余命3カ月のがん患者・山中静夫(中村梅雀・64)と、彼を担当する今井医師(津田寛治・54)。2人の交流を軸に、終末期を描いたのが映画『山中静夫氏の尊厳死』(シネスイッチ銀座ほかにて公開中。全国順次ロードショー)だ。「映画って人それぞれ好き好きがありますけど、そのなかでも好みを超えて心に響いてくる作品もあると思うんですね。僕はまさにこの映画がそうだと思っています。地味で仕掛けはないけれど、それに代わる人の心を動かす大きな何かがあるんじゃないかなと僕は信じています」(津田・以下同)津田の言葉のとおり、本作に目を引くような派手な展開はない。しかし浅間山麓の自然のなかで営まれる生命の物語が、心に静かに響いてくるのだ。医師・今井役をつくるうえで支えとなったのは、自身が中学2年生のときにがんで亡くした父の担当医だと語る。「当時、子供心にその医師を事務的で冷たいと思っていました。ただ、父が息を引き取ったあとに泣きながら『医療の力でみんながいつか助かるようになるから。ごめんな』という、言葉をかけてくださった。今回、振り返ってみたときに、いいお医者さんだったなと思える人物にしたいと思いました。そういった意味で、この方の存在は大きな指針になりましたね」「女性自身」2020年3月10日号 掲載
2020年03月02日俳優の要潤が、あす3日(19:00~20:54)に放送されるフジテレビ系バラエティ特番『日本のお宝を取り戻せ』で、番組ナビゲーターに初挑戦する。この番組は、日本が誇るお宝の行方を追って、韓国、イギリス、アメリカ、イスラエルなどで大規模なロケを敢行し、韓国人窃盗団と盗まれた寺の住職による直接交渉などの「お宝奪還劇」を、ドキュメンタリー映像とともに紹介。さらに要は、琉球のお宝を追い求める喜舎場静夫氏や、日本から流出したお宝を買い戻している貿易商、オフェル・シャガン氏との対談も行っている。要は、初のナビゲーターに「『何で、僕なんだろう?』という疑問も正直ありました」というが、「こういったことにチャレンジさせていただく機会もないので、本当に光栄です」と感謝。対談した喜舎場氏について「沖縄の方々にお宝の歴史を知ってもらいたいとか、子供たちに歴史を伝えていきたいという思いで活動をされていらっしゃることに感銘を受けました」と印象を語っている。
2016年07月02日