京浜急行電鉄が、震災等の影響で海水浴客が減少している逗子海岸への集客を目的に“音霊トレイン”を7月30日(土)から運行する。「音霊 OTODAMA SEA STUDIO 2011」チケット情報KUREI & ISEKI(キマグレン)のふたりが逗子海岸で立ち上げた海の家ライブハウス「音霊 OTODAMA SEA STUDIO」と京急電鉄が共同で企画。「音霊 OTODAMA SEA STUDIO」の出演アーティストが並んだポスターや、KUREI & ISEKIからの「がんばろう海」をテーマにしたメッセージを記したポスターで、京急電車(8両1編成)車内を彩り夏の逗子を盛り上げる。本日7月29日には、KUREI & ISEKIがふたり揃って、愛する“逗子”“海”への想いを伝えるべく,音霊スタッフとともに掲出作業を行った。運行は7月30日(土)から8月28日(日)まで。運行の詳細については、京急ご案内センター、03(5789)8686または、045(441)0999まで。「音霊 OTODAMA SEA STUDIO」は、8月28日(日)まで連日開催中。
2011年07月29日9月に大阪で開催される恒例の野外ライブイベント「OTODAMA’11~音泉魂~」の第6弾出演者が発表された。「OTODAMA’11~音泉魂~」チケット情報今回出演が発表されたのは、フラワーカンパニーズ、TOMOVSKY、MONGOL800の3組。これまでに発表された出演者とあわせて計15組の参加が決定した。「OTODAMA’11~音泉魂~」は、9月3日(土)に大阪・泉大津フェニックスで開催。チケットは発売中。
2011年07月27日去る6月11日(土)、ユニークなイベントに行ってきました。それは、第一回「キタコレ世音堂(ぜのんどう)」という朗読ライブ。単なる朗読劇なら、珍しくありませんが、3人の俳優たちによって朗読される物語は、3人の小説家たちがそれぞれ創作した短編作品で、その元になっているのが3枚のお題写真。つまり、別々の人間が“(自宅から1分以内の場所にある)新しい世界”というテーマに沿って撮影した3枚の写真すべてをインスピレーション源として、3人の小説家がそれぞれ自分なりに物語を創作していくのです。小説家に課せられたルールは3つ。1)お題写真3枚すべてを使って、物語を創作すること。2)文量は4,000字(原稿用紙10枚)以内のこと。3)最後の一行を、タイトルにすること。お題を与えられてから、小説家に与えられたのは3週間という短い時間。ほとんど“大喜利”状態です。このアイディアの源について、主宰者で作家の柴崎竜人さん(左下写真)はこう話しています。「落語の世界には、“三題噺”という催しがあります。寄席に集まった客のなかから3人を選び、それぞれにお題を出させ、その3つのお題をすべて使って即興落語を創作するイベントです。これを小説でもやってみたいと何年も前から思っていました。写真をお題にするというのは伝わりやすいし、同じお題を使うことで、作家の個性が出るのではないかと思ったんです」。確かに、3枚の写真から発想された3つの物語は、展開も、主人公たちも実に様々。同じ種(写真)から、全く違う花(物語)が咲くという有機性も素敵でした。写真を撮影したのは、「GyaO!」の取締役社長・川邊健太郎氏、タイの国民的作家でデザイナーのプラープダー・ユン氏、プロの専業主婦・保科和賀子さん。作家は、柴崎氏に加え、脚本家で作家の狗飼恭子さん、作家で女優の藤谷文子さん。それぞれの作品を読んだ俳優陣は、篠原ともえさん(柴崎作品)、宮本一粋さん(狗飼作品)、木下ほうかさん(藤谷作品)。俳優たちは作家たち自身が選んだそうで、狗飼さんによると「全員が、それぞれの第一希望だったんですよ」。聞いている者としては、目の前で、声によって立体的に浮き上がっていく文学を前に、こんな人が朗読したらどうだろう、この物語を男性が(もしくは女性が)朗読したらどんなだろうと、様々な可能性を考えずにはいられず、とても心躍るものでした。イベントで披露されたものは、よくある“綿密に練られた末に生まれたもの”の対極にある、“素敵な思いつきの結晶”であり、とても新鮮。目の前で展開する世界には、クリエイティブな世界にしばしば起こる素晴らしい偶然性のようなものがひしめいていました。写真を撮影した人物のひとり、川邊健太郎さんはライブ会場を訪れていて、終了後、「制約をつけて申し訳ない気持ちです。もう使わなくて結構ですという感じでした」とコメント。でも、イベントの第二部として、トークショーのために登場した3人の作家の満足気な表情を見ていて、彼らがその制約をとても楽しんでいるように感じました。制約があるからこそ生まれる、いままでにはなかった自由な発想を。以前、ある人気作詞家に話を伺ったことがありましたが、「制約があると、燃えますね。制限の中で、どれだけ自分らしさを出せるかが面白いし、挑戦しがいがある」と話してくれました。クリエイティブな才能とは、好き勝手に創造できるだけではなく、制限の中ですら、世界を無限に広げていけるチカラのことを言うのでしょう。そんなことも、実感できた一夜でした。この素敵な公演の収益は、「心のとしょかんプロジェクト」に全額寄付されるとか。3月11日以降、様々なチャリティイベントが開催されていますが、このイベントの目指すものをご紹介するために、最後に柴崎氏の言葉を引用しておきます。「なんでもかんでも311を引き合いに出して悲嘆に暮れるのはそろそろいいんじゃないか。と僕も思うけれど、もはや僕たちはあの日以前の世界に戻ることはできないし、いま日本に生きている人々の意識は、あの3月11日14時46分に、ひとつ残らず紐付けされてしまっている。世界は変わってしまった。それも決定的に。もはやシーベルトやらベクレルやらという単位を知らなかった頃の自分には戻れない。でも、僕らは結局こうして生きているわけだし、残る数十年を落ち込んだまま過ごせるほど、お人好しじゃないはずです。未来はテレビのなかの悲観論者やデマゴーグたちだけのものではありません。僕らだって未来を想像したいと思う。できれば楽しいことや、色っぽいことで満ちているような。その力が、あるいは新しい社会を作る創造力になるかもしれません。『あのコの隣に座りたい!』。そんな超個人的な想像だって、誰かを救う原動力になりえるはずです。この『キタコレ世音堂』は以前、作家仲間のあいだで試したことのある遊びでした。同じ写真を使っているのに、できあがってくる物語はまったく別。SF、ラブストーリー、サスペンス。その違いが面白かった。それは『同じ景色を見ているのに、受けとる美しさは人それぞれ』という世界の成り立ちそのものを、追体験しているような感覚でした。初回のキタコレ世音堂には、この遊びを面白いと感じ、共有してくれる友人たちに協力していただいています。いま僕らの目の前に広がっている景色は同じ。でも未来は好きなように想像できる。このイベントに触れた方々にとって、希望ある新しい世界を想像できるきっかけになれば幸いです」。第一回「キタコレ世音堂」の公演の模様は、7月には、Ustreamで放送予定。詳しくは、世音堂サイトへ。(text:June Makiguchi)「世音堂」公式サイト「心のとしょかんプロジェクト」公式サイト
2011年06月22日「江~姫たちの戦国~」で注目の上野樹里2011年1月27日、オリックス生命保険株式会社は、イメージキャラクターの上野樹里さんを起用した「医療保険CURE[キュア]」の新テレビCMを2月7日から放送を開始することを明らかにした。上野樹里さんは、NHK大河ドラマ50作目にあたる「江(ごう)~姫たちの戦国~」の主人公の江を演じている今年注目の女優。9日に第1回が放送されたが視聴率も良く、今年の大河ドラマは好調な滑り出しである。わかりやすくリーズナブル「医療保険CURE」新CMは「わかりづらいことが多い時代、せめて保険はわかりやすく」をコンセプトにしている。生命保険は「わかりにくい」と言われることが多く、顧客の視点に立った、わかりやすい商品を提供することが求められている。「医療保険CURE」は、「シンプルでわかりやすいこと」「合理的な保障をリーズナブルな保険料でご提供すること」をコンセプトに開発された。「医療保険CURE」の良さを知ってもらいたいという願いを込めて、新CMは制作されたという。2月7日から、ホームページに新テレビCMとメイキング映像を公開する予定である。今年、注目度アップの上野樹里さんの新CMは話題を集めそうだ。
2011年01月31日一人1台が当たり前となった携帯電話。仕事用にプライベート用と、2台持ちなんて人も居ますよね。で、気になるのは人さまの着信音。いったい、携帯電話の着信音事情は、今はどうなっているのでしょうか?調査期間:2010/10/23~2010/10/29アンケート対象:COBS ONLINE会員有効回答数 432件(ウェブログイン式)■着信音は何を使っていますか?マナーモード……39.9%普通の呼び出し音……25.5%着メロ……16.4%着うた……16.0%そのほか……2.2%どうやら、「着信音は出さずバイブだけ」というマナーモードの比率が高いようです。それぞれ、理由を聞いてみると……【マナーモード】「電車や会社などで鳴ると恥ずかしいから」(23歳/女性)「周りに迷惑をかけたくないから」(23歳/男性)「マナーモードと通常モードを切り替えるのが面倒なので、常にマナーモードにしている」(25歳/女性)大きく分けると「面倒」、「周囲への配慮」といった意見のようです。【普通の呼び出し音】「昔は着メロや着うたにこだわっていたけれど、シンプルな音がいいと思うようになった」(29歳/女性)「マナーモードにしている時間が長いので、着メロじゃなくてもいいかと」(27歳/女性)「着メロをやりだすとキリがないので」(31歳/男性)もう着メロや着うたは卒業した!といった感じでしょうか。また、うっかりマナーモードに設定し忘れたときに、鳴っても恥ずかしくないようにという声も。【着メロ】「着うたは料金が高いから」(25歳/女性)「着うただと恥ずかしい気がして……」(28歳/女性)「普通の呼び出し音では物足りないためです」(30歳/男性)普通の呼び出し音では物足りず、着うたまでは凝りたくない……。もしくは、着うただとダウンロード料金が着メロより高いから、という理由が大半でした。「普通の呼び出し音」と「着うた」の間をとって……という人が多いのかも。【着うた】「相手によって曲を変えている」(26歳/女性)「好きな曲が鳴るとテンションが上がる」(23歳/女性)「着メロだと音質がしょぼいから」(28歳/男性)着メロVS着うた論戦が勃発しそうな雰囲気もありつつ……。携帯電話を思う存分楽しみたいという意見が多かったですね。【そのほか】「猫の鳴き声」(27歳/女性)「好きな人の声」(25歳/男性)好きな人の声の着ボイスが、満員電車で鳴ったりしたらものすごく動揺しそうです……。あ、でも普通の会話みたいだったらごまかせるんでしょうか。「着メロ」全盛期は和音がいくらだとかが話題になりましたが、最近は携帯電話に求められるものが、ほかの機能に移行してきたといえるのかもしれません。私も以前は人によって着信音を変えていたものの、何度も携帯電話を交換しているうちに設定が面倒になり、今は普通の着信音です。昔、気になる人からの着うたが鳴った日には「ドキッ!!」として跳ね上がったもの……。そんな甘酸っぱい気持ちが味わえないかと思うと、少しだけ寂しい気がします。(栗本千尋+プレスラボ)【関連リンク】【コラム】ビジネスマナーデータベース|COBSキャリア20代の転職「前」コラム&コミュニティサイト【コラム】職場に流れる大音量の着メロ!【コラム】一般常識クイズ・雑学クイズ-ビジネスマナー-15問モード
2010年11月21日女優の浅見れいな、長渕文音、穂のかが、初共演し3姉妹を演じる舞台「結婚狂想曲」の稽古が8月中旬から都内ホールでスタート。25日、3人は結婚について語り合う重要シーンでの掛け合いに磨きをかけた。人気劇団「PU−PU−JUICE」第10回公演で、結婚式の真っ最中に新郎が「この結婚、なかったことに…」と破棄を匂わす発言をしたことから露呈する人々の悲喜こもごもを描くドタバタラブコメディ。3人は客演でオファーされ快諾。主演となる新婦で三姉妹の長女を浅見さん、既婚ながら浮気性の次女を長渕さん、バツイチで子持ちの三女を穂のかさんと、それぞれひと癖ある役どころに挑む。稽古開始から約10日、この日は舞台装置を確認しながら動き、台詞を読み合わせて、芝居のリズムや掛け合いのテンポを確認する内容。浅見さんらは芝居のリズムを体に叩き込むように自身の台詞をリズミカルに発して掛け合いに打ち込み、汗を流した。今回、初舞台を踏む長渕さんは、両親がシンガーソングライター・長渕剛、元女優・志穂美悦子さんながら、アドバイスは「舞台って、両親はあまりやったことがないから」と受けていない。「訳が分からなく、難しい。いい意味で全て壊されたような感じ」と体当たりで挑み、「役柄は野性的で思ったことを顔に出したり言ったりするところが自分と似ていて、やりやすい」と着実に役を掴んでいる。今年3〜4月の初舞台「カフカの変身」で英国演劇界の鬼才スティーヴン・バーコフ氏の厳しい演出の洗礼を受けた穂のかさんは、「前回と全然違って何が分からないかが分かるので、楽しめています。役が自分寄りで似ている。私も、結婚しても仕事をしていたいという考えなので、理解しやすい」と充実の笑顔を浮かべる。「3度目の舞台」と話す浅見さんは「ドタバタコメディなので、すごくはっちゃけると思います」と“大暴れ”予告する。3人のチームワークは?と聞くと「バッチリですよ!」と長渕さんが即答。“姉”の浅見さんが「2人が思った以上に強烈。文音はすごく色っぽい。穂のかはマイペースで強い。2人とも慕ってくれるので嬉しいしかわいい」と話すと、穂のかさんは「浅見さんは男らしい、男前のオーラがある。マイペースですし」とそれぞれ個性的でいい刺激を与え合っている様子だった。一方、今作のテーマは結婚。お年頃でもある3人がいま、抱く結婚観は?浅見さんは「いつしてもいい、って思っていますね。年齢がいま27で周囲が第2次結婚ブームです。でもそのブームには乗れなそう。ちゃっちゃしたい、とも思うのでいつかはするんじゃないかなと」とサバサバ。長渕さんは「結婚願望が全然ないんです。子供ができちゃったらするんじゃないかな、って。だから今回、離婚寸前の役なので掴むのが難しいんです」と苦笑い。穂のかさんも「結婚願望が全然ない」と前置きし「この舞台の冒頭の台詞で『人はなぜ結婚するんでしょう?』とありますが、自分の疑問と同じ。演出の山本浩貴さんが『結婚に対するイメージが変わる舞台になれば』とおっしゃっていましたし、この舞台が全部出来あがったときに自分がどう思うか、楽しみです」と声を弾ませていた。8月30日(木)製作会見都内で行われた劇中の冒頭の結婚式を演じた形式の製作会見に、浅見さんはウエディングドレス姿、長渕さんと穂のかさんはそれぞれパーティドレスを着て出席。実生活で父親と結婚の話をしたことがある?の質問に、穂のかさんは「ないです。まだそういう年頃だと思っていないんじゃないですかね」、長渕さんも「ないです」とサラリ。浅見さんは、4月にデートが写真誌に報じられた相手、大森南朋が8月上旬、蒼井優との熱愛が報じられたことについて、周囲が狂想曲ですか?と突っ込まれ、「どうなんですかね、ハッハッハ」と豪快に笑い飛ばしていた。舞台「結婚狂想曲」は9月8日(水)より新宿シアターサンモールにて上演開始。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:アンを探して 2009年10月31日よりシネカノン有楽町1丁目ほか全国にて公開© 2009 Zuno Filmsグランジュテ■関連記事:穂のかインタビューデビュー2年目の初舞台で“変身”中「苦しくて幸せ」“石橋貴明の娘”からの脱却が試される?穂のか、単身海外で挑んだ初主演作が公開
2010年09月02日男ばかり23人、助けの来ない無人島にひょいと木村多江を放り込んだら何が起こるか?「案外強さを発揮するかもしれない…。そういう自覚はありますよ」。いたずらっぽい笑顔を浮かべ、彼女はあっけらかんと答えた。映画『東京島』で彼女が演じたのは男たちの間を渡り歩きしぶとく生き延びようとする、美しく、見苦しく、勇ましく、弱々しく、そして何よりタフな女・清子。“タフ”という点においては木村多江は間違いなくタフな女優である。「薄幸な役が似合う女優」――彼女が演じてきた役柄のイメージを勝手に重ね合わせ、ひとは彼女をそう呼ぶ。演技力の高さゆえにまとわりついたそんなイメージについて他人事のようにクスクスと笑いつつ、こう続ける。「私、撮影の間中、わりといつも役柄を引きずってしまうんです(苦笑)」。これがタフでなくてなんなのか!そんな木村さんにいま一度、東京島でのサバイバルな日々をふり返ってもらった。劇中の清子は、男たちにちやほやされたかと思えば、島を脱出しようと意気込んだり、男たちに軽蔑の目で見られ屈辱を味わったりとその表情の変化、テンションの上下動はまさにジェットコースター。木村さん自身、40日以上に及んだ沖永良部島と徳之島での撮影の中でどのように気持ちを作り、テンションを維持していったのか?「最初の1週間くらいはとにかく不安で、シーンを撮り終えるたびに『これでいいのかな?』という感じだったんですが、少しずつ自分が解き放たれていきましたね。ある時点で気づいたんです。必ずしも全シーンで“同じ人”じゃなくてもいいんだって。人間って多面的じゃないですか。一人の人間として繋がっていなくても、そのとき出てきたのが清子なんだと感じるようになり、お芝居を論理的に繋げようと思わなくなって…だんだん、私が考えているのか、清子が考えているのか分からなくなってきたんです(笑)。そうしたら、撮影以外の時間でも結構、孤独を感じるようになってきたんですよ、もちろん周りにはみなさんいるのに。部屋に住み着いてるヤモリに『おはよう』って声をかけるようになったり(笑)」。島にたどり着くまでの清子は、ごく平凡な主婦。そんな彼女が島では男たちの間を渡り歩き、裏切り、見苦しいまでに生きて、生きて、生き抜こうと強さを発揮する。清子とは何者なのか?そんな疑問をぶつけると、木村さんは自身を重ね合わせながらこんな言葉を…。「最初は私も彼女の行動が突拍子もないものに見えて、『私は清子にはなれない』って思ってました。同じ状況でも私はグチグチとネガティブに悩み、何も決められないだろうって。でも、演じる上でセリフを言わなくちゃいけない。そこで、スパッと決定的なセリフや、決意を口にするじゃないですか。そうすると、気持ちが一気にそっちに向かっていくんですよ。実は、そうやって物事を一歩前に進める潜在能力って誰にでもあるんだなぁって。誰でも自分を自由にする力を持っている。それが具現化したのが清子なんですね。だからいまでも、ちょっと落ち込んだりしたら(清子のセリフである)『何がハッピーエンドかは、自分で決めるわ』って口に出して言って自分を奮い立たせたりしています(笑)」。では木村さんがもし無人島にたどり着いたとしても…。「蛇を料理するシーンについて、男性のインタビュアーの方から必ずと言っていいほど『あのシーンどうでした?』って聞かれるんですが、何も意識せずに、普通に料理する感覚で皮を剥いて串に刺してました(笑)。だから『実際にそうなっても、蛇の皮を剥けちゃう女なんだな、私…』って(苦笑)。きっと撮影を通じてそういう自分に目覚めたんですね!」改めて、今回演じた役柄について。「これまでの作品とはアプローチが違った」という木村さん。今回の特殊性について“自分の感情”をポイントに挙げる。「私自身に近いというか…絶対的に自分の感情を大切にして演じた役なんですね。例えばあるシーンで、本番前に途中まではテストで動いてみるんですが、(篠崎誠)監督が『この先は自分で好きにしていいよ』って仰って。だから、自分の中にある感情が反映されていて、どの役よりも“嘘”がないというのは感じますね」。監督が木村さんをこの役に選んだ理由は何か?「極限状態における私の中にある強さ、タフさを監督は見抜いていたのかもしれないですね」と木村さん。では、ごく日常の中での木村さんはどんな人間?「薄幸じゃないですよ!どちらかというとノホホンとしてて、のんびり屋で…すごくオッチョコチョイです(苦笑)。映画の中で清子がコケるシーンがありますが、あれはまさに私なんです」。この作品を経て、女優・木村多江はどこへ向かうのか――?本人曰く「今回演じてみて『私、コメディ下手だなぁ』って実感したので、もっとコメディをやりたい」とか。まだまだこの先、隠された(?)いろいろな表情を見せてくれそうだ。(photo:Toru Hiraiwa)■関連作品:東京島 2010年8月28日よりシネスイッチ銀座ほか全国にて公開© 2010東京島フィルムパートナーズ■関連記事:衝撃!木村多江が豪快に蛇の皮を剥く『東京島』本編特別映像が到着現代のサバイバル、間もなく公開!『東京島』行楽シートを3名様プレゼント窪塚洋介がナマであなたの質問に回答!『東京島』公開記念、ネット上の生番組に出演木村多江のヘビ料理に窪塚洋介ら男性陣苦笑シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第5回)一緒に無人島に流れ着きたい俳優は?
2010年08月26日