先日行われた第87回アカデミー賞で「作品賞」「監督賞」「撮影賞」「脚本賞」の最多4部門を席巻した『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』。4月10日(金)からの日本公開を控え、日本版最新ポスターがお披露目された。かつてスーパーヒーロー映画『バードマン』で大スターになった俳優リーガン(マイケル・キートン)は、いまでは“過去の人”となり、泣かず飛ばずの日々を送っていた。ブロードウェイの舞台で再起をかけるが、出演者がケガで降板。代役に迎えた人気俳優マイク(エドワード・ノートン)は、しだいにリーガンの脅威となる。疎遠だった娘(エマ・ストーン)にも彼の愛情は伝わらず、無意識に舞台の役柄に自分自身を重ねるように。そして、公私にわたり精神的に追い込まれるリーガンを、“バードマン”までが扇情。果てして、舞台と娘との絆の行方は…?『バットマン』シリーズのマイケル・キートン、『インクレディブル・ハルク』のエドワード・ノートン、『アメイジング・スパイダーマン』のエマ・ストーンと、アメコミキャストが顔をそろえた本作は、元スーパーヒーローを演じた俳優が再起をかけて奮闘するダークファンタジー。本作で初めてコメディに挑戦した監督アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥは、本年度アカデミー賞で「作品賞」「監督賞」「脚本賞」を受賞。そして撮影監督のエマニュエル・ルベツキは、“全編ワンカット”に見える革新的な撮影スタイルを成功させ、昨年の『ゼロ・グラビティ』に続き、2年連続「撮影賞」受賞という快挙を成し遂げた。今回お披露目された最新日本版ポスターでは、オリジナル版では見られなかった“バードマン”がその姿を見せる。キートン演じる主人公・リーガンの背後にぴったりと寄り添い、耳元で何かをささやくバードマン。そして「もういちど輝くために、もういちど愛されるために、すべてを手放し、羽ばたこう。」という文字。実はこのビジュアルは、撮影監督エマニュエル・ルベツキが、iPhoneで撮影した画像が元になっているそう。また、エマやノートンら豪華共演者とともに、よく見ると、ブロードウェイを歩く人々の中にはこちらを向いているイニャリテゥ監督の姿も。まさに本作を象徴するウィットに富んだ1枚だ。『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』は4月10日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) 2015年4月10日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開(C) 2014 TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED.
2015年02月25日第87回アカデミー賞授賞式が23日、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、『アリスのままで』のジュリアン・ムーアが主演女優賞を獲得した。『アリスのままで』は、50歳にして若年性アルツハイマーと診断されたアリスを主人公とする物語。彼女の苦悩や葛藤や、家族との絆を描いている。主人公アリスを熱演したジュリアン・ムーアは、授賞式の檀上で「ありがとうございます!」と涙。「先日、オスカーに輝くと5年間寿命が延びると読みました。そうであればアカデミーに感謝します。夫は年下だからです」を笑いを交えて感謝の気持ちを伝えた。そして、家族やマネージャー、作品に関わった人たちにも感謝し、「本当に幸せです」と喜びを爆発させた。また、「これでアルツハイマーについてもっと知っていただければと思います。多くの人たちが孤立感を感じていますが、映画によってあり方を示すことができました。1人ではないということを伝えることができました」と熱く語り、「早く治療できるように、治癒できるように」と願った。今回、主演女優賞にノミネートされていた候補者は、ほかに、『サンドラの週末』のマリオン・コティヤール、『博士と彼女のセオリー』のフェリシティ・ジョーンズ、『ゴーン・ガール』のロザムンド・パイク、『ワイルド(原題)』のリース・ウィザースプーンの4人。なお、WOWOWでは23日21:00から同授賞式の様子を再放送する。(C)2014 BSM Studio. All Rights Reserved.
2015年02月23日2月23日(日本時間)、ハリウッドのドルビー・シアターにて世界最大の映画の祭典「第87回アカデミー賞」の授賞式が開幕。続々と受賞者が発表されるなか「主演男優賞」に輝いたのは、『博士と彼女のセオリー』で“車いすの天才”スティーヴン・ホーキング博士を熱演したエディ・レッドメイン。ジェーン・ホーキング著「Travelling to Infinity: My Life with Stephen」を基に映画化した本作。希望を持ちながら難病と闘い続け、いくつもの功績を持つ天才物理学者スティーヴン・ ホーキング博士と、彼を支え続けた女性の愛を描いている。『レ・ミゼラブル』の青年マリウス役で一躍注目を集めたエディが、徐々に身体中の筋肉が衰える難病ALS(筋委縮性側索硬化症)に侵されていくホーキング博士を演じきった。アカデミー賞主演男優賞の最有力候補と言われ続け、これまでにハリウッド・フィルム・アワード「ブレイクアウト男優賞」、第72回ゴールデン・グローブ賞「主演男優賞」(ドラマ部門)、全米映画俳優組合賞「主演男優賞」を受賞してきたエディ。自身初のノミネートで念願の受賞となった。「世界中のALSで悩むみなさんのためにこの賞はあります。みなさんに捧げます」とメッセージを贈った。(text:cinemacafe.net)
2015年02月23日毎年アカデミー賞授賞式前日に発表される、最低映画を表彰するラジー賞こと第35回ゴールデンラズベリー賞が21日(現地時間)に決定。最多7部門ノミネート作『トランスフォーマー/ロストエイジ』のマイケル・ベイ監督が最低監督賞、先月結婚したばかりのキャメロン・ディアスが最低女優賞に輝いた。先月5日にロックバンド「グッド・シャーロット」のベンジー・マッデンと挙式したキャメロンは『The Other Woman』(原題)、『Sex Tape』(原題)の主演作2本が対象。実は『ANNIE/アニー』でも助演女優賞候補になっていたが、こちらの受賞は逃した。最低作品賞は、80年代の人気TVシリーズ『愉快なシーバー家』で知られるカーク・キャメロン主演の『Kirk Cameron’s Saving Crhistmas』(原題)が受賞。カークは最低男優賞を受賞、作品はほかに最低脚本賞、最低スクリーンコンボ賞もゲット、最多4部門で受賞した。最低助演男優賞は『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』や『トランスフォーマー/ロストエイジ』などに出演したケルシー・グラマー、最低助演女優賞は『ミュータント・タートルズ』のミーガン・フォックス。『ミュータント・タートルズ』のプロデューサーでもあるマイケル・ベイは、2009年の『トランスフォーマー/リベンジ』に続く2度目の最低監督賞受賞となり、すっかりラジー賞に欠かせない存在となった。受賞結果は以下の通り。最低映画賞:『Kirk Cameron’s Saving Christmas』(原題)最低男優賞:カーク・キャメロン(『Kirk Cameron’s Saving Christmas』原題)最低女優賞キャメロン・ディアス(『The Other Woman』『Sex Tape』ともに原題)最低助演男優賞:ケルシー・グラマー(『エクスペンダブルズ3ワールドミッション』『トランスフォーマー/ロストエイジ』)最低助演女優賞:ミーガン・フォックス(『ミュータント・タートルズ』)最低スクリーンコンボ賞:カーク・キャメロンと彼のエゴ(『Kirk Cameron’s Saving Christmas』原題)最低前日譚、リメイク、パクリ、続編映画賞:『ANNIE/アニー』最低監督賞:マイケル・ベイ(『トランスフォーマー/ロストエイジ』)最低脚本賞:『Kirk Cameron’s Saving Christmas』(原題)ラジー名誉挽回賞:ベン・アフレック(ラジー受賞作の『ジーリ』からオスカー候補作の『アルゴ』『ゴーン・ガール』へ)(text:Yuki Tominaga)
2015年02月23日ハリウッド随一の演技派女優ながら、アカデミー賞では無冠だったジュリアン・ムーア。これまで、本年度ゴールデン・グローブ賞<ドラマ部門>、全米映画俳優組合賞、女性映画批評家協会賞、英国アカデミー賞など18冠を獲得し、自身5度目のノミネートで念願のオスカーが確実視されている主演作『アリスのままで』の日本公開が、6月27日(土)に決定。場面写真とともに、若年性アルツハイマーを発症した女性という難役に挑んだジュリアンからコメントが到着した。50歳の誕生日を迎えたアリス(ジュリアン・ムーア)は、まさに人生の充実期を迎えていた。高名な言語学者としてニューヨークのコロンビア大学で教鞭を執り、医師である夫ジョン(アレック・ボールドウィン)は変わらぬ愛情にあふれ、幸せな結婚をした長女のアナ(ケイト・ボスワース)と医学院生の長男トム(ハンター・パリッシュ)には何の不満もない。唯一の心配は、誕生日にも顔を見せない、ロスで女優を目指す次女のリディア(クリステン・スチュワート)だけ。だが、そんなアリスは、頻繁に物忘れを起こし、ジョギングの途中で道に迷うようになり、診察を受けた結果、若年性アルツハイマー病と宣告される。その日から、彼女の避けられない運命との闘いが始まった…。デヴィッド・クローネンバーグ監督の『マップ・トゥ・ザ・スターズ』でカンヌを席巻し、本作の演技で賞レースを総ナメにしているジュリアンを取り囲む家族には、『ブルージャスミン』のアレック・ボールドウィン。長女アナには『スーパーマン リターンズ』のケイト・ボスワース。また、エリート一家の “異分子”ともいえる次女リディアを演じた『トワイライト』シリーズのクリステン・スチュワートは、反発していた母親と初めて向き合い、彼女の尊厳を守ろうとする娘を好演する。原作は、ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーランキングに40週間にもわたってランクインし、世界各国で25の言語に翻訳されたリサ・ジェノヴァの「アリスのままで」。監督はリチャード・グラッツァーとウォッシュ・ウェストモアランド。自身もALS(筋委縮性側索硬化症)と闘病中のグラッツァーは、誰のせいでもない苦しみと、その中にもなお喜びを見出そうとするアリスの心境を細やかに表現し、物語にリアリティを持たせている。ジュリアンは、本作について「発症した本人の目線で主にストーリーが展開していくユニークな作品。アリス自身の経験を描くので、かなりいろいろとリサーチをしました」とその役作りを語る。「アルツハイマー協会の代表や、医者、研究者を始め、アルツハイマー病と診断されたばかりの40代や50代の女性とも話しました。ケア施設にも行きました。すべての段階の人の話を聞きたかったんです」。「劇中、娘のリディア(クリステン)がアリスに『どんな感じか教えて?』というシーンがありますが、アリスの答えのセリフは、そうした実際の患者から聞いた言葉を使っています」と語り、自身で見聞きした経験をアリスの姿に見事に昇華させていったことを明かした。最後には自分の名前すら思い出せなくなっても、瞬間、瞬間を精いっぱい生きることの尊さ、そして家族の絆を伝えてくれる深い感動の物語。本作でジュリアンが初受賞となるか、注目していて。『アリスのままで』は6月27日(土)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月21日女優・モデルとしても活躍しているタレントの加賀美セイラが、全米で放送中のドラマ『The Pinkertons』で全米ドラマデビューしたことが、このほど明らかになった。加賀美が登場したのは14日(現地時間)放送の第11話からで、役どころは子供の時ドクターに拾われ育てられているミヨという日本人。ショーの主役として超能力者を演じているという設定となっている。ピンカートン探偵社の見習い探偵KENJI HARA(DEAN FUJIOKA)を手伝う、事件の鍵を握る重要な人物として描かれる。劇中では超能力者としてオリエンタルな衣装を身に着ける一方で、クラシカルなウエスタンドレスも着こなす。ドラマ『The Pinkertons』は、旧西部に実際に存在した探偵事務所・ピンカートン探偵社がモデルの1時間ドラマシリーズ。事務所の設立者でもあるアラン・ピンカートンと、その息子であり、若さから考える前に行動してしまうタイプのウィリアム・ピンカートン、優秀な科学捜査専門家で、おとり捜査を得意とする女性探偵ケイト・ウォーンの3人の主人公が、科学捜査やおとり捜査、時には体を張って犯人を追う。加賀美は撮影について「小さいころからの夢だった全米ドラマデビューを私のもう一つの故郷であるカナダで撮影できて、とてもワクワクした時間でした」と充実していた様子。極寒の環境での撮影中に、寒すぎて口が震え、セリフをうまく言えないというハプニングがあったが、監督がその寒さでうまく口が回らない加賀美の演技を気に入りOKテイクになったという逆転エピソードもあったという。今回の出演決定の経緯ついて、所属事務所であるアミューズが2014年5月にAmuse USAを設立したことで、北米の映像プロダクションとの接点が増えたためという側面もある。一方で加賀美は、カナダと日本のハーフとして育ち、英語が堪能。日本では女優としてドラマなどに出演して演技経験もあり、身長170cmのスタイルでモデルとして活躍していることなどから、アメリカのドラマでも通用すると判断され、白羽の矢が立った。加賀美を起用したプロデューサーは、「セイラさんの魅力的な遊び心のおかげで、キャラクターが真実味のある生き生きとしたキャラクターになりました。近い将来、セイラがたくさんの作品に出演し、国際的に活躍することを心から楽しみにしています」とコメント。また、監督から「あなたは私の誇りだ」と絶賛されたという加賀美は、その言葉を「宝物です!」と語った。なお、ドラマ『The Pinkertons』は日本では今春より、WOWWOWの独占放送が決定している。
2015年02月17日脚本家組合賞(WGA)が発表された。長編映画の脚本賞に輝いたのは『グランド・ブダペスト・ホテル』。脚色賞には、『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』が選ばれた。その他の写真脚本部門には、ほかに『6才のボクが、大人になるまで。』『フォックスキャッチャー』『セッション』『ナイトクローラー(原題)』が候補に挙がっていた。脚色部門のほかの候補は、『アメリカン・スナイパー』『ゴーン・ガール』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』『ワイルド(原題)』だった。オスカー最有力候補のひとつである『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』は、組合賞のルールにはずれるため、候補入りしていない。同じように昨年は、オスカー作品賞に輝いた『それでも夜は明ける』が、WGA資格外としてノミネートされず、『キャプテン・フィリップス』が受賞している。文:猿渡由紀
2015年02月16日2014年度映画賞の、ノミネートや発表が相次ぐこの季節。中でもアメリカのアカデミー賞といえば言わずもがな、全米はもちろん世界中の映画ファン、エンタメファンが注目している一大イベント。日本でも、毎年WOWOWで放送される授賞式の生中継放送は映画ファンや映画関係者がかじり付きでその行方を見届ける番組だが、その生中継を映画館の大スクリーンで大勢の観客とともに見届けよう、というイベントの開催が今年も決定した。その他の写真本企画は、WOWOWで放送される生中継番組をTOHOシネマズ 六本木ヒルズの大スクリーンで大勢の観客と共にリアルタイムに楽しんでしまおうという日本唯一の企画。例年、当日は会場でのスマートフォンの利用を解禁しており、特設サイトを通じてツイッターでリアルタイムに感想を共有しながら楽しむこともできる。授賞式前のレッドカーペットの様子や、これまで歴代、映画史に残る名言を数多く生み出している受賞者のスピーチは、大スクリーンだと迫力と感動も倍増。何より、順を追って各賞が発表されるその緊張感や、事前の当たり外れを含む悲喜こもごもは、ひとりで見るのとはまた違った感動が味わえそうだ。日本アカデミー賞パブリックビューイングイベント3月3日(月) TOHOシネマズ 六本木ヒルズ「第86回アカデミー賞授賞式」生中継!3月3日(月) 午前9時00分~ WOWOWプライムにて「第86回アカデミー賞授賞式」字幕版3月3日(月) 夜9時00分~ WOWOWプライムにて※時間変更の場合あり
2015年02月13日英国アカデミー賞が8日(現地時間)に発表になり、『6才のボクが、大人になるまで。』が作品賞や監督賞など主要部門で受賞した。最多受賞作は5部門を制した『グランド・ブダペスト・ホテル』。オリジナル脚本賞、作曲賞、美術賞、衣裳デザイン賞、メイクアップ&ヘア賞と主に技術部門で表彰された。英国作品を対象とした英国映画作品賞に輝いた『博士と彼女のセオリー』は、主演男優賞(エディ・レッドメイン)、脚色賞を受賞。主演女優賞はジュリアン・ムーア(『アリスのままで』)、助演男優賞はJ・K・シモンズ(『セッション』)、助演男優賞はパトリシア・アークエット(『6才のボクが、大人になるまで。』)、とこれまで各映画賞で勝ち進んできた本命たちが順当に受賞を果たした。アメリカでは『6才のボクが、大人になるまで。』の対抗作として健闘している『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』はエマニュエル・ルベツキが撮影賞を受賞した。主な授賞結果は以下の通り作品賞:『6才のボクが、大人になるまで。』英国映画作品賞:『博士と彼女のセオリー』監督賞:リチャード・リンクレーター(『6才のボクが、大人になるまで。』)オリジナル脚本賞:ウェス・アンダーソン(『グランド・ブダペスト・ホテル』)脚色賞:アンソニー・マッカーテン(『博士と彼女のセオリー』)主演男優賞:エディ・レッドメイン(『博士と彼女のセオリー』)主演女優賞:ジュリアン・ムーア(『アリスのままで』)助演男優賞:J・K・シモンズ(『セッション』助演女優賞:パトリシア・アークエット英国脚本家、監督、プロデューサーによるデビュー作賞:『Pride』(原題)外国語映画賞:『イーダ』アニメ映画賞:『LEGOムービー』(text:Yuki Tominaga)
2015年02月10日英国アカデミー賞の最優秀作品賞に、リチャード・リンクレイター監督の『6才のボクが、大人になるまで。』が選ばれた。監督賞も、リンクレイターが受賞。この数週間、『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』が、プロデューサー組合賞(PGA)、映画俳優組合賞(SAG)、監督組合賞(DGA)を立て続けに受賞し、フロントランナーに躍り出ていたが、オスカー作品賞の結果と一致することが多い英国アカデミー賞を『6才のボク~』が受賞したことで、さらに激戦の度合いが増した。その他の写真イギリス映画部門は、『博士と彼女のセオリー』が受賞。同作品では、エディ・レッドメインが主演男優賞を受賞している。主演女優賞には、『アリスのままで』のジュリアン・ムーアが輝いた。助演男優賞は、『セッション』のJ・K・シモンズ、助演女優賞は『6才のボク~』のパトリシア・アークエット。脚本賞は『グランド・ブダペスト・ホテル』、脚色賞は『博士と彼女のセオリー』が受賞した。文:猿渡由紀
2015年02月09日『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥが、監督組合賞(DGA)の長編映画部門を受賞した。DGAの受賞者は、ほとんどの場合、オスカーでも監督賞を受賞している。その他の写真これまでは『6才のボクが、大人になるまで。』のリチャード・リンクレイターが監督部門の最有力候補と思われてきたが、この結果を受けて、イニャリトゥがフロントランナーに躍り出た形だ。『バードマン~』は、さらに、オスカー予測の決め手となるプロデューサー組合賞(PGA)と映画俳優組合賞(SAG)も受賞している。しかし、『6才のボク~』への支持もまだ根強くあり、あと10日のうちに、どんな変化があるかはわからない。一方で、テレビ部門では、『HOMELAND/ホームランド』のレスリー・リンカ・グラッターがドラマで、『Transparent(原題)』のジル・ソロウェイがコメディで受賞している。文:猿渡由紀
2015年02月09日ディー・エヌ・エー(DeNA)と住友商事は2月3日、合弁会社を設立し、健康保険組合向けの新サービス「KenCoM(ケンコム)」(KenkoreCommendationMedia)の運営を2015年4月から開始すると発表した。DeNAは「SickケアからHealthケアへ」をコンセプトに、主として予防・未病の観点からヘルスケア事業に取り組んでいる。一方、住友商事では総務省、厚生労働省などの受託事業を通じてICT健康・予防の先進モデルに取り組んできた。「KenCoM」では、利用者の健康データの一元管理、利用者の健康度に応じた情報提供、一人ひとりが健康に向けて楽しく取り組める場の提供を実現を目指す。利用者の健康診断情報を取り込み、結果を時系列で管理・閲覧できるほか、専門家の手による健康コラム、健康ニュースなど多岐にわたる情報の中から、利用者ごとに最適な情報を提供する。また、情報の閲覧履歴などを参考に、利用者の興味・関心に合った情報を選択して表示でき、健康イベントへの参加呼びかけなども行える。DeNAが参画する意義としては、歩数・体重などバイタル情報の記録管理といった継続が大切な事がらに、同社がこれまでに培ってきたゲームや各種サービスのノウハウを活用。より健康に関心を持って飽きることなく続けられる仕掛けが随所に盛り込まれるという。
2015年02月04日島津製作所とオリックス・レンテックは2月2日、島津製作所製の分析機器および試験機器を対象に、島津製作所グループの保守プランを組み合わせたメーカー保守付きレンタルサービス「保守付Lレンタル」を開始すると発表した。同サービスでは、レンタル機器を保有・管理するオリックス・レンテックがレンタル期間満了時の機器の市場価値を考慮したレンタル料金を設定する。さらに、「SHIMADZU LabTotal」というコンセプトで業務支援を推進している島津製作所による同サービス向け価格での保守プランを組み合わせることで、ユーザーのコスト低減と資産・契約管理の合理化を支援するという。また、これまで、新たに機器を導入する際には、レンタル契約とメーカーとの保守契約をそれぞれ個別に締結する必要があったが、同サービスではこれらの契約を一本化することで資産管理業務の効率化を図ることができる。加えて、予算の管理面でも、突発的な保守・修理費用の発生を抑えることができるとともに、機器の保守・管理を行う島津アクセスをはじめとする島津製作所グループのサポートサービスにより、安心・安全に機器を利用できるとしている。そして、ユーザーの機器の使用ニーズに合わせたレンタル・保守期間を設定することで、資産を遊休化させることなく、不要な保守費用の発生を防ぐことができる。例えば、複数年にわたる研究開発プロジェクトにおいても、限られた予算の中で必要な機器を効率的に活用することが可能となる。今後も、両社は島津製作所グループの技術力とオリックス・レンテックの資産管理ノウハウの連携を推進し、ユーザーの業務効率の改善に向けたサービスの拡充を目指すとしている。
2015年02月04日今年度のアカデミー賞で6部門にノミネートされ、クリント・イーストウッド監督作品史上最大のヒット作となった『アメリカン・スナイパー』(2月21日公開)の90秒の本予告映像が29日、公開された。本作は、米海軍特殊部隊ネイビー・シールズの元隊員で、米軍史上最強とうたわれた伝説のスナイパー、クリス・カイルの半生を描いた作品。全米興行収入は2億ドル(240億円)を突破し、『グラン・トリノ』の興行記録を更新して、84歳にしてイーストウッド監督作史上最大のヒット作となった。公開された本予告は、戦争により心がむしばまれていくクリス・カイルの葛藤や、幼い子供にまで銃口を向けなければならない戦争の現実と狂気が伝わる映像となっている。イーストウッドは「これまでに戦争を扱った映画を作ったが、このストーリーはクリスの功績と、人生の個人的な側面が、どう交わるかを描いている。戦争がひとりの人物に与えるダメージが明らかになるが、家族全体に与えるプレッシャーも描かれている」と説明し、「このストーリーを語ることが、特に意味深いものだと思った」と本作に込めた思いを告白。心の病に悩む元兵士により2013年2月2日に射殺されたクリス・カイルと、その直前に直接電話で話をしていた、主演兼プロデューサーのブラッドリー・クーパーも「これは従軍経験者のほとんどが乗り越えなければならない状況を描いた普遍的なストーリーなんだ。彼らは刻々と変化する緊迫した戦場にいたのに、帰国すると突然"普通の日常"に引き戻される。僕はそこにとても心を動かされた。僕はこれが戦争映画というよりは、人物を検証している映画である点が気に入っている」と語る。第87回アカデミー賞では、作品賞・主演男優賞・脚色賞・録音賞・編集賞・音響編集賞の計6部門にノミネートされた本作。先日行われた米一般市民2,385人を対象にしたネット調査では、本作『アメリカ・スナイパー』が本年度アカデミー賞「作品賞」受賞に最もふさわしいと22%が回答し、候補作の中でダントツの1位となっている。(C) 2014 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2015年01月29日第21回全米映画俳優組合賞(SAG賞)が25日(現地時間)にロサンゼルスで発表になり、『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』がキャスト賞を受賞した。SAG賞は作品ではなく、俳優の演技を対象とした賞であり、キャスト賞はアカデミー賞における作品賞に相当する。『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』は前日発表の全米プロデューサー組合(PGA)賞も受賞していて、最多9部門で候補になっている第87回アカデミー賞受賞にまた1つ駒を進めた。映画部門の主演男優賞は、ゴールデン・グローブ賞のドラマ部門を受賞したエディ・レッドメイン(『博士と彼女のセオリー』)に輝いた。主演女優賞はジュリアン・ムーア(『アリスのままで』)、助演男優賞はJ・K・シモンズ(『セッション』)、助演女優賞はパトリシア・アークエット(『6才のボクが、大人になるまで。』)、とオスカー本命視されている候補が順当に受賞した。アクション・シーンのスタント演技に贈られるスタント・アンサンブル賞は、アンジェリーナ・ジョリー監督の『Unbroken』(原題)が受賞。テレビ部門のドラマ・キャスト賞はイギリスのTVシリーズ「ダウントン・アビー」、コメディ・キャスト賞は「Orange is the New Black」(原題)が受賞した。映画部門の受賞結果は以下の通り。キャスト賞:『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』主演男優賞:エディ・レッドメイン『博士と彼女のセオリー』主演女優賞:ジュリアン・ムーア『アリスのままで』助演男優賞:J・K・シモンズ『セッション』助演女優賞:パトリシア・アークエット『6才のボクが、大人になるまで。』スタント・アンサンブル賞:『Unbroken』(原題)(text:Yuki Tominaga)
2015年01月27日全米映画俳優組合賞(SAG)のキャスト賞(Outstanding Performance by A Cast in A Motion Picture)に、『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』が選ばれた。同作品は前夜に発表されたプロデューサー組合賞(PGA)も獲得しており、オスカーにまたもや一歩近づいた。その他の写真映画部門の主演男優賞は、『博士と彼女のセオリー』のエディ・レッドメイン、主演女優賞は『アリスのままで』のジュリアン・ムーアが獲得。助演男優賞には『セッション』のJ・K・シモンズ、助演女優賞には『6才のボクが、大人になるまで。』のパトリシア・アークエット。テレビ部門シリーズのアンサンブル賞に輝いたのは、『ダウントン・アビー』(ドラマ)と、『Orange is the New Black(原題)』(コメディ)。ドラマシリーズの主演男優賞は『ハウス・オブ・カード 野望の階段』のケビン・スペイシー、主演女優賞は『How to Get Away with Murder(原題)』のヴィオラ・デイヴィス、コメディシリーズの主演男優賞は『シェイムレス 俺たちに恥はない』のウィリアム・H・メイシー、主演女優賞は『Orange is the New Black(原題)』のウゾ・アドゥバが獲得している。文:猿渡由紀
2015年01月26日プロデューサー組合賞(PGA)に、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』が選ばれた。PGAの結果はオスカーと重なることが非常に多く、『6才のボクが、大人になるまで。』を制してこの賞を獲得したことで、『バードマン』は新たなはずみをつけたといえる。その他の写真劇場用アニメ部門では、『LEGO(R)ムービー』、ドキュメンタリー映画部門では、『Life Itself(原題)』が受賞。いずれの作品も、オスカーには候補漏れしている。テレビ部門は、『ブレイキング・バッド』(ドラマ)と『Orange is the New Black(原題)』(コメディ)が受賞した。『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』4月、TOHOシネマズ シャンテほか 全国ロードショー文:猿渡由紀
2015年01月26日生活協同組合連合会コープネット事業連合(コープネット)の100%子会社となるコープサービスは1月20日、日本電気(NEC)と共同で、組合員向けに音楽・スポーツなどの「チケット」や、ふとん丸洗い・ハウスクリーニングなどの「くらしのサービス」を販売するECサイト「ライフなびネットショッピング」を構築したと発表した。これにより、取り扱うチケットの種類増加や電子メールによる抽選結果の連絡が可能となるなど、組合員へのサービス向上を実現したほか、クレジット決済も導入し、店舗のみを利用する組合員の利便性を向上したという。なお、同サイトは、NECのEC・通販統合ソリューション「NeoSarf/DM」を活用して構築したもので、2014年10月末に開設した。細分化された機能部品群を自由に組み合わせることができる「NeoSarf/DM」を活用することで、セット購入での割引や、一定数以上の購入での無料配送、定期購入など、商品ごとに異なる条件での販売を可能とするECサイトの構築を実現したと同社は説明する。
2015年01月21日ネット通販の大手アマゾンが、劇場用映画の製作に参入すると発表した。アマゾンは、すでにアマゾン・スタジオズを通じて、オリジナルのテレビ番組を製作、プライム会員向けに、プライム・インスタント・ビデオで配信している。その中のひとつ『Transparent(原題)』は、先日のゴールデン・グローブでテレビシリーズ(コメディまたはミュージカル)賞と主演男優賞(テレビシリーズ、コメディまたはミュージカル)を受賞。さらに先週には、ウディ・アレンがアマゾンで初めてテレビシリーズを手がけることが報道され、注目が集まっている。アマゾンによると、劇場用向け映画は年に12本ほど製作する予定。劇場公開の後、4週間から8週間後に、プライム・インスタント・ビデオで配信するという。ただでさえ劇場公開とDVDおよびビデオ・オン・ディマンドのリリース時期が近づいてきている昨今、たった4週間でオンライン配信されるという作品を、劇場主がかけてくれるかどうかは疑問だ。文:猿渡由紀
2015年01月20日『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』で2度のアカデミー賞「監督賞」に輝いた巨匠クリント・イーストウッドの最新作『アメリカン・スナイパー』。このほど、第87回アカデミー賞において「作品賞」「主演男優賞」など6部門にノミネートされた本作の主演ブラッドリー・クーパーから、喜びのコメントが到着。さらに、緊迫感漂う劇中の特別映像も公開された。米海軍特殊部隊ネイビー・シールズに入隊を果たしたクリス・カイル(ブラッドリー・クーパー)が命じられた任務は、「どんな過酷な状況でも仲間を必ず守ること」。精度の高い狙撃で仲間を救い、“レジェンド”と讃えられたが、敵からは“悪魔”と恐れられ、賞金をかけられてしまう。だが、愛する家族を国に残しての戦地への遠征は、クリスの心を次第に蝕んでいくのだった…。米軍史上最強と謳われた伝説のスナイパー、クリス・カイルの自伝が原作となる本作は、戦地での任務と愛する家族との間で揺れ動く彼の真実のドラマを描いている。1月16日(金)から全米3,555館で封切られた本作は、週末3日間で興行収入108億円を突破(約9,020万ドル)。2015年最大のオープニングであることはもちろん、これまでの歴代1月全米公開作品の記録の2倍以上もの数字を叩き出し、1月公開作品での史上最高のオープニング新記録を樹立。堂々の全米初登場NO.1を獲得している。本作のプロデューサーとして映画化権を獲得し、アカデミー賞「主演男優賞」にノミネートされたブラッドリーは、「これはクリス・カイルと彼の遺族、そして国のために自らを犠牲にして従事する全ての人たちとその家族へ贈られた賛辞だと思います。クリスを演じられたことは本当に光栄です。オスカーにノミネートされたことを、シエナ(・ミラー)、クリント(・イーストウッド)、ジェイソン・ホール(脚本家)、シールズのチーム3の隊員たちとこの映画に関わった全ての人たちと喜びたいです」とコメントを発表した。また、今回解禁となった映像では、実話とは思えないほど衝撃的な展開がクリスを襲う。彼が、妊娠中の愛する妻から喜びの報告を長距離電話で受けていたその瞬間、銃撃戦が勃発。その通話は途切れてしまう…。映像の最後に残る、潜めるような息づかいがさらに緊迫感を倍増させており、まさに手に汗握る映像となっている。ブラッドリーが実際のネイビー・シールズとともに過酷な役作りを経て挑んだ演技には、期待が高まるばかり。『世界にひとつのプレイブック』『アメリカン・ハッスル』に本作と、3年連続となるアカデミー賞ノミネートを果たした彼の渾身の演技を、まずはこの映像から確かめてみて。『アメリカン・スナイパー』は2月21日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年01月20日1月14日(水)、「第38回日本アカデミー賞」の優秀賞が発表され、岡田准一(V6)が優秀主演男優賞(『永遠の0』)と優秀助演男優賞(『蜩ノ記』)をW受賞。最多受賞となったのは、吉永小百合・主演の映画『ふしぎな岬の物語』だった。また、新人俳優賞では福士蒼汰や池松壮亮らが受賞した。同賞は、2013年12月15日~2014年12月13日の間に、東京地区において有料で初公開された優秀な劇場用映画およびアニメーション作品を表彰したもの。授賞式の女性司会者は、前年の最優秀主演女優賞を獲得した女優が務めるのが恒例となっており、今年は昨年、『さよなら渓谷』で最優秀主演女優賞を受賞した真木よう子が司会を務めることで話題を呼んでいる。受賞結果を見てみると、昨年、映画にNHK大河ドラマにと大活躍だった岡田さんが勢いそのままに、優秀主演男優賞と優秀助演男優賞をダブル受賞。さらに、優秀主演女優賞に目を向けてみると、13部門で最多受賞となった『ふしぎな岬の物語』から吉永さんを始め、『紙の月』の宮沢りえ、『私の男』の二階堂ふみ、『0.5ミリ』の安藤サクラ、『そこのみにて光輝く』の池脇千鶴、『白ゆき姫殺人事件』の井上真央と絢爛豪華な顔ぶれが並ぶ。一方で、若手俳優が選出される新人俳優賞では、まさに“人気沸騰中”の福士蒼汰(『イン・ザ・ヒーロー』『神さまの言うとおり』『好きっていいなよ。』)、問題作として賛否を巻き起こした『渇き。』の小松菜奈、朝ドラから鳴り物入りでスクリーンに登場した能年玲奈(『ホットロード』)、独特な空気感で女性たちのハートを捉える池松壮亮(『紙の月』『愛の渦』『ぼくたちの家族』)など、こちらも2月27日に行われる授賞式当日は大きな注目を集めそうだ。【第38回日本アカデミー賞優秀賞/受賞結果一覧】<優秀作品賞>■『永遠の0』■『紙の月』■『小さいおうち』■『蜩ノ記(ひぐらしのき)』■『ふしぎな岬の物語』<優秀主演男優賞>■阿部寛:『ふしぎな岬の物語』■岡田准一:『永遠の0』■佐々木蔵之介:『超高速!参勤交代』■中井貴一:『柘榴坂の仇討』■役所広司:『蜩ノ記(ひぐらしのき)』<優秀主演女優賞>■安藤サクラ:『0.5ミリ』■池脇千鶴:『そこのみにて光輝く』■井上真央:『白ゆき姫殺人事件』■二階堂ふみ:『私の男』■宮沢りえ:『紙の月』■吉永小百合:『ふしぎな岬の物語』<優秀助演男優賞>■阿部寛:『柘榴坂の仇討』■伊藤英明:『WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~』■岡田准一:『蜩ノ記(ひぐらしのき)』■笑福亭鶴瓶:『ふしぎな岬の物語』■三浦春馬:『永遠の0』<優秀助演女優賞>■大島優子:『紙の月』■黒木華:『小さいおうち』■小林聡美:『紙の月』■竹内結子:『ふしぎな岬の物語』■富司純子:『舞妓はレディ』<優秀アニメーション作品賞>■『思い出のマーニー』■『ジョバンニの島』■『名探偵コナン 異次元の狙撃手(スナイパー)』■『BUDDHA2 手塚治虫のブッダ-終わりなき旅-』■『STAND BY ME ドラえもん』<優秀監督賞>■小泉堯史:『蜩ノ記(ひぐらしのき)』■成島出:『ふしぎな岬の物語』■本木克英:『超高速!参勤交代』■山崎貴:『永遠の0』■吉田大八:『紙の月』<優秀脚本賞>■加藤正人/安倍照雄:『ふしぎな岬の物語』■土橋章宏:『超高速!参勤交代』■早船歌江子:『紙の月』■山崎貴/林民夫:『永遠の0』■山田洋次/平松恵美子:『小さいおうち』<優秀外国作品賞>■『アナと雪の女王』■『インターステラー』■『ジャージー・ボーイズ』■『フューリー』■『GODZILLA ゴジラ』<新人俳優賞>■上白石萌音:『舞妓はレディ』■小松菜奈:『渇き。』■能年玲奈:『ホットロード』■池松壮亮:『紙の月』『愛の渦』『ぼくたちの家族』■登坂広臣:『ホットロード』■福士蒼汰:『イン・ザ・ヒーロー』『神さまの言うとおり』『好きっていいなよ。』(text:cinemacafe.net)
2015年01月15日監督組合賞(DGA)のノミネーションが発表になった。候補入りを果たしたのは、ウェス・アンダーソン(『グランド・ブダペスト・ホテル』)、クリント・イーストウッド(『アメリカン・スナイパー』)、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ(『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』、リチャード・リンクレイター(『6才のボクが、大人になるまで。』)、モルテン・ティルドゥム(『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』)。その他の画像候補入りが有力視されていた『Selma(原題)』のアヴァ・デュヴァーナイ、『ゴーン・ガール』のデヴィッド・フィンチャーが漏れたのが一番のサプライズだ。代わって、作品部門、主演男優部門で有力視されていたものの、監督部門ではそれほど注目されていなかった『イミテーション・ゲーム~』のティルドゥム、今回の賞レースでやや遅れを取っていた『アメリカン・スナイパー』のイーストウッドが食い込んでいる。また、先日、ゴールデン・グローブのコメディまたはミュージカル部門作品賞を受賞した『グランド・ブダペスト・ホテル』は、DGAにも候補入りしたことで、オスカーに向けてはずみをつけた形だ。DGAの結果はオスカーの監督部門の結果と重なることが多いため、業界内では重要視されている。授賞式は2月7日。文:猿渡由紀
2015年01月14日授賞結果も気になるけれど、出席者の着こなしを見るのもアワード・シーズンの楽しみの1つ。中でも、アカデミー賞授賞式と並んで豪華な顔ぶれが揃うゴールデン・グローブ賞は見逃せない。レッド・カーペットで美と個性を競った女優たちの装いをチェックしてみよう。まずは今年の受賞者たちから。『アリスのままで』でドラマ部門女優賞を受賞したジュリアン・ムーアのノースリーブのドレスは、「ジヴァンシィ(GIVENCHY)」のオートクチュール。トップはシルバーで裾にかけて黒へのグラデーションが効いたシックなデザインだ。肩にかかる髪は自然に下ろしたスタイルに。『ビッグ・アイズ』でコメディ/ミュージカル部門女優賞に輝いたエイミー・アダムスは「アトリエ・ヴェルサーチ(ATELIER VERSACE)」。ブルーグレーのワンショルダーのドレスに、きれいにカールした自慢の髪を片側にたらしたスタイル。映画部門女優賞受賞者2人と同様、髪はあまり作り込まないスタイリングが多かった。TVのコメディ/ミュージカル部門女優賞を受賞したジーナ・ロドリゲスの黒のコラムドレスは「バッジリー・ミシュカ(Badgley Mischka)」のデザイン。トップはシンプルだが、膝下のマクラメのディテールとフリンジがおしゃれ。「ショパール(Chopard)」のダイアモンドのイヤリングを合わせ、シンプルかつクラシックな美しさが目を引いた。一方、シンプルだが、やや地味だったのはドラマ部門の女優賞受賞のマギー・ギレンホール。「ミュウミュウ(Miu Miu)」のドレスはオールドローズの落ち着いた色。ヘアスタイルはベリーショートでアクセサリーは控えめなイヤリングだけでは、ちょっと寂しい印象になってしまった。とにかく今年目立ったのはストラップレスのコラムドレス。それぞれ自分が似合う色を吟味して、レッド・カーペットにカラフルな彩りを添えた。リース・ウィザースプーン(カルヴァン・クライン/プラチナシルバー)、ケイティ・ホームズ(マルケッサ/深紫)、ジェナ・ディーワン・テイタム(キャロリーナ・ヘレラ/イエロー)、ダコタ・ジョンソン(シャネル/シルバー)、ナオミ・ワッツ(グッチ/イエロー。蛇をモチーフにしたブルガリのネックレス)、ヴィオラ・デイヴィス(ダナ・キャラン・アトリエ/レッド)、サルマ・ハエック(アレクサンダー・マックイーン/ホワイト)など、若い世代から大人の女性まで人気のデザインだった。白と大胆なデコルテ・ラインも今年のトレンドだった。ロザムンド・パイクは「ヴェラ・ウォン(VERA WANG)」のシフォン・ドレス。先月4日に第2子を出産したばかりで、正直ウエストのくびれは未回復だが、潔くそれを見せつつV字にカットされたデザインに助けられ、膨張色のアイボリーでもすっきり見える。ケイト・ハドソンも胸もとが大胆にカットされ、ウエストのあたりも露出の多い「ヴェルサーチ(VERSACE)」のドレス。とてもセクシーだが、下品にならないのは髪をまとめてシャープな印象を与えているからかも。エミリー・ブラントも、トップは布がクロスするデザインで露出が多い「マイケル・コース(MICHAEL KORS)」のドレス。彼女の場合は「ロレイン・シュワルツ(Lorraine Schwartz)」のターコイズを使った大ぶりのイヤリングもアクセントになっていた。シエナ・ミラーの「ミュウミュウ」のドレスは、メタリックなアイボリーに大きく開いた胸元、刺繍、とトレンドの要素がつまった一着だった。ジェニファー・ロペスはお気に入りのデザイナー、「ズヘア・ムラッド(ZUHAIR MURAD)」の胸元もボトムも深いスリットで大きく開いたドレス。ビーズで飾った生地をたっぷり使ったデザインは、実はかなり重量感があるらしく、着ているだけで疲れてしまうらしい。並みいる女優たちも霞むほど、隙のない美しさだったのは、セシル・B・デミル賞受賞のジョージ・クルーニー夫人のアマルさん。「ディオール(Dior)」のオートクチュールの黒のロングドレス。ワンショルダーで、肩から長いトレーンが印象的。レッド・カーペットでは肘まである白い手袋をはめていた。豊かな黒髪に隠れがちだった「ハリー・ウィンストン(Harry Winston)」のダイアのイヤリングは29カラットだとか。キーラ・ナイトレイは「シャネル(CHANEL)」。衿と裾にレースのフリルがついた白のドレスは蝶や鳥の羽刺繍がほどこしてある。エンパイアラインで、現在妊娠中のおなかも目立たない。トレンドは追わず、自分に似合うスタイルを選ぶのはいかにも彼女らしい。パンツスタイルで異彩を放ったのはエマ・ストーン。「ランバン(LANVIN)」のジャンプスーツは、ビーズをあしらったきらびやかなトップに黒のボトム。床につくほど大きなボウのベルトがポイント。自然なボブスタイルの髪に目立つアクセサリーもなしだが、それでちょうどいいバランス。ロングドレスが大半を占めるなか、マニッシュとフェミニンな要素が見事に融合した新鮮なスタイルは注目を集めていた。(text:Yuki Tominaga)■関連作品:ゴーン・ガール 2014年12月12日より全国にて公開(C) 2014 Twentieth Century Foxビッグ・アイズ 2015年1月23日よりTOHOシネマズ有楽座ほか全国にて公開される(C) Big Eyes SPV, LLC. All Rights Reserved.
2015年01月13日ゴールデン・グローブ賞が発表された。ドラマ部門の作品賞に選ばれたのは『6才のボクが、大人になるまで。』。コメディまたはミュージカル部門の作品賞には、最有力と思われていた『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』を制して、『グランド・ブダペスト・ホテル』が輝いた。その他の写真主演男優賞は、『博士と彼女のセオリー』のエディ・レッドメイン(ドラマ部門)と『バードマン~』のマイケル・キートン(コメディまたはミュージカル部門)。主演女優部門は、『アリスのままで』のジュリアン・ムーア(ドラマ部門)と、『ビッグ・アイズ』のエイミー・アダムス(コメディまたはミュージカル部門)が獲得した。主な受賞結果は以下のとおり。作品賞(ドラマ部門):『6才のボクが、大人になるまで。』作品賞(コメディまたはミュージカル部門):『グランド・ブダペスト・ホテル』監督賞:リチャード・リンクレイター(『6才のボクが、大人になるまで。』)脚本賞:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ、ニコラス・ヒアコボーネ、アレクサンダー・ディネラリス・Jr、アルマンド・ボー(『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』)文:猿渡由紀
2015年01月13日プロデューサー組合賞(PGA)の候補作が発表になった。PGAの結果は、オスカーの作品賞部門と一致することが多いため、業界では非常に注目されている。その他の写真候補に上がった10作品は、『アメリカン・スナイパー』『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』『6才のボクが、大人になるまで。』『フォックスキャッチャー』『ゴーン・ガール』『グランド・ブダペスト・ホテル』『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』『Nightcrawler(原題)』『博士と彼女のセオリー』『ウィプラッシュ(原題)』。一番のサプライズは、オスカー有力作と思われている『Selma(原題)』が入らなかったこと。また、クリストファー・ノーラン監督の『インターステラー』、アンジェリーナ・ジョリー監督の『Unbroken(原題)』も候補入りを逃した。授賞式は今月26日(現地時間)。文:猿渡由紀(C)2014 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2015年01月06日ジャン=リュック・ゴダール監督の『さらば、愛の言葉よ』が、約60人から成る全米映画批評家協会のベスト作品賞を受賞した。次点は、リチャード・リンクレイター監督の『6才のボクが、大人になるまで。』。『さらば、愛の言葉よ』は、3Dで撮影された、実験的かつ野心的な69分の映画。昨年のカンヌ映画祭のコンペティション部門で上映され、審査員特別賞を受賞している。その他の画像主演男優賞は『ミスター・ターナー(原題)』のティモシー・スポール、主演女優賞は『Two Days, One Night(英題)』のマリオン・コティヤールが受賞。助演男優賞は『ウィプラッシュ(原題)』のJ・K・シモンズ、助演女優賞は『6才のボク~』のパトリシア・アークエットが獲得した。監督賞には『6才のボク~』のリンクレイター、脚本賞には『グランド・ブダペスト・ホテル』のウェス・アンダーソンが輝いた。文:猿渡由紀
2015年01月05日『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』で2度のアカデミー賞「監督賞」に輝くクリント・イーストウッドが、ブラッドリー・クーパーを主演に迎え、重厚な人間ドラマを描き出す『アメリカン・スナイパー』。そのN.Y.プレミアが12月15日(現地時間)に開催され、イーストウッド監督とブラッドリー、さらにシエナ・ミラーが出席した。原作は、クリス・カイル本人による自伝「ネイビー・シールズ最強の狙撃手」。舞台となるのは、9.11以降のイラク戦争。米海軍特殊部隊ネイビー・シールズに所属するクリス・カイル(ブラドリー・クーパー)が命じられた任務は、「どんな過酷な状況でも仲間を守ること」。国の正義を信じ、実直に任務を遂行し続けた男は、仲間からは“レジェンド”と崇められ、イラク側からは“悪魔”と恐れられ、賞金がかけられるほどの存在となる。終わりのない戦争は幾度となく彼を戦場に向かわせるが、愛する家族を国に残した度重なる戦地への遠征は、クリスの心を徐々に蝕んでいき…。この日、ブラッドリー、シエナ、イーストウッド監督の3人がレッドカーペッにト降り立つと、世界中から集まった報道陣や観客の熱狂で迎えられ、会場は大きな盛り上がりを見せた。“伝説のスナイパー”と謳われる主人公・クリスを演じたブラッドリーは、巨匠イーストウッド監督との初タッグに「素晴らしい!一生に一度の夢が叶った気分だよ!」と大興奮。さらにブラッドリーは、役づくりのために過酷なトレーニングと食事制限を敢行。外見を含めて、戦争により徐々に心が蝕まれていく主人公の心理を繊細に演じている。「大変な長い道のりでした。集中を要したし、大変だったけど、こういった犠牲が私にとってはクリス・カイルに近づく、準備の期間になりました」。そして先日、“アカデミー前哨戦”といわれるナショナル・ボード・オブ・レビューで「監督賞」を受賞し、アカデミー賞受賞にも期待が集まるイーストウッド監督は、その意気込みを聞かれるも「あまり考えないようにしている」と謙虚な姿勢で答えながら穏やかな笑みを浮かべ、「ただ映画作りをしていることが楽しいし、私くらいの歳になると仕事を続けられることだけで光栄なんだ」と、84歳を迎えてもなお、あふれんばかりの創作意欲をのぞかせていた。『アメリカン・スナイパー』は2015年2月21日(土)丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月17日SAG(映画俳優組合)賞のノミネーションが発表になった。演技に対して贈られるこの賞で、最多ノミネーションに当たる4部門で候補入りしたのは『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』。続いて、『イミテーション・ゲーム(原題)』と『博士と彼女のセオリー』が3部門でノミネーションされた。その他の情報受賞発表は来年1月25日(現地時間)。主な部門のノミネーションは次のとおり。アンサンブル部門『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』『イミテーション・ゲーム(原題)』『博士と彼女のセオリー』『グランド・ブダペスト・ホテル』『6才のボクが、大人になるまで。』主演男優部門スティーヴ・カレル『フォックスキャッチャー』マイケル・キートン『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』ジェイク・ギレンホール『Nightcrawler(原題)』エディ・レッドメイン『博士と彼女のセオリー』ベネディクト・カンバーバッチ『イミテーション・ゲーム(原題)』主演女優部門ジュリアン・ムーア『Still Alice(原題)』ジェニファー・アニストン『Cake(原題)』フェリシティ・ジョーンズ『博士と彼女のセオリー』リース・ウィザースプーン『ワイルド(原題)』ロザムンド・パイク『ゴーン・ガール』助演男優部門J・K・シモンズ『Whiplash(原題)』エドワード・ノートン『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』イーサン・ホーク『6才のボクが、大人になるまで。』マーク・ラファロ『フォックスキャッチャー』ロバート・デュヴァル『ジャッジ 裁かれる判事』助演女優部門パトリシア・アークエット『6才のボクが、大人になるまで。』ナオミ・ワッツ『St. Vincent(原題)』エマ・ストーン『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』キーラ・ナイトレイ『イミテーション・ゲーム(原題)』メリル・ストリープ『イントゥ・ザ・ウッズ』文:猿渡由紀
2014年12月11日2月のアカデミー賞発表に向けて各映画賞レースが始まったが、7日(現地時間)にロサンゼルス映画批評家協会(LAFCA)賞が発表になり、高畑勲監督の『かぐや姫の物語』が長編アニメーション賞に輝いた。作品賞はリチャード・リンクレイター監督の『6才のボクが、大人になるまで。』。1人の少年の成長を12年間かけて撮影した作品で、監督賞、主演女優賞(パトリシア・アークエット)、編集賞も合わせて受賞した。主演男優賞は、全編車の中でたった1人というシチュエーションを演じきった『Locke』(原題)のトム・ハーディという意外な結果。次点は、本命視されていた『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のマイケル・キートン。主演女優賞の次点は『Still Alice』(原題)のジュリアン・ムーア。助演男優賞は『ウィプラッシュ』(原題)のJ・K・シモンズ(次点は『バードマンあるいは(無知のもたらす予期せぬ奇跡)』のエドワード・ノートン)、助演女優賞はポーランド映画『イーダ』のアガタ・クレシャ(次点は『Nightcrawler(原題)』のレネ・ルッソ)。『イーダ』は外国語映画賞も受賞した。作品賞、監督賞で次点だった『グランド・ブダペスト・ホテル』のウェス・アンダーソンは脚本賞を受賞した。同作は美術賞も受賞。脚本賞の次点は『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ、ニコラス・ヒアコボーネ、アレクサンダー・ディネラリス・Jr.、アルマンド・ボー。同作はエマニュエル・ルベツキが撮影賞を受賞した。『かぐや姫の物語』が受賞した長編アニメーション賞の次点は『LEGO(R)ムービー』。ロサンゼルス批評家協会賞はアカデミー賞の前哨戦の1つとして知られ、2002年に長編アニメーション賞を受賞した宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』はその後アカデミー賞長編アニメーション賞も受賞。『かぐや姫の物語』も今回の受賞で、今後の映画賞レースでの健闘が期待される。(text:Yuki Tominaga)■関連作品:かぐや姫の物語 2013年11月23日より全国にて公開(C) 2013 畑事務所・GNDHDDTKグランド・ブダペスト・ホテル 2014年6月6日よりTOHOシネマズ シャンテ、シネマカリテほか全国にて公開(C) 2013 Twentieth Century Fox
2014年12月09日ゴッサム・インディペンデント映画賞が発表になった。作品賞に輝いたのは、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』。最多ノミネーションを受けた『6才のボクが、大人になるまで。』を打ち負かしての受賞となった。『6才のボクが…』は、観客賞を受賞している。男優賞は『バードマン…』のマイケル・キートン、女優賞は『Still Alice(原題)』のジュリアン・ムーア、ドキュメンタリー賞には『Citizenfour(原題)』。ブレイクスルー俳優には、『Dear White People(原題)』のテサ・トンプソンが選ばれている。文:猿渡由紀
2014年12月03日