今年8月に上演された明治座140周年記念作品『大江戸緋鳥808』が劇場編集版として生まれ変わり、全国のワーナー・マイカル・シネマズで上映されることが決定。このほど完成披露試写会が行われ、大地真央ら出演者が舞台あいさつに登壇した。本作は漫画家・石ノ森章太郎の原作を初めて舞台化したことでも話題となった1作。“くの一”という正体を隠しながら美貌の花魁・高尾太夫を名乗る主人公が、かつて自分を裏切った忍び集団と将軍家のお家騒動との関わりを知り、再び戦いの世界へ足を踏み入れていく。大地のほか、湖月わたるや貴城けいら宝塚のOGが集結。ドラマチックな物語と豪快な立ち回りが見どころとなっている。舞台上に現れた大地は、上演当時を振り返って「ただでさえ、暑い夏でしたが稽古場も本当にあつくて、みんなで一致団結して公演に臨みました。チームワークが本当によい現場で、思い出に残る作品です」とコメント。千秋楽では5回ものカーテンコールがあったとのことで、自身にとっても充実した時間だったことをうかがわせた。しかし、重い衣装を身につけてのアクションには苦労したそうで、「花魁姿での立ち回りは、頭は振られるは、袖も振られるはで本当に大変」と語る場面も。また、湖月と貴城の宝塚後輩組は「真央さまと未沙(のえる)さんの同期ふたりの掛け合いを見るのが毎回楽しみだった」と告白。27年ぶりとなったふたりのシーンは、ほとんどがアドリブだったそうで、往年のファンにも見逃せない内容となっているようだ。「舞台だったらこんな角度からは見れない、みたいな確度にカメラがいたので、きっと新たな発見があるはず。まさに映像はええぞう~ってかんじです(笑)」とダジャレを交えて作品をPRする大地に、会場も大いに沸いた。最後には「石ノ森章太郎さん原作の初舞台化だけでも素晴らしいのに、それを劇場版として上映できることが私たちも本当にうれしいです。いろんな人に楽しんでもらえる作品。新春はぜひワーナー・マイカルに足を運んでください」と締めくくり、舞台を後にした。本作はワーナー・マイカルが企画する“シアタス”というプログラムの一環。スクリーンでライブや演劇、スポーツを楽めるという新たな映画館の楽しみ方を提案している。明治座創業140周年記念『大江戸緋鳥808』劇場公開版2013年1月5日(土)・6日(日)・12日(日)、ワーナー・マイカル・シネマズにて3日間限定上映取材・文・写真:渡部あきこ
2012年12月18日今年の夏に明治座140周年記念作品として上映された大地真央主演の舞台を映画館の大スクリーンで楽しめる『大江戸緋鳥808』劇場編集版が来年1月5、6、12日の3日間、全国のワーナー・マイカル・シネマズで上映される。その他の写真本作は、漫画家・石ノ森章太郎の原作を基に、誰にも揚げられないことで名を馳せる美貌の花魁で、実は“くの一”である緋鳥(大地)が、江戸幕府のお家騒動に端を発する戦いに巻き込まれ、自身の生き方を探して奮闘するアクション・エンターテインメント。宝塚OGトップスターの大地、湖月わたる、貴城けいの共演も話題を集めた公演だ。今回上映される“劇場編集版”はリリースが予定されているDVDとも異なる編集で、3日間限定の上映となる。大地は「舞台の作品が映画になるというのは、私にとって初めての事ですし、大画面で、エンターテイメントとしても楽しめるこのドラマを、明治座にお越しいただけなかった全国の皆様にも、映画という形で楽しんでいただけるなんて、幸せだなと思います」と述べ「舞台では見渡せなかった部分の新たな発見や、映画ならではの迫力、そして休憩時間にご覧いただける舞台裏の映像など、いっぱい楽しんでいただけると思います」とメッセージをおくっている。豪華絢爛な衣裳や、豪快な殺陣、華麗な所作など明治座の大舞台に栄える演出が特徴の本作だが、最新のデジタル機器を駆使して収録した“劇場編集版”はその細部を大画面でじっくりと楽しめるもので、明治座の公演に足を運んだ観客も再度、映画館に足を運べる内容に仕上がっているという。『大江戸緋鳥808』劇場編集版2013年 1月5日(土)、1月6日(日)、1月12日(土)ワーナー・マイカル・シネマズにて3日間限定上映
2012年12月14日江戸時代にこれにかぶれると「身代が傾く」と言われた趣味は、骨董(こっとう)、園芸、釣りだそうです。骨董(こっとう)は入れ上げている人がたくさんいます。骨董(こっとう)の王様と言えばやはり「茶碗」。茶碗は茶道の世界と切り離せません。奥深い茶碗の世界について、茶道裏千家、準教授の坂井宗季さんにお話を伺いました。――茶わんが日本で珍重され出したのはいつぐらいのことなのでしょうか。坂井準教授お茶わんは元々中国から茶器として日本にもたらされたもので、時期としては奈良時代から平安時代にかけてのことと言われています。伝来した当初はやはり貴族の間などで珍重されていたのでしょう。――茶わんが茶道において重要なものになったのはいつぐらいでしょうか。坂井準教授「侘び茶」は、室町時代の後期から戦国期にかけての時代、村田珠光から武野紹鴎と続き、千利休によって完成されます。お茶わんは茶の湯の歴史と共に珍重されてきました。――その大事にされる茶わんですが、どのような種類に分けられるのでしょうか。坂井準教務まず作られた国による分類があります。唐物(中国)、高麗物(朝鮮)、和物です。唐物にもいろいろありますが、最も有名なのは天目茶わんですね。ほかに、青磁、白磁があります。高麗物ですと井戸茶わん(見立て)、御所丸茶わん(注文)でしょうか。和物ですと瀬戸茶わん(岐阜)、楽焼茶わん(京都)、美濃焼茶わん。ほかにもいろいろありますが。格付けでは「一楽、二萩、三唐津」なんて言われます。楽焼茶わん、萩茶わん、唐津茶わんのことですね。――人気があるのはどんな茶わんでしょうか。坂井準教授例えば天目茶わんは村田珠光が注目したことによって一挙に茶わんのトップになりました。15世紀の唐物への関心の後に名もない朝鮮産の茶わんに広がりました。つまりこれが高麗茶わんです。そして利休は、唐物や高麗物に縁遠い茶人のために和物茶わんの時代を切り開き、最初に誕生したのが楽茶わんです。それぞれに歴史があり、それぞれお好きな方がおられますのでそれを一概に言うのは難しいです。また好きでも入手できるかどうかは別問題ですし(笑)。――良い茶わんを入手するにはどうするのでしょうか。坂井準教授道具屋さんが開く展示即売会が開催されますので、そこで求めることができますね。また、ギャラリーで作陶作家さんが個展を開かれたりすると、そこで購入することもできますね。窯元さんを直接訪ねて購入する方もおられます。――即売会というのは一般の人も入れるのでしょうか。坂井準教授それは茶道の先生のところへ招待状が来たりしますので、一般の方は難しいです。――価格はどんなものなんでしょうか。坂井準教授それは本当にピンキリですね(笑)。裏にお値段が書かれた札があるのですが、ひっくり返してびっくりすることもあります。有名な作陶家が作られ、家元が箱書きをされているお茶わんなど大変にお高いですよ。――どのくらいのお値段ですか?坂井準教授マンションの頭金ぐらいのものも珍しくありませんね(笑)。――300万円とか、500万円とかでしょうか。坂井準教授……(笑)。――ちなみに坂井さんが「欲しいなあ」と思うお茶わんはどんな物ですか?坂井準教授私はあまり特別に欲しいものというのはないですが……(笑)。野々村仁清の作品は、お茶わんに限らず現代でも色あせることのない洗練されたデザインで魅了されています。――いくらぐらいするものでしょうか。坂井準教授それはもう(笑)! 美術館にあるような物ですからお値段はとんでもないですよ。――そういった貴重な茶わんは茶席で使用されるのでしょうか。坂井準教授珍重される高価なお茶わんは、一般的には観賞用として持ち出され、お茶をふるまわれることはほとんどありません。高価=古い=もろい ので、万が一壊してしまった場合、唯一無二の貴重な品物ですから、お金を積んで弁償できるものではないためです。お茶席で時計を含むアクセサリを外していただくのは、こうした事故を避けるための配慮でもあります。やはり現代においても、珍重されるお茶わんは大変に高価でそんな簡単に入手できたり、間近に見たりできるものではないようです。お茶の世界は深いですね。(高橋モータース@dcp)坂井宗季さんのサイト
2012年10月26日かつての江戸を囲むようにぐるっと走る地下鉄、都営大江戸線。車庫を含めたすべての線路が地下にある。じつは地下鉄といっても、都営大江戸線のように完全に地下区間だけを走る電車は珍しい。東京メトロ銀座線・丸ノ内線は地上区間があるし、他の地下鉄路線の電車も、乗り入れ先の路線で地上に顔を出すことが多い。しかし、ずっと地下を走る都営大江戸線の電車の運転席窓にはワイパーが付いている。いったい何のためだろうか?ちなみに他の路線と相互直通運転を行わず、全区間地下という鉄道路線は他にもある。大阪市営地下鉄四つ橋線・千日前線・長堀鶴見緑地線・今里筋線、名古屋市営地下鉄名城線・名港線・桜通線、札幌市営地下鉄東豊線、神戸市営地下鉄海岸線などだ。これらの電車も運転席の窓ガラスにワイパーを備えている。全区間が地下にあり、雨や雪の心配もない。そんな車両にワイパーが必要だろうか? 素朴な疑問だけど、その答えは意外にあっさり解決した。あるとき、なんとなく都営大江戸線で運転席の後ろから前方を眺めていたら、運転士がワイパーを動かした。ワイパーの動いた後に、小さな水滴が延びていた。なるほど、雨は降らないけれど、トンネル内では水滴が落ちる場合があるようだ。とくに夏場は電車のエアコンが稼働し、車内の湿気が外に排出される。トンネルの壁は夏でも冷たいらしいから、そこで結露し、落ちてくるのだろう。その他にもワイパーが活躍する場面はあるらしい。洗車機を通過した直後の視界を確保するため、そして地上部分に車両基地があるためだ。都営大江戸線は車両基地も地下にあるけれど、車両の定期検査は馬込にある浅草線の車両工場で実施する。ここは地上だ。また、走行中に小さなホコリや、どこからか紛れ込んだ小さな虫が当たる場合もある。これらを除去する目的でも、しばしばワイパーを稼働させているようだ。都営大江戸線の電車にて、運転席の窓ガラスを見るとワイパーが当たる部分は透明で、ワイパーが届かないところはちりなどで汚れていた。透明なガラスは、雨に当たらなくても少しずつ汚れていくのか。なんだか教訓じみた感想を持ってしまった……。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月01日明治座創業140周年記念『大江戸緋鳥808』が8月4日に初日を迎え、出演の大地真央、湖月わたる、貴城けい、東幹久が会見に応じた。『大江戸緋鳥808』チケット情報本公演は『仮面ライダー』『サイボーグ009』などの名作を生み出した漫画家・故石ノ森章太郎の『くノ一捕物帖』が原作で、舞台化されたのは初めて。会見で大地は「やっと(初日が)開いたという感じで、まだボーっとしています。お客様がとってもいい反応をしてくださって、幸せな初日を迎えることができました」と嬉しそうに語った。共演の東も「やっぱり舞台とお客様との空気というか、そういうものを味わえて興奮しています。あと35公演、“継続は力なり”で引き続き頑張っていきます」と気合充分。湖月は「明治座という由緒ある舞台に立たせて頂いたいう感動と、憧れの大地真央様と同じ板の上に立っているんだなぁというダブルの感動で、今日は回し蹴りをはりきり過ぎて、かつらがちょっとずれてしまいました」とハプニングを明かすも「(かつらの)直し方も真央様に教えて頂いきました。本当に美しくて凛々しくてかわいくて、日本の宝だと改めて思います」と大地をべた褒め。さらに貴城が「真央様にお稽古場から毎日お会いできるのがすごくうれしくて、ついついぽーっと見てしまいました。後光が差しています」とこちらも大地にでれでれの様子。これを受けて大地は「ありがとうございます」とにっこり。宝塚の卒業生同士での共演について質問されると「うれしいですね。フィナーレで3人並んで一緒に歌うところがあるんですが、とても楽しいです」と大地。また湖月と貴城はそれぞれ「血が騒ぎます。最後に一緒に歌わせて頂く歌の歌詞が『ありがとうあなたの笑顔世界で一番』と、心の思いのままを真央様に向かって歌えるので、そこが一番幸せです」(湖月)、「その場面、大地さんのお顔は見えないんですけど、(湖月)わたるさんのお顔を見ていると、本当に幸せそうで(笑)、私も心を込めて歌っています」(貴城)とコメント。横で聞いていた東は「客席から観たいですね。愛というか微笑ましいというか、すごいです」とやや圧倒された様子で語っていた。公演は8月27日(月)まで東京・明治座にて上演。チケットは発売中。
2012年08月07日『仮面ライダー』『サイボーグ009』をはじめ、数々の名作を残した漫画家・石ノ森章太郎の作品『大江戸緋鳥808』が、大地真央の主演で初舞台化される。出演は大地のほか、湖月わたる、貴城けい、未沙のえるなど元宝塚のスターたちが顔を揃える。8月の上演に先立ち、6月6日、都内で会見が行われ、大地、湖月、貴城、未沙と共演の東幹久が取材に応じた。「大江戸緋鳥808」チケット情報大地が演じる美貌の花魁・高尾太夫は、誰にも揚げられないことで名を馳せるが、実はかつて緋鳥と名乗った“くノ一”。明るくさっぱりとした人柄で周りから慕われているが、戦うために生きた孤独な過去を抱えている。そんな暮らしをしている中、江戸幕府ではお家騒動が勃発。その背後には、かつて緋鳥が所属し、緋鳥を裏切った忍び集団・卍党の姿が見え隠れしていた。大江戸八百八町で暮らす人々を巻き込みながらも、ふりかかる数々の事件に緋鳥が立ち向かっていく。初めての花魁役を演じる大地は「衣装の重さが何十キロもあって、びっくりしました。本番では工夫が必要ですね。初共演となる宝塚の後輩たちも楽しみだし、同期生の未沙さんとは27年ぶり。いい化学反応が起こる気がしています」とコメント。原作では濡れ場が多いが「(舞台用に)アレンジされているので、残念ながら濡れ場はありません。本当は脱ぎたかったんですが演出家に止められました(笑)」と会場を笑わせた。湖月と貴城は、憧れの大先輩である大地との共演に興奮気味。湖月は、ファン心理が抜けきれず申し訳ないんですがと断りつつも「真央様とご一緒できることが嬉しくて嬉しくて。いま同じマイクを使っているだけでも赤くなりそう。精一杯がんばりたい」と、スターを見つめるファンのように目を輝かせていた。貴城も「(大地に)見とれてセリフを忘れてしまいそう。たくさんのことを吸収できるようにがんばります。大きな懐の中に入った気持ちで、のびのびと演じられたら」と抱負を語った。今年2月に宝塚を退団した未沙は「退団後の初舞台が、27年ぶりの大地さんとの共演となり、女優としてとても良いスタート」と話すと、気心知れた大地から「同期の“三枚目”の誇りです」と紹介され、笑いを誘った。美女に囲まれての出演となる東は「良いに決まってるじゃないですか」とニヤけながらも「政治に無関心な男が、緋鳥という強烈な個性と出会うことで変わっていく様をしっかり演じたい」と意気込みを語った。演出を担当する岡村俊一は「花魁と“くノ一”のふたつの顔をもつ、時代劇版『仮面ライダー』だと思っていただければ」と作品を紹介。特に「ひとりの女性がどんな気持ちで仮面ライダーをやっているのかという素顔の部分を中心に描いていきたい」と構想を語った。宝塚ファンはもちろん、宝塚を知らなくとも十二分に楽しめそうだ。公演は8月4日(土)から27日(月)まで東京・明治座にて上演される。チケットは6月23日(土)より一般発売開始。なお、チケットぴあでは6月13日(水)11時まで先行抽選・プレリザーブを受付中。取材・文:大林計隆
2012年06月07日歌舞伎座の改修に伴うさよなら公演において、最も高い注目を集めた作品のひとつ、宮藤官九郎作・演出による『大江戸りびんぐでっど』がシネマ歌舞伎としてスクリーンに登場!その予告編が到着した。江戸の街に出現したぞんびを“派遣社員”として人間の代わりに働かせるという、奇抜なアイディアで注目を浴びた本作。劇作家、脚本家、映画監督として日本のエンターテイメント界の先頭を走り続ける宮藤官九郎が脚本、演出を担当し、これまで歌舞伎を見たことのない若い層も歌舞伎座を足を運び、連日大盛況となった。衣装を人気スタイリスト・伊賀大介、道具幕デザインをしりあがり寿が担当するなど各界の才能が歌舞伎座に集結!流行りのネタからヒップホップまでも加え、歌舞伎に新しい息吹を吹き込んだ。今回到着した予告編からも、その異色ぶり、そして何より役者たちの楽しげな様子が伝わってくるはず!上演当時、どうしてもチケットが取れずに涙を呑んだ…という人も多いが、大きなスクリーンで楽しめるシネマ歌舞伎にいよいよこの異色作が登場!『大江戸りびんぐでっど』は10月16日(土)より東劇ほか全国にて公開。※こちらの特別映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:大江戸りびんぐでっど 2010年10月16日より東劇ほか全国にて公開© 松竹株式会社
2010年09月14日大江戸線でパニック!?8月1日(土)より、都営大江戸線で、都営地下鉄としては史上初となる映画のビジュアルをフルラッピングした車両が登場し、話題を集めている。これは、ニューヨークの地下鉄を舞台にしたサスペンス・アクション『サブウェイ 123激突』とのコラボレーションとして実現したもの。従来の大江戸線とは全く異なる青と黒を主体にした色調で、映画のタイトルと共に主演のデンゼル・ワシントンとジョン・トラヴォルタの姿が大きく描かれている。今回のコラボレーションについて、本作の宣伝プロデューサーは「地下鉄を舞台にしている映画なので、ぜひ地下鉄とコラボレーションしたいと考えました。中でも本編で描かれているのがニューヨーク市の地下鉄ということで、日本では東京都の管轄である都営地下鉄で、なおかつ駅数、利用者数が一番多い大江戸線でラッピングライナーを走行させたいと打診しました」と語る。映画は、トラヴォルタ演じる“ライダー”をリーダーとする武装ギャングが地下鉄をハイジャックするという設定。ハイジャックという内容だけに、コラボレーションの実現に向けた交渉は難航するかと思われていたが「交通局の担当の方に映画をご覧いただいたところ、地下鉄職員が乗客を守る懸命な姿が描かれていたため企画が実現したようだ」とのこと。車体のデザインについては「映画では、地下鉄職員のガーバー(デンゼル・ワシントン)が乗客を守るために自分の身を犠牲にして犯人と闘うのですが、その緊張感を地下鉄の車体そのものに表現しました」と語る。こちらのラッピングライナーは8月いっぱい走行する。普段とは違う、見慣れない車両に思わず立ち止まって写真を撮ったり、駅員に運行スケジュールを問い合わせる乗客も続出。夏休みシーズンということもあり、この期間限定車両目当ての鉄道ファンも数多く訪れそうだ。『サブウェイ 123激突』は9月4日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。■関連作品:サブウェイ 123激突 2009年9月4日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開■関連記事:ハリウッド2大スターが激突!『サブウェイ 123激突』試写会に10組20名様をご招待ジョン・トラヴォルタ、息子を亡くした悲しみは癒えず。主演作プレミアを欠席ひげにタトゥーですっかり悪人顔、トラヴォルタがデンゼルとの共演作で悪役に挑戦
2009年08月03日