真と、ボールドウィンが自身の受けた人種差別警官からのハラスメントなどを語った4つのエッセイを収める。【書籍情報】『Nothing Personal』写真:Richard Avedon著者:James Baldwin出版社:Taschen言語:英語ハードカバー/160ページ/360×270mm発刊:2017年価格:1万110円■Shelfオフィシャルサイト『Nothing Personal』購入ページ
2017年12月09日ルーマニアの鬼才演出家シルヴィウ・プルカレーテが、佐々木蔵之介らほぼオールメール(渡辺美佐子以外全員男優)の日本人キャストを使い、日本で創作を行った「リチャード三世」が10月17日のプレビューを経て、18日に東京芸術劇場 プレイハウスで開幕した。舞台「リチャード三世」チケット情報重低音が腹に響く大音量のダンス音楽とともに緞帳が上がると、ドラッグパーティーのような雰囲気の中、男たちが踊り狂っている。この幕開きからして、従来の感覚でシェイクスピアの「リチャード三世」を観に来た観客を面食らわせるに十分だろう。リチャード三世役・佐々木は、不具であることを象徴するせむし、大きく足を引きずるといった見せ方は特にしていない(その後のシーンではしているところもある)。伝え聞いたところによると、演出家は稽古の中で佐々木に、「あなたは(リチャードと違い)背が高いし、綺麗だから」と言ったことがあったという。つまり、実際の佐々木は美しいということを知っている日本の観客に“リチャード三世=醜い”という前提や共通認識を無理に植えつけることはしない、という点で興味深い。そして、その佐々木がカツラや丸い鼻といったピエロの扮装道具を着けるという象徴的な場面から、物語は動き出す。佐々木の美しさに基づくリチャード三世像は、恋愛関係をも思わせる同志バッキンガム公(山中崇)や、忠実な飼い犬のようにリチャードにまとわりつくケイツビー(河内大和)らとのシーンでも打ち出され、いささかの困惑とともに倒錯的な魅力が観る者を酔わせる。男優が女性役を演じることも、その倒錯的魅力の一端を担っているように感じる。女性役の4人(手塚とおる、今井朋彦、植本純米、壤晴彦)はいずれもドレスは身につけているが、ことさらに女性であることを強調する演技はしていない。にも関わらず、たとえば、アン(手塚)がリチャードに口説き落とされる場面のなまめかしさといったら!佐々木のリチャード三世はシーンごとに、対する相手ごとに大きく印象を変えるのがユニークで、抗いがたい悪の魅力と人間味がある。だが圧倒的な孤独の影が常に貼り付き、最終的に彼が求めていたものについて思いを馳せた。なおリチャードの最期はオリジナルのものになっており、その衝撃度も高い。ほかにも、どのシーンを切り取っても圧倒的に強く美しいビジュアルに、不思議と耳について離れない音楽……。観客はあらゆる衝撃の残像を、ずっしりと持ち帰るに違いない。東京公演は10月30日(月)まで。その後、大阪、愛知を巡演。取材・文/武田吏都
2017年10月20日舞台『リチャード三世』の公開稽古が15日、東京芸術劇場プレイハウスで行われ、佐々木蔵之介、手塚とおる、今井朋彦、植本純米、長谷川朝晴、山中崇が取材に応じた。同作はウィリアム・シェイクスピアによる史劇で、主役が悪逆非道を尽くすというピカレスクロマン。敵、味方、肉親も殺し玉座を手に入れるリチャード三世(佐々木)の栄光と転落を描く。ルーマニアの鬼才シルヴィウ・プルカレーテが演出し、男優15名、女優1名というほぼオールメールでの上演となる。佐々木は「ハロウィンでもないのに、おっさん達が何を仮装してるんだと思われるかもしれないけど、大真面目で。やる気満々です」と苦笑。アン王女役の手塚も「この中で最年長で、55歳。この格好して意気込みをわかっていただければ」と語った。極悪の限りをつくすという佐々木だが、共演者を見渡し「僕はだいたい殺してます」とひょうひょうと答える。「今までのリチャード三世の凶悪何ですけど、僕は今回道化というかピエロというか。プロレスで言うたらヒール役みたいな」と役について説明。「最終的に王様になったらこの権力を守ろうと、病気になっちゃうという。まさに衆議院選挙が行われてる最中に」と苦笑しつつ、「今まで見たことのないリチャード三世です」と自信を見せた。手塚は佐々木から口説かれる役となるが、「コロッといきます。蔵ちゃんかっこいい、コロッと」と語る。キスシーンについて聞かれると、手塚は「そんな噂があるんですか。これは観にこないとわかんないですね」とかわしたが、佐々木が「結構濃厚ですね」と暴露していた。また、プルカレーテについて佐々木はは「稽古初日から毎日、僕らは『えっそんな角度から本を読むの? そんな演出?』って毎日が刺激的で、驚くべき日々ですね」としみじみ。「こんな幸せなことやらせてもらってる、って感じでした」と心境を吐露し、「本当に危険で、でも官能的で美しくて、でも凶暴で、それが全部アートでエンタテインメントなんですよ」と表現した。会見後、記者懇親会に現れたプルカレーテは、今回のキャストについて「オーディションをするために来日していろんな俳優さんにあったんですけど、そういった過程の中でほとんどオールメールキャストにしようということが決まりました」と明かす。日本人キャストについては「非常に敬愛すべき才能の豊かな人々でありました。パーフェクトにプロフェッショナルで、とても優しい人々です」と表現。さらに作品についても「大胆なアレンジを施したつもりはない」「今日に響くメッセージを残した」と語った。公演は東京芸術劇場 プレイハウスにて10月18日~30日。17日にプレビュー公演を行う。また、大阪公演、盛岡公演、名古屋公演を予定している。
2017年10月15日「渚のアデリーヌ」などの作品で世界中の音楽ファンを魅了し続けているピアニスト、リチャード・クレイダーマン。彼にとって、実に40回目となるジャパン・ツアー「リチャード・クレイダーマン 2017 with ストリングス・トリオ&パーカッション」が、来月5月6日(土)東京・オーチャードホールでの公演を皮切りに開幕する。リチャード・クレイダーマン チケット情報フランス生まれのリチャード・クレイダーマンであるが、東日本大震災の直後にも公演を行うなど日本への想いは強く、1980年から毎年行ってきたジャパン・ツアーは今回で40回目を数える。また、近年は谷村新司との交流も話題。レコードデビューから40周年を記念して今月4月19日に発売した最新アルバム『デビュー40周年記念ベスト』では、谷村の「昴」「いい日旅立ち」をカバー。その逆に、谷村もまたクレイダーマンの代表作である「渚のアデリーヌ」「午後の旅立ち」の2曲に自ら詞をつけて歌うなど、大物アーティスト2名のコラボレーションが注目されている。今回のツアーではクレイダーマンによる「昴」「いい日旅立ち」がステージ初披露される予定。特別なコンサートになることは間違いない。公演は、5月6日(土)の東京公演の後、5月7日(日)山梨・河口湖ステラシアター、5月8日(月)静岡・アクトシティ浜松 大ホール、5月9日(火)神奈川・やまと芸術文化ホール、5月11日(木)福井・ハーモニーホールふくい、5月12日(金)富山県民会館、5月13日(土)長野市芸術館、5月14日(日)茨城・結城市民文化センター アクロスの全国計8会場をめぐる。チケットは発売中。
2017年04月25日H&Mデザインアワード2017の優勝者が16日に決定。イギリス出身の26歳、リチャード・クインが受賞した。同アワードには、世界有数のファッション・デザインカレッジの学生や卒業生が参加。世界中から新進気鋭のデザイナーが集結し、コレクションのデザインを競った。セントラル・セントマーチン卒のクインは、メンズデザイナーとしては15年のサイモン・リーに続く2人目の受賞となった。クインは、環境にも配慮したクリエイティブなデザインを考案した。審査メンバーであるH&Mのクリエイティブアドバイザー、アン・ソフィー・ヨハンソンは「私達みんな、すっかりリチャードが大好きになりました。自身のブランドに対してクリアビジョンを持っていて周囲をあっと驚かせる要因も持ち合わせていました。リチャードは本当にクリエイティブな人で、環境においても相互的観点を持っており、H&M Design Award 2017の優勝者として価値ある人でした」とコメント。ビジネス・オブ・ファッション編集長のイムラン・アーメドは「リチャード・クインは本当にすばらしいものを作り上げます。そこにはとても深みのあるクリエイティビティが様々なアイディアと共にあり、商業的な可能性とサステイナブルな観点が、彼のブランドを構築する上で価値を上げる元になっています」とコメントしている。クインには優勝賞品として5万ユーロ、H&Mによる1年間の指導プログラムに加え、優勝コレクションをベースにしたアイテムを17年秋にH&Mの世界中の店舗で販売できる機会が与えられた。
2016年11月20日マーゴット・ロビー演じるハーレイ・クインを主役とした新作の脚本家が決定したようだ。『スーサイド・スクワッド』に続き、マーゴットが演じるセクシーでクレイジーな悪役ハーレイ・クインを主役にした新作に向けて、クリスティーナ・ホッドソンが脚本を執筆することになった。マーゴットがプロデューサーも兼任する同作については、ワーナー・ブラザース社から正式なコメントは出されていないものの、ザ・ラップはハーレイ・クインだけでなく数々の女性スーパーヒーローが登場する作品になると伝えている。しかし、登場するキャラクターやその位置付けについては分かっていない。今回その注目作で筆をとることが決定したホッドソンは、まだ製作のされていない脚本の人気投票であるブラック・リストにこれまで3作も選ばれ、その中の『逃亡者』のリバイバル版と『ジ・エデン・プロジェクト』はソニーとマテリアル・ピクチャーズがそれぞれ版権を獲得している注目の脚本家だ。最近では、ナオミ・ワッツが心理学者メアリー・ポートマンを演じる新作『シャット・イン』の脚本も手掛けている。ハーレイ・クインのスピンオフ作品については今年の9月、『スーサイド・スクワッド』でその役を演じたことをきっかけにすっかり虜になったと言われているマーゴットが、プロデューサーとしてワーナー・プラザースとファーストルック契約を交わしたことが報じられていた。新作でハーレイ・クインの危険な恋人ジョーカー、そしてそのペアを止めに来るのでおなじみのバットマンが登場するのかどうかについては分かっていないが、マーゴットは以前、またジョーカーとハーレイ・クインがタッグを組む姿を見たいと口にしていた。(C)BANG Media International
2016年11月16日木曜日連載、アート・ブックショップ「NADiff(ナディッフ)」各店による今読むべき1冊。今週は、アーティスト、リチャード・プリンスの作品集『NEW PORTRAITS』。東京・恵比寿の本店・ナディッフ アパート(東京都渋谷区恵比寿1-18-4NADiff A/P/A/R/T1階)によるご紹介です。■『NEW PORTRAITS』リチャード・プリンス(Richard Prince)1949年生まれのリチャード・プリンスは、1970年代半ばからマスメディアや広告、他のアーティストの作品などから、既存のイメージを利用(流用、盗用)し、自分の作品の中に取り入れるアプロプリエーションという手法で作品を作るアーティスト。時代の象徴となる、消費されるイメージを積極的に取り込んだ作品は、盛んに著作権、肖像権、社会の倫理、道徳の問題が取り沙汰されるが、そのオーディエンスの批判や、「炎上」も織り込み済みであることは周知の作戦であり、コンテンポラリーアート界を賑わす御馴染みの常習犯だ。本書に収録される作品『New Portraits』は、ソーシャルメディアInstagram上に掲載された一般人の投稿写真を流用したプリンスの最新作シリーズ。Instagramユーザーから投稿された写真にプリンスが自らのアカウントでコメントを付し、そのキャプチャー画像を「ニュー・ポートレート」シリーズの作品としてキャンバス作品にしたものだ。ソーシャルメディアの発展によって公と私の境界が曖昧になり、インターネットを経由すれば赤の他人のプライバシーが圧倒的な情報量で目に触れることができる今日的な状況を背景にした本作は、ネット上でシェアされる画像、情報は誰のものなのかという問いを投げかけると共に、作品のオリジナリティとは何によって担保されるのかという問題を私たちに喚起させる。本書は、コンテンポラリーアートを紹介する国際的なギャラリー、ブラム・アンド・ポー(BLUM&POE)によって1,000部制作され、日本国内ではそのうち250部が限定販売中だ。本のデザインはグラフィック・デザイナーの秋山伸が率いるedition.nordが手掛け、印刷物によるオリジナル作品の再現を可能な限り追求する試みが紙面で行われると共に、その革新的で美しい装幀も魅力の1冊となっている。また、本書のデザインを担当するedition.nordの秋山伸による、デザインワークに留まらないユニークな活動を紹介するイベント・エキシビション「BookとBukuは似ている ShinとBukuとedition.nord ── デザインとアートを考える2、3ヶ月」を、現在ナディッフ アパートで開催中。【書籍情報】『NEW PORTRAITS』著者:Richard Prince発刊:Blum & Poe判型:330×266mm価格:2万円
2016年10月27日映画『スーサイド・スクワッド』(9月10日公開)でハーレイ・クインを演じる女優マーゴット・ロビーが初来日を果たし、25日に東京国際フォーラムで行われた本作のジャパンプレミアに登場した。本作は、バットマンやスーパーマンらヒーローによって投獄された史上最凶の悪党たちの悪の力が爆発するアクションエンターテインメント。このたび、ジャパンプレミアに参加するため、主人公デッドショット役のウィル・スミス、ハーレイ・クイン役のマーゴット・ロビー、本作がハリウッドデビューとなるカタナ役の日系女優・福原かれんが来日した。今回が初来日となるマーゴット・ロビーは、胸元がセクシーな黒いドレス姿でレッドカーペットに登場。詰めかけたファンからの「マーゴット~!」と名前を呼ぶ声に笑顔を見せながら、握手やサイン、記念撮影に応じた。その後、ファン4,000人が集まった会場内に移動し、ウィルと福原と共にノリノリで中央のレッドカーペットを歩いてステージへ。「心の底から楽しんでいます。ずっと日本に来てみたかったんです。やっと来られました!」と初来日の喜びを語り、役作りについて聞かれると「ハーレイ・クインはコミックのファンがたくさんいるので、みなさんの思い、愛に見合った演技をしなければと思いました」と語った。ステージ上に、本作のアンバサダーを務めるモデルのダレノガレ明美も登場。米ニューヨークで行われたワールドプレミア以来の再会を果たし、ダレノガレから3人に花束が贈られた。
2016年08月25日6才の少年が成長する12年間の物語を同じキャストで描ききり、2014年の映画賞を席巻した『6才のボクが、大人になるまで。』。そのリチャード・リンクレイター監督の最新作『EVERYBODY WANTS SOME!!』が、『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』として今秋より劇場公開されることが決まった。1980年夏、野球推薦で大学に入学することになった主人公ジェイク(ブレイク・ジェナー)は、個性豊かで騒々しいチームメイトたちと野球はもちろん、女の子、お気に入りの曲、パーティ、お下劣なジョーク…あらゆることに全力で打ち込み、新たな出会いと成長、そしてかけがえのない恋を経験していく――。『6才のボクが、大人になるまで。』でベルリン国際映画祭、ゴールデン・グローブ賞ほか数多くの賞に輝き、映画ファンを熱狂させたリンクレイター監督の最新作となる本作。70年代の高校卒業式前夜を描いた『バッド・チューニング』(’93)、6才の少年が大学に入るまでを描いた『6才のボクが、大人になるまで。』に連なる本作は、80年代が舞台。監督自身も「あの12年間の続きになるような、大人の扉を開けるひと時を描いている」と語るように、今度の“ボク”が経験するのは大学入学直前の3日間だ。永遠には続かなくとも、決して色褪せることのない青春の輝きを、リンクレイター監督らしく生き生きと描き出す青春群像劇で、劇中には懐かしの80’sナンバーも満載。本年度「SXSW(サウス・バイ・サウス・ウエスト)映画祭」ワールド・プレミア・オープニング作品であり、新宿シネマカリテにて7月16日(土)より開催の「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2016」のオープニングを飾る作品となっている。一生に一度の出会いと、“大人になるまで”の最高の時間を、楽しみに待っていて。『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』は今秋、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年07月14日ザ・ヴァーヴのRICHARD ASHCROFT(リチャード・アシュクロフト)がソロとしては16年ぶりの来日公演を10月4日(火)に大阪・ZEPP NAMBA、6日(木)・7日(金)に東京・ZEPP TOKYOで開催することが決定した。【チケット情報はこちら】ザ・ヴァーヴは1990年に結成。1997年にリリースした3rdアルバム『アーバン・ヒムス (Urban Hymns)』が全世界で700万枚を超えるヒットを記録。ソロとしては、2000年にデビュー・アルバム『アローン・ウィズ・エヴリバディ』をリリースし同作は全英チャートで1位を獲得。5月20日、10年ぶり4作目となるアルバム『ジーズ・ピープル』をリリースしている。チケットの一般発売は7月9日(土)午前10時より。なお、一般発売に先駆けて、先行先着プリセールを実施。受付は5月23日(月)午前10時から6月7日(火)午後11時59分まで。■NME JAPAN presents RICHARD ASHCROFT Japan Tour 201610月4日(火)ZEPP NAMBA(大阪府)開場 18:00 / 開演 19:0010月6日(木)ZEPP TOKYO(東京都)開場 18:00 / 開演 19:0010月7日(金)ZEPP TOKYO(東京都)開場 18:00 / 開演 19:00
2016年05月23日リチャード・ギアが、伝記小説の映画化『Three Christs』に主演することになった。ギアが演じるのは、ミシガンの精神科医。彼は、自分はイエス・キリストだと信じる3人の患者を抱えている。監督は、『フライド・グリーン・トマト』『ボーダー〈2007年〉』のジョン・アヴネット。アヴネットは、エリック・ナザリアンとともに脚色も担当する。その他の情報ギアの最近作は、『マリーゴールド・ホテル幸せへの第二章』。最近、スリラー映画『The Dinner』を撮り終えた。共演は、レベッカ・ミラー、クロエ・セヴィニー、ローラ・リニーら。北米公開予定は2017年。文:猿渡由紀
2016年05月10日ジュディ・デンチ、マギー・スミス、ビル・ナイら世界各国で大ヒットとなった前作のキャストに加え、今回、ハリウッドからリチャード・ギアも加わった『マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章』。このほど、本作のクライマックスにあたる、ホテルの若きオーナーの結婚式の裏側が解禁。色彩豊かで豪華絢爛なインド式結婚式で、急遽ジュディ・デンチらキャストたちも華麗なダンスを披露することになったという。イヴリン(ジュディ・デンチ)やダグラス(ビル・ナイ)、ミュリエル(マギー・スミス)ら、さまざまな事情で5人になった男女は、高級ホテルになる“予定”のボロホテル、マリーゴールド・ホテルをいまではすっかり気に入っていた。だが、若きオーナーのソニー(デヴ・パテル)はホテルの拡大と恋人との結婚という二大イベントを前に、次々と問題を起こしてしまう。そんなとき、謎めいた客ガイ・チェンバーズ(リチャード・ギア)がやってきて…。今回届いた映像は、本作のクライマックスシーンともいえる、ソニーと恋人スナイナの豪華絢爛な結婚式の裏側。王宮を改装したエキゾチックなホテルに、色とりどりのサリーや鮮やかな花やフルーツが溢れる露店の脇をトラックや象が行き交い、お祝いの人々でごった返している様子が見て取れる。情熱的なボリウッドダンスや、1週間も続くという贅を尽くしたウエディングパーティなど、パワフルなエネルギーと色彩にあふれた見るも楽しいインドならではの結婚式だ。ジュディは「一生忘れられない思い出よ。ただただ美しかった。(インドの)伝統儀式は見ていてワクワクしたわ、間近で見られて本当に光栄だった」と、撮影時を楽しそうにふり返って語る。また、プロダクション・デザイナーのマーティンは「その色彩に度肝を抜かれた。不調和な組み合わせの色彩が美しいと思ってそれを衣装に取り入れたいと思った」と、煌びやかな式への工夫を明かす。とりわけ、撮影現場に到着してすぐに取りかかったというリチャード・ギアも含め、ジョン・マッデン監督のアイデアで急きょキャスト全員で踊ることになったというダンスシーンは必見!踊りを覚えるために、ステップに“犬を洗う”や“エアギター”といった名前をつけていたというエピソードも明かされ、撮影中もユーモアにあふれ、楽しんで撮影に挑んでいたベテランキャストたちの様子が伺える。そんな彼らの“最高な瞬間”を、まずはこちらの映像から確かめてみて。『マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章』は3月4日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月03日ディオール(Dior)より、ブランドと近しいコラボレーターの一人であるフォトグラファーのリチャード・アヴェドンによる写真集『Dior by Avedon』が発売された。発売日は、フランス、イギリスが9月23日、アメリカが10月27日。リチャード・アヴェドンは、クリスチャン・ディオールの最初のオートクチュールコレクションショーが行われた1947年からディオールの撮影を手掛けるフォトグラファー。当時のフェミニンで大胆なクリエーション、それらが与えたセンセーショルなど、ニュールックの本質を忠実にレンズ越しに捉え、力強く弾けるような作品を生み出した。リチャード・アヴェドンはクリスチャン・ディオール亡き後もメゾンとのつながりを続け、イヴ・サンローランのポートレートなど多くの作品を残した。また、新人の発掘にも熱心で、チャイナ・マチャドやジーン・シュリンプトンを見出し、1964年にディオールの装いに包まれた姿を撮影している。一方で、当時の一流モデルたちとの仕事も好み、ディオールを纏ったツイッギー、ヴェルシュカ、ペネロペ・ツリーらを、永遠の時の中に刻み込んだ。今回発売される写真集は、アイコニックなイメージを通してリチャード・アヴェドンとメゾンの関係を回顧させるもの。著者であるイギリス版『ハーパース バザー』編集長のジャスティン・ピカディによる序文から始まり、150点の写真と、当時のモード界の象徴でソーシャライトでもある、ジャクリーヌ・ドゥ・リーブの回想に沿って進んでいく。あとがきは、ガリエラ・モード美術館館長で歴史家のオリヴィエ・サイヤールが担当した。【書籍情報】『Dior by Avedon』著者:ジャクリーヌ・ドゥ・リーブ、ジャスティン・ピカディ出版社:Rizzoli206ページ発刊:フランス・イギリス 2015年9月23日、アメリカ 10月27日価格:150ユーロ、115ポンド
2015年10月23日ジェニファー・ローレンスの次回作の監督がリチャード・リンクレーターに決まりそうだ。オーストラリアの作家、グラム・シムシオンの小説「ワイフ・プロジェクト」を映画化する『The Rosie Project』(原題)で、恋に奥手な遺伝子学者が、自ら考案した科学的調査方法で完ぺきなパートナーを捜そうとするコメディ。ジェニファーは主人公と正反対の性格のヒロイン、ロージーを演じる。『(500)日のサマー』のスコット・ノイスタッターとマイケル・ウェバーが脚色し、『LEGO(R) ムービー』の共同監督を務めたクリス・ミラー&フィル・ロードが監督予定だったが、2人は『スター・ウォーズ』のハン・ソロが主役になるスピンオフ作品を手がけることになり、降板していた。主人公の科学者、ドン・ティルマンを誰が演じるか、撮影の時期など詳細は未定。(text:Yuki Tominaga)
2015年07月29日リチャード・ギアと、33歳下のスペイン女性との交際が明らかになった。65歳のリチャードは1年以上前から、32歳になるスペインのソーシャライト、アレハンドラ・シルバと交際しているという。2人は先日、イタリアのシシリーで開催された第61回タオルミナ映画祭に一緒に出席。22日(現地時間)には、タオルミナ近郊のアーチトレッツァの海上でヨットに乗っているのを目撃された。太陽の下、リラックスした様子でキスする姿がパパラッチにとらえられている。アレハンドラは、スペインのプロ・サッカーリーグ、リーガ・エスパニョーラのレアル・マドリードの財務担当副社長を務めたこともあるイグナシオ・シルバ氏の娘で、富豪の元夫との間に息子が1人いる。アレハンドラはスペインのマドリッドとニューヨーク・マンハッタンを往き来する生活をしていて、リチャードがマドリッドまで彼女を訪ねたことも何度かあるそうだ。アレハンドラの友人はスペインのテレビ取材で、リチャードとの交際は1年ほど前から始まったが、極力目立たないようにしていたが、双方の友達は彼らの関係を承知だという。(text:Yuki Tominaga)
2015年06月25日原宿のギャラリー「BLUM & POE 東京」で、リチャード・プリンス(Richard Prince)の個展「New Portraits」が開催中。期間は5月30日まで。リチャード・プリンスはニューヨークで活動中の写真家。その活動は70年代まで遡り、マスメディアや広告が掘り起こした既存のイメージを流用し、新たな作品を生み出す手法の先駆けとなった。88年の国立現代美術センターを皮切りに、ホイットニー美術館やボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館、ケンストハウス・ブレゲンツなど数々の美術館で個展を開催。サンパウロやホイットニー、ヴェネチアで開催されたビエンナーレにも参加している。今回発表される「New Portraits」シリーズは、プリンスがインスタグラム上を飛び回りながら収集した、膨大な写真とそのコメントを作品として発表したもの。約20点の作品では、ユーザーの自己顕示欲や窃視的な欲求は削ぎ落とされ、あたかもメディア自体の産物であるかのような姿を見せている。中でも特に注目すべきなのが、SNSへとプリンスが自ら書き込んだコメントの数々だ。脈絡を欠いた言葉、ジョーク、引用、矛盾語方、絵文字などが書き加えられることにより、ポートレートに新たな方向性が指し示されている。そこでは、絵画と写真、イメージとテキスト、著作権と表現の自由が融合し、“他者の投稿への介入”は“作品を構想する行為”へと置き換わる。これによって、ポートレートをプリンスの作品へと昇華させようという試みだ。国内では20年ぶりとなるプリンスの展覧会。彼がライフワークとしている“写真という媒体への探求”をリアルに目にする貴重な機会となりそうだ。【イベント情報】リ チャード・プリンス『New Portraits』会場:BLUM & POE 東京住所:東京都渋谷区神宮前1-14-34原宿神宮の森5階会期:4月3日から5月30日時間:11:00から19:00休館日:日・月曜日、祝日
2015年04月19日リチャード・ギアとシャルロット・ゲンズブールが、スリラー映画『Oppenheimer Strategies(原題)』で共演することになった。監督は『ボーフォート レバノンからの撤退』のヨセフ・シダー。その他の情報主人公オッペンハイマー(ギア)は、力をもたない若い政治家と友達になる。だが3年後、その政治家は世界的に名を知られる大物に成長。そのことは、オッペンハイマーの人生を大きく変えることに。ギアの次回作は、3月北米公開予定の『The Second Best Exotic Marigold Hotel(原題)』。ほかに、ダコタ・ファニングと共演する『Franny(原題)』も控える。ゲンズブールの新作は『サンバ』。次回作は、ヴィム・ヴェンダース監督の『Every Thing Will Be Fine』。文:猿渡由紀
2015年01月15日