こんにちは。アートディレクターの諸戸佑美です。歌劇『蝶々夫人』で歌われる「なんて美しい空!」(作曲/プッチーニ)や『椿姫』の「さよなら、過ぎ去った日々よ」(作曲/ヴェルディ)、『トスカ』の「歌に生き、恋に生き」(作曲/プッチーニ)など、オペラに馴染みのない方でも世紀の歌姫マリア・カラスの名を聞いたことがあるのではないでしょうか。唯一無二の歌声と、演じるキャラクターが憑依する女優としての才能、さらにエキゾチックな美貌と圧倒的なカリスマ性で音楽史に永遠に輝く星となったオペラ歌手、マリア・カラス。スターの座に上り詰めた彼女の名は、自分にも他人にも妥協を許さない、完璧を求めるスタイルや自尊心が高いゆえの周囲との衝突、世間を騒がした恋愛など数々のスキャンダルによってさらに広まりました。【シネマの時間】第50回は、1977年に逝去したオペラ歌手マリア・カラスのドラマチックな人生を紐解くドキュメンタリー映画『私は、マリア・カラス』をトム・ヴォルフ監督のインタビューを中心にお送りします!監督のトム・ヴォルフは、マリア・カラスの歌声に惚れ込み、3年に及ぶ「真のマリア・カラスを探す旅」の中で、マリア・カラスの未完の自叙伝や封印されてきたプライベートな手紙、秘蔵映像、音源などを入手。自宅でリラックスする様子や友人たちとクルーズを楽しむ姿を収めた8ミリ映像、16ミリのプライベートフィルム、熱狂的なファンが無許可で撮影したパフォーマンス映像、お蔵入りとなったテレビインタビューなど、作中の半分以上が初公開素材で構成。これまでモノクロでしか見られていなかった映像も写真をもとにカラー化しています。未完の自叙伝で綴られる言葉や、友人、愛する人に宛てた手紙は映画『永遠のマリア・カラス』でカラス役を演じたファニー・アルダンが朗読。マリア・カラス本人の歌と言葉だけで綴られる真実の告白は、アーティストとして真摯に高みを目指そうとする姿や、ひとりの女性として結婚や出産、幸せの間で揺れ動く姿など観る者に多くの共感を呼びパワーを与えるでしょう。12月21日(金)より日比谷のTOHOシネマズ シャンテや渋谷のBunkamura ル・シネマほか全国で順次ロードショー!ぜひ、映画館でお楽しみください!■映画『私は、マリア・カラス』あらすじー初めて自らの言葉と歌だけで綴る、ディーバと呼ばれた女性の切ない人生の真実。■トム・ヴォルフ監督インタビューーーポスター、とても素敵ですね。ありがとうございます。フランスやアメリカのポスターとは違う日本のポスター、すごくいいなと思っています。同じ写真で作っていますが、仕上がりが違っていて楽しませてもらっています。あのマリア・カラスの写真は、随分長いあいだ観ていますが、未だに魔力を感じるんです。目が離せないんですね。ーーそうですね。映画も鑑賞させていただいたのですが、とても素晴らしく惹き込まれました。マリア・カラスのことをより身近に感じ、さらに好きになりました。12月にいよいよ日本で公開ですが、今のお気持ちをお聞かせください。ものすごくハッピーです。ドキドキしています。言葉になりません。5年かけて製作したのですが、とても大変でしたし、まさか40カ国で公開されるなんて思ってなかったです。一国でも公開されるかわからなかったんです。非常に複雑で時間のかかるプロジェクトで、一体どこに行くかわからない旅でした。特に日本で封切られることに非常に喜びを感じています。というのは、私と日本の間にはとても個人的な関係がありまして、14年前に初めて日本へ来て、その時に本当に日本文化に完全に恋に落ちました。当時、富士山に登ったんですけれども富士登山の経験というのが、自分の人生を変えてしまったんです。マリア自身にとっても日本というのは、とても意義深い国だと思います。舞台に立ったマリアの最後の公演が、日本だったのです。40年以上経って日本にまた再び来れたことは、彼女にとっても意味のあることだと思いますし、日本の観客の皆さんとマリア・カラスのラブストーリーがまだ続いているように思うのです。ーー日本にもたくさんのファンがいて、これまでにも数々のマリア・カラスの映画が製作されましたが、今までにない作品だと思います。没後40年経った現在、マリア・カラスの映画を撮ろうと思ったのはなぜですか?もともとオペラのこともマリアのこともあまり知らなかったんですが、このような形でマリアの映画を創ることになったのは宿命的なものがあったのかと思います。初めてニューヨークのメトロポリタンオペラでイタリアのオペラを聴いて、いろいろ調べていたらマリア・カラスのレコーディングの声を聴きまして、あまりにも素晴らしかったので、もっと知りたくなったんです。多くが関係者が語ったもので、彼女の人生の中には、今なお語られていない素晴らしいストーリーがあることがわかったんです。彼女自身の言葉ではまだ伝えられていなかったので、新しいアプローチで映画にするといいんじゃないかと思いました。ーー宿命的に感じたんですね。直感ですね。はい。マリア・カラスのことをまったく知らないところからスタートして、いろいろ調べてリサーチしました。彼女については、本当にたくさんの本やTV番組があるのですが、いつも他の人の言葉なんですね。そのことに私はとてもフラストレーションを感じて、本当は彼女はどういう人だったのか真実を伝えたいと思いました。もし私がこのプロジェクトができたなら、他人の言葉でなくマリア・カラス自身の言葉で語りたいと思ったのです。というのは、私自身がマリア・カラスのことを知りたいという気持ちもありましたし、観客に一体彼女は本当のところどうだったのかということを他の人の言葉でなく彼女の言葉で知ってほしかった。ーーなるほど。監督のプロフィールを読むと、優れたインタビュアーでもあり、その気持ちは私もよくわかります。3年もの時間をかけて世界中をまわってマリア・カラスの友人たちを探し出し、未完の自叙伝や400通を超える手紙を探し求め、監督の並々ならぬ情熱を本当に素晴らしいと思います。この間の心に残るエピソードを教えていただけますか?舞台裏のエピソードですね。世界中をさまざまなマテリアルを求めて旅したのですがとても大変な旅でした。全部を彼女自身の言葉で製作したかったので、世界中に散らばった材料を見つけるのが大変だったのです。材料を見つけ出してから次に難しかったのは、それを編集することなんですね。バラバラのパズルをどう編集するか。集まったいろいろな材料でひとつのクリアな絵を創らなければいけないのが、とても大変でした。編集作業をしている時に、富士山を登山したことを思い出していました。6カ月くらい編集してたんですけれども、本当に同じ大変さで、あの聖なる山を登るのと同じような気持ちでした。つまり力も必要だし、忍耐力も必要だし、愛と尊敬が必要だと思いました。ーー山登りは、お好きなんですか?実は、そんなに好きじゃなかったんです(笑)。富士山で初めて登山体験をしました。2度目の登山がこの映画です。私は実は登山が好きなのかもしれない。こういう映画を創れたのだから(笑)。ーー世界中をマリア・カラスについての資料を探して本当に素晴らしい情熱だと思います。監督は、マリア・カラスのどこに特に惹かれたのですか?私は、全然オペラのことを知らなかったんですが、一番最初に彼女の歌声を聴いたときに感じた感情が、今までにないものでそこに惹き込まれました。また、彼女の人生や宿命、悲劇的なもの、彼女がそういったすべてを超えて歌にしてアートにして、またそれがレガシーとなって、未だに世界中の人々の心を動かしているところに惹かれたんです。ーーそうですね。すごいパワーだと思います。音楽史に永遠に輝く才能と絶賛されたマリア・カラスですが、一方でいろいろなアクシデント、パッシングにもあっています。28歳年上の男性との結婚、大統領やセレブも駆けつけたローマ歌劇場の舞台を第一幕で降りたことへのパッシング、メトロポリタン歌劇場の支配人とのバトル、ギリシャの大富豪オナシスとの大恋愛、そしてそのオナシスが元ケネディ大統領夫人ジャッキーと結婚したことを新聞で知るという、とても切ない衝撃の顛末などドラマチックな人生でまさにオペラの中の主人公のようです。監督は、マリア・カラスのような女性の生き方を男性としてはどう思われますか?私は、この映画を彼女の視点で創りました。つまり女性の視点で創ったということで、自分の視点というのは全部取り除いて、彼女の視点を観客へ伝えるためのいわば媒体、メッセンジャーになったのです。自分の視点はまったく排除しているんです。彼女が自分自身として女性としての自分、アーティストとしての自分、キャリアを持っている自分。そのいろいろな面から見た彼女を全部映画で表現しました。女性の人は非常に共鳴できると思います。特に50〜60年代、あれだけのキャリアを持っていたということは、女性としてはとても大変だったと思うのです。より強くならなければならなかった。ーーなるほど、メッセンジャーなのですね。確かにプロフェッショナルな歌姫としての姿に感動しましたし、あのような繊細で可愛らしい面があったのだということもわかってより身近に感じました。はい。この映画を創ったポイントはまさにそうなんですね。マリア・カラスの偉大なアイコンであり、伝説の歌姫のもうひとつの顔が、素晴らしく美しい人間であったということを観せたかったんです。この映画を観ることによって皆さんが、マリア・カラスを身近に感じると共に、人間的な面が理解できたからこそ、アーティストとしての彼女をより愛せるようになるという風になれば良いと思います。つまり彼女の人間としての脆さを理解することによって、彼女は神と言われていたわけなんですが、そうではなくて人間なんだ。人間が天に近づこうとしてもがいていたことを、理解していただけたら嬉しいです。ーー手紙の語りの部分も個人的に語られてるように感じられて、あんなに筆まめな方だったんだなということにも驚きました。そうですね。たくさん手紙を書いていますよね(笑)。携帯もメールもない時代で、伝達の手段が手紙でした。手紙というのが私たちにより親密さを感じさせるわけです。手紙の中に書かれている感情は、特別に親密なもので、ある意味彼女の内なる声だと思います。ーー監督自身が一番好きなシーン、そして今回劇中でさまざまなオペラを聴くことができるのも見所ですが、特に好きな楽曲を教えてください。そして最後に読者の皆さんにメッセージをお願いします。まずは、歌劇ノルマの「清らかな女神よ」(作曲/ペッリーニ)がやっぱりすごいなと思うのですが、58年の彼女の絶頂期の場面をフルカラーで観ることができるのもワクワクします。でも同時にトスカも良いし、カルメンも良いし、ひとつのシーンを選ぶのは難しいですね(笑)。観ていただいた方が、彼女の内面から見た人生から何かを感じていただけたらと思います。マリア・カラスは、歌に生きた特別なアーティストであり、恋に生きたひとりの女性であったわけなんですけども、彼女の宿命・人生といったものを内側から経験していただいて、より理解することで素晴らしい伝説的なアーティストの人間というものをありのままに感じていただければと思います。ーー貴重なお話をありがとうございました。映画のご成功、今後のご活躍を心よりお祈りしております!■トム・ヴォルフ監督プロフィールロシア、サンクトペテルブルク生まれ、フランス育ち。2006年に映画作りを始める。カメラマンとしても活躍。ファッション広告、国際的組織や企業のPR映像、オペラをテーマとする短編映画などを製作。シャトレ座ではオーディオビジュアル・コミュニケーションを3年に渡り担当し、さらに、プラシド・ドミンゴ、スティング、デヴィッド・クローネンバーグなどの数々の偉大な人物や作家のインタビュアーとしても活躍。2013年にニューヨークに移り、マリア・カラスの歌声に感銘を受け、マリア・カラスを探求するプロジェクトを開始。3年間にわたり世界中を旅し未公開の資料や映像、音源を探す。またカラスの近親者や仕事相手にも会いに行き、60時間以上のインタビューを実施。そこで得た貴重な情報や素材が初の長編監督映画となる『私は、マリア・カラス』(原題:Maria by Callas)、3冊の書籍、2017年9月パリで開催した展示会などで公開。■映画『私は、マリア・カラス』作品紹介映画『私は、マリア・カラス』2018年12月21日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamura ル・シネマほか全国で順次ロードショー!公式サイト:原題:Maria by Callas監督:トム・ヴォルフ製作:トム・ヴォルフ朗読:ファニー・アルダン製作年:2017年製作国:フランス配給:ギャガ上映時間:114分映倫区分:G©2017 - Eléphant Doc - Petit Dragon - Unbeldi Productions - France 3 Cinéma■映画『私は、マリア・カラス』登場人物アリストテレス・オナシス(海運王)バティスタ・メネギーニ(実業家・夫)エルビラ・デ・イダルゴ(ソプラノ歌手・恩師)ジャクリーン・ケネディ(元米国大統領夫人)ヴィットリオ・デ・シーカ(俳優・映画監督)ピエル・パオロ・パゾリーニ(映画監督)ルキノ・ヴィスコンティ(映画監督)オマー・シャリフ(俳優)ブリジット・バルドー(女優)カトリーヌ・ドヌーヴ(女優)グレース・ケリー(女優・モナコ公妃)レーニエ3世(モナコ大公)エリザベス・テイラー(女優)ウィンストン・チャーチル(元英国首相)エリザベス女王マーガレット・ローズ(エリザベス女王の妹)ジャン・コクトー(作家)フランコ・ゼフィレッリ(映画監督・オペラ演出家)ジュゼッペ・ディ・ステファノ(テノール歌手)ルドルフ・ビング(メトロポリタン歌劇場支配人)エドワード8世(ウィンザー公爵)ウォリス・シンプソン(ウィンザー公爵夫人)【シネマの時間】アートディレクション・編集・絵・文=諸戸佑美©︎YUMIMOROTO
2018年12月14日新人タレントの森マリアと出口夏希が、ミュージシャンの澤部渡によるソロプロジェクト・skirt「遠い春」のミュージックビデオ(以下MV)に出演していることが23日、明らかになった。同日よりMVが公開された。2人が出演したのは、skirtが31日にリリースするニューシングル「遠い春」の表題曲MV。同曲は、映画『高崎グラフィティ。』の主題歌として書き下ろされた。MVでは、2人がセーラー服姿で女子高生に扮し、ノスタルジックな映像描写の中で、楽曲が持つ儚さが描かれる。森は2000年3月16日生まれ、兵庫県出身で今年4月に上京したばかりの18歳。映画『咲-Saki-』に出演するなど、女優として活動している。一方の出口は2001年10月4日生まれ、東京都出身の17歳。今年3月にデビューし、「東進ハイスクール」のWEBムービーに出演したほか、『Seventeen』専属モデルに抜てきされ、活躍の場を広げている。
2018年10月23日繊細さの中に強さがあり、シンプルだけど主張のあるボリューミーなジュエリー。夏のコントラストにも映えるし、素肌にまとえば、すこしいつもより大胆な気分にさせてくれる。そんなジュエリーたちを、編集部が一目惚れした5ブランドから定番・新作含めてピックアップしました。連載3回目はマリア・ブラック(MARIA BLACK)のジュエリー。マリア・ブラック / MARIA BLACK着飾るのは楽しいこと、もっとジュエリーで遊んで。デンマーク・コペンハーゲン発のブランド、マリア・ブラックは2017年春夏から本格的に日本展開がスタートしたニューブランド。美と芸術性を兼ね備えつつアクセサリーの常識を破る、ということを理念にデザインを行うデザイナーのマリアにより、コンテンポラリーでインパクトの強い個性派ジュエリーが毎シーズン生み出されています。ブランドの定番は、シルバーの表面にゴールドメッキを施したシルバーコレクション。スティックや球体などいくつかのパーツからなるオブジェのようなピアス、細長いCの形をしたピンブローチ式の留め具のピアスはそれそのものでも存在感は主張できるけど、他のデザインのピアスと組み合わせたり二つづけしたりして遊んでみるのはどう? それぞれビッグサイズなのに軽いつけ心地も魅力的。ピアス 2万8,000円、2万3,000円*片耳売り 大ぶりと小ぶりの存在感あるゴールドカラーのフープピアスは、シルバーコレクションから登場した今シーズンの新作。二つを重ねづけしても楽しめる。1万円台から手に入るお手頃なプライスも嬉しいところ。ピアス 3万1,000円、1万7,000円問い合わせ:ショールーム セッション 03-5464-9975連載の続きをみる。▼ コールムーン / CALL MOON「美しい哲学を身につける。」▼ モイル / moil「ふぞろいなまま、癖のある美しさ。」▼ ヒロタカ / Hirotaka「シック、でも心はいつまでもエッジーなまま。」▼ シャルロット・シェネ / CHARLOTTE CHESNAIS「体の一部までアートピースにしてしまうジュエリー。」
2018年06月07日デンマーク発のファッションジュエリー・マリア ブラック(MARIA BLACK)のポップアップストアが、9月8日から24日までエストネーション六本木ヒルズ店2階にてオープンする。デンマークとアイルランド人の血を引くマリア・ブラックは、世界のカルチャーへの興味が強く、ヨーロッパやブラジル、インドなど様々な国を旅し、そこで得たインスピレーションや美しいものがクリエイション源となっている。貴金属へのパッションと最新ファッションにアプローチしたコンセプチュアルなコレクションは、2013年にオープンしたフラッグシップの他、約35ヵ国の厳選したショップで展開をする。同ポップアップでは、ブランドのフルラインアップがそろい、人気のシルバーコレクションに加え、ファインコレクション、2018年春夏コレクションの新作なども用意される。
2017年09月05日ディオール(Dior)が、ウィメンズのアーティステックディレクター、マリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)のファーストコレクションとなる2017年春夏コレクションよりアクセサリー「ジャディオール(J'ADIOR)」を発売する。クチュリエの姓を新たに解釈した「J'ADIOR」というフレーズは、コレクションの中でも重要なテーマの一つであり、バッグやパンプスのストラップ、アイウエアのフレームをはじめ、リングやイヤリング、チョーカー、Tシャツなどさまざまなアイテムにあしらわれている。動画引用元:(ディオールオフィシャルYouTube:
2017年02月18日ディオール(Dior)は、メゾン初の女性デザイナーに就任したマリア・グラツィア・キウリによるファーストコレクションにインスピレーションを得た、限定カラーメイクアップコレクションを2016年1月3日(火)から10日(火)まで、伊勢丹新宿本館にて発売する。これに伴い、スペシャルイベントを開催する。マリア・グラツィア・キウリのデビューコレクションは、モノクロームのファッションにディオールのシグネチャーである、星やハートのチャームを鮮やかなカラーで登場し、モダンなフェミニニティが表現された。キウリが発信するフェミニニティにインスパイアされた限定コレクションは、クリスチャン・ディオールが「究極のフェミニニティ」と表したピンクカラーを中心としたラインナップになっている。フェミニニティの象徴「ピンク」色の限定メイクアップ「DIOR」と大きくメゾンロゴの入った「パレット アンテンポレル」は、血色感をプラスするフェイス パウダー。付属のカブキ ブラシでブレンドしさっと肌にのせれば、たちまちナチュラルな赤みを帯びた頬に。目元には、限定アイシャドウ パレット「サンク クルール デザイナー」がオススメ。ピンク系・ライトグリーン系の春らしい5色が揃い、可憐なまなざしを演出してくれる。刻印サービス、17年春コスメ先行販売もまた店頭では、ここでしか行われない限定サービスも実施。先行発売となるディオール 2017年春メイクアップ コレクション「カラー グラデーション」の目玉となる限定アイシャドウ「カラー グラデーション パレット」、または「サンク クルール デザイナー」を購入すると、名前とチャームを刻印してくれる。そのほか、カラーメイクアップが楽しくなる企画が目白押しなので、ぜひ足を運んでみて。【イベント詳細】ディオール カラー チャーム イベント開催期間:2016年1月3日(火)~10日(火)会場:伊勢丹新宿本館1階=ザ・ステージ住所:東京都新宿区新宿3丁目14-1内容:・伊勢丹新宿店 限定カラー コレクション発売・カラーチャーム デジタルグラフィティーウォール・アイシャドウパレット対象製品購入の方へ限定刻印サービス・ニュールック スプリング2017 先行発売(2017年1月6日全国発売)■伊勢丹新宿店 限定カラー コレクション<伊勢丹新宿店限定&生産数量限定発売>・サンク クルールデザイナー 全2色 各7,600円+税<限定品>・パレット アンテンポレル 7,000円+税<限定品>・ディオール アディクト グロス 全2色 各3,400円+税<限定品>・ディオール ヴェルニ 全2色 各3,000円+税<限定品>【問い合わせ先】パルファン・クリスチャン・ディオールTEL:03-3239-0618
2016年12月30日ディオール(Dior)は、メゾン設立以来初の女性アーティスティック・ディレクターであるマリア・グラツィア・キウリを迎え、初めてのコレクションとなる2017年春夏ウィメンズコレクションをパリ・ファッション・ウィーク4日目の2016年9月30日(金)に発表した。マリアが選んだ、デビューシーズンのキーワードは「フェンシング」。男性と女性が同じユニフォームを着用する「フェンシング」の特性に、男女の性差を縮めたいという想いを重ね、力強い女性を描き出す。身体を守る「フェンシング」の防具は、フェミニンなアレンジを加えてモードへと昇華。レース&チュールを重ねたベスト型、シャツとマッチさせたワンショルダータイプなどが登場している。刺繍の差し方が美しく、メゾンのアイコン蜂やCDのロゴ、真っ赤なハートなどが随所で顔を出している。また、テーラードは控えめになり、これまで見られなかったカジュアルウェアが投じられている。デニムパンツや「WE SHOULD ALL BE FEMINIS」とメッセージ性の強いTシャツ。そして、ブランドロゴをあしらったブラトップ・ショーツなどはシーズンアイコンの一つとなり、シースルードレスやブラトップにレイヤードされて、ランウェイに登場している。マリアがメゾンへ運んできたもの。ポエティックな刺繍ドレスは、そのわかりやすい例であろう。大小様々なビーズで描かれた、星座やガーデン、海の生き物などのエンブロイダリーは、一日眺めていても飽きないほど繊細で美しい仕上がり。アクセサリーラインには、ブッグ形のクラッチ(ストラップも付けることができる)や「フェンシング」風の新スニーカーを仲間に加え、メゾンの新しいワードローブを生み出している。
2016年10月03日20世紀最高の歌姫(ディーヴァ)、マリア・カラスをはじめ、音楽史に燦然と輝く偉人を世に送り出してきたオペラハウスの最高峰、“ミラノ・スカラ座”。いまなおイタリア・オペラの代名詞的存在として栄華を紡ぐ歌劇場の「全貌」を鮮やかに紐解くアート・ドキュメンタリー『ミラノ・スカラ座 魅惑の神殿』が、12月より公開されることになった。240年もの歴史に彩られた、イタリア・オペラの最高峰とされる歌劇場“ミラノ・スカラ座”。ジュゼッペ・ヴェルディ、アルトゥーロ・トスカニーニ、ルキノ・ヴィスコンティといった、数々の偉人たちと切り離しがたく結びついた伝説は長年受け継がれ、今日に至るまで神聖さを保ち続けている。50年代には、ヴィスコンティ演出による『椿姫』で劇場に記録的収益をもたらした、スカラ座屈指のスター、マリア・カラスが生まれ、全盛期を迎える。オペラだけでなく、数多くの人気ダンサーを生み出すバレエ団・バレエ学校を併設するほか、管弦楽団や合唱団の公演も行われ、まさしく「芸術の殿堂」としての名声を欲しいままにする、スカラ座の“すべてに迫る――。本作は、出演者の練習風景や、シーズンを迎える準備に追われるスタッフの様子から、伝説を生み出した歴史的な建物の外部と内部、歌劇場の構造設備を鮮明な映像で紹介するほか、リッカルド・ムーティ、プラシド・ドミンゴ、ロベルト・ボッレなど、スカラ座とゆかりのある著名人のインタビューや貴重なアーカイブ映像で綴られるドキュメンタリー。アカデミー賞外国語映画賞に輝いた『グレート・ビューティー/追憶のローマ』の撮影監督ルカ・ビガッツィによる圧巻の映像美も、大きな見どころの1つだ。指揮者で総監督のダニエル・バレンボイムに、「この劇場は生きている」と言わしめるスカラ座。観客は、いまなお生々しく新たな芸術を育むオペラハウスの“現在”から“過去”を目の当たりにし、時空を超えた歴史の旅へといざなわれていく。オペラ初心者にとっても、格好の歌劇&歌劇場ガイダンスであり、芸術の創造の記録となるだろう。『ミラノ・スカラ座 魅惑の神殿』は12月、Bunkamura ル・シネマほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月22日ディオール(Dior)の新アーティスティック・ディレクターが、マリア・グラツィア・ キウリ(Maria Grazia Chiuri)に決定。ブランドが創設されてから初めての女性アーティスティック・ディレクターとなる。ヴァレンティノ(VALENTINO)で長期に渡りアクセサリー・デザイナーとして活躍したマリア・グラツィア・ キウリ。2008年からは、ピエール・パオロ・ピッチョーリ(Pier Paolo Piccioli)とともに、クリエイティブディレクターを務めていた。マリア・ グラツィア・キウリは、2016年7月7日(木)にヴァレンティノのクリエイティブディレクターを退任した報道が出たばかり。ディオールでは、オートクチュールとプレタポルテ、アクセサリーコレクションのデザインを担当する予定だ。2015年10月にラフ・シモンズが退任して以来、さまざまな人物の噂が立っていたポストがようやく決定。2016年9月に発表される2017年春夏コレクションでデビューするとされており、高い注目が集まる。
2016年07月11日クリスチャン・ディオール(Christian Dior)は7月8日付で、ウィメンズのアーティステックディレクターにマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)を迎え入れた。彼女は同ブランド初の女性アーティステックディレクターとなり、オートクチュール、プレタポルテ、アクセサリーコレクションを統括する。ベルナール・アルノー(Bernard Arnault/LVMHモエ ヘネシー・ルイ・ヴィトン会長兼CEO)は、「マリア・グラツィア・キウリは国際的にも高い評価を得ており、才能に満ちている。ムッシュ・ディオールによって確立された伝統と格式を、彼女は優美かつモダンな視点で描きだすことだろう」と語る。またマリア・グラツィア・キウリは「ディオールの一員になれることは、非常に光栄なこと。女性らしさを強く表現しているディオールに、初の女性ディレクターとして就任したことには非常に大きな責任があります。ディオールが絶えることなく受け継いできた伝統は、いつの時代においてもファッションインスピレーションの源です。今は、私が思い描くビジョンを表現することをとても楽しみにしています。私に任せてくださったアルノー氏とトレダノ氏に深く感謝しています」とコメントした。ディオールのCEOであるシドニー・トレダノ(Sidney Toledano)は、「彼女が描き出す官能的かつ詩的な要素を備える女性像は、まさにムッシュ・ディオールのようだ。その卓越したクチュリエとしての技術や、クラフトマンシップへの深い造詣は、私達ディオールと素晴らしいハーモニーを奏でることだろう」とコメントしている。マリア・グラツィア・キウリがアーティステックディレクターに就任して初のコレクションを今年のパリコレクション期間9月30日にパリにて発表される。
2016年07月09日チャイナタウンのサウス・ブリッジ・ロードで一際目を引く建物が、シンガポール最古のヒンズー教寺院「Sri Mariamman Temple(スリ・マリアマン寺院)」だ。カラフルなゲートとお香の匂いの漂う境内で、遠くインドへの思いをはせてみては?秋の奇祭にも注目!カラフルな外観が目を引く国内最古の寺院チャイナタウンを散策していると、神や人々、動物があしらわれた15メートルもの高さのカラフルなゴプラム(ゲートタワー)が目に入る。そこは、シンガポール国内最古のヒンズー教寺院、スリ・マリアマン寺院だ。1827年に完成したこの寺院の創設者は、ラッフルズ卿がシンガポールに上陸した際にこの地に訪れた南インドの商人と言われている。19世紀までスリ・マリアマン寺院付近にはインド人が多く住み、絶え間なく参拝者が訪れた。現在でも一日2回のお祈りの時間には、ヒンズー教徒が熱心に祈りを捧げている様子を見ることができる。もともとは伝染病や病気を治す女神マリアマンが祭られるこの寺院だが、植民地時代には祈りの場としての役割以外にも、ヒンズー教徒の地域コミュニティの拠点として活用されていた。司祭のみがヒンズー教徒の結婚式を執り行う権限を持っていた時代には、結婚登録所としての役割も担っていたと言う。無料で公開される開かれた寺院スリ・マリアマン寺院には、ヒンズー教徒でなくても自由に中を見学することができる。門の前で靴を脱ぎ一歩足を踏み入れると、そこは別世界。外界の喧騒が嘘のような静けさと、お香の匂いに包まれながら、祈りを捧げる人々の姿は、荘厳そのもの。寺院内の見学自体は無料だが、カメラ撮影にはS$3、ビデオ撮影にはS$6を別途支払わなければならないので注意。火渡りの祭り「ティミティ」毎年10月から11月頃に、南インドを起源とする火渡りの祭り「ティミティ」が執り行われる。女神が純潔さを証明するために、炭の上を裸足で歩いたという叙事詩が基となるこの儀式。16歳以上の男性信者は、何週間も前から野菜のみを食べ、身体を浄化した状態でこの儀式に挑む。祈りを捧げ、無の境地に達した信者たちは、約6メートルの長さに敷き詰められた熱された炭の上を、寺院の長に続いて歩く。この儀式によって、神の御加護を受ける事ができるとされている。彼らの衣装に多く取り入れられる「黄色」は、「純粋」「精錬」などという意味を持つ色。祭りの見学の際は、ぜひ黄色を身にまとってお祝いしよう。2015年のティミティは、11月1日を予定している。Sri Mariamman Temple(スリ・マリアマン寺院)・住所:244 South Bridge Road, Singapore 058793・営業時間:7:00-12:00 18:00-21: 00(毎日)・電話:+65 6223 4064・入場料金:無料(カメラ撮影はS$3、ビデオ撮影はS$6)・アクセス方法:MRT Chinatown駅(NE4/DT19)から徒歩8分©All photos to Singapore Tourism Board
2015年09月08日カプコンは、『戦国BASARA4 皇』に登場する各武将のイラストとゲームの中で流れるアニメーション映像からのカットを組み合わせてデザインした全12種のミニ色紙をリリース。発売は2015年8月27日の予定で、価格は1枚450円(税別)で、1BOX(12枚入)が5,400円(税別)。和のテイストを生かした武将ミニ色紙コレクション。素材は紙で、サイズはおよそH135×W120mmとなっている。ラインナップされている武将は、「伊達政宗」「石田三成」「真田幸村」「徳川家康」「島左近」「片倉小十郎」「柴田勝家」「千利休 ワビ助」「千利休 サビ助」「京極マリア」「足利義輝」「後藤又兵衛」の12人。なお、武将ミニ色紙コレクションは、開けるまでどれが当たるかわからないブラインドパッケージでの発売となる。全国のホビーショップ、家電量販店のほかカプコンオフィシャル通販サイト「イーカプコン」にて取り扱い予定。(C) CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.※画像はイメージのため実際の商品とは異なる場合がある。
2015年08月25日先日、結婚25周年にして妻のマリア・シュライヴァーとの別居を発表したアーノルド・シュワルツェネッガーだが、隠し子の存在を打ち明けたのが破局の理由だったことが明らかになった。「ロサンゼルス・タイムズ」紙によると、シュワルツェネッガーは20年もの間、同家の家政婦を務め、今年1月に職を退いた女性との間に10年以上前に一児をもうけたことを認め、「知事職を離れ、妻に10年以上前に起きた出来事を話した。家族や友人の私に対する怒りや失望を理解し、甘んじて受ける。みんなを傷つけてしまったすべての責任を取る。マリアと子供たち、私の家族に謝罪した。本当にすまないと思っている」とコメントした。シュワルツェネッガー夫妻には14歳から21歳までの子供が4人いる。家族についてシュワルツェネッガーは「つらい時期を過ごしている妻と子供のプライバシーを守ってほしい。私自身はこの件で注目され、批判されて当然だが、家族は違う」と語り、メディアに対して配慮を求めている。夫の突然の告白を受けてマリアも「とてもつらく胸がかきむしられます」と沈黙を破った。「母親として、子供たちのことが心配です。子供たちと私が立ち直るまで、プライバシーを尊重していただけるようお願いします。その日が来るまで、コメントは出しません」と声明を発表している。(text:Yuki Tominaga)© Rex Features/AFLO■関連作品:エクスペンダブルズ 2010年10月16日より全国にて公開© 2010 ALTA VISTA PRODUCTIONS, INC■関連記事:アーノルド・シュワルツェネッガー、25年間連れ添った夫人と別居へ第14回ハリウッド・アワード授賞式に新旧ハリウッド・スターが勢ぞろい!ブルース・ウィリス主演作の晴れ舞台に盟友スタローン&J・フォスターも登場スタローン&ドルフがおしゃれイズム出演!「一番怖いものは…」アクション界のスターたちが競演『エクスペンダブルズ』試写会に10組20名様ご招待
2011年05月18日マーロン・ブランドと共演した『ラストタンゴ・イン・パリ』で知られるフランスの女優、マリア・シュナイダーが3日朝、がんのためパリの病院で亡くなった。享年58。俳優のダニエル・ジェランの娘でもあるシュナイダーは10代で映画に初出演、デビュー4作目でベルナルド・ベルトルッチ監督の『ラストタンゴ・イン・パリ』に出演、ブランドとの過激なラブシーンが話題を呼び、一躍有名になった。その後ドラッグに溺れ、自殺未遂を繰り返したが、80年代に入ると更正。女優として活動を続けたが、ヌードになる役は避け続けた。出演作にミケランジェロ・アントニオーニ監督、ジャック・ニコルソン共演の『さすらいの二人』、シリル・コラール監督・主演の『野性の夜』、日本映画『ヨーロッパ特急』などがある。遺作は2008年、ジョジアーヌ・バラスコ監督の『Cliente』(原題)。所属事務所によるとシュナイダーの闘病生活は長年にわたっていたという。(text:Yuki Tominaga)© Rex Features/AFLO
2011年02月04日京極夏彦の小説「豆富小僧双六道中ふりだし」(角川文庫)が『豆富小僧』というタイトルで、3Dアニメーション作品として映画化されることになり、深田恭子と武田鉄矢がボイスキャストで出演することが発表された。ワーナー・ブラザース映画製作による本作。時は江戸時代、まだ人間と妖怪が共に暮らしていた頃。豆富小僧は豆腐をお盆に載せて持つことだけが取り柄の妖怪で、ちょっぴり間の抜けた外見と気の弱さで人間を怖がらせることができない。父親で妖怪の総大将である見越し入道からは怒られてばかりで、ほかの妖怪たちからはからかわれ、慰めてくれるのは目付け役の達磨だけ。豆富小僧はまだ見ぬ母親に会うため、達磨と共に旅に出るが、途中でだまされてお堂に閉じ込められてしまう。ようやく外に出たと思ったら、2人の目の前には見たこともない世界が広がっている。そこは、現代の日本だった――。豆富小僧の声を務める深田さんからは「アフレコは、声の出し方や声だけの演技が難しく、苦戦していますが、自分の声でスクリーンを動き回る豆富小僧を見るのがいまから楽しみです。観終わった後に、この町のどこかに妖怪たちがいるような気持ちになる心温まる作品になることを期待しています。そして、3Dで見る妖怪たちの迫力もすごいと思いますので、ぜひたくさんの方に映画館で観ていただきたいです」とのコメントが届いた。そして目付け役の達磨の声を演じる武田さんは「今も昔も変わることなく、魑魅や魍魎が跋扈する世間です。こやつら妖怪の面々は、人間界を憎しみ怒りそして呪ってはおりますが、今度あらわれましたる豆富小僧ばかりは誠に異色。ほかの妖怪の面々が心の迷いから化成した“変化(へんげ)”ならば、豆富小僧は心の内の優しさの滲み。私の務めは、こやつを天下一の人気者にすることと思い定めております。豆富小僧よ、人の世と美しき天地を結ぶ架け橋となれ。生物多様性こそ我らが願い、妖怪も多様でなければ、地球は守れん!」と独特の言い回しで、力強く豆富小僧のサポートを約束してくれた。監督を務めるのは「タッチ」、「キャプテン翼」、『銀河鉄道の夜』、『あらしのよるに』など数々のTVや映画作品を手がけてきた杉井ギサブロー。プクッとかわいらしい豆富小僧が迷い込んだ現代日本でどんな冒険を繰り広げるのか――?『豆富小僧』は2011年ゴールデンウィーク全国にて公開。■関連作品:豆富小僧 2011年GW全国にて公開© 2011「豆富小僧」製作委員会
2010年11月19日