公益財団法人日本城郭協会(理事長:小和田 哲男)は、小和田理事長を審査員長とする審査会にて第2回日本城郭協会大賞の選定を行い、日本城郭協会大賞に「久野城址保存会」の受賞を決定しました。併せて城郭城址の維持・整備を自主的に行うボランティア団体等を賞する日本城郭文化振興賞に「可児市山城連絡協議会」を、城郭文化の普及に寄与した個人・団体を賞する特別賞を「香川元太郎氏」と「島充氏」に授与することを決定いたしました。また、今回から城郭管理者として特筆すべき成果を挙げた自治体等を別枠で顕彰することとなり、「福島県白河市」と「福山城」に調査・整備・活用賞を授与することを決定し、本日4月6日(城の日)に発表しました。それぞれの受賞理由は以下の通りです。◆「日本城郭協会大賞」久野城址保存会(静岡県袋井市)久野城址保存会は昭和52年に宅地造成計画が持ち上がった城址を残すべく、当時約200人の地元有志で結成された団体。袋井市指定史跡化を目指した活動の結果、昭和54年に認定された。史跡化が実現して以降は、単に城址の保存と顕彰だけを目的とするのではなく、城址を地域のシンボルとして、地域活動や地域づくりの核と位置づけ、平成元年からは市全域の保存会へと飛躍・発展させるため、法人会員を募集する等、組織の強化・拡大を図るとともに、会員自らの会費により保存会活動を展開している。団体結成以来、地元の北小学校6年生を対象にした久野城教室を毎年開催したり、年数度の広大な城址の草刈りを行うなど、長きにわたる地道な取り組みを評価した。久野城址久野城址保存会 草刈り大作戦◆「日本城郭文化振興賞」可児市山城連絡協議会(岐阜県可児市)岐阜県可児市には、小さな村の城から地域支配の拠点となった大規模な城まで多様な城跡が残っている。とりわけ天正12年(1584)の小牧・長久手の戦いの際に改修された遺構が良好な状態で残っている城跡が多く、その特性を地域団体がよく理解し、継続的な整備活動を行っている。山城を地域の誇りとなる資源としてとらえる行政(文化財課・観光交流課)と連携し、保存と活用のバランスを考えた整備活動に取り組んでいる。また城跡の持つ魅力や整備活動の成果を多くの方に知ってもらう機会として、行政や専門家、企業や他地域の城跡の整備に関わる団体、山城ファンが一体となったイベント「山城に行こう」を開催しており、保存整備・活用のあり方のモデルとして評価した。可児市山城連絡協議会 ガイド風景可児市山城連絡協議会 久々利城守隊◆特別賞 香川元太郎(かがわ げんたろう)(イラストレーター)香川氏の姿なき戦国時代の山城を見事に可視化した鳥瞰イラストは、城ファンの理解の手助けになり、今や城の本質に迫るための教科書となっている。緻密で丁寧な作品群は専門家から信頼も厚く、イラストの範疇を超えた学術資料に匹敵すると評価する。同氏の長年にわたる膨大な山城イラスト作品制作実績を評価した。◆特別賞 島充(しま みつる)(模型作家)島充氏は城郭模型の製作を長年にわたって行っており、多くの作品が各地で常設展示あるいは巡回展示されている。島氏が製作した城郭模型は、天守や城郭建造物、あるいは城郭全体を対象としたものであり、その模型は復元模型・破損状況模型・再建工事中模型など多岐にわたる。特に天守および城郭復元模型は学術的成果物として他の模型製作者と一線を画すものである。復元模型の制作にあたって、島氏は古写真や古絵図などの各種資料を渉猟し、それをもとにして綿密な復元考察を行っている。その研究成果物である城郭復元模型は、それまでの復元研究で見落とされてきた点や誤って復元された点が完璧に修正されたものである。また、模型の製作技術は全国一と高く評価され、城郭のもつ荘厳さや華麗さにおいて実物を目の当たりにしているがごとくに詳細かつ写実的に再現しており、芸術作品としての価値をも示すものである。城郭復元模型の価値を学術的かつ芸術的水準に高めた点において、島充氏の業績は並ぶ者がないと高く評価した。◆調査・整備・活用賞 福島県白河市~東日本大震災で被災した石垣を復旧した白河小峰城跡~白河小峰城は史跡指定後の2011年3月11日に発生した東日本大震災で、東北地方の城郭の中でも最大級の被害を受けたが、2022年に本丸西側から北側にかけて取り囲む「帯曲輪」の整備が完了し、一般公開が始まった。石垣の再建は難しい作業となったが、震災から11年を経て完全復活を果たした。江戸時代の伝統工法を用いつつ、大きさや形状、加工の痕跡を記録する「カルテ」も作成された。これらの手法は、熊本地震で石垣が大破した熊本城(熊本県)、西日本を襲った豪雨や台風の被害を受けた丸亀城(香川県)などの修復にも参考とされ、石垣復旧のモデルケースとして認知されている。災害大国の日本で、大震災による苦難を経つつ、石垣という文化財を後世に守り伝える取り組みを評価した。◆調査・整備・活用賞 福山城福山城の天守外観復元 ~全国唯一の北側鉄板張りを復元~福山城は城郭自体は戦後の復元城ではあるが、福山藩の城下町としての町おこしが熱心で、市役所を中心に、市民も参加し、近年、オペラなどの文化事業にも取り組んでいる。2022年の事業の中心である「令和の大普請」の目玉として、かつて天守北側に張られていた黒塗り鉄板を復元。2022年8月、77年ぶりに真っ黒の頑丈そうな重みのある城壁が完成した。報道にも大々的に取り上げられ、全国に城郭の話題を提供した功績を評価した。受賞者の表彰は6月の日本城郭協会総会にて執り行う予定です。また、年末にパシフィコ横浜にて開催される「お城EXPO2023」(主催:お城EXPO実行委員会)にて受賞者による記念講演等を予定しています。◆第2回日本城郭協会大賞審査員小和田哲男(協会理事長・文学博士・静岡大学名誉教授)三浦正幸(協会評議員・工学博士・広島大学名誉教授)千田嘉博(協会理事・文学博士・奈良大学教授)中井均(協会評議員・滋賀県立大学名誉教授)加藤理文(協会理事・文学博士)小和田泰経(協会理事・静岡英和学院大学非常勤講師)萩原さちこ(協会理事・城郭ライター)安形哲夫(協会会員・株式会社ジェイテクト前社長)森忠彦(毎日新聞元編集委員)宮代栄一(朝日新聞編集委員)多可政史(読売新聞文化部)◆公益財団法人日本城郭協会日本城郭協会は、昭和30年に設立後、昭和42年に文部省の認可を受け、「日本および世界各国の城郭に関する研究、調査、啓蒙を通じて、民族、歴史、風土に関する知識の普及を図り、もって教育、文化の発展に寄与すること」を目的として城郭関連団体で唯一の公益財団法人として活動しています。主要な事業としては「日本100名城・続日本100名城」の認定とスタンプラリーの運営や「お城EXPO」「日本城郭検定」「城の自由研究コンテスト」の主催などを行っています。◆日本城郭協会大賞2022年に公益財団法人移行10周年を記念して城郭文化の振興に貢献した団体・個人を顕彰する制度として創設しました。第1回の日本城郭協会大賞は「大東市・四條畷市(国指定史跡につながった飯盛城跡の発掘・調査)」が受賞、日本城郭文化振興賞は「番場の歴史を知り明日を考える会(鎌刃城跡の啓発・普及・保存活動)」が受賞、そして日本城郭文化特別賞として「春風亭昇太師匠」が受賞しました。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年04月06日被災者支援団体ツナミクラフト(兵庫県西宮市 代表:東山 高志)は、2022年10月2日、3日、8日、9日の11時から12時と14時から17時に香港のジョッキークラブクリエイティブアーツセンター(中国語:賽馬會創意藝術中心、所在地:香港九龍石コウ尾白田街30號)にて「被災地をつなぐさをり織りin香港 さをり織りワークショップ」を行います。参加無料。香港に展示中「被災地をつなぐさをり織り」は、たて糸は被災地、よこ糸はみなさんということで、たて糸を持って各地を巡回することで、被災地と共同制作を行い、次々と起こる様々な災害の被災者と作品を共同制作をすることで、被災地との新しい関係づくりなどを行います。2013年12月4日の東日本大震災1,000日目に、岩手、宮城、福島の三県からプロジェクトを開始し、その後、タイのスマトラ島沖地震津波被災地、ネパール、米国など海外3か国、19都道府県でワークショップを実施。2015年1月17日の阪神淡路大震災20年目の日に、兵庫県神戸市にて布の総延長が東日本大震災にちなんだ311mを突破しました。その後もプロジェクトは継続し、各地で展示及びワークショップを実施。2021年11月5日の「世界津波の日」には、和歌山県広川町「稲むらの火の館」で、20都道府県目となり、2022年5月14日15日に熊本市で開催した「世界フェアトレードデー2022 in 熊本 -「Reborn」 熊本、人吉、トンガ、世界の被災地へ-」で、21都道府県目となり。今回の香港で国外4か国目になります。香港では、「世界フェアトレードデー2022 in 熊本 -「Reborn」 熊本、人吉、トンガ、世界の被災地へ-」の会場で熊本の方がつくったたて糸と、東日本大震災被災地の岩手県大槌町でつくったたて糸の2巻を使って織ります。■ワークショップ概要<日時>2022年10月2日 11時から12時、14時から17時2022年10月3日 11時から12時、14時から17時2022年10月8日 11時から12時、14時から17時2022年10月9日 11時から12時、14時から17時※最終日15時からエンディングセレモニーがあるため、規模を縮小して実施します。<場所>ジョッキークラブクリエイティブアーツセンター 賽馬會創意藝術中心所在地:香港九龍石コウ尾白田街30號<詳細>参加無料 一人10分程度常時参加可能<イベントページ>英語、中国語 <主催>アートはみんなのもの 社區文化發展中心 Centre for Community Cultural Development(CCCD) <企画・実施>ツナミクラフト、CCCD<助成>日本万国博覧会記念基金<その他>2022年日本秋祭in香港-魅力再発見- 参加◆ツナミクラフトとは 自然災害の被災地の自立した復興の支援を目的に2005年から活動開始。フェアトレード、スタディツアー、ワークショップを実施しています。スタディツアーでは、タイ南部の地域の問題解決や津波から人々を守ったマングローブの保全などの学習を実践しています。代表 :東山 高志所在地 :兵庫県西宮市浜甲子園3-1-3TEL/FAX:0798-77-7785 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月16日「さをり織り」は、機械には真似できないヒトの感性を重んじる手織り。そんな「さをり織り」の〔手織工房じょうた〕にて、マフラーつくりを体験し、その魅力をお届けします!全国で約10万人が愛好誰でも簡単にできる手織り、「さをり織り」の存在を聞いたことはないでしょうか。全国で約10万人が愛好し、世界約50ヶ国にその輪が広がっている、他に類をみない手織り。その「さをり織り」は、1970年に一人の大阪の女性が創始しました。彼女の名は、城みさを。当時57歳。手織適塾SAORIを主宰し、今年1月に亡くなるまで、その普及に努めました。実は、そんな城みさをさんのお孫さんに当たる一人の男性が、彼女の意志を継いで開いている工房があります。一体どのような様子なのか。実際に「さをり織り」を体験し、その魅力に迫ります。利用者は年間約1,000人「さをり織り」の創始者・城みさをさんの孫、城達也さん(以下、城さん)が主宰する〔手織り工房じょうた〕には、年間約1,000人の利用者が訪れます。12年前にマンションの一室からスタートした工房ですが、現在は東京・吉祥寺の井の頭公園に隣接する一軒家に本店を構えています。「こうでなきゃいけない」がない〔手織工房じょうた〕の主宰・城達也さんところで、「さをり織り」は誰でも簡単にできる手織りと言われますが、本質はそこではないそうです。城さんによれば、確かに「さをり織り」の手織り機は誰でも簡単に扱えるような仕組みになっているのですが、それは使う人の感性を引き出すための要素に過ぎません。「さをり織り」が誰でも簡単にできると言われるもう一つの理由として、「こうでなきゃいけない」というルールが無い点が挙げられますが、それもまた作り手の感性を大事にしていることの表れです。縦糸が一本抜けていたって良い。機械が作る画一的な織物ではない物づくりが、「さをり織り」の目指すところなのだそうです。これが「さをり織り」の織り機だ!感性の話をこうして言葉だけで伝えるのもおかしな話ですので、ここからは「さをり織り」を実演した様子をお届けしましょう。まず、こちらが「さをり織り」の織り機です。素材は、高級桜でできています。耐久性が高く、城さんが使用している織り機は約20年の愛用品だそうです。好きな糸を好きなように選びましょう使用する糸は、工房に約2,000本ある中から、好きなものを好きなように選んでいきます。素材としては、綿・ウール・シルク・リネン・カシミア・アルパカ・オーガニックコットンなどがあります。織り方は超簡単!いよいよ、「さをり織り」のメイン工程のご紹介です。不器用な人でも本当に大丈夫!今回は基礎的なやり方として、あらかじめタテ糸が準備されています。その下に右手で通そうとしている木製の小さなカヌーのような物体が、「シャトル」です。このシャトルには、糸を巻き付けたボビンがセットされています。そこから外に伸びた部分の糸をヨコ糸として、タテ糸に咬ませていくのです。右から左にシャトルを通したのと同時に、一本のヨコ糸(今回は色は青系)がタテ糸の部分に残ったのがお分かりでしょうか。このようにヨコ糸を一本通したら、次にペダルを一回足踏みします(これで「綜絖(そうこう)」が上下します)。そうしたら、奥にあるバー(「筬(おさ)」)を手前に引いて奥に戻します。すると、ヨコ糸がタテ糸にしっかりと打ち込まれるというわけです。織った側から結果が見えるところが、「さをり織り」の魅力の一つでもあります。その次は、左から右へシャトルを通し、先程と同様にペダルを足踏みし、バーを手前に引き、戻します。後はこの繰り返しです。糸の種類を変えたいと思ったら、ボビンに残っている糸は使い切らなくてもOK。感じるがままに糸を取り替えてしまいましょう。織りの途中ですが、こんな感じに仕上がっていきます。マフラーだったら、初めての人でも数時間でできてしまいます。途中でバーを引くのが甘かったりしてすき間ができてしまったりとミスがあったとしても、それが後から味になったりするので、本当に気軽なんですね。完成品はこんな感じ!ちなみに、こちらのスタッフの遠藤さんが着用しているエプロンのような作業着も、「さをり織り」の手織りです。「さをり織り」を始めて、わずか1年半で作ったというから驚きですね。〔手織り工房じょうた〕で「さをり織り」を始める場合は、月会費コースがスタンダードです。月額1万円(入会金:別途1万円)で、1ヶ月通い放題。工房のオープン時間内は好きなときに来て、好きなときに帰ることができます。はじめての方は、1日体験コースがオススメ。3,500円(糸代:別途1,000円前後)で、今回ご紹介したようにマフラーを織ることが可能です。城達也さんからのメッセージ最後に、城さんからのメッセージをお伝えします。「頭で考えずに、まずは織ってください。ここ(工房)は(集中して)織れます。時間が自由なので、いつ来てもいい。織っていて心地良い空間です。一呼吸、一呼吸を感じられます。自分ってこんな感じだった、と思い出せます。自分の時間を持ってみてはいかがでしょうか」工房は、いつまでも織っていたくなるような、本当に素敵な空間でしたよ。【手織工房じょうた吉祥寺工房(本店)】●住所東京都武蔵野市吉祥寺本町4-16-12●電話0422-27-2595●営業時間10:00~17:00(ただし、金、土は21:00まで)●定休日月曜日、第一日曜日、祝日〔手織工房じょうた〕HP
2018年11月17日日本テレビの久野静香アナウンサーが9日、一般男性と結婚した。同日、同局が発表した。久野アナは「お互いに"お肉"が好きということで、平成29年2月9日、"肉肉の日"に婚姻届を提出しました」とコメント。「まだまだ未熟者の私ですが、結婚を機に、より一層努力を重ねてまいりますので、引き続きよろしくお願いいたします」としている。久野アナは1989年3月生まれの28歳で、愛知県出身。法政大学国際文化学部卒業後、2012年に日本テレビ放送網に入社し、現在は『ザ!世界仰天ニュース』『NEWS ZERO』などを担当している。
2017年02月08日ジルスチュアート(JILLSTUART) 青山店では、オープン1周年を記念し、2016年10月28日(金)から「VINTAGE MIX」をキーワードに様々なイベントを開催。期間中は、コラージュアーティストとのコラボレーションビジュアルを使用した、大胆で迫力ある内装にも注目したい。NY発 ヴィンテージショップ「ラビッツ」の限定ストア2016年10月28日(金)から12月31日(土)までは、ニューヨーク・ブルックリンのヴィンテージショップ「ラビッツ(Rabbits)」の期間限定ストアがオープン。「ラビッツ」は、主にヨーロッパ・アメリカ・日本のヴィンテージアイテムを取り扱うショップだ。オーナーの久野さをりは、日本でファションデザイナーとして活動後、2004年に同店をオープンした。今ではニューヨークのおしゃれなヴィンテージショップの一つとなっている。さらに、ヴィンテージ生地を使用したリメイクアイテムも販売。繊細なレースやシフォンを使用したブラウスやスカート、そしてワンピースは、いずれも1点に近い少量展開となっている。アーティストとのコラボTシャツ・トートバッグオーストラリア出身・コラージュアーティスト「Johanna Bear」とのコラボビジュアルを使用したTシャツやトートバッグも発売される。人物画や風景画を組み合わせた彼女の作品は、独特の静けさが漂う。【詳細】ジルスチュアート 青山店 1周年■ヴィンテージショップ「ラビッツ」限定ストア期間:2016年10月28日(金)〜12月31日(土)場所:ジルスチュアート 青山店住所:東京都港区南青山3-18-15 サンコーノビル 1F・B1F営業時間:11:00〜20:00TEL:03-3470-0216
2016年09月18日