長時間、デスクでパソコン作業を行ったとき、飛行機や車で座り続けたとき、足首をはじめ、下半身がむくんでいることに気が付きます。足がひどくむくむ、ふくらはぎやひざの裏が痛む場合は、震災の現場でも問題視されているエコノミークラス症候群(後述)の兆候でもあると言われています。そこで、ホット・スルー鍼灸マッサージ・整骨院(大阪市天王寺区)院長の片岡貞夫先生に、足のむくみ予防エクササイズをレクチャーしていただきました。■ふくらはぎは心臓に血液を送り出す役割がある――夕方になると、朝は履けたブーツが履けなくなっていた、足首がむくみで腫れている……ということがあります。なぜ、足にむくみが表れやすいのでしょうか。片岡先生むくみとは、皮膚の下の細胞に余分な水分や老廃物がたまっている状態だと思ってください。ほかの部位に比べて足がむくみやすいのは、ふくらはぎの働きが関係しています。ふくらはぎは、下半身の血液を心臓に送り返すためのポンプの役割をしているため、「第二の心臓」とも呼ばれています。が、夕方になると筋肉が疲れてきて、その働きが弱ってくるわけです。すると、下半身全体の血行が悪くなってむくんできます。特に足首は見た目に腫れが目立ちますが、実は足首だけではなく、下半身全体がむくんでいるのですよ。また、ずっと座り続けることで足の付け根である「そけい部」のリンパの流れが阻害される、冷えすぎで血行障害が起こる、塩分の取りすぎなども、むくみの原因としてあげられます。■予防には、体を動かして水分補給を――足のむくみは、「エコノミークラス症候群」の兆候の一つともいいます。「エコノミークラス症候群」について詳しく教えてください。片岡先生非常に窮屈な姿勢を長時間続けると、足などの静脈に血液のかたまり(血栓)ができることがあります。この血栓がちょっとしたきっかけで体内を移動し、肺の細かい血管を詰まらせてしまうことがあるのです。激しい胸の痛みや呼吸困難が起き、命を落とすこともあります。これをエコノミークラス症候群(深部静脈血栓症)と呼んでいます。飛行機、車、長距離バス、デスク、特にいま震災に関する避難所といった狭い場所に長時間いる場合は、この症候群への予防策が必要になってきます。――ずばり、予防法を教えてください。片岡先生それは、体を動かすことが大切です。飛行機でも、ある程度時間が経過すると、体操のビデオが流れますが、まずは、体を動かしましょう。手足を動かす、歩き回る、その場で立ったり座ったりするだけでも、血液の循環がよくなって予防効果はあります。立ち上がるスペースが無い場合は、足の位置を変える、足の上げ下げ、足首の曲げ伸ばし、足の指をグー、パーと動かすなどの運動を行うだけでもいいのです。また、ひざの裏の真ん中を触ってビンと響く個所があります。そこは、「委中(いちゅう)」といって、むくみ予防に関するツボにあたります。あと、水分補給は欠かせません。特に、冬や空気が乾燥する場所では体内の水分が失われやすいので、なるべく多めに水を飲むようにしてください。トイレに立つのを遠慮して、水分補給をしないでいると、体には悪いばかりです。さらに、ゆったりとした服装で過ごすことです。細身のジーンズやガードルなどは注意が必要です。■むくみ予防エクササイズ「足のむくみ対策といえば足だけを重視しがちですが、実は、まずは背中、けんこう骨、骨盤の緊張をほぐすことこそが重要です。次にふとももの後ろの筋肉をゆるめることで、よりふくらはぎと足首に働きかけることができます。普段から足がむくみやすいという方は、次に紹介するエクササイズを行ってください」と片岡先生。このことを念頭に、オフィスや通勤電車、自宅、有事の避難時などどこででもできる動作を組んでいただきました。ステップ1深呼吸まずは心身の緊張を和らげましょう。リラックスした状態で鼻から息をゆっくりと吸い込みます。3秒間息をとめます。そして口から細く長い息を吐きます。これを1セットとして、3セット。ステップ2肩の緊張をとる両肩を大きく引き上げながら、首をすぼめて一気にストンと下ろしましょう。3回繰り返します。ステップ3首のこわばりをとる耳を肩につけるようなイメージでゆっくり右に、左に1回ずつ倒します。次にあごを胸に、後頭部を背中につけるように前後にゆっくりと1回ずつ伸ばします。さらに、首をゆっくりと時計回り、反時計回りに3回ずつ回します。ステップ4わき腹のこわばりをとる右手をまっすぐに上に、天井から引っ張られるようなイメージでわき腹が伸びるのを感じるところまで上げ、上げた側に少し体をひねってゆっくりと下ろします。左手も同様に2回ずつ。ステップ5けんこう骨の動きをよくする腕のつけ根に指先を添えて、肩を前後にグルグル回します。けんこう骨から回すことを意識してください。前5 回×後ろに5 回を1 セットとして、2~3セット。ステップ6骨盤の動きをよくするイスに浅く座り、骨盤に両手を添えてゆっくりと大きく前後に往復5回、動かします。次に、かかとを上げて片方のお尻がイスから離れるように、左右にゆっくりと大きく5回ずつ動かします。顔は正面を向いた状態で。ステップ7足首の動きをよくする片方の脚を持ち上げて両手でひざを抱えます。つま先をしっかり上下に3回ずつ動かします。足首から先が動いているイメージです。次に、足首から先を大きく時計回り、反時計回りに3回ずつ回しましょう。反対の脚も同様に。ステップ8足の緊張をとる最後に、イスに深く座り、つま先を床につけます。脚全体を左右に振るわせてすねとふくらはぎを中心に、脚をマッサージします。いかがでしたか?ゆったり実践すると全身の血行がよくなったように感じ、体が温かくなって気持ちも軽くなります。足首とふくらはぎは常に柔らかくあるように動かしていると、むくみのみならず、ケガや病気の予防にもつながると言います。ぜひ、一度試してみてください。監修:片岡貞夫氏。柔道整復師、鍼灸師。ホット・スルー鍼灸マッサージ・整骨院(大阪市天王寺区)院長。海野愛子/ユンブル)【関連リンク】【コラム】太らない体質になるためのストレッチとは!?【コラム】腰痛に効くお風呂でのストレッチ【コラム】整形外科医がすすめる簡単肩こり解消ストレッチ法
2011年04月10日「天下取りの相」とも「強運線」とも呼ばれる手相「ますかけ」をご存知ですか?手の平を横断する感情線と頭能線がまっすぐ1本につながっている状態をそう呼びます。かつて徳川家康の手の平にもくっきりと刻まれていたという説もあり、経営者や政治家などにも多く見られるのだとか。と言うわけで、今日は奇跡の手相「ますかけ」を持つ3人にお話をお伺いしました。■右手に濃いますかけを持つTさん(23歳/バーテンダー/男性)性格はまさしく一本気で、人とぶつかることも多いというTさん。今までの彼女が去り際に放つ言葉は「頑固すぎる」。自分に素直なだけなのに……とふと遠い目になってしまうTさんですが……――運が強いと感じることはありますか?「むしろ波乱万丈ですね。5歳と8歳のとき交通事故に遭ってるし、18歳のときはバイク事故。あと父親とけんかして海に落とされたこともありますね。でもすべて大事に至るけがではないです。運が強いというより、悪運が強いみたい。だからいつもなにかに守られてるなーって思うことは多いです」――なかなか生命力が強いのですね。今後、天下を取る予定は?「何か自分だけの分野は作りたいですけれどね。ただ、小学生のころの卒業文集には『王様になりたい』って書いてました(笑)」――幼いころからひそかに野望を抱いていたTさん。ありがとうございました。■左手に最近ますかけができたRさん(35歳/輸入雑貨メーカー代表/女性)今までは頭脳線と感情線が離れていたのに、気づいたらつながっていたというRさん。性格は一点集中型で、こうと決めたらそれしか見えなくなってしまうそう。流通企業から独立し、自分の会社を持てたあたりから左手に変化が起きたといいます。――最近になって運が強くなったりしましたか?「いや~無事仕事が軌道に乗ったくらい。ただちょうどこの間、最近になってできたますかけを手相の先生に見せにいったら『努力の結果が手に出たんだ』って言われました。20~30代前半は仕事と語学の勉強をかなり頑張ったので、その分のリターンが40歳過ぎてから来るみたいです」――努力に支えられた強運でしょうか。ちなみに天下を取りたいって思いますか?「30代でなんとか経営者になれたので、50代くらいには何かしらの形で天下を取りたいですね。もともと私は人の下で働けるような性格ではなかったと思うので、これからが楽しみで仕方ないです。ただ、完全に婚期を逃しつつありますけれどね(笑)」――まさに天に昇る竜の勢いですね。ありがとうございます。■両手にますかけを持つHさん(29歳/広告代理店/女性)1か100でしか物事を考えられないところがあり、一度抱えた問題をグレーゾーンに置いておけないというHさん。なんと一家全員がますかけを持っているそうですが……――やっぱり強運ですか?「というより、何かと困難な道を選んでしまいがちですね。それでも進んでこられたので強運かと。大学卒業後も、就職する道とダンサーになる道で迷わずダンスを選んだし。そのあとやりきるところまでやって、就職したので後悔もないですね。興味の移り変わりが激しいわりに、ひとつひとつ突き詰めてしまうんです。だから毎日『今日死んでも悔いはない』くらいの気持ちで生きてます(笑)。今はカメラに夢中!」――ちなみにご家族は全員ますかけということですが「兄が証券会社に転職したのですが、大きなお金を動かすことが自分に合っているみたいですね。どうもハイリスクなことが好きみたいです。父は幼いころの家庭環境が複雑だったので、かなりの波乱万丈を経験しているみたい。みんなどこか、望む望まないに関係なく、凹凸のある人生を過ごしているみたいです」――なるほど。なんだかジェットコースターのような人生なのですね。ありがとうございます。どうやらますかけを持つ人は白黒はっきりしていて、単純でまっすぐな性格の人が多いよう。それが、頭脳線と感情線が繋がっているゆえんなのかもしれません。そして、3人の話を聞いていると、ますかけを持つ人の運は、「宝くじで1億当てるような強運」というよりも「逆境に強く、土壇場でなんとかできる粘り強さ」に恵まれている、といった印象でした。もしかしたら、徳川家康が天下を取れたのは、強運に恵まれていたからではなく、どんな不遇なことがあっても巻き返してしまうほどのバイタリティーがあったからなのでしょうか?(栗林弥恵/プレスラボ)手!SOUますかけを図解で説明インタラクティブ占いって何?発案者の占いユニットに突撃!占いには、さまざまなジャンルとその特性があるようですね話題の星占いサイト「筋トレ」、石井ゆかりさんインタビュー!名前がマッチョな占いサイト。ぜひチェックしてみてくださいあなたの今年の運勢はツイてる?ツイテない?徹底調査!何を基準にツイてると思うかは、人それぞれですよね【関連リンク】城 繁幸氏が語った“不況に勝つ新人力”入社前のおさえておこう!肝に銘じるべき「新人十則」。心理アナリスト監修。異性の気持ちが分かるノベルゲーム
2010年03月28日