乳酸キャベツは一言でいえば「キャベツの漬物」のことで、ザワークラウトやシュークルートとも呼ばれます。腸内環境を整え、肌トラブルの予防や改善、代謝アップなどの効果が期待できます。美容・健康ライターのNao Kiyota先生に詳しく解説をいただきました。乳酸キャベツとは乳酸キャベツとは、キャベツを塩で揉み、重しをして冷蔵庫で保存した、キャベツの漬物のことです。キャベツを刻んで塩揉みをするだけで簡単に作ることができ、保存できる期間が長いため、使い切れなかったキャベツを保存するのにも役立ちます。ドイツ語ではザワークラウト、フランス語ではシュークルートと呼ばれています。料理家の井澤由美子さんが日本人の味覚に合うよう少量の砂糖を加え、「乳酸キャベツ」と名付けたそうです。参考:塩&砂糖するだけの最強発酵食「乳酸キャベツ」で腸美人になる!乳酸キャベツの効果とは?キャベツの表面には乳酸菌がついているため、漬け置きによって発行が進み、植物性の乳酸菌を豊富に摂取することができます。乳酸菌には腸内環境を整える効果が期待でき、免疫力のアップや肌トラブルの予防・改善、代謝アップなどの効果が期待できます。また、食物繊維が豊富で低カロリーなキャベツはよく噛んで食べることで満足感を得やすく、食事の食べ過ぎを防ぐのにも役立ちます。乳酸キャベツにすることで旨味が増し、様々な料理に活用できるところも魅力の一つです。効果的な乳酸キャベツの食べ方そのまま食べるのがおすすめ乳酸キャベツを炒め物や煮物などに使用して加熱すると、乳酸菌が死滅します。死滅した菌も腸内の善玉菌の餌になるため積極的に取り入れたいですが、加熱したものだけを取り入れるよりは、そのまま食べて生きた乳酸菌も取り入れましょう。ごはんやおかずの付け合わせとしてそのまま食べたり、納豆やキムチと混ぜて食べても美味しいですよ。生キャベツのサラダに加えて、ドレッシング代わりとして味付けに使用するのもいいですね。食べ過ぎには注意キャベツに1日の摂取上限はありませんが、乳酸キャベツには塩分があるので食べ過ぎには注意。生のキャベツと合わせて取り入れることでより多く食べることができます。いつぐらいから効果を感じられる?腸内環境が変化し代謝が良くなるまでには時間がかかります。「お通じなどに変化が現れるまでには2週間から1ヶ月ほど」とみおておくといいでしょう。とはいえ、乳酸キャベツを食べるだけで体脂肪や体重の減少が見られるのは、かなり体脂肪が多いケースや日頃の生活で運動をしているケースです。代謝がよくなっても運動をしなければ体脂肪は燃焼されませんから、食生活の整えに加えて運動習慣を作りましょう。乳酸キャベツの基本の作り方<材料>キャベツ1個分・キャベツ……1個・粗塩……小さじ4・砂糖……小さじ2分の1・ジップロックなどの密閉できる袋……キャベツが入るだけ<作り方>1. キャベツの外側の葉をむき、千切りにする※細かく切ると発酵しやすくなるため、千切りがおすすめです2. キャベツの量や密閉袋の大きさによって、2つに分ける場合は塩を半分ずつにし、それぞれキャベツと塩を入れてよくまぜ、揉み込む※袋の上から混ぜたり揉んだりするため、一部分だけに塩を入れるとうまく行き渡らない場合があります。袋に少し塩を入れたら少しキャベツを入れ、また塩を入れてキャベツを…というふうに、少しずつ入れると混ぜやすくなります乳酸キャベツのアレンジレシピサラダアレンジ<材料>・乳酸キャベツ……適量・お好みの生野菜……適量・ツナやえびなど……適量・レモン汁……適量<作り方>1. 乳酸キャベツと生野菜を和える2. ツナやえびなど、お好みのたんぱく源をアクセントに散らす3. レモン汁をまわしかけて出来上がりパスタアレンジ<材料>・パスタ……人数分・乳酸キャベツ……適量・ベーコン……適量・粉チーズ……適量・黒胡椒……適量<作り方>1. ベーコンを一口大に切る2. お湯を沸かし、パスタを茹でる3. 乳酸キャベツとベーコンをオリーブオイルで炒める4. やや硬めに茹でたパスタを乳酸キャベツとベーコンのフライパンに入れて合わせる※ 水分が少なくくっついてしまう場合はパスタの茹で汁を少し入れましょう5. お皿に盛り付け、粉チーズと黒胡椒を振りかけて出来上がり乳酸キャベツを美味しく食べよう腸内環境を整える効果が期待でき、アレンジもしやすい乳酸キャベツ。代謝アップなどの効果も期待できますが、脂肪を燃焼させるには運動が必要となりますので、運動習慣も取り入れて、賢く乳酸キャベツを取り入れてみてください。Nao Kiyota美容・健康ライター
2019年09月05日サニーヘルスはこのほど、ダイエット情報発信サイト「microdiet.net」にて調査レポート「美腸力抜群! 今話題の乳酸キャベツとは」を公開した。同レポートによると、テレビなどで紹介されたことで、最近「乳酸キャベツ」に注目が集まっているという。乳酸キャベツは、ドイツの伝統食「ザワークラウト」とほとんど同じであるとのこと。ザワークラウトはキャベツに塩を加えて作られる乳酸発酵させた保存食で、自然な酸味があり、そのまま食べたり、肉や魚の付け合わせにするなどして食べられている。乳酸キャベツはザワークラウトのレシピを多少アレンジすれば、自宅で簡単に作ることができるという。材料はキャベツ1/4個、塩小さじ1に、味をマイルドにして発酵を促進させるために砂糖をひとつまみ加える。キャベツを千切りにし、ジッパー付きの袋に塩と砂糖を加えてもみこみ、重石をのせて常温で発酵させて作るという。材料のキャベツにはビタミンCが多く含まれている。100g中41gもの量が含まれていて、キャベツの葉を2~3枚食べるだけで、1日に必要な所要量を満たすことができるという。ビタミンCは、免疫力を高めたり、美白作用、コラーゲンを生成したりする上で不可欠で、美容に必須の栄養素であるとのこと。また、別名「キャベジン」と呼ばれるビタミンUも多く含まれている。ビタミンUは、胃壁を守り、肝機能アップや活性酸素除去の働きをするとのこと。このように豊富なビタミンを含むキャベツを乳酸発酵させると「美腸力」がパワーアップするという。乳酸菌が多く含まれる乳酸キャベツを食べると、腸内環境が整うとのこと。有害物質の発生や病原性細菌の繁殖を抑える働きのほか、アレルギー症状の緩和、美肌、便通改善、肥満予防なども期待できるという。詳しい説明はmicrodiet.netの最新の記事「美腸力抜群! 今話題の乳酸キャベツとは」で紹介している。
2017年04月19日「乳酸キャベツ」がテレビの情報番組や雑誌などでも紹介されています。美肌や腸にいいと言われていますが、一度にたくさん作ってもなかなか消費できないことも。そこで今回は、乳酸キャベツの基本的な作り方とアレンジレシピを紹介します。■切って塩でもむだけ!乳酸キャベツは、キャベツを乳酸発酵させたもの。生きたまま腸に届くといわれる乳酸菌をとることができ、ダイエットにも役立つといわれています。ドイツ料理に添えられている漬けものの「ザワークラウト」も、乳酸キャベツといえるでしょう。市販の瓶詰などを活用すれば手軽ですが、自分で作ってみませんか?<材料>・キャベツ 1玉・塩 大さじ1強(キャベツの重量の1~2%)・唐辛子やローリエ 適宜<作り方>1. 手をよく洗う。2. キャベツをみじん切りにしてファスナー付きの袋に入れる。食感を楽しみたいなら千切りでもOK。3. 塩を入れてよくもむ。4. 袋の上に皿などの重しをのせて、常温で3日~1週間ほど置いて発酵させる。夏は冷蔵庫や冷暗所に置くこと。5. 泡が出てきたらできあがり。熱で消毒した密閉容器に入れて冷蔵庫で保管する。酢漬けのような酸味が食欲を刺激します。芯はもちろん、丸ごと使いましょう。テレビなどでは砂糖を加えるレシピが紹介されていますが、入れなくても大丈夫。今回はドイツ流のザワークラウトの作り方を紹介しています。冷蔵庫保管で1か月くらい楽しめますが、容器から取り出すときにはよく洗って水気をきった箸などを使うこと。カビが生えたら食べないほうが無難です。 ■「生」のほうが効果的乳酸菌は加熱に弱いので、そのまま食べるのがいいのだとか。サンドウィッチの具にしたり、ごはんのお供として楽しんだり。冷奴やヨーグルトのトッピング、夏ならそうめんとともに食べてもいいですね。ドイツ料理の定番、肉料理やじゃがいもとの相性も抜群。焼いた肉で巻いたり、ポテトサラダに混ぜてもOKです。発酵が進んですっぱくなってしまった、大量に作って飽きてしまった…。そんなときは加熱調理してアレンジを。健康や美容の効果は薄れてしまいますが、キャベツそのものの栄養があるのでまったく意味がないわけではありません。肉と一緒に炒めたり、肉の間に挟んで揚げると、ほどよい酸味がアクセントに。オムレツの具や、トマトスープに入れてもおいしくいただけます。キャベツが安いときはついたくさん買ってしまいますが、意外と消費できずに腐らせてしまうことも…。この乳酸キャベツの作り方を覚えておくと、そんな失敗からサヨナラできそうです。
2016年09月15日疲れは、体に蓄積した乳酸が疲労シグナルを発するために起きると言われていますが、回復には溜まった乳酸をできるだけ早く分解することが必須です。そんなとき、クエン酸があれば潤滑油のように速やかに乳酸の分解を促進してくれるそうです。私たちが疲れた時に、酸っぱいものが欲しくなるのも自然の摂理と言えるのかもしれませんね。今回は、クエン酸を使ったジュースの作り方や、頭をシャキッとさせて一日をさわやかにスタートするコツをご紹介します。脳をリフレッシュさせるにはクエン酸をプロのスポーツ選手のなかには、激しい疲労を残さないために、クエン酸を水分に溶かして常用している人がいます。クエン酸を多く含む食物には、ミカン、レモン、オレンジなどの柑橘類に梅干しやラッキョウなどがあります。柑橘類や梅干し、ラッキョウには疲労回復だけでなく、口いっぱいに広がる酸っぱさにより、頭がすっきりと冴え、気分も爽快になります。すっぱい!がめざましに効くクエン酸は、頭をシャキッとさせ、体の代謝機能を高めるので、二日酔いにも効果があります。また日本では、味噌汁に刻んだゆずの皮を入れたり、焼き魚や豆腐料理にスダチやゆずを搾るなど、知恵を絞って疲労回復やリフレッシュ方法を工夫してきました。朝はトースト派だという人は、メニューにグレープフルーツなどの酸っぱい果物を加えていただくとよいでしょう。ビタミンCを補給するとともに、酸っぱさが寝ぼけたからだを一気に覚ましてくれます。眠気を吹き飛ばす朝のジュース寝起きが悪くて、なかなかシャキッとしない朝は、一杯の新鮮なジュースが効果的です。活動スイッチを入れるには、糖分を補給するのがポイント。グレープフルーツ2分の1個を薄皮ごと手で割って、ほうれん草2~3株を4等分にちぎったものをミキサーにかけると出来上がり。果物の果糖とクエン酸をたっぷり摂取できます。また、レモンや梅干しに含まれるクエン酸も、酸っぱい刺激で「活」が入り、頭がすっきりします。レモン、梅干し各1個を搾ったものに、お水200mlを入れると完成。お好みでオリゴ糖を加えると、酸っぱいのが苦手な人も飲みやすくなるのでお試しください。Photo by michelle@TNS
2014年10月17日キッコーマンはこのほど、乳酸発酵野菜入り野菜・果実混合飲料摂取による便通と皮膚水分への効果を確認した。調査は同社と藤女子大学との共同研究によるもので、12月1日に札幌市で開かれた「第10回日本栄養改善学会北海道支部学術総会」にて、研究結果が発表された。同研究は、トマトとニンジンの野菜汁をベースに、トマトの乳酸発酵液とレモン果汁を混合した乳酸発酵野菜入り野菜・果実混合飲料(殺菌済み)を2週間連続摂取した際の、便通と皮膚水分へ与える影響を調べたもの。飲料1缶(190g)には野菜350g分を使用し、乳酸菌(殺菌済み)100億個以上が配合されている。調査は健常な女子大学生51名を対象に行われ、2週間の観察期間の後に同飲料を1日1本、2週間連続摂取。排便日誌による調査や計測器による皮膚水分測定などの結果、排便回数は13.5回から14.4回へ増加し、排便量も増えていた。また、皮膚水分量の増加も確認されたという。調査後のアンケートでも「肌の乾燥がひどかったが、ハリが良くなったような気がする」「ニキビがなくなった」「肌荒れが改善された」など、意見が報告された。詳細は「キッコーマンのニュースリリース」を参照。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月06日