出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、移動する時間を楽しめる女になりきり。乗り物はアクティビティ。妄想力も向上します。新幹線やローカル線に乗っているときに、電車の進行方向を眺めている女性を見ると、素敵だなと感じます。きっと彼女は、乗り物に乗るということを一つのアクティビティとして楽しめる人。窓の外に広がる風景を見ながら、“このエリアには雪が降るんだ…”と変化に気づいて地理を学ぶこともあれば、その街に住んだ自分を想像することも。“あのお母さん、子どもを幼稚園に送るのかな”“ここに暮らしたらこの学校に通うことになるのかもしれない”“しがらみもありそう…”と妄想することで、移動が楽しいものに変わります。『世界の車窓から』という番組も好きに違いありません。むしろ、“私は見慣れているけれど、外国から来た観光客には面白い風景なのかもしれない”とポジティブにとらえたりと、“ひとり『世界の車窓から』ごっこ”をしている可能性も大!きっと誰もが、子どもの頃は電車に乗るというだけで楽しかったはず。そんな気持ちを忘れずにいるピュアさに憧れるし、窓の外に広がる景色に興味を持っていることも素晴らしいと思います。それに、電車が進む方向を見つめる姿には、“私は後ろは振り返らない。前だけを見る…”という気概を感じることができて、カッコいいですよね。やはり、電車で移動をするときに車窓を眺める習慣をつけるということが、第一歩のよう。そのためにはスマホをフライトモードにし、見ないようにしてみるとよさそうです。飛行機に乗るときには誰もが我慢できていますし、電車も同じ要領でクリアできるのではないでしょうか?それに、窓の外に広がる景色を眺めていると、動体視力や、想像力が自然と養えそう。私も移動中は寝ていることが多いので、今度、挑戦してみたいと思います!よこさわ・なつこ芸人。『バイキング』(フジテレビ系)、『王様のブランチ』(TBS系)など数多くのバラエティ番組にレギュラー出演。初の婚活本『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。※『anan』2018年8月1日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2018年07月28日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、いい距離感で人と付き合える女になりきり。一夜を共に過ごせてこそ真の友だちです。よく、「金の切れ目が縁の切れ目」といいますが、私は「旅の切れ目が縁の切れ目」だと思っています。友だちと旅行をすると、普段の付き合いではなかなか知ることができない一面が見えてくるもの。スーツケースの広げ方一つをとっても、“私のスペースを浸食するくらい広げてる…”と思うかもしれない。寝ているときには、いびきや歯ぎしりなどをする可能性だってある。しかも、たとえ相手にイライラしても、海外だったりしたら、それこそ逃げ場がないですよね。もちろん逆もしかりで、友だちが私に対して嫌だと思うことがあっても一定期間は一緒に過ごさないといけないし、それも辛いもの。だから私は仕事でマネージャーさんとホテルに泊まるときでさえ、“朝ごはんに誘ったけど、一人で気楽に食べたかったかな…”とモヤモヤ考えてしまう。仕事でもこんな調子なので、プライベートで旅行をするときは背水の陣のような気持ちで挑まなければいけないし、そもそも勝負に勝てる自信がありません。だからこそ、相手のどんな部分も受け止め、相手に嫌われるかもしれないという可能性を恐れずに海外旅行できる人はスゴい。それに、距離感を上手に保てる姿を見ると、“大人だな~”と憧れます。いきなり遠くに行くのは危険なので、まずは、お互いの家でお泊まり会をするのがよさそうです。一夜を明かしてみて、途中で“やっぱ無理!”と思ったら、逃げることだってできますから。練習代わりに軽い気持ちでトライしてみるといいのではないでしょうか?“一緒に旅行をする仲”の友だちは本当の友だちだと思うし、そんな相手がいて羨ましいなと思います。私も実は、今度友だちと泊まりがけの旅行をする予定ができたので、努力してみま~す!よこさわ・なつこ芸人。数多くのバラエティ番組にレギュラー出演。7月20日に単独ライブ『出版ガール』開催。同日に初の婚活本『追い込み婚のすべて』(光文社)も発売予定。※『anan』2018年7月25日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2018年07月21日出会った女性がネタの源という横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、目標のために計画的に努力できる女性、「水着を新調する女」になりきり。秋に夏の楽しい思い出を語れる女性は素敵です。みなさんは最近、いつ水着を買いましたか?“一回しか着ないから持っているやつでいいや…”“お金がもったいない”などと買うことを諦めたり、そもそも海やプールに行くことが嫌だという人も多いのではないでしょうか。というのも、私がその一人なんです。だからこそ、水着を新調する女性を見ると尊敬してしまいます。まず、水着を着られる体型であること、そして、海やプールという勝負の場に出られることがスゴい。もともとスタイルがいい人もいるでしょうが、水着のためにダイエットを頑張ることができる人って、素敵ですよね。夏に間に合うように逆算をして、冬から努力をしているに違いありません。そんなふうに、目標を達成するためにきちんと努力を重ねられる人は、仕事や人生も計画的に進められる人ですよね。それに、“夏を楽しもう”という前向きな意欲も感じます。クーラーが効いた家でじっとしている人よりも充実した日々を送れそうだし、きっと、秋が来る頃には夏の思い出をちゃんと語っていると思います。まずは、自分にとって楽しかった夏を思い出し、その頃に耳にしていた音楽を聴いて、夏へのモチベーションを高めることがよさそう。すると、“こんなに素敵な夏が、またやってくるかもしれない…!”と前向きになれるし、その結果、自然と水着を着るための努力をしたくなると思うんです。また、実際に水着を売っているお店に行って、“これを着よう”と目標を定めてみるのはどうでしょうか。そうして、一度でも素敵な水着の思い出が作れると、「来年も頑張ろう!」と新たな目標ができ、体型キープの努力を始めるかもしれません。太陽の下で水着姿をお披露目できるような体を目指して、私も頑張ります!よこさわ・なつこ芸人。数多くのバラエティ番組にレギュラー出演。7月20日に単独ライブ「出版ガール」開催。同日に初の婚活本『追い込み婚のすべて』(光文社)も発売予定。※『anan』2018年7月18日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2018年07月13日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「政治家と官僚」です。間接的には国民も官僚の人事に関わっています。森友学園をめぐる文書改ざん、自衛隊の日報隠蔽、加計学園の獣医学部新設など、政治家と官僚にまつわる問題が度々起きています。ここで政治家と官僚の違いについて改めて整理すると、政治家は、国民が選挙によって選んだ、「私たちの代表」です。これに対し官僚は、各省庁ごとに採用された公務員で、国民の代表ではありません。基本的には、政治家が官僚に対して指示を出し、官僚はそれを実行する立場にあります。なにか不祥事を起こした場合、政治家ならば、次の選挙で当選させない、ということができますが、官僚については国民が人事に関わることはできませんでした。しかし、官僚機構のなかだけで人事を決めることで、官僚と民間の癒着構造ができ、天下り問題が取りざたされるようになりました。省庁のトップに上がれなかった人たちの受け皿として、機能していない公益法人を作り、無駄な税金が使われた。そこで、第1次安倍政権は「官民人材交流センター」を内閣府に設置。国家公務員の再就職先を民間企業と相談しながら支援するというもの。その後、民主党政権になり、官僚の勝手にはさせないと、政治主導にしようとしたのですが、うまくいきませんでした。第2次安倍政権になり、平成26年に国家公務員法の一部を改正。「内閣人事局」を作って、国家公務員の幹部の人事を政府が行うことになりました。主に官房長官に一任されており、最大の人事権を持つのは内閣総理大臣です。こうして、間接的ではありますが、国民は官僚の人事に関われるようになったんです。ところがそこで起きたのが、出世したい官僚が、人事権を持つ政治家に擦り寄り、忖度するようになったということ。その結果、冒頭のような問題を引き起こました。官僚の指揮命令系統は大変整っているため、あってはならない文書改ざんまで、上司の命令が通ってしまいました。裏を返せば、よいこともスムーズに処理されているということですが…。原因は内閣人事局の設置ではないと、僕は思います。問題再発を防ぐには、各省庁に適切な人材を配置できる政治家を、私たちが選ぶということなのではないでしょうか。ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。新刊『堀潤の伝える人になろう講座』(朝日新聞出版)が好評発売中。※『anan』2018年7月11日号より。写真・樽木優美子(TRON)スタイリスト・有咲ヘア&メイク・尾口佳奈(KOHL)インタビュー、文・菅野綾子(by anan編集部)
2018年07月08日出会った女性がネタの源という横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、素敵なギャップのあるたくましい女性、「マニュアル運転ができる女」になりきり。車を上手に操れる人は、人生もスムーズに進みます。みなさんは車の免許を持っていますか?きっと、多くの人がオートマ限定なのではないでしょうか。もちろん、私もオートマです。だからこそ、マニュアル免許を持っている女性には、車を操るたくましさを感じ、自分よりもワンランク上という気がして憧れます。そもそも、日常生活で使うレベルであればオートマで困ることは、ほとんどありません。しかも、かかる費用も高くなります。それにもかかわらず、いつか運転するかもしれない可能性を考えてマニュアルを取る人は、きっと計画性があるに違いありません。私の友人にも、“実家に軽トラがあるから、一応取った”という子がいて、その未来を見据えて行動するところや、運転できる車種の幅を広げることを考えて免許を選ぶところを尊敬しました。芯のあるカッコいい女性ですよね~。しかも彼女は最近、家を建てたそうで、将来設計がきちんとできている。そういう人は運転だけじゃなく、人生もきっとスムーズ。自分のギアチェンジだって上手にできるんだなと実感しました。それに、女の子がマニュアルを持っているというのは、素敵なギャップになると思うんです。“どんな人生を送ってきたんだろう”と、過去の話を聞きたくなるし、合コンで話すと男性から興味を持たれるに決まっています。“マニュアル免許あるある”で盛り上がれそうですよね~。ちょっと大変かもしれませんが、マニュアル免許を取るところから始めてみるのはどうでしょうか。それに、オートマの免許を持っている人は、追加の教習と検定を受ければ取れるそうです。また、カッコいい女性のトラック運転手さんが運転する姿を見て、免許を取るモチベーションを上げるのもよさそう。私もマニュアル免許に進化できるよう、頑張りたいです!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。『バイキング』(フジテレビ系)や『王様のブランチ』(TBS系)など、数多くのバラエティ番組にレギュラー出演している。※『anan』2018年7月4日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2018年06月30日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、女の命ともいわれるパーツをケアする女になりきり。髪の毛は人のイメージや好感度を左右します。自分がおろそかにしがちなこともあって、髪の毛をきちんとケアしていたり、きれいに巻いたりとセットをしている女性に出会うと、“すごいな~!”“何時に起きて、それやってるの!?”と思わず尊敬してしまいます。というのは、髪は、その人の努力が表れる場所だと思うからです。トリートメントアイテムを活用する、ドライヤーで乾かしてから寝るといった日々の自宅ケアはもちろん、美容院に行ってこまめにカットやカラーをするなどプロの力を借りたりと、人手とお金をかけて作り上げることで美しくなる。セットやヘアアレンジも、日頃から雑誌や動画を見て勉強をしたり挑戦しているからこそできることですよね。以前、結婚式に参列したときに、すごくきれいにアレンジをしている友人が「自分でやったよ」と言っているのを聞いて、普段から頑張っているんだなと驚きました。私は今、毎日、トリートメントアイテムを使ったりしてケアしていますが、“もっと早くからやっておけばよかった…”と後悔しています。それに、髪の毛は、その人のイメージを決める大事な要素のひとつ。少女漫画に出てくる主人公の髪は、ファサーッときれいな場合がほとんどですよね。髪がしっかりと潤っている人は男女ともに好感度が高いし、それゆえに、人生も潤っているに違いありません…!そんな髪になるには、当然のことですがしっかりとお手入れをすることが第一歩。まずは美容院に行ったときに、美容師さんにケア方法を聞いてみるのはどうでしょうか。せっかくタダで聞けるチャンスを活用しない手はないですよね!プロだからこそ知っている方法やアドバイスを教えてもらえるはず。髪の毛は、実はメンテナンスしやすい場所。肌と同様に、きちんとケアしたいと思います!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。『バイキング』(フジテレビ系)や『王様のブランチ』(TBS系)など、数多くのバラエティ番組にレギュラー出演している。※『anan』2018年6月27日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2018年06月22日出会った女性がネタの源という横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、距離の取り方が上手いつつましい女性、「自分から細かいことは聞かない女」になりきり。相手が「話したい」と思う雰囲気を作ることが大事。私はずっと、人と話すときに「それって、どういうことなの?」と、根掘り葉掘り聞くことが当たり前でした。たとえば恋愛の話だと「何月、何日、何時にどうしたの?場所はどこで?」と、細かく質問。ドラマを見ているような感じがして楽しいんです。また、「家賃っていくら?」など、お金の話も平気で聞いていました。でも、以前にルームシェアをしていた友だちはあまり喋らない人で、よく「教えてくれよぅ」とすがっていたのですが、「話したいときは、こっちから言うから」と言われて、本当にそうだなと思いました。さらに、周りに先輩がたくさんいる場面で後輩から「横澤さんは、どんな仕事が一番楽しいですか?」と聞かれたときに、すごく答えづらかったんです。「ここで聞く話じゃないでしょ」と思うと同時に、相手に気を遣わせる質問をいろいろとしてしまっていたんだなと思いました。そんな経験を通じて、日本人の美徳の一つに“つつましさ”があるように、「これ以上は聞かないでおく」というスタンスの女性って素晴らしいなと気づいたんです。相手の話にのめり込みすぎない人は、いい距離感で人間関係を保つことができる大人の女性です。いろいろと聞かれたくない人だっているだろうし、相手が言った悪口に対して「その人のどこが嫌なの?」などと質問をすると、いつのまにか自分まで悪口を言っているような気分になることも。それは残念ですよね。「相手のことをすべて知る必要はない」と気づくことが、いい距離感を生む秘訣のようです。取り調べをする刑事じゃないんだから、相手が話し始めるまで待ってみる。そうして、「人から教えてもらう」というスタンスを身につけることができれば、相手も心を開いて話してくれるかもしれません!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。『バイキング』(フジテレビ系)や『王様のブランチ』(TBS系)など、数多くのバラエティ番組にレギュラー出演している。※『anan』2018年6月20日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2018年06月13日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する連載「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「公文書」です。明確なルールが不十分。国民の財産という意識を。森友学園や自衛隊の日報など、公文書にまつわる問題がたびたび取りざたされています。公文書とは、国や地方公共団体などの機関、公務員が作成する文書を指します。日本では長い間、公文書についての明確なルールが決められておらず、「公文書管理法」という法律が整備されたのも2009年、麻生内閣のとき。年金の納付記録漏れなどが発覚し問題になった時期でした。公文書管理法の第1条には、「健全な民主主義の根幹を支える国民共有の知的資源として、主権者である国民が主体的に利用し得るもの」と記載されています。公文書は国民の大切な財産。のちに政策や意思決定の経緯を検証するための重要な資料となります。日本には、太平洋戦争で敗戦が濃厚になったときに、軍が書類を焼却処分したという苦い過去があります。たとえば、満州で陸軍の731部隊が、生物兵器の人体実験を行ったのではないかといわれている件も、関係資料が残っていないために実証ができておりません。現在、公文書は内容に応じて最長30年保管され、その後も歴史的に必要と判断されたものは、国立公文書館に移されます。公文書にするかどうかは各役所の判断に委ねられており、公文書にすると決まったら、文言もいろいろ整えてから作成されるのだそうです。短期で目的を終えると担当者が決めたら「1年未満文書」として、管理簿へ記載されず、審査を受けることなく廃棄できます。自衛隊の日報があとから見つかったという問題も、日報を公文書とするかどうかの意識にズレがあったからではないかといわれています。アメリカには国立公文書記録管理局があり、誰でも自由に閲覧できます。僕もサンオノフレ原発事故について調べたときに、民間企業の担当者の連絡先まで辿ることができました。「不都合になりそうなことは隠す」のではなく、公益性を考え、社会にとって必要な情報は公開する。民主主義国としてアメリカは先輩格だなと実感しました。徹底した管理をするには、人員が足りていないという問題もあります。今後の公文書のあり方、情報公開と保存についてしっかりと整備し、ルールを作り上げていくことが望まれます。ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。新刊『堀潤の伝える人になろう講座』(朝日新聞出版)が好評発売中。※『anan』2018年6月6日号より。写真・中島慶子題字&イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2018年06月10日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、バランスのとれた食事で健康的に痩せる女になりきり。食べても太らない体をキープできるのが、いい女。みなさんのなかには、ダイエットを頑張っている人も少なくないと思います。きれいになりたいという気持ちだけでも素敵ですが、“炭水化物抜き”“グルテンフリー”など、「何かひとつのものを食べない」というダイエットをしない人っていい女だなって思うんです。痩せる方法は、この世にたくさん存在しています。食事制限をするとしても、特定の食材を抜くのではなく、量を減らせばいいと思うんです。なかでも私が気になるのは、炭水化物を抜こうとして、お米を敵視している人。考えてみてください。日本の面積のうち、何割を田んぼが占めているかということを。そして、“○○抜きダイエット”で抜かれることになってしまった食材を作っている、農家さんの気持ちを…!最近では、米の消費量が減っているという話もあり、おばあちゃんが農家である私としては、それはとても残念だなと思いました。それに、炭水化物を抜くと頭がスムーズに働かなくなるというし、みんなで食事をするときにも、「あの子、今、食べられないから…」とメニュー選びで気を遣わせてしまうこともあります。そう、何かを抜く女性は、自分から何かが抜け落ちるのかもしれません…。って怖い(笑)。それよりも、おいしそうにご飯をかき込んで食べている女性のほうがいいなって思うし、“こんなに食べて痩せてるなんて、努力してるんだ…”と尊敬します。まずは、道の駅などで泥付きの野菜を買ってみるのはどうでしょうか。きっと、農家さんへのありがたみが生まれるはずです。私もこのあいだ、友だちから泥付きの野菜が送られてきたのを見て、「農家さん、ありがとう」と、しみじみしました。体のためにもダイエットはバランスのよい食事をしながら、頑張りたいですね~!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。『バイキング』(フジテレビ系)や『王様のブランチ』(TBS系)など、数多くのバラエティ番組にレギュラー出演している。※『anan』2018年6月13日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2018年06月08日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、モノを大切にする、専門店へ行く女になりきり。自分に合うアイテムをしっかり選ぶ姿勢が素敵。友だちや彼と出かけると、「この後どうする?」と行き先を考えるタイミングがあると思います。そんなときに「文房具屋さんに行かない?」と提案する人って、いい女だなと感じるんです。というのも、このあいだ久しぶりにレターセットを買いに文房具屋さんに行ったとき、ペン売り場で熱心に試し書きをしながら選んでいる女性がいたんです。その姿を見て、「選ばれたペンはきっと大切に使われるんだろうな」と感じました。こんなにも、何でもネットで買える時代に、専門店に足を運び、自分の手で良いものを選びたいと思う姿勢がすごく素敵ですよね。きっと、こうして道具にこだわる人は、いろいろなアイテムを知っていて、「これがいいよ」とアドバイスしてくれそうです。また、自分の手を動かすことが大好きで、人の誕生日には手作りのアルバムやカードをプレゼントして、すごく喜ばれているのではないでしょうか…!そんな人になるために、まずは、年賀状やバースデーカードを自分でデザインして作ってみるのはどうでしょうか。その道具や材料を揃えるためには文房具屋さんに足を運ばないといけないし、そこには作るときの参考となる商品もたくさんあるはず。センスは問われるけれど、手作りを喜ばない人はいないし、へたくそでもそれが思い出になると思うんです。文房具って実はたくさん種類があるし、見ているだけでもワクワクできるもの。「そういえば小さい頃、シールを集めていたな…」などと思い出に浸れるのも楽しいですよね。ライフスタイルショップの文具コーナーもいいですが、個人的には“文房具で生計を立てていく”という文房具屋さんの心意気を応援したいところ。専門店に足を運んでみたいと思います!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。『バイキング』(フジテレビ系)や『王様のブランチ』(TBS系)など、数多くのバラエティ番組にレギュラー出演している。※『anan』2018年6月6日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2018年05月31日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、愛を持って靴下に接する女になりきり。みなさんにとって靴下とはどんな存在ですか?私の場合は、ぞんざいに扱ってしまうものです。できるだけお金をかけたくないし、買う回数も少なめ。そのため、穴があいたり、ゴムがのびるなどボロボロになることも多いし、片方だけなくなることもしばしばです。手に取ったものがきれいだと「今日は、いい靴下の日だ」と感じるなど、もはや運試し状態になっています…。だからこそ、“靴下のくせに”なんて思わず、きちんとケアをしたり、お金をかけるなど愛を持って接している人は素敵だなと思うんです。よしもとには、舞台担当のMさんという人がいるのですが、必ず若手芸人に「靴下がきれいなヤツは売れる。ちゃんとした人は穴があいた靴下は履かないから」と言うんです。それを聞いて、たしかにそうだな…と反省しました。それに、靴下のことまで考えたコーディネートをしている人こそ、真のオシャレだと感じます。以前、真っ黒なワンピースに赤い靴下を合わせた人を見ましたが、すごくかわいいと思ったし、尊敬したんです。私は、できるだけ靴下が見えない靴やパンツスタイルを選びがちだし、スタイリストさんからお土産で白い靴下をもらったときには「どうしたらいいの!?」と焦るばかりなので…。靴下に愛を持って履きこなせる人に近づくためには、スカートをはいたり、靴下を主役にしたコーディネートにしてみるなど、靴下のことを考えないといけない状況に自分を追い込んでみるのがよさそうです。また、履けるかどうかギリギリのラインにいる靴下は捨てるという決まりを作るのも大事そう。数が減ると買いに行くので、自然ときれいなものが増えるはず。私も、自分のクローゼットを整理しながら、靴下と向き合ってみたいと思います!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。『バイキング』(フジテレビ系)や『王様のブランチ』(TBS系)など、数多くのバラエティ番組にレギュラー出演している。※『anan』2018年5月30日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2018年05月25日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する連載「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「18歳成人」です。少年法や保護者の責任期限など、要検討事項も多々。3月の閣議で、政府は成人年齢を20歳から18歳に引き下げる民法改正案を決めました。それに合わせ、結婚できる年齢を女性も18歳に変更、2022年4月の施行に向けて、現在、細かな法律の整備を進めています。成人年齢引き下げのきっかけとなったのは、4年前に憲法改正の是非を問う国民投票の投票年齢を18歳としたことです。続けて一昨年、選挙権も18歳に引き下げられました。今回、飲酒や喫煙、公営ギャンブルができる年齢は20歳のまま据え置きになりますが、親の承諾なしにクレジットカードを作ったり、ローンを組むことが可能になります。高校を出たての若者が悪徳商法に引っかかるなどの被害が出ないかと、心配の声も上がっています。一番懸念されているのは、少年法の適用年齢を引き下げるかどうかです。現在、未成年の犯罪の場合は少年院に送られ、更生指導を受け、一般社会に戻されます。ところが、もしも18~19歳でいきなり刑務所に送られることになれば、社会経験のないまま、更生の機会も得られず、再び社会に放り出されることにもなりかねません。刑期を終えたあと、2年以内の再犯率は11.5%。この数字が増えてしまうことになるかもしれません。未成年でも凶悪事件は刑法で裁かれる場合もあるので、20歳のままの年齢設定でもよいのではという意見も出ています。また、成人年齢引き下げでしっかり議論すべきなのが、保護者が責任を持つ年齢です。児童養護施設にいられる年齢、養育費の支払い義務は何歳までになるのか。18歳から成人となれば、大学費用の負担がシングルマザーやファーザー家庭で増えたり、あるいは子ども本人に負担が及ぶでしょう。世界では、成人年齢を18歳に定めている国がほとんどです。世界のスタンダードに合わせ、自立する年齢が早まるのはよいことですが、そのかわりに、税金や労働法、経済の仕組みやリテラシーなど、社会に出て必要とされることの教育プログラムを作る必要があると思います。ブラックバイトの問題が後を絶たないのも、それらが違法だという知識が、雇われるほうにないのが一因なんですね。ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。新刊『堀潤の伝える人になろう講座』(朝日新聞出版)が好評発売中。※『anan』2018年5月30日号より。写真・中島慶子題字&イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2018年05月23日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、コミュ力の高い平和的な女になりきり。バドミントンは新たな恋のきっかけになることも。公園でピクニックをしたり、のんびり過ごすときに、バドミントンをする女性ってかわいらしいと思うんです。そもそも、休日にピクニックをするという選択ができること自体が素敵だし、子どもの頃から家でゲームをするばかりじゃなく、外でのびのびと育った感じがします。さらに、太陽の下でバドミントンをしている女性の姿を見ると、“どんな場所でも楽しく過ごせる人なんだろうな…”と、勝手に想像してしまいます。ラケットでシャトルを打つたびに気持ちがスカッと晴れやかになり、ストレスが上手に発散できているのではないでしょうか。ときには、空へ向かって舞い上がり、放物線を描いて落ちてくるシャトルを見て、自分の人生の浮き沈みと照らし合わせて感慨深い気持ちになったりしているかも…。そして、バドミントンは相手がいてこそ成り立つ競技。公園でやる場合は、戦いではなくラリーを続けることを目標にして、相手が返しやすい場所に打ったり、どれだけ高く飛ばせるかということを一緒に頑張るなど、とても平和的です。努力をするうち、コミュニケーション能力が自然と磨かれそうですよね。また、ラケットとシャトルのセットはホームセンターなどで安く買えるなど、手軽に楽しめるところも魅力です。まずは、友だちと一緒に芝生のある開けた場所へ行き、「バドミントンってやったことある?」と話すところから始めてみるのはどうでしょうか。シャトルを打つところを想像すると、やってみたい気持ちがわき上がること間違いなし。それに、ボールと違ってシャトルは軽いので、飛ばしすぎて誰かが拾ってくれたときには、自然と手渡ししてもらうことに。そうすると、出会いや恋のチャンスも増えそう。もう、やるしかない!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。『バイキング』(フジテレビ系)や『王様のブランチ』(TBS系)など、数多くのバラエティ番組にレギュラー出演している。※『anan』2018年5月23日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・村田真弓文・梅原加奈(by anan編集部)
2018年05月19日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する連載「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「死刑制度」です。世界は廃止が主流。加害者の人権をどう捉えるか。1989年~‘95年に起きた一連のオウム真理教事件。関連する刑事裁判がすべて終結し、麻原彰晃死刑囚をはじめ、死刑が確定した13人の刑の執行もまもなく行われるといわれています。日本の死刑の歴史は古く、5世紀の仁徳天皇時代からあり、現在の刑法に定められたのは明治40年です。しかし、世界では死刑制度は廃止の方向に進んでいます。1990年時点で、死刑制度のあった国は96か国、廃止国は80か国。2009年には死刑存置国は58か国に減り、廃止国は139か国に増えました。イギリス、フランス、ドイツなど、ベラルーシ以外の欧州諸国や南米諸国は廃止。アフリカでも廃止国が増えており、アメリカで死刑が存置されているのは一部の州のみです。中国も国際社会からの批判を受け、適用を厳格化することにしました。多くの国が死刑制度を廃止にした主な理由は、人権的な問題と、実は死刑が凶悪犯罪の抑止力にはならないと証明されたからです。国連人権理事会は、日本政府にも死刑制度の廃止や一時停止の勧告を行いましたが、政府は世論が求めていないからと、検討する構えを見せていません。平成26年度の内閣府の世論調査によると、80.3%の人が「死刑もやむを得ない」と答えました。「死刑は廃止すべき」が9.7%、「わからない、一概にいえない」が9.9%。「やむを得ない」と答えた人のうち5割以上の人が、その理由を「被害者やその家族の気持ちがおさまらない」「凶悪な犯罪は命をもって償うべき」としています。そして、「死刑を廃止すると、凶悪犯罪が増える」と考える人が57.7%いました。しかし一方で、袴田事件や名張毒ぶどう酒事件といった死刑判決が確定した事件が、再審でのDNA鑑定により冤罪だったことなど、問題も複数起きており見過ごせません。日弁連は、人権擁護の観点から死刑制度廃止を訴え続けていて、再来年、国連犯罪防止刑事司法会議が日本で開催されるまでに、進展を見せたいと考えています。加害者とはいえ、人が人を殺してもよいのか。終身刑ではなく、死刑でなくてはならない理由は何か?みなさんはどう思いますか?堀潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。新刊『堀潤の伝える人になろう講座』(朝日新聞出版)が好評発売中。※『anan』2018年5月23日号より。写真・中島慶子題字&イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2018年05月16日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、感激するのが上手な好感度の高い女になりきり。母性と甘え上手な面を備えた女性が、男心を掴む!デートで「何が食べたい?」と聞かれたときに、「オムライス!」と答える女性って、かわいいと思いませんか?これは友だちのことなのですが、彼女はレストランではなく洋食屋さんを選ぶんです。そこに健気さを感じるし、単価がそこまで高くならないメニューであることに好感が持てます。それに、ご飯をモリモリ食べそうな健康的なイメージがありますよね。オムライスの卵の黄色とケチャップの赤という色の組み合わせって、子供のころ親しんできたからか、どこか懐かしくて愛らしく思えます。でも、その一方で、出てきた瞬間のふわトロな姿には拝みたくなるような神々しさが漂っていますよね。そんな2つの違った魅力を持っているオムライスを愛する女性は、オムライスの見た目と同様に甘え上手でありながら母性にも満ちあふれるという、男心をくすぐる人なのではないでしょうか。そんなふうに、さまざまなキャラクターを持った人は、リアクションもきっと上手。オムライスが出てきたタイミング、スプーンを入れたとき、食べた瞬間と、それぞれに「うわぁ~」と感激。“今日、1食目?”と周囲が思うくらいの、いい反応をしてくれるに違いありません!そういう、感激屋さんなところも、周りの人から愛されそうですよね~。まずは、インスタグラムで、「#オムライス」で検索をしてみてください。めちゃくちゃ美味しそうなオムライスや、オムライスを楽しんでいる人たちの画像がたくさんアップされているので、自然といろんなタイプのオムライスにくわしくなりそう。仲良くなりたい人に、「気になってるオムライス、食べに行かない?」と自然に誘ってみてはどうでしょうか。私も、『たいめいけん』のオムライスが食べたくなりました!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。『バイキング』(フジテレビ系)や『王様のブランチ』(TBS系)など、数多くのバラエティ番組にレギュラー出演している。※『anan』2018年5月16日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2018年05月13日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「仮想通貨の現状」です。仕組みが不安定。投資目的の購入はリスクが高すぎる。今年1月、仮想通貨交換業者の大手コインチェックで、ハッキングにより仮想通貨「NEM(ネム)」580億円分が流出する事件が起きました。仮想通貨の技術を支えるのはブロックチェーンという仕組み。世界中の複数のサーバーで情報を共有。互いに監視、管理するシステムなので安全だと言われていました。なので流出後のNEMも追跡できていましたが、遂には、ダークウェブといわれる、一般ではアクセスしづらいインターネット最深層部にある闇の取引所で取引され、細かく分散、換金されてしまいました。そのため、全てのNEMの追跡は実質不可能に。流出したお金の最終的な行き先は、独裁国家の可能性も高いと言われています。仮想通貨の取引に関して、取り締まる法がなかったため、金融庁は、昨年4月に改正資金決済法を施行。仮想通貨交換業者に登録制を導入しました。コインチェックは、まだ申請段階の「みなし業者」だったんですね。この事件を受け、他のずさんな業態の交換業者にも処分命令を出し、登録審査の基準も厳しくしました。またZaif(ザイフ)という仮想通貨取引所では、2月にビットコインが0円と表示され、ある利用者が21億BTC(時価総額2246兆円)をタダで購入するというトラブルが起きました。翌日それは無効になり、後にZaifはシステムエラーによるものと謝罪。ただ、そもそも発行総量が2100万BTCと決まっているビットコインが、なぜ総量を上回って購入できたのか、ネット上では疑問の声が上がりました。最近は「ICO」といい、株のように仮想通貨を発行して資金を調達する仕組みも出てきました。様々な仮想通貨が生まれましたが、変動が大きすぎて安定した売買ができず、もはや通貨ではなく、ただの投資のためのデータになってしまっているものもあります。仮想通貨はまだ過渡期。勉強のための少額購入ならよいですが、まとまったお金を投資するにはリスクが高すぎると思います。先日、コインチェックはネット証券のマネックスグループに買収されました。仮想通貨はあくまで、ブロックチェーンという技術を世界に浸透させる先導役なのだと思います。堀 潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。新刊『堀潤の伝える人になろう講座』(朝日新聞出版)が好評発売中。※『anan』2018年5月2・9日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2018年05月07日出会った女性がネタの源という横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、漢字というものにきちんと向き合う女性、「漢字の書き順が正しい女」になりきり。書き順を諦めた瞬間、人の成長は止まるのかも?!最近、みなさんは文字を書いていますか?パソコンやスマホでの入力が増え、自分の手で書く機会が減っている人も多いのではないでしょうか。そんなふうに文字と向き合うことが少ない時代だからこそ、正しい書き順で漢字を書く人を見ると、すごいなと尊敬します。文字がきれいなのは素敵な大人として大事なこと。汚いと、どんなにいいことが書かれていたとしても内容が頭に入ってきませんよね。略字で書くことも、手紙などで使うことは避けたいもの。相手に“些末に扱われているのかな…”と受け取られかねないですよね~。そういう文字にまつわることに関して、最後の砦となるのが書き順だと思います。私はサインをするときに相手の名前に「様」をつけるのですが、「様」の右部分を、まず「羊」を書き、下に「水」に似たものをつけていたんです。それが正しい書き順ではないことを知ったときは、ずっと、“この人、間違ってる!”と相手に思われていたのだと思い、すごく恥ずかしかったです…。そんな経験もあって、書き順が正しい人こそが、本当に文字に向き合っていると言えると思うんです。“漢字の書き順なんてどうでもいい”と投げ出した瞬間、そこで人の成長は止まってしまうのではないでしょうか?!正しい書き順を覚えるために、まずは漢字ドリルを手に取ってみようと思います。落ち着いて漢字に向き合えるし、成り立ちや意味などを学ぶことで、人の名前を見たときに“こういう思いが込められているんだな”ということがわかるのも面白いですよね。あと、飲み会で漢字の書き順クイズをするのもよさそう。「ここは何画目でしょう?」と出し合うと、意外と盛り上がると思います。少し地味ですけどね(笑)。よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。『バイキング』(フジテレビ系)や『王様のブランチ』(TBS系)など、数多くのバラエティ番組にレギュラー出演している。※『anan』2018年5月2・9日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2018年04月29日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、どんな場面でも上手に人をいたわれる女になりきり。人にのど飴を配ることは優しさを分けることと同じ。お笑い芸人をやっていると、ファンの方からのど飴をもらうことが多いんです。たくさん喋る職業だからでしょうが、それにメッセージが添えてあることもあり、とても嬉しいもの。でも、芸人という職業にかぎらず、のど飴をもらって困る人っていないと思います。何も言わなくても、渡すだけで“のどを大事にしてください”と気遣いの気持ちが伝わります。飛行機に乗ったとき、CAさんに「のど飴、どうぞ」と勧められると「優しい~!」と感じるように、人からもらうのど飴には、優しさがありますよね。袋で買ったものをちょっとしたポーチなどに入れておいて人に配られると、その人の持つ優しさも分け与えられているような感じがします。ばんそうこうも相手を気遣うという点では同じですが、ケガをしたときにだけしか渡せないのが難点。その点、のど飴はオールマイティですよね。たとえ相手がのどを痛めていなくても、保存がきくので“いつか食べよう”となり、迷惑になりません。たとえ、もらってポケットに入れたまま忘れても、見つけたときに“そういや、あの人からもらった…”と優しさがよみがえってくるのもいい。それに、日頃からのど飴を買っている人には、飴で風邪の予防をするぞという心意気や強さを感じるし、“これがあれば大丈夫”と、のど飴をお守りのように考えてもいそう。そんな女性、素敵ですよね。まずは、のど飴をひと袋買って、女子会の帰りに配ってみるのはいかがでしょうか。「ほら、今日はいっぱい喋ったし!」と言いながら渡すと、「え、そんなに話したっけ!?」と、会話もひと盛り上がりするはず。頭痛薬じゃないけれど、成分のほとんどが優しさでできていそうな、のど飴。手軽に手に入るので今すぐ挑戦してみます。よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。『バイキング』(フジテレビ系)や『王様のブランチ』(TBS系)など、数多くのバラエティ番組にレギュラー出演している。※『anan』2018年4月25日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2018年04月21日出会った女性がネタの源という横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、素敵な家庭で育った雰囲気が漂う女になりきり。食材を作る人に感謝する姿は、見ていて気持ちいい!食事のとき、ちゃんと「いただきます!」と言ってから食べ始める女性を見ると、すごく素敵だなって思うんです。実はこれ、私のマネージャー・Kさんのこと。私も、手を合わせたり、心の中で「いただきます」をつぶやくことはあるのですが、彼女は、知らない人がたくさんいる仕事の現場でも必ず、はっきりと声に出して言うので尊敬します。それって恥ずかしさがあるし、なかなかできないことだと思うんです。でも、気にせず習慣としてできるというのは、幼い頃からずっと言っていた証だと思うし、“しつけがちゃんとされてたんだろうな”という感じも漂います。実際、Kさんに聞いてみたところ、実家では「いただきます」と言うと、必ず誰かが「はーい、どうぞ」と言ってくれるので、習慣になったのだそう。そのエピソードを聞いて、素敵な家族の中で育ったんだなと納得しました。なかでも私が一番驚いたのは、コンビニで買ったごはんを食べているときにも言っていたこと。作った人が聞いているわけでもないのに、それでもちゃんと言うんだとハッとしました。きっと彼女には食材を作ってくれた生産者さんや、お米ひと粒に7人いるといわれているお米の神様に言っているに違いありません…!彼女のようになるために、食べ物のありがたみについて一度考えてみるのはどうでしょうか。“弱肉強食な世の中で、人や食べ物に生かしてもらっている…”と思うと、自然と「いただきます」が出てくるようになりそう。恥ずかしい人は、家で一人で食事をするときに言うことから始めると、いつのまにか習慣になっているかも。食べ物や生命に感謝できる女性は、周りから見てもいい気持ちになりますよね~。恥ずかしがらずに言ってみようと思います!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。『バイキング』(フジテレビ系)や『王様のブランチ』(TBS系)など、数多くのバラエティ番組にレギュラー出演している。※『anan』2018年4月18日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2018年04月17日出会った女性がネタの源という横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、宅配業者にも好かれる家で2度着替える女性、「部屋着とパジャマが違う女」になりきり。いい女は家の中でもTPOを重視します!自分の家で過ごしているとき、みなさんは何を着ていますか。私が、ものすごくいい女なんじゃないか…と思うのは、着ているウェア自体ではなく、部屋着とパジャマを分けている女性です。こういう人は、家で過ごす時間を大事に考えていて、たとえ休日でもダラダラせず、メリハリのある暮らしを送っているに違いありません。きっと、人生のいろいろなポイントで、きちんとケジメをつけられる人だと思います。そして、パジャマに着替えて眠るのは、睡眠を重視している証拠。素材は洗濯機で簡単に洗えるコットンのような手軽さを選ぶ家庭的な一面も持ち、かつ、汗を吸うなど、ちゃんと睡眠の質が向上するアイテムを選んでいそうです。そんなふうに、自宅の中でもTPOを意識して服を選んでいるので、結婚式などでの洋服選びでマナー違反をすることもないはず。そして、宅配便が来たときには、配達員さんを待たせることなくドアを開けられます。パジャマ姿のままは失礼ですし、宅配業者が足りないといわれる大変なご時世だからこそ、インターホンが鳴ってからバタバタと着替え、迷惑なタイムラグが生まれるのは避けたいですよね~。きっと配達員さんも、「あの家の人はちゃんとしている」と思うに違いありません!いちいち着替えるのが面倒くさいという気持ちを減らすために、お気に入りのパジャマを見つけてみるのはどうでしょうか。“これで寝たい!”と思えるアイテムに出合えれば、着替える気力が湧きあがるはず。それに、眠るための服であるパジャマに着替えて良質な睡眠がとれるようになると、体調もよくなるだろうし、イライラすることが減るなど、メンタル面でもいいことがありそう。今すぐ、買いに行きましょう~!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。『バイキング』(フジテレビ系)や『王様のブランチ』(TBS系)など、数多くのバラエティ番組にレギュラー出演している。※『anan』2018年4月11日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2018年04月07日言葉を使わず、気持ちを伝える女性はカッコいい。このあいだ、タクシーの中でおばあちゃんと電話で話してたんです。電話を切った後に運転手さんが外にある花を指し、「この花の花言葉って何だと思う?」と声をかけてきました。きっと、私のことを、おばあちゃんと仲のいい子なんだと判断し、そんな女性はきっと花言葉に詳しいはず、と思ったのでしょう。でも、私は答えられず、すごく悔しい思いをしました。「ここでサラッと答えられたら、いい女認定されるのに!」と…。というのも、花言葉を知っている人は、植物の知識が豊富で、お花との距離が近いと思うから。ふだんから花屋に行き、「シャクヤクの香りが一番好きだな」などと風流なことが言える。間違っても「あの、クリスマスの赤い花あるじゃん?」なんて、曖昧なことは言いません。それに、それぞれの花が持つ意味を知っていると、花束を贈るときに「この花言葉は、あの人にぴったり」と選ぶことができますよね。言葉を使わずに気持ちを伝えられる女性って、おしゃれだなと思いませんか?まずは、お花屋さんに足を運んで花を眺め、花を身近なものにするところからスタートしてみようと思います。通ううちに、それぞれの花の個性を知ることで興味がわき、自然と花言葉も覚えるはず。その次のステップとして、部屋に花を切らさないことを目標に掲げるのもいいかもしれません。植物をきちんとケアする女性は、育てる環境、つまり家の手入れも行き届いていて素敵なんです。ちなみに私は、このあいだ初めて観葉植物を買ったのですが、どんどん枯れてきています…(涙)。花よりも手入れが楽といわれている植物も枯らすことができるんだ…と、魔女になったような気分を味わっています。お花のことを知り、大事にできる女性を目指します!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。『バイキング』(フジテレビ系)や『王様のブランチ』(TBS系)など、数多くのバラエティ番組にレギュラー出演している。※『anan』2018年3月28日号より。写真・内山めぐみイラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2018年03月26日ジュリー・アンドリュース主演で1964年、世界的大ヒットを記録したディズニー映画として知られる『メリー・ポピンズ』。2004年には、パメラ・トラバースの原作小説をもとに、ディズニーと『オペラ座の怪人』『レ・ミゼラブル』などのサー・キャメロン・マッキントッシュがプロデュース、ディズニー映画版の楽曲も使用し、マシュー・ボーンが振付けを担当しミュージカル化された。このミュージカル『メリー・ポピンズ』が2018年3月に、日本初演を迎える。「チム・チム・チェリー」「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」など、誰もが口ずさめる名曲に彩られ、バンクス家にやってくるナニー(子守)の"メリー・ポピンズ"が一家に影響を与えていく物語は、濱田めぐみ、平原綾香、大貫勇輔、柿澤勇人といった現在のミュージカル界を引っ張る俳優陣によって届けられる。この作品の魅力はどこにあるのか、ホリプロ・堀義貴社長に話を聞いた。○ホリプロではなかなかないハッピーな作品――堀社長がロンドンで『メリー・ポピンズ』を観たときにどのような魅力を感じたんですか?観た後に、つい歌を口ずさんでしまうんですよね。僕は子供の頃に映画を観ていましたし、観たことがない人でも、曲はどこかで聞いたことがあると思うんです。劇場を出た後に、軽くステップを踏みながら鼻歌を歌いたくたくなって、魔法にかかってしまう作品なんです。ホリプロでこんなハッピーハッピーな作品、なかなかないですからね! 『デスノート THE MUSICAL』のように大体死ぬか、周りから総攻撃されるかですから(笑)。『ピーター・パン』以来のハッピー感ですよ。ウォルト・ディズニーの「人はみんな始めは子供だった」という言葉がありますけど、ディズニーランドに行くといい年齢でもあの"耳"をつけたくなるのは、あの世界にガラッと自分を変えられるからですよね。劇場って、どこか頑なでスノッブな雰囲気もあると思うのですが、この作品は大人が見て「自分が子供だった」ということを再認識すると思います。自分が会社と家の往復だったことに気がつかされるでしょうし、世界の色彩が見えてくると思いますよ。子供目線でも、大人目線で観ることができて、誰が観ても面白いものになっているはずです。――映画を見直して、改めて「こんな話だったのか」と思わせられました。深い話なんですよね。ファミリーで観に来たら、子供が楽しくてきゃあきゃあ言ってる横で、親の方が感動して泣いている、ということは起きると思いますよ。○キャストがなかなか決まらない苦労――今回の公演にたどり着くのに大変だったのはどのような点だったのですか?……キャストオーディションの結論が出ない(笑)。劇場はおさえてしまっているし、今更「やれない」と言えないですし、発表も遅くなりました。いざ稽古に進めばプロばかりですから心配していないんですけど、大変だったのはキャメロン・マッキントッシュの求めるキャストがなかなか決まらない。それに尽きます。――バート役の柿澤勇人さんも不安になりながらオーディションに臨んでいたとおっしゃってました。逆に言うと、「"もう中学生"さんをミュージカルに」なんて発想は、僕らにはありませんでしたから(笑)。異分子ですよね。また日本の感覚ですと、だいたいWキャストは似た雰囲気の人を選ぶものですが、そういう発想がなく、全く違う2人を選ぶんです。――でも、そこまでの時間をかけて選ばれたキャストには、大満足ということですよね。それは間違いないはずです。歌と踊りに関して、特にタップダンスに関しての要求はものすごく高いものでした。ダンサーとして活躍する大貫(勇輔)も今までタップをそんなにやっていたわけじゃないので、ずいぶん前から練習をしていました。――演出面よりも、キャストオーディションの方が大変でしたか?フライングは『ピーターパン』で30年以上やっていますので、自信があります。でもキャストがいないとどうしようもないので、そこが大変でしたね。――ぜひこのシーンに注目して欲しいというところを教えてください。やはり、群舞です。泣けるバラードや、歌いあげる曲も魅力かもしれないけど、ミュージカルの醍醐味といえば、全員が一糸乱れずバチっと決まるところ。群舞のシーンは、観終わった後に本当に幸せな気分になります。普通のミュージカルでもすごいのに、ディズニーの作品はフィニッシュが決まった時の心地良さが格別なんです。ディズニーランドのパレードの最後も気持ちいいじゃないですか。――ディズニーランドに行くような気持ちで観に行けるんですね。あまりミュージカルになじみのないという方にもわかりやすいし、大人が観ると深いし、子供は楽しめるし、どっぷり世界に浸かっていただけると思います。『レ・ミゼラブル』のキャメロン・マッキントッシュが何十年もミュージカルにしたがっていた作品で、天才振付師のマシュー・ボーンが振り付けを行っていて、大変な作品なんです。ディズニー、マッキントッシュ、マシュー・ボーンと、作り手のアベンジャーズのようなこの作品を楽しんでいただければと思います。○ミュージカル『メリー・ポピンズ』出演:濱田めぐみ・平原綾香/大貫勇輔・柿澤勇人/駒田一・山路和弘/木村花代・三森千愛/島田歌穂・鈴木ほのか ほか東京公演:東急シアターオーブ3月25日〜5月7日 ※プレビュー公演:3月18日〜24日大阪公演:梅田芸術劇場メインホール5月19日〜6月5日(C)Disney/CML
2018年03月13日出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、ひと味違った視点から人を観察している女になりきり。お気に入りの色は会話のネタにもぴったり。誕生日に、「夏子っぽい色だと思って選んだよ」と、プレゼントを渡してくれた女性に出会ったことがあります。そのときに、“私らしい色って何だろう?”と考えました。その人がくれたのは暖色系のアイテムだったので、初めは名前に「夏」という字があるからかなと思ったけれど、次第に自分が黄色や赤、オレンジなどの服を着ていることが多いのに気づきました。実は、好きな色はネイビーなんです。だけど、無意識に身につけているのは暖色系でした。その瞬間、“この人、私のことを色で見ていたんだ…!”と驚きました。以前、体の不調や気持ちを気遣ってくれる人はいい女という話をしましたが、お気に入りの色に気づいてくれる人もなかなかの観察力ですよね(もしかしたら、色=オーラに見えるのかも…!?そんなミステリアスなところも素敵…!)。人の好きな色を見抜く技を身につけると、プレゼント選びが楽になりそう。「あの人は寒色が多いから、こっちだな」とジャッジができるし、相手にも喜んでもらえるはず。ファンの方からいただくお手紙も、暖色系のペンで書いてくださっている方が多く、私のことを知ってくださっているんだなと嬉しくなります。好きな色を見極めるためには、まず、相手の身につけているアイテムを注意深く見てみるのはどうでしょうか。それが難しい場合は、「好きな色は何?」と、ズバリ聞いてみるのもいいかもしれません。最初は「色を聞くなんて不思議な子だな…」と思われるかもしれないけど、意外な色があがってきたら「え~、何で好きなんですか?」と盛り上がるだろうし、子どもの頃にしたような無邪気な会話に、ほんわかすることができると思うんです。私も、周りの人に聞いてみたいと思います!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。『バイキング』(フジテレビ系)や『王様のブランチ』(TBS系)など、数多くのバラエティ番組にレギュラー出演している。※『anan』2018年3月14日号より。写真・内山めぐみイラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2018年03月12日出会った女性がネタの源という横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、いつでも人を呼べる部屋がきれいな「突然の訪問も問題ない女」になりきり。来客のイメトレをして、人を呼べる部屋づくりを。以前、結婚式をあげたとき、2次会へ移動する際に旦那さんのお母さんが私の荷物を自宅へ届けてくれたんです。ところが帰ってみて驚愕。朝、家を出るときに部屋のドアを開けっ放しにしていたようで、散らかっているのが全部見える状態だったんです。「こんな状態を見られてしまった~!」と落ち込みました。こんなふうに、突然の訪問って焦るもの。だからこそ、いつも部屋がきれいな人って尊敬しちゃいます。たとえば、みんなで飲んだ後に少し時間があって、「じゃあ、家で飲む?」と言える女性っているじゃないですか。急に人が来ても大丈夫なくらい整理ができているっていい女だなって感じます。そして、私がさらにすごいと思うのが、ホームパーティを開ける人です。多くの人が長時間滞在するということは、部屋を隅々まで見られるということ。それに堪えられる状態を保ててるって素敵ですよね。きっと、そんなふうに人を楽しませたい思いが強い女性は、ホットプレートのような、みんなでワイワイと食事を楽しめるアイテムだって持っているし、来客用のコップやスリッパも揃っているに違いありません。でも、ホームパーティとまではいかなくとも、人を呼べるようになるための近道として、数人分のコップや食器を買って、家に招くイメトレをするのはどうでしょうか。人が自分の家に入るイメージができたら、自然と片付けるようになりそうです。そして気の置けない人を一人誘ってみるのはどうでしょうか。そうして人が来始めることで、きれいな部屋を維持し、観葉植物を買ったりとインテリアにこだわるようになり、部屋がさらに素敵になる。すると、また人を呼びたくなる…と、いいスパイラルが生まれそうです!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。『バイキング』(フジテレビ系)や『王様のブランチ』(TBS系)など、数多くのバラエティ番組にレギュラー出演している。※『anan』2018年3月7日号より。写真・内山めぐみイラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2018年03月06日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「平昌五輪と北朝鮮」です。五輪を機に募る南北融和ムード。問題は閉会後。新年早々、約2年ぶりに韓国と北朝鮮の南北閣僚級会談が開かれ、北朝鮮は平昌オリンピックに参加することになりました。女子アイスホッケーは南北合同チームで出場するなど、南北融和ムードが広がってきています。会談は、北朝鮮がリードする流れになり、「朝鮮半島の問題は2国間で話す。核やミサイルは、アメリカがこちら側に銃口を向けているから身構えているだけ。我々の問題に水をさしているのはアメリカだ」というメッセージを国際社会に打ち出しました。金正恩体制の一番の脅威はアメリカ。友好関係にあるアメリカ、韓国、日本の分断を狙っているといわれています。北朝鮮にとっては、慰安婦問題や竹島問題など、日本と韓国の間も火種を抱えていたほうが都合がいいんですね。韓国の文在寅大統領は、公約で、南北問題に関しては融和政策をとると宣言していました。しかし、日本やアメリカとの良い関係は保ちたく、国内世論も気にしています。以前、取材で、韓国の退役軍人数名に北朝鮮についての思いを聞いたところ「アメリカ軍と行動を共にするけれども、北には自分らの親戚も住んでおり、かつての同胞なんだ」と、複雑な表情で本音を漏らしていました。もし、ここで北朝鮮が平昌オリンピックに参加しなかったら、国際的な緊張関係はますます高まったでしょうし、北朝鮮は交渉のカードを1枚失うことになります。また、北朝鮮国内に対しても、国際社会の一員であることを示すために参加は必須でした。問題はオリンピック後でしょう。核兵器やミサイルの問題が解決されないまま、韓国と北朝鮮の友好ムードが吉と出るか凶と出るか。鍵を握るのは中国、ロシア、アメリカです。最悪のシナリオは、このまま北朝鮮の核の保有を世界が認めるということ。そうなれば、日本と韓国は安全保障を根本から見直さなければなりません。また、他の国々も核の保有を主張しだすかもしれません。いずれにせよ、北朝鮮にとって、いま平昌オリンピックが開催されたことは、自国を優位に持っていくための絶好のチャンスだったんですね。堀 潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2018年2月28日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2018年02月25日出会った女性がネタの源という横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、プレッシャーもなんのその本番に強い女性、「もんじゃ焼きを焼く女」になりきり。家族や親友の前で焼く予行演習をして。鉄板を囲み、もんじゃ焼きやお好み焼きを食べるのは楽しいですよね~!でも、そこで浮上するのが、“誰が焼くのか”問題。人前で料理を披露することってハードルが高いですよね。私も本当に苦手で、料理番組に出たときは“野菜の洗い方おかしいかな…”と勝手に不安になっています。しかも、みんなが空腹でお預け状態のなかで焼くというのは、なかなかのプレッシャー。そんな、緊張感の中で率先して焼ける人って救世主のように見えます。もちろん、店員さんに焼いてもらうという手もあります。でも、もんじゃ焼きやお好み焼きは、“みんなで楽しむもの”ということが大前提。店員さんにやってもらうと、その人を気にして会話が止まってしまうこともあるのでできれば避けたいところ。一番すごいのは、焼くことだけに集中せず、みんなと会話を交わしながら作れる人!そんな店員レベルのスキルを身につけられたら、格好いいですよね。そうそう、鍋や焼き肉も“客が作る料理”。でも、鍋は仕切りすぎると料理上手アピールをしている感じが漂うし、焼き肉は人それぞれに焼き加減の好みが違っている…。それを踏まえると、もんじゃ焼きやお好み焼きこそが、いい女だと思われるのに一番近道な料理のような気がするんです!焼く技を磨くためには、まず、失敗しても許される関係性の人の前で焼く練習をするのはどうでしょうか。たとえば、生まれたその日から、あなたが失敗する姿を見てきた家族や、「下手すぎない?」と突っ込めるような、仲のいい友だち。そうして人前で作ることに慣れることが第一歩になる気がします。大事なのは、上手い下手ではなく、率先して焼くということ。私も臆病になるのはやめて、ヘラを持って頑張ります!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。『バイキング』(フジテレビ系)や『王様のブランチ』(TBS系)など、数多くのバラエティ番組にレギュラー出演している。※『anan』2018年2月28日号より。写真・内山めぐみイラスト・別府真衣文・重信 綾(by anan編集部)
2018年02月21日出会った女性がネタの源という横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、変な気遣いをしない、祝われ上手な「サプライズを素直に喜ぶ女」になりきり。“素直な気持ち”になりきることからスタート。サプライズでお祝いされるのって嬉しいですよね。でも私、いざ、されてみると素直に喜べないのが悩みなんです。それは、「事前の準備、大変だったんじゃないかな…」「お返しは一体、どんなことをすればいいの…?」という気持ちがよぎったり、「泣いた方がいいのかな…」と反応を計算してしまったりするから。あるいは、お店の中が急に暗くなって、バースデーソングが流れ、他のお客さんからも祝われる…。そんな状況を恥ずかしいと感じることが勝ってしまう場合もあります。でも、そういう考えって、すごくあまのじゃくですよね。せっかくのサプライズなのに、用意してくれた人もがっかりしてしまうのではないでしょうか。だからこそ、サプライズを素直に喜び、楽しめる人ってすごく素敵だなって思うんです。「そんなのしなくていいのに~」と、真っ先に遠慮したりせず、まるで子供の頃のように、「やったー!」とはしゃいだり、「ありがとうございます!」と感謝の言葉を伝えられたら周りも嬉しいし、「またサプライズしてあげたい」と思うと思うんですよね。というのも、私も以前、渡辺直美さんの誕生日を先輩たちとサプライズで祝ったとき、ただただ喜んでくれて、こちらの嬉しさの方が上回った気がしたから。でも、性格はすぐには変えられないものですよね。そんなときは、「サプライズ」というショートコントに参加していると思って、“祝われる人”になりきってみるのはどうでしょうか。たとえ、トイレに行くときにケーキが見えても気づかないフリ。そういう対応ができてこそ大人の女のような気がします。きっと、いつか慣れて、素直に喜べるようになるはず。私も変な気遣いをしなくなるまで、頑張ってみます。よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。『バイキング』(フジテレビ系)や『王様のブランチ』(TBS系)など、数多くのバラエティ番組にレギュラー出演している。※『anan』2018年2月21日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2018年02月18日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「ICAN」です。昨年、ノーベル平和賞に輝いた「ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)」とは、101か国468団体が参加している国際NGO。「核兵器禁止条約」が国連で採択されるよう働きかけた功績が認められ受賞に至りました。ICANは、核戦争防止国際医師会議という組織を母体とし、2007年にオーストラリアで発足し、2011年からジュネーブに国際事務所を置いています。日本からはNGO「ピースボート」が参加し、幹部を担っています。ピースボートは被爆者の方々とともに船で世界中を回り、各国で核廃絶を訴えてきたんですね。国際条約では、地雷や毒ガス、化学兵器などが使用を禁止されており、違反すれば国際刑事裁判所で処罰されます。核兵器もそれらに加え、開発や保有も禁止しようというのが、核兵器禁止条約。昨年7月の国連で122か国の賛成を得て採択されました。ところが、肝心の常任理事国やNATOに加盟するヨーロッパの国々、インド、パキスタン、イスラエルら核保有国、そして日本もこの条約の交渉会議に参加しなかったのです。日本はアメリカの核の傘に守られているため、核兵器保有も禁止する条約には反対の立場。より現実的な対策として「核兵器廃絶決議」を24年間連続して国連総会に提出しています。この決議案は、核の保有は認めながらも段階的に減らして、「核兵器不拡散条約(NPT)」を完全に実施しようというもの。中国、北朝鮮、ロシア、シリアが反対しているものの、アメリカや欧州諸国など156か国の賛成を得て採択されました。しかし、ICANのベアトリス・フィン事務局長は1月に来日し、「世界唯一の被爆国である日本こそが、核兵器禁止条約に賛成し、核廃絶のリーダーシップをとるべき」と訴えました。核兵器は絶対に使われてはなりませし、被爆者のみなさんのメッセージは後世まで広く伝え続けなければいけません。けれど、大国同士が核を保有していることが抑止力となり、戦争を回避できているという現状も否めません。もし世界から核兵器がなくなったとしたら、何が抑止力となるのでしょうか。みなさんはどう思いますか?堀潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2018年2月14日号より。写真・中島慶子題字&イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子
2018年02月12日出会った女性がネタの源という横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、自分の健康を考える、がっつかない女性、「食べ放題で野菜を頼む女」になりきり。量より楽しさを優先できる余裕のある女が素敵。おいしい食事やスイーツをリーズナブルにいただける食べ放題のお店って、いいですよね~。私も大好きでよく行くのですが、お鍋や焼き肉といった肉メニューも用意されている食べ放題で野菜を注文する女性を見て、ハッとしたことがあります。私にとっての食べ放題とは、お店との勝負。「この店にあるもの全部食べてやる!」くらいの気合と勢いで乗り込むので、単価が高いと思われる肉ばかりを狙って食べる。そういう行動をしている身からすると、野菜を頼む人が菩薩に見えました…。その人は、食べ放題であっても普通の食事と同じように自分の健康を第一に考えてオーダーをしている。その様子からは、気持ちにゆとりがあることが感じ取れ、とてもスマートに映ったのです。きっと彼女にとって食べ放題というのは、“おいしかったね!”“みんなでワイワイできてよかった”と思える楽しい場所。きっと、食べすぎて“一生、お肉なんて食べたくな~い!”という気持ちになることこそが損であると思うだろうし、間違っても、胃に食べ物を入れる空間を作ろうとしてジャンプしたり、「アイスを食べて口の中をサッパリさせたら肉がもう一度いける」などと作戦を立てることもありません。お目当てのメニュー目がけて店内で小走りになるといった、残念な行動もしないはず。そんな、がっついていない女性になるために、いつでも“腹八分目”を念頭に置くことから始めます!人からお菓子を勧められたときには、「ひとつだけ、いただきます!」と最初から決め、欲望をセーブしてみるのも効果があるはず。これからは“食べ放題”と“食べ溜め”は違うということを意識して、自分のキャパシティ内で、おいしく食べられる量を見極められる女性を目指します!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。『バイキング』(フジテレビ系)や『王様のブランチ』(TBS系)など、数多くのバラエティ番組にレギュラー出演している。※『anan』2018年2月14日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2018年02月11日「結婚したい」と言い続けていたお笑い芸人の横澤夏子(27)が、27歳の誕生日を迎えた昨年7月20日に1歳年上の一般男性"ダイキ君"と結婚。幸せいっぱいの横澤に、新婚生活や今後の夢などを聞いた。○■新婚生活と夫婦のルール横澤夏子――ご結婚おめでとうございます! 新婚生活はいかがですか?名義変更などで区役所や警察署をたらい回しというか、いろんなことをやりました。先に結婚した女友達がそれをめんどくさいって言っているのがうらやましいなと思ってたんですけど、自分がめんどくさいって言うときがきたと思って、いろんな友達に愚痴ってます。「区役所めんどくさいよー」ってニヤニヤしながら言ってます(笑)――独特の家庭のルールはありますか?家のことをした方をめちゃくちゃ褒めたたえる!「えっ、うそ、こんなこと、うそ!」みたいなかんじで、オーバーに褒めるというのをお互いにやるって決めてたんですけど、最近はわざとらしくなって全然効かなくなってきました(笑)。そんなに大したルールは特になく、ちゃんと連絡するとか、嫌なことは言わないとか、基本的なところですね。――家事分担はどうしているんですか?私が一応やってるんですけど、仕事でできないときはやってくれたり、半々ですね。お互いに仕事をしているので。――テレビ番組で料理されていたときに料理がお上手なんだと知りました。ありがとうございます! でも、料理している姿とか、家事している姿は見られたくないんです。要領よくやって、旦那さんが帰ってきたときに「今日私は洗濯、掃除、そして料理を作りました。どうぞ!」ってやりたいんです。――どうして見られたくないんですか?焦っちゃうから。人に見られていると、なんかパフォーマンスしなきゃいけないんじゃないかって。だからすごい嫌なんです。○■ママ願望と将来の夢――子供は3人ほしいとおっしゃっていましたが、いつ頃が理想ですか?仕事との兼ね合いや、授かりものでもあるので、でもママになる憧れはありますし、子供に自慢したいものもたくさんあるので、今すぐにでもと思っています。できたらいいねっていう感じです。――子供に自慢したいものとは?いただいたファンレター全部、今までの残してるんです。子供に「お母さんはこんなにすごかったんだよ」って見せつけるために。だから早く文字が読めるようになってほしいです。うふふふふ!――そうなんですね! 特に印象に残っているファンレターは?「横澤夏子さんのこのネタが好きです」とか「横澤夏子さんを見てすごい元気になりました」とかですね。そういうすごいうれしい言葉を子供に見せて、「ねえ、こうだって!」っていうのをやりたいです!――楽しみですね! 結婚という一つの目標を達成した今、次に目標に掲げているものはありますか?働く奥さん、ママになるのが憧れですが、とりあえず、旦那さんに「いやーうちの奥さんめっちゃ働いてくれているのに、家のこと完璧にしてくれるんだよ」っていうセリフを言わせるというのが目標です。言ってほしい言葉が500くらいあるので、それを全部言ってもらえるように頑張ります!――すでに言ってもらった言葉はありますか?「今までの中で一番おいしいな」って。どんな料理を食べても、「今までの中で一番おいしいな」って全部に言ってほしくて、いつも言ってもらっています。――今後言ってほしいと考えている言葉は?「スイート10何がほしい?」って言われたいんです。「スイート10」って結婚10周年のプレゼントのことなんですけど、すでに10年後を見据えています。――区切りとして大きな目標ですね!そうなんです! 「何がほしい?」って聞かれてなんて答えようか、今から考えています。「スイート10これでいい?」って旦那さんが決めるっていうのでもいいですね!■プロフィール横澤夏子1990年7月20日生まれ、新潟県糸魚川市出身。高校卒業後、2008年にNSC東京校に第15期生として入学。2015年3月に行われた若手芸人コンテスト「彩バトル」で女性初の優勝を果たし、アラサーOLなどの"あるある"ネタでブレイク。"ひとり芸"のナンバーワンを決める『R-1ぐらんぷり』では2016年、2017年と2年連続で決勝に進出。私生活では27歳の誕生日である2017年7月20日に1歳年上の一般男性"ダイキ君"と結婚した。
2018年02月10日