“ミスター平成仮面ライダー”と呼ばれたスーツアクターの高岩成二と『仮面ライダーギーツ』(2022年)で仮面ライダーハクビ/桜井沙羅役を演じた俳優の志田音々が29日、埼玉・ところざわサクラタウンで行われた『生誕50周年記念 THE 仮面ライダー展』埼玉会場のオープニングセレモニーに登壇した。2人は埼玉会場のスペシャルアンバサダーで、イベントではトークショーを実施。志田の妹の志田こはくは『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』オニシスター/鬼頭はるかを演じ、姉妹そろっての変身が話題になった。妹の方が先に変身していたため、志田も変身願望があったそう。高岩に無茶ぶりされ、オニシスター&仮面ライダーハクビの変身ポーズを披露して会場を笑顔にした。志田は「実は匂わせが入っているんです。オニシスターは両手を腰に当てるポーズなんですけど、私は片手で。ここだけの話、ちょっとオマージュしたというか。がっつり寄せたら怒られちゃったんで、片手だけ」と明かしたが「気づかれませんでした。放送中、誰1人として」と苦笑いした。ハクビに変身したが、妹の反応を問われると志田は「家に帰って『変身ポーズが決まったよ!』と家族に披露したんですけど…。基本的にツンツンツンデレの妹なので、横目で鼻で笑われました。『動きダサいよ』『キレが足りない』と言われたんですけど、結局まねしてくれたり、仲良く変身してました」とにんまり。どちらが強いか、という話はしたことがなかったそうだが「圧倒的に仮面ライダーハクビの方が弱いです。すごい弱いんです。妹の方が強いんで負けちゃう。でも倒されたい!」と独特な願望を語り、高岩から「それ、プロデューサーが聞いたらキャスティングされますよ」と笑っていた。また、『仮面ライダーV3』(1973年)の仮面ライダーV3/風見志郎役の宮内洋も登場。高岩と宮内はヒーローショーも行っていた。『THE 仮面ライダー展』は、昭和・平成・令和と3つの時代を生きた「仮面ライダー」の魅力をさまざまな角度から紹介し、「来場者一人一人の“あの頃”を思い出してほしい!」という思いが詰まった記念展。埼玉会場は、東京会場以来、約1年3ヶ月ぶりの首都圏での開催となる。期間は、あす30日から5月6日まで。
2024年03月29日サブスクリプション型音楽ストリーミングサービス「AWA」は、3月27日(水) 20:00~21:00の1時間、無料で参加できるオンライン空間「ラウンジ」にて、仮面を被った舞闘派アイドル「仮面女子」のメンバーがリアルタイムに音声ライブチャットに登場する特集を開催する。仮面女子は“最強の地下アイドル”の異名を持つ仮面を被ったアイドルグループ。可愛いビジュアルと仮面を被ったときの激しさとのギャップ、ロックサウンドに圧巻のダンスパフォーマンスでファンを魅了。事故によって脊髄損傷となり歩けなくなった猪狩ともかもメンバーとして在籍しており、ハードなリハビリを乗り越えて車椅子でライブを行っている。今回の仮面女子のAWAラウンジでは「爆音☆ウェーイ」や「ファンファーレ☆」といった人気曲から、関連グループの楽曲までを一挙オンエア。さらにメンバー全員がリアルタイムに登場し、音声ライブ配信とチャットでオンエアされる楽曲へのコメントをし、今後の活動に関する“重要なお知らせ”も発表予定だという。
2024年03月27日『仮面ライダーガッチャード』のキャストイベント『仮面ライダーガッチャード ガッチャンコFESTIVAL!!』が、5月3日、4日にグランドプリンスホテル新高輪で開催されることが決定した。全ての『仮面ライダーガッチャード』ファンに贈る、一大イベント。イベントのキーワードは“ガッチャンコ”。『仮面ライダーガッチャード』の持つさまざまな要素がまとめて“ガッチャンコ”し、多種多様な化学反応を引き起こす。番組キャストからは、一ノ瀬宝太郎役の本島純政、九堂りんね役の松本麗世、黒鋼スパナ役の藤林泰也の3人が2日間出演、その他レギュラーキャストは一日ずつ異なる組合せで参加し、2日間合計11人という大ボリュームのラインアップとなる。DAY2には「???」と伏せられた追加ゲストも予定しており、今後の発表から目が離せない。また、主題歌「CHEMY×STORY」を担当するBACK-ONが両日出演に加え、DAY1には番組の第2弾挿入歌=ファイヤーソング「What’s your FIRE」を手掛けるRIDER CHIPSから、Vo.のRickyが参戦。DAY2には第1弾挿入歌=キックソング「Rising Fighter」を歌うBeverlyの出演が決定している。そしてこのアーティストラインナップと合わせて、注目なのが今回解禁されたイベントビジュアル。さながら学園祭を思わせる、ポップで爽やかな世界感の中で、『ギーツ』『ビルド』『ブレイド』ら、3人のレジェンドライダーの存在が目を引く。『仮面ライダーギーツ』の挿入歌「Chair」を担当するBACK-ON、そして『仮面ライダービルド』『仮面ライダー剣』の両主題歌をそれぞれ担当したBeverly、Rickyと、ライダーファンはこのイベントで何が観られるのか想像がつく。大迫力のキャラクターショーとミュージックライブが、ガッチャードの世界と歴代ライダーが、トークショーでは正義と悪が、とにもかくにもガッチャンコ。まさに『仮面ライダーガッチャード』の全てを結集した“オールスターフェス”となる。会場チケットは、4月14日の一般発売に先駆け、3月17日からチケットぴあで、最速先行受付がスタート。さらに同時に受付を開始しているTTFC(東映特撮ファンクラブ会員限定)先行では、ファン垂涎のオリジナルビジュアルチケットも選択することができる。■出演者・5月3日本島純政(一ノ瀬宝太郎/仮面ライダーガッチャード役)松本麗世(九堂りんね/仮面ライダーマジェード役)藤林泰也(黒鋼スパナ/仮面ライダーヴァルバラド役)熊木陸斗(ミナト役)福田沙紀(枝見鏡花役)鎌苅健太(グリオン役)宮原華音(クロトー役)坂巻有紗(ラケシス役)【ゲストアーティスト】BACK-ONRicky(RIDER CHIPS)・5月4日本島純政(一ノ瀬宝太郎/仮面ライダーガッチャード役)松本麗世(九堂りんね/仮面ライダーマジェード役)藤林泰也(黒鋼スパナ/仮面ライダーヴァルバラド役)安倍乙(銀杏蓮華役)富園力也(鶴原錆丸役)加部亜門(加治木涼役)and more【ゲストアーティスト】BACK-ONBeverly・両日共通トークショーMC松本寛也
2024年03月17日『仮面ライダーギーツ』の最後の物語を描くVシネクスト『仮面ライダーギーツジャマト・アウェイキング』が2024年3月8日(金)から期間限定上映される。その初日舞台あいさつが8日、新宿バルト9シアター9にて行われ、浮世英寿/仮面ライダーギーツ役・簡秀吉、吾妻道長/仮面ライダーバッファ役・杢代和人、桜井景和/仮面ライダータイクーン役・佐藤瑠雅、五十鈴大智役・後藤大、べロバ役・並木彩華、ニラム役・北村諒、坂本浩一監督が登壇した。『仮面ライダーギーツ』は2023年8月27日に最終回を迎えた大人気TVシリーズ「仮面ライダーギーツ」(テレビ朝日系にて放送)。TVシリーズでは、仮面ライダーギーツらの奮闘により世界の平和が守られた。そんな世界に再び脅威が訪れる。人類の未来は、仮面ライダーギーツ、仮面ライダータイクーン、仮面ライダーナーゴ、仮面ライダーバッファの手に託された。吾妻道長はベロバの手によって眠っていたジャマトの力が覚醒し禍々しい姿のバッファになり、「ふたりの浮世英寿」の存在は?この世界を、人類を守りぬくことができるのか!?「仮面ライダーギーツ」最後の物語が描かれる。劇場上映の初日を迎えたVシネクスト「仮面ライダーギーツジャマト・アウェイキング」の初日舞台あいさつにキャストが登壇。作品の魅力やTVシリーズからへの想いを語った。初日を迎えた気持ちを質問されると杢代は「すごく嬉しくて集大成を届ける日がやっときたので、今日を記念日にしたいです!“バッファが活躍しちゃった記念日”」と喜びのコメントをすると、簡も「同じ気持ちで集大成の作品をやっとお届けできる…」と同じ言葉を繰り返し「リプライ?」と総ツッコミを受ける。そして「撮影が夏頃で3月くらいに上映って聞いていたのでまだまだかなって思っていたら、あっという間でした!ホッとした気持ちと寂しい気持ちを感じています」と話し、杢代同様に「今日を記念日にしたいです!“ギーツが活躍しちゃった記念日”」と笑顔。MCが「ギーツとバッファが活躍した記念日」とまとめようとすると、簡は「お父さんの誕生日だった」と突然思い出し会場を笑わせる。そんな簡に「おめでとう」の声がかけられるなど、序盤からキャスト同士の仲の良さがうかがえる。続いて本作で一番大事にしたことは?との質問に、簡が「キャストスタッフみんなで本当に素晴らしいものをつくりたいと思い切磋琢磨して頑張りました。アクションチームのみなさんも頑張っていらしゃって側で支えて?!見守って?!いました。撮影の合間にバッファのスーツアクター縄田(雄哉)さんと話したりすごい楽しい空間でした。幸せでした!」とコメントすると杢代らから「最後、感想じゃん!」と突っ込まれ、「幸せ空間でした!」と佐藤らにまとめられ、会場も暖かい笑いに包まれる幸せ空間となった。3月8日(金)0時から配信された英寿、景和、祢音、道長、ツムリの5人がPRAYERsとして歌っている挿入歌「CREATORs」の収録時の想い出についてのトークへ。杢代はラップに挑戦したことを明かし、急遽披露することに。佐藤は「レコーディングが終わったあとに、次が(星乃)夢奈ちゃんだったので少し聴いていこうって残っていたらガラス越しで「見ないでー!(笑)瑠雅君が聴いてたら歌えないー!(笑)」というやり取りがあったことを再現し、賑やかなレコーディング現場の雰囲気を垣間見せた。坂本監督にも楽曲の感想を聞くと「曲自体がかっこよかったです。アクションシーンで使いたいって発注していたので、本当にみんなの気持ちも入っていてカッコよかったです。劇中のいいところで流れるので楽しみにしてください」とファンに呼びかけた。さらに倖田來未が歌う主題歌『Dangerously』について、「『ギーツ』は倖田來未さんで締めないとダメだなって思いました」と言い、北村も「(TVシリーズの主題歌) 『Trust・Last』とは空気感も違う集大成にふさわしい曲です」とアピール。並木が「めちゃくちゃかっこいい曲で早くフルで聴きたいと思って、本日0時の配信開始と同時に学校の宿題をやりながら聴きました!」興奮気味に話すと、キャストからは「早く寝て」の声も。そして「もし、続編があるなら?」という質問に杢代は「主演が僕で、次も新たな強化フォームが」と言い「僕だけ(強化フォームが)一つなのでみんなに並ばないと!」と主演と強化フォームをアピール。続く北村は「ニラムとして主演…」といいつつ、4月7日からTTFC(東映特撮ファンクラブ)にて配信開始となる『ギーツエクストラ仮面ライダーゲイザー』の告知をスマートにして見せる。佐藤が「主演ときたら「祢音ちゃんと景和の恋の物語」」と笑顔で言うと、「それはないって!祢音ちゃんは白馬の王子様を探している」と周りからダメ出し。そして、TTFCで配信中の『仮面ライダータイクーン meets 仮面ライダーシノビ』ですでに主演していたことを思い出した佐藤は、同作の監督を務めた坂本からも「ツッコもうかと思ったけど止めといた(笑)」と明かされ、笑いを巻き起こしていた。後藤は「五十鈴大智は畑仕事とか? クイズ王から始まって宗教を立ち上げて、今回サイエンティストもやらせていただいたので、次は眼鏡を買いに行く五十鈴大智を…そろそろ眼鏡の度が変わってきたなって(笑)日常がやりたいです」と語る。並木は「悪役を1年間やらせていただいたのでヒーローがやりたいです!今度はヒールとヒーローの入れ替わりをやりたい!」とアピールすると、坂本監督も「やりましょう!」と即答した。坂本監督は「ギーツのキャラクターみんながそれぞれ魅力的なので、それぞれのキャラクターにフォーカスした作品は面白いなって思います。僕もスピンオフ何本かやらせていただいきましたが、それぞれ独自の魅力があるのでぜひコンプリートしたいと思います!」と続編に対して意欲を見せた。本作の見どころについて、並木は「仮面ライダーはファンタジーのような自分の生活からは、ほど遠い世界だと思われがちだけど、自分ごとにして観てもらいたいなって思います。何が正しいとか、間違っているとかは関係なくて、一番大事なことってどうしたらみんなが幸せになれるかってことだと思うので、ジャマトももしかしたら私たちの世界にいるかもしれないし、間違った存在とか正しくない存在って言われているものを、自分の生活とリンクさせて観ていただけると、より深く楽しめるような作品じゃないかなと思うので最後まで楽しんでください」と熱弁。後藤は「集大成となっているので葛藤してきた想いや、今ここに立っている想いを見てもらえたらなと思います。五十鈴大智として大事にしているのは“共生”という部分でジャマトの共生、人間との共生。今の時代、AIだったりいろんな人種や性別の方がいるように共生ってワードはこれからの時代に大切になってくるワードだと思うので、ポイントとして見てもらえればなと思います」と持論を語る。杢代は「役、一人一人の成長が詰まっていると思うのでみんなで集大成を迎えたことも見どころですが、僕の演じた道長だったり、浮世英寿の成長だったり役一人一人が成長できた作品になっていると思うので、『ギーツ』の個性豊かなメンバー(の個性)を殺さずにすごい成長が本作では出ていると思うので、何度でも楽しんでくれたら嬉しいです」と語ると、簡も「『ギーツ』の最後の集大成なので、今まで応援してくださったみなさまへのメッセージの作品だと思っています」と想いを伝える。佐藤は「坂本監督に携わっていただいて嬉しいです。ありがとうございました」と坂本監督に感謝を伝え、「僕にとって(TVシリーズで)挑戦した回が坂本監督が担当してくださった回だったので、最後に一緒にやれて嬉しかったです。『仮面ライダーギーツ』は令和ライダーで一番面白いんじゃないかなって僕は思っています。みなさんに愛されて誇らしい作品ができたんじゃないかなって思うので、これで『ギーツ』は一旦幕は降りますが、みなさんの心に『ギーツ』が残り続けてくれたらいいなと思います」と語った。北村は「ニラムの視点から(話すと)、託して見届けるところがあるので、(観客の)みなさんと同じ目線で一緒になって客席から、みんなの戦いだったりとか葛藤している姿を見届けていただけたら嬉しいなと思います。『ギーツ』の集大成を劇場で見届けていただけるのがすごく幸せなのでそれだけで十分です」と胸を内を明かした。最後の挨拶として杢代は「こうしてVシネクストが上映され嬉しい気持ちです。(TVシリーズ)第1話から思っていることですが、みなさんが愛してくれるから役がどんどん成長していったなって思っています。道長も最初はぶっきらぼうだったのに、最後は優しさがある人間味があるキャラクターになったなって思います。僕だけが作っていたものではなくて視聴者のみなさんと一緒に作っていった役だなって思っているので、そういう一人一人の成長が詰まっているので、『仮面ライダーギーツ』を愛してくれたみなさんがこの作品を見てくれたらうれしいです。僕も盛り上げますが、みんなで盛り上げられたらいいなと思います」と想いを込めて語る。そして簡は「集大成を無事お届けできることにほっとしています。1話が放送されてから約1年半、ついに終わりを迎え、舞台挨拶とかみんなで立つこともほんどなくなります。寂しい気持ちもあるんですけど期間限定上映じゃなくて、上映が長く続いてくれたら嬉しいです。僕も(完成した)作品を観て感動しました。何回でも見ていただきたいなと思います。今日はありがとうございました」と感謝を伝えた。Vシネクスト『仮面ライダーギーツ ジャマト・アウェイキング』は3月8日(金)期間限定上映、7月24日(水)Blu-ray&DVD発売。
2024年03月08日今回、ご紹介するのは、Vシネクスト『仮面ライダーギーツジャマト・アウェイキング』。『仮面ライダーギーツ』最後の物語です。仮面ライダーギーツ(浮世英寿/うきよ・えーす)を演じた簡秀吉(かん・ひでよし)さんと、仮面ライダーバッファ(吾妻道長/あづま・みちなが)を演じた杢代和人さん(もくだい・かずと/原因は自分にある。)にお話をうかがいました。「『仮面ライダーギーツ』の集大成です」左から杢代和人さん、簡秀吉さん【イケメンで観るドラマ&映画】vol. 176願いを叶えるため、「デザイアグランプリ」(デザグラ)という生き残りゲームに参加した人々。そして、そのデザグラの運営に関わる者や、参加者(仮面ライダー)を応援するサポーターたち…。さまざまな登場人物が絡み合うスリリングな展開で、視聴者を釘付けにした『仮面ライダーギーツ』。Vシネクスト『仮面ライダーギーツジャマト・アウェイキング』は、『仮面ライダーギーツ』最後の物語です。舞台は、浮世英寿(仮面ライダーギーツ)が世界を見守る「神」となってから、しばらくの時が流れた頃。平和な日常を引き裂く一発の銃弾とともに、変異種のジャマトが姿を現します。実はこのジャマトの登場は、人類滅亡の元凶、破壊神ゴッドジャマト誕生の前触れでした。そして、そこへ現れたのは、白い髪のエース。彼は、金色に輝くギーツへと変身すると、仮面ライダータイクーンや仮面ライダーナーゴたちを攻撃し始めます。戸惑う一同の前に、もうひとりの英寿が姿を見せます。一方、吾妻道長(仮面ライダーバッファ)の前には、仮面ライダーたちの敵で、人の不幸が大好物と言い切る悪女・ベロバが。ベロバの企みによって、道長の中に眠っていたジャマト(デザイアグランプリのゲームエリアに現れる謎の怪人)の力が呼び起こされます。「ふたりの浮世英寿」の存在が示す驚愕の事実、破壊神の誕生が刻一刻と近づく中で繰り広げられる仮面ライダーたちの戦いなど、見逃せない内容となっています。ーー最近、『仮面ライダーギーツ』に興味を持ったというanan読者に向けて、演じている役柄について教えてください。簡さん英寿は、輪廻転生を2000年繰り返している最強の男です。2000年の記憶を持つ分、頭も冴えていて、俯瞰で物事を見ることができるクールなキャラターです。ーーそんな英寿を演じる簡さんご自身は、天然キャラだとか?杢代さんその通りです(笑)。簡さんいえいえ(笑)。まともな回答もできます!ーーご自身と似ていると感じるところは?簡さん頭脳的な面は別として(笑)、自信家で負けず嫌いなところは似ていると思っています。簡秀吉さん杢代さん僕が演じるバッファは、ぶっきらぼうで言葉足らずなところがあります。英寿のライバル関係にある存在で、親友をジャマトに倒されてからは、憎しみを抱えながら世界から不幸をなくすために戦い続けています。僕は人とコミュニケーションを取ることが好きなので、言葉足らずな点は似ていませんが、常に夢や目標を抱いているところには共感しています。僕も常に夢や目標を達成したいと思いながら生きています。ーー杢代さんの今の夢や目標は何ですか?杢代さん誰かに憧れられるような存在になりたいです。僕が保育園へ通っている頃、母に連れられて、SMAPさんのライブに行ったんです。そのとき、初めてかっこいいという感情を抱きました。僕も誰かの心を動かせるような存在になりたいと思い、日々頑張っています。ーー簡さんの今の夢や目標は?簡さん『仮面ライダーギーツ』の撮影が終了した後、ドラマのお仕事(『好きやねんけどどうやろか』)を1本やらせていただき、先日クランクアップしたんです。その作品で僕の相手役を演じた西山潤さんに、お芝居の根本を教えていただき、お芝居の奥深さを改めて知りました。そのことを吸収して、しっかりと身に着けていきたいです。将来の夢は……アカデミー賞を取ることです(笑)。杢代さんいいね!僕も獲りたいと思っています。杢代和人さんーー簡さんと杢代さんが繰り広げるボケ&ツッコミ劇場は、ファンたちからとても愛されています。撮影現場もこのように楽しい雰囲気だったのでしょうか?杢代さん今回は各々のストーリーがしっかりとあり、それぞれが違う場所で戦っていたので、別々に撮ることが多くて。撮影し始めたときは、あまり会えなかったんです。ーー本作で印象に残っているお気に入りのシーンを教えてください。簡さん白髪のエースと道長が、橋の上で対峙するシーンです。正義のヒーローとして行動している普段の彼なら、絶対に言わないようなセリフがあり、演じていて心が痛くなりました。杢代さん道長が、ジャマトと人間の間に生まれた子ども・春樹と会話するシーンです。最初は、いつも通り強い口調で接するんですが、春樹が返してきた言葉を聞いて、少し表情が変わり、優しさを見せるんです。彼の成長が伺えるシーンなので、とても気に入っています。ーー本作の共演者から気づきを得たことは?簡さん僕は碓井将大(うすい・まさひろ)さんです。以前、お仕事をご一緒したことがあって。本作の坂本監督とも親交があり、スタッフさんたちへの気配りや初対面の共演者たちと接するところを目の当たりにして、勉強になるなと思いました。杢代さん皆さんが良いところをお持ちなのですが、敢えてひとり挙げるとしたら、やはりこの方です。簡さん簡秀吉ですか?(笑)。杢代さん今回、簡は二役を演じています。僕は二役を演じたことがないのですが、想像しただけでも大変だなと思います。アフレコでも声の使い分けをしていて、すごいなと思いました。ーー簡さん、ちょっと照れていらっしゃいますね。簡さんうれしいです。ありがとうございます。簡秀吉だけに感無量です(笑)。杢代さんそれは流行らないと思うから、言わないほうが良いよ(笑)。簡さん最近、よく言っているんです。流行語大賞を狙いたいと思っています(笑)。ーー最後に、本作の見どころをお願いいたします。簡さん仮面ライダードゥームズギーツと仮面ライダーバッファプロージョンレイジが対峙するところなど、ライダー同士のアクションが迫力満点です。『仮面ライダーギーツ』の集大成として、幅広い世代の方にこの作品を届けられたらうれしいです。杢代さん仮面ライダーバッファは1年を通して演じた、とても思い入れが強い役です。そして、『仮面ライダーギーツ』を愛してくださった方々がいたからこそ、この作品が生まれました。全キャストがみなさんに、役の成長を見せたいと思いながら演じています。ぜひ劇場で観て、もっと『仮面ライダーギーツ』を身近に感じていただきたいです。インタビューのこぼれ話『仮面ライダーギーツ』の長期撮影をともにしたおふたり。「彼が出演した作品を追ってしまうんです。片思い?(笑)」(杢代さん)。「そんなことはないですよ!僕も観ています」(簡さん)。「簡の作品を観たら、僕も頑張らなきゃという気持ちになりますし、僕が作品に出演したら、簡に観て欲しいなと思います」(杢代さん)。「『仮面ライダーギーツ』の劇中でもそうでしたが、これからも良い意味で刺激し合えるライバルでいたいです」(簡さん)。InformationVシネクスト『仮面ライダーギーツジャマト・アウェイキング』3月8日(金)より、期間限定上映出演:簡秀吉、杢代和人/佐藤瑠雅、星乃夢奈、青島心、志田音々/萩谷慧悟(7ORDER)、松永有紗、碓井将大、正垣湊都/後藤大、並木彩華、北村諒原作:石ノ森章太郎監督:坂本浩一脚本:高橋悠也©2024 石森プロ・ADK EM・バンダイ・東映ビデオ・東映©2022 石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映衣装協力:簡さんジャケット¥34,650パンツ¥24,200(ソウバス/)カットソー¥20,900(スズキ タカユキ/03‐6821‐6701)そのほかのアイテムは、スタイリスト私物写真・園山友基文・田嶋真理 スタイリスト・津野真吾(impiger/簡さん)TAKURO(杢代さん)ヘアメイク・五十嵐将寿(HAKUJITSU/簡さん)SUGA NAKATA(GLEAM/杢代さん)写真・園山友基 文・田嶋真理 スタイリスト・津野真吾(impiger/簡さん) TAKURO(杢代さん) ヘアメイク・五十嵐将寿(HAKUJITSU/簡さん) SUGA NAKATA(GLEAM/杢代さん)
2024年03月07日昨年8月にテレビシリーズが終了した『仮面ライダーギーツ』の新作Vシネクスト『仮面ライダーギーツ ジャマト・アウェイキング』(8日から期間限定で劇場上映、2024年7月24日にBlu-ray&DVD発売)の主題歌音源が初解禁となった。テレビシリーズや劇場版に続き、本作でも主題歌を担当することが決まっている倖田來未。8日の劇場上映が近づいてくる中、本作の主題歌「Dangerously」の音源が解禁となった。倖田の力強く勢いのある歌声が『仮面ライダーギーツ』にピッタリとハマる。さらに、“最後の瞬間まで、戦うのが基本の姿勢”など物語とも連動するような歌詞もあり、『仮面ライダーギーツ』最後の物語を音楽面から盛り上げる。あわせて、主題歌予告も公開。本作の予告映像と倖田の歌う主題歌がマッチした『仮面ライダーギーツ』の世界観が広がるハイライトな予告動画となった。また、入場者プレゼントは仮面ライダードゥームズギーツ、仮面ライダーバッファ プロ―ジョンレイジ、仮面ライダーギーツIXがかわいくデフォルメされたイラストシールに決定。配布は数量限定3週連続で週ごとに変わる。■入場者プレゼント(数量限定)1週目(8日~)「デフォルメイラストシール 仮面ライダードゥームズギーツ」2週目(15日~)「デフォルメイラストシール 仮面ライダーバッファ プロ―ジョンレイジ」3週目(22日~)「デフォルメイラストシール 仮面ライダーギーツIX」
2024年03月07日東映特撮ファンクラブのオリジナルシリーズである『仮面ライダーアウトサイダーズ』。新たな物語の幕開けとなる『仮面ライダーアウトサイダーズep.5 創世の女神と第三のシンギュラリティ』の配信が5月に決定した。前作『仮面ライダーアウトサイダーズep.4 狂った時の運行とゼインの正体』(配信中)では桜井侑斗(演:中村優一)が変身する「仮面ライダーゼイン」が、人工知能「ゼイン」に制御を奪われるという衝撃的な結末を迎えていたが、本作『ep.5』はどのような展開になるのか。『アウトサイダーズep.0』に登場の檀黎斗/仮面ライダーゲンム(演:岩永徹也)が『ep.5』でついに立ち上がる。「仮面ライダーゲンム ハイパー不滅ゲーマー」へフォームチェンジを果たして仮面ライダーゼインに立ち向かう?さらに、『仮面ライダーギーツ』からツムリ(演:青島心)が登場。人々の願いがかなう「デザイアグランプリ」のナビゲーター役である「女神」が「神」と出会う時、その先には何が起こるのか…。新たなシリーズの始まりは必見だ。■コメント【岩永徹也】エグゼイドがスタートする時の会見で意気込みを聞かれゲームモチーフに因んでレベルアップしていきたいと答えたのが8年前。幾多の姿/名前を借りてたどり着いたこの最高到達点もきっとただの通過点。ずっと過渡期で結構。安住の地はいらない。いつまでも未踏の地への最強の挑戦者でありたい。10周年を前に今同じ質問に答えておくならさらにアップグレードしていきたい、かな。ついに人工知能となった黎斗。これから共に目指していく進化の未来はダーウィンさんでも予測できまい。【青島心】他のシリーズの先輩方と撮影を一緒にできることはなかなかないので世界観や物語が新鮮でした。『アウトサイダーズ』のシリーズには似合わないツムリが参加できてうれしかったです。ファンの皆様へ。『仮面ライダーギーツ』の本編が終わってしまってからも『ギーツ』につながるまた違ったお話を届けられることになりました。ぜひまた仮面ライダーギーツを思い出しながらも新しいライダーや先輩方のシリーズとの異色の絡みを楽しんでもらえるとうれしいです。皆さんの願いがかないますように。
2024年03月03日令和仮面ライダー第5作『仮面ライダーガッチャード』(毎週日曜 前9:00、テレビ朝日系)の『仮面ライダーガッチャードBlu-ray COLLECTION 1』が東映ビデオから4月10日に発売される。特典映像として、テレビでは絶対に観られない、オリジナルスピンオフ「我ら3年G(ガッチャ)組」episode1が収録される。また、『Blu-ray COLLECTION2』(8月7日発売)にも、後編の「episode2」が収録される予定で、1巻・2巻を通じてのオリジナルスピンオフになっている。さらに、このオリジナルスピンオフepisode1が収録される『Blu-ray COLLECTION1』の発売を記念して、購入者を対象とした、オリジナルスピンオフ「我ら3年G(ガッチャ)組」episode1&2の全てが観れる上映イベントを、6月15日に開催することが決定した。イベント当日は、テレビとは違う本エピソードならではのキャラクターに扮したキャストたちが登壇する予定でファン垂涎のイベントとなる。■オリジナルスピンオフ「我ら3年G(ガッチャ)組」私立「我茶怒(ガッチャード)高校」3年G組。通称ガッチャ組。このクラスにはとても風変わりな生徒たちがそろっている。平和な教室を目指す学級委員長:一ノ瀬宝太郎の思惑を他所に、武闘派番長:クロトー、お嬢様番長:ラケシス、超A級体育委員長:黒鋼スパナの3人は今日もクラスの覇権をめぐって争っていた。保健委員長:銀杏蓮華、飼育委員長:鶴原錆丸、図書委員長:ミナトまでもがそれを見守る。そして、風紀委員長:九堂りんねはそんなカオスな相関図を楽しむオタクと化していた。そんな3年G組に新しい担任教師:アトロポス先生がやってくる。「誰か、仮面ライダーになりたい人はいますか?」。彼女のもたらした言葉により、このクラスに新たな事件が巻き起こる…!
2024年03月03日■これまでのあらすじ明日香と聡は長年娘のためだけに見せかけの夫婦を演じてきた仮面夫婦。娘の大学入学と同時に、聡の東京帰任が決まり、ふたりはこれからの夫婦のあり方について、決断を迫られる。聡は明日香とやり直すつもりで東京に戻ったものの、すでに家に明日香の姿はなく、一方的に離婚を突きつけられる。娘の夏希の取り次ぎを頼むも、夏希も聡の不貞を知っており、味方になってくれることはなかった。明日香を待ち伏せしなんとか話をするも、明日香は最低限の会話以外してくれず、取り付くしまもなかった。せめて最後に…と元恋人の恭子に連絡するも、恭子は母親の介護から解き放たれ、聡との関係も完全に絶つ決意を固めていた。これからの未来、正しい道を歩みたいと心を決めた恭子に対し、聡は…。聡と離婚することは、心に決めていました。私が初めての子育てで必死だったときに、3ヶ月で「もう無理」と言って他の女性に逃げた夫。当初は、苦しくて、怒りや憎しみでいっぱいでした。でも、そんな感情はとうの昔に消えたのです。私が昔ひどいことを言った自覚もあります。向き合えなかったし、謝れなかった。でもだからといって、裏切りを許せるわけでもありませんでした。何より、夏希がこの歳になるまで関係を続けていたこと、女性の大事な時期を18年も奪っておいて、その責任を取るつもりもないこと。その人間性を軽蔑してしまったのです。夏希の親としてはこれからも関わっていくと思いますが、もう人として向き合うことはないでしょう。そして私は、健さんと共に歩む道も選びませんでした。寄りかかれたら楽だったのでしょうけれど…きっと私はどこか無理をしてしまう。他人の目を、健さんの目を気にしてしまう。こんな歳になってまで恥ずかしいのですが…人としてきちんと立てるようになるまで。自分のことを好きになれる自分になるまで。ひとりで生きていこうと決めました。これから先のことはまだわからないけれど…一歩ずつ、自由に、自分の人生を歩んでいきます。※これで「自分で生きる覚悟」ルートは終了となります。
2024年01月24日■これまでのあらすじ明日香と聡はもう長いこと会話すらない仮面夫婦。夫婦の溝は修復できないほどとなっていたが、娘の夏希のために離婚はせず、見せかけの家族を演じ続けていた。そして娘の大学入学と同時に、聡の東京帰任が決まる。これからの夫婦の未来を考え直すふたりだったのだが…。夫婦としてやり直したい聡と違い、明日香の心はすでに離婚一択。聡が他の女性と長年不倫関係だったことも知っており、取り付くしまなどなかった。ならば、と聡は元恋人の恭子に連絡するも、恭子は明日香と連絡を取っており、すべてを知っていた。聡がこの18年、恭子以外の女性と関係を持っていたことも…。恭子にも別れを告げられた聡は、ひとりで生きていくことを決める。そして出社すると、壁一面に自分の不倫・女性関係について暴露されたビラが貼られていた。さらに取引先にも知れ渡っており…聡は、誰がこんなことをしたのかと驚愕するのだった。私の夫婦生活には、たくさんの間違いがありました。私が完璧主義すぎたこと。余裕がなさすぎたこと。子育てと妻の両立に必死だったこと。そして、聡と話し合えなかったこと。あの時あんなひどいことを言わなかったら。ちゃんと気持ちを言葉にできていたら。そんな風に思うこともありましたが、それでも、きっと聡はいつか他の女性に逃げたのだと思います。私たちは向き合うことができなかった。そして聡は…誰かひとりをちゃんと見ることができなかった。18年ともにした不倫相手…恭子さんをせめて大事に想えていたら、こんな結末ではなかったのかもしれません。離婚が成立した私は、ゆっくりと健さんとの関係を前に進めていきます。お互い向き合って、話し合って、気持ちを言葉に、態度にして確かめ合いながら。※これで「聡への復讐」ルートは終了となります。
2024年01月24日■これまでのあらすじ明日香と聡は周囲から理想的なパワーカップルだと思われていたが、実際は会話すらない仮面夫婦だった。娘の夏希のために見せかけの家族を演じ続けていたが、娘の大学進学と同時に聡が東京に帰ってくることになり、ふたりは夫婦として未来の選択を迫られる。聡は明日香と夫婦としてやり直すつもりであったが、明日香は離婚の決意を固めていた。頑なに離婚という明日香に、聡はそれならば、と18年不倫関係だった恭子に連絡し、やり直そうとする。しかし、恭子はすでに明日香と接触し、聡に他にも女性がいることを知っていたのだ。18年経ち、43歳になった恭子は涙を流し、「18年の区切りをつけるためにここに来た」と言って…。恭子は、何度手を伸ばしても振り払い、一度も振り向くことなく部屋を去っていきました。俺はとことんダメな人間…。妻のことも幸せにできず、18年も一緒に愛を育んできた恭子のことも、結局傷つけて終わってしまった。もう俺には仕事しか残ってない。ひとりで生きていこう―…そう思った矢先。俺の不倫について書かれたビラが、社内のそこら中に貼り出されたのです。さらには、取引先にまで…。やったのは、明日香? 恭子? 俺は、そこまで憎まれるようなことをしたのか―…?次回に続く。毎日更新!
2024年01月23日■これまでのあらすじ明日香と聡は周囲から理想的なパワーカップルだと思われていたが、実際は会話すらない仮面夫婦だった。娘の夏希のために見せかけの家族を演じ続けていたが、娘の大学進学と同時に聡が東京に帰ってくることになり、ふたりは夫婦として未来の選択を迫られる。聡は明日香と夫婦としてやり直したかったのだが、明日香からは一方的に離婚を告げられる。すでに明日香は家にもおらず、娘に仲を取り持ってもらおうにも娘も聡の不貞を知っていた。なんとかして明日香を待ち伏せしても、まともな会話もなく蔑んだ目で見られてしまい…。寂しくなった聡は恭子に連絡するも、その頃恭子は自身の母の介護で選択を迫られていた。母を施設に入れるとなったとき、最初に浮かんだのは聡さんの顔でした。もう母のために、人生の時間を使わなくていい。もう自分のために、自分の時間を使っていい。だったら…。私は、聡さんと連絡を絶つ道を選びました。ずっと、心の支えだった。できることなら、あのまま彼に会いに行きたかった。でも…聡さんと私は、正しい道ではなく批判される道をずるずると18年も歩き続けてきてしまったのです。その罪を見ないようにして、また居心地の良いところに戻っちゃいけない。もう、間違っちゃいけないんです。これからは、間違わないように、償いを続けていかなければいけません―…。次回に続く。毎日更新!
2024年01月23日■これまでのあらすじ明日香と聡はもう何年もまともな会話のない仮面夫婦。それでも、娘の夏希のために離婚せず、夫婦関係を続けてきた。そして娘が大学進学で家を出るとなったとき、単身赴任していた聡の東京帰任が決まる。これからの人生、どうしていきたいか、顔を合わせて話すふたりだったのだが…。聡は「やり直したい」と告げるも、仮面を脱いだ明日香の答えは「離婚」の二文字。それならば、と元恋人の恭子との人生を選ぼうとした聡だったが、彼女からも冷たい反応が。話を聞くと、恭子は明日香と話したようで……聡のゲスすぎる秘密が明らかになる。俺の軽率な行動は、明日香にも恭子にも知られていた…。恭子は、明日香の助言のもと、東京の家で明日香と話し終わったあとに俺がどこに行くのか、ずっと見ていたそうなのです。昨日はたしかによく連絡を取っていた東京本社の子と一緒にいたのですが…それも見られていたなんて。でも、ちょっと火遊びがあったとしても今帰る場所は恭子のところ。恭子なら、きっとそれも全部含んで俺を愛してくれる。俺たちの18年は仮面なんかじゃなかったはず。そう思っていたのですが…。恭子から、あんな…心底軽蔑しているような、冷たい視線を投げられたのは、初めてのことでした…。次回に続く。毎日更新!
2024年01月22日■これまでのあらすじ明日香と聡は周囲から見たら理想的な夫婦。しかし実際はもう長いこと会話すらない仮面夫婦だった。ふたりはすれ違いを繰り返し、夫には18年続いた彼女が、妻には気になる人ができた頃、娘の夏希が大学進学のため家を出ることに。そのタイミングで聡の東京帰任が決まり、ふたりはこれからの人生の考え直すのだったが…。聡にやり直したい気持ちはあったものの、離婚の決意を固めていた明日香の仲は戻ることはなかった。離婚に納得できず、焦って娘に電話する聡だったが、夏希からも「ママを自由にしてあげて」と言われてしまう。そしてまたしても聡は恭子に救いを求めてしまう…。私が実家に戻ったのは、聡さんと別れて心が疲れてしまったことがきっかけでした。ボロボロなときにまた彼に連絡してしまい、ダメだとわかっていながらも関係を続けていたある日―…母が倒れてしまったのです。それからは、不安定な母の面倒を見ながら家でできる仕事で細々と生活する日々。これは、自分がやってきたことの報いなんだろう…そんな風に思うこともありました。でも、聡さんに会うことは私を救ってくれる唯一の時間で…これがなかったら、私はこの生活を乗り切れない。どうしても、私には彼が必要だったのです。それでも、いけないことなのはわかっていました。こんなに長く一緒にいられただけでも奇跡。どれだけ向こうのご家族を傷つけたかわからない。ちゃんと、終わらせなくちゃ。そうして、18年に渡る聡さんとの関係に終止符を打ちました。その直後、母の主治医から提案されたのは…。次回に続く。毎日更新!
2024年01月22日■これまでのあらすじ明日香と聡は周囲から理想的なパワーカップルだと思われているが、実際はもう長いこと会話すらない仮面夫婦だ。明日香は子育てに、聡は仕事に手一杯で、若かったふたりはすれ違いを繰り返し、いつしか夫婦の溝は修復できないものになってしまっていた。そうして、娘の夏希のために見せかけの家族を演じ続けてきた明日香と聡。明日香は母親業と仕事に集中してなんとか自分を保っていたが、最近になり、心を許せる人ができた。成長した夏希が春から九州の大学に進学することを機に、これからの人生をどう歩んでいこうかと考え出した明日香。一方、大阪での単身赴任から東京に戻ることになった聡は、10年以上そばにいて安らぎを与えてくれた恭子との別れを決意する。すでに夫婦関係が破綻しているふたりは、夏希のいない東京で大きな選択を迫られる。聡は「やり直したい」と告げるも、仮面を脱いだ明日香の答えは「離婚」の二文字だった。迷いを吹っ切り、恋人との人生を選ぼうとした聡だったが、恭子からも冷たい反応が返ってきて…。恭子のお見合い話が嘘だったとは…。それ以上に驚いたのは、恭子が明日香と会っていたことです。明日香に慰謝料を請求されたという恭子。当然の報いなので償うつもりはあると答えたそうです。仮面夫婦を演じて疲れていた俺を長年にわたって癒してくれたのは、間違いなく恭子です。恭子にも、そうした自負はあったのだと思います。ただ…、俺を癒してくれていたのは、恭子だけではなかった…。明日香は、どこまで知っているんでしょうか…?次回に続く。毎日更新!
2024年01月21日■これまでのあらすじ周囲から理想的な夫婦だと思われている明日香と聡。しかし実際にはもう何年も会話すらない仮面夫婦だった。娘のために離婚はせず、表向きには理想の家族を演じ続けていた。しかし娘が大学進学のために家を出るタイミングで、夫の聡は単身赴任が終了。ようやく自分たちの関係に向き合った明日香と聡は、夫婦としては終わっていることを確認し…離婚はせず別々に暮らすことに。東京に戻ってきてまた一人暮らしを始めた聡は近所で常連になったお店で偶然、明日香と遭遇。自分といる時には見せなかった明日香のやわらかい表情を見て、ホッとするとともに自分の不甲斐なさを反省する。ワインを飲みながら聡と笑って話せる日がくるなんて…。そのおかげで私も聡に「"私のせいで"居心地の悪い家庭にしてしまったこと」を謝ることができました。私は人の目を気にしすぎて完璧主義になり、自分にも他人にも厳しい目を向け続けてきてしまいましたが…ようやく自分の欠点や失敗を認められたのです。…それも本当に健さんのおかげです。この日、私は聡のことも、自分のことも、心から許すことができたのです。婚姻関係を続けながら、お互いにパートナーを持つというのは世間から厳しい目で見られることもわかっています。でも周りからどう見られるかより、自分たちが良いと思った人生を選べるようになったことで、私はとても生きやすくなりました。3人で乾杯をしたとき、私は健さんと自分のことだけでなく聡の幸せも自然に願うことができ、とても幸せでした。まさにこの日「私たちの新しい扉」が開いたんだと思います。※これで「新しい人生の扉」ルートは終了となります。
2024年01月21日■これまでのあらすじ理想的な夫婦を演じつつ、何年も会話すらない仮面夫婦の明日香と聡。聡は18年外に癒やしを求め、明日香は仕事と母親業に専念し、娘のために離婚はせずに過ごしてきた。そして娘が大学進学するタイミングで、単身赴任していた聡が東京に戻ってくることに。夫婦としてやり直したかった聡とは違い、明日香は離婚の意思を固めていてすでに家にはいなかった。焦って娘に電話する聡だったが、すべてを知っていた夏希からも「ママを自由にしてあげて」と言われてしまう。どうしても明日香と話がしたくて、明日香の会社の前で待ち伏せました。会社は変わっていなかったため、会うことはできたのですが…明日香はまるでゴミを見るような目で俺を見てきて…。必要最低限の言葉だけ残して去っていった明日香。やっと東京に戻ってきて、やっと向き合えると思ったのに。こんな、会話もしてもらえないなんて…。荒んだ俺の頭にふと浮かんだのは、恭子の笑顔でした。慰謝料の連絡も行くだろうし、伝えなきゃ…。そう思ってはいたものの、ただ、恭子の声が聞きたかっただけなのかもしれません…。次回に続く。毎日更新!
2024年01月21日■これまでのあらすじ周囲から理想的な夫婦だと思われている明日香と聡。しかし実際にはもう何年も会話すらない仮面夫婦だった。娘のために離婚はせず、表向きには理想の家族を演じ続けていたが、娘が大学進学するタイミングと、単身赴任していた聡が東京に戻ってくるタイミングが被ったのもあり、とうとう離婚を決める。離婚してすっきりした明日香が健にその報告をすると、健から「僕と一緒にニュージーランドに行かないか」と誘われる。断ったものの後悔している明日香の元に一通のメールが届く。「健さんともう会えなくなる」…そう思った瞬間、私にとっていちばん大切なものは何なのかがはっきりとわかりました。虚勢を張って生きてきた私が、自分の弱いところを唯一隠さないでいられる健さん。健さん以上に居心地のいい人に出会ったことはこれまでの人生でなかったし、健さんといるときの飾らない自分が好き。こんな自分がいることに気づけたのは、健さんのおかげー。断る理由はいくらでもある。けれど、そんな不安を全て取っ払えると思えるほど、健さんのそばにいたい。周りの目なんて気にしない。失敗したっていい。私は健さんについていく…!自分の本当の気持ちにやっと気づいた私は、すぐに健さんに連絡。しばらくしてから退職し、ニュージーランドでの生活に向け準備しました。夏希は驚いていたけれどとても喜んでくれました。仮面夫婦を続けていた18年。私は幸せな夫婦関係を築けていないことで、ずっとどこかで自分への信頼を失っていました。しかし仮面を脱いだ今、ひとり娘を立派に育てあげ、心から信頼しあえるパートナーと歩む決断をした自分を誇りに思っています。今は心から幸せです。※これで「健さんとの未来」ルートは終了となります。
2024年01月21日■これまでのあらすじ明日香と聡は周囲から理想的なパワーカップルだと思われているが、実際はもう長いこと会話すらない仮面夫婦。明日香は子育てに、聡は仕事に手一杯で、若かったふたりはすれ違いを繰り返し、いつしか夫婦の溝は修復できないものになってしまっていたのだ。それでも娘の夏希のために、ふたりは見せかけの家族を演じ続けてきた。母親業と仕事に集中してなんとか自分を保っていたが、最近心を許せる人ができ、夏希が春から九州の大学に進学することを機に、これからの人生をどう歩んでいこうかと考え出した明日香。一方、大阪での単身赴任から東京に戻ることになった聡は、10年以上そばにいて安らぎを与えてくれた恋人の恭子と別れることを決意。すでに夫婦関係が破綻しているふたりは、娘のいない東京で大きな選択を迫られる。聡は「やり直したい」と告げるも、仮面を脱いだ明日香の答えは「離婚」の二文字で…。明日香に恭子の存在を知られていたことを悟った聡は、たまらず別れた恭子に連絡してしまうのだった。明日香なら、浮気も含めて全部許してくれるはずだと…思っていました。それが家族になるということで、この先も夏希の父と母でいられると…思い込んでいました。でも、目が覚めました。夫婦関係を清算して、吹っ切れました。これからは堂々と恭子と付き合える。人に言えない不倫関係ではなく、胸を張った関係を築いていける。恭子もそれを望んでくれているはず。そう思ったから復縁を切り出したのに…。これもまた思い込み…だったのか…?次回に続く。毎日更新!
2024年01月20日■これまでのあらすじ長年仮面夫婦である明日香と聡。聡には長年一緒にいる彼女が、明日香にも気になる人がいたが、娘のためと夫婦を続けていた。娘の夏希が大学進学で家を出ることになり、単身赴任していた聡は東京に戻ってきた。聡は明日香とやり直すつもりだったが、明日香からは「離婚してください」とだけ連絡が。慌てて東京に戻った聡が見たのは、もぬけの殻となった家。明日香はもちろんすでにおらず、離婚届が置かれているだけだった。焦って娘に電話する聡だったが…。夏希は全部知っていた…?夏希のための仮面夫婦だったのに、夏希には、俺と明日香がうまくいっていないことは筒抜けだった。あまつさえ、俺の不貞さえも娘に知られていたなんて…。娘に間違いを知られていた恥ずかしさと、ATM扱いのような発言への困惑と…いろんな感情でごちゃごちゃでした。でも、とにかく明日香と話さなきゃ。その気持ちだけが強くなりました。そして、俺はついに明日香と対峙することになります。次回に続く。毎日更新!
2024年01月20日■これまでのあらすじ周囲から理想的な夫婦だと思われている明日香と聡。しかし実際にはもう何年も会話すらない仮面夫婦だった。娘のために離婚はせず、表向きには理想の家族を演じ続けていたが、娘が大学進学するタイミングと、単身赴任していた聡が東京に戻ってくるタイミングが被ったのもあり、とうとう離婚を決める。離婚してすっきりした明日香が健にその報告をすると、健から「僕と一緒にニュージーランドに行かないか」と誘われる。明日香の選択は…?健さんからまさかのニュージーランドへのお誘いー。健さんのことはもちろん大切だし、私が唯一心を開ける、なくてはならない存在です。でも離婚直後に他の男性と海外で住むなんて…家族や友人はどう思うだろう?私の今の仕事は?健さんと本当にうまくやっていける?全てを手放してついていくには、リスクが高すぎる。健さんの気持ちは嬉しい!けれど、どうしても素直に喜べずデメリットばかり考えてしまう…。思えば私はいつだって世間体ばかり気にして生きてきました。仮面夫婦を18年も続けるほどー。そんな自分に嫌気がさしているけれど、これが私なのだから仕方ない…。健さんは私の性格をよく知っているので、きっとこんなふうに私が即答できないこともよくわかっていたはずです。けれど、長くは待てない…そんな健さんの思いも伝わってきました。先延ばしにするのもよくないと思い悩みながらも断ったけれど、家にいると健さんのことばかり考えてしまう…。そんな中、健さんからまさかの連絡が来てしまったのです。次回に続く。毎日更新!
2024年01月20日■これまでのあらすじ周囲から理想的な夫婦だと思われている明日香と聡。しかし実際にはもう何年も会話すらない仮面夫婦だった。娘のために離婚はせず、表向きには理想の家族を演じ続けていた。しかし娘が大学進学のために家を出るタイミングで、夫の聡は単身赴任が終了。ようやく自分たちの関係に向き合った明日香と聡は、夫婦としては終わっていることを確認し…離婚はせず別々に暮らすことに。そして東京でまた一人暮らしを始めた聡は近所で常連になったお店で偶然、明日香と遭遇する。まさか健さんのお店で聡と飲むことになるなんて…想像もしなかった事態に焦ってしまいました。でも…改めて落ち着いて聡と話をしたことで、聡も聡なりに苦しんでいたことを直接聞くことができました。そして、聡の「あったかいパートナーになれなくてごめん」という謝罪を聞いて「私も悪かったんだ…」という気持ちが素直に湧いてきました。そして聡も私と同じように、健さんのあたたかさや懐の広さを理解してくれていたことが…私は嬉しかったです。次回に続く。毎日更新!
2024年01月20日■これまでのあらすじ美男美女の明日香と聡は、周囲から理想的なパワーカップルだと思われている。しかし、実際はもう長いこと会話すらない仮面夫婦だった。明日香は子育てに、聡は仕事に手一杯で、若かったふたりはお互いを思いやることができず、いつしか夫婦の溝は修復できないものになっていたのだ。娘の夏希のために、見せかけの家族を演じ続けてきた明日香と聡。明日香は母親業と仕事に集中してなんとか自分を保っていたが、最近になり、心を許せる人ができた。成長した夏希が春から九州の大学に進学することを機に、これからの人生をどう歩んでいこうかと考え出した明日香。一方、大阪での単身赴任から東京に戻ることになった聡は、10年以上そばにいて安らぎを与えてくれた恭子との別れを決意したのだった。すでに夫婦関係が破綻しているふたりは、夏希のいない東京で大きな選択を迫られる。聡は「やり直したい」と告げるも、仮面を脱いだ明日香の答えは…。明日香の反応は、正直、想定外でした。俺たちが今まで離婚しなかったのは、夏希のため。夫婦の溝があっても、心が離れていても、俺たちふたりは同じ方向を見ているとばかり…思っていました。「子はかすがい」と言うように、夏希の父と母としてきっとやり直せるはずだと…。俺がほかの女性に逃げていることを知っていたのも予想外でした。明日香は母として耐え続けながら、いつかこういう日が来るのを待ち侘びていたんでしょうか…。離婚、慰謝料、弁護士…、冷たい言葉の数々に横っ面を殴られた気分でした。次回に続く。毎日更新!
2024年01月19日■これまでのあらすじ周囲から理想的な夫婦だと思われている明日香と聡。しかし実際にはもう何年も会話すらない仮面夫婦だった。しかし娘のために離婚はせず、表向きには理想の家族を演じ続けていたが、娘が大学進学するタイミングと、単身赴任していた聡が東京に戻ってくるタイミングが被ったのもあり、とうとう離婚を決める。不倫のことや、育休中のことなど、ずっと我慢していた気持ちを聡に告げることができてスッキリした明日香は、これから1人で新しい人生のスタートを切る覚悟を決めていたのだが…。健さんのことは好き。だけど、それが恋人としての好きなのか、人として好きなのか…結婚している身でそんな考えを巡らせることはよくないと思っていたし、逃げてきてしまった自分がいます。健さんが私に好意を持ってくれていることは嬉しいし、これからも大事にしていきたい存在であることは間違いありません。ついに離婚が成立し、これから健さんとゆっくり向き合っていこう…そう思って初めてのデートに行ったら、健さんから突然ニュージーランドに誘われてしまい…! 次回に続く。毎日更新!
2024年01月19日■これまでのあらすじ周囲から理想的な夫婦だと思われている明日香と聡。しかし実際にはもう何年も会話すらない仮面夫婦だった。娘のために離婚はせず、表向きには理想の家族を演じ続けていた。しかし娘が大学進学のために家を出るタイミングで、夫の聡は単身赴任が終了。ふたりは向き合うことから逃げ続けていた夫婦関係に向き合うことになり…。単身赴任から帰ってきた俺は、明日香と話し合って夫婦として終わったことを確認し、東京でもひとり暮らしをすることに。後悔も、寂しい気持ちも抱えていますが、自分の行動の結果なので仕方ありません。そんなある日、料理とワインが美味しいお店を見つけました。そのお店のマスターの健さんは、話を聞くのが上手で癒される存在。東京でも良い店を見つけたと思った俺はそのお店に通うようになり、健さんとも仲良くなって身の上話を聞いてもらうまでになったのですが…。え…? なんで明日香がここにいるの…?次回に続く。毎日更新!
2024年01月19日■これまでのあらすじ周囲から理想的な夫婦だと思われながらも、実際にはもう何年も会話すらない仮面夫婦だった明日香と聡。聡にも18年関係を続けている彼女がおり、明日香にも最近気になる人ができていた。娘が大学進学するタイミングで家を出ることになり、単身赴任していた聡が東京に戻ってくることに。これを機に夫婦としてやり直したかった聡とは違い、明日香は離婚の意思を固めていたようで、聡のもとには明日香から「離婚してください。あとは弁護士へ」と端的な連絡のみが送れられてきた。聡が困惑しながら東京の家に帰ると、そこはもぬけの殻で…。がらんとした家の中には、明日香のものはひとつもありませんでした。そしてカウンターの上に置かれていたのは、1枚の離婚届。明日香の分は記入済みでした。こんな風に何も言わずに、この十何年の夫婦関係が終わってしまうのでしょうか?どうにかして明日香と話したくても、電話は繋がることはなく…俺は夏希に連絡を取りました。明日香も、夏希とは連絡を取るはず。夏希に取り次いでもらえないか…そう思ったのですが…。次回に続く。毎日更新!
2024年01月19日■これまでのあらすじ明日香と聡は周囲から理想的なパワーカップルだと思われているが、実際はもう長いこと会話すらない仮面夫婦だ。明日香は子育てに、聡は仕事に手一杯で、若かったふたりはすれ違いを繰り返し、いつしか夫婦の溝は修復できないものになってしまっていた。それでも娘の夏希のために、ふたりは見せかけの家族を演じ続けてきた。明日香は母親業と仕事に集中してなんとか自分を保っていたが、最近になり、心を許せる人ができた。折しも、成長した夏希は春から九州の大学に進学することになり、子離れ親離れを機に、これからの人生をどう歩んでいこうかと考え出した明日香。一方、大阪での単身赴任から東京に戻ることになった聡は、10年以上そばにいて安らぎを与えてくれた恋人の恭子と別れのときを迎えていた。夏希のいない東京で、明日香と聡は再びひとつ屋根の下に暮らしていけるのか…。すでに夫婦関係が破綻しているふたりは、大きな選択を迫られる。10年以上続いた大阪での単身赴任が終わり、娘の夏希も、恋人の恭子もいない東京へ。明日香とは、もう何年も会話らしい会話をしていません。お互い、必要以上の干渉をしない仮面夫婦の生活は、ある意味でとても楽でした。それに甘えて、明日香と向き合うことからずっと逃げていたんだと思います。でも、俺はもう決めました。もう一度夫婦として、明日香とやり直したい。ここまで離婚しなかったことには、きっと意味がある。俺と明日香は、家族という目に見えない絆で繋がっていたんです。そう、思ったのですが…。次回に続く。毎日更新!
2024年01月18日■これまでのあらすじ周囲から理想的な夫婦だと思われていた明日香と聡。しかし実際には何年も会話すらない仮面夫婦だったのだ。聡は18年妻以外の女性に癒やしを求めつつも、娘のために離婚はせずに理想の家族を演じ続けていた。明日香は必死に自分を奮い立たせ、母親業と仕事に打ち込んでいたが、最近心を許せる人ができた。そして娘の大学進学のタイミングで単身赴任していた聡が東京に戻ってくることになる。夫婦として破綻している2人が選ぶ、これからの未来は…。東京に戻ることを伝えてからも、明日香からは一切返信がなく…電話も繋がりませんでした。すでに大阪のアパートは引き払っていたため、とりあえず俺は東京に戻ることに。でもその道中で届いた明日香からの連絡に、目を疑いました。明日香は、今までずっと俺が裏切っていたことを知っていた…?そうだとしても、話し合いもなく「離婚」だなんて…。夏希のことはどうするつもりなんだろう。困惑しつつ東京の家に帰ると、家はもぬけの殻でした。明日香はどこに…?次回に続く。毎日更新!
2024年01月18日■これまでのあらすじ美男美女の明日香と聡は、周囲から理想的なパワーカップルだと思われている。しかし、実際はもう長いこと会話すらない仮面夫婦だった。明日香は子育てに、聡は仕事に手一杯で、若かったふたりはお互いを思いやることができず、いつしか夫婦の溝は修復できないものになっていた。お互いが娘の夏希のために見せかけの家族を演じたまま時が経ち、成長した夏希は春から九州の大学に進学することに。一方、大阪での単身赴任から東京に戻ることになった聡は、ずっとそばにいて安らぎを与えてくれた恭子とついに別れのときを迎える。妻とも恋人とも、結局、誰とも交差していない人生の寂しさを行きつけのバーのマスターに打ち明けた聡の未来は…。夏希の九州への引っ越しは、再来週に迫っていました。反抗期には何度も大きなケンカをしましたが、女同士の楽しい時間もいっぱいありました。これまで夏希のためにひとりで踏ん張ってきたことを思うと、手が離れてホッとしたような、寂しいような…。この先、ひとりきりになってしまう…。そう思っていましたが、健さんから思いがけない告白が。私、誰かに頼ってもいいのかな…。そんななか、このタイミングで、聡が東京に帰ってくることになるなんて。私が選ぶ未来は―。
2024年01月18日■これまでのあらすじ周囲から理想的な夫婦だと思われている明日香と聡。しかし実際にはもう何年も会話すらない仮面夫婦だった。しかしお互いが娘のために離婚はせず、表向きには理想の家族を演じ続けていた。聡の仕事の都合もあり別居生活をしていたが、娘が大学進学のために家を出ることになり、聡は東京に戻ることになる。聡は長年続いていた恋人と別れ、明日香は行きつけの店の店員さんに好意を抱いているこのタイミングで…。とっくに夫婦生活が破綻している2人は選択を迫られる。夫から連絡が来てから、今後の夫婦関係をどうするべきか考えてみましたが、どう考えても夫とこれから支え合って生きていく未来が描けずー。きっと夫も同じ気持ちなんだろうと思っていましたが…まさかまた一緒に暮らせると思っているなんて。いまさらやり直すつもりはないことを夫に伝え、離婚届へのサインを促しました。夫に「私以外のパートナーがいたことを知っている」と伝えると、驚いた様子でした。でも、夫があのとき他の女性に走ったのには、私にも原因があります。「結婚しなきゃよかった」。18年前、私たちの気持ちがバラバラになったときの私のあの一言は、きっと夫を深く傷つけてしまったはず。物理的な距離もあり、夫にずっと向き合おうとしてこなかったけれど、娘からの助言もあり終わりを告げられたことでふっと肩の荷が降りた感覚がしました。そして円満に離婚が成立した私は、健さんとの初めてのデートに行くことにー。次回に続く。毎日更新!
2024年01月18日