『インディ・ジョーンズ5』にマッツ・ミケルセンが出演することになった。一足先に、フィービー・ウォーラー=ブリッジの出演も確認されている。監督は、スピルバーグから交代してジェームズ・マンゴールド。この夏の撮影スタートを目指している。北米公開予定日は2022年7月29日。ミケルセンは最近、降板させられたジョニー・デップに代わって『ファンタスティック・ビースト』3作目の撮影にグリンデルバルド役で参加したばかり。また、今年のオスカーの国際長編映画部門にノミネートされた「アナザーラウンド」にも主演し、注目されている。文=猿渡由紀
2021年04月16日ハリソン・フォードが主演する『インディ・ジョーンズ』第5弾に、マッツ・ミケルセンが出演することが明らかになった。「Deadline」が報じた。一週間前には、「Fleabag フリーバッグ」のフィービー・ウォーラー=ブリッジの出演決定も報じられている。マッツの役柄については不明だが、悪役に定評のあるマッツに「インディの敵役を演じてくれるのが楽しみ」と早くも悪役を期待する声がSNSで上がっている。「フィービーにマッツ。なんて素敵なキャスティング」と2人の出演は歓迎されているようだ。『インディ・ジョーンズ』第5弾は、製作が決定してから何度も公開日が延期されてきた。現在のところは、2022年7月29日に全米公開を予定している。公開日の16日前に、ハリソンは80歳の誕生日を迎える。監督は、前4作のスティーヴン・スピルバーグから『LOGAN/ローガン』のジェームズ・マンゴールドに交代するが、スピルバーグはキャスリーン・ケネディらとともに製作を務める。音楽はジョン・ウィリアムズが続投。マッツは今年、母国デンマークの主演映画『アナザーラウンド』がアカデミー賞国際長編映画賞&監督賞にノミネート。今後公開される『ファンタスティック・ビースト』第3弾で、ジョニー・デップからグリンデルバルド役を引き継ぐなど、俳優として絶好調だ。(Hiromi Kaku)
2021年04月16日フェンディ(FENDI)から、アーティスティック・ディレクターのキム・ジョーンズが手掛ける限定カプセルコレクションが発売される。2021年4月15日(木)より、フェンディ銀座店にて2週間のみ数量限定で販売。キム・ジョーンズによる2021年春夏クチュールコレクションの感性をベースにキム・ジョーンズは、ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)でアーティスティック・ディレクターを務めたのち、2018年からはディオール(DIOR)のメンズアーティスティック・ディレクターとして活躍。2020年にはフェンディのウィメンズのオートクチュールおよびレディ・トゥ・ウェアのアーティスティック・ディレクターも手掛けている。今回は、2021年春夏クチュールコレクションでキム・ジョーンズが扱ったテーマをもとに、流動的なニュアンスとロマンスを取り入れたレディ・トゥ・ウェアとしてコレクションを完成させた。男性的なニュアンスと女性的なニュアンスが融合・調和していく様子が表出される。コレクションのキーとなるシルエットを解釈し誕生した、はりのある生地感のコットンシャツや、優雅なドレープを施したサテンドレスやガウンなどがラインナップ。フェンディのアイコニックな「バゲット(Baguette)」や「ピーカブー(Peekaboo)」バッグも限定デザインで登場する。バッグには、パールの装飾や優雅なプリントを施した。【詳細】フェンディ 限定カプセルコレクション発売日:2021年4月15日(木)販売店舗:フェンディ銀座店※2週間のみ数量限定販売価格帯:約150,000~600,000円【問い合わせ先】フェンディ ジャパンTEL:03-3514-6187
2021年04月12日ナイキ(NIKE)とキム・ジョーンズのコラボレーションスニーカー「ナイキ エア マックス 95 x キム・ジョーンズ」が、2021年3月19日(金)からドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)ほかで発売される。キム・ジョーンズデザインの「ナイキ エア マックス 95」2016年から続く、ナイキとキム・ジョーンズのコラボレーション最新作は、ナイキの名作の一つ「ナイキ エア マックス 95」にフォーカス。アイコニックなシルエットやデザインを踏襲しながらも、キム・ジョーンズの感性で、デザインディテールに遊び心を加え、アイキャッチーに仕上げているのがポイントだ。特徴的なのは、つま先にデザインされたミニ スウッシュ。また、アッパーは「エア マックス 360」から着想を得て、小さな孔の開いた素材を使用し、上から下にかけて薄くなるグラデーションカラーに整えた。ヒール部分やシュータンには、アクセントカラーとしてネオンオレンジをプラスして、グレーをベースとしたアッパーとのコントラストを楽しんでいる。【詳細】「ナイキ エア マックス 95 x キム・ジョーンズ」26,400円(税込)発売日:2021年3月19日(金)※予定取扱店舗:ドーバー ストリート マーケット ギンザ、ナイキラボ MA5、SNKRS【問い合わせ先】NIKE カスタマーサービスTEL: 0120-6453-77
2021年03月20日フェンディ(FENDI) 2021年秋冬ウィメンズコレクションが発表された。 新アーティスティック ディレクターのキム・ジョーンズが手掛ける、初のレディ・トゥ・ウェアコレクションとなる。フェンディ家の5人姉妹が愛したワードローブ2021年春現在、ディオール(DIOR)のメンズ アーティスティックディレクターも兼任するキム・ジョーンズのファーストシーズン。長い長い歴史を紡いできたフェンディのルーツを紐解く最初の“鍵”となったのは、フェンディ家5人姉妹が愛したワードローブである。モダンなアレンジを加えてウォッシュ加工を施したミンクのベルスリーブとボンディングのスエードコート、 シルクのような艶が特徴のシャツ、 完璧に均整の取れたウールのテーラリングによるピンストライプの仕事着…。彼女たちのレガシーが宿るこうしたピースの数々は、メゾンならではのイタリアンエレガンスと高いクラフトマンシップはそのままに、モダンなカットやディテールでアップデートさせているのが特徴だ。例えばシャツの丈は、胸下の位置で大胆にカット。ややマニッシュなロングコートと合わせたストライプ柄のシャツは、素足のショートパンツと合わせることで、これまでにないフレッシュなムードをプラスさせている。メゾンと深い関係性のあるミンクのコートは、まるで“しっぽ”のようにフサフサと揺れる、ボリューミーなフリンジを飾って。ベージュやカーキ、キャメルといったオーセンティックな色合いの中で、こっそりとユーモアをプラスした、大人の遊び心を感じさせる。亡きカール・ラガーフェルドへのオマージュもまた今季は、近年までフェンディのバトンを繋いできた、才能高きデザイナーたちへのオマージュも詰め込まれたようだ。黒のムートンジャケットやストッキングを飾るのは、今は亡きカール・ラガーフェルドが手掛けた「カーリグラフィ」モノグラム。前任のシルヴィア・フェンディによる実用的なシャツジャケットは、温かなシアリングを重ねることでラグジュアリーなピースとして昇華させている。新たな風が吹き抜ける一方で、ランジェリー風ニット×マニッシュなジャケットスタイルなど、キムが得意とするストリートなテイストをはじめ、 彼が手がけたクチュールコレクションの繊細なオーガンザ刺しゅうも登場するなど、コレクション全体には確かな新しい風も吹き抜けている。アクセサリーには、クラッチのフレームに「FENDI」モノグラムを斜めにあしらった「フェンディ ファースト」に加え、「フェンディ ウェイ」トートや、 ショルダーバッグ「フェンディ タッチ」など、バリエーション豊富な新作バッグも次々と姿を現した。
2021年03月12日家の中で楽しめるエンタメや流行を本誌記者が体験する“おこもりエンタメ”のコーナー。今週は、ジョニー・デップの名演に感動……映画『グッバイ、リチャード!』を紹介します。■『グッバイ、リチャード!』Blu-ray3月3日発売。価格/5,280円(税込み)。発売元/キノフィルムズ、木下グループ。販売元/ハピネット・メディアマーケティングジョニー・デップ演じる大学教授のリチャードは、ある日医師から余命半年の宣言を受ける−−。そして妻から不倫、娘からlレズビアンのカミングアウトを立て続けにされ、なかばヤケクソ気味にはじけていく……。死を突きつけられ、最期へ向かう残された日々をどう生きるか。主人公が余命宣告された作品はいくつも作られてきましたが、本作は死を目前に感傷的にならず、家族との絆物語もさほど紡がれず、突如不良中年と化したリチャードが、生の意味を不良中年の目線で伝える型破りともいえる作品です。物語に花を添えるのはリチャードの娘や妻ではなく、同僚のピーター。ちょっと間抜けだけど人がいいピーターの存在がなければ、本作のリチャードは成立しないほど重要な登場人物です。正直、破綻した夫婦関係といえども妻が薄情すぎない?病状についてもっと聞かないの?とツッコミながら見ていましたが、愛情が消えるとあのようになるのでしょう。ジョニデは今年58歳に。ハサミを持たず、海賊でもない、市井の人として渋い役柄が違和感なく似合う年代になりました。ボロボロになりながらも時おり隠しきれないオーラはスターの証しでしょう。最後の講義シーンは冗談とも本気ともつかない熱量で、生徒たち同様、見ているほうもポカーンとしますが、あとからじわりじわりと効いてきます。「女性自身」2021年3月16日号 掲載
2021年03月08日ロバート・デ・ニーロ、トミー・リー・ジョーンズ、モーガン・フリーマンというハリウッドの3大レジェンドが、肩の力を抜いてドタバタ劇を愛らしく繰り広げる『The Comeback Trail』(原題)が、邦題『カムバック・トゥ・ハリウッド!!』として6月4日(金)より公開されることが決定した。物語の舞台は、1970年代ハリウッド。他人を騙してナンボのハリウッドとはいえ、詐欺スレスレどころか絶対アウトなダメ男マックスに扮するのはロバート・デ・ニーロ。自殺願望を持ちながらも意外な大活躍を見せる元・西部劇スターのデュークにトミー・リー・ジョーンズ。そして極悪なギャングのボスで映画マニアのレジーにモーガン・フリーマン。世界の映画ファンに愛されてきた重鎮3人が、映画に魅せられた永遠の映画少年のごとくの輝きとともに、ドタバタ珍騒動を楽しそうに演じているのが大きな魅力のひとつだ。レジェンドの3人に加え、マックスの甥っ子でお人好しのビジネスパートナーに『終わりで始まりの4日間』のザック・ブラフ、マックスの弟子から宿敵となった若手プロデューサーに『イントゥ・ザ・ワイルド』のエミール・ハーシュが扮し、芸達者なコメディ演技でさらなる笑いを誘う。監督と脚本を務めたのは、デ・ニーロに王道エンタメの道を開いたアクションコメディ『ミッドナイト・ラン』の脚本で知られるジョージ・ギャロ。ギャロは18歳のときにたまたま『The Comeback Trail』という映画のラフカットを観る機会があり、そのアイディアに魅せられて長年に渡ってリメイクの可能性を模索していたという。同作は70~80年代に多くのB級映画を手掛けたハリー・ハーウィッツ監督が自主製作したもので、正式に劇場公開されたことがなく、観たのはわずかな業界人のみという幻のカルト映画として一部で話題になっていた。やがてギャロは偶然ハーウィッツの未亡人と知り合ってリメイク権を獲得。さらに旧知のデ・ニーロから「何か愉快な作品をやりたい」と言われたことで、ほぼ半世紀に渡る念願の企画を実現させることになった。そんな本作は、映画業界のオモテとウラを扱っているだけあり、名画や往年の名優たちにまつわるオマージュや小ネタも満載。映画を愛することがやめられない登場人物たちの会話に思わず笑みがこぼれるだろう。ビジュアルでは、見るからにうさん臭いプロデューサーの雰囲気を漂わせるマックス、タフな西部劇スターの貫禄たっぷりのデューク、ギャングらしい凄みを見せるレジーの3人を大きく捉えながら、劇中劇の主演俳優であるデュークが見舞われる絶体絶命のピンチの数々もちりばめられ、映画の撮影の行方も気になる愛らしいデザインとなっている。『カムバック・トゥ・ハリウッド!!』は6月4日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:カムバック・トゥ・ハリウッド!! 2021年6月4日より全国にて公開© 2020 The Comeback Trail, LLC All rights Reserved
2021年02月25日ディオールは、キム・ジョーンズによるサマー 2021 メンズ コレクションの広告キャンペーンを発表しました。©RAFAEL PAVAROTTI今回の新キャンペーンは、ガーナ出身の画家アモアコ・ボアフォによる卓越した肖像画の技巧を再解釈。コレクションの持つ独特のスピリットと多元的な豊かさを、より明確なイメージで表現しています。©RAFAEL PAVAROTTI「キャンペーンの鮮やかな色づかいは、サマー 2021 メンズ コレクションのパワフルなエネルギーを見事なまでに映し出しており、まさにアモアコ・ボアフォの作品に贈る称賛といえるものです」と語るのは、メンズ コレクションのアーティスティック ディレクター キム・ジョーンズ。©RAFAEL PAVAROTTIラファエル・パヴァロッティのレンズに収められたグラフィカルな写真は、驚くほどにコントラストを効かせたまばゆい色調で絵画を想起させます。©RAFAEL PAVAROTTIピュアな構図の写真に表れているのは、キム・ジョーンズのシルエットに投影されたボアフォの作品に宿る、燃えるようなパワー。©RAFAEL PAVAROTTI彼の壁紙にあるモチーフから再現された花がそれを引き立て、様々な分野を融合し、あらゆる境界を超越した魅惑のダイアローグのようにも見えます。サマー 2021 メンズ コレクションはディオール 公式オンラインブティックにて一部先行発売中です。【お問合せ先】クリスチャン ディオールTEL:0120-02-1947ディオール #Dior #DiorWinter21企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2021年02月09日Fendi Couture Spring/Summer 2021“空虚なつまらないものに思えても衣服は身を温かく保つよりも大切な役目を果たすようだ。それは、世界に対する私たちの見方そして私たちに対する世界の見方を変えるのだ”― ヴァージニア・ウルフ 『オーランドー』よりブルームズベリーからボルゲーゼへ超越的なロマンスと時代を超える創造性に思いを巡らせながら、キム・ジョーンズ(Kim Jones)は、フェンディ(FENDI)のデビューコレクションにおいてブルームズベリー・グループ(Bloomsbury Group)の型破りな英国的感性から着想を得ると同時に、ローマ(Rome)に本拠を置くメゾンの名高い歴史にも敬意を示しています。フェンディ2021年春夏クチュールコレクションでは、多様なインスピレーションが共通点を見出し、織り合わされ、ヴァージニア・ウルフ(Virginia Woolf)とヴァネッサ・ベル(Vanessa Bell)姉妹の、伝統から解放されたクリエイティビティの永続的な魅力を、イタリア彫刻とフェンディの根本を成すコードが語る不朽の言語とともに探究しています。ヴァージニア・ウルフが「オーランドー(原題:Orlando)」に綴ったように、「記憶は気まぐれなお針子」なのです。時を旅し、両性の境界をぼやけさせる小説を、本コレクションの主テーマとし時間の性質は歪められ、精妙な両性具有が生来の実体ではなく、流動的な選択として現れます。フェンディの創立から僅か3年後の1928年にヴァージニア・ウルフからヴィタ・サックヴィル=ウェスト(Vita Sakville-West)に宛てて書かれたラブレターともいえる『オーランドー』の文学的要素がコレクション全体に散りばめられています。ある時は金属を結合させた手帳型クラッチとして、またある時はマザーオブパールのミノディエール、あるいはレザーブーツに記された文字列として登場します。作曲家マックス・リヒター(Max Richter)の音楽が流れるなか、ヴァージニアとヴィタの数十年におよぶ交際期間に交わされた手紙の抜粋が、フェンディ家の人々と友人たちによって朗読されます。ブルームズベリー・グループがサセックス(Sussex)州の拠点とした「チャールストン・ファームハウス(Charleston Farmhouse)」は、実際にキム・ジョーンズが子ども時代の大半を過ごした場所から近く、ここで見つかったモチーフをビーズで飾ったブーツや、手描きのヒールとして蘇らせました。壁を飾るヴァネッサ・ベルと画家ダンカン・グラント(Duncan Grant)のフレスコ画はガウンの刺しゅうとして施されました。「この一家、特に先駆的な2人の姉妹の生き方、自ら切り開いた自由、世界に残したアートに憧れます」とキムは語ります。ヴァージニアとレナード・ウルフ(Leonard Woolf)夫妻がホガース・プレス(Hogarth Press)社から刊行した、手作業で印刷したマーブル紙装の本はショー会場に展示され、そこからクラシカルなイタリア美学の世界へと導きます。ローマのボルゲーゼ美術館(Galleria Borghese)の大理石の色合いを再現しベルニーニ(Bernini)の彫刻作品さながらのドラマティックなデザビエのドレープをコレクションに取り入れて、2つの要素の調和を示しています(ヴァネッサ・ベルはイタリアの古典主義に魅せられるあまり、ボルゲーゼ公園で絵を描き、巨匠の作品を再現して、チャールストンの壁に掛けたものでした)。ジャカードやシルクのガウン、そしてファーのインレーや手作業でビーズを施した仕立てから見て取れるように、大理石はコレクションの視覚言語の主要な要素となっています。キムの現代的な視点を通して、フェンディの歴史も重要な要素として登場します。造形的スケッチや装飾を求めてアーカイブを発掘するために、キャストを務めるモデルたちのバイオグラフィーに姿を変えています。ヴィンテージバッグのヴェルベットリボンは新たなデザインに代わり、故カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)の最後のコレクションに登場したカーリグラフィ(Karligraphy)がビーズのデザインとしてブーツに飾られます。コレクションでモデルを務めるキャストを通じて、実際の、または選ばれた「家族」の大切さが賞賛され、モデルがひとりずつガラスのショーケースに身を置くと、それぞれの個室へと変貌します。キム・ジョーンズは、次のように述べています。「フェンディは最高レベルのクラフツマンシップを体現しています。何よりも、フェンディにとって『家族』はかけがえのない存在。フェンディ家の3代目が指揮をとり、私は4代目を参加させながらゲスト出演しています。自分が愛し尊敬するたくましくてパワフルな女性たちに囲まれ、彼女たちのエネルギーを自分の仕事に取り込みたいと思っています」企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2021年01月29日月22日(金)日本時間22:00、ディオールは公式サイト上でウィンター2021-2022 メンズコレクションを発表。メンズ アーティスティック ディレクター、キム・ジョーンズが着想を得たのは、儀式用の服装に宿る贅を尽くした男性らしさでした。それは、今もなおダイナミックに息づいている過去とのつながり。オートクチュール同様、今と昔をつなぐコスチュームは、歴史やヘリテージへと通ずる窓です。©BRETT LLOYD今コレクションで、キム・ジョーンズとディオールはスコットランド出身のアーティスト、ピーター・ドイグとコラボレーション。クリスチャン・ディオールが夢を現実に書き換えたように、キム・ジョーンズもまた、ピーター・ドイグの作品をファッションに書き換えることで、創設者の偉業をなぞります。©AFREDO-PIOLA刺繍や装飾があしらわれたユニフォーム、とりわけフランス芸術アカデミーのコスチュームに着想を得たスタイルをクチュールの男性的な解釈として提示しています。装飾やモチーフはディオールのアーカイブを再解釈したもので、くるみボタンはアイコニックな「 バー 」ジャケットから、また、 1960 年代にマルク・ボアンがデザインしたオートクチュールのイブニングガウン「ロゼラ」から金糸の刺繍がそれぞれ取り入れられました。ジョーンズとドイグ、そしてディオールのアトリエは、今コレクションのために緊密なコラボレーションを進めました。 ドイグは自らモチーフを考えただけでなく、スティーブン・ジョーンズが手掛けたウールフェルトハットに、自らの手で自身の作品や記憶、メゾン ディオールとのつながりにインスピレーションを得た魅惑的なハンドペイントデザインを描いていきました。また、アートとファッションの対話の一環として、 ドイグは今回ディオールのために 2 つの動物をモチーフとしたエンブレムを特別に制作。ひとつはクリスチャン・ディオールの愛犬、ボビーを思わせるもので、もうひとつのライオンは、ドイグの絵画のキャラクターと 1949 年に当時ディオールのアトリエにいたピエール・カルダンがムッシュ ディオールのためにデザインした仮面舞踏会用コスチュームを同時に彷彿とさせるものです。©AFREDO-PIOLAキム・ジョーンズとピーター・ドイグとのコラボレーションは、デジタルショーの舞台演出にも発展。ショーの舞台はひとつのアート作品となり、ドイグによって青空のインスタレーションが誕生します。音響システムが積み重ねられた演出は、『 SPEAKER /GIRL 』( 2015 年)をはじめ、ドイグの絵画から取り入れたものです。@Dior @MrKimJones#ディオール #Dior #DiorWinter21【お問合せ先】クリスチャン ディオールTEL:0120-02-1947企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2021年01月25日ディオールのクチュールの粋が宿るテイラリングは、アトリエ設立当初より、卓越したサヴォワールフェールの中核を担ってきました。この唯一無二のヘリテージを讃え、メンズ コレクションのアーティスティック ディレクターキム・ジョーンズはこのたび「Modern Tailoring (モダン テイラリング)」と銘打ったカプセルコレクションを発表。メゾンの伝統が誇るフォーマルな美意識を、脱構築的なデザインにアップデートしました。©BRETT LLOYD俳優のアルノー・ヴァロワとジェレミー・ラウールトは、フランスの揺るぎないエレガンスのエスプリを体現。タレントで起業家のユーネス・ベンジマは、心地よさと気品がさりげなく調和したクリエイションを身に纏い、スティーヴィー・ワンダーの息子であるアーティストのカイランド・モリスも、モデルたちとともにディオールの「モダン テイラリング」カプセルコレクションをそれぞれの着こなしで魅せます。©BRETT LLOYD©BRETT LLOYDアイコニックなメゾンのコードに、キム・ジョーンズが大切にするモダンなスピリットを組み合わせたコレクションは、3スタイルのジャケットと3つのアイコニックなパンツから、ミックス&マッチの組み合わせをお楽みいただくことができます。©BRETT LLOYD©BRETT LLOYD足元はフォーマルなシューズはもちろん、スニーカーを合わせることで旬なバランスに。最新作のスニーカー「B27」と組み合わせたコーディネートもおすすめです。©BRETT LLOYD©BRETT LLOYD©BRETT LLOYDカジュアルで洗練されたコレクションの可能性は無限大。あらゆるシーンに最適なデイリーに活躍します。「モダン テイラリング」カプセルコレクションは、ディオール ブティックおよび公式オンラインブティックにて順次展開中です。ディオール #Dior #DiorModernTailoring企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年11月16日ディーゼル(DIESEL)とカナダのビジュアルアーティスト、マッド・ドッグ・ジョーンズ(MAD DOG JONES)のコラボレーションによるスマートウォッチが、全国の主要ディーゼルストアにて販売。マッド・ドッグ・ジョーンズの手掛ける作品は、サイバーパンクと大自然という相反する要素を巧みに融合させているのが特徴。温かみのある柑橘系の色彩やネオンカラーを用いることで、人工的で無機質なテクノロジーをどこか人間味のある世界に変換している。今回、そんなマッド・ドッグ・ジョーンズが、本ウォッチのために「Cyber Dream」と題した作品を制作。不気味なカラーで日本のネオン街のような風景を描いたサイバー感溢れるグラフィックを、ウォッチ本体やクリーニングクロス、パッケージに落とし込んだ。またストラップは、作品を落とし込んだものとディーゼルのロゴをあしらった2パターンを付属する。コラボレーションウォッチのベースとなるのは、最新のテクノロジーと軽量化を実現したディーゼルのタッチスクリーンスマートウォッチスマートウォッチ「ディーゼル オン フェイドライト」。「Wear OS by Google」と「Qualcomm Snapdragon Wear 3100プロセッサ」を搭載しバッテリーの持ちを向上させるなど、デザイン面だけでなく機能面も兼ね備えている。【詳細】マッド・ドッグ・ジョーンズ リミテッドエディション販売店舗:全国の主要ディーゼルストア、オンラインストア、ウォッチステーションインターナショナル価格:38,500円(税込)ケース素材:アルミニウム、ナイロンケースサイズ:45mmストラップ素材:シリコンストラップ幅:22mmバッテリー:充電式、マグネティックチャージャー付属、50分で約80%充電バッテリーライフ:36時間/時計オンリーモードで1週間 *使用状況により前後しますストレージ:4GBセンサー:加速度計、高度計、環境光センサー、ジャイロスコープ、心拍、マイク、NFC(※日本未対応)、内蔵GPS接続:Bluetooth接続、4.2Low Energy、Wifi、b/g/n対応端末:Android 6.0以上(Go editionを除く)、iOS 12.0以上【問い合わせ先】フォッシルジャパン(ディーゼル)TEL:03-4540-6645Qualcomm、 Snapdragon、 およびSnapdragon Wearは、 米国およびその他の国で登録されたQualcomm Incorporatedの商標です。Qualcomm Snapdragon Wearは、 Qualcomm Technologies、 Inc.および/またはその子会社の製品です。Google および Wear OS by Google は Google LLCの登録商標です。
2020年10月09日ビル・マーレイとラシダ・ジョーンズの共演で贈るソフィア・コッポラ監督の最新作『オン・ザ・ロック』。今回は夫の浮気を疑う“娘”ラシダが、“父”のアドバイス通り、夫のスマホをチェックしようとするシーンの本編映像が到着した。ラシダ演じるローラは、夫ディーン(マーロン・ウェイアンズ)の浮気を疑い、彼のiPhoneの履歴をチェックしようとする…。共有していたはずのiPhoneのパスワードがいつの間にか変更されており、「パスワード変えた?」と思わず声を荒げてしまい、ディーンは「職場のプロトコルが新しくなってその時に変えたんだ」と説明するが、疑いが晴れず、どことなくぎこちない受け答えになるローラ。浮気の相手として疑っている同僚の“フィオナ”を検索するも、履歴は出てこない――。ローラの誕生日を仕事で祝えないことを謝りつつ、そそくさと仕事へと出掛けてしまうディーンに、ローラはおもわずため息をついてしまう。果たして、ディーンは本当に浮気をしていないのか?ニューヨークの街に浮気調査に繰り出す、ローラとビル演じるフェリックスの父娘の行く末に注目だ。『オン・ザ・ロック』は10月2日(金)より全国にて公開、10月23日(金)よりApple TV+にて世界配信。(text:cinemacafe.net)■関連作品:オン・ザ・ロック 2020年10月2日より全国にて公開© 2020 SCIC Intl
2020年10月04日新国立劇場が2009年より続けてきたシェイクスピア歴史劇シリーズが、本日10月2日(金)に開幕する『リチャード二世』をもっていよいよ完結する。通しで観ると9時間を超える上演時間となった2009年の『ヘンリー六世』三部作に始まり、2012年の『リチャード三世』、2016年の『ヘンリー四世』二部作、そして2018年の『ヘンリー五世』まで。毎回ほぼ同じスタッフ・キャストが集結するだけでなく、『ヘンリー六世』と『リチャード三世』、『ヘンリー四世』と『ヘンリー五世』では同一俳優が同じ役を引き継いで演じるという、世界的にみても珍しい趣向で演劇界の話題をさらってきた。今回は役こそ異なるが、岡本健一、浦井健治、中嶋朋子らお馴染みの面々が再集結。演出はもちろん、鵜山仁が務める。文・町田麻子
2020年10月02日今年2月、スティーヴン・スピルバーグ監督が、製作進行中の『インディ・ジョーンズ』5作目から降板した。スピルバーグは、『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』から『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』まで『インディ・ジョーンズ』シリーズ4作のメガホンを取っており、監督を務めないのは今作が初めて。前作から引き続き脚本を担当する予定だったデヴィッド・コープが、その経緯を「Den of Geek」とのインタビューで明かした。「スピルバーグと一緒に、同作について何パターンかの構想を出しました。いいところもあれば、うまくいかないところもあった。すべての要素――スピルバーグ、主演のハリソン・フォード、ディズニー、脚本をひとまとめにするというのはすごく大変なことで、結局みんなが一つになることはありませんでした」と語り、スピルバーグとコープが離脱することになったと説明した。スピルバーグはプロデューサーとしては作品に携わる。新しい監督にはすでに報じられているように、『LOGAN/ローガン』のジェームズ・マンゴールドに決定。「ジェームズが新しくやってきて、スティーヴンが降板したときが、自分も企画から離れる合理的なタイミングだったかなと思います。だって、新しい監督にとって前の監督の脚本家なんて、最もほしくない存在でしょうから」とやや皮肉交じりに語るが、2人の離脱は友好的であり、コープは新たな方向に進んでいく『インディ・ジョーンズ5』を楽しみにしているとも。2016年から企画が進行している同作は、何度も公開予定日が変更されており、現在のところは2022年7月29日に全米公開予定。(Hiromi Kaku)
2020年09月29日ジョニー・デップ演じる“余命180日”の崖っぷち男が、人生の愛おしさを見つけるライフ・ファインディングドラマ『グッバイ、リチャード!』。本作では、物語冒頭でジョニー扮するリチャードが突然余命宣告されるが、このシーンについてとある実体験が思い起こされたという。ジョニーが本作で演じたリチャードは、博学でエレガント、真面目な夫として美しい妻と素直な娘との何不自由ない暮らしを送る大学教授。しかし、突然の余命宣告を告げられ、彼の人生は一変してしまう。そんな医師からの余命宣告シーンをふり返ってジョニーは「最初リチャードは“誰の話しをしてるんだ?まさか自分ではないよな?”と思ってしまう。実際に誰でもそう思うだろう」と主人公の気持ちを代弁。また「私の娘のローズが7歳だったころ大怪我をし、医者から手術を乗り越えられるか分からないと言われたことがある」と自身の娘リリー=ローズ・デップに起った出来事を回想し、「最初は“誰の話をしてるんだ?私の話ではない。自分にこんなこと起こるはずがない。”と思い、徐々に冷静になって事態を理解していったのを覚えている」と実体験をもとに死を身近に感じた際の感情を明かす。さらに「これが自分の命ではなく、娘の命の場合は必死に闘った。自分の命であったとしても、みんな怒って闘ってもいいと思うけど、私個人としてはリチャードのように振舞いたいと思っている」とコメント。リチャードは宣告を受け、残りの人生を自分のために謳歌しようと決心。あけすけにものを言い、授業中には酒やマリファナを楽しむようになる。「リチャードは残された時間を最大限に活用する。闘って、生きて、死が迫っていても生き生きとする。生きれるうちに生きる。その時間に感謝して祝福する。そしてある日死がドアをノックしてきたらそのまま受け入れるんだ」と残された人生をありのまま生きると決意したリチャードの姿を自身の考えと重ねている。『グッバイ、リチャード!』は8月21日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:グッバイ、リチャード! 2020年8月21日 ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開©2018 RSG Financing and Distribution, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2020年08月17日ジョニー・デップが再びインデペンデント作品への回帰を果たした『グッバイ、リチャード!』。“余命180日”の崖っぷち男を演じた本作から本編映像が解禁。また、斎藤工、滝藤賢一から、その等身大の演技に絶賛を寄せるコメントが到着した。この度解禁となったのは、残された人生をありのまま生きると決めた大学教授のリチャードが、一風変わった授業を始める様子を切り取った本編映像。授業中に生徒からタバコをもらい口にするも、いままでタバコとは無縁の生活を送っていたリチャードは咳き込み「マズすぎる」とひと言。また、ゾーイ・ドゥイッチ演じる学生のクレアが妻の不倫相手である大学学長の姪だと判明すると「奴は大嫌いだ」と露骨に言い放つ。そしてリチャードは「この続きはバーでやらないか?」と学生たちに前代未聞の提案を持ちかける――。こうして始まった特別授業で、リチャードは彼らに何を教えていくのか。死を前に奔放になったリチャードを、ジョニーお得意のコミカルだが、どこか憂いを漂わせた演技で演じている。そんなジョニーの姿に、俳優・フィルムメーカーである斎藤工は「こんなジョニー・デップが観たかった」と絶賛。「演者と役柄が交点を持つ瞬間が幾度もあり 途中から何を観ているのか分からなくなった そのくらい今のジョニー・デップ そして今までのジョニー・デップの生きて来た時間がフィクションを超えて リチャード教授に落とし込まれていた気がしました つくづく映画を愛し映画に愛された男なのだと」と語り、合わせて「作品毎の七変化振りには 毎度心の二度見をさせられる 目の離せない新星」とクレア役のゾーイにもコメント。滝藤賢一は「生きているということは必ず死と隣り合わせであると突きつけられた。そんな当たり前のことを忘れてしまう。誰しもその時は間違いなくやってくる。果たして自分はジタバタせず受け入れられるのか...今の生き方でいいのか...この世に生まれてきた意味を考えずにはいられない。ジョニー・デップの芝居が響いた、このご時世だからこそ観るべき映画」と、コメントを寄せている。『グッバイ、リチャード!』は8月21日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:グッバイ、リチャード! 2020年8月21日 ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開©2018 RSG Financing and Distribution, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2020年08月14日ジョニー・デップが余命180日の大学教授を演じるライフ・ファイディングドラマ『グッバイ、リチャード!』から、映画開始30秒で余命宣告をされる衝撃の冒頭シーンが届いた。エキセントリックな役柄が多いジョニーだが、本作で扮するのは、ある日、余命180日と宣告されたことから、残りの人生を自分のために謳歌しようと決心し、やりたい放題の生活を始める大学教授のリチャード。抑えた演技ながら、様々な感情に揺り動かされるリチャードを魅力たっぷりに演じている。そんなジョニーは本作の見どころを「映画が始まって30秒でリチャードが余儀なくさよならを言わなければならないことを知る。彼は自分の残り僅かな時間しか残されていないことを知り、そこから自分の魂にとって何が大事かを探る時間がとても美しい」と語っているのだが、解禁された映像はまさにその余命宣告のシーン。「正直かなり悪い状況ですリチャードさん」と深刻な表情で切り出した医師が、「率直に言わせてもらいます」と断ると、「ステージ4の肺ガンです」と病名を告げる。眉間にしわを寄せた険しい表情でその話を聞くリチャードは、前のめりの姿勢で「背中の痛みは肺の悪性腫瘍によるものでだいぶ前から腫瘍があったようです」と詳細に続く病状を聞いていたが、「大学に知らせてください奥さんのヴェロニカと娘さんにも」という言葉に、宙を見つめて考えを巡らせる様子を見せる。そして、「残った時間は?」と尋ね、「治療すれば1年です運がよければ1年半」という医師の言葉を視線を落としたまま聞くと、「治療しなければ?」と再び質問し、「半年でしょう」という答えに呆気にとられながら苦笑いを浮かべる…という、一瞬にして人生が変わってしまった場面が淡々と描かれる。果たしてこの後、リチャードはどうなってしまうのか、気になる映像となっている。『グッバイ、リチャード!』は8月21日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:グッバイ、リチャード! 2020年8月21日 ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開©2018 RSG Financing and Distribution, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2020年07月24日『スター・ウォーズ』の卒業生、ジョン・ボイエガとフェリシティ・ジョーンズが新作スリラーで共演することになった。タイトルは『Borderland』。イギリスの特殊部隊の軍曹に妊娠中の妻を殺された男性が、その復讐を試みるという物語。ボイエガの役は特殊部隊の軍曹。復讐を狙う男を『ミッドサマー』のジャック・レイナーが演じる。ほかにジョディ・ターナー=スミスが出演。監督は『ゲスト』のガード兄弟。撮影は来年開始の予定。ボイエガの最近作は『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』。ジョーンズの最新作は『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』。文=猿渡由紀
2020年07月07日ジョニー・デップが余命180日と宣告された大学教授を演じる『グッバイ、リチャード!』。本作から、ジョニーのコミカルな表情を堪能できる場面写真が届いた。本作でジョニーが演じるのは、大学教授のリチャード。博学でエレガント、真面目な夫として美しい妻と素直な娘との何不自由ない暮らしを送っていたはずが、ある日突然「余命180日です」と告げられたことから、残りの人生を自分のために謳歌しようと決心し、やりたい放題の生活を始めるのだが…というのが、今回の役どころ。この度、解禁された場面写真は全部で10枚。ゆるくウェーブのかかった茶色の髪に、口ひげ、スーツという出で立ちで、落ち着いた雰囲気を漂わせるジョニーの姿を見ることができる。しかし、中には、そのスーツ姿のまま池の真ん中で、背中を丸めてずぶ濡れになっている姿も。視線はどこか遠い一点を見つめており、深刻な事態を感じさせる。さらに、病室のベッドの上で、八の字眉で誰かを見つめる情けない表情のカットもあり、リチャードが置かれた「余命180日」という状況が伝わってくる。その一方で、学生たちに講義をしたり、バーらしきところで真剣な表情で学生たちに何かを話したり、学生たちと並んで座り何かを見たりしているカットからは、やりたい放題でもしっかりと学生たちと関係が築けている様子が伺える。さらに、家で妻と娘とうつむきながら食事をしているシーンや、笑う妻の横でランプを倒して壊してしまい、なにやらハイな様子のカットなどもあり、家庭ではいったいどんな夫・父となっていくのか、その展開は気になるばかり。残された180日をリチャードがどう過ごし、人生の最後に何を見つけるのか、期待は膨らむ。『グッバイ、リチャード!』は8月21日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2020年06月25日DIOR PRESENTS THE ADVERTISING CAMPAIGN FOR THE FALL 2020 MEN’S COLLECTION DESIGNED BY KIM JONESディオールは、キム・ジョーンズによるフォール 2020 メンズ コレクションの広告キャンペーンを発表しました。サイケデリックな絵で描かれた波のように、ブラック&ホワイトの“DIOR”の文字が、スティーブン・マイゼルが捉えたキャンペーンイメージの背景で静かな存在感を放ちます。陽光まぶしいフロリダのスピリットを想わせる、キム・ジョーンズによるフォール 2020のルックが、マイアミで行われたディオールのファッションショーの舞台装飾から着想を得たセットの中に登場。80年代サーフシーンの主要人物でアーティスト兼デザイナーのショーン・ステューシーが手がけたオリジナルスケッチがフィーチャーされています。「このキャンペーンは、ショーンが手がけるグラフィックの独自性に引き立てられた、マイアミとディオールのモダンなビジョンというアイデアを捉えています」ディオール メンズ アーティスティック ディレクターのキム・ジョーンズはこのように述べ、ムービーの中ではそのクリエイションに生命が吹き込まれています。6月12日より、全国のディオール ブティック取扱店舗でもフォール 2020 メンズ コレクションの展開をスタート。ディオール 公式オンラインブティックでもラインアップをご覧いただけます。 DIOR企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年06月16日リチャード・ギア(70)の妻アレハンドラ・シルヴァ(37)がニューヨーク州内で男児を出産したと24日、「Hola!」誌が伝えた。ギアとシルヴァは再婚同士のカップル。’14年、シルヴァがイタリアで経営するホテルで、共通の友人を通して出会った。約4年の交際の後、’18年に結婚し、翌年2月にはアレクサンダーくんが誕生。2人はそれぞれ以前の配偶者との間に息子を一人ずつもうけている。同誌の報道によると、プライバシーを守るため、パウンド・リッジに所有する牧場で自宅出産し、家族で穏やかに過ごしているという。
2020年04月24日クリント・イーストウッド監督がアトランタ爆破事件の真実に迫る、実話サスペンス映画『リチャード・ジュエル』が、本日4月15日(水)よりデジタルセル先行配信開始。これに合わせて、5月20日(水)よりリリースのブルーレイに収録される映像特典からメイキング映像が一部公開された。1996年、アトランタ爆破テロ事件で爆弾を発見し、多くの命を救ったヒーローから一転、容疑者となった実在の男リチャード・ジュエル。FBI内部からのリークによるメディアの実名報道、それに便乗する世間の誹謗中傷によって引き起こされた冤罪事件がリアルに描かれた本作。イーストウッド監督が「実在の人々を描いたストーリーなのだから、その通りに描きたい」と語っていた通り、本作は20年前に実際の出来事が起きた街アトランタで撮影が行われた。その中には爆破事件の現場である記念公園も含まれており、撮影タイミングもアトランタオリンピックが開催された時期に合わせるという徹底ぶり。今回解禁された映像の中で、カメラスタッフは、多くの資料をもとに作品を忠実に再現することに注力したと話している。特に“メディアの目線”にはこだわったといい、「1990年代らしい映像を再現できた。画角も当時のサイズに合わせたから、より再現性が高い」と説明する。編集スタッフは、「観客がメディアのカメラを通して映像を見ることで実際にそこにいる感覚を味わえる。リチャードのそばで共に恐怖を感じることができる」とその意図を明かしている。また、美術スタッフによると、イーストウッド監督が実際の現場での撮影を望み、リチャードの母ボビ・ジュエルが住んでいたアパートの外観をつかった撮影も行われていたという。そして、全ての物語が始まる重要な場所である記念公園での撮影もかなり苦労したようで、本映像では触れられていないが、この20年間で公園のサイズ自体が変わっていたため、限られた時間の中で当時と同じような画にするため様々な工夫が必要だったことが明らかにされている。1996年当時をリアルに再現するためのイーストウッド監督とスタッフのこだわりが本編にちりばめられている本作。特典映像の「メイキング」にはその全容が収められている。『リチャード・ジュエル』はデジタルセル先行配信中、5月20日(水)よりブルーレイ&DVD発売・レンタル、デジタルレンタル配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:リチャード・ジュエル 2020年1月17日より全国にて公開© 2019 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2020年04月15日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週土曜日は、洋書を専門に扱う原宿・外苑前のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介。■『Cowboy』Richard Princeアメリカの写真家・アーティスト、リチャード・プリンスが40年に渡り、アメリカの象徴として繰り返し取り上げてきたカウボーイのイメージについてまとめたボリュームたっぷりの1冊。1970年代中頃、当時画家志望でタイム誌のティアシート部門で働いていたリチャード・プリンスは、ライターのために記事を切り抜いた後に残った商品やモデルの広告写真に着目。それらを再撮し、切り取り、拡大した自身の作品を制作し販売し始めた。中でも特に惹きつけられたのは、煙草「マルボロ」の広告に登場するカウボーイのモチーフ。彼はその後、アート界に爆発的な影響を与え、訴訟を引き起こし、現代写真のオークション記録を樹立した。近年は1980年代、90年代のTIME誌をもとに今の技術を使って新シリーズを生み出し、インスタグラム時代においてもカウボーイへの熱中を継続している。本書は、リチャード・プリンスが過去40年間に製作した作品の中でアメリカ西部神話をどのように発掘してきたかを示す。プリンスは従来の写真の限界に再び挑戦し、カウボーイと西部を見るレンズを通して40年前に彼が引き起こした議論を再燃させる。【書籍情報】『Cowboy』写真:Richard Prince出版社:Prestel言語:英語ソフトカバー/484ページ/310×230mm発刊:2020年価格:1万290円■Shelfオフィシャルサイトで『Cowboy』を購入する
2020年03月21日スティーブン・スピルバーグが『インディ・ジョーンズ』5作目の監督の座を降りるつもりのようだ。Variety.comが伝えるところによると、彼がバトンタッチを希望しているのは、『LOGAN/ローガン』『フォードVSフェラーリ』のジェームズ・マンゴールド。シリーズに新たな視点を加えることが目的のようで、スピルバーグはプロデューサーとして深く関わり続けるつもりだという。このシリーズを彼が直々に監督しないのは、初めてのこと。今回も主演するハリソン・フォードは、『野生の呼び声』のためのインタビュー中、『インディ5』は「夏にも撮影開始」と話していた。何度も延期が続いた今作だが、現在は、来年7月9日の北米公開が予定されている。文=猿渡由紀
2020年02月27日21日夜(現地時間)、「モンティ・パイソン」のメンバーとして活躍したテリー・ジョーンズが亡くなった。「モンティ・パイソン」のほかのメンバーがそれぞれお悔やみの言葉を送っている。テリー・ギリアム監督はツイッターでジョーンズを追悼。「彼はものすごくいたずらっ子だった…寂しいよ。テリーは、人生を夢中に生きた。才能にあふれていて、絶えず探求心を持って、古いしきたりに囚われず、公正な議論好きで怒りっぽく、でもとんでもないくらいおもしろくて、心が広くて、やさしい人間だった」とツイッターでジョーンズの人柄を称えた。続けて「しょっちゅうイライラさせるやつでもあったよ。彼ほどいい友だちは望めないだろう。さようなら、テル」と皮肉も効かせながら別れを悲しんだ。マイケル・ペイリンも「昔からの友だちだから、寂しくなるよ。ぼくの人生の大部分を、テリーと共有できたことはすごく幸運だ」とツイートした。ジョン・クリーズは「あれだけの才能と終わりなき熱意の持ち主が、こんなふうに穏やかに去っていくとは不思議なものだ。彼が達成した多くの事柄で、ぼくにとって最高の贈り物は、彼が監督した『ライフ・オブ・ブライアン』だな。完璧だよ。2人が(あの世に)行って、あと4人」と、1989年に亡くなったメンバーのグレアム・チャップマンを思い出させた。エリック・アイドルは「彼がぼくたちに与えてくれた、楽しいことだけを思いだそう」とツイートし、「1963年にエジンバラ・フェスティバルのステージで見た彼が最高だった」と回想し、「笑いやおもしろい瞬間をステージの上でも外でも分け合った」と懐かしんだ。(Hiromi Kaku)
2020年01月23日サム・ロックウェルがFBIとメディアを相手に、爆破事件の容疑者にされた男の無実を信じて闘う弁護士を演じたクリント・イーストウッド監督最新作『リチャード・ジュエル』。この度、サムが劇中とは一転、リラックスした姿を見せながら本作のテーマや見どころについて語るインタビュー映像をシネマカフェが入手した。サム・ロックウェルを魅了したのは、孤立無援のリチャードを信じて共に闘う弁護士ワトソンの実像だった。ラフなシャツでリラックスしたサムは、「ワトソンの役柄はとても好きだ。リチャードの無実を証明するため貪欲にこの重大な事件を引き受けた」と語る。FBIとメディアというふたつの巨大な権力を敵に回すことは、常識的な弁護士であれば誰もがひるむに違いない。だが、ワトソンだけは違った。彼には、真実が歪められたことに対する怒りと正義、そしてリチャードの固い絆があったのだ。また、イーストウッド監督の現場は俳優として最高の環境だったという。「俳優も兼ねている監督にはいつも配慮してもらえる。カメラの前に立つことがどう精神的に感じるのか知っているので配慮してくれる。イーストウッド監督も例外なく、すごく配慮してくれる俳優にとてもやさしい監督だ」と現場をふり返る。一方のイーストウッド監督は「どんなキャラクターであれ、それを包み込むように理解し、彼自身のものにできる。実際に完璧にこなしていた」とサムの演技に絶賛を贈っている。「メディアが下調べもなしに報道するとどうなるか」本作が描くリチャードの物語は、決定的な証拠もないまま容疑者としたFBIの焦り、そして、確かな裏とりもせずに「リチャードが容疑者」だと実名報道したメディアの良識に鋭く切り込む。サムは、「作品の中心的なテーマは冤罪で、メディアが下調べもなしに報道するとどうなるかも描いている。山火事のように人々は飲み込まれ、コントロールが効かなくなる」のだと断言する。しかも、リチャードを襲った悪夢のような事件と「同じようなことが起こり続けているからこそ、古くならない大事な問題だ。耳を傾けるべきだよ」と、映画が訴えかけるテーマの重要性を訴える。また、この映画のもうひとつの面白さは、ワトソンとリチャードのバディ・ムービーとして楽しめることだ。『スリー・ビルボード』でオスカー俳優となったサムは、撮影前にポール・ウォルター・ハウザーと3日間を共に過ごし絆を深めたという。「ワトソンはリチャードにとって適任な弁護人だった。彼はリチャードにとって、父や兄のような関係だったからだ。基本的にはずっと、ワトソンがリチャードに物事を教えている。そんなふたりの関係もこの映画の見どころだ」と語る通り、ふたりの絆も重要なポイントだ。1996年の事件発生から24年が経過した2020年に公開される『リチャード・ジュエル』は、サムが語る通り、いままさに我々の周りで起こっていることを描いた作品だ。SNSが人々の生活に根付き、姿なき誹謗中傷が蔓延する現代社会では、誰もが「被害者」にも「加害者」にもなり得る。イーストウッド監督が時代に警鐘を鳴らす実話サスペンスで描く“真実”を、劇場で目撃してほしい。『リチャード・ジュエル』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:リチャード・ジュエル 2020年1月17日より全国にて公開© 2019 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2020年01月18日今年90歳を迎えるクリント・イーストウッド監督の、実に第40作となる最新作『リチャード・ジュエル』は、1996年のアトランタ爆破事件を描く実話サスペンス。『アメリカン・スナイパー』『ハドソン川の奇跡』など実在人物をめぐる“真実”を描き続けてきた巨匠が、「この物語は、今、我々の周りで起きていることとすごく似ている」と語るのは、同事件の第一発見者として数多くの人々を救ったはずのリチャード・ジュエルの物語。警備員として献身的な働きが讃えられ一躍ヒーローとなるが、数日後にはFBIの捜査情報が漏洩し、地元メディアが「リチャードを捜査中」と実名報道したことで状況は一転。爆弾犯扱いされたリチャードは、名誉もプライバシーも奪われてしまう。今回、その主人公リチャードを演じたポール・ウォルター・ハウザーの特別インタビューが届いた。イーストウッドからの特別なオファーを受け初主演本作の映画化に向けて、イーストウッド監督は「リチャード役にはポール・ウォルター・ハウザー以外考えていなかった」という。実話を基にしたマーゴット・ロビー主演の傑作『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』を観ていたイーストウッドは、迷うことなくキーパーソンを演じていたハウザーに出演オファーを送った。「映画の撮影でタイに滞在していたとき、クリント・イーストウッド監督が次の映画の主役のひとりに僕を考えているという電話をもらった。信じられなかった」とハウザーは言う。「キャスティングのジェフ・ミクラットと製作のティム・ムーアから『ほかの仕事は保留しておいてほしい。どうしても君に出演してほしい』と依頼された」と、そのオファーに驚いたそう。「3週間後タイから帰国した後、ワーナー・ブラザースの撮影所でクリント・イーストウッド監督に初めて会った。僕を見た監督は、少しニヤリと笑った。まるで僕に会った瞬間、彼の予想が完璧だったと証明されたかのように」と、初対面は「監督から自分がリチャード・ジュエルと思ってもらえたことは、僕にとっても安心する出来事」となった。そのミーティングの後で脚本を渡された。「もともと僕は、脚本を書いたビリー・レイの大ファンなんだ。僕が大好きな映画、ピーター・サースガード(&ヘイデン・クリステンセン)の『ニュースの天才』を書いている。だから彼が書いたセリフを演じられることは光栄だった。この脚本の強みは、重い物語のなかに可愛らしい瞬間や面白いシーンが描かれていることだ」とユーモアも交えた人物描写に惹かれ、「さらに映画のなかでは現実とは違い、リチャードが英雄として描かれているところが気に入った」とも言う。リチャードを等身大の人間として体現するやがてハウザーは役作りを進めた。「監督は、リチャードの声質や喋り方、また動き方や仕草をマスターするために、たくさんの映像を観てほしいと言った。『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』での僕の演技を観て、現実の男を演じられると思ってくれていたようだ。でも僕は有名なスポーツ選手や政治家などセレブリティを演じたわけではなく、すべてを完璧に真似する必要はなかった」と明かす。「僕なりの演技であっていいと思ったし、重要なのは脚本に敬意を払って演じることだった。でもたくさんの映像を観て学び、体重も増やしたよ」と、彼なりにアプローチを進めていったという。最も意識したことが、等身大の人間としてのリチャードを体現することだった。「僕が避けたかったのは、リチャードをアメリカ南部の典型的な田舎者として描くことだった。彼をただひとりの人間として演じたいと思っていた。南部なまりがあるのは、たまたま生まれた場所で身につけた副産物のようなものだ」。そして、リチャードの潔白を信じる弁護士ワトソン役のサム・ロックウェルを始め、「この映画に関わった人は全員、登場人物をリアルで地に足が着いた人間として描くことを目指していた」と、キャストもスタッフも等身大のリアリティを追求したとふり返る。実母ボビ、弁護士ワトソン氏との面会で得たものさらに、リチャードを演じる上でハウザーにとって欠かせないミーティングもあった。「リチャード・ジュエルを知る人、母ボビ・ジュエルと弁護士のワトソン・ブライアント氏に会った。僕らは数時間に及ぶ長いミーティングをして、リチャードについていろいろと教えてもらった」と、親密な会話を通して役作りを進めた。最も重要だったことが「この物語について彼ら自身がどう感じたかを尋ねること」だった。「何が真実なのか、何がねじ曲げられたのか」ハウザーは当事者の言葉に耳を傾けて空白を埋めていった。「僕らがわからなかったところを彼らに埋めてもらうことができた。しかもイーストウッド監督が僕のキャスティングに自信を持っているからこそ、ふたりは僕を信頼すると言ってくれた」といい、そうして現場に臨む準備が整っていった。サム・ロックウェルと初めて会った夜、ふたりで『レインマン』を観た!「サム・ロックウェルは僕にとって演技の英雄だ。共演は興味深い経験だった」というハウザーは、彼に対してさらにリスペクトを深めたようだ。「サム自身がロバート・デュバルやジーン・ハックマンに対して感じるものを、僕は彼に感じている」と敬意を込める。「彼に会えてとても嬉しかったし、僕が憧れとともに感じていた壁を壊してくれた。ただひとり人間や仲間として話すことができた」と、共に俳優として現場に臨む準備を進めていった。「サムに初めて会った夜、チョコレートとウイスキーを楽しみながら、彼のソファでダスティン・ホフマンとトム・クルーズの『レインマン』を観た。僕の人生のなかで最も不思議で最高の瞬間のひとつ」だったと告白する。「でもその瞬間がすばらしかったのは僕らが打ち解けるチャンスになったからだと思う」とハウザー。互いに異なるふたりの旅路を描く『レインマン』から、2人の関係性を確認していったという。「リチャードとワトソンのようにお互いの理解を深めていく。脚本の演技を考えていないときにただ一緒に過ごす瞬間が大きな影響を与え、スクリーン上の相性の良さを作り上げていってくれた」と、撮影前にサムと過ごした3日間は特別な時間となった様子だ。「人に対して温かい」俳優に最大の敬意を表するイーストウッドの演出ハウザーにとって、クリント・イーストウッドは雲の上の存在だ。ひとりの映画ファンとして、「僕が初めて観たクリント・イーストウッド映画は、ケビン・コスナーとともに主演を務めた『パーフェクト ワールド』だったと思う」とふり返る。成長した彼のお気に入りは、「アンジェリーナ・ジョリー主演の『チェンジリング』だ。ドラマ映画のお気に入りの一作だ。『ミスティック・リバー』や『ミリオンダラー・ベイビー』も忘れられないすばらしい映画だ。いろんな映画を観てきたけど、クリント・イーストウッド監督の映画は常にどこかで観てきている」という。そんな巨匠の現場に入ったハウザーは、監督の人柄について「監督はやさしく、自信があり、人に対しては温かい人だ」と、俳優たちを包み込むかのような人柄に魅了されたという。「だから彼を恐れる気持ちがあるなら、それは彼が映画製作のビッグネームで、物語を綴るマスターだからだ。彼はカウボーイにも見えるし、恋人にも見える。またファイターでもあり、映画を象徴する存在だ。そういう意味では圧倒されたよ」と、撮影現場のイーストウッドと、映画人なら誰もが敬愛する偉大なる存在であるイーストウッド、ふたつの顔を間近に体験することになった。「この映画における僕らの監督と俳優としての関係は、とてもオープンで率直なものだった。何か気に入らないことがあれば正直に伝えられたし、もう一度テイクをやらせてほしいとも言えた。監督も決して僕の意見をさえぎることはなく、僕が必要だと言うテイクを撮らせてくれた」と、俳優として最高のパフォーマンスを引き出されたと実感している。イーストウッド監督も「私が君を選んだのは、君を信頼していて、自分なりの選択をしてほしいからだ。自分を信じて、君なりの考えでこの役を演じてほしい」とハウザーに演技を委ねた。リチャード・ジュエルの1枚の写真に心を震わせた撮影が終わり、「リチャードが泣いている写真を見た」ハウザーは大きく心を動かされたという。「大人の男性が泣いている様子に感情を揺さぶられた。彼はただ泣いているだけではなかった」。「意志が強く、強い男であるイメージを保つことを大切にしている男が、公共の場で泣き崩れている」姿を目の当たりにして、「この事件が彼をどれほど傷つけたのかということに気がついた。彼は壊れてしまった。悪夢のような状況下で、彼ほどに壊れた男性をどう扱えばいいのか、またこのおぞましいほどの窮地から彼を救うためには何が必要なのか」を深く考えさせられたのだ。イーストウッド監督が24年前に起こった事件を描く本作で主役に抜擢されたハウザーは、SNSが定着し、情報の真偽が確認されぬままに世界に伝播していくいまだからこそ、この映画が重要だと指摘する。「この映画から感じ取ることができることがひとつあるなら、それは見た目で物事を判断してはいけないということだ。誰かに対して、勝手に予想を立てて壁を作り、決めてかかってはいけないということだ。その人についての事実を知るべきだし、誰と対するときも適正で万全の注意を払ってその人を知っていく必要がある」と、いまを生きる我々自身が情報に対して意識的に生きる必要があると力を込める。「さらに正義が明らかになるのはときに自分が思うよりも時間がかかると理解することも必要だ。この映画が描くリチャード・ジュエルの物語で、人々は正義になんか興味がなかった。彼らが気にしていたのは、謎を解明して事件を終わらせることだけだった」と締めくくる。ハウザーが体現したリチャード・ジュエルの姿は、いまを生きる全ての人に響くに違いない。『リチャード・ジュエル』は1月17日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:リチャード・ジュエル 2020年1月17日より全国にて公開© 2019 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2020年01月11日クリント・イーストウッド監督が1996年に起こったアトランタ爆破事件を描く『リチャード・ジュエル』。本作で、爆発物の第一発見者でありながら第一容疑者と実名報道された警備員リチャードの母ボビを演じているのは、『ミザリー』(’91)でアカデミー賞主演女優賞を受賞し、数多くの作品で確かな演技を披露し続けている名女優キャシー・ベイツ。本作では第77回ゴールデン・グローブ賞にもノミネートされた。多くの人々から敬意を集め、長いキャリアを誇るベイツだが、イーストウッド監督と組むのは今回が初。「ぜひ出たいと思ったのは、クリントと仕事ができるからだったということは認めなくちゃね」と笑うベイツは、「やっとその機会を得られたなんて、とにかく感激したわ」と語っている。イーストウッドは、なぜ『リチャード・ジュエル』の映画化を決めたのか?イーストウッド監督に最初に尋ねたことは、「なぜこの映画を作りたいと思ったの?」ということだったというベイツ。すると監督は「自分が観たい映画だからだと言ったの。それが彼の最初の言葉。リチャード・ジュエルがFBIからひどい扱いを受けたのは悲劇だと心から感じたそうよ。FBIは、訓練用の映画を作るのに協力してくれとリチャードに頼んだのだけど、それは彼にミランダ警告で被疑者に認められている権利を放棄させるための策略だったの」と、監督が感じた憤りを耳にして驚いたという。ミランダ警告とは、アメリカの法執行機関が被疑者の取り調べを開始する前に、権利を告知する義務を指す。「黙秘権があること」「供述が不利な証拠になりうること」「弁護士の立ち会いを求める権利があること」「公選弁護人をつけてもらう権利があること」を知らせなければならないのだ。だが、FBIはリチャードにこのルールを遵守しなかった。「私はとにかく驚いた。もちろん、あの爆破事件のことは知っていたけれど、リチャード・ジュエルと彼のお母さんにとってそれがどれほど悲惨な体験をしたのか、全然知らなかったから。その部分を脚本で読んで、ほんとうに恐ろしかったわ」と、映画が描く事実に衝撃を受けたという。実母との特別な時間から生まれたキャシー・ベイツの熱演ベイツは、自分が演じた実母ボビとも時間を共にした。「彼女は、リチャードが若くして亡くなった(2007年44歳で逝去)のは、あんなひどい体験をしたことが大きな原因だと思うと言っていた」とふり返る。「彼らが体験したことは、誰にでも起こりうる。彼は物心ついてからずっと警官になりたかった。ほかの人たちの世話をしたり、人助けをしたいと思っていた。彼は自警団っぽいところが強かったために、FBIはそれを捻じ曲げて考えて、何か悪いことのように見せたの。そして彼は殺人犯のプロファイルに完全に一致すると考えられた」と、プロファイリングによる捜査を優先させたFBIはリチャードが容疑者だと断定したと指摘する。「ボビは脚本を1ページずつめくりながら、その当時の気持ちを話してくれたの。FBIから送り込まれた15~20人ぐらいの捜査官たちが家をあさり、彼女の私的な文書や日記まで調べたときの気持ち」を聞かされたベイツ。「家宅捜索のときに彼女の下着が入った引き出しまであさったのよ」と、容疑者捜査という大義を振りかざすFBIのやり方に苦言を呈する。この場面は、悲嘆に暮れるボビが捜査員に噛みつくシーンとなって本編でも再現されている。また、製作のティム・ムーアはこう語る。「私たちみんなの心に響くのは、ひとりの人間の人生が完全に破壊されただけでなく、彼の母ボビが、自分の息子がアメリカでいちばん憎まれている人間として扱われるのを見なければならなかったという点だ。彼女は息子を誇りに思っていたし、実際、あのときの彼の行動は誇りに思って当然だった」。「キャシーは“強打者”だ。この役でホームランを打った」一方、リチャード・ジュエルを演じたポール・ウォルター・ハウザーは、脚本を読んだ瞬間に母親ボビはキャシー・ベイツが演じるべきだと確信したという。「脚本を読んで、まず『これはキャシー・ベイツだ。キャシー・ベイツが僕の母親を演じている』と思った。実際に演じると知る前に僕はそう思った。完璧なキャスティングだ。キャシーは“強打者”だ。この役でホームランを打ったと思う。彼女が演じることでほんとうに特別なキャラクターになっている」と、イメージ通りにキャスティングされたベイツの演技を絶賛する。そしてベイツも、ハウザーとの共演を喜んだ。「ポールを『アイ,トーニャ史上最大のスキャンダル』(18)で観たとき、『すばらしい俳優よ。若くて、楽しくて、みんなを盛り上げるタイプ』だと思った。この作品で私は彼にすっかり惚れ込んでしまったのよ。彼は善良な人なので、その母親を演じるのは楽だったわ」とふり返っている。誰もが“加害者”にも、“被害者”にもなり得るSNS社会に巨匠が警鐘を鳴らす2020年に90歳を迎える巨匠クリント・イーストウッドは、『アメリカン・スナイパー』を超える緊迫感と共に、“知られざる真相”への興味と感心を絶えず刺激し続けながら、心優しい男がなぜ全国民の敵となってしまったのかを追うサスペンスドラマとして描き出した。SNSが人々の生活に根付き、姿なき誹謗中傷が蔓延する現代社会では、誰もが“被害者”にも“加害者”にもなり得る。この他人事ではない実話を通じて、イーストウッドが時代に警鐘を鳴らす。息子の潔白を信じる母ボビと犯人扱いされた息子リチャードに待ち受ける、FBIの徹底的な捜査と、スクープという獲物に群がるメディアリンチの罠。その顛末をスクリーンで確かめてみてほしい。『リチャード・ジュエル』は1月17日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:リチャード・ジュエル 2020年1月17日より全国にて公開© 2019 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2020年01月07日フェリシティ・ジョーンズとエディ・レッドメインが気球乗りと気象学者をそれぞれ演じ、空の大冒険へと旅立つ『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』。この度、嵐が襲いかかり、過酷な冒険を予感させる特別映像とポスタービジュアルが到着した。今回到着した映像は、高度1,700mで2人を襲う“嵐のシーン”。積乱雲に入った途端に風が強くなり、アメリアは嵐の予感を察知して気球につかまり、「早く雨具を着て」と伝えるも、ジェームズは「数値は嵐と出てない」と意地を張る。そんな中、突如気球が急旋回し、2人は嵐に飲み込まれてしまう…。気球乗りとしての勘を頼りに行動する、自由な気球乗りのアメリアと、データだけを信じる堅物な気象学者ジェームズ。2人の対照的な性格が浮き彫りになっているシーンだ。併せて到着したポスタービジュアルは、嵐なんて一切感じさせない、雲の上を飛行するジェームズとアメリアの前に広がる、雄大な世界が美しく切り取られている。『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』は2020年1月17日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2019年12月19日