「Sexy Zone」中島健人と「King & Prince」平野紫耀のW主演でおくる「未満警察 ミッドナイトランナー」の5話が7月25日放送。平野さん演じる一ノ瀬と中島さん演じる本間、2人の“友情”や、切ないラストに感動の声が集まっている。2人の警察学校の生徒を主人公に、“警官未満”な2人が難事件に巻き込まれ、仲間や刑事の力を借り、傷だらけになりながらも解決していく本格警察ドラマになっている本作。中島さんが理論重視の頭脳派タイプで真面目で実直な優等生タイプの本間快を、感情先行型でありあまる体力を持って武道経験者さえもいなしてしまう肉体派タイプの一ノ瀬次郎を平野さんがそれぞれ演じている。また伊勢谷友介、吉瀬美智子、原田泰造、中村ゆり、葉山奨之、傳谷英里香らが共演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。出会いを求めてクラブにやってきた本間と一ノ瀬だが、その直前クラブで覚せい剤のガサ入れが行われ身柄を拘束されてしまう。警察署に連行され事情を聞かれることになる2人。無事身元の確認が取れるが、刑事の根本(渋江譲二)は「こいつらを見てないか?」と売人グループの写真を見せてくる。そこには一ノ瀬の幼なじみ・望月凛花(蓮佛美沙子)が写っていた。凛花は売人グループのリーダーだという。実は凛花は一ノ瀬の初恋の相手でもあり、交通事故で亡くなった実兄の恋人でもあった。一方、売人グループを捕まえるため刑事の丸橋(高橋努)と根本は警察学校を訪れ、教官の片野坂(伊勢谷友介)と助教の及川(吉瀬美智子)に、凛花と親しい一ノ瀬に潜入捜査をさせて売人グループのアジトを突き止めて欲しいと懇願。2人は潜入捜査のため凛花と接触する…というのが今回のストーリー。凛花は妊娠しており人生をやり直そうとしていた。そんな凛花をグループの手下・白木(桜田通)らが裏切る。しかも白木のバックには根本がついていた…衝撃を受ける凛花だが、一ノ瀬はそれを見抜いていた。根本から「思ってたより頭がいい」と言われた一ノ瀬は「頭がいいのは俺の友達だからな!」と言い返し、さらにその後本間が助けに来ると「めちゃくちゃ頭がいい俺の友達だぞ!」と叫んで“友達自慢”。これに「めちゃくちゃ頭良い俺の友達って言ってるジロちゃん素敵だよ」「頭いいのは俺じゃなくて俺の友達だからな!!!ってドヤ顔なジロちゃんかわいい」「ジロちゃんの叫びの後のカイくんのちょっと照れたような微笑みかわいい」などの声が続々。そして一ノ瀬は自らの手で凛花に手錠をかけることに…号泣する一ノ瀬の姿に「あ~5話神回だわ。ジロちゃんがやばい」「紫耀くんの泣き顔が美しすぎ」「最後のジロちゃん5歳児みたいな泣き方で可愛かった」といった反応も寄せられている。(笠緒)
2020年07月25日朝井リョウさんの新作『発注いただきました!』は作家生活10周年記念のお祭り本。企業等から依頼を受けて書いた小説やエッセイ20編と、書き下ろし短編を収録。受注作は依頼内容実際に書いた作品感想戦の順に掲載。感想戦では工夫した箇所等がユーモアたっぷりに語られる。企業からの依頼にどう応えた?工夫が楽しいタイアップ作品集。「発注の内容をオープンにしていいと言ってくださった企業の方々に感謝しています。感想戦は、ここを頑張りました、褒めてください、と自分から言っていくスタイルです」たとえばゾンビ漫画『アイアムアヒーロー』の映画化記念のアンソロジーに書いた青春短編は、注文されてないのに原作のキャラクターや台詞を登場させ、かなり苦労したのだとか。「でも、私の短編に対しては驚くくらい読者の感想がなくて。もとからの私の読者に届けたら面白がってくれるのではと思い、そのためにこの本の企画が始まったんです」難しかったのはキャラメルの箱に載せた、文字数の少ない掌編。「数百字のなかに登場人物の情報を入れなくちゃいけない。文字数が極限まで削られている俳句のすごさを思い知りながら書きました」一方、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』と『チア男子!!』のコラボ小説では、思わぬ初体験が。「両さんを登場させたら、もう勝手に行動して事件を解決してくれるんですよ。作家がよく言う“登場人物が勝手に動く”というのを初めて体験しました。しかも自分じゃない人が作り出したキャラクターで」思わぬ仕掛けとしては、「基本的には、登場人物の名前にその会社の会長や社長の名前を使っています。社内ウケが欲しくて」と、読者、商品、クライアント全方向にサービス精神を発揮。「タイアップは“やりまっせ!”という意識に変わって、つい“全力下僕”をやっちゃうんですよね」ただし最後の書き下ろし「贋作」は、まったく異なる読み心地。「頭にあったけれど出しどころがなかった話を書きました。自戒を込めて書いています」昔から「怒り」が執筆の原動力と語っていた朝井さんらしい一編だ。「今後は“怒り”がマイルドな名前に変わりそうな気がします。でも“読んで幸せな気持ちになれた~”という小説を書けるようになるまではまだ時間がかかりそうです」あさい・りょう1989年生まれ。2009年に『桐島、部活やめるってよ』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。’13年に『何者』で直木賞、翌年『世界地図の下書き』で坪田譲治文学賞受賞。『発注いただきました!』キャラメルが登場する掌編、aikoの楽曲を題材にした小説、“20”にまつわる短編…さまざまな発注にどう応えたのか?タイアップ作品集。集英社1600円※『anan』2020年4月8日号より。写真・土佐麻理子(朝井さん)中島慶子(本)インタビュー、文・瀧井朝世(by anan編集部)
2020年04月02日朝井リョウさん、伊坂幸太郎さんら8組9人の作家による競作企画「螺旋プロジェクト」。古代から未来にわたるまで、各時代を各作家が受け持ち、“対立”をテーマに長編を執筆。朝井さんが受け持ったのは平成のパートだ。もともとは伊坂さんが編集者と雑談したなかで生まれた企画とのことで、「依頼をいただいた時、私からすると文壇高校の伊坂先輩に呼んでいただいたという感覚で、それはもう応えないわけにはいきませんでした」植物状態で入院する青年、智也と彼を見舞う雄介。二人は幼馴染みだ。しかし幼少の頃から周囲は違和感を抱いていた。自己顕示欲が強く“やりがい”を見つけては実行する雄介と、彼を冷静な目で見つめる控えめな智也。正反対の二人がなぜ友人同士なのか―。「最初、平成を舞台に対立を描くとなっても、何も浮かばなかったんです。連載開始の前に何度か全員で集まって話し合ったんですけれど、僕だけ何も意見が言えなくて。自分を無価値で、無意味に感じました」もともと日常生活でも、原稿が書けない日は美味しいものを食べることができない、などと自分を責めがちな朝井さん。と同時に、頭をよぎることもあった。「僕にとって印象に残る平成の事件というと、秋葉原通り魔事件や、『黒子のバスケ』脅迫事件。犯人の供述書や関連書を読んで感じたのは、どちらも“社会にとって自分は無価値である”という思いから起こした事件だということだったんです」犯人らも自分も、どうして自分を無価値と考えてしまうのか。「平成って、個人間の対立や争いごとをなくしていこうという試みが強かったと思うんです。学校でテストの順位を張り出さず、運動会で順位を決めず、ナンバーワンではなく自分らしいオンリーワンを目指そうという。でも自分らしさを探そうとすると、どうしても私は自分と人を比べることがやめられなかった。自分の価値を測るために“この部分はあいつより下だ”などと自分で自分をジャッジするしかなかった。そうすると小さい自己否定がちょっとずつ積もっていく。それは内側から腐っていく感覚だなと思ったんです」その痛みを、二人の青年を軸に少しずつ描き出したのが本作だ。「条件だけ抽出すれば、二人は立派な大学を出ているし貧困層でもなく友人もいる。何に悩んでいるのか分からない人も多いと思う。それは今の社会全体にも言えること。内側から腐る痛みを書くことによって、逆説的に平成で対立を書くことができるのではないかと思いました」自分は雄介タイプ、と朝井さん。「対立軸が奪われ、自分らしさを探して“自分地獄”に陥り、自滅していく。私のこれまでの小説でもそういうことが書かれたものがありますが、今回はその集大成みたいなもの」後半は何度も書き直したという。「大変でしたが、でも連載中、伊坂さんが毎回すごく褒めてくださったのが嬉しかったです(笑)」各作家の作品に共通するモチーフや共通するシーンも盛り込まれているという。本作はもちろん、今後刊行予定の他の作家の作品も楽しみ。あさい・りょう1989年生まれ。2009年『桐島、部活やめるってよ』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。’13年『何者』で直木賞受賞。著作に『世にも奇妙な君物語』など。『死にがいを求めて生きているの』伊坂幸太郎、天野純希、薬丸岳、乾ルカ、澤田瞳子、大森兄弟、吉田篤弘による「螺旋プロジェクト」の単行本第1弾。平成の暗部を浮き彫りにする。中央公論新社1600円※『anan』2019年4月3日号より。写真・土佐麻理子(朝井さん)中島慶子(本)インタビュー、文・瀧井朝世(by anan編集部)
2019年03月29日直木賞作家・朝井リョウの「チア男子!!」が、この度横浜流星と中尾暢樹のW主演で来夏、映画化されることが決定。主演に決定した2人からコメントも到着した。■朝井リョウ傑作青春小説が映画化!「桐島、部活やめるってよ」「何者」が映像化された朝井氏。次なる映像化は、彼の第2作目となる、累計17万部の傑作青春小説「チア男子!!」。大学在学中に、これまで女子がやるものとされてきたチアリーディングを、男子がやる男子チアチーム“SHOCKERS”をモデルに執筆した作品だ。これまで漫画化、TVアニメ化、舞台化もされた本作が、今回ついに実写映画化される。朝井リョウ コメントこれまで何度か実写化の企画が立ち上がっては「俳優陣がチアリーディングを実演することが難しい」という理由で頓挫し続けてきた作品です。そのため、キャストはもちろん監督も二十代という若いチームで製作されると聞いたときは、喜びより先にその巨大なチャレンジ精神を見上げる思いでした。十年近く前に執筆した作品を次世代の方々がどんな風に生まれ変わらせてくれるのか。その機会に恵まれた幸運に感謝しつつ、完成を楽しみに待ちたいと思います。■横浜流星&中尾暢樹W主演! 男子チアの世界へ――物語は、道場の長男として幼い頃から柔道を続けてきた大学1年の晴希が怪我をきっかけに柔道をやめ、親友の一馬と共に男子チアチームの結成を目指す青春物語だ。本作で主演を務めるのは、『虹色デイズ』『兄友』で主演し、来年には『愛唄-約束のナクヒト-』『L・DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』の公開を控える横浜流星と、「動物戦隊ジュウオウジャー」『一礼して、キス』「文学処女」に出演する中尾暢樹。本作で横浜さんは、柔道一家の中でどうしても姉に届かない自分の柔道の才能に苦悩し、男子チアの世界へ飛び込む坂東晴希役、中尾さんは男子チアチーム「BREAKERS」の発起人で晴希の幼なじみ・橋本一馬役を演じる。■横浜流星「僕たちの応援を届けたい」脚本を読み、「仲間と何かに熱中することのすばらしさを感じました」と話す横浜さんは、「僕は個人競技の空手をやっていたので、今回みんなと一緒に同じ目標に向かってチアに挑戦することができて嬉しいです」とコメント。「SHOCKERS」の演技を見て、改めて“応援”の力は素晴らしいと感じたという横浜さんは、「そんなSHOCKERSの方々に恥じない演技を7人で披露し、僕たちの応援を届けたいと思います。そして悩みながらも、信じた仲間と共に青春を過ごし、目標に向かって仲間と共に一生懸命に取り組む姿を全力で演じるので、何かに挑戦する人の背中を押すことができると嬉しいです!」と意気込みを語っている。■中尾暢樹「チアの楽しさを感じて欲しい」3か月以上の練習を経て撮影に挑むという今回。「チアを自分がやると知った時は驚きました。最初はバク転も側転もできない状態からスタートし、数ヶ月間、歳の近い仲間達と部活の様に練習しながらだんだんと形になってきています」と明かし、「練習はまさに映画のワンシーンのように仲間たちと熱い夏の青春を過ごしているので、それをこれからの撮影で出していけたら絶対に素敵な作品になると思っています。挑戦する勇気、がむしゃらに努力する事の大切さ、チアの楽しさを感じて欲しいです。僕たちの熱い青春映画、楽しみにしていてください!」と熱いメッセージを寄せている。なお監督は、弱冠27歳の新星・風間太樹。2013年大学在学中に制作した『Halcyon days』が山形ムービーフェスティバルで注目を浴び、『帝一の國』や 『恋は雨上がりのように』のスピンオフドラマも手掛けた若き才能の持ち主だ。『チア男子!!』は2019年初夏、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2018年09月10日小説家の朝井リョウが、10日に放送されたニッポン放送『高橋みなみと朝井リョウ ヨブンのこと』(毎週日曜 22:30~23:00)で、俳優・東出昌大の自宅に招かれたエピソードを披露した。東出昌大番組内で東出について「いい人って芸能界にいるんだなって思うよね」と絶賛する朝井。東出は12年に公開された朝井原作の映画『桐島、部活やめるってよ』にメインキャストの一人として出演しており、その撮影現場で2人は初対面を果たした。原作者の朝井は撮影現場に招かれたものの、キャストの輪に入れず、恐る恐るスタジオセットの隅にいた。そこへ「原作者の方ですよね」と東出が話しかけてくれ、他の共演者に紹介までしてくれたと明かす。その後、打ち上げに参加した朝井は、年齢の近かった東出とかなり深い時間まで飲んでいたという。すると、東出から「ちょっと抜けようか」と一言。その時の心境を朝井は「ドキドキするでしょ?『パーティ抜け出さない?』ですよ(笑)」と振り返り、2人で映画を観に行ったことを明かした。それからも2人の交流は続き、東出・杏夫妻の子供が生まれた際、東出から「来てよ!」と自宅へ招待されたとも話す。そして自宅では、杏の手料理を振る舞ってもらったといい、「あの家にいた時間は夢だったんじゃないか」と感慨深く振り返っていた。
2018年06月12日読むのに真面目な理由も目的も不要。ただただ楽しいエッセイ集第2弾『風と共にゆとりぬ』について、著者・朝井リョウさんに話をうかがいました。トリュフチョコレートを彷彿させる色合いに金色の飾り文字が並ぶ表紙。どんな重厚な作品かと思ったら、朝井リョウさんのエッセイ集第2弾『風と共にゆとりぬ』である。「装丁はできるだけ名作っぽくしてください、ってお願いしました」本を開きページをめくってまた驚く。紙がやたらと、妙に、分厚い。「間違えて2枚めくっちゃった、って思いますよねー。名作らしくボリューム感を出したかったんです」小説家の随筆集は、新聞や雑誌に載ったものを収録する場合が多い。だが本作は書き下ろしがメイン。「新聞連載分以外は全部、雑誌に掲載した数本も含め、この本のために書きました。エッセイを書くこと自体が楽しくて幸せなんです」眼科医との攻防、作家仲間・柚木麻子さんと臨んだ結婚式の余興、レンタル彼氏との騙し合い…。軽妙な語り口に笑いつつも、自分の感情を客観視するバランスの良さに感服。日頃から自発的に書くそうで、「一日のうちにある程度枚数を書かないと、全然生産していなくていいのかという気分になってしまう。なので小説が進まなかった日は、発表するあてがなくてもエッセイを書くんです。エッセイ用の語彙は別腹のようで、言葉が湯水のように出てくる。小説で堅苦しい言葉を使うと気取った感じになりますが、エッセイだとそれが面白かったりする。使える言葉の範囲が広がるので、小説を書いている時より辞書をよく使います。それも楽しくて」帯には<ひたすら楽しいだけの読書体験をあなたに>とある。「小さい頃、本が好きなのに“読んで何か得なければ”と感じることもありました。そうしたプレッシャーが一切なく読めたのがさくらももこさんの『もものかんづめ』から始まるエッセイ三部作。どこから読んでも、5分だけ読んでも1時間読んでも面白くて、何も試されることなく文章を読む楽しさを味わえて、ありがたかった。その感謝の気持ちもあって、自分も作家になったらそういうものを出したいと思っていました。さくらさんに倣って三部作を目指します」噴き出すこと間違いなしなので人前で読むのは危険。また、278、282ページは人前で開くのも危険かも…。理由は見れば分かります。あさい・りょう作家。1989年生まれ。‘09年『桐島、部活やめるってよ』で小説すばる新人賞を受賞してデビュー。‘13年『何者』で直木賞、‘14年『世界地図の下書き』で坪田譲治文学賞受賞。※『anan』2017年8月9日号より。写真・水野昭子(本)インタビュー、文・瀧井朝世(by anan編集部)
2017年08月07日●就活は、ひとつの能力を試される教科テスト就職活動を通して、自分を模索する大学生たちの姿を描いた映画『何者』(公開中)。俳優・佐藤健が主演を務め、冷静分析系男子・二宮拓人を演じる。原作の朝井リョウは同作で平成生まれとして初めて直木賞を受賞。ともに平成元年生まれとして、プライベートでも交流を深めている。就活を題材にした作品というだけあり、マイナビニュースも注目せずにはいられないが、実際に就活を経験した朝井、映画を撮るにあたって体験した佐藤に、作品のこと、そして互いの仕事について話を聞いた。○タコパきっかけで知り合いに――もともとお知り合いだったというお二人ですが、意外とほかのインタビューでも出会いのきっかけを話されてないのかなと思いまして、伺っても大丈夫なものでしょうか。朝井:全然いいですよ。他の取材でも話しているんですけど、あまり使われなくて(笑)。というのも、私は覚えてるけど、彼は覚えてないんですよ。普通に、タコパ(たこ焼きパーティー)で出会いました。友人の家でたこ焼きを作っていたら、佐藤さんもその友人と仲が良く、深夜0時過ぎくらいにふらっと現れたんです。あまりに自然な登場だったので、「あ! 芸能人だ!」みたいな顔をしないように気を付けました。佐藤健に驚いてませんよ、みたいな顔をしていましたけど、内心大パニックでしたね。そのあと、オセロや人狼ゲームなどを一緒にやっていくうちに仲良くなっていきました。佐藤:人狼ゲーム、はまってたね。朝井:佐藤さんは本当にゲーム的なものに強くて。僕、自分でオセロすごく強いと思っていたんですけど、58対6とかで負けました。文壇でオセロが強いと噂の作家をふたりも差し向けたんですけど、佐藤さんが全勝でしたね。――様々なゲームを通じて交流を深められたと。それだけ、ふだんから仲が良いんですね。朝井:今はいいんですけど、この映画の結果次第でどうなるか……やっぱり友人関係の人と利害関係を結ぶのはよくないですね(笑)。○面接と人狼の関係――佐藤さんは、東宝さんに頼んで模擬就活を体験されたそうですね。佐藤:そうですね、東宝さんにご協力頂いて、体験させてもらいました。さすがに本物の面接ではないですが、リアルな就活生と面接をやらないと感覚がつかめないなと思いました。――朝井さんは実際に就活をされて、一度就職もされていますが、就職活動でひっかかったポイントはありましたか?朝井:マイナビさんにもお世話になりました(笑)。とにかく就活っていうのは人間総合力テストでもなんでもなくて、あるひとつの能力を試されているだけの教科にすぎないんだな、ということです。あとは、1を10にする嘘じゃなくて、0を1にする嘘をつくのはよくない、ということも身に染みて感じました。それこそ俳優とか、大勢の人の前で演技をすることに慣れていないと、0を1にする嘘をついたとき、身体に何かしらの反応が出るんですよ。背中が曲がってしまったり、目が泳いでしまったり。その面接は見事に落ちました。僕が人狼をあまり得意としない原因はそれかなと……。佐藤:わかる(笑)。朝井:佐藤さんはうまいんですよ。佐藤:それは努力の賜物だから。僕も最初顔に出てたけど、顔に出ないために集中してやる。自己催眠ですね。――就活という題材には、どんな理由があったんでしょうか?朝井:当時SNSなどを通して感じていた「若者同士のコミュニケーションの変容」が最も顕著になる舞台は「就活」かな、と勘が働いたんです。あと、実は小説を書くときに、ニッチな場面を細やかに描いたほうが普遍性が出てくるなというのを感じていて。みんなが知っていることを書こうとすると、逆に誰にも刺さらない作品ができあがる。就活という、人生で数カ月しかやらないようなことを緻密に緻密に書くことで、実はどの世代にも広まる話になる予感はしていました。――原作を読んで、佐藤さんの感想はいかがでしたか?佐藤:朝井くんは性格が悪いなと思いました(笑)。朝井:褒めてくれてます。佐藤:朝井くんは、作者として登場人物みんなに愛があるんですけど、全員のことを馬鹿にしてるんですよ(笑)。朝井:なんてことを! してません!佐藤:みんなを否定してる(笑)。でもね、愛があるのは伝わってきます。●菅田将暉はぴったりすぎた? 作品に起こそうとしたバグ○所属事務所の面接も見せてもらった――先ほど就活体験の話になりましたが、体験されてみて、実際の就活生に対してはどんな思いを持ちましたか?佐藤:素直に尊敬します。「これをやってるんだ」と思ったら、偉いなと。実は体験の他に、アミューズにも協力してもらい、本当に面接しているところを見る場も用意してもらいました。内定者を呼んで、実際の面接官の人とのやりとりを見せてもらったんです。朝井:うわ、超やだ!! 呼ばれた人、絶対ドキドキしてますよ。親とかにも「内定した」って言っちゃってるだろうに……。佐藤:それは最後に事情を説明して、僕のために集まってもらったので「ありがとうございました」とお礼を言いました。朝井:よかった……。佐藤:僕は帽子をかぶって、面接の様子を見て。本当に面接をしているから「好きな映画は?」という質問にも、全然僕と関係ない作品の名前が出てきました(笑)。やっぱり芝居って模倣なので、本物の人たちを見て取り入れるものだと思うんです。音楽家の役のときも料理人の役のときも、誰かになるときはいつも実際の現場を見せていただいております。○互いにすごいと思うところは――仲良しのお2人ですが、こうやってお仕事の話をすることはあるんですか?佐藤:きちんとお互いのことを話す場はなかったと思います。だからこうやって取材を受ける場で聞いて、初めていろいろ知ることができました。朝井:俳優同士って、お酒を飲みながら演技論を交わしているイメージがありますけど。佐藤:そういう人もいるのかもしれないですが、僕はあんまりないですね。朝井:それは意外。でも僕も同業者と飲んだりすることがありますが、お互いの作品の話とかはあんまりしないですね。最近面白かったラジオの話とか、お互いの失態を責め合ったりしています。――では、取材や一緒に仕事をしたことを通して、すごいと思ったことは。佐藤:朝井くんは、ほぼ全部すごいです。小説家ですけど、しっかり話せるところもすごいです。話の内容と、話し方と、両立するのはなかなか難しいと思っているので。朝井:佐藤さんはとにかく頭がいい。映像業界の方とお話する機会があると、実は「頭の良い俳優さんは貴重だ」という話を聞いたりするんです。書いてある台本を読んで演じること以上に、掘って演技をできる人は貴重だと。あとインタビューできちんと自分の言葉で話せる俳優も実は少ない、とか。――具体的にここがすごいな、と思ったことはありますか?朝井:実は、光太郎役が菅田将暉さんに決まる前に、誰がいいか話し合ったことがあったんです。光太郎と拓人ってルームシェアをするくらいの友人同士だけど、刺激しあっている間柄で、無邪気と思いきやちょっとした緊張感がある関係性。その役を誰にするかってことはつまり、撮影期間や宣伝期間を合わせたかなり長い時間を共にする俳優を誰にするか、って話でもあるわけです。佐藤健的には、一緒にいて気持ち良い人がいいはずなんです。でも、佐藤さんが挙げてくださった方は、名前は出せませんが、おそらくリアルな関係性でも一種の緊張感が生まれるような方だったんですよね。撮影期間や宣伝期間を過ごす自分自身よりも、作中のキャラクターを優先した自己犠牲精神に感銘を受けましたね。佐藤:思いついたんです。もちろん、今表に出ているのは最高のキャストだと思うんですけど、菅田将暉は誰が見ても光太郎にぴったりで、ど真ん中ストレートすぎるかなとも思ったんです。みんなぴったりすぎるから、"ずらし"が欲しかった。バグがあった時の方が、爆発力ができるんじゃないかなという説があって。朝井:我々の一説が。佐藤:結果的に、そのキャスティングは難しくて、もちろん映画を観たときに菅田で良かったなと思ったんですが(笑)。高度な演技も、まったく違和感なかったですよね。朝井:自分は大変になるかもしれないけど、作品として良くなる方を選ぶ人なんだなと思ったら、一緒にものを作る一員として、なんて誠実な、信頼できる人なんだろうと思いました。映画『何者』(公開中)作家・朝井リョウによるベストセラー『何者』を映画化。大学の演劇サークルに全力投球してきた拓人(佐藤健)、拓人の片思い相手・瑞月(有村架純)、拓人とルームシェア中の光太郎(菅田将暉)、瑞月の友達で意識の高い理香(二階堂ふみ)、理香と同棲中の隆良(岡田将生)。理香の家を"就活対策本部"として集まる5人だが、内定が決まり始めると状況が変わっていく。
2016年10月22日俳優・佐藤健と、小説家・朝井リョウが27日、都内で行われた映画『何者』(10月15日公開)の学生限定イベントに出席。会場にはサプライズゲストとして美容家・IKKOが登場した。同作は朝井による同名のベストセラーを映画化。就職活動を通して自分が何者かを模索する大学生の姿をヒリヒリと描く。脚本・監督は『ボーイズ・オン・ザ・ラン』『愛の渦』等の作品を送り出した、劇団「ポツドール」の三浦大輔が担当する。佐藤と朝井はともに平成元年生まれで、映画の主演が決定する前から知り合いだったという。朝井は、佐藤と食事をしている時に「もし主演のオファーを受けたらどうする?」と聞いたところ、「ちょっとそれはね」と返されたエピソードを披露。主演が佐藤に決定した際には「驚きました」と語り、佐藤は「朝井くんが言ってくれたんだったらという気持ちでやらせていただきました」と説明した。会場には約380名の学生が集まり、3人に悩みをぶつけた。「高校時代はバスケに熱中していたが、大学に入ってから熱中するものが見つからない」という女子学生に、佐藤は「ダンスやったらいいよ」とアドバイス。「女性はダンスできると僕の好み。ダンスできる女性が好きなので」と理由を明かすと、朝井から「あなたの好みじゃないですか!」とつっこまれていた。しかし、回答に対して女子学生はバツマークを掲げ、「ダンス、バツいただきました」と確認した朝井が「じゃあ、バレーボール」と答えると、今度は佐藤が「バレーボールやってるんでしょ!」と朝井にツッコミ。佐藤が「地元のママさんバレーで、朝井リョウってことを隠してやってるんですよ! そういうところだからね!」と責めると、朝井は「別に言う機会がなかったんですよ、偶然!」と言い訳した。佐藤は朝井について、なおも「絶対そういう人たちを研究対象として見ているんですよ!」と客席にうったえかけ、最終的に「そういうところだからね!」ともう一度言ったが、朝井は「いいところがでしょ?」とすまして返し、絶妙なコンビネーションを見せた。また、IKKOは「この先まだまだ何十年も拓けていますから、男の人に頼っていかなくても生きていけるような、そういう部活に入るといいんじゃないかな」と真剣にアドバイスし、「料理がいいかな」と具体的に上げると、学生も「料理好きなので頑張りたいです」と納得していた。
2016年09月26日映画『何者』が、2016年10月15日(土)より全国の劇場で公開される。原作は、平成生まれの作家として初めて直木賞を受賞した、朝井リョウによるベストセラー『何者』。『桐島、部活やめるってよ』で等身大の高校生を描き切った朝井が、就職活動を通して自分が「何者」かを模索する5人の大学生を描いた話題作だ。本作の主演を務めるのは、『バクマン。』『世界から猫が消えたなら』と立て続けに主演作が公開されるなど、今最も旬な俳優の一人・佐藤健。その他、初主演の民放連続ドラマが話題となっている有村架純をはじめ、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生、山田孝之と世代を代表する若手実力派俳優陣が集結した。監督・脚本は『ボーイズ・オン・ザ・ラン』『愛の渦』といった映画でも高い評価を得ている、演劇界の若き鬼才・三浦大輔が担当し、一筋縄ではいかない現代のリアルが詰まったこの問題作を、深みのある演出で描き出す。また、プロデューサー・DJの中田ヤスタカが本作の劇中音楽・主題歌を担当することが決定。作詞・ゲストボーカルとして、米津玄師も参加している。『何者』で描かれている若者たちの葛藤や世代観を射抜く、米津玄師による等身大な歌詞と、中田ヤスタカによるダイナミックなダンストラックが融合した主題歌となっている。さらに、バンド「忘れらんねえよ」と「LAMP IN TERREN」も楽曲を提供。劇中では「OVER MUSIC」というバンドのボーカル兼ギターを担当する光太郎を演じる菅田将暉が、実際にその曲をライブシーンで熱唱。撮影の約1ヶ月前から本格的に練習を開始し、本物のバンドさながらの勢いと一体感のある演奏を魅せ、疾走感あふれるナンバーやバラードなど計3曲を披露している。【作品情報】映画『何者』公開日:2016年10月15日(土)キャスト:佐藤健、有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生、山田孝之ほか監督・脚本:三浦大輔(『ボーイズ・オン・ザ・ラン』『愛の渦』)原作:朝井リョウ『何者』(新潮文庫刊)©2016映画「何者」製作委員会【ストーリー】就活の情報交換のため一つの部屋に集まった、5人の22歳。かつて演劇サークルで脚本を書いていた、人を分析するのが得意な拓人(佐藤健)。天真爛漫で何も考えていないようで、着実に内定に近づいていく光太郎(菅田将暉)。光太郎の元カノで、拓人が思いを寄せ続ける、実直な性格の瑞月(有村架純)。人一倍「意識高い系」でありながら、結果が出ず不安を募らせていく理香(二階堂ふみ)。社会の決めたルールには乗らないと宣言しながらも、焦りを隠せない隆良(岡田将生)。海外ボランティアの経験、サークル活動、手作り名刺、SNS、業界の人脈...。様々なツールを駆使して戦っていく就活生たち。企業に入れば「何者」かになれるのか、自分は「何者」になりたいのか――。そんな疑問を抱えて就活を進める中、5人はそれぞれの思いや悩みをツイートするが、一緒に過ごすうちに、就活のやり方やスタンスに嫌悪感を覚えることもあり、徐々に人間関係が変化していく。そして拓人はサークルOBのサワ先輩(山田孝之)に相談するも、思うようにいかない現実に苛立ちを隠せなくなる。やがて「内定者」が現れたとき、抑えられていた妬み、本音が露になっていく。そして、ようやく彼らは自分を見つめ直す。果たして自分は「何者」なのか。
2016年05月14日喉頭がんを患い、声帯摘出手術を受けたつんく♂が、フジテレビとタッグを組み、朝井リョウの同名小説の連続ドラマ化「武道館」の主人公であるアイドルユニット「NEXT YOU」をプロデュースすることが明らかになった。「桐島、部活やめるってよ」が神木隆之介主演で映画化もされた朝井リョウによる小説「武道館」。原作本の帯コメントをつんく♂さんが担ったほど、お互いシンパシーを抱いている関係性のようで、朝井さんが創り出した架空アイドルユニットを、つんく♂さんがリアル稼働させるという、夢のコラボレーションが実現することとなった。ひたすら武道館を目指して頑張っている絶賛売り出し中のアイドルユニット「NEXT YOU」。メンバーは、センターを担い人気トップの碧、明るいムードメーカーの真由、リーダーで最年長の波奈、年長者だが甘えん坊のるりか、そして唯一素人から選出された愛子の5人。しかし、「アイドルは太ってはいけない」という試練や、変質者による障害事件や、メンバー内の人気格差、そして恋愛問題、などなど様々な試練が彼女たちに押し寄せる――。本作の主役となるアイドルユニット「NEXT YOU」を演じるのは、連続ドラマ初主演となる実在のアイドル「Juice=Juice」。「Juice=Juice」も実際につんく♂さんが立ち上げたユニットではあるのだが、ドラマ撮影期間中・放送期間中は、彼女たちは「Juice=Juice」として活躍しつつ、「NEXT YOU」としても実際に稼働することになる。その活動範囲は“現実のアイドル”たちと一緒で、ライブ、握手会、テレビ出演、動画配信などをこなす予定だ。また、実在する現役アイドルたちや、つんく♂さんを彷彿とさせるプロデューサー役も登場するなど、アイドル界の裏側をリアルに垣間見られるドラマとして、注目が集まりそうだ。<以下、つんく♂さん&キャストコメント>■つんく♂「テレビドラマとのコラボレーションで音楽を作れること、とても楽しく思っています。この企画が持ち上がってすぐプロデューサーの栗原さんとたくさん打ち合わせをしました。武道館公演を目指して頑張るアイドルの話って立場は違えど僕も大阪のアマチュアバンド時代に同じ様な思いで頑張ってきたので、とてもワクワクしました。僕が今回プロデュースするグループはドラマの中の世界に存在するグループなんですが、音楽自体は実際にお茶の間で誰もが聞くことができるわけです。何やら不思議な感覚かもしれませんが、それを実在する『Juice=Juice』が歌います。テレビをご覧の皆様も、本当にあるかも(存在するかも)しれないような『NEXT YOU』のサウンドが大好きになるようおもいっきり気合い入れて仕上げます!特にライブでおもいっきりノリノリになるようなそんなサウンドです。かなり期待していてください!」■「Juice=Juice」宮崎由加「私たち『Juice=Juice』はこの冬、連続ドラマの主演に初挑戦させていただきます。いつも応援してくださる皆さんのおかげで、こんなにもすてきなチャンスをいただくことができました。本当にありがとうございます。このドラマの主人公のアイドルグループ“NEXT YOU”を私たち5人が演じ、そのプロデュースをつんく♂さんがして下さるということで、久しぶりにつんく♂さんプロデュースで活動できると知った時はメンバーみんなで大喜びしました。まだまだ未熟な私たちですが5人で助け合い、刺激し合いながら、このドラマで多くのことを吸収して自分たちの力を精一杯発揮できるよう努力していきたいと思います。ドラマ『武道館』を是非楽しみにしていてください!」「武道館」は2016年、フジテレビ「土ドラ」枠にて放送予定。BSスカパー!にてスカパー!バージョンの各話を「土ドラ」放送から一週間以内に放送予定。(text:cinemacafe.net)
2015年10月08日森永製菓は5月下旬から、「ミルクキャラメル」「あずきキャラメル」、6月2日新発売の「ココナッツミルクキャラメル」に、直木賞作家の角田光代氏、朝井リョウ氏による書き下ろし小説が掲載された限定品を発売する。価格は各・税込123円。期間は8月までを予定今回の小説コラボでは、角田氏、朝井氏という年代と性別が異なる直木賞作家の2人が「森永ミルクキャラメル」の魅力を表現。ミルクキャラメルと自分の思い出を投影できる、心温まるストーリーが繰り広げられているとのこと。一つの物語は3話で完結し、合計6種類のパッケージがある。
2015年05月22日エロだけじゃない!!男の色気も期待!!『CITY HUNTER』の主人公、冴羽リョウは、普段は頼りなくても決めるときは決める男。そんな彼は多くの女性から支持されている人気のキャラですよね。もし実写化するなら、「この人にやってほしい」と思う人がいるはず。そこで20代女性に「冴羽リョウを演じてほしい芸能人」を聞いてみました。※冴羽リョウの「リョウ」は漢字ですが、機種依存文字のためカタカナ表記しています。>>男性編も見るQ.『CITY HUNTER』の主人公、冴羽リョウを演じてほしい芸能人といえば?(複数回答)1位沢村一樹25.0%2位高橋克典21.8%3位坂口憲二8.0%3位長瀬智也8.0%4位向井理7.1%5位福山雅治5.7%■沢村一樹に演じてほしい!!・「イケメンで幅広い役がこなせるし、かっこいいセリフもエロいセリフも違和感がなさそう」(26歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「女好きだが、やるときはやるイケメンというイメージがぴったり」(25歳/医療・福祉/専門職)・「ワイルドさと抜けたところを両方持っているから」(28歳/建設・土木/秘書・アシスタント職)・「まじめで渋い面とエロくて軽い面をサラっと演じられる」(24歳/小売店/販売職・サービス系)・「あのエロスを発揮してほしい」(29歳/小売店/販売職・サービス系)■高橋克典に演じてほしい!!・「体格がよく軽薄そうな役もこなせ、何より『もっこり』をちゃんとやってくれそうなところがいい」(27歳/商社・卸/事務系専門職)・「ダンディかつ適度にがっしりしているし、おとぼけの演技もうまそうだから」(24歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「かっこよくて筋肉質、男くさくておちゃめなキャラがぴったり合っているから」(29歳/金融・証券/事務系専門職)・「かっこよくてハードボイルドでエッチ……といったら彼でしょ!!ハンマーでぶったたかれてほしい!!」(27歳/自動車関連/事務系専門職)■坂口憲二に演じてほしい!!・「三枚目のところを見てみたい。体形、顔が似ている感じがする」(27歳/医療・福祉/専門職)・「ある程度体格のいい人が似合うと思う。クールさと笑える面を自然に演じ分けられる人がいい」(28歳/ソフトウェア/秘書・アシスタント職)・「かっこいいだけじゃなくて、おちゃらけたノリもできるから、ぴったりだと思う」(22歳/情報・IT/技術職)■長瀬智也に演じてほしい!!・「筋肉質でややごつさのある人、かつ視線が鋭い人がいいと思う」(25歳/金融・証券/事務系専門職)・「ちょっとマッチョ気味で、コメディーもシリアスな演技もできる俳優だから」(28歳/ソフトウェア/事務系専門職)・「がたいがよくて、彫りの深い顔がいいと思います」(25歳/医薬品・化粧品/専門職)■向井理に演じてほしい!!・「二枚目すぎない、ちょっとくだけた感じが出せると思う。下ネタは似合うかどうか分からないけど……」(27歳/金融・証券/販売職・サービス系)・「どこか涼しげで男前、存在感のある俳優がいいから」(27歳/医療・福祉/専門職)■福山雅治に演じてほしい!!・「普段からエッチなトークをしているし、かっこいいからイメージに近い」(24歳/電機/事務系専門職)・「あんなにかっこいいリョウちゃんになったら、はまってしまうと思うから」(29歳/電機/事務系専門職)■番外編:この俳優に演じてほしい!!・堤真一:「平気で下ネタを言えそうなイメージのある俳優が適している気がします」(26歳/団体・公益法人・官公庁/技術職)・玉木宏:「真剣なときの渋さと、女の子を目の前にしたときのニンマリ顔の切り替えが分かりやすそう」(27歳/食品・飲料/販売職・サービス系)・玉山鉄二:「『CITY HUNTER』作者の別作品『キャッツ・アイ』の俊夫役をCMで演じているとき、似ていると思ったから」(27歳/金属・鉄鋼・化学/秘書・アシスタント職)・竹野内豊:「ドラマ『BOSS』の、あのキャラならいけるかも」(26歳/金融・証券/営業職)・香取慎吾:「銃を扱えそうな体格」(26歳/情報・IT/クリエイティブ職)※敬称略総評男女共に見事1位に選ばれたのは沢村一樹さん。「女好きだけどやるときはやる」、「ワイルドさと抜け感」など沢村さんの持つギャップが、リョウちゃんを演じるうえで生かせそうです。イケメンの沢村さんならさわやかな「もっこり」も期待できそう。「『もっこり』をちゃんとやってくれそう」な高橋克典さんは2位。1位の沢村さんよりもさらにダンディで大人の男のセクシーさ漂うリョウちゃんになりそうですよね。『サラリーマン金太郎』や『特命係長 只野仁』で見せた鍛え抜かれた体は、プロの殺し屋を演じるには絶対に欠かせない要素です。同じく鍛え抜かれた肉体を持つ坂口憲二さんは3位。185cm、75kgの坂口さんなら186cm、72kgのリョウちゃんに引けを取りません!!趣味のサーフィンを生かした海でのアクションにも期待しちゃいます。同率3位の長瀬智也さんには、「彫りの深い顔の人に演じてもらいたい」という意見が寄せられました。クドカンのドラマに出演していた長瀬くんが演じたら、コメディー色の強い『CITY HUNTER』になるかもしれません。4位には下ネタを言って新たな一面を見せてほしい向井理さんがランクイン。エロのイメージが薄い向井さんに対して、普段からエロトークがさえ渡る福山雅治さんは5位。「かっこいい"福山”リョウにはまりそう」なんて人も。1位の沢村一樹さん、5位の福山雅治さんは、普段のエロキャラから想像して選ばれたようです。2位の高橋克典さんも明るいエロが似合う俳優さんですが、リョウちゃんと体格が似ていることも高ポイントに。高橋さんと同じく体格で選ばれたのは、3位の長瀬智也さんと坂口憲二さんでした。韓国では20代のイ・ミンホさんが演じましたが、今回のランキングでは40代が人気を集めたようです。やはりリョウちゃんには、大人の色気や渋さもないと!?実写化を楽しみにしたいところですが、果たして海坊主は一体誰が演じるのでしょうか。キャスティングを想像しながら、マンガを読み直してみるのも楽しそうです。(文・飯塚雪/C-side)調査時期:2011年8月2日~8月16日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:女性523名(その他と回答した157人を除く)調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【ランキング女性編】『天使なんかじゃない』が実写化されるとしたら主人公を演じてほしい芸能人ランキング【ランキング女性編】『ONE PIECE』を実写化するとしたらルフィを演じてほしい有名人ランキング【ランキング女性編】ルパン三世を演じてほしい芸能人ランキング完全版(画像などあり)を見る
2011年10月29日エロ男爵の「もっこり」に期待!!普段は女好きで適当だけど、やるときはやる男、冴羽リョウ。男としてあこがれている人もたくさんいるのでは?人気のあるキャラだけに、実写化されるとしたらキャスティングが気になります。そこで20代男性に「冴羽リョウを演じてほしい芸能人」を聞いてみました。※冴羽リョウの「リョウ」は漢字ですが、機種依存文字のためカタカナ表記しています。>>女性編も見るQ.『CITY HUNTER』の主人公、冴羽リョウを演じてほしい芸能人といえば?(複数回答)1位沢村一樹29.7%2位高橋克典18.5%3位阿部寛8.7%4位福山雅治6.9%5位唐沢寿明6.2%■沢村一樹に演じてほしい!!・「多少すべった感じのギャグを言ったり、スケベなところが冴羽リョウに近いと思うから」(27歳/情報・IT/その他)・「女性とじゃれるところがぴったりイメージに合う」(29歳/機械・精密機器/技術職)・「シリアスとユーモラスの両面を持ち合わせていそうだから」(29歳/食品・飲料/販売職・サービス系)・「エロとプロとのギャップを出すには最高のキャスティングだと思う」(28歳/医薬品・化粧品/技術職)・「セクスィー部長の経験が生かせる」(26歳/ソフトウェア/技術職)■高橋克典に演じてほしい!!・「クールでスタイリッシュな一面と、ただの変態という両面をうまく演じきれそうな人だから」(29歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「あのアクティブなキャラを演じられるとしたらこの人しかいないと思う」(24歳/自動車関連/営業職)・「クールなところもおちゃらけたところも似合いそうなので」(22歳/学校・教育関連/専門職)・「雰囲気が似ている。コミカルなときをどう演じるか見てみたい」(29歳/金属・鉄鋼・化学/営業職)■阿部寛に演じてほしい!!・「かっこよくてエッチで面白そうな役が似合う人だから」(29歳/機械・精密機器/営業職)・「イケメンなのに三枚目という役を演じきってほしい」(25歳/医療・福祉/技術職)・「力強さや大人の男の渋さを感じ、コミカルな演技も合っていそうだから」(26歳/ソフトウェア/技術職)■福山雅治に演じてほしい!!・「渋い役もでき、エッチなセリフも言えそうなのは、この人しかいないと思ったから」(27歳/商社・卸/事務系専門職)・「ちょっとしゃれっ気がある方がいい」(29歳/食品・飲料/事務系専門職)・「かっこよくてエロさも兼ね備えているから」(29歳/自動車関連/事務系専門職)■唐沢寿明に演じてほしい!!・「エロそうにしていても面白く受け止められるキャラ。おちゃらけた場面とシリアスな場面の分け方がうまそうな俳優だと思ったので」(27歳/商社・卸/営業職)・「エロ色も強く、キャラが濃い人が向いていると思う」(24歳/医療・福祉/その他)・「おとぼけキャラが似合っているから」(23歳/自動車関連/販売職・サービス系)■番外編:この俳優に演じてほしい!!・玉木宏:「女の子の前でデレデレになるところを見たい」(28歳/食品・飲料/事務系専門職)・坂口憲二:「ただエロいだけじゃなくて、さわやかさがある程度ないと務まらない」(28歳/情報・IT/事務系専門職)・大泉洋:「まじめさと面白い部分を本気で出せるのは彼しかいない」(25歳/情報・IT/営業職)・大沢たかお:「かっこよさと、今まで見たことがないコメディー的な部分も見てみたいから」(29歳/情報・IT/事務系専門職)・織田裕二:「刑事役で銃を持つのに慣れているから」(24歳/金融・証券/営業職)※敬称略総評エロ男爵こと沢村一樹さんが1位に!!リョウちゃんの明るいエロを表現できるのは、エロキャラが定着している沢村さんしかいない!?また、ドラマで見せるシリアスな大人の色気は、冴羽リョウが任務を遂行するときの真剣さを思わせるものがあります。「セクスィー部長の経験が生かせる」という人もいましたが、フェロモンだけで敵を倒してしまったら、リョウちゃんの華麗な銃さばきが見られなくて残念かも。『サラリーマン金太郎』や『特命係長 只野仁』などマンガの実写ドラマをこなしてきた高橋克典さんは2位。クールで都会的な一面と、女性に弱くデレデレしてしまうギャップを「うまく演じられそう」という意見が多数寄せられました。明るいエロの沢村さんに対し、大人のセクシーさが漂うワイルド系のリョウちゃんが見られそう。「イケメンなのに三枚目」というキャラが似合いそうなのは3位の阿部寛さん。ドラマ『TRICK』で見せたコメディタッチの演技や深く低い声が、渋めのリョウちゃんを演じるのにぴったり!!渋い声ならこちらも負けていない福山雅治さんは4位。エッチなセリフも福山さんの声なら、よりセクシーに聞こえます。続く5位には唐沢寿明さんがランクイン!!おちゃらけ系とシリアスな場面を演じ分けられる高い演技力に期待すると共に、役に負けないキャラの濃さを挙げる意見も。リョウちゃんを演じるには、日常のふざけた態度と仕事中の真剣さのギャップを演じきれる演技力が求められるようです。さらには、アクションをこなす体力、そして何より「もっこり」がいやらしく聞こえない明るいエロを表現できる人に、冴羽リョウを演じてほしいですね。いつか実写化されることになったら、誰が演じるのか楽しみです。(文・飯塚雪/C-side)調査時期:2011年8月2日~8月16日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:男性276名(その他と回答した44人を除く)調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【ランキング男性編】『天使なんかじゃない』が実写化されるとしたら主人公を演じてほしい芸能人ランキング【ランキング男性編】『ONE PIECE』を実写化するとしたらルフィを演じてほしい有名人ランキング【ランキング男性編】ルパン三世を演じてほしい芸能人ランキング完全版(画像などあり)を見る
2011年10月29日