エプソンは8月17日、サッカーJ1の松本山雅フットボールクラブ(松本山雅FC)が、同社の脈拍計測機能付き活動量計「PULSENSE PS-100Tシリーズ」を心拍トレーニングに導入したと発表した。「PULSENSE」は、腕に装着することで脈拍を高精度で計測し、運動強度やカロリー収支、睡眠、非活動時のこころの状態を知ることができる活動量計。松本山雅FCの選手が「PULSENSE」を装着して有酸素運動などの心拍トレーニングを行うことで、その運動強度などを、選手やチームスタッフがスマートフォンやパソコンの画面上で把握することが可能となる。また、取得したデータはクラウド上でいつでも確認できるため、選手がオフの時も、個人トレーニングやコンディション管理に活用することができるとしている。松本山雅FCは「腕に着けるだけで脈拍を正確に計測できるエプソンのPULSENSEは、より科学的に選手のトレーニング状況を把握することを可能にし、松本山雅の勝利に貢献してくれるものと確信しています。」とコメントしている。
2015年08月17日昨年に続き、シアターコクーンでの赤堀雅秋新作書き下ろし第二弾『大逆走』が決定。主演の北村一輝に高まる期待を聞いた。舞台『大逆走』チケット情報――5年ぶりの舞台に加え、劇作・演出の赤堀さんとは初めての創作です。北村赤堀さんが自作戯曲を初めてご自身で監督・映画化した『その夜の侍』(2012年)を観て、とても感銘を受けました。僕も仕事をしたことがある俳優さんたちも出ていて、彼らが本気でぶつかり、作品を楽しんでいるのが伝わってくる。カットやアングルなど「どう見せようか」という意図や思惑以前に、(胸を拳で叩きながら)ココに確かな「熱」があると感じました。もうひとつ、赤堀さんがシアターコクーン初進出した作品『殺風景』も映像で拝見して、これも良かったです。出演する俳優が、一般的なイメージや良いとされるところ以外の顔をちゃんと見せている。しかもプログラム読んだら、赤堀さんについて俳優たちがボロカスに書いていたんですよね(笑)。「ああ、この人は信じられる」と思いました。――実際に話された赤堀さんの印象は?北村まだ、お互いを知るほどの話は何もできていません。でも好きとか嫌いに関係なく、一緒に戦える人じゃないかな、と。僕ら俳優にとって意見を言い合ったり、対立することがあっても、ものをつくる過程でならばすべてワクワクする出来事。そういう時間を共有できる人だと思います。――舞台と映像では、演技や気持ちのうえで変わるところはありますか?北村技術的なこと、2階席の奥までせりふをいかに届かせるかなどは考えますが、根本にある気持ちや心構えに違いはないと思っています。ただ、やはり生身の大勢の観客の前に立つことに恐怖は感じますね。舞台の場合いつも以上に準備し、ベストな状態で臨みたいと切実に思います。最悪の場合は「前の人にかぶって自分を見えないようにする」という、奥の手もがありますし(笑)。――北村さんが見えないのは、観客には非常に残念なことです……。北村(笑)とにかく舞台は緊張しますね。それは自分の中に、「北村一輝という俳優をどう見せるか」という余計な意識があるからで、そんな気持ちが起きないほど全力で作品を生きられるのが最高の状態。だから、この公演では緊張しないのも目標のひとつですね。赤堀さんと彼の作品世界が持つ、計算など一切ない不器用さと、その奥にわだかまる「熱」。それらはきっと僕を作品のなかに深く引き込み、つまらない自我を忘れさせてくれると思います。公演は10月9日(金)から25日(日)まで東京・Bunkamuraシアターコクーン、10月29日(木)から11月1日(日)まで大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演。東京公演は先行抽選プレリザーブを受付中。取材・文/尾上そら
2015年07月13日元プロボクサーでタレントのガッツ石松、具志堅用高が26日、千葉・幕張メッセで開催された「ニコニコ超会議2015」内のWOWOWブースで、ボクシングをテーマにしたトークイベントを行った。現地時間5月2日、米・ラスベガスで開催されるボクシングのマニー・パッキャオ(フィリピン)VSフロイド・メイウェザー(米国)。WOWOWでは、“世紀の一戦”とも言われる同エキサイトマッチを、5月3日10時から生中継する。リングを設置したブースに登場したガッツは、“世紀の一戦”について、「メイウェザーに体力的に劣るパッキャオは100%勝てない。メイウェザーはアウトボクシングで上手くあしらって、判定勝ちすると思う」とキッパリ。一方、「どんな試合でも、ボクシングファンはKOを期待してる。勇気を持って気持ちを前に出さないと、相手は倒せない」と語っていた具志堅は、「パッキャオは僕と同じサウスポー。最高のコンディションで上手く仕上げてくれば、KOで勝つ可能性もある。フットワークがあればチャンスはある」とパッキャオのKO勝ちに期待を寄せた。イベントでは、"記憶に残るKOシーン"についてのトークも展開。ガッツは、自身が世界王座を獲得したロドルフォ・ゴンザレス戦を挙げ、「この時は最高でしたね。あの頃は、"KO牧場"だった」とギャグを交えつつ、リングコーナーで"ガッツポーズ"を決めると会場は盛り上がり。また、ファン・ホセ・グスマン戦で世界王座につき、飼い犬にも“グスマン”と名付けている具志堅について、ガッツは、「用高ちゃんは理にかなったリズムのボクシングをやってた。用高ちゃんの試合の時は、銭湯がガラガラだった」と当時のエピソードを明かしていた。
2015年04月27日お笑いコンビ・ドランクドラゴンの塚地武雅が23日、自身が出演する映画『ソロモンの偽証 前篇・事件』(3月7日公開)の完成披露試写イベントに出席し、娘役の富田望生(とみたみう)から手紙をもらっていたことを明らかにした。イベントには主演の藤野涼子のほか、板垣瑞生、石井杏奈、清水尋也、富田望生、前田航基、望月歩、佐々木蔵之介、夏川結衣、黒木華、田畑智子、塚地武雅、松重豊、小日向文世、尾野真千子、成島出監督らが登壇した。作品の内容にちなんで、撮影中「これは有罪だな!」と思ったエピソードについて聞かれると塚地は、「本編に悲しいシーンがあるんです。涙ながらのシーンの撮影の前に両親に対して松子(富田)が手紙を書いてくれて、それを読んでくれるんです。それは『泣けるわ!』と思いましたよ。罪ですね」と明かした。生徒を演じた若手俳優たちのあいさつを受けて、佐々木は「子どもたちの立派なあいさつで現場を思い出してしまいました。本当に彼らはまっすぐにひたむきで、きれいな心で芝居をしていました。それに比べるわけでもないですが、僕たちも全身全霊でやらせていただきました」と振り返る。夏川も、「この映画では子どもたちが本当に成長して、見習わなくちゃと思うところもあり、刺激を受けました」と絶賛。映画に関連して、今までついた「大きなウソ」を聞かれ、藤野は「母親が食器を集めるのが趣味なんですけど、コップを壊してしまって、父親のせいにしてしまいました。まだ言っていないので、帰ってから怖いですね」と捨て身のエピソードを披露すると、尾野も「東京に出てきてあまりお仕事が無いときに実家に帰って、スケジュールは入っていなかったのに3日間くらいで、仕事が2件入っているからって言って帰ってきたことですね」と、下積み時代を語った。物語は、クリスマスの朝に起きた男子生徒の謎の事件に始まる。警察は自殺と判断したが、殺人の目撃者を名乗る告発状が学校に届く。告発された容疑者はクラスメートだった。マスコミ報道が過熱する中、学校と親は何もできずにいた。そんな中、新たな殺人計画が明らかになり、さらなる犠牲者が出る。もう、大人たちに任せておけない。隠された真実を暴くため、子どもたちが立ち上がり、学校内裁判が開廷される。本作は、ミステリーの名手・宮部みゆきの同名小説を、『八日目の蟬』(2012年)で第35回日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞した成島監督が映画化。続編の『ソロモンの偽証後篇・裁判』は、4月11日に公開される。
2015年02月25日ユニットコムは26日、「iiyama PC」ブランドにて展開している「雅 Miyabi Project」から、ハイエンドデスクトップPCを2モデル発売した。上位モデル「MD7200-i7-GXR-DG7P」の税別価格は159,980円、下位モデル「MD7200-i7-GX-DG7P」は119,980円。「パソコンに日本のエッセンスを」というコンセプトを掲げる「雅 Miyabi Project」は、PCを設置する空間に和の潤いを与える工夫を採り入れている。日本の伝統的な建築デザインとしても有名な工法である「鎧張り」、照明の陰影表現をたのしむ「行灯」、和式作法として知られる襖(ふすま)の開閉における"おもてなし"を連想させる動きなど、和を感じさせる要素をふんだんに盛り込んだ。上位モデル「MD7200-i7-GXR-DG7P」の主な仕様は、CPUがIntel Core i7-4790(3.6GHz)、チップセットがIntel Z97 Express、メモリがDDR3-1600 8GB(8GB×1)、ストレージが240GB SATA SSDと1TB SATA HDD、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 970 4GB、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ。OSはWindows 7 Professional SP1 64bit版。インタフェース類は、マルチカードリーダー、PS/2、USB 3.0×6、USB 2.0×4、Gigabit Ethernet対応有線LAN、DVI×2、HDMI、DisplayPort、オーディオポートなど。本体サイズは約W192×D496×H418mm。下位モデル「MD7200-i7-GX-DG7P」は、上位モデルの構成からストレージが120GB SATA SSDと1TB SATA HDDに、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 750 1GBになる。その他の主な仕様はほぼ共通。
2014年12月26日ユニットコムは5日、「iiyama PC」ブランドにて、日本の文化や伝統デザインを取り入れた新PCシリーズ「『雅』 Miyabi project」デスクトップPCを発表した。発売は12月5日からで、価格は税別57,980円から。"国内の伝統や文化を取り入れた独自のデザインを創り上げる"というコンセプトで製作された新しいPCシリーズ。11月にティザーサイトを立ち上げたり、イベントで披露したりするなどの事前告知が行われてきたが、ついに発売に至った。なお、マイナビニュースでは実機ファーストインプレッションを紹介している。ラインナップは、CPUやグラフィックスの違いなど、構成により9モデルを揃える。ベースとなるCore i3モデル「SL7260-i3-HL」の主な仕様は、CPUがIntel Core i3-4160(3.6GHz)、チップセットがIntel H81 Express、メモリが4GB、ストレージが500GB HDD、グラフィックスがIntel HD Graphics 4400(CPU内蔵)、光学ドライブがDVDスーパーマルチなど。OSはWindows 8.1 Update 64bit。この構成で、価格は税別57,980円。Core i5モデル「SL7260-i5-FG」では、上記からCPUをIntel Core i5-4460(3.2GHz)に、メモリを8GBに、ストレージを1TB HDDに変更し、価格は税別74,980円。この構成で、CPUのみIntel Core i7-4790(3.6GHz)に変更した「SL7260-i7-HL」は、税別89,980円。同じくこの構成でストレージを120GB SSD+1TB HDDとした「MN7260-i5-SR」は、税別84,980円。また、チップセットをIntel B85 Express、グラフィックスをNVIDIA GeForce GTX 650 1GBとした「MN7220-i5-GX」は、税別94,980円。Intel Core i7-4790(3.6GHz)を搭載したモデルは4モデル。「MN7250-i7-GXR」は、チップセットにIntel H97 Express、メモリに8GB、ストレージに1TB HDD、グラフィックスにNVIDIA GeForce GTX 750 1GB、光学ドライブにDVDスーパーマルチを採用。OSはWindows 8.1 Update 64bit。この構成で価格は税別109,980円。上記仕様から、チップセットをZ97 Expressに、グラフィックスをIntel HD Graphics 4600(CPU内蔵)とした「MD7200-i7-HL」は、税別97,980円。グラフィックスをNVIDIA GeForce GTX 750 1GBとし、ストレージを120GB SSD+1TB HDDとした「MD7200-i7-GX-DG7P」は税込119,980円。グラフィックスをNVIDIA GeForce GTX 970 4GBに、ストレージを240GB SSD+1TB HDDにした「MD7200-i7-GXR-DG7P」は、159,980円。この3モデルは12月下旬の販売予定となる。
2014年12月05日ユニットコムは28日、同社が運営する「iiyama PC」のWebサイトにて、11日に公開したPC新製品「雅」のティザーサイトを更新した。"国内の伝統や文化を取り入れた独自のデザインを創り上げる"というコンセプトで進む「雅」。今回の更新では、「Miyabi project」のケースデザインを手がけたYS designとデザインディレクターのインタビューが公開され、「PCのスピード感」と「和」という相反する要素が融合に至るまでの流れが明かされている。
2014年11月28日ユニットコムは21日、11日に公開した新製品「雅」のティザーサイトを更新した。今回の更新では、「雅」のコンセプトを紹介。従来PCは主張を持たないデザインが多く、PCとして、国内の伝統や文化を取り入れた独自のデザインを創り上げたいという発想から、「雅」は生まれたという。排気機能には、日本の伝統的な建築工法「鎧張り」のデザインを採用。PC稼働時の照明は、行灯をイメージして調整した。また、フロントパネル開口時の挙動には、「襖の開閉を意識し丁寧なおもてなしを感じさせる動作を取り入れた」という。「雅」は12月上旬の発売を予定している。
2014年11月21日ユニットコムは11日、同社が運営する「iiyama PC」のWebサイトにて、新製品「雅」のティザーサイトをオープンした。ティザーサイトには、「パソコンに日本のエッセンスを。」というメッセージに加えて、「Case design Miyabi project」の表記、デスクトップPCのケースとみられる写真が公開されている。ユニットコムでは12月上旬の発売に向け、ティザーサイトで製品の詳細を順次公開していくという。
2014年11月11日モデルでデザイナーの雅姫は1972年11月7日生まれ。秋田県横手市出身。本名は森雅子。90年にバンタン研究所専門学校に入学。在学中に雑誌『アンアン(anan)』でモデルデビューする。卒業後はモデルとして活動していたが、95年にサッカー選手の森敦彦と結婚。翌年に長女を出産すると、それを機に自身の洋服をデザインするようになる。99年には子供服を扱うブランド「ハグオーワー」を設立。自由が丘に直営店をオープンすると、以降はウィメンズのデザインも手掛けるようになる。その活動を世間に知らせるきっかけになったのが、ライフスタイル雑誌『リー(LEE)』の連載企画だった。この企画で雅姫は自分のライフスタイルを紹介すると、その独特のセンスを持ったアイテムやファッションの提案は、読者の間で絶大な支持を受けることになる。02年には同誌と専属モデル契約を結んで誌面に登場した他、数々のコラボアイテムを世に送り出した。03年には「ハグオーワー」の2号店を出店した他、リネンのキッチンクロスなどを扱う「クロス&クロス」をオープン。14年には自らが編集長となり、ライフスタイル誌『SENS de MASAKI』を発刊している。
2014年11月07日エプソンは30日、電子ペーパー表示技術を採用したリストウェア「Smart Canvas(スマートキャンバス)」の「松本山雅FC」シリーズ新モデルとして、「松本山雅FC 2014 ガンズくん 緑 12 番(W1-MY21120)」を発表した。同日よりエプソンダイレクトショップにて受注を開始。価格は税別18,000円となっている。松本山雅FC 2014 ガンズくん 緑 12 番は、松本山雅FCのオフィシャルキャラクター「ガンズくん」の顔が描かれたバンドとセットになっている。バンドのみでも販売し、バンド単体の価格は税別3,000円だ。Smart Canvasは、「時を感じ、時を楽しむ」をテーマとしたリストウェア。電子ペーパー表示技術(アクティブマトリクスEPD方式)の採用により、高いコントラストと300dpiの高精細な表示を実現。時刻表示だけでなく、滑らかな書体とさまざまなグラフィックが描かれ、楽しく時を演出するという。適応する腕回りサイズは最大190mm/最小135mmで長さ調節用の穴は11個設けられている。本体サイズはW38.3×D8.66×H39.4mm、重量は50g(バンド含む)。電源には小型リチウム電池の「CR2016」を用い、電池寿命は約3年。日常生活における「水のかかる」程度なら使用可能という日常生活防水性を備える。(c)2011 YAMAGA
2014年07月30日劇団四季出身の保坂知寿と、『テニスの王子様』出身の中河内雅貴が、ミュージカルではなく、衝撃的な愛のストレート・プレイで競演する話題の舞台、tpt『地獄のオルフェウス』。12月7日(金)に迎えた初日の舞台をレポートする。tpt『地獄のオルフェウス』公演情報大人の女と、大人になれない男の、悲しいラブ・ストーリーである。中河内雅貴演じるヴァルは、自堕落な生活を改めようと切望する放浪のギター弾き。保坂知寿扮するイタリア女のレイディは、自分が切り盛りするトーランス商店へこの男を雇い入れる。忌まわしい過去が原因で、死病に冒された自分の夫を憎悪するレイディ。出会いのときから、ヴァルとレイディは魅かれあう。だが、アメリカ南部の田舎町を支配する、よそ者への陰湿な差別と暴力が、女と男の行く手を阻む。中河内は、柔らかく響くきれいな声質。未熟で不器用な男の役には、青年の憂いが香るあの声が強力な武器だ。ときおり見せる笑顔が母性をくすぐる。生ギターの弾き語りは2回。稽古の成果は明らかで、ヴァルの孤独が切々と伝わってきた。保坂知寿もセリフの響きで圧倒する。膨大な量を早口でまくし立てても乱れない、正確で音楽的な美声。コメディエンヌの才能が、実は随所に発揮されていて、陰惨なドラマに束の間の華やぎを用意するのも彼女。ふたりの愛は、生き急ぐように育まれていく。登場人物の感情を丁寧に洗い出す岡本健一の演出に、他にはないこだわりを見たのは、音だ。店の2階で死の床につくレイディの夫が、床を杖で叩く不愉快なノックは、恐怖を感じるほどの音量と回数。ギターの音楽が、アメリカ南部の空気感を、ドローンとしたコードで紡ぎ出す。夜のシーンが多い芝居である。照明は、深い夜の青色、月の灯りのような白色光、夕闇の紅色、室内電灯のさびしい琥珀色、さまざまな夜の色で場面を飾る。レイディの人生の悲願だったトーランス・カフェの開店日に、妨害者たちの悪意がしのび寄る。その緊迫を追う大詰めの第3幕、劇作家は、容赦なく、愛し合う者たちを衝撃的な結末へ追い込んでいく。そこで起きることについては、書かない。ただひと言、そのとき、照明が照らし出す夜の色は真っ赤である。真っ赤な夜、それがラストだ。この町で無力な反抗を繰り返す占部房子のキャロルが、幕切れに語る、かすかな希望の言葉。「野生のものたちはあとに皮を残してく、きれいな皮と歯、真っ白な骨を残してく、これは道しるべ、ひとりまたひとりと受け継いで、だから逃げゆくものたちはいつでも仲間のあとをおっていけるのね……」そこに、終演の闇が落ちてくる。2度目のカーテンコールで、先輩の保坂が、中河内を促して、彼ひとりを舞台に残す。深い一礼に、大きな拍手。衝撃の愛を演じ切った充実の笑顔がそこにあった。公演は、12月20日(木)まで、池袋の東京芸術劇場シアターウエストにて。
2012年12月10日雅-MIYAVI-が11月14日(水)にアルバム『SAMURAI SESSIONS vol.1』をリリースする。【公演情報はこちら】このアルバムは、昨年10月よりスタートした、ジャンル、キャリア、国境さえも超えた、多彩なアーティストとのセッションを経て作り上げられた作品。それぞれ、上妻宏光、H ZETT M、沖仁、亀田誠治、KREVA、坂本美雨、HIFANA、the HIATUSの細美武士、YUKSEKとのコラボ楽曲が収録される。初回限定盤には収録曲全曲のMVを収めたDVD付き。なお、雅-MIYAVI-は12月15日(土)より全国ツアー「MIYAVI Tour 2012 "GANRYU"」をスタート。約1年10か月ぶりとなるこちらのツアーも、アルバムと一緒に興味のある方はご確認を。チケットの一般発売は11月10日(土)午前10時より。■「MIYAVI Tour 2012 "GANRYU"」12月15日(土)梅田Shangri-la(大阪府)17:30/18:0012月16日(日)名古屋Electric Lady Land(愛知県)17:30/18:0012月22日(土)福岡DRUM Be-1(福岡県) 17:30/18:0012月26日(水)Shibuya O-EAST(東京都)18:00/19:00料金:スタンディング4500円(D代別)
2012年11月08日河原雅彦が演出、劇団THE SHAMPOO HATの赤堀雅秋が脚本を手がける『阿呆の鼻毛で蜻蛉をつなぐ』が9月21日、東京・本多劇場にて開幕した。ふたりがタッグを組むのは今回が初めて。初日にさきがけて、同日昼に公開舞台稽古が行われた。『阿呆の鼻毛で蜻蛉をつなぐ』チケット情報植原卓也や橋本淳をはじめとした若手俳優のほか、劇団拙者ムニエルの看板俳優・加藤啓や、映画『SR サイタマノラッパー』で主演を務めた駒木根隆介、劇団、本谷有希子でおなじみの吉本菜穂子、劇団猫のホテルの市川しんぺー、真面目な風貌にユーモアあふれる台詞回しで舞台やTVで活躍する伊藤正之といった、個性豊かなキャストが顔を揃えるのも見どころのひとつ。物語はとある田舎の村が舞台。祖父の代から続く金物屋を継いで暮らしている小峰春彦(橋本)は、わけあって入院している。入院中、春彦は不思議な夢をみるようになる。そんな折、村では連続通り魔事件が発生。ベテラン刑事の高橋国男(市川)は部下の石井秀樹(植原)とともに捜査にあたるが、手がかりといえば現場に残されたネジだけ。なかなか犯人をみつけることができず事件は長期化。そんなある日、万引き常習犯として捕まった池田翼(駒木)は「犯人を知っている」と言いだし、奇妙なことを話し始める。タイトルの『阿呆の鼻毛で蜻蛉をつなぐ』はことわざで「愚か者がだらしなく伸ばしている鼻毛は、トンボを繋ぐことができるほど長く、大変愚かである」という意味。登場人物たちは、普通に生活しているのに全員何かが狂っている。その狂っている様子に一瞬、面食らってしまうものの、どこか共感してしまうのは、その狂気の中に、誰しもがうっすら感じている現代人の習性のようなものが重なって見えるからだろう。正義感はあるが自分の責任には尻込みしてしまう男、前に進むために考えるのを止めた男、思っていることを言えなくてつい変なことを口走ってしまう女、自分の権利を声高に主張する若者。人間のばかばかしくも哀しい業の深さを描き出す、まさに赤堀ワールド全開の一作だ。クロスワードパズルが象徴的に登場するように、さまざまなヒントが見え隠れし、それをつなぎ合わせていくことで全体像が見えてくる。心の深い部分を見せられるがゆえに直視したくはないけれど、見逃してしまったドラマがあったのではと、もう一度、その世界に潜りたくなる。そんな好奇心が駆り立てられる作品に仕上がっている。公演は本多劇場にて9月30日(日)まで。チケット発売中。文:大林計隆
2012年09月24日話題の調味料「塩糀」を使った、世界中探してもどこにもないようなハンバーガー「塩糀バーガー雅 長芋&かんずりソース仕立て」(390円)が、本日5月24日(木)より全国のモスバーガー(一部店舗除く)で販売される。このハンバーガーは、日本テレビの朝の情報番組「スッキリ!!」商品開発部コーナー内で共同開発されたものだ。国産長芋と枝豆をマヨソースで和えたサラダ仕立てのソースと、3種の発酵調味料、塩糀、西京味噌、かんずりを使用したソースが特徴の、和を意識したハンバーガー。オレンジ色の塩糀ソースに長芋の白色、枝豆の緑色、トマトの赤と見た目にも美しい、和テイストがいっぱいの雅な一品、ぜひ食べてみて。お問い合わせ:モスフードサービス tel.03-5487-7371 モスバーガーホームページ
2012年05月24日