明治安田生命保険が、遠隔地の保険引き受け手続きにテレビ会議システムを介して行う仕組みを導入するという。日刊工業新聞が、これを報じている。この背景には、”生命保険面接士”と呼ばれる資格者の減少がある。通常これまでは、保険の引き受けリスクを抑えるため、委託を受けた資格者が顧客の自宅を訪れ、健康状態の確認作業や告知書の記入説明などを行っている。TV会議活用し、都内の契約審査部門が一元遠隔作業でしかし同社の場合、04年には約850人いた委託者が減少、直近では500人強までになっており、今も毎年40人程度減り続けているという。このため同社では、全国的な引受体制を維持するため、各営業拠点にある職員の教育用TV会議システムを転用、保険引受時に必要な顧客の健康状態の確認作業を、都内の契約審査部門が遠隔作業により一元的に行うとしている。これを当面1年程度試行し、成果の確認ができ次第、来秋にも全面採用する見通しとのことだ。
2010年10月31日明治安田生命保険は、東京海上日動火災保険と損害保険の販売で提携し、2011年度中にも全国の営業職員が東京海上日動の保険を販売、将来は明治安田が東京海上日動に生保商品を供給することも視野に検討を進めるという。 朝日新聞などが報じている。販売提携は、両社ともにメリットが明治安田は、東京海上日動の自動車保険、火災保険、傷害保険を扱う予定といい、生保商品と一緒に損保商品も販売することになり、品揃え増加での生保契約者増につなげる期待がある。これまで同社は、日本興亜の損保商品を販売してきており、今後も続けるとのことだが、その日本興亜が4月に経営統合した損保ジャパンが競合相手の第一生命とも提携していることから、今回の調達見直しとなったようで、販売のメインは東京海上日動に移ると見られている。東京海上日動にとっても、4月の損保再編で長年の首位から3位に後退した経緯があり、今後の明治安田からの商品調達と提携による販売網強化の持つ意味は大きそうだ。
2010年09月26日5月26日(水)に35歳の誕生日を迎えるタレントのつるの剛士が、ドキュメンタリー映画『うまれる』のナレーションを担当することになった。本作は、お母さんのお腹の中にいたときの“胎内記憶”を持つ子供たちの証言から出産について迫るドキュメンタリー。子供たちの胎内記憶、妊娠、出産、そして出産と隣り合わせにある不妊や流産のドキュメンタリー映像を通じて、産まれてきた意味や家族のあり方、そして命の尊さを問う。自身、4人の子の父親であり、日本人の男性としては珍しく、2か月間におよぶ育児休暇を取るなど、妊娠、出産、そして育児に対して積極的に携わってきたつるのさん。命の誕生、あり方を描いた作品のナレーションということで、これ以上ない適任ということで白羽の矢が立った。本作のメガホンを握った豪田トモ監督は「一つの命を産み、育てるという究極の命題は、自身の生き方が問われることでもあり、性別に関係なく男性にもできることがたくさんあるのではないかと思っていました。“命は尊い”と頭では分かっていることを、心で感じていただくために、つるの剛士さんの生き方そのものが醸し出されている、優しい父としての包み込むような声で語っていただきたいと思いお願いしました」と起用に至った経緯を語ると共に、期待を寄せた。『うまれる』は今秋、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開。■関連作品:うまれる 2010年秋、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開© 2010『うまれる』パートナーズLLP
2010年05月25日