連続テレビ小説『虎に翼』(月~土前8:00NHK総合※土曜日は1週間の振り返り/月~金前 7:30NHKBS、BSプレミアム4K)に山田よね役で出演中の俳優・土居志央梨が、自身のSNSを更新し「虎に翼、直道役の上川周作は大学の同期でした」と告白し、ファンを驚かせた。続けて「18歳からずっと一緒に授業受けて舞台とかやってたので、現場でしゅーさくと会うとなんか笑っちゃう。この写真もなんかうける」と投稿し、“よね”土居と“直道”上川の仲良しオフショットを添えた。ファンからは「同期で同じ作品に、しかもこんなに近しい役で出るなんて素晴らしい縁ですね」「意外な繋がり。同級生と朝ドラって、ご縁ですね。素敵です」「よねさんとお兄ちゃんがー!なんか不思議です」「すごい縁ですね!ずっと仲間が居るのっていいですね」「この仲良しショットが貴重すぎる」などの声が寄せられている。第110作目の連続テレビ小説となる本作は、日本初の女性弁護士で後に裁判官となった女性を俳優・伊藤沙莉が演じ、彼女とその仲間たちが困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子どもや追いつめられた女性たちを救っていく。日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ三淵嘉子さんの実話に基づく、リーガルエンターテインメントとなっている。
2024年04月21日NHK連続テレビ小説『虎に翼』で“男装姿&強面”が印象的な山田よね役を演じる俳優・土居志央梨(31)が17日、自身のインスタグラムを更新。“にこやかな表情”で白い歯をのぞかせた、役衣装の朝ドラオフショットを公開した。土居が演じる山田よねは、日本初の女性弁護士で後に裁判官となる主人公・猪爪寅子(伊藤沙莉)が通う大学の同級生役。人一倍やる気があるが、誰とも群れたがらない孤高の女性で、のんきに見える寅子たちに強く当たってしまう場面も。15日~の放送第3週「女は三界に家なし?」ではよねの生い立ちが明かされ、同時に同級生たちの友情が深まっていく様子が描かれている。オフショットに添えたコメントでは「撮ってくれたのは @hayeonsoo_」と、朝鮮半島からの留学生・崔香淑を演じるハ・ヨンス(33)が撮影したものであることを紹介。作中はもちろん、現場でも良好な関係を築いていることがうかがい知れる。この投稿に対し、ヨンスが「ズキュン」と反応したほか、ファンからは「素敵な写真」「笑顔を見ると嬉しい」「モノクロでも少しはにかんだ笑顔がいいね」「めちゃくちゃカッコいい」「よねさんに夢中」「志央梨さんもヨネさんもどちらも素敵です。これからの朝ドラ益々楽しみです」など、さまざまな声が寄せられている。
2024年04月18日NHK連続テレビ小説『虎に翼』で山田よね役を好演中の俳優・土居志央梨(31)が11日、自身のインスタグラムを更新。「撮影初日。なつかすぃ」とつづり、役衣装でのオフショットを公開した。よねといえば“男装姿&強面”が印象的だが、写真ではニッコリと笑顔を浮かべており「きゃー」「朝ドラとは違う柔らかい表情、素敵です」と反響を呼んでいる。本作は、女性として日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ三淵嘉子さんの実話に基づく、リーガルエンターテインメント。土居が演じる山田よねは、日本初の女性弁護士で後に裁判官となる主人公・猪爪寅子(伊藤沙莉)が通う大学の同級生役。人一倍やる気があるが、誰とも群れたがらない孤高の女性で、のんきに見える寅子たちに強く当たってしまう場面も。しかし、女性の社会進出に熱い信念を持っており、土居はそんな凛としたよねをクールに、魅力的に演じている。インスタで見せた“ギャップ感”のあるオフショットに、コメント欄には「ええやん!」「素敵な写真」「凛々しく綺麗」「カッコよく、見とれたです」「よねさん、大好きです!」など、さまざまな反応が寄せられている。
2024年04月12日ミュージカル『リトルプリンス』ゲネプロ&初日囲み取材が東京・日比谷のシアタークリエで行われ、土居裕子、加藤梨里香、井上芳雄、大野幸人、花總まりが初日開演前に取材に応じた。サン=テグジュペリ不朽の名作「星の王子さま」を原作に、1993年に誕生した音楽座ミュージカル『リトルプリンス』の東宝版として上演される本公演。小さな惑星を飛び出し、地球にやってきた王子の旅路を描き出す感動作だ。主人公の「王子」は多くの舞台経験を持つ実力派の加藤と、音楽座ミュージカル初演から王子役を演じてきたオリジナルキャストの土居のWキャストとなる。1993年の初演で王子を演じたオリジナルキャストの土居は「およそ30年ぶりで、まさかもう一回王子をやるなんて、夢にも思ってなかったので、感謝の気持ちでいっぱいです」と晴れやかな表情を見せる。「『リトルプリンス』をクリエで、しかも芳雄さんが飛行士の役をやると聞いて。絶対ピッタリだしぜひやってほしいと言っていたら、いつの間にか私もやらないかということになり……。バカ言ってるんじゃないよ、そんなの無理に決まってるじゃん、なんて言っていたのに騙されましたよ。怖いですね」と冗談めかしつつも、その決意の裏には井上の言葉もあったそうで、「井上さんが『1日でいいから出てくれないか』ということで」と説明する。その言葉を受けた井上は「簡単に言ってますけど、無理やりねじ込んでくださったんです。ほかの作品の本番・稽古もあったので、誰よりも遅くきたんですよ。だから稽古期間がギュッとしてて。およそ30年ぶりということだけでなく、この短期間でこれをしているというのがすごいなと思います」とすっかり感服した様子。そしてもうひとりの「王子」役となる加藤は「ついにこの日が来てしまったか」と切り出しつつも、「稽古をすればするほど、王子という役はとんでもない役だなと思いました。しかも土居裕子さんとダブル主演ということは震えるくらいとんでもないことだなと思いでした」と述懐。「でも稽古の途中から土居さんがいらっしゃって。誰よりも王子のことをたくさん考えてきた方ですから、裕子さんからもらえることがたくさんあった。こんなに心強いダブルキャストはいないんじゃないかなという。とてもすてきな環境で挑ませていただけるなと思っているので、全身全霊で王子として駆け回りたいなと思います」と意気込んだ。さらに「こんなにも違う作品を観ているような気持ちにさせてくれるダブルキャストはないなと思いました」と語る井上は、「土居さんは本物の王子が来たという感じでしたし、(加藤)梨里香ちゃんは年齢や精神性といった存在感という意味で、王子が子どもなんだということを信じさせてくれる。両極端の王子が観られる。本当に比べようがないんですよね」と王子役の二人について言及するひと幕もあった。井上自身は飛行士とキツネの二役を演じることになったが、「(キツネの衣装は)まだ慣れないというか。気恥ずかしい感じもありましたけど、『キャッツ』にあこがれてミュージカル界に入ったので、猫ではなかったですけど、半分夢がかないました」と笑いながら付け加えた。そして観客に向けたメッセージを求められた加藤が「温かいカンパニーが作った作品だからこそ、作品にも温かさが流れているのかなと思います」と語ると、土居も「星を見るのが大好きになるんじゃないかなと。そして地球のことをあらためてすばらしい星だから大切にしたいなという気持ちになってくださったらいいなと思います」と付け加えた。ミュージカル『リトルプリンス』は1月8日から31日まで日比谷・シアタークリエにて(愛知公演あり)会見写真撮影:壬生智裕
2022年01月08日サッカー界きってのイケメン・鹿島アントラーズの土居聖真選手にお話をうかがいました。近年、ご自身に起きた気持ちの変化やサポーター愛、ライバルや仲良しの選手についてなど、意外ともいえる素顔を公開します。女性の好みや男前ショットの数々も必見です!写真・黒川ひろみ 文・伊藤順子昔は「ダサい」と思われないよう必死でした常勝軍団・鹿島アントラーズを牽引する無敵のアタッカー・土居聖真選手。実力もさることながら、その美しすぎるルックスはJリーグNo.1との呼び声も高く、多くの人を虜にしています。取材当日も、シンプルなモノトーンコーデだからこそ、端正なお顔が映えまくりです!ーー2017年には、Jリーグの某イケメンランキングで見事1位になられました。「カッコいい!」と言われることは常だと思いますが、この言葉をどのように受け止めていらっしゃいますか?そういった言葉はありがたいことではありますが、もっと若い頃は、それを気にしすぎていて、周囲から「ダサい」と見られないように必死でした。ですが、ここ数年でオジサン化したのか(笑)、意識しなくなりましたね。そんなことを気にしている時間があったら、もっとやるべきことに使おうと思えるようになりました。ーー「ダサく見られないよう必死だった」とは具体的に?髪型、服装、それこそ歩き方や走り方まで気にしていましたね。プレーもプロになりたての頃は、コケることは恥、みたいな考えがありました。でも、年齢や経験を重ねるにつれ、がむしゃらにプレーするようになって、どんなにダサくても泥臭くても、いまのほうが自分にとっては気持ちがいいなと思えるようになったんです。ーーいい意味で肩の力が抜けたということでしょうか。ここ数年で変化を感じられているようですが、ほかにご自身で変わったと思えることはありますか。これでも人見知りが直りましたね。仲がいい人とはよく話せるのですが、僕、初対面の人には心をなかなか開けないんですよ。昔なんて、目を見て話すことができなかったくらい。でも、3年くらい前から、ようやく話せるようになったんです。例えば、洋服屋さんで服を選んでいたら、店員さんが話しかけてきますよね。かつての僕は、それがとても嫌で、話しかけられた時点で「いや……もう、大丈夫です」と店を出てしまっていたんです。本当はあの服ほしいのに~と思いながら(笑)。でも、いまの僕は、自ら店員さんに話しかけますよ。「こんな服がほしいんですけど……」や「こういうジャンルの服が多いのですがおすすめはありますか?」といったように。妻も「しゃべれるんだ」と驚いていますね。(笑)勝った喜びの裏に潜む、僕の気持ちは…ーー何がきっかけだったのでしょう。大人になると、人と接することは避けては通れない道じゃないですか。だから、年を取るにつれて、自分をうまく表現できるようになったんだと思います。それに、ある程度、自分に自信もついたのかなと。ーーピッチ上の土居選手を拝見する限りクールなイメージがあり、周囲の目を気にされていた過去も、店員さんに気さくに話しかける現在も、どちらも意外に思えます。クールとはよく言われますね。僕は超気分屋で、感情を表に出すことも多々ありますが、その裏で何事にも冷静であったりもします。その性格は、両親から受け継いだのだと思いますね。母はとても明るい人で、父は一見もの静かだけど心の内では何か秘めている人なんですよ。ーーちょっと理解が難しいので(笑)、具体的に教えてください。では、試合に勝ったとします。僕はもちろん嬉しくて、ワーッと感情を露わにするのですが、心の中で「今回勝っただけで、次負けたら意味がないだろ」と冷静に突っ込んでいる自分もいるわけです。何かしら毒づきたくなるというか。表向きの感情とは別の思いも密かに持ち合わせているよ、ということです。(笑)ーーなるほど、土居選手の真意は表情だけでは探れないのですね。でも、秘めた思いを考察するのも観戦の楽しみになります(笑)。では、観戦初心者のためにも、改めて土居選手の注目すべきプレーも教えてください。ドリブルなどボールを触っているところを見てほしいですね。僕は攻撃的な選手なので、サッカーの醍醐味であるゴールに絡むプレーが多いです。なので、ボールが僕に渡ったら、得点につながるかもしれない、という期待を持って見ていただきたいです。そして、見事点が決まったら、知らないお客さんと抱き合ったりハイタッチするのも楽しいと思います。そういった観客のみなさんの交流のかけ橋になれたらという思いも持ってプレーしています。去年から、サポーターとの距離が近くなったーースタジアムに行くと、得点シーンに限らず、サポーターによる応援がすごいですね。クラブごとにカラーや雰囲気が異なると思いますが、共通するのはゴールに近づくほど声援は大きくなり、得点に結びついたときに、スタジアムが一体になるというか、そこで初めて本当のスタジアムの姿を見られると思うので、ぜひ体感していただければと思います。90分ずっと応援し続けるリーグは、世界を見ても独特なので、ぜひJリーグの試合に足を運んでいただきたいですね。ーー鹿島アントラーズのサポーターのみなさんはどんな特徴があるのでしょうか。厳しくもあり、温かさもある、ツンデレな感じです(笑)。でも、去年から印象が少し変わってきたんですよ。以前は、負けたときほど当然ながら罵声や非難が多かったのですが、最近は調子がよくない時期でも、「頑張れよ!」と励ましの言葉を多くいただけるんです。昨年の夏、内容はいいのだけど勝てない試合が続いていたときも、多少のブーイングや厳しい声はありましたけれど、「次頑張ろうぜ」と僕らと一緒になって戦ってくれました。だから、昔より選手とサポーターの距離は近くなったと僕は思っていますね。ーー土居選手ご自身もサポーターのみなさんも、進化を遂げているわけですね。そもそも、プロサッカー選手になれた原動力は何でしょうか。数あるスポーツのなかでも、僕をサッカーへと導いてくれたのは、幼稚園の頃、園に教えにきてくれたサッカークラブの監督ですね。監督と出会わなかったら、僕はサッカーの面白さを知ることができずに違う世界にいたかもしれません。また、プロになれたのは、中学、高校のときのコーチ、長谷川祥之さんのおかげです。一つひとつの言葉に説得力があって、何がなんでもプロになりたいと思わせてくれたんですよね。極端な話「死ね」以外だったらどんな命令も従うと思います。(笑)ーー具体的なエピソードはありますか?左足をはく離骨折したときに、「ここで休んだらプロになれないよ」と言われて、試合に出ました。利き足ではなかったのがまだよかったのかもしれませんが、いま振り返るとよくやったなと思いますね。そのくらい長谷川さんの言葉は重みがありましたし、プロになりたい気持ちも強かったのだと思います。長谷川さんは現在鹿島のスカウト担当でもあり、いまでも僕に試合のダメ出しをしてくれます。大人になって注意されたり、怒られたりすることってそうそうないと思うので、とても感謝していますね。好きな食べ物でも、すぐに食べませんーー監督はそれだけ土居選手に期待していたのでしょうね。では、土居選手にとって負けたくない! と思うライバルは?ここ数年で「自分」だと思いました。以前はライバル心なんて持ってもメリットがないと思っていました。というのも、自分は気分屋で冷静なほかに、マイペースという一面もあって、誰かと競ったときに、自分の良さが消えてしまうと思ったからです。例えば、負けたくない選手を決めたとする。そいつと競ってそいつに寄せてしまう自分がいる、と。それはつまり、相手を目標にしてしまい、ライバルというより下手したら憧れに近いものになってしまうのではないか、と思うんですね。だから、ライバルは特にいなかったのですが、最近は自分への設定をどこまでできるかな、と思っています。ーーいまは何をどのように設定されているのですか?サッカーでも私生活でも、自然と「一歩引いてみる」自分がいますね。わかりやすくいうと、好きな食べ物がそこにあって、周囲に誰もいなくても「いただきまーす」とすぐ食べない、みたいな。もしかしたら、罠がどこかにあるんじゃないかと考えて、1回周りを見て状況を把握してから、食べてみるんです。サッカーにしても、いま突っ込もう! と直感で思っても、ちょっと待ってみる。そうすると、同時に相手も来ているから、衝突の危険があったとわかる。そのように、客観的に物事を見ることを自分に課しています。仲良しは三竿選手と内田選手。日本代表へは…ーーライバルはご自分とのことですが、仲良しの選手を教えてください。友達は少ないというか、けっこう選ぶほうですね。いまパッと浮かぶのは、三竿健斗選手です。もし、僕が女性だったら、健斗を夫にしたいくらい、考え方や価値観が似ていますね。彼も一歩引いて物事を見られるタイプで、それでいてポジティブなので、一緒にいて楽しいです。あと、先輩でいうと内田篤人選手と家族ぐるみで仲良くさせてもらっています。ーー三竿選手もこのあと取材させていただきますので、人柄をお聞きするのがいまから楽しみです。内田選手はどんな方ですか?気遣いの人ですね。顔はもちろん、中身もかなりイケメンです。何でもリードしてくれて、「そこの段差気をつけて!」や、焼肉に行ったら「火、気をつけて!」など、ほんの些細な事でも気にかけてくれます。気を遣う人って、少し近寄りがたくなるけれど、内田さんはそこにフランクさも加わるから、本当に完璧なんです。僕にとって父であり、兄であり、先輩であり、すべてを兼ね備えた惚れるしかない人ですね。ーー惚れるといえば、女性の好みのタイプを教えてください。優しくて気が利いて賢い人がいいですね。僕は、けっこう甘えるほうかもしれません。だから、甘えられるのは……ほどほどでお願いします(笑)。キュンとする女性のしぐさは、小さい子と話すときに、しゃがんで子どもと目線を合わせる人を見ると、いいなと思います。ーー甘えるタイプなんですね。多くの女性がとろけそうです! では、最後に、日本代表への思いをお聞かせください。プロになる前は、鹿島アントラーズでスタメンになれれば、すぐにでも代表になれると思っていました。でも、実際プロ入りして、こんなにも代表って遠い存在なのか、と痛感しています。特にここ数年は強く感じていますね。いま以上のものが必要なのかな、と思っています。引き続き結果を出すのもそうですし、結果以外のところでも、違いや個性を見せなければいけないと思っています。ーー言葉を選びながら、ひとつひとつ丁寧に応えてくれた土居選手。表の顔とは別の感情を抱いているとおっしゃりながらも、予定時間をオーバーしながらも向き合っていただいたお姿は、「実直」や「誠実」といった表現がぴったり。ベタ惚れされている内田選手と同様に、土居選手もまた外見だけでなく中身もイケメンなのだと確信しました。これからも、さらなる上へと昇っていく土居選手を応援し続けたいですね!
2019年08月24日レノボ・ジャパンは19日、同社製ノートPC「ThinkPad」シリーズやデスクトップPC「ThinkCentre」など法人向けPCの新モデルを発表した。これに合わせて都内で記者会見を開き、新モデルの概要を紹介した。○ThinkPadは3シリーズ4モデルを国内販売 - X1 Carbonに近づいたThinkPad T460s「ThinkPad」シリーズからは、モバイル向けの「ThinkPad T460s」「ThinkPad X260」、メインストリーム向けの「ThinkPad L460」「ThinkPad L560」を日本国内で販売する。いずれも米国ラスベガスで開催されたCES 2016で発表された製品だが、CPUを第6世代Coreに刷新した点が共通のトピックで、これに合わせてサポートする最大メモリ容量の増加やPCI Express SSDへ対応するなど基本スペックが向上している。特に14型ノートPC「ThinkPad T460s」は、デザインを一新することで、従来モデルから大幅な薄型軽量化を実現。薄さは最厚部で18.8mm、重量は最小構成で約1.32kgとなっている。製品概要を説明したレノボ・ジャパン コマーシャル製品事業部 Think製品プラットフォームグループ 部長 大谷光義氏によると「初代ThinkPad X1 Carbonとほぼ同じサイズ(W331×D226×H8~18.8mm)ながら、より軽量(初代ThinkPad X1 Carbonは約1.36kg)に仕上がった」という。また、独自のサーマルコントロール機能を備え、ひざ上での作業時や、かばんへの収納時にスリープモードになっていない場合を検知し、冷却を優先することで発熱を抑える。○14型モデルに注力し、市場の開拓を目指すThinkPadのモバイルノートは、12型モデル(つまりThinkPad Xシリーズ)が軸となっているが、最近の出荷状況では「ThinkPad X1 Carbon」によって、14型モデルが増加傾向にある。レノボでは従来の12型に加えて、14型の市場を開拓したい考えで、「ThinkPad T460sはそれにふさわしい製品」(大谷氏)という。このほか、ペン入力やマルチモードといったユーザーの要望が多様化する一方で、セキュリティやポート類など管理のしやすさ、予算とのバランスなど、企業のシステム管理者が求める要素も考慮し、バランスの取れた製品展開を目指すとしている。なお、CES 2016ではこれらに加えて「ThinkPad X1 Carbon」や「ThinkPad X1 Yoga」「ThinkPad X1 Tablet」も発表されているが、これらについては販売次期が先になるため、別の機会に発表するとのことだった。○ThinkCentreやワークステーションでも新モデル法人向けデスクトップPC「ThinkCentre M」シリーズでは、手のひらサイズの「M700 Tiny」、スリムモデル「M700 Small」、一体型「M700z All-In-One」の3モデルを投入。いずれもメインストリーム向けのモデルながら、2015年11月に発表したプレミアムモデル「ThinkCentre M900」シリーズと同様の機能を備える。「M700 Tiny」や「M700 Small」ではツールレス筐体やダストシールドなどを採用。また、「M700z All-In-One」でも薄型化した筐体や新設計のスタンドを搭載する。モバイルワークステーション「ThinkPad P」シリーズには、「ThinkPad P40 Yoga」「ThinkPad P50s」を新たに投入する。2015年11月には「史上最強のThinkPad」として17.3型モデルの「ThinkPad P70」と15.6型モデルの「ThinkPad P50」を発表したが、これらが3DCAD/CAEなど、デスクトップワークステーションの領域までカバーするのに対し、「ThinkPad P40 Yoga」「ThinkPad P50s」はオフィスにおけるパワーユーザーをターゲットとする。特に「ThinkPad P40 Yoga」はその名の通り、ディスプレイの開く角度によって異なるモードで使うことが可能で、レノボでは「世界初のマルチモードモバイルワークステーション」をうたう。2048段階の筆圧検知に対応したペン入力に対応し、従来ではタブレットとワークステーションで使い分けていた「スケッチ」と「編集」を1台で完結できるモデルだという。このほか、コンシューマ向けモデルとして発表した一体型PC「Yoga Home 900」や「YOGA Tab 3」を法人向けモデルとして販売することが発表された。○ワークスタイルの変革で生産性向上を提案説明会の後半では、レノボ・ジャパン コマーシャル製品事業部 製品ポートフォリオグループ 部長 土居憲太郎氏がワークスタイルの変革をテーマに、会議におけるソリューションを紹介した。土居氏はまず「企業のコミュニケーションツールとして、メールや電話が広く普及しているのに対し、カレンダーやファイルの共有、テレビ会議システムやチャットツールといったコミュニケーションツールはそこまで使われていない」と指摘する。土居氏も訪問した企業で、ホワイトボードで部署のメンバーの予定が書き込まれている様子を何度か見てきたという。こうしたメールや電話といったのみを利用している企業に対して、どういうソリューションを提案ができるかがポイントとしている。また、企業向けPCの導入サイクルについて説明。企業がPCを導入する際に、一括で導入する場合と複数年に分けて導入する場合に分けられるが、「感覚値では9割ぐらいの企業が分割で導入する」(土居氏)という。つまり、多くの企業ではスペックやOSイメージがことなるPCが混在している状況にある。続けて、企業内のワークスタイル変革ということで会議に着目。労働時間のうち、大きな時間を費やしている「会議」に対してどう生産性を挙げていくかを中心に、ソリューションの提案を行った。基本的に会議が設定される際には、メンバーの時間と会議室が開いているかどうかで決めている。メンバーの時間は空いているが、会議室が取れないため予定をずらすというケースもあり、その分意思決定が遅れてしまう。さらに前述したとおり、多くの企業では世代やスペックの異なるPCが使われており、ある人が使うPCにはD-subがあるが、別の人が使うPCでは搭載されてないことも考えられる。会議では複数のメンバーがプロジェクタを使うことも多く、その度にケーブルをつなぎ変える、あるいは都度資料をメンバーにメールで送付するなど、時間のロスや会話がとまってしまうことによる思考の停止が起こってしまい、それが生産性の低下につながる。レノボが提案するのはワイヤレスによる機器の接続だ。まずはWiDi対応のアダプタ「Lenovo Pro WiDiアダプタ」を利用した方法で、各PCとアダプタ間をワイヤレスで接続することで、ケーブルのつなぎ変えや異なるインタフェースが混在する問題に対応する。また、会議資料の共通というところまで踏み込んだのが、パイオニアVCが提供する「xSync」(バイシンク)を使ったソリューションだ。「xSync」はサーバとなるデバイスを用意し、それに各PCがアクセスすることで画面の共有などが行える。デモでは10型タブレット「ThinkPad 10」をサーバとし、各メンバーのPCからアクセスする様子が披露された。
2016年01月20日●新モデルが一挙に登場レノボ・ジャパンは10日に、同社の法人向けノートPCブランド「ThinkPad」シリーズの2015年新モデルを発表した。これに合わせて都内で記者説明会を開催し、新モデルの特徴や従来モデルからの変化したポイントについて解説を行った。○ThinkPadは「何を持ってThinkPad」なのか詳細な製品概要を説明する前に、レノボ・ジャパン Think Client Brand Managerの土居憲太郎氏が、「企業における生産性向上にLenovoが貢献できること」と題し、プレゼンテーションを行った。はじめに土居氏は(ThinkPadは)「何を持ってThinkPad」なのかというテーマで、ThinkPadシリーズが持つ特徴を説明する。土居氏によると、ThinkPadシリーズでは、堅牢性やパフォーマンス、セキュリティ、ユーザビリティ、管理性、共通性といったベースとなる部分のニーズにおいて、高いレベルで対応しているという。堅牢性といった面では、米軍調達基準のクリアやおなじみの拷問テストでその品質を証明してきた。パフォーマンスやセキュリティでは、そのときどきで最新のテクノロジーを取り込んできたほか、長きにわたって指紋認証の搭載や独自のソフトウェアチューニングを続けてきた。ユーザビリティではThinkPadならではの使いやすいキーボードとトラックパッド、企業のIT管理者に受け入れられるように仕様の共通化で管理性を高めている。また、そのうえでThinkPadは汎用端末ながら、豊富な周辺機器を純正で用意し、専用端末としての用途も見据えた幅広いニーズへの対応も鍵になるとしている。こうしたベースの部分、そして拡張性の部分でユーザーのニーズに応えていくことが、ThinkPadシリーズらしちば。だいすけさを形作っていく。○タブレットは新たなチャンス、一方PCは基本に立ち返っていく続いて土居氏は、2000年以降の日本における企業向けPCの出荷台数データを紹介し、PCの出荷台数はそれほど大きく増減をしていないが、2010年から2011年にかけてタブレットが登場し、それ以降で新たなビジネスチャンスが増えているという。今後はシンクライアントやコンテンツ表示端末、タッチ操作での簡単な入力を行う専用端末、PCではオーバースペックになる分野でタブレットが延びていくとした。近年、タブレットの登場により、PCからのリプレイスが進んでいるという見解もあるが、PCは大きく変わらず、基本に立ち返る形でPCならではの使われ方や生産性の向上に焦点が当たっていくとの考えを示した。また昨今、企業の業務においてクラウドの活用が勧められつつあるが、導入している企業はまだまだ割合としては少ない。土居氏は企業のクラウド活用を進めていく上で、セキュリティや自社内で提供されているシステムとの統合や一貫性が課題となると主張する。さらに、土居氏が企業のIT管理者と接するなかで見えてきた問題点として、複数のシステムにおける定期的なパスワード管理やデータ管理、OSやブラウザのバージョンとそれに紐付いた社内システムやアプリケーションなどがある。このほか、エンドユーザーとしての立場から見れば、より長いバッテリ駆動時間や通信機能を含んだモビリティが必要となるし、スマートフォンやタブレットのような短時間での起動や使いやすさが、なぜ会社支給のPCでは実現できないのかというギャップも今後生じてくる可能性もあり、そうした変化に対応しかなければならないという。レノボでは、こうした課題に対してこれまでThikPadというフロントの端末を提供してきたが、今後はIBMのx86サーバ事業を買収してできたレノボ・エンタープライズ・ソリューションズとの連携で、バックエンドの部分でのセキュリティやアプリケーションといったソリューションも合わせて提案していく。●顧客の声を基に改善を続ける○顧客の声を基に改善を続けるレノボ・ジャパン Think製品事業部 ThinkPad Product Manager 吉原敦子氏が、新モデルでの変更点を説明した。すでにCES 2015のニュース記事でもお伝えしているが、ThinkPad新モデルでは入力インタフェース周りに大きな変更がある。2015年1月に国内販売を発表した「ThinkPad X1 Carbon」では、前世代モデルでファンクションキーの列に、Lenovoが「Adaptive Keyboard」と呼ぶソフトウェアキーボードを搭載していた。吉原氏によると、Adaptive Keyboardは、ユーザーからは「慣れると使いやすい」という評価があったが、企業のIT管理者からは異なるインタフェースの機種があるとユーザーサポートや管理がしにくいといった意見が寄せられたという。その結果、新モデルでは再びハードウェアのファンクションキーに回帰することとなった。また、ポインティングデバイスはThinkPad X1 Carbonを含む、多くの機種で変更された。従来の5ボタンを内蔵した面積の広いトラックパッドは、ユーザーからの「広いパッドを使いたい」という声や、Windows 8の搭載を見越して搭載したが、最近のユーザー調査では「物理ボタンがほしい」との要望が多かったことから、こちらも左右と中央ボタンを備えたクリックパッドへと戻ることとなった。ThinkPad新モデルでは周辺機器の共通化も行っている。「ThinkPad X」シリーズ、「ThinkPad T」シリーズ、「ThinkPad W」シリーズでは、内蔵バッテリに加えて、ホットスワップ対応の着脱式バッテリを搭載しているが、これは3シリーズで共通のものを利用できる。また、ドックは「ThinkPad X」シリーズ、「ThinkPad T」シリーズ、「ThinkPad W」シリーズ、「ThinkPad L」シリーズの4シリーズで共通のものを、さらにThinkPad X1 Carbon/ThinkPad Yoga 12/「ThinkPad E」シリーズ、ThinkPad 10 / ThinkPad Helixでそれぞれドックを共通化している。ACアダプタに関しては、ThinkPad 10 / ThinkPad Helixを除く、ノートPC全体で共通のコネクタを採用している。仕様や周辺機器を共通化することにより、複数機種を導入した際における管理の負担を軽減する。○堅牢性もさらに進化2015年版ThinkPadでは、ThinkPad最大の特徴である堅牢性も進化した。従来のThinkPadシリーズは米軍調達基準(MIL-STD-810G)における10項目のテスト(湿度、低音、高温、粉塵、振動、メカニカル衝撃、高度、低音と高温が切り替わる極端な環境)をクリアしてきたが、新モデルではさらに2項目(太陽放熱。細菌試験)のテストを追加した。過酷な外部環境や実験室、研究室での使用を考慮したという。●写真で見るThinkPad新モデル○写真で見るThinkPad新モデル会場では、発表されたThinkPadシリーズを一堂に展示していた。注目の製品について写真を中心に紹介したい。
2015年02月16日